※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

615 :イーヴァルディの花嫁 ◆mQKcT9WQPM :2006/12/27(水) 01:09:42 ID:DEghMw/w イーヴァルディの物語。 それは、ハルケギニアで最も有名な、そして最もくだらない英雄譚。 勧善懲悪、単純明快なストーリー。 特に決まった筋立てもなく、竜退治だったり、恋愛譚だったりする場合もある。 主役たるイーヴァルディも、男であったり女であったり人であったり人ではなかったりと、不定である。 なによりも、主役が王侯貴族でないのが、貴族主体の社会であるハルケギニアでは受け入れられていない。 だがタバサは、この物語が大好きだった。 だから、イーヴァルディの新作モノが店頭に並んでいるのを見て、内容も確かめずに買ってしまったのもしょうがないことで。 …まさか、イーヴァルディの官能モノがあるなんて思わないもん…。 真ん中ほどまで読んで、真っ赤な顔でほう、とため息をついてタバサは思った。 それは、『イーヴァルディの花嫁』という、恋愛冒険譚のつづき、という触れ込みだった。 『イーヴァルディの花嫁』は、鬼の群れに支配されている村を助け出したイーヴァルディが、領主の娘と恋に落ち、結ばれるという話である。 その後日譚、というか初夜の営みからその話は始まり、どんどん内容が過激になっていく。 現在イーヴァルディにイロイロ開発されてひとりえっちに励む領主の娘、というシーンまで読み進めた。 イーヴァルディが遠征に出かけたため、娘はやっと感じ始めた自分の身体を持て余し、自慰をしてしまう、という内容なのだが。 これがまたスゴい。 初日はまだ指で身体を撫で回す程度なのだが、日が経つにつれ、周囲の棒状のものがイーヴァルディに見えてくる描写や、たまりかねて木のコブにこすりつけて達してしまうシーンまである。 夢中になって読んでいると、ついにイーヴァルディが帰ってくる日のシーンになった。 娘が習慣になってしまった自慰をしていると、突然イーヴァルディがドアを開けて入ってきて…。

がちゃっ

突然自室のドアが開き、才人が入ってきた。

「シャルロットー?いるのかー?」

どうやらノックをしても返答がなかったので、ドアが開いているのを確認して中に入ってきたらしい。 視線がモロにぶつかる。 ドアを開けた才人が固まる。 ベッドの上にいたタバサの顔が火を噴く。 タバサは。 本を読みながらショーツを膝までずり下ろし、自慰をしていたのだった。

タバサはいきなり泣き出した。

泣き出したタバサをなんとか宥めた才人は、所在なげにタバサのベッドに腰掛けていた。 その才人の後ろでは落ち着いたものの、タバサが真っ赤な顔でシーツに包まっている。 いかに肉体の関係があるとはいえ、まだ幼いタバサにとって、好きな人に自慰を見られる、というのはとんでもなく恥ずかしい事だった。 そんなタバサに、才人が声を掛ける。

「しゃ、シャルロットもそういうことするんだな」

その言葉に、タバサは少しだけ出ていた顔を、またシーツの中に引っ込めてしまう。 やべえ外した。 才人がフォローのチャンスを伺っていると、先ほどまでタバサが読んでいた赤い背表紙の本が、床に落ちているのが目に入った。

「そんなすごい内容なのか?コレ」

言って才人はそれを取り上げる。 ぺらぺらと中身を見るが…読めるはずもない。挿絵もないので内容の予測もつかない。 才人が本を閉じてタバサの方を見ると。 今にも泣き出しそうな顔で睨まれていた。

「…返して」

真っ赤な顔で手を差し出してくる。 才人はちょっと考え、その手の上に本を載せてやった。 直ぐにタバサは手を引いてシーツの中に入れようとする。

616 :イーヴァルディの花嫁 ◆mQKcT9WQPM :2006/12/27(水) 01:10:32 ID:DEghMw/w 才人はその手首を握り、思いっきり引っ張った。 タバサは易々とシーツから引きずり出され、バランスを崩して才人の膝の上に乗ってしまう。 タバサはそのまま無言で暴れだす。怒っているらしい。 恥ずかしさがそのまま本を取り上げた才人への苛立ちいとなって、タバサを動かしていた。 才人はそんなタバサを抱き上げると、そのままぎゅっと抱きしめた。 力強い抱擁に、タバサの動きが止まる。

「ごめんな、覗き見するつもりじゃなかったんだ」

才人の言葉にはっとなるタバサ。 ドアを開けたまま、恥ずかしい事をしていたのは、自分なのに。

「…わかってる」

まだ赤い顔のまま、タバサは才人を抱きしめる。

「私こそゴメン。サイトは悪くない…」

ぎゅっと抱きしめ、その肩に頭を預ける。 その視界の隅に、赤い背表紙の本が写る。 …そういえば、あのシーンもこんな展開だったっけ…。 自慰を恥ずかしがった娘を、イーヴァルディが抱きしめ…。 その先はまだ読んでいない。 ふと気になり、才人の腕の隙間から手を差し出し、その本を手に取った。

