支援会話集 ヴィオール×マリアベル
支援C
【マリアベル】
あら、ヴィオールさん。
あら、ヴィオールさん。
【ヴィオール】
これはこれは、マリアベルくん。
今日も変わらずお美しい。
これはこれは、マリアベルくん。
今日も変わらずお美しい。
【マリアベル】
…お褒め頂いて光栄ですけれど、
貴方誰にでもそうおっしゃってますわよね?
貴族を名乗るならそのような軽率なことは
なさらないでくださいます?
貴方一人の行いで、貴族全体の
印象が悪くなってしまいますわ。
わたくし、そのようなことは
耐えられませんの。
…お褒め頂いて光栄ですけれど、
貴方誰にでもそうおっしゃってますわよね?
貴族を名乗るならそのような軽率なことは
なさらないでくださいます?
貴方一人の行いで、貴族全体の
印象が悪くなってしまいますわ。
わたくし、そのようなことは
耐えられませんの。
【ヴィオール】
なるほど。では、どうしたら
貴族全体の印象が良くなるのか
ぜひじっくりご教授いただきたい。
そのためには二人で食事に行く必要があるね。
なるほど。では、どうしたら
貴族全体の印象が良くなるのか
ぜひじっくりご教授いただきたい。
そのためには二人で食事に行く必要があるね。
【マリアベル】
お断りしますわ! わたくし、
軽い殿方は大嫌いですの!
お断りしますわ! わたくし、
軽い殿方は大嫌いですの!
【ヴィオール】
なんと! これは心外だね。私の愛は
月より重いと自負しているのだが。
なんと! これは心外だね。私の愛は
月より重いと自負しているのだが。
【マリアベル】
軽い人の重い愛なんて、
たちの悪い冗談にしか聞こえませんわ。
軽い人の重い愛なんて、
たちの悪い冗談にしか聞こえませんわ。
【ヴィオール】
ふむ…重い人間の愛であれば、
受け入れてもらえるのかな?
ふむ…重い人間の愛であれば、
受け入れてもらえるのかな?
【マリアベル】
考える余地くらいなら
生まれるかもしれませんわね。
考える余地くらいなら
生まれるかもしれませんわね。
【ヴィオール】
けっこう。では、その期待に
見事応えてご覧に入れよう。華麗にね。
けっこう。では、その期待に
見事応えてご覧に入れよう。華麗にね。
【マリアベル】
ちょっと、ヴィオールさん!?
…誰も期待などしておりませんわよ!?
ちょっと、ヴィオールさん!?
…誰も期待などしておりませんわよ!?
支援B
【ヴィオール】
ふむ…こんなところかな。
ふむ…こんなところかな。
【マリアベル】
なにをしているんですの、
ヴィオールさん。
ずいぶんと足取りが
重いようですけど。
なにをしているんですの、
ヴィオールさん。
ずいぶんと足取りが
重いようですけど。
【ヴィオール】
おぉ、さすがマリアベルくん!
ゆっくり重々しい足取りで
歩くことで醸し出される
この重厚感に気づいてくれるとは!
おぉ、さすがマリアベルくん!
ゆっくり重々しい足取りで
歩くことで醸し出される
この重厚感に気づいてくれるとは!
【マリアベル】
…はい?
…はい?
【ヴィオール】
皆、行軍の邪魔だとか、配給の行列が
無駄に長くなって困るなどと言って
口々に罵詈雑言を吐き捨てていくので
少々辟易していたところなのだよ。
皆、行軍の邪魔だとか、配給の行列が
無駄に長くなって困るなどと言って
口々に罵詈雑言を吐き捨てていくので
少々辟易していたところなのだよ。
【マリアベル】
少しでも心配したわたくしが
愚かでしたわ。
そんなことで人としての重みが…
って、貴方まさか──!
そんな理由で先ほどの戦いでも
なかなか進軍しなかったんですの!?
少しでも心配したわたくしが
愚かでしたわ。
そんなことで人としての重みが…
って、貴方まさか──!
そんな理由で先ほどの戦いでも
なかなか進軍しなかったんですの!?
【ヴィオール】
私の威風堂々たる歩みに、
敵方が怯んでいたのが痛快だったね。
私の威風堂々たる歩みに、
敵方が怯んでいたのが痛快だったね。
【マリアベル】
囲まれて泣き出しそうになっていたのを
クロムさんたちに助けてもらっておいて
よくそんな口がきけますわね。
囲まれて泣き出しそうになっていたのを
クロムさんたちに助けてもらっておいて
よくそんな口がきけますわね。
【ヴィオール】
あれは、囮作戦だよ。
おかげで我が軍は大勝だ。
あれは、囮作戦だよ。
おかげで我が軍は大勝だ。
【マリアベル】
…あぁ言えばこう言う…
本当に浅薄な人ですのね、貴方。
まったく、同じ貴族として
恥ずかしいことこの上ないですわ。
…あぁ言えばこう言う…
本当に浅薄な人ですのね、貴方。
まったく、同じ貴族として
恥ずかしいことこの上ないですわ。
【ヴィオール】
おぉう…! 軽いに続いて、
浅いと薄いが付け加えられるとは。
人間性のすべてを
否定された気分だよ…。
かつて、これほどまでに
打ちのめされたことは…あぁ。
おぉう…! 軽いに続いて、
浅いと薄いが付け加えられるとは。
人間性のすべてを
否定された気分だよ…。
かつて、これほどまでに
打ちのめされたことは…あぁ。
【マリアベル】
ヴィ、ヴィオールさん?
