支援会話集 フレデリク×ブレディ
親子
支援C
【ブレディ】
さぁ、紅茶が入ったぞ、父さん。
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。
さぁ、紅茶が入ったぞ、父さん。
えーと…これは何とかいう地方で採れた
何とかいう茶葉だな。まぁ、高いやつだ。
【フレデリク】
えっと…
えっと…
【ブレディ】
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。すまないな、父さん。
なんだ、何か足りないのか!?
茶菓子か!? スコーン的なアレか!?
ちっ…あいにく今日はそこまで
用意できていない。すまないな、父さん。
【フレデリク】
あのー…
あのー…
【ブレディ】
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!
なんだよてめぇは! 早く飲めよ!
紅茶は冷めるとおいしくないんだぞ!!
【フレデリク】
す…すみません!
いただきます…!
………あの、ブレディさん。
す…すみません!
いただきます…!
………あの、ブレディさん。
【ブレディ】
あぁ?
あぁ?
【フレデリク】
どうして私たちは、こんなところで
優雅にお茶なんかしてるんでしょう…?
どうして私たちは、こんなところで
優雅にお茶なんかしてるんでしょう…?
【ブレディ】
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶を飲むの。
なんでって…父さんの日課なんだろ?
昼下がりに紅茶を飲むの。
【フレデリク】
…何でしょう、
その王族のような日課は。
私は普段
そのようなことは致しませんが…
…何でしょう、
その王族のような日課は。
私は普段
そのようなことは致しませんが…
【ブレディ】
なにぃ!? じゃあさっき母さんが
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!
なにぃ!? じゃあさっき母さんが
『お父さんの日課に付き合ってきて
差し上げなさい』って言ったのは嘘かよ!
【フレデリク】
私に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになりますね…
私に紅茶を飲む日課がない限り、
そういうことになりますね…
【ブレディ】
あの野郎ーーー!
俺で遊びやがったなーーー!
あの野郎ーーー!
俺で遊びやがったなーーー!
【フレデリク】
マリアベルさんが、何を言ったのですか?
マリアベルさんが、何を言ったのですか?
【ブレディ】
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!
…いや、父さんは気にしなくていい。
俺は今から母さんに話をつけに行く。
父さんはゆっくり茶でも飲んでいてくれ。
じゃあな!!
【ブレディ】
…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。
…忘れてた。ポットにはこれをかぶせておけ。
紅茶が冷めにくくなる。
【フレデリク】
な、何だったんでしょう…
な、何だったんでしょう…
支援B
【ブレディ】
この前は悪かったな、父さん。
この前は悪かったな、父さん。
【フレデリク】
この前って…あぁ、紅茶のことですか。
あんなの、謝ることではありませんよ。
ブレディさんとゆっくりお話ができて、
私は楽しかったですから。
この前って…あぁ、紅茶のことですか。
あんなの、謝ることではありませんよ。
ブレディさんとゆっくりお話ができて、
私は楽しかったですから。
【ブレディ】
なら良かったけどよ…
結局一人で茶をさせちまったからな。
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。
なら良かったけどよ…
結局一人で茶をさせちまったからな。
今日は詫びの気持ちを込めて、
バイオリンを演奏しようと思う。
【フレデリク】
えぇっ!?
えぇっ!?
【ブレディ】
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…
父さんに謝る時はバイオリン演奏が
必須だと聞いたんだが…
【フレデリク】
な、何なんですかその謝罪方法は!?
な、何なんですかその謝罪方法は!?
【ブレディ】
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば
父さんは手を叩いて大喜びする、と…
バイオリンで立て続けに三曲演奏したのち
その場で宙返りをすれば
父さんは手を叩いて大喜びする、と…
【フレデリク】
それが本当なら
私はとんでもないアホではないですか!!
…ブレディさん、
目を覚まして下さい、
私はそんな謝罪を受けたことも、
宙返りを見て大喜びしたこともありません。
またマリアベルさんに遊ばれたんですよ、
ブレディさんは。
それが本当なら
私はとんでもないアホではないですか!!
…ブレディさん、
目を覚まして下さい、
私はそんな謝罪を受けたことも、
宙返りを見て大喜びしたこともありません。
またマリアベルさんに遊ばれたんですよ、
ブレディさんは。
【ブレディ】
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!
