支援会話集 ヴィオール×セルジュ
支援C
【セルジュ】
ヴィオールさん、そろそろ
訓練のお時間ですわ。
ヴィオールさん、そろそろ
訓練のお時間ですわ。
【ヴィオール】
おや、もうそんな時間かね。
では準備を…
おや、もうそんな時間かね。
では準備を…
【セルジュ】
もう終わっています。
さあ、すぐに行きますよ。
もう終わっています。
さあ、すぐに行きますよ。
【ヴィオール】
いつもながら、手際のいいことだ。
さすがだね。
いつもながら、手際のいいことだ。
さすがだね。
【セルジュ】
褒めてもなにも出ませんよ。
褒めてもなにも出ませんよ。
【ヴィオール】
いや、冗談で言っているのではない。
本心からそう思っているのだよ。
私が領地を奪われてさえいなければ、
今頃君は──
いや、冗談で言っているのではない。
本心からそう思っているのだよ。
私が領地を奪われてさえいなければ、
今頃君は──
【セルジュ】
それはヴィオールさんも同じでしょう?
そんなことは言っても詮ないこと。
今は、目の前にある現実と
いかに向き合うかがすべてですわ。
それはヴィオールさんも同じでしょう?
そんなことは言っても詮ないこと。
今は、目の前にある現実と
いかに向き合うかがすべてですわ。
【ヴィオール】
目の前の現実か。
そういう意味で言うならば、セルジュくん。
君はもう自由だ。
私に付き従う必要などない。
私たちを主従としていた器は
壊れてしまったのだからね。
目の前の現実か。
そういう意味で言うならば、セルジュくん。
君はもう自由だ。
私に付き従う必要などない。
私たちを主従としていた器は
壊れてしまったのだからね。
【セルジュ】
私はあなたが領主だから
付き従っているのではありません。
私はあなたが領主だから
付き従っているのではありません。
【ヴィオール】
! まさか…君は私を
愛してしまったのか?
! まさか…君は私を
愛してしまったのか?
【セルジュ】
…冗談も度が過ぎると
ミネルヴァちゃんに噛みつかせますわよ。
…冗談も度が過ぎると
ミネルヴァちゃんに噛みつかせますわよ。
【ヴィオール】
うむ、私が悪かった。
命だけは助けてくれたまえ。
うむ、私が悪かった。
命だけは助けてくれたまえ。
支援B
【ヴィオール】
……………
……………
【セルジュ】
まだ…悔やんでおられるのですか?
まだ…悔やんでおられるのですか?
【ヴィオール】
おや、セルジュくんか。
何のことだね?
私は先日出会った御婦人への
口説き文句に悩んでいたところだよ。
おや、セルジュくんか。
何のことだね?
私は先日出会った御婦人への
口説き文句に悩んでいたところだよ。
【セルジュ】
それが本当なら、ミネルヴァちゃんに
噛みつかせるだけですが…
本当は、ヴァルムに領地を奪われた責任を…
感じていらっしゃるのですね。
それが本当なら、ミネルヴァちゃんに
噛みつかせるだけですが…
本当は、ヴァルムに領地を奪われた責任を…
感じていらっしゃるのですね。
【ヴィオール】
笑ってくれていいよ。
こんな情けない男を。
笑ってくれていいよ。
こんな情けない男を。
【セルジュ】
…笑えるわけがないでしょう。
ヴァルム帝国の侵攻に屈したことに
誰よりも苦しんだのが誰かを…
もっとも間近で見てきたというのに。
もしヴィオールさんを笑う者がいれば、
ミネルヴァちゃんと一緒に成敗しますわ。
…笑えるわけがないでしょう。
ヴァルム帝国の侵攻に屈したことに
誰よりも苦しんだのが誰かを…
もっとも間近で見てきたというのに。
もしヴィオールさんを笑う者がいれば、
ミネルヴァちゃんと一緒に成敗しますわ。
【ヴィオール】
嬉しいことを言ってくれるね。
忠義だけで言える台詞ではない。
やはり、
君は私を愛してしまっていたのか…
嬉しいことを言ってくれるね。
忠義だけで言える台詞ではない。
やはり、
君は私を愛してしまっていたのか…
【セルジュ】
…うふふ。
…うふふ。
【ヴィオール】
おぉう、その刺すような冷たい笑み、
久しぶりに見た気がするよ。
おぉう、その刺すような冷たい笑み、
久しぶりに見た気がするよ。
【セルジュ】
冗談はさておき…あなたのことだから
あれは仕方のないことだったと言っても
ご自分を責めるのをやめては
くださらないのでしょう?