そんなに落ち込まなくても…。
ヴィ、ヴィオールさん?
そんなに落ち込まなくても…。
【ヴィオール】
…少し、ひとりにしてくれたまえ。
人生を考え直したい…。
…少し、ひとりにしてくれたまえ。
人生を考え直したい…。
【マリアベル】
あ、ちょっとお待ちなさい!
なにもわたくし、貴方のすべてを
否定しているわけではありませんのよ!
あ、ちょっとお待ちなさい!
なにもわたくし、貴方のすべてを
否定しているわけではありませんのよ!
支援A
【マリアベル】
ヴィオールさん、あれから姿を
お見せにならないけど…
どうしているのでしょうか?
ヴィオールさん、あれから姿を
お見せにならないけど…
どうしているのでしょうか?
【ヴィオール】
ふふ…私はいつもと変わらず
貴族的に過ごしているとも………。
ふふ…私はいつもと変わらず
貴族的に過ごしているとも………。
【マリアベル】
! ヴィオールさん!?
! ヴィオールさん!?
【ヴィオール】
ごきげんよう…マリアベルくん…。
ごきげんよう…マリアベルくん…。
【マリアベル】
ご…ごきげんよう…。
あの、貴方…生気といっしょに
気配まで消えていますわよ。
それに…少しおやつれになった?
ご…ごきげんよう…。
あの、貴方…生気といっしょに
気配まで消えていますわよ。
それに…少しおやつれになった?
【ヴィオール】
君に人間性が浅いだの薄いだのと
言われて以来、ずっと考えていたのだよ。
どうしたら貴族らしく
重みのある人間になれるのかを…。
…こんなに頭を使ったのは
生まれて初めてのことでね。
食事もろくに喉を通らず
体は重みを失うばかり…。
いっそこのまま痩せ細って
消えてしまいたい気分だよ。
君に人間性が浅いだの薄いだのと
言われて以来、ずっと考えていたのだよ。
どうしたら貴族らしく
重みのある人間になれるのかを…。
…こんなに頭を使ったのは
生まれて初めてのことでね。
食事もろくに喉を通らず
体は重みを失うばかり…。
いっそこのまま痩せ細って
消えてしまいたい気分だよ。
【マリアベル】
くすっ。
くすっ。
【ヴィオール】
おぉ…今の私を笑うとは、
顔に似合わずひどい人だな、君は。
おぉ…今の私を笑うとは、
顔に似合わずひどい人だな、君は。
【マリアベル】
ふふ、ごめんなさい。
でもわたくし、貴方の哀れを
笑ったわけではありませんわ。
ようやく重みを得たことに気づかない
ヴィオールさんがおかしくて。
ふふ、ごめんなさい。
でもわたくし、貴方の哀れを
笑ったわけではありませんわ。
ようやく重みを得たことに気づかない
ヴィオールさんがおかしくて。
【ヴィオール】
重みを得た…? そうだろうか。
重みを得た…? そうだろうか。
【マリアベル】
えぇ。わたくしの言葉と真摯に
向き合って苦しんでいる貴方は
決してこれまでのような
軽い人ではありませんの。
今の貴方となら、貴族同士
お話をさせていただいてもよろしいですわ。
えぇ。わたくしの言葉と真摯に
向き合って苦しんでいる貴方は
決してこれまでのような
軽い人ではありませんの。
今の貴方となら、貴族同士
お話をさせていただいてもよろしいですわ。
【ヴィオール】
なんと! それは良かったよ!
ではすぐに店の手配を……。
なんと! それは良かったよ!
ではすぐに店の手配を……。
【マリアベル】
きゃー!? ヴィオールさんがお倒れに!
だ、だいじょうぶですの!?
きゃー!? ヴィオールさんがお倒れに!
だ、だいじょうぶですの!?
【ヴィオール】
も、申し訳ないが…その前に少し
腹ごしらえをさせてもらえるだろうか。
も、申し訳ないが…その前に少し
腹ごしらえをさせてもらえるだろうか。
【マリアベル】
く、空腹で倒れたんですの!?
もう! 人騒がせな!
く、空腹で倒れたんですの!?
もう! 人騒がせな!
