ゼロの保管庫 別館

7-128

最終更新:

familiar

- view
だれでも歓迎! 編集

128 名前:ルイズとサイトの夜 1/2[sage] 投稿日:2006/11/08(水) 23:05:51 ID:um2Rjg+E ルイズはサイトを連れ立って町に買い物に来ていた。 「やっぱり馬は慣れないなぁ…尻が痛ぇよ!」 「ここが一番近い町なんだから!少しは我慢なさい!」 「遠すぎるんだよ!コンビニみたいなのが近くにありゃいいのに…」 「何よ?コンビニって」 「何でも売ってる店で一日中やってる便利な店だよ」 「学院にだって、たまに馬車で露天商が来るわよ」 「田舎の移動スーパーみたいなもんか…」 「何よ?スーパーって」 「いや…説明が面倒だから…もういいや」 「あっそ、だったら黙って付いて来なさい!」 横道に入り…路地裏に向うと辺りをキョロキョロと見渡しながら呟いた。 「確か…このへんだって聞いてきたんだけど…」 しばらく歩き、見慣れない看板の店の前で止まって確認する。 「ここ…かしら?」 店のドアを開ける! 「・・・」 店主はカウンターで、何かを読みながら目を伏せたまま挨拶をしなかった。 「無愛想な店だな?!」 サイトがルイズに言った。 「別に構わないわ!」 「文句を言わないなんて、お前にしちゃ珍しいな?」 「う、うるさいわね!いいのよ…黙ってなさい!」 ルイズは店内を見渡し…やがて意を決したように店主に尋ねた。 「…あるかしら?」 ん?今、ルイズは何て言ったんだ? 店主はルイズの言葉に…黙ったまま裏手に何かを取りに行って戻ってきた。 「こちらでいかがでしょう?」 ルイズはサイトの方に向き直り…しばし眺めて考えた後、店主にこう言った。 「あの時アンタ…もっと大きなのを使ってたわよねぇ…」 また武器でも買ってくれるのだろうか?今度は伝説の歌に倣って「槍」か? 「もっと大きくて太いのがいいわ」 「しかしお客様には、このくらいの大きさの方が…」 「『もっと大きくて太いのがいい』って言ったのよ!」 腰にに手を当てて高飛車に言い切るルイズの迫力に店主がたじろいだ。 「わ、わかりました…」 そう言うと、再び店主は裏手に何かを取りに行く。 「こちらでいかがでしょう?」 再び振り返り、サイトを上から下までマジマジと見つめると… 「そうね…頂くわ!おいくら?」 「2エキューで!新金貨なら3枚になります」 「ちょっと高いわね!?」 「最近の物は高性能ですんで…へへ」 背後からサイトが口を挟む。 「何だ?高いのか?いくらかなら俺も持ってるぞ」 「うるさいわね!黙ってなさい!いったい誰のせいで…ぶつぶつ…」 「え?何?」 「だから!黙ってなさい!」 「へぃへぃ」 ルイズは新金貨で支払いを済ませると、そそくさと店を後にした。 サイトはまた馬で帰路に付くかと思うとそれだけで憂鬱な気分になっていたが、 なぜかルイズは「すぐに帰りたい!」という嬉々としたオーラを発していた。 買い物帰り…電車の中で包みを開けてしまいたい衝動を必死に抑えている…。 サイトにはそんな感じに見えた。

