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ボルボX

357 :退廃と哀歓の休暇〈上〉(女〜録ラブエロ版6):2008/01/16(水) 21:21:28 ID:DVzSqq9f

○はじめてお尻調教したとき、な設定。SMっ気も強めなので、それらの属性が苦手な人は注意。前回の妊娠ネタと関連がありますが、時系列的にはこちらが前です。

 初夏。女王の離宮滞在、最初の夜。

 離宮の一室。装飾品が少なく清雅だが、王宮のアンリエッタの自室ほど質素ではない部屋。  淡い三日月の光さしこむ窓辺で、涼しげに青みがかったリンネルのカーテンがそよぐ。  アマリリスやオダマキ、薔薇咲きほこる夏の中庭をふきわたって入ってきた風を受けて。

 そのカーテンの静かにひるがえる横、音をあげてきしむモスリンシーツのベッドの上で、少年に組み敷かれて嬲られている少女が艶かしい悲鳴をあげつづけている。

「……んくんんっ、もう、もうだめです、サイト殿ぉ、  そろそろ休ませてくださいっ、ひ、そんな激し、またっ、またイキますうっ」

「う、うっ、俺もあとちょっとだから……!」

 乱れる少女の開いた脚の間で、激しく肉棒が蜜壺を貫きつづけている。愛液と精液のまじったしぶきがシーツに飛びちるほどの勢い。  才人にラストスパートの激しい抽送を受け、躾けられた子宮を揺らされて、耐えるすべもなく達しつづけるアンリエッタの声がますます濡れていく。

 少年に唇をふかく重ねられた。才人の首に手をまわし、しがみつきながらそれに応える。  暗い室内に火の気はなく、窓から入る三日月のおぼろな光のみ。  清涼な夜のしじまのなか、甘やかに激しく唇をはみ合い、熱い合歓に夢中になっている若い二人。

 出る、とも告げられずいきなり何度目かの射精が子宮ちかくで始まり、アンリエッタは汗に濡れた白い裸身をぶるぶると震わせて、官能の桃源郷にひたらされる。  秘肉の奥を熱い液で灼熱させられながら、薔薇の花弁のような唇をむさぼられ、男の唾液を流しこまれる。

 「躾け」の一環として仕込まれたとおり、桃色に上気した体を絶頂に震わせながらも才人の唾液を、のどを鳴らしてコクコク飲みこむ。  舌を一度きつく吸われてから、ようやく唇を開放される。

 汗に濡れた白いのどを反らしてアンリエッタは、尾をひいて細くふるえる声で切れ切れに鳴いた。  荒い息をつきながら忘我の境地で瞳の焦点をさまよわせ、精を子宮にそそがれる快楽をうったえつづける。

「あああ……おく、奥に入ってぇ……しみる、熱い、  うぁ、あ、またイキます、サイト殿に注がれてぇ……ああぁ……んん、……きもちいい……」

 また才人に唇を奪われ、アンリエッタの瞳が完全にうっとりと溶ける。  シーツの上で抱きあったまま、裸の胸どうしをぴったりと重ね、互いの鼓動を聞きながら余韻にひたっていた。

………………………… ……………… ……

 トリステインも最近は目だつ何事もなく、アンリエッタはじめ王宮の者たちの激務の日々もようやく一段落ついた感がある。  その前までが色々あってとくに忙しかっただけに、ほっと一息つく思いなのである。  むろん国務が絶えるわけもないのだが、女王がスケジュールに久方ぶりの休みを入れ、しばらく離宮に滞在して羽をやすめるくらいはできるのだった。

 とはいえ書類を届けさせ、重要な案件は即座に連絡させ、離宮をおとなう人々と会談を設けるなど、最低限の仕事はこなさねばならないのだが。  休暇には仕事を持ちこまず、完全にモードを切り替えてゆっくりするものと考えるハルケギニアの上流階級にとっては、休みとは言えないような日々である。

 しかし今回は割とアンリエッタにとって、満足できる休暇になりそうなのだった。  なにしろ、護衛ということでこの離宮への滞在の期間、ルイズから才人を借り出すことができたのである。

 そういうわけで、一日目の夜からこっそり同室して、ひさしぶりの濃密な交情を楽しんでいる二人だった。  アンリエッタに正常位でおおいかぶさって激しく犯していた才人が、自分のものをぬるりと抜く。

 ぬらつく亀頭とアンリエッタのわななく女陰との間に、白い糸がひかれた。  つづけて、先ほどまで強制的な興奮状態におかれていたため、今も妖しくヒクついている鮮紅色の蜜壺から、ごぽりと白濁液があふれる。

 絶頂を幾度となくむかえ、汗にまみれてあえかに息づきながら、アンリエッタは力をぬいて、体重を完全にシーツにあずけた。

「……ぁ……んぅぅ……」

 切なげに眉を下げ、艶夢の中であるかのように眠たげに弛緩した表情。  大きなしわの寄った純白のモスリンのシーツの上で、アンリエッタは淫楽のなごりに惜しむように浸っているのだった。

 脚を閉じて横によじっていたその魅惑的な腰が、ぴくんと震えた。  才人がその腰骨のあたりにそっと触れて楕円をかくように愛撫している。

「あのさ、今度は後ろからいい?」

「……あ……もう一度、なのですか……?」

 アンリエッタはもぞもぞと身を起こした。  なめらかな曲線をえがく魅惑的な尻を少年にむけ、才人に腰骨を持たれて微妙に誘導されるまま動物のような四つんばいになる。  少年の手がまたぐらにすべりこんで、大陰唇の上から手のひらを押し当て、軽く圧迫しながら充血しきった秘部をこすってきた。

 才人の手が陰唇にそって上下するたびに粘つく水音がひびき、クリトリスも時折わずかに接触される。  股間が甘ったるくしびれ、また鳴かされる。  愛撫による肉の悦びと羞恥に、アンリエッタは真っ赤な顔をますますだらしなく惚けさせていく。

「あぁ……まだするなんて……」

 手で秘部全体をえんえんと愛撫され、すぐに腰がわななきだす。  奥からどろりと出てきた白濁液を、膣肉でクチャクチャ噛みしめて水音をたててしまう。  薄皮を剥きあげられて肉豆を繊細にころがされると、蜜壺が急激に反応してきゅうと締まり、鮮紅色の肉の穴からびゅっと白濁液を噴きこぼした。

「ううぅん……あっ……」

 自分でも意識せず甘声をつむいでいるアンリエッタの後ろで、才人はどこかもの思わしげな表情だった。  アンリエッタとは別の意味で心ここにあらずである。慣れた愛戯をほどこす手はそれでも繊細で、丁寧だったが。  今日ひさびさに会ったアンリエッタはまだ気づいていないが、最近の才人の表情にはときどき暗いものが混じる。このときも、彼女の背後にいる彼の顔にはそれがあるのだ。

(ルイズも姫さまも、ここんとこ俺になにか隠してるっぽいんだよなあ……)

 ちょっと前、さりげなくルイズに訊いてみたことがある。  だが妙に硬い顔で「ないわよそんなの」と突っぱねられ、ムッとして「嘘つくんじゃねえ」と言いかえし、そのまま喧嘩に発展した。  ルイズとはどうもそれ以来ぎこちない。いちおうの仲直りはしたものの、何かを隠されていること自体は変わらないのだった。  アンリエッタに呼ばれたとき、正直才人は(今はすこし距離を置くのもいいよな)とホッとする一方、完全な仲直りのないままルイズと離れることに心の痛みを覚えたのである。

(俺、信用されてねえのかな)

 考えこんでいる才人の手は止まっていない。  淫らな興奮さめやらぬ牝肉を、動物のように這わされて後ろからこすられ、はやばやと達しそうになって、アンリエッタはシーツをつかんで赤い顔であえいだ。

