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「支援会話集 ルキナ×マーク(男)」(2015/02/01 (日) 17:59:38) の最新版変更点
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&bold(){支援会話集 ルキナ×マーク(男)}
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#contents()
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**通常
***支援C
【マーク】
あっ、ルキナさん! ちょうどよかった!
【ルキナ】
マーク、どうしたのですか?
両手を後ろに回して?
【マーク】
はい、これ、ルキナさんに! どうぞ!
【ルキナ】
わあ…綺麗な花。ありがとうございます。
でも…これ、どうしたんですか?
【マーク】
立ち寄った村の人たちが分けてくれたんです。
だから、ルキナさんにもおすそわけです。
【ルキナ】
…こんな綺麗な花、見たことがありません。
【マーク】
はいっ! 戦争が続いていても、
綺麗な花は咲くんです!
だからこそ、僕たちはがんばって、
この綺麗な花の咲く世界を守っていかないと!
【ルキナ】
その通りですね、マーク。
…うふふ。
【マーク】
…ルキナさん?
【ルキナ】
…あなたはいつも明るく前向きですね。
ちょっと、あなたがうらやましいです…
【マーク】
…どうしたんですか?
ルキナさん…なにか悩みでも?
【ルキナ】
悩み…というより、私を捕らえて
離さない辛い思い出です…
でも、あなたにだって苦しみはあるはず。
だってあなたは記憶がないのでしょう?
私とは別の苦悩もあるのではないですか?
違う時代で…自分の所在すら曖昧なまま
生きるというのは…辛くありませんか?
【マーク】
…う~ん。
実はそんなに悪くないですよ?
確かに、記憶がないというのは
少しフワフワした気分ですけど…
その分、全てが新鮮に感じられますからね!
空を見ても、花を見ても…
僕の毎日には新しい発見でいっぱいです!
【ルキナ】
そう…やっぱり、
少しあなたがうらやましいです。
私は、辛い記憶ばかりを抱えて
この時代にやってきましたから…
【マーク】
…でも、この時代では死んだはずの
お父さんに会えたじゃないですか?
【ルキナ】
そうですね…お父様に再会できたこと、
それは良かったと思っています…
では…私はこれで失礼します。
綺麗なお花をありがとうございました、
マーク…
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***支援B
【マーク】
ふんふん、ふふ~ん…っと。
うん、いいメロディが浮かびそうだぞ!
【ルキナ】
マーク…なにをしてるんですか?
…さっきから、ずっと鼻歌を
歌っているようですが…
【マーク】
あっ…聞かれちゃいましたか?
ほら、この間、近くの村で
綺麗な花を分けてもらったじゃないですか?
あの時村人や子供たちに
自作の歌を聞かせてあげたら、
すごく喜んでくれたんですよ!
だから他にも歌を作ってみようかな~
なんて思ったんです! えへへっ!
【ルキナ】
なるほど…こんな時だからこそ、
歌で人々の心を癒す…
それはとても素敵なことだと思います。
【マーク】
そ、そうですかね!? よーしっ!
もっと色々な歌に挑戦してみようかなー!
【ルキナ】
それにしても…マーク。
あなたはいつも元気ですね…
…あなたは、どうしてそんなに明るく
振る舞っていられるのですか?
【マーク】
えっ? …いえ、別に、無理して
振る舞っているわけじゃありませんよ?
それにこの間も言ったでしょう?
記憶がないと、
毎日の出来事が新鮮なんです!
だから、落ち込むよりも先に
楽しさが優先してしまって…!
【ルキナ】
…でも仮に私があなたと
同じ境遇だったとしても、
そんなに明るくしていられる
自信はありません…
ですから…
あなたのその明るさは、
やはり代えがたい
素晴らしいものだと思いますよ。
【マーク】
う~ん…でも、ルキナさんにとっても
今の毎日は幸せじゃないんですか?
僕はあまり覚えていませんが、
この時代は僕たちの時代よりも、
ずっと恵まれた環境なわけですし…
【ルキナ】
そうですね…確かに、
この時代は恵まれています…
…でも、私たちが敗北すれば、
この時代の未来も私たちが知る世界と
同じものとなってしまう…
その重圧を考えると、私は…
【マーク】
…ほらほら、ルキナさん。
そんなに暗い顔をしないでください!
あんまり抱えすぎると、
いざという時に力が発揮できませんよ?
【ルキナ】
…ええ、あなたの言う通りですね。
ごめんなさいね、マーク。
暗い話に付き合わせてしまって…
【マーク】
いえいえ。僕なんかでよければ、
いつでもお話の相手をしますよ!
----
***支援A
【ルキナ】
……未来は変えられる。
変えられるはず…
そう信じたい。なのに…
あの悪夢は消えてはくれない。
私も…マークのように
信じることができたら…
【マーク】
はい? 僕のことを呼びましたか?
ルキナさん。
【ルキナ】
きゃっ! …ま、マーク!?