129 名前:ルイズとサイトの夜 2/2[sage] 投稿日:2006/11/08(水) 23:07:54 ID:um2Rjg+E 学院に戻る頃には既に夕刻で…部屋に落ち着いた時にはもう日が暮れていた。 部屋に戻ると…なぜかルイズがすぐに扉に鍵を掛けた。 反射的にサイトがビクッっと身構える!まさか、お仕置きタイムですかぁ〜? 「お、俺…な、何かしたかな〜?」 尻が痛いと愚痴った事か?余計な口出しをした事か? 馬に乗るとき、つかまる場所を腹と胸…間違えた事か? シエスタと昨日の夕飯を2人だけで食った事か?その後の夜のアレ(自主規制)の事か? 王宮に呼ばれたときアンリエッタとまたアレ(自主規制)しちゃった事か? あれこれ考えを巡らせていると…着替えを済ませたルイズが振り向いた。 相変わらずのスケスケネグリジェ姿が月明かりにシルエットとして浮かび上がる。 少々上気した様にも見える表情…目も潤んでいるように見えるのは気のせいか? 「ねぇ」 「わん!」 条件反射である!思わず叱られていると思い、犬モードになってしまった。 「まぁ犬でもいいけど…聞きたい事があるの」 「な、何かな?」 ちょっと怖いな…いったい何を聞かれるんだろう? 「こっちの世界に来てから…アレ…どうしてるの?」 「アレ?」 「ほ、ほら、その…健康な男の子なら…あの…その」 「何だよ?ハッキリ言えよ」 「できない時って…その…どうしてんのよ」 「はぁ?」 「ほら、その…いつも一緒に寝てるし、同じ部屋だし…」 「あぁ」 「どう…処理してんのかなぁ…て」 「な、何を聞いてるんだよ?!」 「うるさいわね!好きで聞いてるんじゃないわよ!」 「じゃ何でだよ?」 「つ、使い魔の管理は主人の務めだし…そ、それに…」 「それに?」 「使い魔が勝手に交尾しちゃったら困るじゃない!」 「交尾って…」 「だ、だから…教えなさいよ!」 「言えば管理してくれるのか?」 「え?」 「ご主人様が責任を持って、使い魔の性欲まで管理してくれんのか?ってんの」 「な、な、な、何を言ってるのかしら!」 「だってそういう事だろ?」 ルイズは耳まで顔を真っ赤にしながら黙ってしまった。そして小刻みに肩を震わせる。 しまった!言い過ぎたか?!やばい!ムチか?拘束具か? サイトの予想を裏切り…ルイズはうつむいたまま小さな消え入るような声で言った。 「そ、それも…し、仕方無いわね…」 187 名前:ルイズとサイトの夜(1/4)[sage] 投稿日:2006/11/09(木) 23:00:37 ID:XAUqnM5Y 意外な答えにサイトは一瞬戸惑いを見せたが…ここは引く訳にはいかない。 「ち、ちゃんと教えるから…よ、よく聞けよ!」 「わ、わかったから!さ…さ…さ…さっさと教えなさいよ!」 売り言葉に買い言葉…どちらも話を逸らすタイミングを完全に逃してしまっていた。 「普段はお前が寝たのを確認してからだな…その…なんだ…隣で…」 「な!なんですってぇ?!」 不潔なものを見るような、蔑んだ目で睨みつけながらルイズが声を上げた! 「あ、いや…だから…」 「寝ている私の隣でしてたの?アンタ?」 そう言いながらチラリとベッドに目をやり、ルイズはその時の様子を頭の中で想像していた…。 「そっと抜け出して…トイレでしたり…とか」 「アンタ!バカじゃないの?!」 「なんだよ!お前が教えろって言うから言ったんじゃねぇか!」 「そ…そういう…意味じゃ…なくて…」 顔を真っ赤に表面上は怒りを現しながらも…何度も頭で想像を反芻しながらルイズは言った。 「私が隣にいるのに…どうして何もしないのよ!」 「はぁ?」何を言っているんだ?このご主人様は? 「だって手を出したら怒るだろ?オマエ!」 「そんなの当たり前じゃない!」 「意味わかんねぇよ!」 「だ…だから…私は…眠ってるん…でしょ…?」 どうやらこのプライドだけは高いご主人様は、自分に魅力が無いから何もされない… だから眠っていても手出しされないんだ!…そう解釈したようだった。 サイトは大きな溜息を一つ吐くと…言い切った! 「でもオカズはいつもオマエ!ルイズだ!」 その一言に思わず顔が緩むルイズだったが…ご主人様の精一杯の威厳を保ちながら言う! 「そ、そんな事が許されると思ってんの?!」 「そんなこと百も承知だけど…実を言うとだな…」 サイトのカミングアウトは更に続いた。 「たまには…その…身体を摺り寄せたり…尻を撫でたり…胸を触ったり…」 「え?え?」 「可愛い子が一緒に寝てるんだぞ!そのくらい当たり前じゃねぇか!」 「か、か、か、可愛い?…私が?」 ルイズの頭から湯気が噴出すのが見えるほどに更に顔が真っ赤に染まる。 「何度も言わせんな!」 「魅力が無いから…とかじゃ無かったの?」 「我慢してるだけだ!だから一人でしてたんじゃねぇか!」 その言葉でルイズの頭から不安要素が取り払われる。嫌われてる訳じゃ無かった…。 魅力が無いから…でも無かった。それが今しっかりと確認・理解出来た。 「私の事…考えながら…してたの?」 「そうだよ!悪いかよ?!」 「悪いなんて言って無いじゃない!」 口調こそきつかったが…ルイズの表情からは安堵の様子が見て取れた。 「なぁルイズ…?」 「な、何よ?!」 「今日は様子が変だぞ。町に行った時もそう思ったけど…」 そう切り替えされたルイズは急に落ち着きが無くなり、あたふたと手をバタバタさせた。 「な、何でも無いわよ!」 「突然、性欲処理の話なんてするし…何かあったのか?」 図星を突かれたルイズの反応は実に分り易い。サイトは過去の経験から学んでいた。 「言ってみろ」 「し、知らないわよ!」 サイトはその言葉でピーンと来た!また誰かに何かを吹き込まれな?デルフか? 「今回は誰だ?」 「だ、だ、誰…って…?」 「入れ知恵したヤツだよ!」 そんな問答を何度か繰り返す内にルイズはやっと重い口を開いた…。

