支援会話集 リヒト×ベルベット
支援C
【リヒト】
ねぇ、ベルベットさん!
ねぇねぇ、ベルベットさんってば!
ねぇ、ベルベットさん!
ねぇねぇ、ベルベットさんってば!
【ベルベット】
…もう、騒ぎ立てないで。
私の耳は人間よりも敏感なのよ。
…もう、騒ぎ立てないで。
私の耳は人間よりも敏感なのよ。
【リヒト】
ごめんなさい…もしかして
聞こえないのかもって思って。
ごめんなさい…もしかして
聞こえないのかもって思って。
【ベルベット】
聞こえているわ。無視しただけ。
聞こえているわ。無視しただけ。
【リヒト】
うぅ…聞こえてないよりひどい。
うぅ…聞こえてないよりひどい。
【ベルベット】
悪いけど、子供と
馴れ合うつもりはないわ。
悪いけど、子供と
馴れ合うつもりはないわ。
【リヒト】
そんなに冷たくしないでよ。
教えて欲しいことがたくさんあるんだ。
聴力以外の五感はどうなのかとか、
化身するときどんな感じなのかとか…
そんなに冷たくしないでよ。
教えて欲しいことがたくさんあるんだ。
聴力以外の五感はどうなのかとか、
化身するときどんな感じなのかとか…
【ベルベット】
興味本位でまとわりつかないで
くれるかしら?
興味本位でまとわりつかないで
くれるかしら?
【リヒト】
興味があるのは、
もっと仲良くしたいからだよ。
こうなったら話をしてくれるまで
どこでもついていっちゃう!
興味があるのは、
もっと仲良くしたいからだよ。
こうなったら話をしてくれるまで
どこでもついていっちゃう!
【ベルベット】
…恐れを知らない子供は
厄介なものね。
いいわ。ついてきてみなさい。
…恐れを知らない子供は
厄介なものね。
いいわ。ついてきてみなさい。
【リヒト】
あー! 化身は反則だよー!
あー! 化身は反則だよー!
支援B
【リヒト】
ベルベットさーん!
ベルベットさーん!
【ベルベット】
…あら、見つかってしまったわね。
…あら、見つかってしまったわね。
【リヒト】
全然姿が見えないから
心配したんだよ?
全然姿が見えないから
心配したんだよ?
【ベルベット】
ええ、隠れていたから。
ええ、隠れていたから。
【リヒト】
冷たいなぁ…僕はベルベットさんに
ひどいことしてないでしょ?
冷たいなぁ…僕はベルベットさんに
ひどいことしてないでしょ?
【ベルベット】
…今はね。
だけど、じきにそうなるわ。
大人になれば偏見を持ち、
ふつうに接することができなくなる。
…今はね。
だけど、じきにそうなるわ。
大人になれば偏見を持ち、
ふつうに接することができなくなる。
【リヒト】
…僕はそんなことしない。
ベルベットさんをいじめたりしないよ。
…僕はそんなことしない。
ベルベットさんをいじめたりしないよ。
【ベルベット】
そんな保証がどこにあるの?
そんな保証がどこにあるの?
【リヒト】
僕も…いじめられてきたから。
生まれ育った町で、貴族出身の奴らによく、
家のことを馬鹿にされたよ。
貴族のくせに貧乏人だって。
家柄だけの没落貴族だって。
僕も…いじめられてきたから。
生まれ育った町で、貴族出身の奴らによく、
家のことを馬鹿にされたよ。
貴族のくせに貧乏人だって。
家柄だけの没落貴族だって。
【ベルベット】
…………
…………
【リヒト】
ベルベットさんは僕なんかより
もっとひどい目にあってきたんでしょ?
でも、そんなことに負けず
胸を張って生きてるじゃない。
僕もそんな風に堂々としていたい。
だからいじめなんて絶対にしない!
ベルベットさんは僕なんかより
もっとひどい目にあってきたんでしょ?
でも、そんなことに負けず
胸を張って生きてるじゃない。
僕もそんな風に堂々としていたい。
だからいじめなんて絶対にしない!
【ベルベット】
…あなたの生まれのことなど
私には関係ないわ。
…あなたの生まれのことなど
私には関係ないわ。
【リヒト】
そうだね…ごめん。
そうだね…ごめん。
【ベルベット】
…あなたとの追いかけっこにも
いい加減、疲れてきたわ。
ついてきたいなら勝手にしなさい。
…あなたとの追いかけっこにも
いい加減、疲れてきたわ。
ついてきたいなら勝手にしなさい。
【リヒト】
え、いいの?
え、いいの?
【ベルベット】
仲良くするとは言っていないけど、
ついてくるだけなら…かまわないわ。
仲良くするとは言っていないけど、
ついてくるだけなら…かまわないわ。
【リヒト】
ありがとう!
じゃ、さっそく質問なんだけど!
ありがとう!
じゃ、さっそく質問なんだけど!
【ベルベット】
こら…話を聞いていた?
こら…話を聞いていた?
