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異伝 絆の収穫祭


会話イベント


クロム

  • クロム×フレデリク
クロム→フレデリク
【フレデリク】
クロム様!

【クロム】
どうした、フレデリク。
そんなに息を切らして。
何かあったのか?

【フレデリク】
えぇ、実はこの街に関する施設で
非常に重要な話を耳にしまして…

【クロム】
重要な施設…?
なんだそれは?

【フレデリク】
この街にある噴水の
伝説を知っていますか?

【クロム】
いや、知らないが…

【フレデリク】
ご存じないなら、それでも構いません。
さあ、一緒に参りましょう。

【クロム】
な、何だ、引っ張るな。
一体、何の伝説があるんだ?

【フレデリク】
実はですね…噴水に一緒にコインを
投げ込んだ二人には、
強固な絆がもたらされ、
一生を添い遂げられるそうなのです。

【クロム】
そ、添い遂げる!?

【フレデリク】
さぁクロム様、私と一緒にコインを
投げ込みましょう!
大丈夫、
コインは沢山用意してございます。

【クロム】
待て、落ち着けフレデリク。
それは、おそらく男女のための伝説だ!
普通は夫婦とかそういった関係の者が
行なうことではないのか?

【フレデリク】
いえいえ、そんなめっそうもございません。
夫婦とは対等なもの。
私はクロム様と対等だなどと、
そんな大それた事は考えておりません。

【クロム】
えーっと…
対等とかそういう意味ではなく…

【フレデリク】
主人と従者、王と騎士、君主と下僕、
なんでも良いのです。
私はクロム様との絆が欲しい…
ただそれだけなのです!
…そう。先ほど出会ったお二人にも
負けないほどの絆が!

【クロム】
あぁ…なるほど。お前、まだ
さっきの奴らと張り合っていたんだな。
負けず嫌いなのは良いが、
あまり度が過ぎると疲れるぞ?
とりあえず頭を冷やせ。
今は化け物の討伐が先だ。

【フレデリク】
あっ…クロム様!
どちらへ行かれるのですか!?
お待ちください、クロム様!

フレデリク→クロム
【フレデリク】
はぁ…
結局、コインを一緒に
投げてはいただけなかったどころか、
度が過ぎた負けず嫌いだと
呆れられてしまった気がします…
私はあくまでクロム様の臣下の一人として、
堅実な絆を結びたかっただけなのに…
どうしたら、
この想いが伝わるものか…
…ん? あんな所に弓兵が?
しかもクロム様を狙っている…!
例えまだ張り合っていたのかと
何度呆れられようと、
クロム様の御身は私が…
私が必ずお守りします!

【フレデリク】
クロム様、伏せて下さい!

【フレデリク】
ぐっ…!

【クロム】
!!
…フレデリク!

【フレデリク】
クロム様、
お怪我はありませんか?

【クロム】
あぁ、俺は大丈夫だ。
それよりお前こそ、その傷…!

【フレデリク】
こんなもの、
大したことはありません。
クロム様をお守りできた
喜びの方が勝ります。

【クロム】
すまん、フレデリク…
だが、痛むならすぐに言うんだぞ?

【フレデリク】
では…クロム様…
ひとつお願いが…

【クロム】
どうした? 救護班の所に連れていくか?
回復役を連れてくるか?

【フレデリク】
…いいえ。先ほどのコインを一緒に
投げてはいただけませんか?

【クロム】
お前、まだそれを…

【フレデリク】
違うのですクロム様…
私は決してあの方々と
張り合いたいがために、
このようなことを
申し上げているわけではありません。
私はこの戦いでクロム様を最後まで
お守りできるよう、
平和になった後も、クロム様を
傍で支え導けるよう、王家の騎士として、
主君と一生を添い遂げるという
絆が欲しかっただけなのです…

【クロム】
………フレデリク。
…ふっ。
まったく、しょうがない奴だ。
なら、さっさと行くぞ。
すぐ投げられるようコインを用意しておけ。

【フレデリク】
ありがとうございます、クロム様。
どこまでも御一緒させて頂きます…

  • クロム×ヴェイク
ヴェイク→クロム
【ヴェイク】
よぉ、クロム。ちょっといいか?
お前に言っときてぇことがあんだよ。

【クロム】
どうしたんだ、改まって…?
稽古の相手なら後にしてくれ。

【ヴェイク】
おうよ!
今日こそコテンパンに…
…って、違う!
俺様はな…
お前にむかついてんだよ!

【クロム】
なに…?

