ゼロの保管庫 別館

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それは蒼から始まった物語(2):無口な少女が望んだのは・・・

見たくなかった。何度も視線を外そうと試みた。 なのに、結局最後まで目を逸らす事は出来なかった。 それは甘美でありつつ自分自身を蝕んでいくのが判っていても止める事が出来ない、麻薬のようなもの。

兄代わりの想い人と、姉のような従妹の浴場での痴態。

1週間前に少女、シャルロット・エレーヌ・オルレアンは、図らずもそれを見てしまったのだ。

夜中のヴェルサルテイル宮殿の一室。

「んんっ・・・おにいちゃん、おにいちゃんっ・・・・・」

押し殺した嬌声とにゅちゅにゅちゅくちゅくちゅという重く湿った音がする。 秘裂をまさぐる小さな指を、大好きな彼の指に見立てて。 彼女だけにしか見えない想い人の幻影に、彼女にしか聞こえない甘い言葉を囁かれる度、 小柄な少女の腰はビクリと震えて透明な液をこぼす。

けど、足りない。 何時もはこれで充分満たされる筈のこの行為も、今夜は全く彼女を慰めてはくれない。 だって、本物の彼が甘い言葉を囁いていていた相手は・・・自分ではなかったのだから。

「・・・どうしてぇ、サイトお兄ちゃんっ・・・・・・」

何度名前を呼んだって満ち足りない。 年上の従妹に、彼はもっと甘い言葉を囁いていた。 実際に彼の指で弄られ、彼の舌に舐められていた。 そして―――本物の彼に犯されていた。

この数日間、ずっとシャルロットは思い続けていた。 ―――どうしてあそこにいるのが私じゃなかったんだろう、と。

2人の痴態を思い出すたびに股間近くが熱を帯びて、それと一緒にジュクジュクした黒い何かが自分の中に生まれる。 そしてこうして自分で慰めるたび、濁ったそれはシャルロットを蝕むのだった。

その夜幾度目の絶頂を迎えた瞬間、その濁りはやがて歪な形を成して彼女の中で実体を得る。

一睡することなく夜が明けてうっすらと窓から差し込む朝日を空ろに眺めるシャルロットの瞳は、感覚的に黒い何かが渦巻いていた―――

最近の朝のサイトは機嫌がいい。

それはどんな風にかというと、意味もなくスキップしたり。 メイドさんに頭から紅茶をぶっ掛けられてもニコニコして許したり。 どこかぶっ飛んだ笑顔のまま朝の鍛錬で騎士団全員をぶちのめしたり、そんな感じだ。

反対に、サイトの機嫌と反比例してるのがイザベラの体調である。

どんな風に具合が悪いのかというと、寝不足でしょっちゅう欠伸をしたり。 腰痛を訴えたりちょっと内股だったり。 朝着替えたばかりなのに、何故かすぐに慌てて下着を履き替えたり、そんな感じだ。

1週間前からよく見かけるようになったこんな光景。 ちなみに2人は知らないのだが、その様子を見た王宮の一部の人間の財布が温まったり寒くなってたり、ごく局地的な大規模環境変化が発生してたりする。 その中でもジョゼフの財布はブラジル奥地の熱帯雨林並みに豊かに、弟のシャルルの財布は北極並みに厳しい冷え込みとなった。 どうやらギャンブルの才能は兄の方が上だったらしい。その子供達の場合逆だが。

今日も今日とて鼻歌交じりで王宮の警護兵相手の鍛錬(という名の1人対多数な逆リンチ)を鼻歌交じりに終えたサイトは豪華な廊下を歩く。 最近絶好調だ。発動のたび左手のルーンが光って唸って最初からクライマックス。 そして夜は夜で股間の相『棒』もフルスロットルってなもんだ。 最初こそイザベラが押しかけてきた為浴場であんな事になったけれども、その後はあれから毎晩しっかり自分の部屋のベッドにイザベラを連れ込んでお楽しみである。