「サ……サイト殿、するなら早くして、わたくしもう準備はいりませぬから……!」

「あ……はい、じゃ入れますよ」

 才人もさすがに気づき、吹っ切るように態度を切りかえて、行為に没頭しだす。  自身のものに手をそえ、数度こすりあげて完全に勃たせると、アンリエッタの蜜壺におしあて、ひくひく絞ってくる媚肉をつらぬいていく。  自らの胎内に埋没してくる男の肉の感触に、少女は小さく声をあげた。  奥に達した亀頭で、下がりきって次の精液をねだっていた子宮をねっちりと押しあげられたとき、勝手に腰がわななきだした。

「あ、こ、こんな、うそ、イキます、んんんん……っ」

 女そのものの奥までみっちり男の肉を満たされただけで脳裏が灼けた。  早々とベッドに突っ伏して、ふるふるしつつ声もなく汗を流しているアンリエッタに、背後からつながったまま才人が声をかけた。

「早すぎないかよ? 少しくらい我慢すれば?」

「……そんら、そんなことぉ……できるわけありませぬ、よく知っているくせにぃ……」

「まあ、イキ癖が表面にでてきちゃってると無理だよなぁ」

 少年が揶揄まじりに言うとおり、アンリエッタの体は一度徹底して燃えあがらされると自分では止められなくなるのだった。  男の愛撫に簡単に反応するように、体が変えられてしまっていた。

 かわいらしく震えるクリトリスは、躾けられはじめたばかりのころに比べ、あきらかに肥大して豆くらいの大きさになってしまっている。  抱かれるたびに執拗な愛撫をさんざんほどこされた結果だった。抱かれない日は毎夜、自分でなぐさめて肉豆で必ず一回は達しておくことを命じられていた期間もある。  激しく達したときには潮をふく癖までつけられている。おかげで、腰の下のシーツは今夜もびしょびしょに濡れていた。

 アンリエッタはほわほわと熱気を体からたちのぼらせながら、くすんと少し鼻をすすりあげた。  こんな淫らな体になったのは彼のせいなのだ。  と、少女はいつもそう自分をなぐさめることにしているのだった。

「……あのさ姫さま、最近なにか俺に隠してることとかある?」

 唐突に才人がそう口にした。  アンリエッタはどきりとして、反射的に「いえ……なにもありませぬ」と言ってしまった。  嘘を言ってしまったことに深刻な心苦しさを覚えつつも、後ろを見て「なぜそのような問いを?」とたずねる。  まさかルイズが言ってしまったのだろうか、と思ったのである。

「いや、別に……ただ、ふと訊いてみたくなって」

「あ……そうなのですか」

 ほっとした表情になるアンリエッタ。  だが才人は、アンリエッタの応答が不自然なほど早かったことや、振り向いた表情の一連の変化やらで、やっぱり何か隠されているらしいと確信していた。

(なんなんだよ、まったく)

 秘密があるとして、その中身を別に無理やりききだしたいわけではない。  ただ、秘密の存在すら執拗に秘匿されるのがどうにもモヤモヤするのである。何か隠していること自体まで「そんなものはない」と否定されることが。  この人もルイズもときどきかなり勝手だよな、と思ってしまう。

「あ……あの、サイト殿」

「え? あ、はい」

「この離宮に滞在する間、その、こ、こういったことでよければ、わたくしは何でもいたします。  なんでも言いつけてくださってかまいませぬから」

 アンリエッタはどこかすがるような、幼い子供が機嫌をうかがうような瞳を才人に向けている。以前からたびたび才人に向けられてきた瞳。  それを見るといつも、逆に言うことを聞いてやらなければならないような気持ちに才人はなるのだった。

 しかし、今は違った。  なんだよそれ、と少年は苦いものを心におぼえている。

(一言きちんと「言っていないことはありますが教えられるものではありません」とでもことわってくれたらいいのに。  そんなやり方でごまかすこたねえだろ)

 率直に「秘密はある。しかし言えない」とはっきり告げられれば、才人は納得して引き下がっただろう。  王位にあるアンリエッタや、今ではそれを補佐しているルイズである。国事にかかわることで秘密を抱えていることはしょっちゅうだった。  才人もそこはわきまえている。大事なのは正面きって向きあってくれることなのだ。

 けれど今のアンリエッタのようにいきなり「何でも言うことを聞くから(黙ってくれ、と続くように才人には思えた)」ではまるで、才人をろくに信頼せず、とりあえず体を与えることで疑問を封殺しようとしているようなものだった。  そのように才人には感じられたのである。  暗く沈んでいた心が、ますますささくれ立っていく。口は勝手に動いていた。

「……わかりました」

 怒るな俺、と思いつつしいて笑みをつくる。  その表情はこわばっていたが、月明かりの室内ではよく見えずその微妙さが伝わらなかったのか、あるいは単に鈍いためかアンリエッタはほっとした様子になって顔を前に戻した。  少年に受けいれられたと錯覚して安堵しつつも少女は慙愧の念にたえず、赤くした顔をシーツに伏せる。

(言えないわ、二人してサイト殿の子がほしいから避妊薬をのんでいない、なんて……)

 それが真相である。

 アンリエッタとて、嫌いなものは嘘である【公式設定】。才人をだます形になっている今の状況に、忸怩たるものをむろん覚えている。  が、ルイズとはこの計画を、存在すら決してもらさぬことを固く誓っているし、それでなくても色々と常識はずれなのだ。  当の才人にも秘しておくべきだった。

 心苦しさから、彼の要求をなるべく聞いてあげよう、とアンリエッタはひそかに決心しているのだった。  才人が、媚を売るような形で疑問を封じられたと思って傷つき、心が決定的にすれちがっているとは思ってもみない。

 ……最初は「ぬけがけ無し、必ず避妊する」だったのが、どこでどのような経緯をたどったものか、ルイズと交わした約定は逆に「事後に避妊薬をのまない」ことに変化した。  いろいろあったが二人とも、今さら才人をあきらめられないという点で一致している。  先に子供ができた方が才人に正式な結婚という形で責任をとらせる、との、言わば一発ひきあてるのはどっちが早いかという無茶苦茶な賭けであり、知らないのは才人ばかりである。

 ……ちなみに一方のルイズは、(これならいつも一緒にいるわたしのほうが断然有利よね)と思ってこの取り決めを交わしたのである。  が、実際には、やはり才人にたいして罪悪感こみの気まずさを覚えてしまい、さらにその気性からどうにも気恥ずかしさやら「もともとコイツが悪いのよ」の開きなおり怒りやらで、その点アンリエッタと違い素直になれない。  そのわだかまりゆえ、結果として才人と微妙にぎくしゃくし、最近は夜の恒例が遠ざかりがちである。才人といっしょに過ごす時間はアンリエッタよりずっと多いのに、必ずしも先んじているとは言いがたいのだった。まさに本末転倒。

「動きますよ」

 感情のない声で才人が告げ、奥をさらに刺激するようにゆっくり腰を押し回してくる。  先ほどの合歓の残り火で、アンリエッタの膣内はいまさらじっくり煮立たせる必要もない。  才人が肉棒を引くと女の秘肉が吸い付くようにそれにまとわりつき、かき出された粘液が膣口からこぼれる。押しこむと秘肉が柔らかくゆがんで肉棒をきゅうと包む。

「く……くふぅっ……」

 少女はシーツをつかみ歯をくいしばって、すぐにも燃え上がりだした性感をなるべく押しとどめようとする。  それもむなしく、いつしか丁寧に性感を引きずりだされる感覚に酔いしれて、男に屈服したように尻をより上げて、犯されやすい体勢に自分からなってしまう。

 その白鹿のようなみずみずしく張った尻の双丘を、才人は秘肉を肉棒で味わいながら手で撫でた。  まろやかで流麗な曲線美をえがくその牝尻は、肉棒が子宮口をくじるたびにクンと突きあがる。