いつからそこに!?
【マーク】
いえ、今来たばかりですけど?
食事の時間なので呼びに来たんですよ。
さあ、みんなも待ってますよ。
【ルキナ】
…ごめんなさい。今は食欲がなくて。
【マーク】
えっ? 体調でも悪いんですか?
だったら寝ていた方が…
【ルキナ】
いえ…そういうわけではないんです。
ただ、気分の問題で…
【マーク】
ルキナさん…なにかあったんですか?
僕でよかったら話を聞きますよ?
【ルキナ】
…マーク、あなたは
未来は変えられると思いますか?
絶望の未来を私たちが覆し、
幸せな未来にできると…
【マーク】
もちろんです。
そうなるに決まってますよ!
【ルキナ】
どうして…そこまで
信じることができるのですか?
【マーク】
だって、母さんがそう信じてますから。
【ルキナ】
……!
【マーク】
母さんはすごい人です。
僕のあこがれなんです。
その母さんががんばってるんですから、
絶対大丈夫ですよ。
僕はこの世界のことは
何もわからないですけど…
でも、母さんのことなら
信じられます。
【ルキナ】
そう…
そうでしたね…
それに、お父様も…
未来を変えようと戦っています。
二人の絆は…
まぶしいくらいです。
それなのに、その子である私たちが、
ふがいない姿勢ではいけませんね。
【マーク】
あ、ルキナさん、
ちょっと元気出てきました?
【ルキナ】
ええ、あなたのおかげです。
ありがとう…マーク。
----
***支援S
【ルキナ】
あっ、マーク…。あなたとお話が
したいのですが…いいですか?
【マーク】
ルキナさん…はい! もちろんです!
…も、もしかして、この前の続きですか?
【ルキナ】
ええ、あなたの言葉のおかげで、
気持ちが楽になりました。
もうこれからは、悪い夢を見ずに
すむかもしれません。
【マーク】
そうですか!
良かったです!
ルキナさん、笑顔が多くなりましたね。
見てて僕も嬉しいです!
【ルキナ】
マーク…
あの、聞いてほしいことがあります。
大切な話です。
【マーク】
?? なんでしょう?
【ルキナ】
最近、私は…
あなたの夢ばかり見てしまいます。
いいえ、起きていても…
考えるのはあなたのことばかり。
あなたが傍にいてくれると、
私は希望を持てるのです。
幸せな未来を夢見ても良いのだと…
そう思えるのです。
【マーク】
ルキナさん…
【ルキナ】
マーク。これからも…
私と共にいてくれませんか?
【マーク】
はい、わかりました!
【ルキナ】
え、あの、そんな気軽に…
マーク、意味をわかっていますか?
私が今言った言葉はつまり…
【マーク】
はい、愛の告白ですよね!
【ルキナ】
…!!
【マーク】
僕もルキナさんが好きです!
だから、これから一緒にいましょう!
【ルキナ】
マーク…
ふふ…あなたといると、
私は笑顔を忘れずにいられそうです。
これからよろしくお願いしますね、
マーク。
【マーク】
はい、こちらこそ!
----
**兄弟
***支援C
【マーク】
ふぅー、お掃除って大変ですねー。
あ…あれ? これってもしかして…
う、うわああああぁっ!!
【ルキナ】
!! 今の悲鳴は…マーク?
まさか、敵の奇襲が…!?
【ルキナ】
マーク! 大丈夫ですか!?
【マーク】
ル…ルキナさんっ…!
【ルキナ】
落ち着いて下さいマーク、
私が来たからにはもう平気ですから…!
【マーク】
む、虫が…!!
【ルキナ】
えっ、虫?
【マーク】
そうなんです! こんなに大きくて、
わさわさしてる虫が出てきて…!
もう…もう僕はどうしようかと…!
【ルキナ】
じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?
私はてっきり敵の奇襲かと…
全くもう…
人騒がせな真似はやめてくださ…
【マーク】
ひえーっ! 飛びましたーーー!!
まずいです、こっちに来ますー!!
【ルキナ】
えぇっ!?
…きゃーーーーっ!!
【マーク】
ほ、ほらいたでしょう?
ルキナさん、あれ倒してくださいよ…!
【ルキナ】
無理ですよあんな大きい虫…!
【マーク】
でも、さっきは
「私が来たからにはもう平気です」って
言ってましたよ!?
虫一匹倒せないで
この戦争を勝ち抜けるんですか!?
【ルキナ】
何なんですかその理屈は…!
マークこそ、軍師を目指しているなら
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!
【マーク】
虫に対する策は知りませんよ!
ルキナさん、僕の姉なんですから
何とかしてくださいよー!!
母さんからも、弟をちゃんと守るように
言われてるんでしょう!?
【ルキナ】
はぁ…そういえばそうでした。
わかりました…何とかしますよ…
【マーク】
ありがとうございますー!
さっすが未来のイーリス王女様ですね!