あれだ、止められない止まらないってのはあの事だなホント。 胸とか太ももとか触るたびにカワイイ声出すし。 昼間は少し我侭で意地張るのは変わんないけど、ベッドん中じゃ俺のお願いとかしっかり聞いてくれるし。 それに何たってシてる最中のあの顔、マジエロ過ぎだって! 口でシてくれた時なんか、顔赤くしながら上目遣いで見上げてきたの見た瞬間に襲っちゃったくらいだもんな〜。

最近のイザベラのあられもない様子が脳内でプレイバック。だらしなく頬が緩みまくっている。 そんな風にサイトの気が散りっぱなしだったから、すぐ後ろから近づいてくる軽い足音には殆ど気付かなかった。 相手が自分のよく知った人物の気配で、ここが王宮のど真ん中という事で油断していたのもその原因だろう。 とにかく、

ドゴンッ! 「あべっ!?」

中々の魔力がこもった『エア・ハンマー』の一撃で、サイトの意識は刈り取られたのであった。 魔法でサイトをぶっ飛ばした張本人は自分の身長よりも長い杖を古い『レビテーション』でサイトの体を浮かせる。 そして、誰にも見つからないように注意を払いながら静かに自分の部屋へと運び入れた。

2人が部屋に消えると独りでに扉がバタンと閉まり・・・静寂だけが残った。

ぺちゃっ、ちゅっ、ぺろぺろ

何だか猫がミルクを舐めてるような水気のある音が聞こえた。 とりあえず意識は戻ったがまだハッキリと目の焦点が合わない。ボンヤリ霞む。 なので、サイトはまず体に感じる感触から今の自分の状況を把握しようと努めた。こっちに来てすぐの頃に戦い方を教えてくれた鬼軍曹っぽい剣士から教えてもらったやり方である。

今仰向けに寝転がってるっぽいな。ふかふかしてる。これってベッドの上か? 両足は普通に動く。両手は・・・頭の上辺りで固定されてるっぽい。 なんだか股間のマイサンがえらい元気だ。何でこんなスースーしてんだろ? うおっ、くすぐった!なんか今当たった!てより舐められた? つーかとっても気持ちいいんだけどなんだかいつの間にか発射態勢っぽいしそんないやいやチロチロ弄られたらあーたもう限界です!!

大・暴・発。

本体の命令でも押さえきれず、サイトの相棒から尿とは明らかに違う白い液体が噴出する。 その開放感に思わず腰を浮かせると同時に、ようやく視界がクリアになって今自分の置かれている状況がサイトにも理解できるようになった。 知ってる天井だ、なんてどーでもいいボケはともかく、この部屋には見覚えがある。てかよく知ってる。 妹分の下の方、シャルロットの部屋だ。今居るのはその部屋に置いてあるベッドの上っぽい。 両手を上で縛られてどこかに固定されているので体が起こせない。代わりに目一杯顎を引いて頭を上げて未だ健在の愚息の方を見やった。

「熱い・・・」

・・・顔に一杯白いのをぶっ掛けられたのに、何でかウットリした呟きを漏らすこの部屋の主がいました。 しかもいつも着てる仕立てのいい落ち着いたデザインのドレスではなく、白いショーツと胸の2つのピンク色のポッチがハッキリ見えちゃうくらいに透け透けなシミーズ姿である。 シャルロットはメガネにかかった分をメガネを外してぺろりと舐めとった。 容姿は幼いのに、その動作はどうしようもなくエロかった。思わずサイト、生唾を飲み込む。 そのままきれいに舐めとると再び装着。まだまだ元気な元気なゾウさんへ再トライ。

「ってちょっと待て――――っ!!?」

そこでようやくサイト絶叫。その叫びっぷりは殉職時の某ジーパンともタメ張れるだろう。 それはともかく。

「シャルロットはん!?アンタ一体なんばしよっとるですか!?」

何処の方言だ何処の。

しかし少女はその叫びを無視し、未だ聳え立つ茎、というか杭に今度は腰を擦り付け始めた。 ちなみにこの杭、シャルロットの小さな拳でも3つ分はあったりする。結構デカい。