冗談はさておき…あなたのことだから
あれは仕方のないことだったと言っても
ご自分を責めるのをやめては
くださらないのでしょう?
【ヴィオール】
自分を許す理由を見つけるのが
こんなに難しいとは思わなかったよ。
自分を許す理由を見つけるのが
こんなに難しいとは思わなかったよ。
【セルジュ】
そうでしょうね…ヴィオールさんなら。
でも、ひとつだけ約束してください。
御自分の命を軽んじ、
自暴自棄になるのだけはおやめください。
そうでしょうね…ヴィオールさんなら。
でも、ひとつだけ約束してください。
御自分の命を軽んじ、
自暴自棄になるのだけはおやめください。
【ヴィオール】
…わかった、約束しよう。
その代わりと言ってはなんだが…
もしセルジュくんが私のもとを離れたいと
思ったそのときは
自分のことだけを考えて
決断してくれたまえ。
間違っても、私のことを気にかけて
決断を鈍らせるのはやめたまえよ。
…わかった、約束しよう。
その代わりと言ってはなんだが…
もしセルジュくんが私のもとを離れたいと
思ったそのときは
自分のことだけを考えて
決断してくれたまえ。
間違っても、私のことを気にかけて
決断を鈍らせるのはやめたまえよ。
【セルジュ】
あら、そんなこと言われるまでも
ありませんわ。
あら、そんなこと言われるまでも
ありませんわ。
【ヴィオール】
そ、そうか…ならばいい。
…少しくらいは、私のことで
気持ちを鈍らせても構わないのだよ?
そ、そうか…ならばいい。
…少しくらいは、私のことで
気持ちを鈍らせても構わないのだよ?
【セルジュ】
御心配なく。
御心配なく。
支援A
【ヴィオール】
今、私たちの故郷は
どうなっているのだろうね…
今、私たちの故郷は
どうなっているのだろうね…
【セルジュ】
それを知るためにも、一刻も早く
この戦いを終わらせませんと。
それを知るためにも、一刻も早く
この戦いを終わらせませんと。
【ヴィオール】
戦いが終わったら…セルジュくんは
どうするつもりなんだね?
戦いが終わったら…セルジュくんは
どうするつもりなんだね?
【セルジュ】
もちろん、ヴィオール領の再復のために
帰郷するつもりでおりますわ。
ヴィオールさんは?
どうなさるおつもりですの?
もちろん、ヴィオール領の再復のために
帰郷するつもりでおりますわ。
ヴィオールさんは?
どうなさるおつもりですの?
【ヴィオール】
我が領には私が必要だよ。
当然、私も戻るつもりだ。
我が領には私が必要だよ。
当然、私も戻るつもりだ。
【セルジュ】
それで、よろしいのですか?
あの地はヴィオールさんにとって
あまりにつらい思い出ばかりが
刻まれているのでは?
それで、よろしいのですか?
あの地はヴィオールさんにとって
あまりにつらい思い出ばかりが
刻まれているのでは?
【ヴィオール】
それ以上に、幸福な記憶も数多く
刻みこまれているよ。
そのほとんどの場面で、
セルジュくん…君が共にいる。
私という人間にとっての最大の幸福は
君と巡り合えたことなのだろうね。
それ以上に、幸福な記憶も数多く
刻みこまれているよ。
そのほとんどの場面で、
セルジュくん…君が共にいる。
私という人間にとっての最大の幸福は
君と巡り合えたことなのだろうね。
【セルジュ】
あらあら。口説く相手を間違えてますわよ、
ヴィオールさん。
あらあら。口説く相手を間違えてますわよ、
ヴィオールさん。
【ヴィオール】
ふむ…まじめに感謝の気持ちを
伝えるのも、難しいものだね。
これも日頃の行ないが招いた
天罰というものだろうか。
ふむ…まじめに感謝の気持ちを
伝えるのも、難しいものだね。
これも日頃の行ないが招いた
天罰というものだろうか。
【セルジュ】
まじめに向き合うには、
私たちは近づき過ぎましたわ。
まじめに向き合うには、
私たちは近づき過ぎましたわ。
【ヴィオール】
ふっ…そうかもしれないな。
ふっ…そうかもしれないな。
支援S
【セルジュ】
ヴィオールさん。
出立の時間ですわ。
ヴィオールさん。
出立の時間ですわ。
【ヴィオール】
私たちの新たな門出の?