【ヴェイク】
確かにお前は仲間としちゃあ頼れるさ。
腕は立つし、仲間からの信頼も厚い。
俺様と違って真面目だし、
その上、これと決めた時は絶対引かねぇ。
俺様が自信を持って勝ってると言えるのは、
このワイルドな格好良さぐらいのもんだ。

【クロム】
それを自分で言うか…?

【ヴェイク】
だからこそ…そんなお前に俺様は
むかついてんだよ!
どんだけ修行を積んだって、
お前は俺様の一歩先を行きやがる!
追いかけたって追いつける気がしねぇ!
ふざけんなよ!
昔は大した差はなかったハズだ!
それが…それが…くそっ!

【クロム】
…別に、俺はお前と差をつけたとか
思ったことは無いが。
お前、考え過ぎなんじゃないか?

【ヴェイク】
か、考え過ぎだぁ?
くーっ、そのクールなあしらい方も
余計にむかつくぜ。
こんだけ好き勝手言われてんだから、
そろそろ言い返してこいよ!

【クロム】
…………
すまん。今は戦闘中だ。
後で話し合おう。

【ヴェイク】
おい! 待てよコラ!
待てっつってんだろ!
…くそっ!
俺様なんか眼中にねぇってことかよ…?

クロム→ヴェイク
【ヴェイク】
どりゃぁぁっ!

【クロム】
むっ!?
…いきなり斬りかかってくるとは
お前らしいやり方だな。

【ヴェイク】
色々考えたけどよ…
やっぱコレで決めるのが一番だ!

【クロム】
わかった…来い。

【ヴェイク】
そのすました顔がむかつくって
言ってんだろ!
おらおらおらおら!

【クロム】
くっ…!

【ヴェイク】
はぁっ…はぁっ…!

【クロム】
どうした…?
…もう気は晴れたか?

【ヴェイク】
…ったく、相変わらずお前はそうやって、
上から目線で嫌みったらしいよな。

【クロム】
そんなつもりはない。
…だがせっかくだから、
こっちも改めて言っておくぞ。
俺はお前を信頼している。
こうして対等に渡り合えるからこそ、だ。
お前の実力は、俺が一番
よくわかっているつもりだ。
だからお前が俺のことをどう思おうとも
俺はお前を…お前の強さを信頼している。

【ヴェイク】
クロム…

【クロム】
一体何度、こうして稽古の相手を
してきたと思ってるんだ?

【ヴェイク】
へっ…! お前が俺様を
信頼してるだぁ?
そんなこと…
最初からわかってんだよ。

【クロム】
そうか。なら、また何度でも挑んでこい。
気が済むまで付き合ってやるから。

【ヴェイク】
…バーカ。逆だろ。
対等だってんなら今度はお前の方から、
俺様に勝負を挑んでこいってんだ。

【クロム】
…ふっ。
それもいいかもしれないな。

【ヴェイク】
はっはっはっ!
よっしゃ! 祭りの余興は決まりだな!
とっとと雑魚共を
片付けちまおうぜ!

【クロム】
ああ…そうだな!

  • クロム×ガイア
ガイア→クロム
【クロム】
ほう…これも菓子なのか。
随分と可愛らしく、ふわふわしているが。
ん…? こっちのは何だ…?
何かのお守りか?

【ガイア】
おい、クロム。
何やってるんだ?

【クロム】
ああ、祭りの屋台を見ていた。
珍しいものが色々あるものだな。

【ガイア】
そうか?
こんなの、どこの祭りでも見かけるが。
…そうか、お前、王族だもんな。
庶民の祭りはあまり知らないってことか。

【クロム】
ああ、恥ずかしながら
その通りかもしれないな…

【ガイア】
いいぜ、そういうことなら、
俺が色々教えてやるよ。
どんな食い物が美味いとか、
何が面白いとかな。
俺は色んな祭りを見てきたからな。
そういうのには詳しいんだ。
任せとけって。

【クロム】
そうか、それは助かる。
話には聞いていたが、
自国以外の祭りには
実際に自分で訪れる機会が
なかったんだ…
………? なんだ?
広場の向こうが騒がしいな。

【兵士】
スリだー!
俺の財布が盗まれた!

【兵士】
お、俺のもねぇ!

【クロム】
…混乱に乗じてのスリか。
タチが悪いな。

【ガイア】
…………

【クロム】
…?
どうした、ガイア?

【ガイア】
い、いや…なんでもない。
ちょっと用事を思い出した。じゃあな。

【クロム】
………?

クロム→ガイア
【クロム】
なぁ…ガイア、
さっきのことだが…

【ガイア】
…………

【クロム】
…!
待て、ガイア!