【ルキナ】
…あなたも一応、王子様でしょうが…
【マーク】
でも僕は記憶がありませんからー。
あ、物陰に入った今がチャンスですよ!
【ルキナ】
暗くてよく見えませんよ…
【マーク】
ファルシオンを光らせたらどうです?
それで位置を確認し、そのままグサッと…
【ルキナ】
ファルシオンを虫退治の
便利な道具みたいに言わないで下さい!
【マーク】
す、すみません…って、
ひえぇーーーーーっ!!
またとびましたよーーー!?
【ルキナ】
くっ…! 手強い相手ですが…
マークには指一本触れさせません…!
【マーク】
ルキナさん…!
【クロム】
おい! お前らさっきから
何を騒いでるんだ!?
【ルキナ】
お、おとうさま!?
【マーク】
父さん!?
【クロム】
…まったくお前たちは…。
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。
【マーク】
すみません…
【ルキナ】
ごめんなさい、お父様…
【クロム】
反省しているならいい。
まぁ…これからは気をつけろ。
【マーク】
結局、あの虫は父さんが倒してくれましたね。
やっぱり父さんは頼りになります…!
【ルキナ】
そうですね…。でも、お父様に
ご迷惑をおかけしてしまいました…
【マーク】
ルキナさん、落ち込んでるんですか?
僕は楽しかったですけどね。
こうやって二人して父さんに
叱られるなんて、初めての経験ですし。
なんだか、懐かしいような
嬉しいような不思議な気分でしたよ!
【ルキナ】
マーク…
…えぇ、そうですね。
私も、少しだけ楽しかったです…
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***支援B
【ルキナ】
…マーク
【マーク】
はい…
【ルキナ】
私の言いたいことはわかりますね…?
【マーク】
果物を切った後は、
ファルシオンは洗って返しましょう…?
【ルキナ】
違います!
ファルシオンを果物ナイフ代わりに
使わないで下さいということですよ!
【マーク】
ひっ…!
ご…ごめんなさい…!
【ルキナ】
謝ってすむ問題ではありません!
この剣はイーリス国の国宝で、
お父様の形見なのですよ!?
あなた、よく親の形見で
果物を切ろうと思いましたね…!?
あぁ…ファルシオンから、
武器にあるまじき甘い香りが…
【マーク】
だって、果物を切りたいなと思ったら
目の前にそれがあったものですから…
そ、それに僕…その剣に
あんまり触ったことないですし、
どんな感じなのかなーと
その…ちょっと興味が…
【ルキナ】
………
【マーク】
お…怒ってます…よね?
【ルキナ】
…マークは、この剣に触ったことが
なかったのですか?
【マーク】
あ、そっちですか?
はい、あまり触ったことはないですね。
普段はルキナさんが持っていますし、
もし触ったとしても、
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…
【ルキナ】
では…マークがこの剣を使って
戦える素質があるかは
わからないということですか?
【マーク】
え? その剣は
使うのに素質がいるんですか?
【ルキナ】
そうですよね…あなたは記憶が無い。
このことを知るはずがありません…
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ
戦場で扱うことができる、
特殊な剣なのです。
逆に言えば、聖王の血族であっても
素質のない者には使うことができません。
【マーク】
なるほど…つまり僕が
その剣を使ったことが無いということは
未来での僕に
素質が無かったってことですよね。
【ルキナ】
…いえ、もしかしたらあなたにも
使えるかもしれませんよ。
私は、未来であなたにこの剣を
使わせてみたことがありませんでした。
つまりあなたは、素質があるかどうかすら
わからない状態ということですから…
【マーク】
えっ!? そうなんですか!?
もし使えたらすごいですよね!
伝説の剣を持つ天才軍師…これなら
母さんを超えることができるかも…!
【ルキナ】
そうですね…。未来にいた頃は
考えたことがありませんでしたけど
あなたもこの剣が使えた方が
良いかもしれません。
…私に、もしものことがあった時のために。
【マーク】
…え?
もしも、って…?
それって…どういうことですか…?
【ルキナ】
私がこの戦いで命を落とした時ですよ。
その時、他にもファルシオンを
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。
未来を救うためには、打てる手は全て
打っておいた方がいい…
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが
使えるかどうか試しましょう。
【マーク】
…………
【ルキナ】
マーク?
【マーク】
…無理ですよ。
よく考えたら、僕にそんなすごい剣を扱う
素質なんてあるわけないですって!
【ルキナ】
それは、やってみないことには
わかりませんよ。
あなただって、さっき使えたらいいなって
言っていたでしょう? だから…
【マーク】
…嫌だって言ってるんですよ!
そんな訓練、したくないです!
ルキナさんが死んじゃった時のための
訓練なんて…そんなのないですよ!
【ルキナ】
…マーク。気持ちはわかりますが、
あなたも覚悟を決めてください。
この戦いは、どんな手を使ってでも
負けるわけにはいかないのですよ…
【マーク】
わかってます! でも僕は…
どこまで割り切れません!
