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#contents()
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***支援C
【ドニ】
はるかなる恋の行方も知れず~
故郷も失いし白鷺の姫は~♪
【オリヴィエ】
悲しみに身をゆだねたまま~
夜風に吹かれて漂い揺れる~♪
【ドニ】
わわっ!
オ、オリヴィエさん!?
【オリヴィエ】
あ…ご、ごめんなさい。
驚かせるつもりじゃなかったんです。
私の大好きな歌だったから
つい、いっしょに口ずさんじゃって…
【ドニ】
オリヴィエさんも、
この歌知ってるんだべか?
【オリヴィエ】
はい…前に、旅先での山村で
木こりさんが歌ってるのを聴いたんです…
【ドニ】
そうかあ…この歌って、
すんごく悲しい歌だべ。
遠くにいる黒鴉の王子様を想う、
白鷺のお姫様が
一目でも会いたいと
世界中をめぐるけんど…
お姫様がいなくなった後で
白鷺の国は悪者たちに焼き尽くされ
帰る故郷を失ったお姫様は
悲しみに暮れるって話だべさ。
【オリヴィエ】
あの…ドニさん、もしかしてこの歌…
最後まで知らないん…ですか?
【ドニ】
へ? さっきオリヴィエさんが
歌ったところで終わりだべ?
【オリヴィエ】
いえ…この歌には
まだ続きがあるんです…
悲しみに暮れる白鷺の姫の想いを
知ったお月さまが哀れに思って
その声を黒鴉の王子様のところに
届けてあげるんです。
事を知った黒鴉の王子様は、
仲間とともに悪者たちを倒し、
そして二人は失われた白鷺の森で
再びめぐりあいます…
で、白鷺の姫は王子様に抱き締められて
お月さまにむかって微笑む…で終わるんです。
【ドニ】
し、知らなかったべ。
悲しい歌じゃなかったんだべな…
【オリヴィエ】
はい…
【ドニ】
そっか…ありがとう、オリヴィエさん。
おら、ますますこの歌が好きになったべ!
【オリヴィエ】
あ…!
ど、どういたしまして…!
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***支援B
【ドニ】
なあ、オリヴィエさん。
白鷺のお姫様の歌なんだべが…
あれ、やっぱりほんとは
悲しい歌なんじゃないべか?
【オリヴィエ】
え…どうしてですか?
【ドニ】
白鷺のお姫様の国は
結局もとには戻らなかったんだべ?
【オリヴィエ】
そう…ですね。少なくとも
元に戻ったという話はありません…
【ドニ】
なら、黒鴉の王子様と
結ばれたとしても
白鷺のお姫様は
心から喜べなかったんでねえか?
【オリヴィエ】
それは、そうですけど…
あ…!
【ドニ】
だとしたら、やっぱり
悲しい話な気がするだ、おらには。
【オリヴィエ】
そっか…そうだったんですね…
それで、最後の笑顔が…
【ドニ】
オリヴィエさん?
【オリヴィエ】
ご、ごめんなさい…
今のドニさんのお話を聞いて
ずっと不思議だったことの
答えがわかった気がしたんです…
【ドニ】
答え、だべか?
【オリヴィエ】
じつは…あの歌には振り付けがあるんです。
白鷺のお姫様になって踊る振り付けが。
その最後の場面で
王子様に抱き締められた白鷺のお姫様は
月に微笑を向けるんですけど…
それが、とても悲しい笑顔なんです。
わたし、ずっと不思議だったんです。
王子様と結ばれたはずなのに
どうして悲しい笑顔なのかな…って。
でも、そういうことだったんですね…
【ドニ】
失った故郷への悲しい思いを
引きずったままだったべ…
【オリヴィエ】
ありがとう、ドニさん。
今度はわたしが教えられましたね。
これで、ちゃんと踊れる気がします。
また…練習しなくっちゃ。
【ドニ】
踊りが完成したら
見せてもらってもいいだか?