【クロム】
どこだ?
確か、こっちの方に…

【クロム】
ガイア…まさか…?
…くっ。いや! 何を考えてるんだ。
俺があいつを信頼しなくてどうする!

【ガイア】
よっ。
神妙そうな顔してどうした?

【クロム】
うおっ!? ガ、ガイア…
お前、その…

【ガイア】
さっきのスリなら捕まえて
兵士に引き渡しといてやったぞ。

【クロム】
なに…?

【ガイア】
盗賊のことは
盗賊に聞けってな。
こういう時、どこに逃げるかとか、
大体俺にはわかるんだ。

【クロム】
そ、そうだったのか…

【ガイア】
なんだ? まさかお前、
俺のことを疑ってたのか?

【クロム】
いや、そんなことはない!
俺はお前のことを信頼している!
しかし、だからこそ…

【ガイア】
はははっ。
悪い悪い。
さっきは、わざと思わせぶりな態度を
取ったからな。

【クロム】
わざと…?

【ガイア】
ちょっとお前を
からかってみたくってな。
良かったよ、
いきなり泥棒呼ばわりされなくて。
俺のこと信じてくれて嬉しかったぜ。
ありがとな。

【クロム】
ははは…なんだ…
お前も人が悪いな。
おかげで今日は
どっと気疲れしたぞ…

【ガイア】
それは悪かったな。
騙した詫びはさせてもらうぜ。
今日の祭りは
全部俺のおごりってことで、どうだ?

【クロム】
そうだな…まぁ、妥当な所だ。
だが覚悟しろよ?
おごりだと言うのなら、お前の言う
美味いものの店は全て回るからな?

【ガイア】
いいぜ、任せとけ。なんなら夜は
盛り場にも連れてってやるぞ。

【クロム】
い、いや…
それは遠慮する…

リズ

  • リズ×マリアベル
マリアベル→リズ
【マリアベル】
全くもう…
どいつもこいつもリズ、リズと…!
リズは貴方達の玩具ではないと
わかっていらっしゃるのかしら…
たしかにリズは明るく可愛く、
皆を癒す天使のような子ですが…!

【リズ】
マリアベル…呼んだ?

【マリアベル】
ああ…リズ!
…!?
何ですの、その帽子は?

【リズ】
あぁ、これ?
さっき町の人にもらったんだよ!
どう? なかなか似合うでしょ?

【マリアベル】
え、えぇ…リズはどんな格好でも
似合いますわよ。

【リズ】
そう? 良かった!
もし気に入ったんなら、
マリアベルの分ももらってこようか?

【マリアベル】
い、いえ…
それは遠慮しておきます。
それよりも、先ほど皆に囲まれて
お話していたようですが、
何か変なことは
されていませんこと?

【リズ】
変なこと…?
仲間に変なことはされないと思うけど。

【マリアベル】
ならいいのですけれど…

【リズ】
ねぇ、マリアベルって
昔からわたしにはすんごく優しいのに、
他の人には結構厳しいよね。

【マリアベル】
親友に優しくするのは、
淑女として当然の義務ですわ!

【リズ】
で…でも、他の人に厳しいのは
淑女としてどうなのかな…?

【マリアベル】
それはみなさんが、リズに無闇に
近づいてきやがるからですわ!
まったく…二人の時間を邪魔するなんて、
無礼にも程がありますもの。

【リズ】
で、でも…もうちょっと、みんなにも
優しくしていいんじゃないかな?
ほら、二人より三人…
大勢の方が楽しいし!!

【マリアベル】
いいえっ!許しません!
リズはわたくしだけのものですわ!

【リズ】
えっ…?
そ、それってどういう…

【マリアベル】
!! えと…あの…その。
今のは忘れて下さいまし…!

【リズ】
あ…マリアベル、
行っちゃった…
いきなりどうしちゃったんだろ?
わたしがこんな帽子かぶってるせい…?
ま、まさかね…

リズ→マリアベル
【リズ】
あの、マリアベル…
ちょっといい?

【マリアベル】
あ…リズ。
あの…その。
先ほどはとっさに口に出たこととはいえ…
も、申し訳ありませんでした…

【リズ】
あ、ううん。
怒ってないならいいんだ。
急にどっか行っちゃうから、わたし
何か悪いことしちゃったのかと思ったよ。

【マリアベル】
リズは本当に優しいんですのね…
非があるのはわたくしのほうですのに。
皆が貴方を好きになることも頷けますわ。

【リズ】
み、みんなが?
それはちょっと大げさだよ。

【マリアベル】
いいえ。リズは昔から
男の子にも女の子にも好かれ、
王族にもかかわらず
友人が多かったと記憶していますわ。

【リズ】
そ、そうかな…

【マリアベル】
そうですわ。でも、わたくしは違う…
この性格のせいか、あまりお友達と
呼べる方は多くありませんでした。

【リズ】
マリアベル…

【マリアベル】
貴方が誰かと仲良く話したり
しているのを見ると…
リズが、他の人に
取られてしまったようで…
だからと言ってその輪に入れるわけもなく、
わたくしは勝手に苛立っていました…
貴方が羨ましくもあり、
貴方が取られて悔しかった…
わたくしはみっともない心根の
持ち主なのですわ…