はぁあ!? またかよ!!
あの野郎、一度ならず二度までも…!
【フレデリク】
ブレディさん、お待ちください。
ブレディさん、お待ちください。
【ブレディ】
…んだよ、父さん。
…んだよ、父さん。
【フレデリク】
せっかく私のところに来たんです。
今日はゆっくりお話でもしませんか。
それに…こんなことでもないと、貴方は
私と話しになんか来なかったでしょう?
せっかく私のところに来たんです。
今日はゆっくりお話でもしませんか。
それに…こんなことでもないと、貴方は
私と話しになんか来なかったでしょう?
【ブレディ】
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…
父さんと話すのは、悪くない。
……ちっ。母さんのやつ、
こうなることを読んでやがったな…
ふん。あいつの思惑どおりなのは
気に食わねぇが…
父さんと話すのは、悪くない。
【フレデリク】
…そうですか。それは光栄です。
…そうですか。それは光栄です。
支援A
【ブレディ】
…それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…
…それでな、母さんの奴
他のことでも俺をおちょくりやがって…
【フレデリク】
ふふっ。
ふふっ。
【ブレディ】
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。
んだよ、父さん。
今のはまだ笑うトコじゃねぇぞ。
【フレデリク】
…いえ、貴方と仲良くなれて
良かったと思いましてね。
初めて貴方を見た時は、正直
『この方が私の息子ですか!?』と思うほど
怖い顔をなさっていましたから。
…いえ、貴方と仲良くなれて
良かったと思いましてね。
初めて貴方を見た時は、正直
『この方が私の息子ですか!?』と思うほど
怖い顔をなさっていましたから。
【ブレディ】
悪かったな。こんな怖い息子で。
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。
悪かったな。こんな怖い息子で。
ま、本当に気に入らねぇんだったら
『本物』をもっと上手く教育してやるこった。
【フレデリク】
本物とは…この時代の貴方のことですか?
本物とは…この時代の貴方のことですか?
【ブレディ】
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。
あぁ、そうだよ。
俺はあんたの本物の息子じゃねーからな。
【フレデリク】
………
…ブレディさん。
………
…ブレディさん。
【ブレディ】
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。
…何だお前、なんつー顔してんだよ。
俺に気ぃ遣う必要なんかねぇよ。
俺は他の奴みたいに
この時代の自分に嫉妬なんかしない。
所詮は別物だ。本物が産まれたら、
俺のことを忘れちまっても恨まねぇよ。
【フレデリク】
それは本気で言っているのですか!?
せっかく仲良くなったというのに、
息子が産まれたからポイだなんて事…
私は絶対にしませんからね!
確かに貴方は本当の息子ではありません。
でも、他人だなんてことはもっとありません!
貴方は私の大切な友人で、
私が決めた最初の息子、なんですから。
それは本気で言っているのですか!?
せっかく仲良くなったというのに、
息子が産まれたからポイだなんて事…
私は絶対にしませんからね!
確かに貴方は本当の息子ではありません。
でも、他人だなんてことはもっとありません!
貴方は私の大切な友人で、
私が決めた最初の息子、なんですから。
【ブレディ】
………父さん。
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?
………父さん。
…んだよ、泣かないでおこうと思ったのに。
何てこと言いやがんだ…
父さん…忘れてくれって言ったのは嘘だ。
…覚えててくれよ。俺のこと。
俺と友達になったこと。
俺みたいな奴がいたこと。…いいよな?
【フレデリク】
…当たり前です。
忘れられるわけがありません。
覚えていますよ。ずっと、未来で亡くなった、
貴方の本当のお父上の分まで…
…当たり前です。
忘れられるわけがありません。
覚えていますよ。ずっと、未来で亡くなった、
貴方の本当のお父上の分まで…
【ブレディ】
…あぁ。
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。
…あぁ。
…もし俺より先に死にやがったら、
墓に嫌というほど紅茶をかけた上に
バイオリンで三曲演奏して
宙返りをしてやるからな。覚悟しろ。
【フレデリク】
はは…それは、
絶対に死ぬわけにはいきませんね。
はは…それは、
絶対に死ぬわけにはいきませんね。