目覚める前からシャルロットが自分で弄っていたのかどうかは知らないが、そこは既にショーツが透けて役目を果たさない程に透明の分泌液で濡れていた。 ピッチリ閉じた割れ目に微かに食い込んでいる。何だかとってもいやらしい。 ついでに透けてるお陰で、イザベラみたいに青く薄い叢は見当たらなかった。見事にツルツルである。余計にエロい。 サイト、またゴクリと一呑み。 それでも何とか身動きが取れないまま頭をブンブンと振って、冷静さを保とうとする。

「しゃ、シャルロット、何でこんな事してんだよ!」 「・・・・・・」

返答は沈黙。 黙って少女は役立たずのショーツを脱ぎ捨てる。 割れ目付近とそこに当たって一番濡れていた部分に一瞬、銀色の糸が繋がって、すぐに切れる。 シャルロットはサイトの腰の辺りで馬乗りになると、そのまま腰を下ろした。

ちゅ・・・ずるっ

「ひゃっ!」 「くうっ!」

杭の先端が割れ目を押し開いて入れようとしたが、充分以上に濡れているせいで割れ目を杭の横っ腹で擦りあげる事になった。 もっとも互いに走った何とも言えない快感に、サイトもシャルロットも声を漏らすのを我慢できない。 そのままシャルロットは何度か入れ直そうと試みるが、失敗する度に擦り付ける形になった為 割れ目付近の濡れ具合は半波無い事になっていた。 まあ、サイト自身も人それを素股と呼ぶその行為に思わず先走った物を出してたのもヌルヌルする理由だったり。

だってしゃーねーじゃん! あのツルツルしか感触とか! ピッチリ閉じた割れ目に微妙に挟まれながら擦られるくすぐったさとか! お豆さんっぽいのがツンツン当たるあの感じとか! 膣中に入れるのとか口でシてもらうのとかのとはまた違う感じで気持ち良過ぎなんだって!

と、擦り付けてくるシャルロットの動きが止まる。 すかさずその間に再度説得を試みようと、サイトは口を開きかけ――― 言葉をつむぐ事無く、ポカンと開けっ放しになった。

なんで、シャルロットは、ないてるんだ?

メガネの向こうのちょっと大きめな瞳からボロボロと大粒の涙を流しながら。 まるで焼け出された村で自分の子供の亡骸を探す母親みたいな悲痛な表情で。 サイトの腰の上に跨ったまま、クシャクシャに顔を歪めてしゃくり上げていた。

泣く理由は分からない。 しかし大切な妹分が泣いてる以上せめて涙ぐらいは拭ってやりたいのに、両手を頭の上でロープか何かでベッドの端に固定されて動けないこのもどかしさ。 ジレンマに陥ってサイトが両手を何度も動かして何とか自由になれないかと足掻き始めた、その時。 唐突に両手が自由になった。緩くなったロープから両手がすっぽ抜けた。 視線を戻せば、いつの間にか杖を握っていたシャルロット。 表情はいつもの無表情に戻っちゃいたが、頬を伝った涙の跡までは誤魔化しきれない。 身体を起こして心なしか後ろへズリズリ下がりつつ、サイトは口を開きかけ。

「なあ、シャルロット、どうして―――」 「ゴメンなさい。もう行っていい。こんな事、やっぱりすべきじゃ無かった」

いきなりの謝罪の言葉に遮られた・・・しかしサイトは見逃さない。そう淡々と言った少女の身体が、細かく揺れているのを。

「シャルロット」

真正面に向き合う。 強い口調にビクリ、と彼女は大きく震える。 顔はまだ無表情を装ってるがこちとら長い付き合いである。青い瞳はありありと9割の不安と1割の恐怖を浮かべてるのが分かった。

・・・いつからどーしてこうこいつは押し殺すようになったんだかなあ。

「何で、こんな事したんだ?」

怒らないから言ってみろよ、と両肩を掴んでまっすぐ向き合う。 するとシャルロットは俯き、そしてまたしゃくり上げ始める。

「・・・・ったから」 「何だって?」 「負けたくなかったから・・・私もお姉ちゃんみたいにしてあげれるって、証明したかったから」

後頭部におっきなマンガ汗、タラリ。

えーっと、してあげれるってこの状況とシャルロットがやってみせた事の内容を考えますとつまりそのあの。

「・・・シてあげれるってもしかして」 「・・・エッチな事。風呂場でお姉ちゃんとお兄ちゃんがしてたのと同じ事」

やっぱり見られてたー!?