【オリヴィエ】
え…は、はい、いいですよ。
わたしなんかの踊りでよければ…
【ドニ】
ありがてえ。約束だべ!
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***支援A
【オリヴィエ】
あの…ドニさん。
ちょっと、こっちに来てください。
【ドニ】
え、なんだべ?
【オリヴィエ】
あ、あの…前に言ってた歌の踊りを
ドニさんに見てもらいたくて…
【ドニ】
え! 完成しただか!?
見たいべ見たいべ!
【オリヴィエ】
じゃあ…ドニさん、
歌ってくれますか…?
【ドニ】
うん! あ、でもおら、
途中までしかわからねえべ。
【オリヴィエ】
大丈夫です…。わからないところは
私が踊りながら歌います…
【ドニ】
そっか、わかったべ。
じゃあ…こほん。
月が微笑む穏やかな夜~♪
【ドニ】
ついにめぐりあいし
想い人の胸の中で~♪
【オリヴィエ】
白鷺の姫は
月に笑って目を閉じる~…♪
【ドニ】
…………
【オリヴィエ】
あ、あの…どう、でした?
【ドニ】
う、うん…すごかっただ。
感動して、うまく言葉が…ぐすっ。
【オリヴィエ】
えっ…!
ドニさん、泣いてるんですか…?
【ドニ】
オ、オリヴィエさんこそ。
【オリヴィエ】
私は…白鷺のお姫様に
なったつもりで踊ってましたから…
【ドニ】
…おらは、見てるうちに
どんどん踊りに引きこまれて
オリヴィエさんが
本当に白鷺のお姫様に思えたべ…
【オリヴィエ】
本当に? …うれしいです。
私の踊りでそう思ってくれたなんて…
【ドニ】
おら、もっと他の踊りも
見てみてえだ!
オリヴィエさん、またおらの前で
踊ってほしいだよ。
【オリヴィエ】
…は、はい。もちろん…
ドニさんは、私の踊りの恩人ですから…!
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***支援S
【ドニ】
…………
【オリヴィエ】
ドニさん。
【ドニ】
…………
【オリヴィエ】
ドニさん!
【ドニ】
え? あ…オリヴィエさん。
【オリヴィエ】
ど…どうしたんですか…?
ぼーっとしてました、けど…
もしかして、
どこか悪いんですか…?
【ドニ】
う、うん…オリヴィエさんの姿が
目に焼きついて離れねえんだべさ…
【オリヴィエ】
えっ…!
そ、そうなんですか?
【ドニ】
んだ。もしかしてこれって
病気なんだべか…?
【オリヴィエ】
えっと…そういうわけじゃ…
ないと思います。
【ドニ】
だども、オリヴィエさんの
白鷺のお姫様を想うと、涙が出るだよ。
んだから、その…いや、すまねえ。
ついこんなものまで用意しちまって…
おらが勝手に
盛り上がっちまってるだべな。うん。
【オリヴィエ】
それは…指輪ですか?
【ドニ】
うん…だども、おらは
黒鴉の王子様にゃ遠くおよばねえから、
こんなの贈られちゃあ、
白鷺のお姫様は月に向かって苦笑いだべな。
【オリヴィエ】
ドニさんは
黒鴉の王子様じゃないですけど…
白鷺のお姫様はきっと、
月に向かって笑わないと思いますよ。
きっと、指輪をくれた人を見つめて、
しあわせに微笑むと思います。
【ドニ】
オ、オリヴィエさん…
【オリヴィエ】
もう一度…見てくれますか?
わたしは白鷺のお姫様を踊ります。
でも相手は黒鴉の王子様じゃない。
今、わたしの目の前にいる人…
【ドニ】
その最後は…
【オリヴィエ】
白鷺のお姫様は、しあわせに微笑んで、
相手がおくる指輪を受け取るんです…
【ドニ】
…おら、心をこめて歌うだよ。
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