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#contents()
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**親子
***支援C
【マーク】
うーん、どうして僕は父さんのこと
覚えてないんでしょう…?
母さんのことはあんなにちゃんと
覚えてるのに…
母さんが立派な軍師だったってことも
一緒に勉強したことも覚えてるのに…
なーんで父さんのことは
きれいさっぱり忘れてしまったのか…
【クロム】
どうしたんだ、マーク?
【マーク】
父さん!
すごいです、ちょうど今父さんのことを
考えてたんですよー!
これって運命!? 親子の運命!?
…あ、待って下さい。確か母さんが昔…
これは運命じゃない、絆だー!
みたいなことを言っていたような記憶が…
ってことで父さん、僕らがここで会ったのは
運命ではなく絆です!
【クロム】
はぁ…。そうか。
【マーク】
そうですよ! 絆って素晴らしいです。
覚えてなくても呼び合うものなんですね。
…って、感心してる場合じゃ
ありませんでした。
僕、なんで父さんのこと覚えてないのか
ずーっと考えてたんです。
良かったら父さん…僕が父さんのこと
思い出せるように協力してくれませんか?
【クロム】
あぁ…
【マーク】
良かった!
ではまた時間のある時に声をかけますね。
男同士の約束ですよ!
じゃあ僕はこれで!
【クロム】
よく喋る奴だな…
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***支援B
【マーク】
父さんっ、今時間いいですか?
【クロム】
あぁ。
【マーク】
やったぁ! じゃあ約束通り、
『記憶を取り戻そう大作戦』に
協力していただくことにします!
とは言ったものの、どうしたら記憶って
戻るんでしょうね…
頭を強くぶつけるのは
もう何度も試しましたし…
ゆらゆら揺れるものを見つめ続けるのも
僕には効果がありませんでした…
ねぇ父さん、どうしたらいいと思いますか?
【クロム】
…俺の顔をじっと見てみるとか?
【マーク】
それだーーー!! 父さん天才です!
未来ではきっと見慣れていたはずですし、
じっと見てたら、何か思い出しますよね。
んー、なかなか良い策ですよこれは。
さすが天才軍師の母さんを
コロッと落としただけのことはありますね。
ではでは、失礼して…。
じーーーーーーーっ…
……………………
……………………
だめだーーー!!
何にも思い出せませんーーー!!
あぁ…この感じって、なんかこう…。
同じ文字をずっと見続けてたら
『あれ? これってこんな文字だっけ?』
みたいになる感じと似ています…
父さんって…こんな顔でしたっけ?
【クロム】
それを今思い出そうとしてるんだろう。
【マーク】
ですよね…。すみません、
せっかく協力していただいたのに…
でも僕は諦めませんよ!
絶対に父さんを思い出してみせます!
というわけで、
また協力して下さいね、父さん!
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***支援A
【マーク】
はぁ…やっぱり今日もダメですね…
毎日毎日嫌というほど、
こうして父さんの顔を見ているのに
何にも思い出せないなんて
自分が情けなくなりますよ…
ほんとに…どうして……
うっ…ううっ…ぐすっ…
【クロム】
お、おい! なぜ泣く?
【マーク】
だ…だって…だって……!
僕…父さんのことも母さんと同じように
大好きだったはずなのに…!
思い出せないのが…辛いんです…!!
父さんが僕に作ってくれた思い出も
たくさんあったはずなのに…
何一つ覚えていられなかった自分が…
ほんとに…情けないんです…!
情けないんですよーーー!
びえぇぇぇぇん!!
【クロム】
マーク…
【マーク】
うっ…! ちょっと泣きすぎた…かな。
あ…頭が痛い…!
いたたた…!
…………あ!?
【クロム】
どうした!?
【マーク】
……思い出し…ました。父さんのこと。
ほんとにちょっとだけ…ですけど。
父さんが僕に向かって、優しく笑って…
『マーク』って…名前を呼んでました…
ふふ、いつも見てる父さんの顔より、
少し年を取った顔でした…
…良かった。ちゃんと思い出せました。
ありがとう、父さん。
全部父さんのおかげです。
何だかこれで自信がつきました!
時間はかかるかもしれませんけど、
いつか父さんの記憶、
全部取り戻してみせますよ。
【クロム】
あぁ。俺も協力する。
【マーク】
はい、ありがとうございます!
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