ゼロの保管庫 別館

27-735

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番外編:エロ雀師ガンダールヴ伝説

それはある日の事。

トリステイン魔法学院の男子寮の1室に伝書鳩ならぬ小包ぶら下げた伝書梟が届いた。 包み紙に描かれているのはガリア王家の紋章。 大半の貴族の子女子息ならそれを見た瞬間に印籠見せ付けられた端役の如く平伏しかねないのだが、 しかし青年―――サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガはそれを見て無造作に包み紙を引っぺがすと中身を広げた。

同封してあった手紙の主はサイトのご主人様兼年の離れた悪友兼義父(予定)のジョゼフ王からである。 手紙の内容は要約してみると―――『これ、『東方』から来た物らしいけどどんな風に使うのか分からないから分かるなら教えてくれ』

中身を見た瞬間、サイトはがっくりと崩れ落ちた。

「こんな物までこの世界に飛ばされてんのかよ・・・」

中型の箱に詰まっていたのは4組の文字や記号が描かれた――いや彫りこまれた長方形の物体と細い棒のセット。 まごう事なき、大人の旅のお供の携帯麻雀セットである。 かつてパソコンのゲームやオンライン麻雀をやってきたのでルールややり方は知っているが、実物を見るにはサイトは初めてだったり。

「居るかいサイトー?・・・なんだいそりゃ?」 「これか?俺の居た世界のテーブルゲームで麻雀っていう奴だよ」 「まーじゃん?変な名前だね」

イザベラの呟きになんだか時空を超えたデジャヴを感じたが、それはこの先の展開にまったく関係ないから置いといて。

「サイト、アンタこれのやり方分かるのかい?」 「ああ、一通り知ってるけど?」 「それじゃあ私にも教えな。なんだか面白そうじゃないの」 「分かった。じゃあとりあえず2人麻雀でやってみるか――――」

半分うろ覚えと化した知識を辿る。 その時、ふとある考えが脳裏をよぎった。

・・・そういえば、わが故郷限定の有名なやり方がありましたなぁ。

これがまだ見ず知らずだったりする女の子ならともかく、目の前に居るのは既に行っちゃうとこまで行っちゃってる関係の少女。 ニヤリ、とサイトは獰猛な笑みをイザベラに見せないようにしつつ浮かべた。 それはまさしく哀れな獲物を前にした、凶暴な捕食者の顔――――!!

ルールや牌の組み合わせによる役を説明しつつ、試しに模擬戦を開始。 結果は都合のいいビギナーズラックなど起こらず、麻雀牌に障るのが初めてでもある程度ゲームなどで経験のあるサイトがあっさり上がった。

「ふん、勝負はまだこれからだよ!」

勢い込んでまた牌をかき混ぜようとしたイザベラだが、そこにサイトがちょっと待ったコール。

「ああイザベラ悪い、ひとつとっても重要な事を言い忘れてた」 「ハア?バカだねえ、一体何さ」

サイトは――表向き--バツの悪そうな顔をしてから、イザベラの着ている学生服を示す。

「・・・ロンやツモった場合、その牌を出した人は服を脱がなきゃならないんだ」 「なっ――――――!!!?」

イザベラ、瞬間沸騰。

「つーわけでほら、1枚脱いだ脱いだ」 「そ、そそそそ、そんなのできるわけ無いだろ!?何言ってんだいこの―――」 「しゃーねーだろ、れっきとしたルールなんだから。大体、やろうって言い始めたのはイザベラだろ?自分の言った事に責任持てよな」 「うううううううううう〜〜〜〜〜〜・・・」

唇を軽くかみ締めつつ頬を染めて上目遣いに睨んでくる姿にすぐにでも飛び掛りたいのを我慢しつつ、表面上つれなさを装って急かす。 躊躇いながらまず、イザベラはマントを外した。

「まだ途中だからな。半荘終わるまで終わらないぞ」

その言葉はイザベラにとって、まるで死刑宣告のように耳に響いた。


・・・・・・30分後。

見事に全裸の美少女の一丁上がり。


「あっはっは。見事なぐらいに負けてくれたなイザベラ」 「笑ってないでさっさと服を返しな!よ、よよよくもガリアの王女の私にこんな真似・・・」 「関係ねーよ。俺にとっちゃイザベラはただの大切な女の子なんだし、負けは負け、だろ?」

なすすべも無くイザベラ撃沈。 チャームポイントの広いおでこまで真っ赤にしながら、もじもじと何とか裸体を腕で自分の体を抱えるようにして隠そうと身をよじる。 しかし、本番はこれからである。

