ゼロの保管庫 別館

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352 名前:220 ルイズ×サイト 1/2[sage] 投稿日:2006/11/14(火) 11:46:30 ID:Nu6GRkxo やりそうでやらなかったルイズ傷心ネタです。

「おい…なんで泣くんだよ…」 「だって…だってぇ…」 涙が止まらなかった。守ってきてくれた証が、そこにあった。 「こんなになってるなんて…知らなかったもの…」 傷だらけの、いつも庇ってくれていた背中に、頭を当てた。 堅い、男の背中に指を這わせると、その傷跡が深いものだった事がわかる。 自分の指は、こんなに綺麗なのに。 「私…謝らなきゃ…」 「いいよ。俺が好きでやったんだから。それに…」 「それに?」 「男が女を守るのは当たり前だろ?」 どうしようも無かった。サイトの私に対する気持ちは底なしで、その気持ちが私を守ってきてくれた。 自分は何も返していない。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」 「ルイズ」 向き直って、肩に手を置かれた。 その手があったかくて…傷だらけで… 「俺は大丈夫だから、気にすんなよ」 「…」 堪らなかった。自分だけ無傷だなんて。 責めて…癒やしてあげられれば… 「ねえ…サイト?」 「何だ?」 「手を貸して」 「…え?」 力の抜けたサイトの手を、自分の素肌に導く。 例え膨らんでいなくても…一番柔らかい場所に。

353 名前:220 ルイズ×サイト 2/2[sage] 投稿日:2006/11/14(火) 11:47:55 ID:Nu6GRkxo 「どう?柔らかい?」 「え…あ…」 「無い胸で悪かったわね」 「…え…と」 「でも…一番柔らかいトコなんだから…」 「…ああ」 ドコを触られても良かった。サイトの体に少しでも安らぎを与えられるなら。 それだけの事をしてきてくれたのだ。 「アンタったら無茶ばっかりしてるもの…これ位ならしてあげてもいいわよ…」 「え…でも」 「わ、私の胸じゃ、やっぱり不満かしら…?」 「…そうじゃなくて…」

サイトが目を逸らした。少し感づいた事があり、サイトの股間を見る。 「…やっぱり」 「…ゴメン」 「…私で興奮するの?」 サイトは無言で、細かく頷いた。 「…いいわよ」 「…へ?」 「す…好きな時にさせてあげる…」 「す、好きな時って?」 「そ、それは…毎晩でも…朝でも…」 「…」 「あ、あんまりがっつくのは良くないわよ?…でも…アンタなら…」 「お、俺なら?」 「その…本当に…いいわ…」 言って恥ずかしくなって、シーツの中に潜り込んだ。胸が高鳴り、半ば自棄になって言う。 「…ど、どうせ今からするんでしょ?」 「う…うん」 「わ、私を寝かさないでよね…?」

その日、ベッドの軋む音は止まなかった。

相変わらず純愛狂い…最後の方は趣味ですorz(ゴメン)

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