支援会話集 ルフレ(女、私)×ヴァルハルト
支援C
【ルフレ】
あっ! ここにいらっしゃいましたか、
ヴァルハルトさん。
あっ! ここにいらっしゃいましたか、
ヴァルハルトさん。
【ヴァルハルト】
………
………
【ルフレ】
相談に乗ってほしい事があるんですけど、
少し…宜しいでしょうか?
相談に乗ってほしい事があるんですけど、
少し…宜しいでしょうか?
【ヴァルハルト】
そこまでかしこまらずとも良い。
今や我はうぬらの軍門に下った身だ。
…して、相談…とな?
そこまでかしこまらずとも良い。
今や我はうぬらの軍門に下った身だ。
…して、相談…とな?
【ルフレ】
今度の進軍についての相談なのです。
大きな戦になるかと思うので、
やはりヴァルハルトさんのご意見も
重要かと思いまして…
今度の進軍についての相談なのです。
大きな戦になるかと思うので、
やはりヴァルハルトさんのご意見も
重要かと思いまして…
【ヴァルハルト】
どうだかな…。我が進んできたのは、
策や戦術を弄さぬ覇道よ。
軍師であるうぬの考えとは、
ある意味で水と油とも言えるな。
どうだかな…。我が進んできたのは、
策や戦術を弄さぬ覇道よ。
軍師であるうぬの考えとは、
ある意味で水と油とも言えるな。
【ルフレ】
あ、そうですね。ヴァルハルトさんは
作戦とかを練るのは嫌いなんでしたね。
あ、そうですね。ヴァルハルトさんは
作戦とかを練るのは嫌いなんでしたね。
【ヴァルハルト】
覇王としての生き方を自らに課していた
我にとって、小細工を練ることなど
眼中にはなく、その必要もなかった。
覇王としての生き方を自らに課していた
我にとって、小細工を練ることなど
眼中にはなく、その必要もなかった。
【ルフレ】
ヴァルハルトさんは命を懸けた戦場で、
常に自分の生き方を貫いていたんですね…
ヴァルハルトさんは命を懸けた戦場で、
常に自分の生き方を貫いていたんですね…
【ヴァルハルト】
…だが、結果はこれよ。我はうぬらに負け、
今はこうして生き恥をさらしている…
…だが、結果はこれよ。我はうぬらに負け、
今はこうして生き恥をさらしている…
【ルフレ】
…え?
どうして生き恥だなんて思うのですか?
ヴァルハルトさんは、誰かに恥じるような
生き方はしてこなかったんでしょう?
…え?
どうして生き恥だなんて思うのですか?
ヴァルハルトさんは、誰かに恥じるような
生き方はしてこなかったんでしょう?
【ヴァルハルト】
…力だけを頼りに生きてきた我にとって、
敗北とは、何者にも勝る大罪よ。
…力だけを頼りに生きてきた我にとって、
敗北とは、何者にも勝る大罪よ。
【ルフレ】
ですが…人は一度でも敗北したら、
罪人になってしまうんですか?
ですが…人は一度でも敗北したら、
罪人になってしまうんですか?
【ヴァルハルト】
我の信念ではそうなる。…無論、
うぬやクロムには異論があろうがな。
…うぬらは我に勝ったのだ。
敗者である我の信念など忘れるがいい。
我の信念ではそうなる。…無論、
うぬやクロムには異論があろうがな。
…うぬらは我に勝ったのだ。
敗者である我の信念など忘れるがいい。
【ルフレ】
ですがヴァルハルトさんが私たちとは
違った信念を持っているのはわかりました。
そして自分と違う考え方を聞くことは、
私にとってもいい勉強になります。
だから、これからも
お話を聞かせていただけませんか?
ですがヴァルハルトさんが私たちとは
違った信念を持っているのはわかりました。
そして自分と違う考え方を聞くことは、
私にとってもいい勉強になります。
だから、これからも
お話を聞かせていただけませんか?
【ヴァルハルト】
あくまで敗者の詭弁に興味を持つというのか。
まあ良い。我の気が向いたらな…
あくまで敗者の詭弁に興味を持つというのか。
まあ良い。我の気が向いたらな…
支援B
【ルフレ】
あ、ヴァルハルトさん。またお話を
聞かせていただいても宜しいでしょうか?
あ、ヴァルハルトさん。またお話を
聞かせていただいても宜しいでしょうか?
【ヴァルハルト】
…話? ああ、くだんの話か?
…話? ああ、くだんの話か?