 悩ましげなその双丘を、才人は両手をかけていささか乱暴にもみしだいてみた。  芯には弾力があるが、表面は脂がのっており、柔媚そのもので指の形に肉がゆがむ。少女と成熟した女性双方の魅力を豊麗にそなえた尻である。

 尻房を揉みしだかれて、アンリエッタの声がいっそう切なくなる。  少女は自身でも気づかないうちにわずかながら、才人の動きに応えて、尻で円を宙に描くようにゆるゆる振っていた。  後ろからそれを見ている才人は、当然のことながら獣性をむらむらと刺激されている。

 いつもならそれは、単なる欲情の発露につながるだけだったが、心に鬱々としたものを抱えているいまは、黒い衝動をともなった。  ふと才人の目が、揉みしだく尻肉のあいだ、薄闇のなかひくひくと息づく可憐なアヌスに目がとまった。  少年はしばし黙って、ややあって問いかける。

「あのさ、なんでもしてくれるんだよな?」

「あっ……ぁぅ……はい、できることであれば……  うぅん……くぅ」

 コツコツと奥を小突かれて、甘く熟れきった夢の心地にたゆたうアンリエッタが、とろみのついた声で返事した。  才人は左手をアンリエッタの尻肉に置いたまま、右手を少女の腰の前にまわして恥毛をかきわけるようにまさぐり、クリトリスを見つける。  包皮の上から二本の指で、快楽の芽をソフトにつままれ、アンリエッタの艶めく声が一音階はねあがる。  ふにふにとそれをいじりつつ奥への圧迫もやや強めながら、才人はさらに尋ねた。

「じゃ、姫さまの全部、俺にくれる?」

 突っ伏して小刻みにうちわななきながら、全身を薔薇色に染めて今にも達しそうになっているアンリエッタは、朦朧とした意識でそれを聞いた。  よく意味がつかめなかったが睦言のようなものと思い、ろくろく考えることなく同意する。

「…………? んん、はい……あっ……  全部、あげますわ……あ、ぅっ……んんんん」

 才人は無言で抜き差しにうつる。  肉豆を包皮の上からふにふにと揉みつつ、開発された女体の内奥を突き揺らして、アンリエッタからわななきと嬌声をしぼりとっていく。  少女の、二個ならべられたゆで卵のようなつるりとした尻丘に力がこもって、谷間がすぼまったり開いたりをくりかえす。快楽のきわみに達する前ぶれだった。

 アンリエッタの濡れた声がひときわ澄み、膣道がうねって痙攣がはじまる。  少女が絶頂をむかえる瞬間、才人が吸いつく秘肉から肉棒を一気に抜いた。  そのまま――手で大きく、アンリエッタの優柔さに満ちた尻たぶをむにりと割りひらき、亀頭をすぼまりに押し当てた。

「あ……え、ええっ?」

 至高の悦びを味わう直前で急変した状況をとっさに理解できず、アンリエッタは戸惑った声を出した。  才人が彼女の菊皺の端に両手の親指をかけて、アヌスをなるべく開き、亀頭をめり、ともぐりこませたあたりで大きく目が見開かれる。

「うそ……なにをして――やめ――やめて、  う、うあ、ああああああっ!!!」

「くっ……やっぱ、キツ……」

 予想通りの肉のかたさに歯を食いしばった才人が、強烈に収縮しようとするそこを一気に押し貫いた。  亀頭が通った瞬間ずるん! と肉棒の残りの部分がすべりこむ。  直前まで蜜壺に入れていたため、ぬめる愛液が潤滑油になったのであった。

「ああ……あっ……? あ……?」

 突っぱった腕をガクガクと震わせて、アンリエッタは自分の身に起こったことが理解できない表情になっている。  肛門内に押しいった肉棒のもたらす激痛と巨大な異物感で、優艶な裸身に脂汗がぶわっと浮いた。  霧雨をあびたように濡れそぼり、おぼろな闇のなかで肌がねっとりと白く輝く。

 その声がまた悲鳴に変わったのは、才人が腰を動かしはじめたからだった。

「ひぅ、いた、痛い、サイト殿、ひっ、何をしたの?  やめて、苦しいの、あぐっ、な、なに、痛いわ、――あぁあああっ!?」

 少年はまた前に手をまわしてクリトリスをつまみ、今度は包皮をむきあげて直接刺激を与えはじめてもいる。  敏感すぎる快楽神経のかたまりを、ぐりぐりと通常ならば明らかに乱暴すぎるやり方で愛撫していく。  そうしながら固い女肛で肉棒をしごいていく。

 状況になかなか追いついてこないアンリエッタの思考を置き去りにして、声だけが先に「やめて」「止まって」と許しを乞うため出てきた。

「――やめてぇ! 動かないでくださいまし、ひいぃ、ほんとうに苦しいのですっ、  ぁぐ、いたいぃっ、お豆の皮も戻してぇっ!」

「う……待って、もう出るから」

 アヌスの処女を強引に奪われて泣き叫ぶアンリエッタを見下ろして、才人は腰の奥からこみあげる射精欲求を感じた。  罪悪感と同じていどに、サディスティックな暗い興奮を覚えている。  恐ろしいほどそれは大きく背徳的で、がちがちに少年のものをそそりたたせ、あっという間に射精をさそったのだった。

 ここ最近の、ルイズとの仲たがい。  くわえてつい先ほどの、アンリエッタの言葉。  傷ついて鬱屈した思いが、アンリエッタとの行為のとき顔をだす嗜虐傾向と混ざりあって、唐突な破壊衝動をもたらしたのである。

 少年の指の下でふくらんだ肉豆がきゅっとひねられ、アンリエッタが高い叫びをあげて上体をシーツに伏せると同時、無惨につらぬかれたアヌスの中で射精がはじまっている。  みっちりと根元まで肉棒を埋めこまれた桃尻と、才人の腰が密着する。

 女肛が初めて飲まされた精液にとまどって、脈動する男の肉を痛いほどに締めつけた。  才人が右手で肉豆をひねったまま、アンリエッタの背中におおいかぶさって、痛々しくあえぐ少女の繊美な体を左手で抱きすくめて、射精する快楽のうめきをもらした。

 太い杭を打たれたように肛門に肉棒をつきさされて、熱い液を腸内に注がれ、子宮の裏側からおなじみの射精時の脈動を感じさせられる。  初めての肛虐を味わわされながら剥き身のクリトリスを指の腹でこすりつぶされているアンリエッタの体が、信じられない反応を示した。  涙の膜をはった美しい双眸が、自分の肉体の急激な反応に限界まで見開かれた。  シーツに横顔を埋めて、ガチガチと奥歯を鳴らす。

「あぇ……? そんな……うそ……いく……」

 じんわりと裏から子宮にしみるような精液の熱。  体に覚えさせられている肉棒の脈動のリズム。  乱暴な責めにも適応してしまっている肉豆を、こねられる劇感。  たったいま自分を強引に奪った少年の、腕の力と体重。きつく拘束されるように抱かれ、男のたくましさを感じさせられる。

 それらの感覚に腰がとろけて、背骨にそって体をつらぬくような圧迫感と痛み、それがあるにもかかわらずアンリエッタは確かに絶頂を得てしまっていた。  燃えるように上気し、汗でしとどに濡れた肌が、荒い息づかいに上下する。  焦点の合わない双眸にたまっていた涙がつっと一筋ずつこぼれ、うすく開いていた唇がふるえる声をつむいだ。

「うそです……いたい、のに……」

 おなじく荒い呼吸をしていた才人が、すこし身を起こしてアンリエッタの横顔に口を近づけ、意地悪げにささやいた。

「……姫さま、自分で気づいてる? いままでだって、お尻叩かれておま○こ濡らしたりしてただろ?  痛くて恥ずかしくても、感じられる体なんだよな……俺も、姫さまが初めてお尻をされてイケるほどとは思ってなかったけど」