ルキナさんは母さんを裏切るんですか!?
誰ひとり死なせまいとしている母さんを!
【ルキナ】
そうならずに済めばいいとは
思っています。
…でも、
生き残るという約束はできませんから。
【マーク】
なんですか、それ…!
ルキナさんが死ぬことを考えるなら、
ファルシオンなんて使えなくていいんです!
僕にもし素質があったとしても
果物ナイフとしてしか
使ってやらないですからね!
ルキナさんのバカーーー!!
【ルキナ】
マ、マーク…
果物ナイフとしては、
使いたいんですね…
----
***支援A
【マーク】
…ルキナさん。
【ルキナ】
マーク。どうしたんですか?
そんなに深刻な顔をして。
【マーク】
あの…僕にファルシオンを使う
素質があるかどうか、見て下さい。
【ルキナ】
えっ…! でもマーク、この前は
あんなに嫌がっていたじゃないですか。
なのにどうして…
【マーク】
あれから、考えていたんです。
ルキナさんが言っていた策のこと…
「未来を救うためには、打てる手は全て
打っておいたほういい」って。
僕は軍師を目指しているのに、
いつまでも逃げてたら駄目だと思ったんです。
ルキナさんみたいに、覚悟しなきゃって。
だから…お願いします!
【ルキナ】
そうですか…。あなたがその気に
なったのなら、私に異論はありません。
すぐに準備をしましょう。
【ルキナ】
では…マーク。
あの丸太を敵だと思って切って下さい。
あなたに素質が無いなら
ファルシオンはなまくら同然となり、
丸太に傷を付けることすら
できないでしょう。
逆に、素質があった場合…
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。
【マーク】
………
【ルキナ】
では…ファルシオンをお渡ししますね。
【マーク】
はい…
【マーク】
あー…何かすっごく緊張してきました…!
も、もし素質があったらどうしましょう…
…いやいや、駄目です!
僕も覚悟するって決めたんですから!
…いきますよ!
せいやぁぁぁぁっ!!
………
…あれっ?
当たった感じ、しなかったです…
【ルキナ】
…丸太、そのままですね。
残念ながら、マークには
素質が無かったみたいです…
【マーク】
…………
【ルキナ】
あ、あの…落ち込まないで下さいね。
素質が無くても、あなたは正真正銘
聖王の血を引くイーリス王子で
あることに変わりは…
【マーク】
…ぶふっ!
はは、あはははは…!!
【ルキナ】
マ、マーク!?
【マーク】
ははは…だ、だって、おかしくて…!
あんなに緊張して挑んだのに
結果は盛大な空振りって…!
あはは、はは…!
【ルキナ】
…ふ、ふふ。マークったら…。
私まで、笑えてきたじゃないですか…
なんだか私たち、素質のあるなしに
振り回されてしまいましたね。
最近は2人ともピリピリしていて、
喧嘩のあとみたいになっていましたから。
こんなことなら、以前のように虫退治をして
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。
【マーク】
でも…今回の剣のおかげで
僕も覚悟が決まりました。
大切な人がいなくなるのを怖がって、
できることをしようとしないのはいけないって。
万が一ルキナさんが先に死んでしまっても…
最後まで残って…勝ってみせます。
でも…それでもやっぱり…
誰かが死ぬのは嫌だから…
僕にルキナさんを守らせて下さい。
これは逃げではないので、いいですよね?
【ルキナ】
…マーク…
…そうですね。私も、死なないという約束を
あなたと交わさないことで、逃げていました。
でも、もう終わりにします。
私は絶対に死なないと約束します。
あなたを一人にはさせません。
そして、あなたを死なせはしません。
最後まで生き残りましょう。一緒に。
勝って、未来を勝ち取りましょう。
【マーク】
ルキナさん…!
…はい! 約束ですよ!
【ルキナ】
えぇ。約束です。
…あっ! 私、今日の食事当番だったの
忘れていました!
すみません、先に戻りますね!
【マーク】
ルキナさん! ファルシオン忘れてます!
…もう行っちゃいましたか。
…せっかくだから記念に
もう一回振ってみましょうかね。
だって僕は、戦場ではもう一生
この剣を使うことはないんですから。
よーし! でりゃあぁぁぁっ!!
…………
…やっぱり、傷一つ付けられませんね。
…ねぇ、ファルシオン。ルキナさんのこと
ちゃんと守らないと許さないですよ?
もしルキナさんが死んでしまったら、
あなたは一生果物ナイフですからね!
…なんちゃって。
もう返しに行きましょうっと。
【クロム】
…ん? 何だ、この丸太は。
誰かが訓練で使ったのか?
…見事に真っ二つだな…
&bold(){支援会話集 ルキナ×マーク(男)}
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#contents()
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**通常
***支援C
【マーク】
あっ、ルキナさん! ちょうどよかった!
