ゼロの保管庫 別館

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だれでも歓迎! 編集

274 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 23:08:37 ID:fBoHMx1Q ルイズは退屈していた。 早く授業終わんないかなー。 たすたすたすとつま先でカウントダウンしながら、ルイズは上の空で授業を聞いていた。 今日は才人を教室に連れてきていない。 今夜の準備のために、町に買い物に行かせている。 まあ買い物ってのは口実だけど。 あれから1週間あまりが過ぎていた。 その間に二人がこなした回数は4回。 1回目はなんかよくわかんない内に終わった。 2回目はかなり痛かったけど、サイトが全力で優しくしてくれたから、幸せだった。 3回目からかなり痛みが引いてきて、入れてからもキモチよかった。 4回目でついに、入れてからイった。終わったあとにサイトが優しくしてくれて、泣きそうになった。 過去のコトを思い出すと、自然と顔がふにゃけてくる。

「どしたのヴァリエール?キモチわるい笑い方して」

気がつくとキュルケが目の前にいて、顔を覗き込んでいた。 どうやら授業は終わっていたらしい。

「ななななななんでもないわ!それじゃあ、マタ明日、ごきげんようっ!」

慌てて席を立ち、教室の外めがけて走り出すルイズ。 早く帰って準備しなきゃ、サイト帰ってきちゃう。

シエスタは覚悟を決めていた。 今日はキメます。必ず。 あの森の中での一件から、シエスタは才人とシテいない。 逢うたびに何度かモーションをかけているが、全て失敗に終わっていた。 なーんか、避けられてる気がするのよねー。 とりあえず、狩りの基本。それは、まず逃げ道を塞ぐこと。 バラしちゃいましょうかねー♪とりあえず。 恐ろしいことを考えながら、シエスタは着々と準備を始めていた。

275 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 23:09:44 ID:fBoHMx1Q 「手料理よし」

テーブルの上に並べられた料理を指差し確認して、ルイズは言う。ルイズの力作。

「雰囲気よし」

レースのカーテン。ランプに掛けたピンクのシェード。炊きこめられた香は『女神の躊躇い』。最近貴族の夫人の間でも評判の、甘い匂いの香。

「自分、よし」

ルイズはそう言って、自分に、しゅっと香水の瓶から香水を吹きかける。モンモランシーの自信作、『青銅の貴婦人』。…ネーミングがベタだと思うけど、いい香り。

「えええええええ、えぷろんよし」

赤くなりながらルイズが広げたのは、普通の、何の変哲もないエプロン。 これが今回のキモ。 記念すべき5回目を思い出深いモノにするための魔法のアイテム。 そのテの本に載っていた、最終奥義とやら。

は だ か エ プ ロ ン。

ここここここれだけ着て、ささささささサイトが帰ってきたら、 「ごはんにする?お風呂にする?それともわ・た・し?」 ってやややややっややややや、やるのよ。ヤるのよ! サイトびっくりするかな。なんて言うかな。も、もし失礼なコトいったら、今日はおあずけなんだからっ。 自分の想像にエプロンを抱えたまま真っ赤になって悶えるルイズ。 そんなルイズを、ノックの音が現実に引き戻した。

「サイト?」 「なんだミス・ヴァリエールですか」

ルイズの誰何の声に、がっかりしたようなメイドの声が返答した。 なななな、なんでメイドが。 ルイズが軽く混乱していると、なんの遠慮もなくシエスタは扉を開けて入ってきた。 手に料理とワインの入った大きなバケットを提げている。

「ちょ、ちょっと!入っていいなんて誰も」 「サイトさんに関してお話があります」

シエスタのその台詞に、ルイズの動きが止まる。 シエスタは部屋の中に入ってまず、何この部屋、と思った。 まるで町の逢引宿じゃないの。 そしてシエスタの目がテーブルの上の料理を捉える。 ははーん。 料理と雰囲気でサイトさんの気を引こうってわけですか。 でも、させません。サイトさんは私のものです。