 才人はそう指摘すると、そのまま熱くなっている耳にキスした。  双方がうすうす気づいていた性癖を、はっきり暴かれたことにおののきつつ、アンリエッタは窓から月光とともに入る風に、少年の下で火照った身をぼんやりまかせていた。  これからどうなっていくのか、いまは考えたくなかった。

●  ●  ●  ●  ●

 それから二日たった夜。

 この離宮の中心部には人影が少ない。むろん護衛や召使がいないわけもないのだが、それらの者たちはふだん、中心部からやや離れた場所にひかえている。  備えつけの鈴(風魔法を利用していて遠くまで音がひびく)で呼べばいつでも来るようになっているが、女王の休暇中は基本として、主のプライバシーを守ることを安全の次に重視しているのだった。  中庭にむけ窓を大きく開けはなって涼をとるような構造といい、知らないものが見れば離宮の防備は大丈夫なのかと疑念をいだくであろう。  が、そこはよくしたもので、いくつかの要衝さえ押さえていれば外から中庭ふくむ中心部に侵入するのはまず不可能な設計になっている。

 そういうわけで逆に言えば、女王が呼ばないかぎり誰かと出くわすことはまずないのだった。  その人の気配うすい離宮、二日前と同じくアンリエッタの寝室。  夜風めぐる部屋の隅。

 手と脚を、裂かれた絹のタオルで拘束されていた。腕は後ろ手に、脚はひざを一くくりにして開けないようにされている。  床におかれた素焼きの壺の上にしゃがみながら、全裸にハイヒールのみをはかされたアンリエッタは、生気なく虚ろな表情だった。

 頬は幾筋もの涙でびしょびしょに濡れている。  たった今まで目の前の才人の肉棒に奉仕していた唇は、心を失った人のように物憂くゆるんで開き、よだれに濡れて光っていた。

 そのつややかな唇が、ぱくぱくと数回閉じ開きしてからようやく言葉を出した。  現在の状況を認識できないという様子だった。

「……なん……なんでこん……こんな……?」

 才人の、暗い興奮を奥底に秘めた静かな声がふってくる。

「アンが悪いんだっての……言を左右にして、お尻の穴でえっちするのを逃げてるんだから」

 それに対し、アンリエッタはのろのろと呆けきった声でつぶやく。

「……だって……そんな、ところ……閨で、使うところじゃ……ないわ……」

 縛られてワイン酢をうすめた浣腸液をアヌスに注入され、才人の目の前で、用足しのための素焼きの壺に排泄させられたのである。  精神に深すぎる衝撃をあたえられ、まるで感情が壊れたように呆けた顔になっている。  間違いなく、今までほどこされた「躾け」のなかで一番悲惨なものだった。

「使うこともできるんだってば。  初めてで痛くしたのは悪かったから、ちゃんと教えてやるって。今のがこれからしばらく、最初にしておく『用意』だからな。  されるのがいやなら、覚えといて自分でしろよな?」

「……あ…………」

 才人が涙で汚れた頬に手をそえ、顔を上向かせてじっと見おろしてきた。  光の消えていたアンリエッタの瞳がわずかに焦点をむすぶ。  いっそ死んでしまいたいほどの羞恥に、言葉をつっかえさせながら少女は哀願する。

「……見……見ない、で……」

 新たな涙が、うるみきらめく瞳から流れ落ちる。  見上げてくるアンリエッタの悲哀の表情に、才人は(俺、女の子にひどいことしてるよな)と実感する。  自分にこんな思いきった行為ができることに、才人自身が驚いている。同時に、今までなかったほどの興奮を覚えている。

 ルイズとのいさかいでためこんで、二日前にアンリエッタの言葉で静かに爆発した憤懣が、黒い何かを心に冷え凝らせていた。  それが、もともとアンリエッタに対して抱いていた嗜虐的な欲望を、もっとも酷い形で解放させたのだった。

(考えてみれば姫さま抱くときは、いじめたいって思うんだよな……俺もかなりヤバい性癖、育ってるなあ。  いつかの舞踏会の翌日、この人のキスの先の顔が見たい、って感じた【10巻】のが、こんなところまで来るとは思わなかった)

 アンリエッタは今夜、愛撫をほどこされながらいつのまにか縛られていた。  これまでもごく軽く手を縛られることはあった。だから油断していたのだった。  気がつくと動けないように脚もしばられ、ベッドに押さえつけられて、あらかじめ用意されていたらしき大量の浣腸液を、一般家庭にもわりと備えられている浣腸器具でそそぎ入れられたのである。

 そのまま、腹痛に青ざめてよろめきながらベッドを降り、ひざを一くくりに拘束された脚でにじり歩かされ、部屋のすみにすえ付けられた携帯用の用足し壺の上にしゃがまされた。  離宮には流水式のトイレ(水魔法と外からひきこむ小川を利用)もあるため使ってはいないが、一応日に二回侍従にとりかえられているその素焼きの壺は、上にしゃがみこんで用をたす形に作られている。  その上で、腹内を襲う痛苦に身をよじりながらも、長い時間をアンリエッタは抵抗した。途中からは抵抗というより涙ながらの懇願だったが。

『やめてください、早くほどいて!』

『いくらサイト殿でも怒りますよ、ほどきなさい! ほどいて今すぐ出て行って! 出て行きなさい!』

『いや……出て行ってと言っているでしょう……み、見られたく、ないのです』

『ほどいて……おなかがいた、痛いの……』

『……ほどいてください……おねがいです、どこかに行って……』

『……ひっく、後からなんでもいたします、ですからどうか、うっ、ほどいて、あちらに行って……  言いつけを聞きます、逆らいませぬから……おねがいぃ……』

 泣き出したアンリエッタに、それまで黙って見ているばかりだった才人は「先に俺のを口でして出させてくれたらほどいてやるよ」と言ったのだった。

 あまりに差し迫った下腹の痛みと、それが決壊する瞬間に少年に立ち会ってほしくないばかりに、やむなく口元に突きつけられた肉棒に自分から舌をからめた。  あまりの情けなさに涙をこぼしながらも口だけで必死に愛撫をほどこし、はしたなく大きな音までたててねぶり抜き、一刻も早く精液を吸いだそうとした。

 ……だがけっきょく間にあわず決壊し、口をはなして才人の目の前で泣き叫びながら、最低の恥辱をさらすことになったのである。

「お風呂はお湯入ってたよな……連れていって、体洗ってあげるからさ。  先に、あと少しだから俺も満足させてほしいんだけど」

 才人は少女の唾液に濡れ、ぬらぬらと光っている肉棒をしめす。  それはこれ以上なく硬くなって大きく勃ちあがっていた。  涙で視界をぼやかせ、眉をさげたみじめな表情で、アンリエッタはのろのろとそれを再度口にふくむ。

 もう姫育ちの矜持も、女王の威厳もなにもない。反抗心が砕かれており、命じられるままごく自然に男の肉に媚びる。  女としての恥辱の極み、その姿を少年の目にさらしたことで、精神までが隷属させられていた。  知性も威厳もなにもかもはぎとられたその様子にも、高貴な育ちの雅々たる気品は残るのだった。それがかえって被虐的な淫らさを強調している。

「く……ん、そう、先っぽを口のなかでクチュクチュしゃぶって……  俺もこんどはすぐ終わるから。全部飲んでくださいよ」

 才人は先ほどわざわざ我慢していた射精欲を、今度は手綱をひきしめず思うがままに高ぶらせていく。  意志の力のほとんどを奪われたアンリエッタの口奉仕は、赤子のおしゃぶりのような力のないものである。  けれど、男の淫心をそそる悲哀の風情をただよわせるその美貌が、肉棒をくわえこんでいるのを見下ろすだけでも才人にはじゅうぶんなのだった。