188 名前:ルイズとサイトの夜(2/4)[sage] 投稿日:2006/11/09(木) 23:02:39 ID:XAUqnM5Y 「キ…キュルケ…」 「はぁ…キュルケかぁ」 「…と…タバサ…」 「タバサも?」 「と…」 「まだいんのかよ!」 「モンモランシー…」 「みんなじゃねぇか!」 女の子同士で集まって、いったいどんな話をしているんだか…とサイトは少々呆れた。 「不安…だったから…」 「別に、魅力が無いから手を出さない!とか…そういうのとは違うってば!」 「あ…いや…そうじゃなくて…」 なんだ?何をモジモジしてるんだ?それだけの話じゃないのか? 「逆…」 「逆?」 何が逆なんだ?何を言っているんだ? 「わ…私が…し…してたから…」 「は?」 何度もオウム返しに聞き返すサイトに業を煮やしたルイズが声を振り絞って叫んだ! 「サイトが寝た後、私も隣で何度もしてたの!」 顔を真っ赤にして…100m全力疾走後の様に口からはハァハァと荒い息が上がっている! 「それで、俺もしてるか確認したかったのか?」 「そ、そうよ…」 「だって!私だけしてるなんてバカみたいじゃない!」 「お互いに我慢してたって訳か…」 「我慢なんかじゃないわ!私は…そう!ただ節度を保ってただけよ!」 「同じ事じゃねぇか…」 「ち、違うわよ!アンタの節操の無いオナニーとは違うんだから!」 その言葉にさすがにカチンと来たサイトはルイズに言った! 「じゃぁどう違うか見せて貰おうじゃねぇか!」 「へ?」 「さっき『使い魔の性欲まで管理してくれんのか?』って聞いたら…」 「『それも仕方無いわね』って言ってたよなぁ?」 「い、言ったかも…しれないけど…」 「さっきからこんな話をされて、俺…今やりたくて仕方ないんだ…協力してくれよ!」 そう言うとサイトは上着を脱ぎ、ズボンのベルトに手を掛ける…。 「え?え?…」 驚くルイズを尻目に一気にパンツまで脱ぐと…大きくなったモノを見せ付けた。 思わず両手で目を覆うルイズだが、指の隙間からシッカリとそれを見ていた。 「どう違うのか…お前もやって見せてくれよ」 そう言いながらサイトは自分のモノをしごきながらルイズに詰め寄った! それを見たルイズはまるで魔法にでも掛かったかのように…ベッドに腰を下ろし、 少し息を荒げながら…そっと股間に指を伸ばした。 「言われたから…するわけじゃないんだから!」 腰掛けたルイズの顔の位置と、立っているサイトの股間の高さは…ほぼ同じだった。 ルイズの眼前に近づき…モノをしごき続けるサイト…。それを見ているルイズ。 「た、ただの…使い魔の性欲処理の管理よ!」 「本当は自分がしたいだけなんだろ?」 「ち…違うわよ!やって見せてあげれば…早く処理出来ると思っただけよ!」 言葉とは裏腹に股間の指の動きはスピードを増していく…。 「直接…処理して貰っても…いいんだけどなぁ」 サイトがイタズラっぽく悪魔のように…ルイズの耳元で囁く。 一瞬ルイズの指の動きが止まり…かすかに喉をゴクリと鳴らす音が聞こえた。 無言で了承の意思を示すと…そっと片手をサイトのモノに添える…。 「いつ見ても…お、大きいわね…」 そう言いながら淫らに口を開け…舌を伸ばし…先端を優しく舐め上げる。 股間の指が再び動き始める…その動きに合わせて時折りピクリと身体に緊張が走る。 サイトのモノを唇でしごくように…吸い付くように…口内へと吸引し舌を絡める。 サイトが聞いた… 「『いつ見ても』ってどういう意味だ?」