そして、シエスタは決定的な一言を、投下した。

「怒らないで聞いてくださいね、ミス・ヴァリエール。  あの晩私、

 サイトさんと、しちゃいました」

276 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/10(日) 23:10:20 ID:fBoHMx1Q すんません続きはまた後日になりましゅノシ

357 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 02:32:03 ID:8eH3Yoyg やっぱりかあのバカ犬ーーーーー!! 半分予想していたとはいえ、その一言でルイズの怒りは頂点に達した。 でも。 サイトと私はもう4回もしちゃってるわけで。 今日もこれから5回目の予定のわけで。 そんな余裕が、ルイズの怒りを半分ばかり抑えた。

「あ、ああら、ウチの犬がとんだ粗相を。  よーく言い聞かせておくわ」

言いながら勝者の笑み。 な、なんなのこの余裕は…! ルイズの余裕に、シエスタは思わずうろたえる。

「な、なんでそんなに落ち着いてるんですかっ!?  シタんですよ私たち!?」

「私たち」にちょっとカチンと来るが、今のルイズにそんなものは通用しない。

「で、一晩で何回シタわけ?」

ふふん、と鼻で笑ってみたりする。

「い、一回ですけど」 「ああら一回!ただの一回!  私たちはもう4回もしたわ!ついでに言うなら今日5回目!」

いつぞやの、キスの回数の仕返しである。 しかし、それで怯むシエスタではない。

「でもサイトさんのハジメテは私が頂きましたが」

「サイトのハジメテ」。その単語にルイズの奥歯がぎりっと鳴る。 どんなんだったんだろ。どんなエッチな顔してたんだろ。 これは、悔しいかも。 ルイズの変化に気づいたのか、シエスタにも余裕が戻る。 しかし、これでは当初の予定とは大幅に違う。 「しちゃいました」「なんですってー」サイトさん逃げ出す「私がいます」ハッピーエンド、のはずだったのに。 ええいこうなったら。

「どうやら、白黒つける必要がありそうですねぇ…」

言ってシエスタはドン、と持ってきたワインの瓶を机の上に置いた。

「ふふん、どっからでもかかってらっしゃい…」

そして、宴の幕が開く。

358 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 02:33:27 ID:8eH3Yoyg 「ただいまー」

ルイズに言いつけられた買い物を終えて、才人はルイズの部屋に上機嫌で帰ってきた。 だって今日は週に3度のシテいい日。 それも5回目。5回目ですってよ奥さん!んまぁー! 最近はルイズもちゃんと感じてるようで、前回の乱れようはスゴかった。 思い出すだに前屈みになるくらい。 おっと今は荷物抱えてるんだっけ。まずいまずい。

