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398 名前:220 1/4 サイト×アンリエッタ[sage] 投稿日:2006/10/24(火) 01:32:31 ID:BLm5YmnT 愛する者との別れ。この二人の場合は同じだった。 死別。 傷心。 ある意味ではとても似通っているかも知れない。 惹かれたのは王女の、いや、女王の方だ。 心に数えきれない、深い傷を抱え、 書類を見れば表情を曇らせ、 民衆の前では高貴な笑顔を振りまいた。 その中は壊れかけの、女王。 だから、惹かれたのかも知れない。その華奢な体で、ギリギリで踏ん張っているそんな姿を見て、 「頑張りすぎだ」 と、一声かけた。 彼女は、全身を震わせて涙をこぼし、 その胸に救いを求めた。

「サイト…さん」 「姫…様…」 「アンで…いいのです」 「アン…」 彼女は全身で相手を欲する。処女(おとめ)であるにも関わらず、 純粋に、ただ愛を感じたくて仕方が無いようで、 サイトはそれに応えてやった。 唇を吸い合わせると、彼女の表情は安らかな、安堵した表情に変わっていく。 「ああ…」 「アン…」 月明かりが女王の寝室に差し込んでいる。昨日までは一人だけの部屋だった。 人間一人の寝床にしては、広すぎた。女王の肩書きの為の部屋。 その中では、一人も二人も大差は無いはずだが、 今、一人では無い事が新たな空間を作っていた。

399 名前:220 2/4 サイト×アンリエッタ[sage] 投稿日:2006/10/24(火) 01:34:04 ID:BLm5YmnT 「淋しい…の…」 「わかってる…」 「ずっと…淋しかったの…」 唇をいくら重ねても、彼女の涙は止まらない。 アンリエッタに取って幾年も待った、心許せる相手を見つけた事から、零れる涙だった。 お互いの温かい唇を確認しながら、サイトは優しく、諭すような風に言う。 「もう泣かないでくれ…」 「はい…」 「俺がいる…」 それでも頬を伝う涙に、サイトは口づけで応えた。

いつからか、お互いの気持ちが最高点に近づくのを感じ、着ている物を脱がしあった。 目はしっかりと互いを捉えたまま、徐々に生まれたままの姿に近づいていく。 アンリエッタは、そのたわわな乳房や、処女王である以上秘めなければならない場所をすんなりと差し出し、サイトの胸に体を預けていった。 「温かい…」 「アン…可愛い…」 「…ありがとう…」 今だけは飾らない女王の言葉。「お上手」などの言葉は使わない。 素直に返事をしてくれれば。それだけでサイトはアンリエッタに溺れていくのだ。 慣れない手つきなど関係無かった。 サイトが懸命に、アンリエッタを愛する気持ちを持って、体を欲するのならば、 アンリエッタは喜んで自らの肢体を差し出す事が出来る。

400 名前:220 3/4 サイト×アンリエッタ[sage] 投稿日:2006/10/24(火) 01:35:04 ID:BLm5YmnT 「お願い…します」 「アン?」 「…?」 「お願い、じゃない。これは二人でする事なんだ…」 「…そうですわね…」シーツに一度くるまれたアンリエッタの体を、サイトはゆっくりと取り出し、できる限りの事でアンリエッタに快感を与えていく。 首筋にキスをしても 乳房に触れても、 背中を抱いても、 秘部に触れても、 アンリエッタは甘い声で返した。 「あん…ひゃん…」 「……いい?」 「は…ひん…」 声にならない声を上げ続けた、アンリエッタの望みがこの先にある事をサイトは知る。 一つになりたい… 不意に気持ちを確かめたくなり、馬乗りになって顔を覗き込む。 サイトがアンリエッタの顔をしっかりと見つめると、アンリエッタはサイトの首に腕を回し、顔を近づけて微笑んだ。

「サイトさん…私と…」 「…ああ…いくよ…」 「…はい…」 既にサイトの男性はアンリエッタの秘部にあてがわれている。 ソレをゆっくりサイトが押し込んで、 二人は繋がった。 「…ふぅっ…」 「大丈夫?痛いん…」 アンリエッタがサイトの言葉を遮る。 「いいえ…それより…幸せです…」 「アン…」 力み、肩に強く食い込んだアンリエッタの爪の痛みを気にせず、サイトはまた唇を重ね合わせた。

401 名前:220 4/4 サイト×アンリエッタ[sage] 投稿日:2006/10/24(火) 01:36:00 ID:BLm5YmnT 「…す、少しずつ…」 「うん…優しくする…」 「…サイトさん…気持ち良い?」 「凄く…良いよ…」 そんなやりとりと、下半身から伝わる相手の温もりを感じて、二人の意識は相手の事で染められた。 アンリエッタの声に色味が帯びていく。 「…んっ……はぁんっ…」 「気持ちいいのか?」 「いや…こんな恥ずかしい声…あんっ」 「もっと…可愛い…」 愛撫と繋がり、サイトがその両方を与えると、アンリエッタの限界は間もなくだった。反応したアンリエッタの体に、サイトも限界に達する。 「な…何か…きちゃう…ああっ!」 「アンっ…くっ…」

そうして、処女王が処女を喪失した夜。 その日も、アンリエッタは枕を自分の涙で濡らしていた。 夢に見るのはかつての恋人か、国民への謝罪の意か。 しかし今日は、その寝顔に僅かな笑みが戻った。 悲しい寝言を聞いた横の相手が直ぐに、抱き寄せて涙を拭いてくれるからだ。 「サイトさん…」 「…夢の中でも…俺がいるのかな…」

一度気分転換に書いてしまいました(しかもルイズいない)…orz これの続きも考えたのですが、先にシエスタの続きを書いた方がいい…ですよね? 何やら純愛の需要があったと思いましたので…失礼しましたorz