189 名前:ルイズとサイトの夜(3/4)[sage] 投稿日:2006/11/09(木) 23:04:39 ID:XAUqnM5Y 尋ねてみてもルイズの口は塞がれていて答えない!それ以前に既に夢中になっていて、 周囲の声など…もはや耳に届いていない様だった。 もどかしそうに腰をくねらせながらルイズは…器用に自ら下着を脱いでしまった。 薄い桃色の柔毛は朝露に濡れた水滴の様にキラキラと光り…指はその更に奥へと進む。 口からは唾液交じりの音が…股間からは愛液の湿った音が…淫らな二重奏を奏でていた。 「ルイズ…」 サイトのその言葉に全てを察したルイズが「ちゅぽん!」と言う音と共に口を離し… ゆっくりとした動作でベッドに横になった。その上にサイトが覆い被さる! 「サイト…」 そっと膝を曲げさせ…それを左右に広げると…そこには既に準備の整った秘部があった。 軽く先端をあてがうと…ヌルリとした感覚と共に吸い込まれる様に飲み込まれる… 一旦引き抜き…次は半分ほど埋没する…少し抵抗感があった。 「ルイズ…いくよ?」 「いちいち言わなくていいから!バカ!」 「じゃ…」 少し引き抜き…今度は一気に奥までねじ込む!途中に抵抗感があったが突き破る様に! 「い、痛い!」 「ご、ごめん!」 慌てて引き抜こうとするサイトに両足を絡め…それを阻止するルイズ。 「いいから…続けなさいよ!」 「でも…」 「構わないって言ってるの!」 「わかったよ…」 ルイズは両手で顔を覆ったまま…どうやら苦痛に顔を歪ませ痛みに耐えているようだ。 「大丈夫か?」 「黙りなさい!バカ!」 何度か繰り返す内に…苦痛の顔が…徐々に光悦の表情に変わっていく。 痛みを押し殺していた声も、いつしか悦びの喘ぎ声に変わっていた。 やがてサイトの下腹部に最終局面を告げる感覚が走る…腰の動きのスピードが上がる。 「きて…」 ルイズが両手を広げてサイトを求める。 身体を重ね密着させ…激しく唇を重ねて舌を絡め合い…呼吸困難の中…射精するサイト! 一時…時間が止まる…やっと離した口からは混ざり合った互いの唾液が長く糸を引いた。 余韻を楽しむよう身体を重ねたまま…耳元に囁くように言葉を発する。 「聞いてもいいか?」 「『どうだった?』とかマヌケな事言ったら殺すわよ!」 「さっき『いつ見ても』って言ったの、どういう意味だ?」 「あ…うぅ…」 バツが悪そうに頬を赤らめるルイズ。 「あのね…『たまに身体を摺り寄せたり…尻を撫でたり…』って言ってたでしょ?」 「あぁ言ったな」 (あえて『胸を触ったり…』の部分は削除なんだな…) 「そうしてたのは…サイトだけじゃ無いって事…」 「あ!?」 「…朝とか…凄くなってるし…」 「いつも触ったりしてたのか?」 「た…たまによ…」 サイトは少し驚いたが…ルイズも健康的な普通の女の子だったわけだ…と安心した。 「なぁ…これからはお互い我慢するのはやめないか?」 「じゃ毎日ね!日課!これ決定!」 「毎日は無理だ!俺…ほら今はシュバリエだから…王宮に泊まる事もあるし…」 ルイズは頬をふくらませて不満の意思表示をした。 「ご…ごめん…」

190 名前:ルイズとサイトの夜(4/4)[sage] 投稿日:2006/11/09(木) 23:06:59 ID:XAUqnM5Y 申し訳なさそうにうなだれるサイトを見てルイズが笑顔に戻って言った。 「嘘よ!大丈夫!安心していいわ!そんな事もあろうかと…」 ルイズは仰向けにサイトを見上げたまま枕の下に手を伸ばすと、あるものを取り出した。 「今日の昼間…買いに行ったモノよ♪」 「こ、こんなモノを買ってたのかぁ!」 その手には『大きくて太い』バイブレーターが握られていた。 「稼動の魔法が掛かっていて…ほら!動くのよ♪」 良く見れば大きさも太さもサイトのモノとほぼ同じだった。わざわざ同じにしたらしい。 「これで問題は解決だわ!」 「いや…問題大有りだ!」 「な…何よ?ダメ?」 「いや…それの話じゃなくて…」 「何よ?ハッキリ言いなさいよ!」 …………… …………… …………… …………… 「中で…出しちゃった…」 「あーーーー!」

                  -完-

駄作にお付き合い有り難うでした!一応終わったです 120秒規制で、ちょっと投下しにくい^^; (謎の人)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー