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#contents()
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***支援C
【マリアベル】
…………
【フレデリク】
マリアベルさんではありませんか。
どうしました?
【マリアベル】
フレデリクさん。わたくし、
前々から思っていたのですけど…
貴方、
執事だったことがおありですの?
【フレデリク】
執事、ですか? 突然ですね。
いえ、特に経験はありませんが…
【マリアベル】
…ちなみに今、
何をしてらっしゃいますの?
【フレデリク】
明日リズ様の着る衣服を
用意しています。
【マリアベル】
やっぱり。執事っぽいですわ。
【フレデリク】
いえ、そんなことはありませんよ…
これはたまたまです。
【マリアベル】
ちなみにこの後は
何をなさるおつもりですの?
【フレデリク】
そうですね、食料の備蓄を確認して
明日の食事の献立などを…
【マリアベル】
やっぱり! 執事そのものですわ。
【フレデリク】
そ、そうでしょうか…
【マリアベル】
思い起こせば、
以前からそうでしたわ。
わたくしたちに紅茶を淹れてくださったり、
上質な食器を整えてくださったり、
どこからどうみても執事ですわ。
【フレデリク】
特に意識したことは
ないのですが…
【マリアベル】
貴方の執事ぶりを見込んで、
折り入ってお願いがありますの。
我が家の執事たちの教育係に
なってくださいませんこと?
【フレデリク】
教育係…ですか?
【マリアベル】
実は、我が家の執事長が
高齢で腰を痛めてしまい…
先日、暇をいただきたい、
と申し出てきたのですわ。
彼は長年尽くしてくれましたから、
無理をさせる気はないのですが…
我が家に執事長がいなくなるのは
由々しき事態ですわ。
【フレデリク】
はあ…なるほど。
【マリアベル】
ですから、
新たな執事長が見つかるまで、
貴方が我が家の執事たちを
教育して欲しいのですわ。
【フレデリク】
ま、待ってください。
それは無茶というものですよ。
私は執事の経験も、
人に教えた経験もないのですから。
【マリアベル】
いつも貴方がしてらっしゃることを
教えてくださるだけで良いのです。
貴方は、わたくしたちの戦いの
指南役だったではありませんか。
【フレデリク】
と言われましても…困りましたね。
やはり無理ですよ。
あなたたちは良い生徒でしたから、
たまたまうまく教えられただけです。
【マリアベル】
では、わたくしに
教えてくださいませ。
【フレデリク】
マリアベルさんに?
【マリアベル】
わたくしなら良い生徒ですから、
いかようにも教育できますでしょう?
貴方から受け継いだ執事精神を
家の執事たちにも伝授いたしますわ。
【フレデリク】
…仕方ありませんね。
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***支援B
【フレデリク】
マリアベルさん、起きてください。
朝ですよ。
【マリアベル】
ん……ん~
…もう…朝ですの…?
って! 真っ暗ですわ!
まだ夜が明けていませんわよ!
【フレデリク】
御主人様のための朝は早いのです。
執事の心を身につけたいとのお話でしたね?
【マリアベル】
う……た、確かに
そう言いましたけれど…
【フレデリク】
それでは、朝の給仕の
支度から始めましょう。
御主人様がお目覚めになるための
紅茶をご用意致します。
【マリアベル】
ね、眠いですわ…
わたくしが飲みたいくらい…
でも、わたくしだって
紅茶を淹れることくらい…
あっ、こ、こぼして
しまいましたわ…
【フレデリク】
やり直しです。ご主人様への
心遣いが足りませんよ。
それから、御主人様のお茶を無駄に
したことをお詫びしてください。
【マリアベル】
…申し訳ありませんですわ、
御主人様…
【フレデリク】
もっと気持ちをこめて。
【マリアベル】
お、お許しくださいませ…
御主人様…
く、く、屈辱ですわ…
【フレデリク】
次は食器の管理です。
この銀のスプーンを磨いてください。
【マリアベル】
くっ、どうしてわたくしが
このようなことまで…
食器磨きくらい…
この…この…このっ…!
