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#contents()
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**親子
***支援C
【ンン】
はぁ…お母さんにも困ったものです。
いつもいつも遊んでばかりいて、
まるで緊張感がないんですから…
【グレゴ】
おいおい、どうしだんたよ? ンン。
そーんなにため息ついてさ。
【ンン】
あ…お父さんですか。
いえ、お母さんはなんであんなに
子供っぽいのかと思いましてですね。
お母さんたら、ろくに軍の手伝いもせず、
遊んでばかりいるですよ?
【グレゴ】
はは、そーんなことでため息ついてたのか。
何かお前の方が母親みたいだなぁ。
ま、ノノはああいう性格だから、
仕方ないんじゃないのか?
【ンン】
もう。お父さんがそんな風に甘やかすから
お母さんがいつまで経っても
子供っぽいままなんですよ。
【グレゴ】
ぐっ…
【ンン】
というか、お父さんはお母さんの
どこが良かったですか。
あんなに子供っぽいのに、
よく女として見れましたですね。
それともアレですか? お父さんは
幼い少女しか好きになれないのですか?
【グレゴ】
ぶーーーーっ!!
お、お前…父親に対してなんつーことを…!
【ンン】
うろたえるなんて怪しいです。
さては図星なのですね!?
【グレゴ】
そ…そーんなことないぞ!?
俺はむしろ色っぽい女の人が好きだ…って
なーに言わせちゃうかねぇ!?
【ンン】
ふーん…。
ならばますます怪しいのです。
お父さんはなぜお母さんを選んだですか!
さぁ白状するです!
【グレゴ】
なっ…! そんなことは娘に言えねーなぁ!
も、もう勘弁してくれ!
【ンン】
あっ! 逃げるとは卑怯なのです!
待てですーーー!!
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***支援B
【ンン】
お父さん! やっと捕まえたですよ。
さぁこの前の続きを聞かせるです!
【グレゴ】
ンンか…お前もしっつこいなー。
俺が何でノノを選んだかなんて
娘に言うことじゃねーだろ…
【ンン】
いーえ! 教えて欲しいのです。
男女の馴れ初めが気になるのは
女子として当然のことなのです!
お父さんは女心がわかってないのです。
【グレゴ】
おいおい、その歳で女心を語るのか!?
【ンン】
女性に年齢の話をするなんて
失礼なのですー!
【グレゴ】
ぐっ…!
またまた一人前な発言を…
…ンン! あーんまりしつこいと
父さん怒っちゃうぞ?!
【ンン】
…………!!
ご…ごめんなさい、なのです。
私が…悪かったですよ。
お父さんを…困らせてしまうなんて。
【グレゴ】
んあ!? …いや、
わかってくれればいいんだが…
【ンン】
…なら良かったです。
私、ちょっと聞きわけのない子でしたね。
【グレゴ】
ンン…?
【ンン】
お父さんの時間を取って悪かったのです。
それじゃ、私は退散するですよ。
【グレゴ】
ちょ…ちょっと待て!
【ンン】
なんですか?
【グレゴ】
い、いや…ちょーっと拍子抜けしたんだよ。
その、やけに諦めが良すぎねぇか…?
【ンン】
あんまりしつこいと怒ると言ったのは
お父さんなのです。
【グレゴ】
ま、それはそうなんだが…
【ンン】
大丈夫です。我慢するのは慣れてますです。
こんなこと、未来では
日常茶飯事だったですから。
それじゃお父さん、
今度こそ失礼するのですよ。
【グレゴ】
あっ…おい!!
……ンン。
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***支援A
【グレゴ】
ンン。ちょーっといいか?
【ンン】
あっ、お父さん。こんにちはです。
何か私にご用なのですか?
【グレゴ】
あぁ。お前…この間
『我慢するのに慣れてる』って言ってたよな。
あれってどういうことなんだ?
【ンン】
あぁ…あれは、私が
よそのお家で育ったからですよ。
【グレゴ】
おいおい、よそのお家って…俺たちは?
ノノはお前の傍にいなかったのか?
【ンン】
はい。私は物心ついた時から
お父さんもお母さんもいなかったです。
だから、お父さんの軍にいた人のお家に
引き取られて、育ててもらったですよ。
…でも、私は人間じゃないですから、
最初はあまり歓迎されなかったんです。
【グレゴ】
ンン…
【ンン】
でも、そのうち私は人の顔色を
読むことを覚えたです。
言われる前にお手伝いをしたし、
屍兵からお家を守ったりもしました。
役に立ってさえいれば、みんな嫌がらずに
私の面倒を見てくれたです。
手のかからない、いい子だって
そりゃーもう大絶賛だったですよ?
でも…我慢することも多かったです。
遊びたいって言えなかったり、
寂しいって言えなかったり…
特に、お父さんとお母さんの話は
何だか口にしちゃいけないような気がして…
うぅっ…ずっとずっと…
聞けずにいたんです…ぐすっ…
【グレゴ】
…………
【ンン】
だからこの時代に来た時は、
いっぱいお父さんとお母さんの話を
聞こうと思ったです…。
でも…お父さんの迷惑になるなら私は…
【グレゴ】
…あー。もういい、ンン。
もういいんだ…父さんが悪かったよ。
お前が聞きたいんだったら、
母さんとの馴れ初めでもなんでも言う。
寂しいんだったら一日中でも
傍にいてやるから…
だからさ…俺の前ではもう何も
我慢しないでくれよ。
【ンン】
うぅ…本当なのですか…!?
う、嬉しいのです…
ありがとうです…お父さん…
【グレゴ】
いいってことよ。
…ほらほら、父さんに何でも聞いてみろ!
【ンン】
じゃあ…お母さんへのプロポーズのセリフを
白状するのです…
【グレゴ】
あー…そいつはいきなり
ハードルが高いねー…
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