【ルフレ】
はい、この間の続きといいますか、
他にも色々と教わりたいのです。
はい、この間の続きといいますか、
他にも色々と教わりたいのです。
【ヴァルハルト】
…先日も言ったはずだ。
我が覇道とうぬらの道は決して交わらぬ。
うぬらはうぬらの道を行け。
わが道を阻んだその力があれば、
越えられぬ壁などあるまい。
…先日も言ったはずだ。
我が覇道とうぬらの道は決して交わらぬ。
うぬらはうぬらの道を行け。
わが道を阻んだその力があれば、
越えられぬ壁などあるまい。
【ルフレ】
そんなことないですよ。
私たちがヴァルハルトさんに勝てたのは
奇跡みたいなもので…
そんなことないですよ。
私たちがヴァルハルトさんに勝てたのは
奇跡みたいなもので…
【ヴァルハルト】
この世に奇跡などない。
うぬらが勝ったのは、うぬら自身の強さ…
我が負けた事は我の弱さによるもの。
…我が弱かったということなのだ。
この世に奇跡などない。
うぬらが勝ったのは、うぬら自身の強さ…
我が負けた事は我の弱さによるもの。
…我が弱かったということなのだ。
【ルフレ】
では、あなたの理屈で言うなら、
弱者はヴァルハルトさんで、
強者は勝利した私達、
…ということでよろしいですか?
では、あなたの理屈で言うなら、
弱者はヴァルハルトさんで、
強者は勝利した私達、
…ということでよろしいですか?
【ヴァルハルト】
うむ…
うむ…
【ルフレ】
そして弱者は強者の言うことに従う…
という事でよろしいですか?
そして弱者は強者の言うことに従う…
という事でよろしいですか?
【ヴァルハルト】
う、うむ…
う、うむ…
【ルフレ】
…でしたら、やり直して下さい。
…でしたら、やり直して下さい。
【ヴァルハルト】
な、なんだ、と…?
な、なんだ、と…?
【ルフレ】
人は誰でも、生きていればやり直せます。
それをあなたにお願いしたいのです。
人は誰でも、生きていればやり直せます。
それをあなたにお願いしたいのです。
【ヴァルハルト】
やり直す…我が?
やり直す…我が?
【ルフレ】
…生きてさえいれば、失敗や敗北から、
学ぶこともできるのではないでしょうか?
…生きてさえいれば、失敗や敗北から、
学ぶこともできるのではないでしょうか?
【ヴァルハルト】
敗北から学ぶ…か。
我が覇道には存在せぬ考え方だな。
…だが、稀代の軍師たるうぬの言葉とあらば、
一考の価値がある。
いいだろう。その言葉、
我の中で答えを見出して見せよう。
敗北から学ぶ…か。
我が覇道には存在せぬ考え方だな。
…だが、稀代の軍師たるうぬの言葉とあらば、
一考の価値がある。
いいだろう。その言葉、
我の中で答えを見出して見せよう。
【ルフレ】
ふふっ。
…では、考えておいて下さいね!
ふふっ。
…では、考えておいて下さいね!
支援A
【ヴァルハルト】
…ルフレ。
こんなところでなにをしている?
…ルフレ。
こんなところでなにをしている?
【ルフレ】
少し古い書物の整理をしようと思いまして、
本を運び出していたのです。
…でも、一度にこんなにたくさん運ぶのは、
少し無理がありましたかね?
…重いですぅ…って、きゃあああっ!
少し古い書物の整理をしようと思いまして、
本を運び出していたのです。
…でも、一度にこんなにたくさん運ぶのは、
少し無理がありましたかね?
…重いですぅ…って、きゃあああっ!
【ヴァルハルト】
………。
………。
【ルフレ】
ヴァルハルトさん!? どうして
私を持ち上げているんですか!?
ヴァルハルトさん!? どうして
私を持ち上げているんですか!?
【ヴァルハルト】
…? うぬが重たそうにしていたので、
こうして運んでやっているのだぞ?
…? うぬが重たそうにしていたので、
こうして運んでやっているのだぞ?
【ルフレ】
だだ、だからって、
なぜ私ごと持ち上げるんですか!?
だだ、だからって、
なぜ私ごと持ち上げるんですか!?
【ヴァルハルト】
ゴチャゴチャ申すな。
そのほうが手っ取り早いと思っただけの事。
…おろしたぞ。これでよかろう。
ゴチャゴチャ申すな。
そのほうが手っ取り早いと思っただけの事。
…おろしたぞ。これでよかろう。
【ルフレ】
ふ、ふーっ…!
ふ、ふーっ…!