【リズ】
もう、何言ってるの!
マリアベルはとってもいい子だよ!
優しくて、強い心を持ってる…
わたしの自慢の親友なんだから!

【マリアベル】
リズ…

【リズ】
安心してね、マリアベル。
わたし、どこにも行かないから。
わたしにいくらたくさんの友達がいても、
親友はマリアベルだけだから。
さっき『仲のいい人とお祭りを回るといい』って
町の人に言われた時も、
真っ先に思い浮かんだのは
マリアベルの顔だったんだよ。
だから…わたしこそごめんね。
親友に寂しい想いをさせちゃうなんて。
ほら、おわびにぎゅーってしてあげる。

【マリアベル】
もう…リズったら。
わたくしは子供じゃありませんのよ?
でも…こうしていると、
とても安心しますわ。

【リズ】
わたしもだよ。この戦いが終わったら、
一緒にお祭り回ろうね、マリアベル。

【マリアベル】
えぇ、楽しみにしていますわ。

フレデリク


  • フレデリク×ヴィオール
ヴィオール→フレデリク
【ヴィオール】
ふぅむ…このひとときが
私の心を癒してくれるというものだ…

【フレデリク】
ヴィオールさん、何をしているのですか!?
こんな所で危ないですよ!

【ヴィオール】
見ての通り、
紅茶をたしなんでいるのだが。

【フレデリク】
戦場でティータイムとは、
余裕ですね…

【ヴィオール】
貴族たる者、どんな時でも
優雅さを忘れてはいけないからね。
そうだ。
フレデリクくんも一杯いかがかな?

【フレデリク】
ちょうど喉は
渇いてはいたのですが…
あ…この香り、フェリア産のものですね。
私もこの茶葉は好きですよ。

【ヴィオール】
…そうかい。
ふぅむ…

【フレデリク】
な、何か?

【ヴィオール】
…君は有能な騎士だ。

【フレデリク】
ありがとうございます・

【ヴィオール】
それに、香りだけで
紅茶の銘柄を当てるという
教養も持ち合わせている。
実に素晴らしい!

【フレデリク】
い、いきなりどうしたのです?

【ヴィオール】
君主たるヴィオール…
是非とも君を、
我が臣下として
スカウトしたい!!

【フレデリク】
それは、
引き抜きという意味ですか?

【ヴィオール】
そうとも。悪い話ではないはずだよ。
我が領地が復興した暁には、
君の給金を今の倍以上に
引き上げると約束しよう。

【フレデリク】
どんな条件を出されても
それは無理なご相談ですよ、ヴィオールさん。

【ヴィオール】
なんと…
それは何故かね?

【フレデリク】
私の家系は先祖代々
イーリス王家一筋でございますので。

【ヴィオール】
一筋…?

【フレデリク】
えぇ。
イーリス王家一筋、です。

【ヴィオール】
二回言ったね…
それはどうしても私の元に
来たくないという意思表示なのか…
まぁいい。
これしきで諦める私ではないよ。
また誘いに来るから、懲りずに
話に付き合ってくれたまえ!

【フレデリク】
…何度お誘いいただいても、
私の意志は変わらないのですが…

フレデリク→ヴィオール
【ヴィオール】
待ちたまえフレデリクくん!
先程の話の続きをしようではないか!

【フレデリク】
ヴィ、ヴィオールさん!?
なんですか、いきなり!?

【ヴィオール】
とぼけても無駄だよ!
君を我が臣下にしたいという話だ!
嫌だと言うなら、その剣で
私を斬り捨てるがいい!

【フレデリク】
な…っ!

【ヴィオール】
聞こえなかったかね?
嫌なら私を斬り捨てろと言ったのだよ!

【フレデリク】
はぁ…あなたも懲りないお人だ。
私はイーリス王家一筋だと、あれほど…

【ヴィオール】
君がイーリス王家一筋だから
何だと言うのだね?
私の調査によれば、今の台詞で
心動かされぬ者はないという。
さぁさぁ。フレデリクくん!
嫌だと言うなら…!