ムンクの絶叫みたいな表情で,サイトはベッドの上で愕然と両手をつくのだった。orz

まあ、落ち込んでたってこの状況ちっとも良くなるわきゃないので。

自分の迂闊さを責めるのをとりあえず棚上げして立ち直って顔を上げてみると、杖を握り締めたまま辛そうな顔で唇をかんでいるシャルロットの姿が目に入る。 それを見たサイト、どうすりゃいいかと頭を悩ませた。 年下の少女達の面倒をすっと見てきたお陰で彼は今や根っからのフェミニスト(自覚なし)である。 大切な少女にこんな表情をされちゃ、何とかしてあげたくなって仕方ないのだった。こういう性分だし。

とりあえず、胸に掻き抱いて優しく頭を撫でてみた。 昔からイザベラやシャルロットを慰める時に、いつもしてきたやり方だった。 サラサラのガリア王家特有の青色の髪の感触が心地いい。

あー、そういえばどうして女の子ってこういい匂いがすんだろうなー。 シャルロットって香水とか使ってないみたいだけど、なんつーんだろ。砂糖入れたホットミルクみたいな柔らかくて甘い感じ? こうやって抱きしめてみると、シャルロットってちっちゃいけどふにふにぷにぷにして気持ちいいし。 ・・・自重しろ俺。こっちが押し倒したら意味無いだろ!

心の中で反省。

「っ・・・と、その、何で負けたくなかったんだ?」

相手は多分イザベラで間違いないんだろうけど。

次に気になっていたことを再び聞いてみると、腕の中で静かに撫でられてたシャルロットがびくりと、1つ震えた。 そして同時に、サイトのこめかみから冷たい汗が1筋。 何でだろう。今シャルロットの顔を見たらいけない気がする。 というか低い地鳴りみたいな音がだんだん大きくなりながら響き始めてきた。ような気がする。

あれー?もしかして地雷踏んだ、俺?

「まだ分からないの・・・?」

胸付近から聞こえた声はとても冷たかった。それを聞いたサイトの背中も冷たかった。 あーそういえばシャルロットの二つ名って『雪風』だったよなー、と現実逃避したって何も変わらん言っとるだろうが平賀才人。

「・・・好きだから」 「・・・ハイ?」 「私もお兄ちゃんが好き・・・そしてお姉ちゃんに負けたくなかった。私もお兄ちゃんの女になりたかった」

お、おんなってあーた。 あ、でも俺とイザベラの関係って確かに考えてみるとそんな風なんだよな。イザベラってベッドの中だと意外と従順だし――ってカットカットカットカットォ!!

「で、でもさ、だからってこんな事は・・・」 「分かってる。これはお兄ちゃんにもお姉ちゃんにも卑怯な事。でもそれでも・・・わたし、は・・・」

また、サイトの腕の中でしゃくりあげ始めた。

「やだ・・・わたしも、お兄ちゃんと、一緒になりたい・・・わたしも、見て、よぉ・・・嫌いになら、ないで、よぉ・・・」

ああ、そうか。そういう事か。 つまりシャルロットは俺がイザベラとああなっちゃって。そんでもって、俺がイザベラばっかりに夢中になってるからそれが嫌になって。 だからこうして自分も見てもらえるようになろうと、こんな事をしちゃった訳か。 そういえば最近はずっとイザベラのことばっかり考えてて上の空だったしな。 なんだか自惚れてるかもしれないけど、そんだけシャルロットにとっては大切なんだな、俺って。