【ルキナ】
マーク、どうしたのですか?
両手を後ろに回して?
【マーク】
はい、これ、ルキナさんに! どうぞ!
【ルキナ】
わあ…綺麗な花。ありがとうございます。
でも…これ、どうしたんですか?
【マーク】
立ち寄った村の人たちが分けてくれたんです。
だから、ルキナさんにもおすそわけです。
【ルキナ】
…こんな綺麗な花、見たことがありません。
【マーク】
はいっ! 戦争が続いていても、
綺麗な花は咲くんです!
だからこそ、僕たちはがんばって、
この綺麗な花の咲く世界を守っていかないと!
【ルキナ】
その通りですね、マーク。
…うふふ。
【マーク】
…ルキナさん?
【ルキナ】
…あなたはいつも明るく前向きですね。
ちょっと、あなたがうらやましいです…
【マーク】
…どうしたんですか?
ルキナさん…なにか悩みでも?
【ルキナ】
悩み…というより、私を捕らえて
離さない辛い思い出です…
でも、あなたにだって苦しみはあるはず。
だってあなたは記憶がないのでしょう?
私とは別の苦悩もあるのではないですか?
違う時代で…自分の所在すら曖昧なまま
生きるというのは…辛くありませんか?
【マーク】
…う~ん。
実はそんなに悪くないですよ?
確かに、記憶がないというのは
少しフワフワした気分ですけど…
その分、全てが新鮮に感じられますからね!
空を見ても、花を見ても…
僕の毎日には新しい発見でいっぱいです!
【ルキナ】
そう…やっぱり、
少しあなたがうらやましいです。
私は、辛い記憶ばかりを抱えて
この時代にやってきましたから…
【マーク】
…でも、この時代では死んだはずの
お父さんに会えたじゃないですか?
【ルキナ】
そうですね…お父様に再会できたこと、
それは良かったと思っています…
では…私はこれで失礼します。
綺麗なお花をありがとうございました、
マーク…
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***支援B
【マーク】
ふんふん、ふふ~ん…っと。
うん、いいメロディが浮かびそうだぞ!
【ルキナ】
マーク…なにをしてるんですか?
…さっきから、ずっと鼻歌を
歌っているようですが…
【マーク】
あっ…聞かれちゃいましたか?
ほら、この間、近くの村で
綺麗な花を分けてもらったじゃないですか?
あの時村人や子供たちに
自作の歌を聞かせてあげたら、
すごく喜んでくれたんですよ!
だから他にも歌を作ってみようかな~
なんて思ったんです! えへへっ!
【ルキナ】
なるほど…こんな時だからこそ、
歌で人々の心を癒す…
それはとても素敵なことだと思います。
【マーク】
そ、そうですかね!? よーしっ!
もっと色々な歌に挑戦してみようかなー!
【ルキナ】
それにしても…マーク。
あなたはいつも元気ですね…
…あなたは、どうしてそんなに明るく
振る舞っていられるのですか?
【マーク】
えっ? …いえ、別に、無理して
振る舞っているわけじゃありませんよ?
それにこの間も言ったでしょう?
記憶がないと、
毎日の出来事が新鮮なんです!
だから、落ち込むよりも先に
楽しさが優先してしまって…!
【ルキナ】
…でも仮に私があなたと
同じ境遇だったとしても、
そんなに明るくしていられる
自信はありません…
ですから…
あなたのその明るさは、
やはり代えがたい
素晴らしいものだと思いますよ。
【マーク】
う~ん…でも、ルキナさんにとっても
今の毎日は幸せじゃないんですか?
僕はあまり覚えていませんが、
この時代は僕たちの時代よりも、
ずっと恵まれた環境なわけですし…
【ルキナ】
そうですね…確かに、
この時代は恵まれています…
…でも、私たちが敗北すれば、
この時代の未来も私たちが知る世界と
同じものとなってしまう…
その重圧を考えると、私は…
【マーク】
…ほらほら、ルキナさん。
そんなに暗い顔をしないでください!
あんまり抱えすぎると、
いざという時に力が発揮できませんよ?
【ルキナ】
…ええ、あなたの言う通りですね。
ごめんなさいね、マーク。
暗い話に付き合わせてしまって…
【マーク】
いえいえ。僕なんかでよければ、
いつでもお話の相手をしますよ!
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***支援A
【ルキナ】
……未来は変えられる。
変えられるはず…
そう信じたい。なのに…
あの悪夢は消えてはくれない。
私も…マークのように
信じることができたら…
【マーク】
はい? 僕のことを呼びましたか?
ルキナさん。
【ルキナ】
きゃっ! …ま、マーク!?
いつからそこに!?
【マーク】
いえ、今来たばかりですけど?
食事の時間なので呼びに来たんですよ。
さあ、みんなも待ってますよ。
【ルキナ】
…ごめんなさい。今は食欲がなくて。
【マーク】
えっ? 体調でも悪いんですか?