私たちの新たな門出の?
【セルジュ】
寝言は
夜におひとりでお願いしますわ。
寝言は
夜におひとりでお願いしますわ。
【ヴィオール】
最近は悪夢にうなされてばかりだよ。
ひとり寝が長いせいかな?
最近は悪夢にうなされてばかりだよ。
ひとり寝が長いせいかな?
【セルジュ】
そんなこと、知りませんよ。
早くいい人を見つけてください。
そんなこと、知りませんよ。
早くいい人を見つけてください。
【ヴィオール】
私に愛想を尽かさずについてきてくれる
奇特な女性がいるだろうか?
私に愛想を尽かさずについてきてくれる
奇特な女性がいるだろうか?
【セルジュ】
この世界には星の数ほど女性が
いるのですから、ひとりくらいは…
この世界には星の数ほど女性が
いるのですから、ひとりくらいは…
【ヴィオール】
そのひとりが、君である可能性は?
そのひとりが、君である可能性は?
【セルジュ】
ヴィオールさん…先日も言った通り、
私たちは近づき過ぎましたわ。
ヴィオールさん…先日も言った通り、
私たちは近づき過ぎましたわ。
【ヴィオール】
そう、近づいた。
我が半身と思えるほど…ね。
私にとってはもっとも大切な、
分かち難い存在だ。
そのような相手とは、
今生ではもう二度と巡り会えまい。
そう、近づいた。
我が半身と思えるほど…ね。
私にとってはもっとも大切な、
分かち難い存在だ。
そのような相手とは、
今生ではもう二度と巡り会えまい。
【セルジュ】
誰を相手に使うつもりで準備していた
口説き文句なのかしら。
誰を相手に使うつもりで準備していた
口説き文句なのかしら。
【ヴィオール】
君なら知っていると思うが、
私はとても準備が苦手な男だ。
君なら知っていると思うが、
私はとても準備が苦手な男だ。
【セルジュ】
…そうでしたわね。
…そうでしたわね。
【ヴィオール】
そんな私が、口説き文句と…
こんなものを準備してきた。
そんな私が、口説き文句と…
こんなものを準備してきた。
【セルジュ】
それは…
それは…
【ヴィオール】
結婚指輪だよ。これで少しは、
私の本気が伝わったかな?
結婚指輪だよ。これで少しは、
私の本気が伝わったかな?
【セルジュ】
…ええ、痛いほど。
…ええ、痛いほど。
【ヴィオール】
受け止めてもらえるかな?
なかなかに重いだろうが。
受け止めてもらえるかな?
なかなかに重いだろうが。
【セルジュ】
ふふ…そうですわね。
あなたを受け止められるのはきっと、
私だけでしょうから…
でも、浮気は許しませんよ。
こう見えて私、嫉妬深い女ですから。
ふふ…そうですわね。
あなたを受け止められるのはきっと、
私だけでしょうから…
でも、浮気は許しませんよ。
こう見えて私、嫉妬深い女ですから。
【ヴィオール】
も、もちろんだとも。
も、もちろんだとも。
【セルジュ】
ミネルヴァちゃん。ヴィオールさんのこと
しっかり見張ってちょうだいね。
ミネルヴァちゃん。ヴィオールさんのこと
しっかり見張ってちょうだいね。
【ヴィオール】
そ、そう吼えたてないでくれたまえ。
しあわせな気分が台無しになる。
そ、そう吼えたてないでくれたまえ。
しあわせな気分が台無しになる。
【セルジュ】
うふふ。
うふふ。