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**親子
***支援C
【マーク】
母さん!
こっち、こっち!
【ルフレ】
なんですか…?
【マーク】
いいから、いいから。
ちょっと話があるんだ。
【ルフレ】
うーん…今は手が離せないので
こっちで話してくれませんか?
【マーク】
えっ!
それはちょっと…。
【ルフレ】
話があると言ったのは
マークの方じゃありませんか?
【マーク】
じゃ、じゃあ…
ちょっと待ってね。
…………
よーし…この落とし穴に
母さんを誘いこんで…と。
ふぅ…お待たせ。
【ルフレ】
…あら?
【マーク】
あっ!?
【ルフレ】
…落とし穴とは古典的ですね。
【マーク】
うぅ…
どうして僕の策が見破られたの?
絶対にわからないよう
念入りに偽装してあったのに!
【ルフレ】
よくできた落とし穴ですが
仕掛ける本人が顔に出すぎですね。
なにかある、と思わせること自体が
策の内くらいでないといけません。
【マーク】
つ、次こそは
母さんに勝ってみせる!
だからこれ…埋めるの手伝ってくれない?
誰かが落ちたらケガするからさ。
【ルフレ】
どこまで深く掘ったんですか…。
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***支援B
【ルフレ】
あれ…?
あの本、どこにいったんでしょう…
【マーク】
母さん、
戦術書を探してるんでしょ?
【ルフレ】
はい、よくわかりましたね。
…って、まさか…
【マーク】
そう、戦術書を隠したのは僕。
母さんに見つけられる?
【ルフレ】
…それがマークの
次の挑戦というわけですか。
【マーク】
戦術書は
野営地の中にあるからね。
今回の隠し場所は自信があるんだ。
制限時間は日が暮れるまででどう?
【ルフレ】
…いえ、そんなにいりませんよ。
もうわかりましたから。
【マーク】
嘘っ!?
【ルフレ】
マーク、その手に持っている
鞄の中身を見せてください。
【マーク】
…はい。
【ルフレ】
やっぱり。
これで勝負は私の勝ちですね。
【マーク】
どうしてすぐにわかったの…?
【ルフレ】
マークは私のことを
よく知ってくれています。
私にとって、この戦術書がどんなに
大事なものなのかも知っているはずです。
だったら、万一誰かに持ち去られたり
傷がついたりする場所に隠しません。
自分の目が確実に届き、
かつ死角になる隠し場所となると…
【マーク】
…完全に読まれちゃったね。
僕、まだまだだなぁ…
【ルフレ】
じゃあ、今日の勝負はこれで終わりですね。
マーク、こっちに来てください。
【マーク】
え…?
【ルフレ】
戦術書をいっしょに読みませんか?
策の立て方を勉強したいんでしょう?
【マーク】
うん!
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***支援A
【マーク】
ここまで敵をひきつけておいて…
この山に置いた兵を突撃させる!
【ルフレ】
…それだと、ここをこうすれば…
ほら、挟み撃ちにされてしまいます。
【マーク】
あーっ…また母さんに負けた…。
【ルフレ】
盤面の戦でよかったじゃないですか。
これが実戦なら死者が出ていました。
軍師はみんなの命を預かる者…
ひとつの過ちが仲間を危機にさらします。
その責任の重さ、求められているものの
大きさに押しつぶされないようにして下さい。
【マーク】
そうだね…ありがとう、母さん。
もう一度戦術書を読み直してみる。
そして、次こそ
母さんに勝ってみせるからね!
【ルフレ】
戦術に関しては
まだまだ負けるつもりはありませんよ。
私はいつでも受けて立ちます。
再挑戦を楽しみにしていますよ。
それじゃ、
今日の授業はここまでですね。
【マーク】
うん。じゃあ、また明日!
【ルフレ】
…危なかったです…。
もう少しで読み負けるところでした。
母親として、もうしばらく高い壁として
立ちはだかって差し上げないと。
私も成長を止めるわけにはいきません。
もう一度戦術書を読み直しましょう…。
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