【ヴィオール】
今からまさに食事に行こうと
いうところなのに、面目ない…。
今からまさに食事に行こうと
いうところなのに、面目ない…。
【マリアベル】
本当に貴方という人は…
ふふ、どうしようもない人ですわね。
仕方ありません。お店の手配は
していただかなくて結構ですわ。
今日は特別に、わたくしが
お料理を作って差し上げます。
本当に貴方という人は…
ふふ、どうしようもない人ですわね。
仕方ありません。お店の手配は
していただかなくて結構ですわ。
今日は特別に、わたくしが
お料理を作って差し上げます。
【ヴィオール】
な…なんたる幸せ…。
な…なんたる幸せ…。
支援S
【ヴィオール】
マリアベルくん。
マリアベルくん。
【マリアベル】
あら、ヴィオールさん。
あら、ヴィオールさん。
【ヴィオール】
この前は手料理を振舞ってくれて
ありがとう。
この前は手料理を振舞ってくれて
ありがとう。
【マリアベル】
礼には及びませんわ。
仲間を助けるのは当然のことですもの。
それに、貴方とのお話は
とても面白かったですわ。
特に、お屋敷の中でよく迷子になるのは
わたくしにも心当たりがありますもの。
礼には及びませんわ。
仲間を助けるのは当然のことですもの。
それに、貴方とのお話は
とても面白かったですわ。
特に、お屋敷の中でよく迷子になるのは
わたくしにも心当たりがありますもの。
【ヴィオール】
ふふん。貴族同士、共通の話題が
見つかって嬉しいよ。
次は私と愛でも語らってみるかね?
ふふん。貴族同士、共通の話題が
見つかって嬉しいよ。
次は私と愛でも語らってみるかね?
【マリアベル】
あら、またいつもの冗談ですの?
まったく…わたくし、
せっかく貴方のことを見なおしたのに
また軽い人間にお戻りになる
おつもりですか?
あら、またいつもの冗談ですの?
まったく…わたくし、
せっかく貴方のことを見なおしたのに
また軽い人間にお戻りになる
おつもりですか?
【ヴィオール】
もう私は冗談で
このようなことを言わないよ。
その証拠に、こんなものを
用意してきたのだ。
もう私は冗談で
このようなことを言わないよ。
その証拠に、こんなものを
用意してきたのだ。
【マリアベル】
……指輪!? で、では貴方
本気でわたくしと…!?
……指輪!? で、では貴方
本気でわたくしと…!?
【ヴィオール】
あぁ。私はずっと君のことが
好きだったんだ。
私の愛は月より重いと言っていたのに
君はまともに
取り合ってくれなかったからね。
どうしたら君に認められるか、
そればかり考えていたよ…
あぁ。私はずっと君のことが
好きだったんだ。
私の愛は月より重いと言っていたのに
君はまともに
取り合ってくれなかったからね。
どうしたら君に認められるか、
そればかり考えていたよ…
【マリアベル】
倒れるまで考え事をしていたのは、
わたくしに認められるためだったんですの…
倒れるまで考え事をしていたのは、
わたくしに認められるためだったんですの…
【ヴィオール】
その通りだよ。
その甲斐あって
君と語らう時間をいただくことができた。
でも、それだけでは足りないのだよ。
これからは貴族としての話だけではなく、
人生の伴侶として君と語り合いたい。
その通りだよ。
その甲斐あって
君と語らう時間をいただくことができた。
でも、それだけでは足りないのだよ。
これからは貴族としての話だけではなく、
人生の伴侶として君と語り合いたい。
【マリアベル】
…………。
…まったく、貴方という人は
どうしようもありませんわね。
いいですわ。その指輪、
お受け取り致します。
…………。
…まったく、貴方という人は
どうしようもありませんわね。
いいですわ。その指輪、
お受け取り致します。
【ヴィオール】
本当かい!?
本当かい!?
【マリアベル】
わたくし、嘘は大嫌いですの。
言ったことを撤回するつもりはありませんわ。
ただし、わたくしと結婚するからには
幸せにして下さらないと許しませんわよ?
わたくし、嘘は大嫌いですの。
言ったことを撤回するつもりはありませんわ。
ただし、わたくしと結婚するからには
幸せにして下さらないと許しませんわよ?
【ヴィオール】
お安い御用だよ。
ではこの戦争が終わったら、
私の家で手厚く君を迎えることにしよう。
貴族的かつ優雅で華麗に…
お安い御用だよ。
ではこの戦争が終わったら、
私の家で手厚く君を迎えることにしよう。
貴族的かつ優雅で華麗に…
【マリアベル】
なにを言っていますの?
貴方がわたくしの家に来て下さるんでしょう?
わたくしの家には跡継ぎの男子が
おりませんもの。
なにを言っていますの?
貴方がわたくしの家に来て下さるんでしょう?
わたくしの家には跡継ぎの男子が
おりませんもの。
【ヴィオール】
なんと! 嫁ぐのは私の方なのかね!?
ま…まぁ…そういう形もありか…
うん、私は幸せだよ…は、はは…
なんと! 嫁ぐのは私の方なのかね!?
ま…まぁ…そういう形もありか…
うん、私は幸せだよ…は、はは…