ど、どうですの?
ちゃんと、磨きましたわ!
【フレデリク】
やり直しです。
磨き方がまるで足りません。
【マリアベル】
きぃぃですわ!
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***支援A
【フレデリク】
おや、マリアベルさん。
今朝は早いですね。
【マリアベル】
毎日あの時間に起きてれば
さすがに体が慣れますわ…
【フレデリク】
では、今日も
執事訓練を始めましょうか。
まず紅茶の食器類を…
【マリアベル】
あ、お待ちくださいませ。
私がお運びしますわ。
【フレデリク】
? どうしたのです?
【マリアベル】
だって、先日の戦いで
足にお怪我をなさったでしょう?
ですから、あまり
動かれない方がよろしいかと…
【フレデリク】
…気づいてらっしゃたのですか。
大した怪我ではありませんし、
誰にも気づかれてないつもりでしたが…
【マリアベル】
執事精神を会得しようと
観察していて気づいたのですわ。
さあ、お茶が入りましたわ。
御主人様。
【フレデリク】
おや? このお茶は…
いつもの紅茶ではありませんね。
【マリアベル】
ええ。このお茶を飲むと、
怪我の治りが早いと聞きましたわ。
昨夜、色々なお茶について
仲間たちに聞いてみたのです。
【フレデリク】
…マリアベルさん。
【マリアベル】
な、なんですの?
【フレデリク】
素晴らしいです。
貴方こそ執事です。
【マリアベル】
え…?
【フレデリク】
私は執事ではありませんが…
もし騎士と通じるものがあるとすれば…
それは、相手を思いやること…
相手の幸せを願うこと…
つまり、
おもてなしの心、です。
【マリアベル】
………
おもてなし…
【フレデリク】
今の貴方は、私のような者にまで
その気遣いができています。
最も大切なことはその心…
技術は後でいくらでも学べます。
マリアベルさん、
貴方はもう立派な執事ですよ。
【マリアベル】
フレデリクさん…!
ありがとうございます!
わたくし、嬉しいです…!
これでわたくし、いつどこへ出ても
恥ずかしくない執事になれますわ!
【フレデリク】
何か当初の目的と
違うような気もしますが…
マリアベルさんの成長は
私の喜びでもあります。
【マリアベル】
もっと、もっとわたくしに
おもてなしを教えてくださいませ!
【フレデリク】
ええ、マリアベルさんが
そう望むのであれば…
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***支援S
【フレデリク】
いかがです?
【マリアベル】
美味しいですわ、とっても。
やっぱりフレデリクさんの
お茶にはかないませんわね。
【フレデリク】
いえいえ、マリアベルさんの
淹れてくださるお茶も美味しいですよ。
【マリアベル】
あの…フレデリクさん、
わたくし考えたのですけれど…
この戦争が終わった後、やっぱり
我が家に来てくださいませんか?
【フレデリク】
ですが、執事たちには
貴方が教えるのでは?
【マリアベル】
い、いいえ。フレデリクさんでないと
だめなんですの…
ぜひ、我が家でしばらくの間、
執事たちを教育してくださいませ…
な、なんでしたら…その…
ず、ずっといてくださっても…
【フレデリク】
貴方の家で執事長の
かわりをするわけですね…
残念ですが…
【マリアベル】
わ、わたくしのことが
お嫌いですの!?
【フレデリク】
いいえ、好きですよ。誰よりも。
【マリアベル】
え……ええっ…!?
【フレデリク】
好きだからこそ、私が
貴方の家を訪ねる時は、
執事ではなく、
貴方の夫として行きたいのです。
マリアベルさん、これを…
【マリアベル】
そ、それは…
指輪ですの?
なんて…綺麗……
【フレデリク】
高価なものではありませんが…
貴方のために磨きました。
受け取ってくださいますか?
【マリアベル】
フレデリクさん…
……はい……
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