【フレデリク】
…承知しました。
そこまで言われては、仕方がありませんね。

【ヴィオール】
なんと! ようやく
誘いに乗る気になったのかね?

【フレデリク】
…ご覚悟を。

【ヴィオール】
えっ!? ちょ…ちょっと君、待ちたまえ!
これは言葉のあやというものでだね…!

【フレデリク】
はぁっ!

【ヴィオール】
う、うわぁー!?

【ゾンビ】
グァァァァ…!

【フレデリク】
ふう。
危ないところでしたね。

【ヴィオール】
な、何だ…客人が来ていたのか…
君も人が悪いな…

【フレデリク】
こうしてお助けする事はできます。
ですが…
あなたの臣下にはなれません。
そのお気持ちだけ頂いておきます。

【ヴィオール】
…どうしてもかね?

【フレデリク】
申し訳ありませんが…

【ヴィオール】
ふむ…仕方がないね。
では、君とはティータイムを
共に過ごす仲、という事で手を打つかな。

【フレデリク】
ええ、それならば何なりと。
今後ともよろしくお願いします。

  • フレデリク×ヘンリー
フレデリク→ヘンリー
【ヘンリー】
お祭りって、楽しそうだね~。
あちこち、楽しそうだね~。
あちこちすっごく派手になってる~。

【フレデリク】
確かにきれいな飾り付けですね。
見ているだけで、気分が高揚してきます。

【ヘンリー】
へぇ~。フレデリクでも、
お祭りでウキウキしたりするんだ?

【フレデリク】
えぇ、もちろんです。

【ヘンリー】
じゃあさ、お祭りが再開したら、
踊ったり食べたりみんなと一緒に騒ぐの?

【フレデリク】
いえ、それはしませんね。

【ヘンリー】
え~、どうして?

【フレデリク】
私の使命は
皆さんの安全を守ることです。
このような場所だからこそ心は浮つき、
本意ではない衝突も起こり得ます。
そのような事態を防ぎ、
この街の治安を守るべく
私は奔走するのです!

【ヘンリー】
ふ~ん。なんか、大変そう!
それに面倒くさそうだね~。

【フレデリク】
いえ、まさか!
面倒など、とんでもありません!

【ヘンリー】
だって、お祭り自体は
楽しまないんでしょ?

【フレデリク】
いいえ、
そんな事はありませんよ。
迷子のお子さんがいれば
ご両親を捜します。
屋台が倒れそうになっていたら
支え、直します。
酔っぱらいはケンカをしていたら
仲裁します。
…これが、騎士たる
私の祭りの楽しみ方なのです!

【ヘンリー】
…………

【フレデリク】
どうです?
おわかり頂けましたか?

【ヘンリー】
…うーん~。
ど、どうなんだろ~?

【フレデリク】
あ、あら…?
ヘンリーさんにはお気に召しませんでしたか?
私の騎士としての
お祭りの楽しみ方…

ヘンリー→フレデリク
【フレデリク】
…まぁ、こんなものですね。
ようやく直せました。

【ヘンリー】
ねぇねぇフレデリク。
何してるの~?

【フレデリク】
出店の支柱が傾いていらしたので、
直していました。
すぐに直ったので良かったです。

【ヘンリー】
ふぅん…またみんなのために
働いてたんだ~。
ねぇフレデリク。
さっきの話なんだけどさ…

【フレデリク】
何でしょう?

【ヘンリー】
フレデリクって、お祭りの時だけじゃなくて
普段からずっとみんなに気を配ってるよね。
そんなに色々とお世話をすることの、
一体何が楽しいの~?

【フレデリク】
ど、どういうことでしょうか…?

【ヘンリー】
汗水垂らしてバタバタと
忙しくしちゃってさ~。
まるで、苦労する事自体が
快楽みたいだよ~?

【フレデリク】
快楽…
確かにそうかもしれません。

【ヘンリー】
へぇ、ほんとにそうなんだー…

【フレデリク】
えぇ。
私は皆様のお役に立つために
この身体を酷使する事が
生きがいのようなものですから。

【ヘンリー】
まるで…闇魔法だね~。

【フレデリク】
えっ?

【ヘンリー】
闇魔法ってね~、
肉体への大きな負担の代わりに
大きな力を発揮できるものなんだよ~。
そう考えると
フレデリクって一見聖者のようだけど、
内に秘めているものは
僕と同じなのかもしれないね~。

【フレデリク】
な、なるほど…
確かにそれは…面白い例えですね。

【ヘンリー】
あははは、でしょ~?
良かったら闇魔法…
そして闇の真髄、教えてあげようか?
生半可な精神の人だったら
闇に取り込まれて、
戻ってこれなく
なっちゃうかもしれないけど…
フレデリクなら大丈夫だよね?