「さて、半荘と持たずにイザベラは点棒ももう無くなっちゃったし、脱ぐ物ももう何も無い訳だけど、半荘分持たずに終わった人には罰ゲームがあるんだよな」

手の中で点棒を玩びながら意地の悪い笑みを浮かべる。 対してイザベラは薄ら寒いものを感じて部屋から逃げ出したくなったが、しかし下着一枚すら身に纏っていない今この姿で飛び出せば・・・考えたくも無い。 一国の跡継ぎの王女が男子寮でストリーキングなんてスキャンダルは御免こうむる。

そんな想像をして思わず頭を振ったその隙に、

「で、その罰ゲームなんだけど」

何時の間にかすぐ隣へ接近していたサイトに軽々抱きかかえられると、ベッドの上に乗せられた。 そのままうつ伏せにされて腰を道上げられる。自然、両手をベッドにつく形になった。

「!は、恥ずかし・・・!」 「動くなよー、これはれっきとした『罰ゲーム』なんだからさー」

むき出しになった、張りのある尻の谷間にサイトは顔を近づける。 割れ目を入念に揉み解しつつ、少しずつ服を脱がされて挙句生まれたままの姿で扇情的な格好をとらされている羞恥からか。 早くも微かに湿って蠢いている窄まりを、サイトはぺろりと一舐めしてから舌を突き入れた。

「ひゃん!あんっ、んんっ!!」

ある程度分泌液とサイトの唾液で滑らかになった菊門。 そこにおもむろにサイトは玩んでいた点棒の1本を、ゆっくりと差し込んだ。 何度も体感したことのある指やサイト自身とは一味違う、冷たく硬い異物感。

「ん、んんんんっ!な、何、入れてっ・・・・!?」 「負けた相手には、こんな風にお仕置きするのがルールなの。我慢我慢〜♪」 「う、嘘っ!アンタ、絶対それ嘘ぉっ・・・!」 「はいはい、往生際の悪い奴にはもう1本追加な」

ごりゅ、と後ろに差し込まれた2本目が1本目と擦れ合う。 そのかすかな感触さえ、今のイザベラが声を漏らすには十分な刺激だ。

「〜〜〜〜〜!!」 「ほら、こっちにも追加〜」

前の秘裂にも1本。 点棒はサイトの予想よりも遙かにあっさり細い棒を飲み込む。

「ほーら、こうされたらどうだ?」

挿さった上下の点棒の先をつまんでぐりぐりと回す。 遠吠えに似た高い嬌声と一緒に、イザベラの背中がそのままぺっきり折れそうなくらい反り返ったかと思うと・・・ そのまま力なく、ぺたんと崩れ落ちた。

両方の穴から流れ出す粘液と、羞恥だけではここまで染まらないだろう顔の赤みにサイトは満足げに頷く――――が。

「ほら、ま〜だ罰ゲームは終わってないぞ〜」

嬉々としてサイトは、腰の落ちたイザベラの体を引っくり返すと、力の抜けたイザベラの太ももを押し開いて秘裂を再び露わにする。 ピョコピョコと突き刺さった点棒が動いていたが、サイトの注目している先はそこではない。

「こっちの穴は・・・どうかな?」

点棒を押し当てた先は。 膣内へと続く穴のすぐ上、男の性器とは違って一緒くたになっていない、小さい方の排泄の穴であった。

サイト――――お前はどこまで鬼畜なんだ・・・!

くちゅっ

尿口に挿し込まれたのは、点棒のほんの10分の1程度でしかない。 しかし、その効果は劇的で。

「ぃっ・・・あああぁぁぁぁぁぁぁ―――――!!」

今日特大の、甘いものが多分に混じった絶叫の後・・・イザベラは失禁しながら、意識を手放したのだった。


数日後――――


「さ、サイト?時間空いてるかい?」 「あー、しばらくは暇だけど。どーかしたか?」 「ま・・・・ま、また、あの『まーじゃん』のやり方を、アンタに教えて欲しいんだよ」 「・・・へー。そうなのか」 「な、なんだい!?せっかく私があ、ああアンタに教えを請ってやってんのにさ!」 「別にー。んじゃ、さっさと準備して始めるか」 「あ、ああ、そうだね・・・お願い、するよ・・・」

ぼそぼそとそう呟いてても、隠し切れず熱の篭った瞳をしたイザベラの様子を見ながら。 サイトはふと、思った。


――――――今度は、シャルロットも必ず誘おう、と。


「ロン。四暗刻。一発。裏ドラ」 「だーっ!ま、負けたーっ!!」 「お兄ちゃんの負け。脱ぐ服も無い・・・罰ゲーム」 「ちょ、ちょっとタンマ!ツーかなにその手!何でそんな待ちきれない感じでワキワキしてんの!その杖は何!?」 「ルールはルール」 「待ってくれシャルロット!せめてあともう1か・・・アッ―――――――!!」

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