・・・だからっていろいろ順序とか手段がぶっ飛びすぎてないかなー、シャルロット?(汗)

「あのなあ、説得力無いかもしれないけど、俺がイザベラとそういう関係になったからって、シャルロットの事を無視する訳無いだろ? 俺にだってシャルロットは、イザベラと同じぐらいに大切な女の子なんだからさ」

覗き込みながらそうハッキリ言った。嘘偽り無き言葉。 シャルロットは一瞬キョトンとした顔になるとまた涙ぐんだ。けれどもすぐに腕でゴシゴシ擦ってメガネをかけ直すと、

「なら、証明して。 私も、お兄ちゃんの女にして欲しい」

結局そういう展開になるのかよ!とサイト心中で渾身の突っ込み。

つーかそんな事したらイザベラに殺されるって!1000%絶対確実に!

「大丈夫。私が側妻って事ならお姉ちゃんもきっと納得してくれる。貴族なら1人や2人当たり前」

知らない間に読心術を会得したらしい、シャルロットが親指をぐっと立ててそんな事をのたまってくれた。

側妻って愛人の事だよな? ジョゼフのおっさんも何人かはべらせてたよーな。シャルルさんはそうでもないみたいだけど・・・実は1番怖いの、滅多に怒らないんだけどシャルロットのお母さんだもんなぁ。

「側妻って・・・シャルロットはそれでいいのか?」 「構わない。きっとお兄ちゃんなら愛人でも大切にしてくれるだろうから」 「・・・信頼されてるなー、俺」

実際そのつもりだったりするんだけれども。

「それに、お兄ちゃんまだまだ元気」 「・・・・・・」

ちょっとシリアスな話してても可愛い女の子の裸が目の前にあると、無意識でも元気に反応してしまうのが男の性である。 ・・・激しく締まらない事ではあるが。

「し、しょうがないだろ!シャルロットが可愛すぎんだからさ!」

苦し紛れの反撃にそう言ったサイトだったが。

「・・・・・・///」

言われた途端顔を真っ赤にしてモジモジし始めたシャルロットの姿にグハッ、と理性に予想外の大損害。 照れた時の反応がイザベラと似たり寄ったりなのは血縁ゆえか。それはともかく。

ここまでシャルロットがしてくれちゃった以上、ウン、これ以上逃げたら逆にシャルロットに悪いもんな。 ・・・イザベラの事は今は忘れとこう。 例えその代償がもしかすると死でも、大切な女の子をこのまま泣かしっぱなしにはできんのですよ! つーことで、いっただっきまーす!!

むにむにふにふに

まずはジャブということで軽く胸から。 イザベラの様な揉みごたえがある位に大きいのとは逆でシャルロットは一目見た際の感想を擬音で表現してみるとまんまつるぺたーん!だろう。 しかしこうして触れ合ってみるとやはり女の子というべきか、発展途上なややなだらかな曲線を胸から腰へと描いているのがよくわかる。 優しく指に力を込めてみるとちょっとだけめり込んだ。それだけでびくりと少女の体が跳ねたからサイトは驚いた。

「悪い、痛かったか?」 「ち、違う・・・」

フルフルと小さく首が横に振られる。その顔はさっき以上に赤くなって潤んでいたが。 大丈夫っぽいのでそのまま続行。指に力を込める度に小さく震える小さな妹分の様子に、あー何だかロリコンの気持ちがわかる気がしてきたー なんて少女が知ったら二つ名の由来を芯まで味合わされそうな事を考えつつ。 指の位置をずらしてキュッと少し強めに2つの突起を摘んでみる。

反応は、劇的でした。

「ん〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

一際大きく跳ねてから、最初よりかなり荒く息をついて少しぐったり。 現在両膝の上にいるシャルロットの股近く当たる部分が、なんだかさっきからぐっしょり濡れていた。

なるほどなるほど、シャルロットは乳首が弱い訳か。 ・・・・・・・・・・・・

「んあっ!?お兄ちゃん、吸っちゃ、だ、ひうっ!?」

サイトがてっぺんに口付けて吸い上げながら軽く噛んでみるとシャルロットは大きく鳴いた。 しばらくコリコリした感触とシャルロットの反応を楽しんでから顔を上げてみると、赤い顔で怒ったような目で睨んでくるちっさな妹分。