【フレデリク】
や、闇に取り込まれるですって!?
それはちょっと…

【ヘンリー】
さ~て、何から教えてあげようかな~。
楽しみにしててね、フレデリク~!

【フレデリク】
あぁ…既に聞いていらっしゃいません…
これは腹を括るしかないのでしょうか…
どうかその時は
お手柔らかにお願いしますね…

ヴィオール


  • ヴィオール×リベラ
リベラ→ヴィオール
【ヴィオール】
ごきげんよう、リベラくん!

【リベラ】
あ…ヴィオールさん。
どうされましたか?

【ヴィオール】
この戦が終わって祭りが再開されたら、
私と二人で見て回る気は無いかい?
高貴なる貴族と、神に仕える美男子の
組み合わせは、さぞ目をひくだろうからね。

【リベラ】
…………

【ヴィオール】
私たちなら、きっと人気者になれるよ。
悪い話ではないだろう? リベラくん。

【リベラ】
すみません、私は今そんな気分には
なれないようです…

【ヴィオール】
なんと! どこか具合でも悪いのかい?
なにやら元気がないようだが。

【リベラ】
いえ。私は今…
自分の無力を嘆いているのです。

【ヴィオール】
無力…? リベラくんは立派に
戦っていると思うが?

【リベラ】
そうではありません。
実は先ほど、この異界の住人で…
重い病に冒されている
老夫婦にお会いしたのです。
二人はとてもお辛そうで、私としても
何とかして差し上げたかったのですが…
しかし、あの病に効く薬はとても高価で、
私などが手を出せるものではありません。

【ヴィオール】
…だから、
君は自分を無力だと?

【リベラ】
えぇ…戦いで敵を倒せても、
病に伏す方々を救うことはできません。
ああ、神よ…
私はどうすれば良いのでしょう…

【ヴィオール】
なるほど…承知したよ。
だがそのまま神に祈れば良いだろう。
きっと君の事を見守ってくれている
神が救ってくれるのではないかな?

【リベラ】
そ、そんな…それは幸運を
待つだけのようなものではないのでしょうか?

【ヴィオール】
おっと、それは信心そのものに対する
批判ではないかね?

【リベラ】
そ、そうでした。申し訳ありません。
神への祈りがあってこその
救いを考えるのが私のすべきこと…

【ヴィオール】
まぁ私はとやかく言うつもりはないがね。
…………
さて、少し野暮用を思い出した。
失礼させてもらうよ。

【リベラ】
…………

ヴィオール→リベラ
【リベラ】
神よ…

【ヴィオール】
リベラくん。

【リベラ】
あ…ヴィオールさん。
用事は、もう済んだのですか?

【ヴィオール】
あぁ、済ませてきたよ。
さぁ、リベラくん。これを受け取りたまえ。

【リベラ】
これは…!?
例の薬ではありませんか!
どうしてあなたがこれを!?

【ヴィオール】
なあに。貴族である私ならば、色々なツテを
駆使すれば手に入るものなのさ。

【リベラ】
いえ、ですが
このような高価なものを…!

【ヴィオール】
遠慮することはない。
早く例の老夫婦のもとへ
持って行ってあげるといい。

【リベラ】
…………

【ヴィオール】
ん? な、なんだい?
そんなにこちらをじっと見て。

【リベラ】
あなた、大層高価なナイフを
お持ちでしたよね?

【ヴィオール】
…………

【リベラ】
確か、一族に代々伝わるものだと
伺いましたが…
あのナイフを、どうされたのですか?
身につけていらっしゃらないようですが。

【ヴィオール】
はて?
どこかで落としたかな?

【リベラ】
あなたもしや…!

【ヴィオール】
まあ、さして大事な
ものでもなかったからね。
無いなら無いで全く構わないさ。
では、失礼するよ。
君は一刻も早く、その薬を
届けてあげたまえ。

【リベラ】
あっ…ヴィオールさん!
ヴィオールさん…やはり、この薬のために
ご自分のナイフを売ってしまわれたのですね。
あんなに大事そうに持っていらしたナイフを、
いともたやすく手放して…
ああ…真に高貴であるというのは、
あなたのような人を指すのですね…

ソワレ

  • ソワレ×ミリエル
ソワレ→ミリエル
【ミリエル】
ソワレさん、ひとつ
伺ってもよろしいですか?

【ソワレ】
なんだい、ミリエル。
ボクにわかることなら、構わないよ。

【ミリエル】
そうですね…より正確に言うならば、
貴方にしかわからないことです。

【ソワレ】
ボクにしかわからない…?