だったら寝ていた方が…
【ルキナ】
いえ…そういうわけではないんです。
ただ、気分の問題で…
【マーク】
ルキナさん…なにかあったんですか?
僕でよかったら話を聞きますよ?
【ルキナ】
…マーク、あなたは
未来は変えられると思いますか?
絶望の未来を私たちが覆し、
幸せな未来にできると…
【マーク】
もちろんです。
そうなるに決まってますよ!
【ルキナ】
どうして…そこまで
信じることができるのですか?
【マーク】
だって、母さんがそう信じてますから。
【ルキナ】
……!
【マーク】
母さんはすごい人です。
僕のあこがれなんです。
その母さんががんばってるんですから、
絶対大丈夫ですよ。
僕はこの世界のことは
何もわからないですけど…
でも、母さんのことなら
信じられます。
【ルキナ】
そう…
そうでしたね…
それに、お父様も…
未来を変えようと戦っています。
二人の絆は…
まぶしいくらいです。
それなのに、その子である私たちが、
ふがいない姿勢ではいけませんね。
【マーク】
あ、ルキナさん、
ちょっと元気出てきました?
【ルキナ】
ええ、あなたのおかげです。
ありがとう…マーク。
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***支援S
【ルキナ】
あっ、マーク…。あなたとお話が
したいのですが…いいですか?
【マーク】
ルキナさん…はい! もちろんです!
…も、もしかして、この前の続きですか?
【ルキナ】
ええ、あなたの言葉のおかげで、
気持ちが楽になりました。
もうこれからは、悪い夢を見ずに
すむかもしれません。
【マーク】
そうですか!
良かったです!
ルキナさん、笑顔が多くなりましたね。
見てて僕も嬉しいです!
【ルキナ】
マーク…
あの、聞いてほしいことがあります。
大切な話です。
【マーク】
?? なんでしょう?
【ルキナ】
最近、私は…
あなたの夢ばかり見てしまいます。
いいえ、起きていても…
考えるのはあなたのことばかり。
あなたが傍にいてくれると、
私は希望を持てるのです。
幸せな未来を夢見ても良いのだと…
そう思えるのです。
【マーク】
ルキナさん…
【ルキナ】
マーク。これからも…
私と共にいてくれませんか?
【マーク】
はい、わかりました!
【ルキナ】
え、あの、そんな気軽に…
マーク、意味をわかっていますか?
私が今言った言葉はつまり…
【マーク】
はい、愛の告白ですよね!
【ルキナ】
…!!
【マーク】
僕もルキナさんが好きです!
だから、これから一緒にいましょう!
【ルキナ】
マーク…
ふふ…あなたといると、
私は笑顔を忘れずにいられそうです。
これからよろしくお願いしますね、
マーク。
【マーク】
はい、こちらこそ!
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**兄弟
***支援C
【マーク】
ふぅー、お掃除って大変ですねー。
あ…あれ? これってもしかして…
う、うわああああぁっ!!
【ルキナ】
!! 今の悲鳴は…マーク!?
まさか、敵の奇襲が…!?
【ルキナ】
マーク! 大丈夫ですか!?
【マーク】
ル…ルキナさんっ…!
【ルキナ】
落ち着いて下さいマーク、
私が来たからにはもう平気ですから…!
【マーク】
む、虫が…!!
【ルキナ】
えっ、虫?
【マーク】
そうなんです! こんなに大きくて、
わさわさしてる虫が出てきて…!
もう…もう僕はどうしようかと…!
【ルキナ】
じゃあ、さっきの悲鳴はそれですか?
私はてっきり敵の奇襲かと…
全くもう…
人騒がせな真似はやめてくださ…
【マーク】
ひえーっ! 飛びましたーーー!!
まずいです、こっちに来ますー!!
【ルキナ】
えぇっ!?
…きゃーーーーっ!!
【マーク】
ほ、ほらいたでしょう?
ルキナさん、あれ倒してくださいよ…!
【ルキナ】
む、無理ですよあんな大きい虫…!
【マーク】
でも、さっきは
『私が来たからにはもう平気です』って
言ってましたよ!?
虫一匹倒せないで
この戦争を勝ち抜けるんですか!?
【ルキナ】
何なんですかその理屈は…!
マークこそ、軍師を目指しているなら
虫の一匹ぐらいなんとかして下さい…!
【マーク】
虫に対する策は知りませんよ!
ルキナさん、僕の姉なんですから
何とかしてくださいよー!!
母さんからも、弟をちゃんと守るように
言われてるんでしょう!?
【ルキナ】
はぁ…そういえばそうでした。
わかりました…何とかしますよ…
【マーク】
ありがとうございますー!
さっすが未来のイーリス王女様ですね!
【ルキナ】
…あなたも一応、王子様でしょうが…
【マーク】
でも僕は記憶がありませんからー。
あ、物陰に入った今がチャンスですよ!