「どうしたんだシャルロット?」

腕の中でもぞもぞと動いているタバサが気になったのか、才人はそう尋ねる。

「…この本にも…こういうシーンがある…」

そしてタバサは、才人にこの本の内容を大雑把に説明した。 説明し終わる頃には、才人の鼻息は微妙に強くなっていた。 …そ、そーいうの読んでるのかシャルロット! 才人の視線が雄弁にそう語る。

「…こ、今回はたまたま…」

真っ赤になって、そう応えるタバサ。 実際、恋愛小説を読む事はあっても、こんなあからさまな官能小説を読む事は今までなかった。

「で、続きは?」

才人も気になるらしい。

「…まだ途中までしか読んでない…」

タバサの言葉に、才人はなーんだ、と軽く落胆する。 ちょっと、先気になったんだけどなあ。

「…サイトも、読みたい…?」

そんな才人の心の中を知ってか知らずか、タバサはそう才人に尋ねる。 才人は少し考え…頷いた。

617 :イーヴァルディの花嫁 ◆mQKcT9WQPM :2006/12/27(水) 01:11:10 ID:DEghMw/w じゃ、じゃあ。

「じゃあ、読んであげる…」

え。才人の目が点になる。 才人の言葉を待たず、タバサはとつとつとその本を朗読する。

自慰を見られた娘は、泣き出した。 イーヴァルディは慌ててとりなし、泣き続ける娘を腿の上にのせ、背中から優しく抱きしめる。 そのうち娘は泣き止むが、股間の辺りに何か熱いものが当たっているのに気がついた。 『…大きくなってますよ…あなた…』 ずっと待ち望んでいたものが当たる感覚に、娘の羞恥は吹き飛んでいた。 『ごめん、キミのを見てガマンできなくなったみたいだ』 イーヴァルディは娘を後ろから抱きしめ、そう告白する。 『私も…ガマン…できないんです…』 そう言った娘の股間は、溢れた蜜ですでに潤っていた。 イーヴァルディは遠慮なく、その秘唇を剛直で貫いた。

そこまで読んで、タバサはちらりと才人を見る。 才人と目が合う。

「あ、あはは、す、すごい話だなソレ」

よく見ると、ズボンの上からでもはっきりと才人が大きくなっているのが分かった。

「サイト…」

タバサはベッドの上にあぐらをかいている才人に、四つん這いで近寄る。

「な、なに?」

思わず才人はあとずさるが、ベッドはそんなに広くなく、すぐに退路を断たれてしまう。

「サイト、大きくなってる」

言ってじっと才人の股間を見つめる。 そこは、もう言い訳のしようがないほど、大きく張り詰めていた。

「あ、あはは、お、俺もガマンできなくなってきたかな」

本の内容にあわせた冗談を言ったつもりだったのだが。

「私も…ガマン…できない…」

タバサは本気だったようだ。 ズボンのジッパーを下ろし、屹立した才人を取り出す。

「ちょ、シャルロット!?」

慌てる才人に、タバサは目の前にたって、スカートをたくし上げて見せた。 …さっき見られたときに、ショーツはすでに脱ぎ去っていた。 溢れ出た蜜で、タバサはすでにぐっしょりと濡れていた。

「…サイト、しよ…?」

言って、タバサは才人に抱きついた。

618 :イーヴァルディの花嫁 ◆mQKcT9WQPM :2006/12/27(水) 01:12:12 ID:DEghMw/w タバサは着衣のまま、後ろから犯されていた。 乱れた上着の裾がひらひらと舞い、スカートが才人の腰の動きに合わせて前後に踊る。

「あっ、やっ、あっ、あっ、やっ、いっ、いいっ」

リズミカルに叩きつけられる才人の腰の動きに合わせ、タバサは囀る。 引き抜かれるたびに溢れたタバサの果汁が零れ落ち、ベッドを汚していた。

「シャルロットの中、いつもより柔らかいね」

事前にほぐされていたせいか、タバサはいつもより深く才人を咥えていた。 より深く犯される快感に、タバサはすぐに絶頂に達する。

「あ、や、だめ、も、いく、いくぅぅっ!」

四つん這いになったタバサの背筋が反り返り、絶頂を知らせる。 ひくひくと肉襞が蠢き、才人を絞り上げた。 しかし、あまり中を往復していない才人には、まだ絶頂に達するまでの快感は蓄積していなかった。

「く、くぅっ」

タバサの締め付けに耐え抜き、才人は脱力したタバサの中を動かずに楽しんだ。 ふと、その目に赤い背表紙の本が映る。 才人はあることを思いついた。

「う、あ…」

絶頂の余韻から戻ってきたタバサの目の前に、才人はタバサに覆いかぶさって、後ろから両手でその本を広げて見せた。 …何…?