「・・・お兄ちゃんの意地悪」

でも目が悲しみ以外の涙か何かで潤んでいるのでむしろそんな事言われると逆効果なんだが。 そんな風にされるともっと意地悪したくなるのがこの『お兄ちゃん』である。

「ふーん、でもシャルロットのここは喜んでるみたいだけどなー?」

手を伸ばして太ももの間に入れてみると、未だピッチリ閉じっぱなしの割れ目の感触。 かすれた声をあげて身を捩ってはみせても嫌がらないのでゆっくりその間に中指を押し入れてみた。 かなりきつく閉じられていてちょっとやそっとじゃ入らないが・・・これだけ濡れていれば、先さえ入れば後は簡単である。

ちゅぷぷぷっ

「ひっ!」

シャルロットの腰が跳ね上がる。 奥まで侵入を果たそうとするサイトの中指の潜り込んでくる感触に反射的に逃れようとしての行動だった。 が。

「我慢しようなー、シャルロット?」 「はっ、ふあああああっ!?」

肩に置かれたサイトの左手に押さえつけられて、逆に指の根元までシャルロットの体が沈み込んだ。 何とか逃れようと抵抗してみるも、訓練や実戦でこの5年間鍛えられっぱなしな青年の力には勝てず。 自分の中でグニグニと動く中指から伝わる電撃に似た痛み混じりの快感と、今までずっと一緒にいた思い人にされているという事実が、次第にシャルロットから抵抗する力を無くさせていく。 その代わり、サイトの首の後ろに両手を回して一生懸命縋りつきながら甘い声で鳴き始めた。

「ひうっ、ひっ、はっ、おにっ、ちゃぁん!」 「凄いな、奥の方引っかくたびにシャルロットのここからいっぱい噴出してくるぞ」

からかう様に言いながらサイトが中指をアーチ状に曲げてみる。 するとシャルロットの身体が痙攣して、指をきつく締め上げながらえびぞった。敏感な部分に触れたらしい。 満足げに笑うとサイトは指を引き抜いた。引っ切り無しに溢れてくるシャルロットの粘液でふやけきってシワシワである。

サイト、何気に手馴れてる節があるが何故だろうか。 それはこの一週間、夜はイザベラとやりまくって女体の神秘というものを実地で学びまくったからだったり。 そしていつもはM気味だが、実はサイトベッドの中だとSになるのだった。 付け焼き刃でも一週間連続で責めまくってるのは伊達じゃない・・・!

「・・・やべ、やりすぎた?」

でも調子に乗りすぎたらしい。シャルロットの目が『聖地』の彼方辺りまでぶっ飛んでしまっている。 反省。

でも指だけでこれだと、本番は本当にシャルロットは大丈夫なのか? 正直言って中指もう締め付けられ過ぎて痺れちゃってるほどだしなあ・・・

たとえ責めてる最中はノリノリでも、一定ライン以上にまで来た時はしっかり相手を気遣うのがこの男である。 元気いっぱいの愚息とずっと分泌液を滴らせている小さな秘裂を交互に見て、やっぱり無理しない方がいいよなと泣く泣く諦めようとし。

ぐに、と小さな手に握られた。

「・・・来て」

ギリギリ帰還したようである。 膝から降りてベッドに直に腰かけると、シャルロットは股を開いて自分から秘烈を出来る限り開いてみせた。 OKが出た以上、サイトのすべき事はただ1つ。

「かなり痛いみたいだからさ、遠慮無く俺にしがみつけよ」 「うん・・・」

ぎゅ、と腕が回された瞬間。 シャルロットが首を伸ばして、サイトと唇を合わせた。 妹分から侵入してきた下に一瞬面食らって固まるサイトに対し、シャルロットは唇を離すと、

「・・・さっきのお返し」

とのたまって、にっこりと微笑んだ。 それこそ、サイトからしてみれば金貨百万枚よりも眩しい笑顔で。

あーもーそんな顔されちゃー止まれませんぜダンナー!