【ヴァルハルト】
書を運ぶ仕事など、
末端の兵士に命じればよい。
書を運ぶ仕事など、
末端の兵士に命じればよい。
【ルフレ】
えっ…? で、でもお言葉ですけど、
私たちの軍に末端なんて人はいません。
みんなにも自分の仕事があるのですから。
えっ…? で、でもお言葉ですけど、
私たちの軍に末端なんて人はいません。
みんなにも自分の仕事があるのですから。
【ヴァルハルト】
ふん…ならば我にもその仕事を命じよ。
ふん…ならば我にもその仕事を命じよ。
【ルフレ】
えっ!? そ、そんな! 私が
ヴァルハルトさんに何かを命じるだなんて…!
えっ!? そ、そんな! 私が
ヴァルハルトさんに何かを命じるだなんて…!
【ヴァルハルト】
…うぬは先程、末端などという者は
存在しないと言ったであろう?
ならば全員平等だ。上も下もあるまい。
…それとも、うぬはこの我に
偽りの言葉を申したのか?
…うぬは先程、末端などという者は
存在しないと言ったであろう?
ならば全員平等だ。上も下もあるまい。
…それとも、うぬはこの我に
偽りの言葉を申したのか?
【ルフレ】
い、いえ。そういうわけでは…。
では、この本を運ぶのを…お願いします…
い、いえ。そういうわけでは…。
では、この本を運ぶのを…お願いします…
【ヴァルハルト】
任せよ。…なんだ、意外に軽いな。
我を倒した精鋭たちの軍師が、
この程度の重みで音を上げる…か。
個の強さと軍略は関係ないとはいえ、
滑稽な話だ。
任せよ。…なんだ、意外に軽いな。
我を倒した精鋭たちの軍師が、
この程度の重みで音を上げる…か。
個の強さと軍略は関係ないとはいえ、
滑稽な話だ。
【ルフレ】
ヴァルハルトさんを倒したのは
みんなの力ですから。
私一人では、ヴァルハルトさんの
足元にも及びませんよ。
ヴァルハルトさんを倒したのは
みんなの力ですから。
私一人では、ヴァルハルトさんの
足元にも及びませんよ。
【ヴァルハルト】
だが、その仲間たちの力を活かしたのは
うぬであろう。
…うぬのような者に導かれる世界ならば、
民も幸福に暮らせるのであろうな…
だが、その仲間たちの力を活かしたのは
うぬであろう。
…うぬのような者に導かれる世界ならば、
民も幸福に暮らせるのであろうな…
【ルフレ】
ヴァルハルトさん…やはりあなたも、
人々のための平和を望んでいるのですね。
ヴァルハルトさん…やはりあなたも、
人々のための平和を望んでいるのですね。
【ヴァルハルト】
…だが、我はやり方を誤った。
力のみを信じ、ギムレー教の者のような
邪悪の輩さえも受け入れた。
責任を他者に押し付けるつもりはないが、
我が最初に出会ったのが
エクセライではなく、うぬであれば…
もう少し早くうぬに導かれていれば、
我も少しは良き王になれたのかもしれん。
…だが、我はやり方を誤った。
力のみを信じ、ギムレー教の者のような
邪悪の輩さえも受け入れた。
責任を他者に押し付けるつもりはないが、
我が最初に出会ったのが
エクセライではなく、うぬであれば…
もう少し早くうぬに導かれていれば、
我も少しは良き王になれたのかもしれん。
【ルフレ】
…でしたら、今からでも
みんなのためにヴァルハルトさんの力を
活かせばいいのではないですか?
…でしたら、今からでも
みんなのためにヴァルハルトさんの力を
活かせばいいのではないですか?
【ヴァルハルト】
今から…我が? 皆のために?
今から…我が? 皆のために?
【ルフレ】
そうですよ。この間も言ったでしょう?
生きてさえいればやり直せる…と。
そうですよ。この間も言ったでしょう?
生きてさえいればやり直せる…と。
【ヴァルハルト】
…そうだな。今からでも、
うぬの導きを信じてみるとしよう…
…そうだな。今からでも、
うぬの導きを信じてみるとしよう…
【ルフレ】
はい!
はい!
支援S
【ヴァルハルト】
ルフレ、ここにいたか。
ルフレ、ここにいたか。
【ルフレ】
ヴァルハルトさん?
どうかなさいましたか?
ヴァルハルトさん?
どうかなさいましたか?