 凶悪に脈打ちだした亀頭を、桜色の美しい唇がやわらかく締めつけてちゅうちゅうと吸いはじめた。

………………………… ……………… ……

 離宮の浴室はやや小ぢんまりとして、さすがに魔法学院や王宮の大きさとは比べものにならない。  むろん一般の基準で狭くはないが、大貴族の館には普通にあり、裕福であれば平民も持てる程度の規模である。  口からお湯の滝がでる石像や壁にはめこまれた金縁の鏡以外に、装飾もあまりない。

 そのぶん、光が反射して輝きを放つほどの清潔感を、毎日きっちり維持するのは容易である。  白い壁や黒い浴槽はそれぞれ磨かれた大理石や花こう岩で作られてある。  天井近くから、白色をはなつランタンの光がそそぐ。  侍従が夕食後に満たした浴槽のお湯にはバラの花びらが浮き、馥郁たる香がただよっていた。

「……んあぁぁっ!! いく、またいくっ、イくうぅっ!!  い、いやです、いや、抜いて、どっちも抜いてくださいましっ、あんんっ……あ、あくっ」

 その床に這い、才人に向けてかかげた美しい尻をかかえこまれながら、アンリエッタのあげた血を吐くような悩乱の叫びが、壁に当たって響いた。  全身をゆでられた海老のように赤くして、幾度となく体を興奮の極みに達させられている。  女の秘部をふかぶかと肉棒にえぐられつつ、アヌスにも指を根元まで挿入されてほじられていた。

 連れてこられて拘束をはずされ、ひざをついて這わされてお尻を洗われはじめたときには、深甚な打撃をうけたように心が虚ろで、何も考えられない状態だった。  おとなしくしたまま、下半身を少年に清められるにまかせた。  オリーブオイルと海草の灰から作られ、植物性の香料をまぜこんである、ガリア方面から輸入した石鹸。それと手桶にくみあげたお湯で、丹念に洗われた。

 ……が、才人の人さし指がゆるんだアヌスにつぷりともぐりこみ、お湯をかけながら内部まで洗いだすと、さすがにアンリエッタは背をそらして悲鳴をあげたのだった。  しかもその後、指をさしこまれてひくつく女肛のまわりに、浴室そなえ付けの香油をトロリとたらされ、クプクプと抜き差しされて本格的にほぐされだした。  あらぬ感覚にこわばってギュッと少年の指をアヌスで食い締め、その固くなった肉を内部からさらにこすられる。

 そのうえに、熟れとろけていた蜜壺を犯された。  もともと浣腸される前に、一時間近くにわたって全身を愛撫されていたのである。  敏感な場所を避けるようにして、繊細に丹念に。

 排泄させられて精神崩壊の際までおいつめられた後は、男の精液を飲まされて、虚ろな心にまでその味を浸みこまされた。  これまでの躾けで植えつけられた条件反射で、体は勝手にそれに反応していた。  これ以上の前戯が不必要なまでに出来上がっていた肉体は、たちまち少年のものに応えて牝本来の反応を引きだされたのだった。

 膣奥まで肉棒でヌチュヌチュこすられ、優しく、けれど有無をいわさず甘美な火をあおりたてられ、すぐに力強い責め方に切り替えられてそれを真っ赤に燃えあがらされた。  雪色の裸身が、愛撫を受けていたときのように血の色を透かしだすのは早かった。  そこからまた、延々と責められた。

 本来、反応が非常に良く、連続した責めに弱い体なのである。  またダメージを受けていた精神が、肉悦への抵抗力を完全に失って、むしろそれに溺れたがっていた。  心の防衛本能のようなもので、アンリエッタが頭でそれを望んだわけではない。だからこそ自分の肉が爛れていく感覚に翻弄されて、よけいに「牝」になってしまう。

 そのようなしだいで、紅潮した体から濃艶に淫気をくゆらせながら、アンリエッタは女としての法悦を立てつづけに極めることを男の肉に強制された。  アヌスにぬっぷりと指を突きこまれていることが、自分でも信じられない倒錯した肉悦をもたらしている。

 いまはふっくらとほどけはじめた女肛に、新たに中指が足されている。  菊皺をひきのばすように二本の指でかきまわし、アンリエッタをさんざんに鳴かせながら、才人が言った。

「姫さまのお尻、三本は指が入るまでじっくりほぐしといてやるから。  いっしょにおま○この奥、俺ので刺激しててやるから、お尻に何か入れられた状態でイく感覚を、しっかり体で覚えろよ」

「いや、そんなの覚えたくありません、ひ、いや、ああだめぇ、あああああっ」

「なにいってんだ、いつにも増して反応いいじゃねえかよ。  お尻と一緒に責められるの好きだったんだな? 覚えとくよ。あ、また両方締まってきた。……すげえ、きゅーって絞りあげてくる感じ。  どのあたりからイきはじめるのか丸わかりだ。ほら、もうおま○この奥がコリコリして疼いて、たまんねーんだろ? いま子宮、揺らしてやるからな」

 ブルブルと絶頂への痙攣が始まって、アンリエッタが悶えていたところで、才人がずんとひときわ深い突きこみを送りこんできた。

「ひいいいっ! ……、……っ! いくぅっ、んっ、んっ、イクうぅぅっ!!」 

 グチュッと肉棒で子宮を突きあげられ、ひとたまりもなく追いこまれて、またしても肉の悦びを極める。  汗を噴いたしなやかな背を、大理石の床の上で淫らにくねらせる。  休ませてもらえず次々と、女にしかない体内の臓器を突きあげられる。それは赤く痙攣して、泡を吹くように子宮頚管粘液をどろどろと吐きだしているのだった。

 もう歯を食いしばって耐えることもできず、アンリエッタは震えて泣きながら、朦朧として快楽に濁った目を伏せ、ゆるんだ歯の間から舌をこぼした。  絶頂の中、ぐにぐにぬちぬちとアヌスを指でかきまわされる感触がおぞましい。

 それなのにそこが熱い。  肛門の肉をこねまわされると、おぞましく黒く、鈍くて重い、頭をかきむしりたくなるほどの苦悩に満ちた感覚がある。もちろん深い羞恥も。  それが一方で責められる子宮につたわり、そこをなおさら熱していき、結果アンリエッタのとろけた膣肉はにゅるにゅるとうねって、才人の肉棒にいとしそうに奉仕するのだった。

(もう……もう駄目……)

 発狂しそうな濃い快楽と恥辱のなかで、少女は舌先からよだれを物憂く垂らしながら完全に絶望した。  浣腸され、最初は気丈さを発揮しながらも、後から泣いて惨めに屈服した。許しまで乞うた甲斐もなく、何もかも見られた。現在はアヌスを指で貫かれながら、背後から犯されている。  たぶんこの後は、いま広げられているお尻の穴を、二度目に奪われるのだろうけれど。  今までの責めだけでもう一生、今夜のことを忘れられそうにない。

 動物のような、四つんばいの格好。まさしく、犯されるという表現がぴったりのこの体位。  よく取らされる格好ではあったが、これからは意味が違う。  これまでも恥ずかしくなかったわけではないが、今夜からはとくに「後ろの彼にお尻の穴を見られながらする体位」ということを強く意識せざるを得ないだろう。

 深刻なトラウマを作られながら、いまもその恥辱が官能を煮立てる一因になっていることに、アンリエッタは絶望の涙をこぼす。  刻まれた心の傷に、あらたな色情の種をも植えつけられていた。  哀泣しながらも、薔薇色に高揚するあさましい体が、肉棒を突きこまれるたびに腰の上を支点にS字にくねり、桃のような尻の谷間が幾度もすぼまって才人の目を楽しませるのだった。