【ルキナ】
暗くてよく見えませんよ…
【マーク】
ファルシオンを光らせたらどうです?
それで位置を確認し、そのままグサッと…
【ルキナ】
ファルシオンを虫退治の
便利な道具みたいに言わないで下さい!
【マーク】
す、すみません…って、
ひえぇーーーーーっ!!
また飛びましたよーーー!?
【ルキナ】
くっ…! 手強い相手ですが…
マークには指一本触れさせません…!
【マーク】
ルキナさん…!
【クロム】
おい! お前らさっきから
何を騒いでるんだ!?
【ルキナ】
お、おとうさま!?
【マーク】
父さん!?
【クロム】
…まったくお前たちは…。
虫一匹であんなに騒ぐんじゃない。
【マーク】
すみません…
【ルキナ】
ごめんなさい、お父様…
【クロム】
反省しているならいい。
まぁ…これからは気をつけろ。
【マーク】
結局、あの虫は父さんが倒してくれましたね。
やっぱり父さんは頼りになります…!
【ルキナ】
そうですね…。でも、お父様に
ご迷惑をおかけしてしまいました…
【マーク】
ルキナさん、落ち込んでるんですか?
僕は楽しかったですけどね。
こうやって二人して父さんに
叱られるなんて、初めての経験ですし。
なんだか、懐かしいような
嬉しいような不思議な気分でしたよ!
【ルキナ】
マーク…
…えぇ、そうですね。
私も、少しだけ楽しかったです…
------
***支援B
【ルキナ】
…マーク。
【マーク】
はい…
【ルキナ】
私の言いたいことはわかりますね…?
【マーク】
果物を切った後は、
ファルシオンは洗って返しましょう…?
【ルキナ】
違います!
ファルシオンを果物ナイフ代わりに
使わないで下さいということですよ!
【マーク】
ひっ…!
ご…ごめんなさい…!
【ルキナ】
謝ってすむ問題ではありません!
この剣はイーリス国の国宝で、
お父様の形見なのですよ!?
あなた、よく親の形見で
果物を切ろうと思いましたね…!?
あぁ…ファルシオンから、
武器にあるまじき甘い香りが…
【マーク】
だって、果物を切りたいなと思ったら
目の前にそれがあったものですから…
そ、それに僕…その剣に
あんまり触ったことないですし、
どんな感じなのかなーと
その…ちょっと興味が…
【ルキナ】
………
【マーク】
お…怒ってます…よね?
【ルキナ】
…マークは、この剣に触ったことが
なかったのですか?
【マーク】
あ、そっちですか?
はい、あまり触ったことはないですね。
普段はルキナさんが持っていますし、
もし触ったとしても、
ちょっと移動させる時に触るぐらいで…
【ルキナ】
では…マークがこの剣を使って
戦える素質があるかは
わからないということですか?
【マーク】
え? その剣は
使うのに素質がいるんですか?
【ルキナ】
そうですよね…あなたは記憶が無い。
このことを知るはずがありません…
…ファルシオンは、聖王の血とナーガの力を
色濃く受け継ぎ、素質を持った者にのみ
戦場で扱うことができる、
特殊な剣なのです。
逆に言えば、聖王の血族であっても
素質のない者には使うことができません。
【マーク】
なるほど…つまり僕が
その剣を使ったことが無いということは
未来での僕に
素質が無かったってことですよね。
【ルキナ】
…いえ、もしかしたらあなたにも
使えるかもしれませんよ。
私は、未来であなたにこの剣を
使わせてみたことがありませんでした。
つまりあなたは、素質があるかどうかすら
わからない状態ということですから…
【マーク】
えっ!? そうなんですか!?
もし使えたらすごいですよね!
伝説の剣を持つ天才軍師…これなら
母さんを超えることができるかも…!
【ルキナ】
そうですね…。未来にいた頃は
考えたことがありませんでしたけど
あなたもこの剣が使えた方が
良いかもしれません。
…私に、もしものことがあった時のために。
【マーク】
…え?
もしも、って…?
それって…どういうことですか…?
【ルキナ】
私がこの戦いで命を落とした時ですよ。
その時、他にもファルシオンを
使える者がいた方が、戦局が有利に動く。
未来を救うためには、打てる手は全て
打っておいた方がいい…
…そうと決まれば、あなたにもファルシオンが
使えるかどうか試しましょう。
【マーク】
…………
【ルキナ】
マーク?
【マーク】
…無理ですよ。
よく考えたら、僕にそんなすごい剣を扱う
素質なんてあるわけないですって!
【ルキナ】
それは、やってみないことには
わかりませんよ。
あなただって、さっき使えたらいいなって
言っていたでしょう? だから…
【マーク】
…嫌だって言ってるんですよ!
そんな訓練、したくないです!
ルキナさんが死んじゃった時のための
訓練なんて…そんなのないですよ!