シャルロットはまごうなきロリっ子だという突っ込みを入れてくれる相手は居らず。 一思いに、そのまま愚息で貫いた。

「ひっ―――――!!!」 「きっ・・・つぅ・・・・」

声にならない叫びとサイトの呻き声がユニゾンした。 体内で引き裂かれる様な痛みにシャルロットは身じろぎし、そのたびにサイトの先端が奥にコツコツ当たって痛みとはまた違う刺激が背筋を走る。 駄菓子菓子。じゃなくてだがしかし。 サイトのものは全部収まっていない。 シャルロットの膣内に収まっているのは4分の3ほど。残りの根元近く4分の1ほどに、血が一筋垂れてシーツに落ちた。

・・・今度は、差し込んだ瞬間暴発しなかったらしい。

「・・・やべ。やっぱ我慢できねぇや」

訂正、遅発でした。

「きゃっ!?おに、ちゃん!熱い、お腹、あつい―――!」

ぐぷっ!どぷどぷっ!

既にサイト自身でいっぱいだった膣内は、発射されるとすぐに割れ目とサイトの隙間から溢れ出していく。 しかし大部分はほぼ密着していたシャルロットの奥、子宮口からその中へと流れ込んで満たした。 身体の更に奥の方に広がる灼熱に、シャルロットの意識は悉く焼き尽くされる。 しかしイザベラと違ったのは、まだかろうじて意識をつなぎとめていた事で。

まだ・・・固い・・・ まだ・・・お兄ちゃんは満足してないの? して・・・あげ、なきゃ。

ボンヤリした思考が選んだのは、更なる思い人への奉仕であった。

ぬちゅっ ぐちゅっ じゅぷっ

「ぬおっ!?しゃ、シャルロット!?」 「まだ、ひんっ、おに、ちゃん、満足してない、からあっ!」

しがみ付きながら必死に腰を上下に動かす。 シャルロットの声は既に痛みの混じった物ではなく、蕩けきった甘い嬌声へと変貌していた。

「あっ、ひうっお兄ちゃん!もっと、熱いの、いっひゃいぃ、いっひゃい頂戴ぃぃ!」 「ちょっ、シャルロット、そんなキツいまま動いたらまた出ちまう・・・!」 「もっとぉ、お兄ちゃん、いっぱいにしへぇ!」

一突きごとに、結合部から粘液と精液と血の混じった混合液が溢れ滴る。 2人して互いに腰を動かしながら、どっちからともなく唇を合わせて舌を絡めた。 そして一際深く腰をお互い打ち付けて、遂にサイトの杭がシャルロットの中へと収まった瞬間。

「で・・・・るっ・・・・!」 「ひんっ!ふああああああ―――――っ!!」

再度子宮深くに注ぎ込まれて、シャルロットの意識は灼熱に飲み込まれたのだった。


「あーあ、やっちまったなあ」

頬をポリポリ掻きながら、サイトは自嘲気味に溜息を漏らした。 そばには今はスヤスヤ静かに眠っているシャルロット。もっとも情事後のアレやコレやな痕跡はそのままなので後でどうにかしなければいけないだろう。 しかしむしろ、本当に考えるべきは。

「イザベラ、怒るよなあ絶対」

もしかすると裏切られたと思って泣くかもしれない。 まあ恋人(そう言ってもいい筈だ多分)になって1週間後にはその相手が別の女作ってりゃあ怒らない人間など滅多に居ない。イザベラ短気だから尚更に。 だがサイトが恐れてるのはイザベラが怒る事よりも―――泣く事だ。彼女が。

「ま、そん時になってから何とかするしかねーよな」

それだけの事をしたからには、それだけの責めを受けねーと。

覚悟を決めたサイトがまず取り掛かったのは・・・情事の後始末だった。

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