 美少女の甘美なすすり泣きと、上りつめていくときの乱れた淫叫が交互に、霧けぶる浴室内に妙なる音響となって澄みわたっていく。

………………………… ……………… ……

「そうそう、ちゃんとひざの裏を自分で持って。  それじゃ、入れるから」

 タオルをしいた大理石の床の上。  アンリエッタはあお向けになって、ひざ裏を自分でかかえて脚を恥ずかしくM字にひらいた格好。  内側からひくんひくんしている下腹の、うす赤く染まった若々しい肌がお湯をはじき、それとは別の液体で栗色の恥毛がぬめり濡れている。

 涙とよだれでびしょびしょの紅顔は、花こう岩の天井より高いどこかを、無気力に半開きの目で見つめている。  上向いたこぼれそうなほど豊柔な乳肉を、はかなげにふるふると揺らして、放心の態だった。  何度か精液をそそがれた蜜壺はほころびきり、クチャクチャと咀嚼してからぷぴゅ、と白濁を噴出させた。

 先ほどまで背後から貫かれ、言葉をうしなうほどの快楽でいたぶり抜かれ、同時に固かったアヌスの肉を、三本の指が抜き差しできるほどに十分にほぐされたのである。  その夢うつつの瞳孔が、にわかにきゅっと収縮して焦点をむすんだのは、才人がわずかに開いてひくついている女肛の入り口に、肉棒の先端をおしあてたからである。

「――ぁ゙っ……」

 アンリエッタののどが反らされ、あえぎがもれ出る。  香油をたっぷりまぶされた肉棒が力をこめてアヌスを押し、くぷ、と亀頭をめりこませたのだった。  ほぐされたとはいえ経験の浅いその穴が、きゅっきゅっと亀頭に噛み付く。  カリの部分が通ってしまうと、あとはずるずると肉棒は肛道にもぐりこんだ。

「ぁっ……ぐ、くぅ……んん……」

 少女は力の入らないあごをどうにか合わせ、奥歯をかみしめて耐える。  才人の、低く満足げな声がとどく。

「ほら……今夜はあれだけ用意したから、こんなに楽だ。  ……っく、い、いま急にキツくなりだした……まだまだ、今夜からいっぱい特訓しなきゃな?」

「……ひっく……うぁ……ぁぁ……ルイズ、も……?」

「ん?」

「…………ルイズも……こんなこと、を……するの……?」

 ほんのり上気してとくとく脈打つ肌。  舌足らずな声。もうずっと赤い耳や首筋。  眉を下げてときに嗚咽をこぼしながらも、とろんとして眠たげな瞳。  いじめられすぎて子供に戻ってしまったような様子で、アンリエッタは自分で脚を開いたまま才人に訊いた。

 むろんさまざまな「初めて」を才人と共有しているルイズには、後ろの経験がある。  でなければ才人がアンリエッタ相手に、それなりに慣れたことができるわけがない。  才人はすこし躊躇してから、思い切って正直にうなずいた。

「……うん。ルイズもしてる」

「……あ……それなら……がまん、いたしますぅ……」

 夢幻をさまようようなおぼつかない声を出して、アンリエッタは目に諦念をやどした。  慣れていないアヌスの異物感からくる全身の筋肉の引きつりを、可能なかぎり力を抜いて抑え、そこを貫かれることを受け入れるようにする。

 アンリエッタが、ルイズも同じことをすると聞いて男の要求を受け入れたのは、対抗心からではない。  聞かされたのがルイズで、今のアンリエッタと似たようなことを言ったならそれは「才人に近づくほかの少女に対抗心を抱いたから行動する」であっただろう。  が、アンリエッタの場合はむしろ「ルイズも同じ。自分だけこんな恥ずかしいことをされているのではない」という連帯感と免罪符を得て、どうにか自分を納得させることが出来たためだった。

 それにうすうす気づき、才人は下唇を噛んだ。  アンリエッタとルイズが二人だけの秘密をかかえ、自分にはなにも知らされないことを思い出したのである。

(何もない、と二人してわざわざ嘘までついてさ……)

 ことの起こりであった少年の鬱屈した思いは、情欲とむすびついてねじまげられた衝動となっているのだった。  才人はアンリエッタの顔の横に手をつき、ぐぐっとアヌスを貫く肉棒を深く根元までいれる。  桃尻を犯されて惑乱の鳴き声をあげながら、真上から才人に顔をのぞきこまれたアンリエッタが、もろくなった精神からくる恥じらいの涙をぽろぽろとこぼした。

「……見ないでぇ……」

「駄目だってば。目をそらすなよ。  それに、ひざの裏から手をはなしたら、明日からも『準備』は俺の前でさせるからな」

 その脅しに、ひっとアンリエッタが泣き声をのみこんで、力の入らない手で脚をしっかりかかえようとする。  才人はうなずいて、少女の尻丘の間できつく固く締まる肛肉に、肉棒をずっずっと進ませていささか強めに抜き差ししはじめる。

「ひぐ……、あっ、……うぅ……っ」

 苦しげな声が、切れ切れにアンリエッタから上がる。  肉棒をうっ血しそうなほど肛口の筋肉の輪で締められて、才人は自身も痛みを覚えながらそこを犯しつづけた。

「……いたいぃ……いたいのぉ……」

 だがけっきょくしばらくして、哀憐の情をそそる涙声に、才人の腰が止まった。  わずかに考えるようにしてから少年は身を起こし、少女のアヌスを貫いたままその恥丘に手をのばす。そっとクリトリスを指でつつく。  そこはまだ今日一度も触れられていなかったが、肉体の興奮にあわせて少し大きくなりかけていた。

「ひぁ……そこは……」

 アンリエッタの表情がへにゃと本格的に泣きそうに崩れ、脚をかかえたままユサユサと体をゆすった。  心を砕かれて、おびえを隠せなくなっている少女に、才人はささやきかける。

「二日前の夜だって、お尻されながらここでちゃんとイけたもんな。姫さまのいやらしい牝ちんちん。  ずっと俺の指でシコシコしててやるから、お尻といっしょにここで気持ちよくなればいいだろ」

「……そんな……そんなこと、されたら……  ……しないで……されたくありませ……」

「嫌なのかよ? それじゃ、ちゃんと自分で、どこをどうされたくないのか言ってみろって。  言えなきゃするからな」

 ぐすぐすと鼻を鳴らすアンリエッタの恥丘を撫で、栗色の恥毛をさりさりと指でもてあそびながら才人がそう命じた。  アンリエッタがぷるりとした唇を動かして何度も声をだそうとする。責めへの怖れと、卑語を言うことに対する恥じらいの間で麗容をうつろわせながら。  幼児のように素直に、感情がおもてに出ているのだった。

「今夜はずいぶん恥ずかしがるんだな。今さらそこまで気にすることないだろ、ほら言えよ。  どう言えばいいのか忘れたとか言うなよ?」

「……………………わ、……わたくしの、……め、牝ちんちん……を……  …………しこ、……いやぁ……シコシコしないで……うぅ……」

「なんで?」

「……そこでも、狂うほど……気をやって、戻ってこれなくなって……  乞うても、あなたは許してくれなくて……わたくし、わたくしは……」

 アンリエッタのようやくしぼり出した、羞恥と哀調をおびた声に、隠しようもなく艶がまじっていることに才人は暗い満足を覚えた。

「――それが大好きなんだろ? ほんと、いじめられたがる体だよな」

「ひっ」

 才人の手が、少女の濡れそぼった栗色の恥毛を押さえ、大陰唇に指を置いてひらき、勃ちかけて半分ほど包皮から顔をだしたクリトリスをあらわにした。

「見ててやるからな。これ以上おっきくしたら、俺が姫さまのお尻で満足できるまでずっとここをこね続けますよ」

「……そん……な……」

 アンリエッタが自身でかかえているひざ裏に、才人が手を重ねて、ぐっと少女の体を二つ折りにして股間を上向かせた。  姿勢が変わったことで腸内の膣側の壁をぐりっと肉棒で押しあげられ、少女はまた鳴いた。  結合したままのアヌスとその上で熟れとろけ、精液をこぼす淫猥な秘肉が、アンリエッタの顔の真上、才人の見おろす真下にある。  しぜんと肉豆も二人の視線にさらけ出されている。