支援A
【リヒト】
ねぇ、ベルベットさん。
タグエルって獣に化身する種族だよね。
兎のほかにはどんなタグエルがいたの?
僕、教えて欲しいなぁ~。
ねぇ、ベルベットさん。
タグエルって獣に化身する種族だよね。
兎のほかにはどんなタグエルがいたの?
僕、教えて欲しいなぁ~。
【ベルベット】
…………
…………
【リヒト】
ねぇねぇ!
ねぇねぇ!
【ベルベット】
やれやれ…
話をするまであきらめそうにないわね。
私もすべての種族を知っているわけでは
ないのよ。…獅子と狼は見たことがあるわ。
やれやれ…
話をするまであきらめそうにないわね。
私もすべての種族を知っているわけでは
ないのよ。…獅子と狼は見たことがあるわ。
【リヒト】
へぇー! すっごく強そう!
へぇー! すっごく強そう!
【ベルベット】
ずっと昔のことよ。
母から…一族の長老から聞いた話…
タグエルがこの世界に満ちあふれ、
楽園を謳歌した時代があったそうよ…
もっとも…今となっては
見る影もないけれどね…
ずっと昔のことよ。
母から…一族の長老から聞いた話…
タグエルがこの世界に満ちあふれ、
楽園を謳歌した時代があったそうよ…
もっとも…今となっては
見る影もないけれどね…
【リヒト】
…うっ…ぐすっ…
…うっ…ぐすっ…
【ベルベット】
な、なぜ泣くのよ?
な、なぜ泣くのよ?
【リヒト】
ご、ごめん…涙が勝手に…。
ベルベットさんの寂しさを思ったら…
人間の僕が泣く資格なんて
ないんだろうけど、でも…ぐすっ。
ご、ごめん…涙が勝手に…。
ベルベットさんの寂しさを思ったら…
人間の僕が泣く資格なんて
ないんだろうけど、でも…ぐすっ。
【ベルベット】
…私の、タグエルのために
涙を流すというの…?
…ほら、涙をふきなさい。
困った子ね。
…私の、タグエルのために
涙を流すというの…?
…ほら、涙をふきなさい。
困った子ね。
【リヒト】
ぐすん…ぐすっ…
ぐすん…ぐすっ…
支援S
【ベルベット】
リヒト。
リヒト。
【リヒト】
わぁ! ベルベットさんから
声をかけてもらっちゃった!
しかも初めて名前呼んでくれた?
わぁ! ベルベットさんから
声をかけてもらっちゃった!
しかも初めて名前呼んでくれた?
【ベルベット】
初めて…?
そうだったかもしれないわね。
初めて…?
そうだったかもしれないわね。
【リヒト】
えへへ…うれしいな。
僕に用?
えへへ…うれしいな。
僕に用?
【ベルベット】
ええ。先日のあなたの涙…
私にも感じりものがあったわ。
でも、私はやっぱり…不安なの。
ええ。先日のあなたの涙…
私にも感じりものがあったわ。
でも、私はやっぱり…不安なの。
【リヒト】
…不安?
…不安?
【ベルベット】
あなたはまだ成長途中。
その純真さもいずれは消えていく。
これ以上…距離を縮めると
互いに傷つくことになるわ。
だからもう…私に近づかないで。
あなたはまだ成長途中。
その純真さもいずれは消えていく。
これ以上…距離を縮めると
互いに傷つくことになるわ。
だからもう…私に近づかないで。
【リヒト】
そんなこと言わないで!
えっと…ベルベットさん、これ!
そんなこと言わないで!
えっと…ベルベットさん、これ!
【ベルベット】
それは…指輪?
それは…指輪?
【リヒト】
僕はベルベットさんを嫌ったりしない。
ずっと大好きだよ。
だから…それを見届けて欲しいんだ。
ずーっと、僕のそばで。
僕はベルベットさんを嫌ったりしない。
ずっと大好きだよ。
だから…それを見届けて欲しいんだ。
ずーっと、僕のそばで。
【ベルベット】
その誓いの印が、この指輪?
その誓いの印が、この指輪?
【リヒト】
うん。僕の家の紋章が刻まれた
特別な指輪なんだ。
えっと…
結婚の証でもあるんだけどね。
うん。僕の家の紋章が刻まれた
特別な指輪なんだ。
えっと…
結婚の証でもあるんだけどね。
【ベルベット】
結婚、か。そういうつながり方も
人間にはあるんだったわね。
でも、本当にいいの?
タグエルの私で?
結婚、か。そういうつながり方も
人間にはあるんだったわね。
でも、本当にいいの?
タグエルの私で?
【リヒト】
心配なら、僕の目を見て。
僕の言葉を聞いて。
僕が本気だって、
わかってもらいたいから。
心配なら、僕の目を見て。
僕の言葉を聞いて。
僕が本気だって、
わかってもらいたいから。
【ベルベット】
リヒト…
…わかったわ。見届けましょう。
あなたの誓いの行く末をね。
リヒト…
…わかったわ。見届けましょう。
あなたの誓いの行く末をね。
【リヒト】
えへへ…ありがと。
えへへ…ありがと。