【ミリエル】
はい。
質問の内容ですが、
なぜ貴方は自分のことを『ボク』と
おっしゃるのでしょう?
女性の一人称は一般的に『私』『わたくし』
『あたし』などが多いと思われますが。
今まで貴方のような呼び方をする方と
お会いしたことがなく…大変興味深いのです。

【ソワレ】
なるほど、
そういうことか。
実はうちには二人の兄がいてね。
多分、その影響じゃないかな。
特に意識したとかじゃなくて、
ボクにはそれが当たり前だったんだ。
…うん。
兄さんたちのせいだね。

【ミリエル】
…? しかし、それでは
新たな疑問が生じます。
二人の兄上はイーリス騎士団に
いらっしゃいませんよね?

【ソワレ】
そ…それは…

【ミリエル】
通常、イーリスの貴族の家の男子は大抵
騎士団に所属すると聞いていたのですが。
どこかお体の具合でも悪いのですか?

【ソワレ】
……っ!

【ミリエル】
ソワレさん?

【ソワレ】
わ、悪いけど…他人の家のことなんだから、
ほっといてくれないか!

【ミリエル】
なぜ怒られたのでしょう?
これはさらに興味深いですね…

ミリエル→ソワレ
【ミリエル】
ソワレさん…私、貴方に
誤らなければなりません。

【ソワレ】
どうしたんだい、ミリエル。
…ああ、
もしかしてさっきの。

【ミリエル】
すみません…
軍の情報を調べて、知ってしまったんです。

【ソワレ】
そうか…なら、
隠しても意味ないよね。

【ミリエル】
はい…
お二人は、もう…

【ソワレ】
あぁ。ボクの兄は二人とも
騎士として戦っていた。
でも、賊に襲われた村を助けに行って…
そのまま帰らぬ人となってしまったんだ。

【ミリエル】
本当に申し訳ありませんでした…
私の突発的な好奇心で、
貴方の辛い過去を
掘り起こす様な真似をしてしまいました。

【ソワレ】
いや、気にしなくていいよ。
こうしていつまでも引きずってる
ボクも悪いのさ。
さっきは怒ったりしてすまなかった。

【ミリエル】
ソワレさん…

【ソワレ】
そうそう、
それでボクって呼び方の話。
兄さんたちの騎士としての遺志を
継げるようにって、ボクなりの願掛けなんだ。
ふたりとも、自分のことをボクって
呼んでたからね。

【ミリエル】
なるほど、そうでしたか…
だとすればきっと、お二人は
天国で喜んでくれているはずです。
貴方はもう…
立派な騎士なのですから。

【ソワレ】
あはは、ありがとうミリエル。
でも、君が天国をたとえに出すなんて、
ちょっと意外だね?

【ミリエル】
…そうかもしれませんね。

  • ソワレ×スミア
スミア→ソワレ
【ソワレ】
スミア。
お祭り、楽しみだね。
一刻も早く再開されるように、
とっとと屍兵を片付けてしまおう。

【スミア】
はいっ。頑張ります!

【ソワレ】
…?
おや、あの立て札はなんだろう?
なになに…村人達の美しさを競う
コンテスト?
このお祭りでは、
そんなものもあるのか。

【スミア】
美男美女求む…それに…
…あっ!

【ソワレ】
どうしたんだい?
急に大きな声を出して。

【スミア】
ここを見てください。
男装の麗人コンテストもあるみたいです。

【ソワレ】
男装…?

【スミア】
そうです。女の人が男の人を着て、
格好良さを競うんです。

【ソワレ】
意味はわかるけど…

【スミア】
ソワレさんも出れば
いいんじゃないでしょうか?

【ソワレ】
ボ、ボクが? そんな、とんでもない!
どうしていきなりそんなことを…

【スミア】
だってソワレさん、男の人の服、
とっても似合いそうじゃないですか。
しゃべり方だってボクですし。

【ソワレ】
こ、これはクセっていうか、
昔からっていうか…

【スミア】
そうですか…でも、ソワレさんなら
それを抜きにしても絶対に似合います!
凛々しく、そして美しく…
男装とは性別の枠すら超えてしまった、
とても優雅で甘美な世界だと聞きましたよ。

【ソワレ】
スミア…妙に詳しいね。

【スミア】
んー…考えれば考えるほど、私、
ソワレさんはこれに出るべきだと思います。

【ソワレ】
ええっ!?

【スミア】
そうと決まれば、
のんびりしているヒマはありません。
ソワレさんに似合う服を探してきます!

【ソワレ】
えっ ちょ、ちょっとスミア!?