 少女のひざ裏から手をはなして言葉どおり、才人はじっと見ている。  その観察するような視線の下で、ひっくり返されたままアンリエッタは身もだえするような羞恥を味わうしかない。

「これなら姫さまの顔も、お豆も一緒によく見えるよな」

 なぶる才人の言葉に、アンリエッタは脳が甘ったるく熱されるような恥ずかしさを刻まれて、あえぎながらかかげられた腰をゆすゆすと揺するのだった。  顔と恥ずかしい部分を両方、上のほうから見られていることで、完全に男に支配されているような錯覚を得てしまう。  見ててやるからな、という少年の先ほどの言葉を、たまらなく意識してしまった。

 ――ひく、とクリトリスが反応した気がした。

 唐突に訪れたその予兆に、脳裏が桃色にもやがかっていながらも少女は狼狽を覚えた。  とまらず続いて、ひくひくとその肉の粒が脈打って血が流れこんでいくようなイメージを得てしまう。  必死にとどめようと念じれば念じるほど、ますます体がどうにもならなくなる。

 凝視している少年の視線に、強烈な羞恥とおののきを感じてしまう。  (サイト殿に見られているのに恥ずかしい)(ここが大きくなったら指でいじめられる)と頭に一度浮かんだあとは、繰りかえして逆に強く意識してしまう。  体が反応し、脳裏と恥部がますます熱くなってうるんでいく。  いまや恥丘のあたり全体がトクトク鼓動をうっている感覚があった。

「なんで……いや……だめ、大きくなったら駄目ぇ……」

 おもわず泣き言をもらしたアンリエッタの見ている前で、言い逃れできないほどに肉豆がヒクついて勃起していた。  ひくん、ひくん――とつつましく脈動し、けれど淫らにふくらんだそれが、半分かぶっていた皮を根元にずりおろしてぷくんと存在を主張した。  恥も極致に達して、アンリエッタは朱を散らした顔を両手で覆ってしまいたかったが、あいにくひざ裏から手を離すことは少年に禁じられているのだった。

 才人がにやにやしてアンリエッタの背を床に下ろし、ようやく交合の姿勢が通常の正常位にもどる。貫かれている場所は通常ではなかったが。

「あーあ、見られてただけでこんな赤くずる剥けさせちゃって。じゃ、さっき言ったとおりのことしてやるよ。  それとあらためてお尻も、今後から使わせてもらうけどいいよな?」

「あああ……もう、もう勝手にすればいいでしょうっ……あ、やめ、ひいいいっ!」

 嬲られるために自分から勃ちあがった、過敏すぎるその小さな肉を皮の上から少年の指につままれた。それだけでカチカチと歯を鳴らしてしまう。  肉豆の包皮をくるりと剥きおろされ、またかぶせられる。  剥いてはかぶせ、また剥き……を繰りかえされた。

「ひっ、ひっ、ひうっ……まってえっ……あ、あぐっ!? 」

 舌をもつれさせて懇願しかけたところで、再度アヌスの奥までぐっと肉棒を突き通された。  のどを反らして、かかえた脚のつま先をはねあげてしまう。  いまの突きこみで、下がりきった子宮を裏側から押されたのだった。膣奥を責められるときとはまた違う方向からの刺激。

 なにが起きたのかわからず涙の膜をはった目をぱちぱちさせている暇もなく、継続しているクリトリスへの包皮の剥きかぶせで、少女の声帯がふるえて切れ切れの声がもれた。  指で女の粒をいじりながら、本格的に才人がアンリエッタのアヌスで自分のものをしごきだす。  肛口の痛みとそこに一滴まじる妖しい感覚と、肉豆の得る鮮烈な快楽が脊髄をかけあがって混ざり合い、ジュッと性感を焼かれた。

「……あうううッ……!?」

 いきなりのように、絶頂に放り投げられていた。  遅れて粘っこく腰がわななく。  くたりとして気息奄々でうめきながら、全身の毛穴を開いて淫気をほかほかとくゆらせるように汗を流すアンリエッタに、才人が声をかけた。

「早いなあ……あっという間じゃねえかよ。やっぱり、他のとこお尻と一緒にされると反応いいんじゃないか?  ほら、油塗ってやるから。気持ちいいならいつもみたいに、何度でもイっていいからな」

 アンリエッタが答えることもできなかったのは、すぐ責めが再開されたからだった。  今度は剥かれたままのクリトリスに香油が塗りつけられ、指の腹でヌルヌルと可愛がられる。  そうしながら、ゆっくりとではあるが肉棒の抽送が肛道で行われた。今度は痛みの中に、指でかきまわされたときに覚えさせられた黒い感覚がはっきりとあった。

 また、肉豆をしごかれる感覚とアヌスを犯される感覚がからみ合った。  眼球の奥のほうで何かがバチバチと弾ける。  かなり前から炎天下のバターのようにトロトロに溶かされていた心と体が、あっけなく崩れた。

「……やめてぇ! ……いきますぅ、んぅ、んんんん……!!」

 クリトリスで味わう鋭い絶頂に、全身の筋に力が入り、それから肌に新たな汗を浮かばせて弛緩する。  目の端から涙を、口の端からよだれを流しながら、はふはふと熱い息を宙にもらす。  やはり今度もびくんっ、びくんと後から体が痙攣しだした。

 そのわずかな休息も許されずアヌスを突き上げられ、はひゅ、と息が妙な音をたてる。  肉の粒の表面を、余さず指でみがくようにこすられ、アンリエッタは鳴き続けながら、犯される尻を自分から振るように卑猥にうごめかせて、きゅうぅと肉の輪を締めた。  骨抜きにされた精神がやすやす音をあげ、情けなくも哀訴の声がでてきた。

「……ゆるひてぇ……! ……お気にいらなかったなら言いなおしまふっ……  ……あっ、あなたのお好きなように、いつ、いつれも使ってかまいませぬからぁっ……」

「じゃ、今使わせてもらいますから。  お尻、さっきより少し動きやすいや……入り口はきついけど中はモチモチしてるよな」

「……ん〜っ……ゆび、指をはなしてくらひゃいいぃっ……!  ……ひぐ、お尻ぃ……」

 才人の抜き差しは、肛肉をならすための長いストロークに変わっている。  ぬぐっ、ぬぐっと、子宮を裏からノックして、肛道ごとカリを引き出すようなストロークに、アンリエッタは気が変になりそうだった。  入れられたときはあれだけ痛かったのに、気がつくとそこの痛みはかなり薄らいでいる。

 かわって尻の奥の奥からじぃんと重くしびれる、むずむずしたあの黒い感覚が大部分を占めていた。  ズルズルと引き抜かれるときは排泄に似た感覚。押しこまれるときは先に責められ、発情の極みにおかれていた子宮を裏側から掘り起こされる感覚。  アヌスを犯される異様な性感は、嬲られる肉豆と明らかに相乗して、いつもより大きな肉快をその小さな芽に得させていた。

 ぷるんと勃ちあがって包皮を脱ぎ捨て、淫艶な女の裸身そのもののように美しい肉色を見せるクリトリス。  そんな快楽のためだけの器官が自分にくっついて生まれてきたことを、アンリエッタは今夜ほど恨んだことはなかった。  男の指に触れられるたび限界まで大きくなろうとするその快楽神経のかたまりが、アンリエッタの脳に淫熱の矢を突きさすのだった。  いつもならやめてくれた地点を軽々と突破して、肉の芽を執拗にねっちりと嬲られつづけた。