『この、節操なしーーーーー!!』

見事なユニゾンとともに放たれた二本のワインの空瓶が、荷物を満載して軽く前屈みになった才人の頭を直撃した。

気がつくと。 才人は両手を後ろ手に縛られ、下半身だけ裸で、ベッドの上に転がされていた。

「あ、あれ?あれれ?」

慌てて周囲を確認すると、広げられた足の間にシエスタがいた。両膝で才人の足を押さえ、閉じられないようにしている。 視線がなんか普通じゃない。

「し、シエスタさん?」 「ミス・ヴァリエールともシタんですってね」

地獄の底で吹く風は、あらゆるものを凍らせるという。 シエスタの声は、まさにその地獄の風だった。

「いやあのそれはえっとですねえっ」

言い訳が思いつくわけもなく。才人が狼狽ていると。

「ほんと、いけないおちんちん…」

シエスタが突然上着をはだけ、実はそれなり以上にある胸を放り出した。今日もはいてないらしく、はだけた瞬間、ぷるんと揺れる。

「あ、あの、シエスタさん…?」 「いけないおちんちんにはおしおきです」

そう言って、おもむろにはだけた胸で才人のモノを挟みこんだ。

「うわっ!」

入れたときとはまた別の快感に、才人の背中に電流が奔る。 シエスタは両手でむにむにと胸で挟み込み、才人を刺激する。

「ちょ、ダメだってシエスタっ…!」 「なにがダメなんですか?こんなにカタくしておいて。ホントに節操のないおちんちんですね」

言って胸をずらし、肉の谷間に埋めていた才人の先端を引き出し、口に咥える。

「うああぁっ!」

359 名前:なかがさ[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 02:36:29 ID:8eH3Yoyg 今日はここまでディス

421 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 00:46:23 ID:xqrO1e3x 才人とシエスタの絡みを横目で見ながら、ルイズは焦っていた。 『交互にサイトとシて、気持ちいいって言わせたほうが勝ち』 酔った二人の首脳会議により、才人の所有権はそれで決定されることになった。 ちなみに才人に選択権はなかったりする。 二股かけるような犬に人権なんてないのである。 しかし、この現状を鑑みるに、ルイズの敗北は濃厚であった。 アレは自分にはちょっとムリ…。 一生懸命寄せて上げてみるが、物理的に谷間を創ることが不可能だった。 なんとかして止めなきゃ!サイト盗られちゃう! 慌てて酔った頭脳で考える。 ピンと来た。あれっきゃない。 ルイズはクローゼットに駆け寄り開けると、クローゼットの隅っこに置いてあった小さな紙袋を手に取った。

「ほら、キモチいいんでしょ?ほらほら」 「うあぁぁぁっ!」

ぐにぐにと胸の圧力で快感を与え、言葉で責める。 耳と性器の両方から襲い来る快感に、才人は抗うことができない。 がんばれ私、後少しでサイトさんは私のもの! マトモなら台詞も行為もかなり恥ずかしく感じるのだろうが、酔ったせいで頭の芯が吹っ飛んでいるシエスタは、もう才人に「キオチいい」と言わせることしか頭にない。

「言って!キモチいいって言って!」

しかし少しばかり与える刺激が強すぎたらしい。

「ダメだ、シエスタっ!」

びゅびゅっ

「きゃあっ」

シエスタの胸の谷間で果てた才人は、白濁液をシエスタの顔に吐き出していた。

「ふぁ…あつい…」

顔と胸にぶちまけられた才人の熱い迸りに、思わず惚けてしまうシエスタ。 それを見逃すルイズではなかった。

「そこどきなさいバカメイドっ!」

押し飛ばされてベッドから転げ落ちるシエスタ。 落ちた拍子に頭を打って目を回してしまった。

「ご、ご主人様」 「へ?」

迸らせた快感に惚けていた才人の耳に、聞きなれない単語が届いた。 この声でこの単語はアリエナイ。 頭までトんじゃいましたかオレ。

「ご、しゅ、じ、ん、さ、ま」

今度は耳元ではっきり聞こえた。 ていうか耳たぶに熱い吐息が。ていうか耳たぶ噛んじゃダメだろルイズ。

「ルイズッ!?」

はっとしてこそばゆい右耳の方を見ると。 はたしてそこには、かつてアルビオンで見た黒猫の衣装を着た、ルイズがいた。 これこそが、ルイズの一発逆転の秘策であった。

422 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 00:47:06 ID:xqrO1e3x

「悪いメイドは退治しましたにゃん…。  だ、だから、ご、ご褒美欲しいにゃん」

言い馴れない台詞に赤面しながら、ルイズは子猫のように才人に身体を擦り付けてくる。 なにぶん布地の少ない格好なもので、押し当てられる小さな胸やら女の子の大事な部分の膨らみやらがダイレクトに伝わってきてなんだかもう。 むしろそれよりも、ルイズの言動にたまらんものを感じる才人であった。