「シャルロット、続き読んでみてよ」

才人はタバサを貫いたまま、そう言った。

「…え…」

思わず赤面するタバサ。 しかし、才人の腰の動きが、そのタバサの羞恥を削り取っていく。

「読んでくれたら」

そう言って剛直を引き抜く。

「ふぁぁ…」

それに合わせてタバサの喉が踊る。

「その通りにしてあげる」

言いながら、今度は最奥まで貫く。

「あはぁっ」

…本の、通りに…。 タバサは目の前に開いたシーンを流し読む。

619 :イーヴァルディの花嫁 ◆mQKcT9WQPM :2006/12/27(水) 01:12:51 ID:DEghMw/w それは、偶然にも、後ろから娘が責められるシーンだった。 タバサは言われたとおり、そのシーンを朗読し始める。

「イーヴァルディは、娘に突き刺した剛直を、ゆっくりと抜き差しした」 「こう?」

言われたとおりに、才人はタバサの中をゆっくりと動く。

「ふぁっ!そ、そう…。  そ、その動きは、だんだんっ、早くなりっ」 「こんなカンジかな」

少しずつ腰のスピードを上げていく才人。 その快感に耐えながら、タバサは必死に続きを読む。

「あ、はぁっ、こんどはっ、ゆびでっ、むすめのぉ、おしりのっ」 「ん?こうするの?」

才人は右の中指を立て、タバサの肛門に突き刺した。 本の内容では、『娘のお尻の溝を指で優しく刺激した』なのだが。 才人は腰と指をグラインドさせ、タバサに刺激を与える。

「やっ、ちがっ、でもっ、あっ、ゆびっ、おしりぃっ」 「あれ?違うの?」

才人の動きが止まり、指が肛門から引き抜かれる。 それと同時に、送り込まれていた快感が止まる。 よ、読まないと…サイト、止まっちゃう…。

「イーヴァルディは、そのまま娘を組み伏せ、激しく腰を使いはじめた」 「なるほどこうね」

才人は言われたとおりにタバサを組み伏せ、タバサの胸をベッドに押し付けると、突き上げられたタバサを、激しく犯した。

「あっ、あっ、はげしっ、むすめはぁっ、そのままぁっ、たっし、たっし、あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁ!」

その激しい刺激に、タバサは限界を迎える。

「うぁっ、ごめん、シャルロットっ!」

蓄積された快感に、今度は才人も達した。 熱い迸りが、タバサの中を埋め尽くす。

「うぁっ、なかっ、でてるっ!でてるぅっ!」

タバサはそのシーンの最後の行を目にしながら、絶頂に達していた。 『娘はそのまま達し、イーヴァルディは娘の中に自分の欲望をぶちまけた』

620 :イーヴァルディの花嫁 ◆mQKcT9WQPM :2006/12/27(水) 01:13:38 ID:DEghMw/w 結局、その物語は、娘とイーヴァルディの情事のシーンで終わった。 ちなみに最後のシーンは、ガマンしきれなくなった娘がイーヴァルディを押し倒し、上になってイーヴァルディを貪る、というシーンだった。

「…これでおしまい」

シーツの中で裸のまま、タバサは最後のシーンを読み終わった。 あの後、二人は服を脱ぎ、別のシーンの再現をした。 それで達した後も、まだ話が続いていたので、明日に差し障るといけないから、ということで、横になってタバサの朗読だけになったのである。

「…なんか、ヤってるシーンばっかだったなソレ」

たしかに官能小説ってのはそういうもんだが、あまりにも尻切れトンボではないだろうか。

「サイトもそう思う?」

タバサも少しこの物語は不満だった。 オチていない話ほどつまらないものはない。

「最後はさ、やっぱ『幸せな家庭を築きました』みたいなのが欲しいよな」

…幸せな家庭…。 その言葉に、タバサの頭の中にぱっと浮かぶ、あるイメージ。 そこはガリアの王宮。 成長した自分と、その隣で微笑む才人。 そのタバサの腕の中には、玉の様な赤ちゃんが…。 そこまで想像し、ふるふると頭を振る。 今はまだ、ダメ。 母さまを、元に戻してから…。 でも、これなら…。

「じゃあ」

タバサは言って、ベッド脇の小卓から羽ペンを取り上げると、本の余白にさらさらと書き足した。

「なんて書いたんだ?」 「『イーヴァルディとその娘は、たくさんの子供に囲まれ、末永く暮らしました』」 「そうそう、そういうのがあったほうがいいよな」

言ってにっこり笑う才人。 しかし、そこに書かれた文は、タバサの言った言葉と少し違っていた。

『シャルロットはサイトと結ばれ、たくさんの子供に囲まれ、末永く幸せに暮らしました』〜fin