 …………少したったころには、またしても体が収拾つかなくなっていた。  香油で妖美にかがやき、爆ぜてしまいそうなほど興奮に充血しきった肉豆をしごかれ続けて、髪をしどろに振り乱して絶頂に達しつづけるしかない。  自分で必死にかかえこんでいるひざ裏がピンと伸びて、はね上がった足のつま先まで生々しい震えが走る。

「……ああああああっ、イク、こ、ころして、んうぅ、もうお豆いきたくないいっ……」

 衰弱していたはずの心身が、容赦なく追いこまれて凄艶な狂乱のさまを見せていた。  才人はくにくにと肉豆を揉みこんで連続した絶頂をアンリエッタに与えながら、締まる括約筋を味わいつづける。  彼は興奮しつつも醒めた部分をのこした声でささやいた。

「アンはいちいち大げさなこと言うからな。以前なら、『ころして』と言い出すあたりで気絶してたはずだよな……感度はますます良くなってるけど、耐久力はついてるんじゃないか?  言ったとおり俺がイくまで、この恥ずかしくぷっくり勃起した牝ちんちん、しごいといてやるから。  お尻と一緒にされるの大好きみたいだし……明日からもこうしてやるよ」

「……んんんんんんんんっ…………!!」

 才人の宣言に深い絶望を感じた瞬間に、またアンリエッタの官能が灼熱した。  白い蝋燭(ろうそく)のようにトロトロと、女体が蝋となって融かされている。  あごを反らして熱病患者のようにあえぐ少女の、夕日をあびたように紅潮した頬に、開いた唇の両端からひと筋ずつ、ねっとりとよだれが伝わって落ちていく。

 少年が、アンリエッタの頬に伸ばした手をそえた。  汗と涙、よだれでほころびた麗貌を、自分にきちんと向けさせる。

「ほら、ちゃんと俺の顔を見てなってば。  言ってみろよ……『これからもお尻躾けてくれ』って自分からさ。そうしたら、今日はそろそろ終わらせてあげるから」

 霧とまじって濃艶な香気がけぶる浴室内。  官能の毒にひたされた少女の濡れた瞳が、弱々しく才人をとらえておぼろに揺れた。  ややあってかすかな声が、花こう岩と大理石に反響した。

「……おひり、躾けて……ほしいれすぅ……これからも……どうか、お使い、くらさいまひぃ……」

「ん……よくできた、よな」

 心の奥から湧き上がる歪んでぞくぞくしたものを感じつつ、才人は自らの終わりに向けて腰を動かし始めた。  アンリエッタの尻の下に手をまわし、極めて女らしいふんわりと柔らかい肉質の尻房を持ちあげるようにして、みずみずしい白桃の位置をすこし上げさせ、ほぐれてきたアヌスをヌプヌプえぐっていく。  幼女に帰っているアンリエッタの涙声が、犯してくる才人に投げられる。

「……うそつきぃ……うそつきぃ……」

「嘘じゃないってば、あと少しで終わらせるから……  ほら、最後だからいっぱい気持ちよくなれよ」

 またしても肉豆をつままれたアンリエッタが甘鳴きしてのけぞり、先端に桜色の実をしこらせた汗みずくの乳房をふるんふるんと揺らす。  そこから後は、一気に女肛への抽送が速まった。

 クリトリスの皮を剥かれたまま、そこで腰を固定しているかのようにきゅっとその小さな肉をつまみあげられて、肉棒で女肛をグチュリグチュリと苛烈にみがかれる。  肉棒の抜き差しのたびに、ひざ裏をかかえこんだ少女の体が、大理石にしいたタオルのうえで揺り椅子のように揺れるほどの、大きいストロークの肛交。

 人間の言葉さえ忘れたように、ひっきりなしにアンリエッタは鳴き狂った。  貫かれる尻にはもう鋭い痛みはなく、ただむず痒くもどかしいような何かが奥のほうから身を灼いている。  才人の指にとらえられた肉豆は、ジンジンと破裂しそうなほど疼いて、呪わしい悦楽で腰を砕いてくる。

「……はやふぅ、終わってぇっ……、うぅぅんんっ……イくぅ……  あ、いく、いくっ、いくっ…………んーーーっ、んーーーッ!! く、んんんんーーっ……  ……はひ……はふっ……しぬうぅ…………あ、あふ、あうううっ……またっ……っ」

 つづけざまに頂を極めて、淫らがましい獣に変えられていく。  押しつぶされた心を埋めるように、肉悦が炎となってゆらめいていた。

 自身も汗まみれになって一心に腰を送りこんでいる才人が、小さくうめいた。射精をこれ以上抑えられなくなったのだった。

 彼の肉棒を受けいれた少女のアヌスが、リズミカルに締めつけつつ内部でうねるような動きを見せはじめている。

 可憐にすぼまっていた女肛は肉棒の形を覚えさせられ、わずか数時間で男の肉をしごく道具に変貌しつつあった。  アンリエッタが一回絶頂に達して身をよじり汗を飛び散らせるたびごとに、その肛肉が精液を搾って男に奉仕するための器官になっていくかのようで、淫靡きわまりない。

「……――――ひぃっ! ひっ、ひいぃぃっ!!!」

 官能に煮えきった、引きつる哀れな声をアンリエッタがあげた。  才人がつまんでいた肉豆を、くりゅくりゅとひねりつつ上下にもしごきたてたのだった。  少年は同時に、奥歯を食いしばって「んっ」と声を噛みつぶし、射精をはじめている。

「……あぉ――ひぃい゙い゙い゙いっ……!!」

 魂が軋るような絶頂の悲鳴とともに、精液をこくこく飲まされていくアヌスの上、女陰についた尿道口から、ぴゅぅ、と潮が噴いた。  薔薇色に血を透かし、肉を収縮させてぐぐっと持ちあがった牝尻の奥まで、精液がじんわりと浸みこんでいく。  子宮裏に男の脈動を感じ、倒錯したやり方で自分の「女」を実感させられる。

 腸内に精液を流しこまれて味わう、発作的に舌を噛みたくなるほどのどす黒い官能。  肉豆から起こり、脊髄を走って脳天に突きぬけるような淫らな電流とあいまって、死にたいほどに気持ちいい。

 子宮から全身に伝わって、もうずっと止まらない痙攣がいっそう大きくなる。  とうに限界を超えていた性感が、熱をもった赤い霧を脳裏に流しこんで意識を焼いた。  ひざ裏をかかえて転がったまま、アンリエッタは今夜もっとも激しい、望まなかった悦びを得させられたのだった。

「……ぁ゙ー……ぁ゙っ……あ゙っ……」

 肉豆を少年の親指にコリコリ押しつぶされているため、その周辺の肉が引っ張られて、すぐ下の尿道口がやや上向いていた。  精液をそそがれるたびに肉棒の脈動にあわせて括約筋が断続的に締まり、結果として潮が切れ切れにピュッ、ピュッと体の上方に飛んで、魂が抜けたような美貌にかかっていく。

「うわ、すげーイき方だな……なんか姫さま、男の子になったみたいだな。  自分の顔にお潮、射精みてーに飛ばしちゃって」

 淫美な光景に見とれていた才人が、言葉を切ってそっと少女の頬を撫でた。  思いつめた暗い目には、今しがた嬲った少女への強烈な罪悪感と、自分への嫌悪がある。  少年は体を倒し、アンリエッタの開いた脚の間にかがみこんでくると、今までの苛烈な責めが嘘のように、汗を吸うような優しい口づけを顔に降らせていく。

 凄絶な極めかたをして呼吸もままならないアンリエッタの意識が、すぅっと闇に溶けていく。  肉の夢幻のなかで、少年に抱きしめられて降らされる口づけが心地よかった。