「どどどどどどどどーしたんだよルイズ!」 「こ、今夜はアナタがご主人様にゃんっ」

赤くなりながら、才人の上で猫のように四つん這いになり、上目遣いで才人の顔を覗き込む。

「して欲しいこと、言って…?」

潤んだ瞳でそんなことを言ってくる。 うわあああああたまんねえええええええええ。 上目遣いに見上げる顔の上には、非現実的な黒いネコミミ。才人の身体に擦り付けるために反らせたせいで、才人の目からはルイズの頭越しにふりふりと揺れる尻尾と、小ぶりなヒップが飛び込んでくる。 ルイズエロいよルイズ。

「手」 「え?」 「手ぇ、ほどいて」

とりあえず、あのけしからんお尻をなんとかしてやりたい。ののののの、脳髄を直撃するじゃないかっ! 自由がどうとか以前に、そんな思考が頭を支配した才人であった。 しかし、ルイズの返事はそれに反していた。

「だめ」 「え?」

なんで?して欲しいこと言ってって言ったじゃんかよぅ…。 自由になるとかいう以前に、このけしからんネコミミルイズをどーにかできない事にがっくりくる才人だった。 しかし、がっくり来たのもつかの間、次のルイズの攻撃は才人の脳髄を完膚なきまでに叩きのめした。

「だって、ご主人様目がえっちなんだもん。  手、ほどいたら、ルイズにえっちなことするもん」

そんな事いいながら、背中を向けつつ流し目を送ってきやがったのだ。才人の上で。 もちろんこれだってルイズの作戦である。

「しししししししししし、しませんからっ!しないからほどいてっ!」

いやその目は絶対するだろう。ていうか鼻息。鼻息なんとかしてよサイト、とか心の中で呆れながら、ルイズは背中越しに甘えた声で尋ねてみる。

「ホントにしない?」 「しない、しない」 「ホントにぃ?」 「ホントにホント」 「嘘ついたら…ひどいんだから」

でもしなかったらもっとひどいかんね、とか思いながら、ルイズは才人の腕を縛る縄を解いてあげた。 果たして、封印を解かれた獣は襲い掛かってきた。

「ルイズーっ!」 「きゃー、ご主人様のウソツキーっ!」

423 名前:せんたいさん[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 00:48:31 ID:xqrO1e3x 寝たら日付跨いじまったorz どんどん内容がアホになってくる・・・俺の頭をどうにかしてくれブラザーorz

しかしまだ終わらない。すまにゅー

433 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 15:44:24 ID:xqrO1e3x 覆いかぶさってきた才人がまず最初にしたことは、キス。 ルイズは才人とキスするのが大好きだ。 身体を触られる時みたいなゾクゾクはないけれど、唇同士が触れ合う瞬間、身体中がぽーっと暖かくなる。 なんだか気持ちが優しくなって、才人の全部が大好きになる。 もちろん才人も、4回の経験で、ルイズがキス好きだと理解していた。

「まずは、ご褒美、な」

一度唇を離し、才人はそう言ってくれる。 あ、ヤバい。なんか凄いふわふわする。 酒の影響とキスのせいで、ルイズの頭の芯はぼーっとしていた。 でも、この隙に言っておかないと。

「えっちなことしないって言ったのに…ウソツキ」

ちょっと頬を膨らませ、拗ねたように言ってみる。

「ルイズが可愛いのがいけないんだろ」

そう言ってもう一回キス。 くさい台詞と判っていても、嬉しい。 合わせた唇から、ため息が漏れる。

「…んふ」

才人の右手がルイズの胸に伸びる。 申し訳程度に胸を覆っていた衣装に、指がかかる。もともと急造の衣装は、才人の手であっさりと脱げ落ちた。 一応、抵抗しとこ…。 フリーになった左手で才人の右手を掴み、抵抗する素振りを見せる。 すると、才人は何を思ったのかその手をとり、ルイズ自身の胸に当てさせる。 自分でも、乳首が硬くなってきているのがわかった。

「ほら、こんなになってる」

唇を離し、才人はルイズ自身の手でルイズの胸を刺激させる。

「や、やぁ」

自分でしているみたいで、ルイズは羞恥に頬を赤らめ、視線を逸らす。

「キモチいいだろ?」

言って才人はルイズを抱き上げ、自分の腰の上に座らせる。 右手はルイズ自身の手を操り、ルイズ自身の胸を嬲らせる。 左手はルイズの腰に回し、いやらしく尾てい骨の辺りを中心に、ルイズの小さなお尻を撫で回し始めた。

「ふぁ…だめ、それなんかやらしいっ…」

才人の上で腰をくねらせ、空いた右手で才人の胸板を押し、逃げ出そうとする。 しかし、ずり下がったルイズの白い肉丘を、熱くたぎった才人の肉棒が止めた。

「ヤダ…熱いの…おしりにあたってる…」

434 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 15:46:03 ID:xqrO1e3x 「ホントのご褒美だよ」

ルイズの耳元で囁く才人。 思わずかぁっとルイズの頬が朱に染まる。

「ホントの、ご褒美…」

自分で言っておきながら、その言葉に自分で恥ずかしくなる。 その隙に、才人が両手でルイズの白い双丘を包み込んだ。 そのまま、両手でその丸みを楽しむように撫で回す。 性器でない場所を嬲られる背徳感と、むずがゆい快感に、ルイズの声が震える。

「ふぁっ、やぁっ…お尻なでちゃやあ…」

今度は空いた両手で才人の胸を押す。すると、今度は才人の肉棒がルイズの肉丘をなぞり、薄い衣装に隔てられた裂け目に当たる。

「ルイズ、おしりがいいの?」

耳元でルイズの反応を楽しむように、才人はルイズに囁きかける。

「おしり、へんなのぉ…むずむずするのぉ…」

涙目でルイズは訴える。 そんなルイズに気をよくした才人は、ルイズの腰に巻きついた、薄い毛皮をずらした。 粘液を滴らせた秘裂と、ひくついた肛門が露になる。 才人は左手で衣装が戻らないよう抑え、右手のひとさし指でルイズの排泄口をノックした。

435 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 15:47:44 ID:xqrO1e3x 「ひゃっ」

羞恥と背徳感に、浮き上がっていた意識が戻る。

「だめえ、そんなとこだめえ」

必死に訴え、才人の右手を掴む。

「じゃあ、どこがいいの?」

意地悪な笑みを浮かべ、ルイズの身体から手を離し、才人はルイズに問う。 快感に酔った自分の顔を覗き込む才人に、ルイズは赤面し、顔を背ける。

「そんなの、言えないもん…」 「じゃあ、ご褒美はなしだな」

そう言って才人はルイズを抱き上げる。 軽く中腰になったところで、ルイズは才人の頭を抱えた。

「やだ。こんなとこでやめちゃやだぁ」 「じゃあ、どんなご褒美が欲しいか、言ってごらん?」

この、すけべぇ…。 自分から誘っておいたことも忘れ、ルイズは心の中で抗議する。 仕方なく、赤面しながら、要求を口に出す。

「サイトの、私の中に欲しいの…」

既に、呼び方がいつものそれに戻っていた。 才人はにやりと嗜虐的な笑みを浮かべると、言い放った。

「ご主人様、だろルイズ?」 「ご、ご主人様の、お、おちんちんが欲しいの…」

えっち、へんたい、どすけべぇ…。 それでも、抗議は心の中だけだ。 真っ赤になってルイズが言うと、才人は満足したのか、ルイズの腰を持ち上げ、自らの上に愛液を滴らせたルイズの秘所をあてがった。

496 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/15(金) 22:59:49 ID:rZi0WfCU シエスタが気がつくと、ベッドの上ではルイズと才人がコトの真っ最中だった。 しまった。やられた…! 一瞬の虚をつかれ、ベッドの下に叩き落されたのだと気づいたシエスタは、逆襲の方法を探す。 このまま乱入したのでは、負ける。彼女の本能がそう告げていた。 そして、シエスタは、脱ぎ捨てられたルイズの服と、その傍らに落ちていた見慣れた布切れに目を留める。 これだ。

「あんっ、ご主人様っ、きもちいいっ」

ルイズは下から突き上げられる快感に、才人の頭を抱え、悶える。 才人の機嫌を損ねてはアレなので、「ご主人様」モードはオンのままだ。 ていうか役に入ってたほうがなんかキモチイイ。 そうやって行為に没頭していると、不意に才人の動きが止まった。

「ふぇ?」

才人は腰の動きを止めると、そのまま仰向けに寝転んだ。

「なんで、やめちゃうの…?」 「今度は自分でしてごらん?ルイズ」

そう言ってニヤリと笑い、今度は軽く突き上げる。

「ふぁんっ」

再び戻った快感に、ルイズは思わず才人の胸板に手を着いてしまう。 そして、才人は動きを止める。

「やだ…やめちゃやだぁ…」 「自分でしてごらんって言っただろ?」

何でこんなにすけべなんだろう…。 心の中では半分呆れながら、ルイズは言われたとおりに腰を上下にグラインドさせる。

「ふぁっ、きもちいっ、いいよぉ」

淫らに自分の上で跳ね回るルイズを見ながら、才人は動きそうになる腰を抑えるのに精一杯だった。 がんばれオレ。ここで負けたらご主人様失格。 自分の上で悶えるルイズの姿は、その頭につけたネコミミのせいもあって、酷く現実味を欠いていた。 ひょっとするとこれ、夢なんかもしらんね。 そんなことを才人が考えていると、不意に才人の顔に影が差した。 影の方を見ると、そこにはシエスタがいた。 裸エプロンの。

497 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/15(金) 23:01:23 ID:rZi0WfCU 「旦那様」

「ご主人様」の次は、「旦那様」ときた。 裸の上にエプロン、頭の上にはいつものフリルカチューシャといういでたちのシエスタが、頬を染めながら才人の顔を覗き込む。 そのエプロンはシエスタには少々小さいらしく、その豊かな胸が半分、こぼれていた。 なななななな、なんつー格好してるんですかシエスタさん! 才人が混乱していると、そのまま、膝立ちで才人の頭のすぐ近くまでにじり寄り、なんと、エプロンの前をはだけて見せた。

「旦那様…シエスタはいやらしいメイドでございます…。  旦那様を想うだけで、シエスタのここはこんなに…」

その言葉の通り、シエスタの内股は溢れ出た粘液でてらてらと光っていた。

「あ、あのう?シエスタ?」 「シエスタのいやらしいここに、旦那様のお情けをくださいませ」

才人の言葉など無視し、シエスタは濡れた秘所を才人の顔に押し付けた。 強烈な雌の匂いとあまりにも非現実的な環境に、才人のおつむは種割れした。 あーこれは夢なんだきっと。 夢ならナニやっても許されるよな!ビバ夢! 才人は押し付けられたシエスタのそこに、遠慮なく口付ける。

「ああっ、キモチいいです旦那様っ」

ルイズは突然現れたシエスタに呆気にとられていた。 その隙に、シエスタは才人を「旦那様」と呼び、ついにそのいやらしいアソコを才人の顔に押し付けたのだ。 ななななななななな、なんて破廉恥な! 自分のヤってることも棚にあげ、ルイズは心の中で怒り狂う。 これで才人さんのクチは封じました。作戦勝ち♪ 心の中で勝ち誇り、シエスタはにやりと笑う。

「ちょっと、ナニ邪魔してんのよバカメイドっ!」 「先に邪魔してきたのそっちじゃないですかっ!」

ついに声が出る。 ついでに手も出る。お互いに両手をがっしりと組み合い、にらみ合う。 ネコミミご主人様VS裸エプロンメイド。 世紀の大決戦の幕が、切って落とされようとしていた。

「やぁっ!」 「ああんっ」

しかしその幕は下りることなく、突然動きはじめた才人によって閉じられた。 才人はルイズに突き刺した肉棒を上下に動かし、シエスタの肉襞を舌先でこね回す。 二人は、その快感に翻弄され、両手を組み合ったまま、お互いにもたれあってしまう。顔が近づき、吐息がお互いの耳にかかるほどになった。

「ご…ご主人さまぁっ」 「だ、旦那様っ」

お互いの耳元でお互いに違う呼び方で才人を呼び、快感に震える。 二人が愛する男の舌が、性器が、お互いの秘裂を嬲る。

「サイトぉ、だめえっ」 「サイトさん、私ぃっ、私っ」

限界の近づいた二人は、同じ名で愛する男を呼ぶ。 いつの間にか二人は抱き合い、視線を絡ませていた。

499 名前:ルイズとシエスタ[sage] 投稿日:2006/09/15(金) 23:02:32 ID:rZi0WfCU あ、シエスタって…こんなエッチな顔、するんだ…。 ミス・ヴァリエール…目が…ウルウルしてて…カワイイ…。 二人の顔が自然に近づき…お互いの唇を奪い合った。 女同士なのに。すぐ傍にサイトが、サイトさんがいるのに。

「んふっ…ふぅっ…」 「ふっ…んう…」

才人のものではない柔らかい唇。擦れ合う柔らかな胸と胸。 二人は、いつの間にかお互いの身体で快感を貪っていた。 シエスタの胸…おっきくてやわらかい…。 ミス・ヴァリエール…キス上手…。

そして。

二人は同時に、限界を迎えた。

「ふぁっ、いく、私いっちゃうっ!」 「だめ、だめです、もう私ぃぃっ!」

お互いを抱き合い、二人は果てた。

キモチよく眠っている才人を挟み、二人はベッドにぺたんと座って見つめあっていた。 ちなみにさっきの衣装のままだ。

「あ、あのね」 「あ、あのですね」

先ほどの行為を思い出し、お互いに赤面する。 わ、私、シエスタ相手にあんなこと…! お、女の子相手に私ったら、私ったら…! お互いに俯き、ちらちらとお互いの様子を伺いあう。

「えっとね、サイトのことなんだけど」 「えっとですね、サイトさんについてなんですけども」

二人は、お互いの言わんとしていることを、何故か理解しあっていた。

「しばらくは、共有財産ってことで、手を打たない?」 「二人で管理するのが建設的だと思います」

そして、二人でぷっ、と吹き出す。

「じゃ、お互いに週3回ずつで」 「1日くらいは休みあげないと、干からびちゃいますもんね」

とんでもない決定が自分に関係ない場所で決められていることも知らず、才人はとんでもない夢の続きを見ていた。

「もう、ダメだってテファぁ…。ホントにいけないおっぱいデスネ♪」

ぷちっ。

『この節操なしのバカチンがぁーーーーーーーーーーーーーーー!!』

完璧なユニゾンで、二人の蹴りが才人をベッドから吹っ飛ばした。 〜fin

501 名前:あとがつ[sage] 投稿日:2006/09/15(金) 23:08:00 ID:rZi0WfCU ようやく終わりました。 このルイシエ3部作のコンセプトは「サイト総受け」。 見事なまでにサイト自分からはアクション起こしておりませんw 一応実用性重視で仕上げたつもりでしたが、いかがだったでしょーか。 ちなみに自分どう転んでも欝モノや鬼畜系は書けないのでそのへんは他の職人様におまかせしましゅorz

あと次学園モノ書きたいけどどうしようか悩み中。あんまりパロすぎるのもアレじゃないかなあ

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