【ヴァルハルト】
う…うむ。いや…先日うぬに
言われた事を考えておった…
生きていればやり直せる…という話だ。
う…うむ。いや…先日うぬに
言われた事を考えておった…
生きていればやり直せる…という話だ。
【ルフレ】
あ、はい。
あ、はい。
【ヴァルハルト】
どうやり直すべきなのか、我はどのように
やり直したいのか…。考えてみたのだ。
どうやり直すべきなのか、我はどのように
やり直したいのか…。考えてみたのだ。
【ルフレ】
………
………
【ヴァルハルト】
敗北によって見えてきたもの…
それはうぬらが言う、
エメリナが目指した世界への興味…
それを我も見てみたいと思うようになった。
敗北によって見えてきたもの…
それはうぬらが言う、
エメリナが目指した世界への興味…
それを我も見てみたいと思うようになった。
【ルフレ】
ヴァルハルトさん…
ヴァルハルトさん…
【ヴァルハルト】
それがやり直すことなのかはわからぬ…。
だが、その世界をこの目で見定める…
それが、我がこの後すべき事だと
感じるようになったのだ。
それがやり直すことなのかはわからぬ…。
だが、その世界をこの目で見定める…
それが、我がこの後すべき事だと
感じるようになったのだ。
【ルフレ】
は、はい! それはとても
素晴らしい事だと思いますよ!
は、はい! それはとても
素晴らしい事だと思いますよ!
【ヴァルハルト】
そうか…そう言ってくれるか。
そうか…そう言ってくれるか。
【ルフレ】
はい! …ふふっ。ヴァルハルトさん、
前よりも少し柔らかく…というか、
優しくなったのではないですか?
はい! …ふふっ。ヴァルハルトさん、
前よりも少し柔らかく…というか、
優しくなったのではないですか?
【ヴァルハルト】
…優しい? 我が?
…優しい? 我が?
【ルフレ】
はい…というよりむしろ、ヴァルハルトさんは
最初から優しい人だったのですよ。
だって、あなたの進んだ覇道は、
人々を幸せに導くためだったのでしょう?
はい…というよりむしろ、ヴァルハルトさんは
最初から優しい人だったのですよ。
だって、あなたの進んだ覇道は、
人々を幸せに導くためだったのでしょう?
【ヴァルハルト】
…それは否定せぬ。我は我なりに
民を導くつもりであった。だが、その道は…
…それは否定せぬ。我は我なりに
民を導くつもりであった。だが、その道は…
【ルフレ】
だからやり直すのです。手段は間違って
いましたが目標は変わらないんですよね?
なら正しい道でその変わらない目標を
叶えればいいではないですか?
だからやり直すのです。手段は間違って
いましたが目標は変わらないんですよね?
なら正しい道でその変わらない目標を
叶えればいいではないですか?
【ヴァルハルト】
生きている限り、
人はやり直せる…だな?
生きている限り、
人はやり直せる…だな?
【ルフレ】
…はい!
…はい!
【ヴァルハルト】
そして…我が新たな道を進む時に、
傍にうぬがいてくれたら…心強いと思う。
そして…我が新たな道を進む時に、
傍にうぬがいてくれたら…心強いと思う。
【ルフレ】
えっ? そ、それって軍師としてですか?
えっ? そ、それって軍師としてですか?
【ヴァルハルト】
いや、生涯の伴侶、妻として、だ。
いや、生涯の伴侶、妻として、だ。
【ルフレ】
えっ…わ、私が!?
えっ…わ、私が!?
【ヴァルハルト】
うぬしかおらん。うぬの導きがあれば、
我も少しは新たな道を探し出せるやもしれぬ。
…なにより、我はうぬに好感を抱いておる。
この世の誰よりも、な。
うぬしかおらん。うぬの導きがあれば、
我も少しは新たな道を探し出せるやもしれぬ。
…なにより、我はうぬに好感を抱いておる。
この世の誰よりも、な。
【ルフレ】
………
………
【ヴァルハルト】
すぐにとは言わぬ、
気が向けば一考するが良い。
すぐにとは言わぬ、
気が向けば一考するが良い。
【ルフレ】
ええと、いえ、その…私でよければ、
一緒にあなたの道を進ませてください。
ええと、いえ、その…私でよければ、
一緒にあなたの道を進ませてください。
【ヴァルハルト】
そうか…感謝する。
以後よろしく頼むぞ、ルフレ。
そうか…感謝する。
以後よろしく頼むぞ、ルフレ。
【ヴァルハルト】
うぬといれば…我はもう道を間違えぬ。
共に幸せとなれる道を、歩んで行こうぞ。
うぬといれば…我はもう道を間違えぬ。
共に幸せとなれる道を、歩んで行こうぞ。