【ルキナ】
…マーク。気持ちはわかりますが、
あなたも覚悟を決めてください。
この戦いは、どんな手を使ってでも
負けるわけにはいかないのですよ…
【マーク】
わかってます! でも僕は…
どこまで割り切れません!
ルキナさんは母さんを裏切るんですか!?
誰ひとり死なせまいとしている母さんを!
【ルキナ】
そうならずに済めばいいとは
思っています。
…でも、
生き残るという約束はできませんから。
【マーク】
なんですか、それ…!
ルキナさんが死ぬことを考えるなら、
ファルシオンなんて使えなくていいんです!
僕にもし素質があったとしても
果物ナイフとしてしか
使ってやらないですからね!
ルキナさんのバカーーー!!
【ルキナ】
マ、マーク…
果物ナイフとしては、
使いたいんですね…
----
***支援A
【マーク】
…ルキナさん。
【ルキナ】
マーク。どうしたんですか?
そんなに深刻な顔をして。
【マーク】
あの…僕にファルシオンを使う
素質があるかどうか、見て下さい。
【ルキナ】
えっ…! でもマーク、この前は
あんなに嫌がっていたじゃないですか。
なのにどうして…
【マーク】
あれから、考えていたんです。
ルキナさんが言っていた策のこと…
「未来を救うためには、打てる手は全て
打っておいたほういい」って。
僕は軍師を目指しているのに、
いつまでも逃げてたら駄目だと思ったんです。
ルキナさんみたいに、覚悟しなきゃって。
だから…お願いします!
【ルキナ】
そうですか…。あなたがその気に
なったのなら、私に異論はありません。
すぐに準備をしましょう。
【ルキナ】
では…マーク。
あの丸太を敵だと思って切って下さい。
あなたに素質が無いなら
ファルシオンはなまくら同然となり、
丸太に傷を付けることすら
できないでしょう。
逆に、素質があった場合…
剣の威力で、丸太は真っ二つになります。
【マーク】
………
【ルキナ】
では…ファルシオンをお渡ししますね。
【マーク】
はい…
【マーク】
あー…何かすっごく緊張してきました…!
も、もし素質があったらどうしましょう…
…いやいや、駄目です!
僕も覚悟するって決めたんですから!
…いきますよ!
せいやぁぁぁぁっ!!
………
…あれっ?
当たった感じ、しなかったです…
【ルキナ】
…丸太、そのままですね。
残念ながら、マークには
素質が無かったみたいです…
【マーク】
…………
【ルキナ】
あ、あの…落ち込まないで下さいね。
素質が無くても、あなたは正真正銘
聖王の血を引くイーリス王子で
あることに変わりは…
【マーク】
…ぶふっ!
はは、あはははは…!!
【ルキナ】
マ、マーク!?
【マーク】
ははは…だ、だって、おかしくて…!
あんなに緊張して挑んだのに
結果は盛大な空振りって…!
あはは、はは…!
【ルキナ】
…ふ、ふふ。マークったら…。
私まで、笑えてきたじゃないですか…
なんだか私たち、素質のあるなしに
振り回されてしまいましたね。
最近は2人ともピリピリしていて、
喧嘩のあとみたいになっていましたから。
こんなことなら、以前のように虫退治をして
騒いでいる方が、よっぽどいいですよ。
【マーク】
でも…今回の剣のおかげで
僕も覚悟が決まりました。
大切な人がいなくなるのを怖がって、
できることをしようとしないのはいけないって。
万が一ルキナさんが先に死んでしまっても…
最後まで残って…勝ってみせます。
でも…それでもやっぱり…
誰かが死ぬのは嫌だから…
僕にルキナさんを守らせて下さい。
これは逃げではないので、いいですよね?
【ルキナ】
…マーク…
…そうですね。私も、死なないという約束を
あなたと交わさないことで、逃げていました。
でも、もう終わりにします。
私は絶対に死なないと約束します。
あなたを一人にはさせません。
そして、あなたを死なせはしません。
最後まで生き残りましょう。一緒に。
勝って、未来を勝ち取りましょう。
【マーク】
ルキナさん…!
…はい! 約束ですよ!
【ルキナ】
えぇ。約束です。
…あっ! 私、今日の食事当番だったの
忘れていました!
すみません、先に戻りますね!
【マーク】
ルキナさん! ファルシオン忘れてます!
…もう行っちゃいましたか。
…せっかくだから記念に
もう一回振ってみましょうかね。
だって僕は、戦場ではもう一生
この剣を使うことはないんですから。
よーし! でりゃあぁぁぁっ!!
…………
…やっぱり、傷一つ付けられませんね。
…ねぇ、ファルシオン。ルキナさんのこと
ちゃんと守らないと許さないですよ?
もしルキナさんが死んでしまったら、
あなたは一生果物ナイフですからね!
…なんちゃって。
もう返しに行きましょうっと。
【クロム】
…ん? 何だ、この丸太は。
誰かが訓練で使ったのか?
…見事に真っ二つだな…
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