ソワレ→スミア
【スミア】
ソワレさん、お待たせしました。

【ソワレ】
本当に男物を
借りてきたのかい…?

【スミア】
もちろんです。
クロム様もそれならばと、
快く貸してくださいましたよ。

【ソワレ】
ん?
これ、クロムの服なのか?

【スミア】
はい。もうサイズが合わないそうで、
譲って頂きました。
どうぞ、袖を通してみてください。
細かい調節は私がしますから。

【ソワレ】
わ、わかったわかった。
でも、まずは戦いを終えてからね。

【スミア】
あ…! す、すみません、
それもそうですよね…
私つい勝手に
盛り上がってしまって…

【ソワレ】
あはは…でもスミアがそんなに
食いつくとは思わなかったよ。

【スミア】
す、すみません…ただ私、
世の中には男性の魅力、女性の魅力、
そして、それらを兼ね備えた
もう一つの美しさがあると思うんです。
その結晶とも言えるのが
男装の麗人…
女性でありながら男性の衣装を着こなし、
それでいて女性の美しさも損なわない。
…物語の王子様のようで
魅力的だと思いませんか?

【ソワレ】
なるほどね…女性として
気持ちはわからなくもないけど。

【スミア】
そして、私たちの軍の中で一番その魅力に
あふれているのがソワレさんだと思います。
コンテストに出れば、
優勝間違いなしだと思いますよ。
私、絶対、
最前列の真ん中で応援します!

【ソワレ】
いや~…あの…
気持ちは嬉しいけど…
ボクはまだ出るなんて
一言も言ってないんだけどな…

ヴェイク


  • ヴェイク×ロンクー
ロンクー→ヴェイク
【ヴェイク】
これが異界の祭りかー!
随分と盛大にやるもんだな。
とっとと屍兵を片付けて楽しみたいもんだぜ。
なぁ、ロンクー。

【ロンクー】
話しかけるな。
今…敵の様子を見ている。

【ヴェイク】
ったく…
相変わらず精が出るこって。
だけどよ、そんなに
肩肘張ってばかりなのも良くないぜ。
程良く力を抜かないとな。
メリハリが大事ってよく言うだろ?
よし、祭りが再開されたら、
一緒に見て回ってうまいもん食おうぜ!

【ロンクー】
興味ないな…
俺は強くなりたい。それだけだ。

【ヴェイク】
あんだよ…人がせっかく言ってやってんのに、
辛気くせぇのは性に合わねぇぜ。
お前、いっつもそんなんじゃ、
皆に嫌われちまうぞ。
そういえばお前、
女が苦手だって聞いたことあるな。
まったく、信じられねぇよ。
普通、女が苦手な男なんてありえねぇだろ。
俺様には到底理解できねぇな。

【ロンクー】
どうとでも言え、俺はお前に
理解してもらうつもりなど毛頭無い。

【ヴェイク】
へいへい、そういうと思ったよ。
相変わらず冷たいこった。
…けど、なんで女が苦手なのかは
気になるんだよなぁー。
あ。もしかして、昔の女に
こっぴどく振られたとかか?

【ロンクー】
…そんなわけがあるか。

【ヴェイク】
じゃあ、
なんで女が苦手なんだよ?

【ロンクー】
…付き合いきれん。
放っておいてくれ…

【ヴェイク】
は? 言えねぇのか?
…あ!! じゃあもしかしてお前、
そういうことか…!?

【ロンクー】
…? まさかお前
妙な勘違いをしているのではないだろうな。
いいか?
俺が女が苦手なのは…

【ヴェイク】
こ、こうしちゃいられねぇ!
みんなにロンクーの本性を伝えねぇと!
おおーい!
みんな聞いてくれ~!

【ロンクー】
お、おい待て貴様!
何を触れ回るつもりだ!?
くそっ…!
厄介なことになったぞ…!

ヴェイク→ロンクー
【兵士】
お前、あの話知ってるか?

【密偵】
ああ、聞いたぜ
でも、あのロンクーさんがまさかな…

【兵士】
そうか? あの目つき、敵じゃなくて
俺たちを狙ってたとしたら…

【密偵】
おいおい、それはさすがに…

【ロンクー】
…………

【兵士】
わっ、ロ、ロンクーさん!
し…失礼しますっ!

【ロンクー】
おい、ヴェイク。
貴様が撒き散らした噂で、
俺の評判がガタ落ちだぞ。
どうしてくれるんだ。

【ヴェイク】
いやー、すまんすまん。
まさか、こんなに広まるとはな。

【ロンクー】
そこに座れ。
剣の錆にしてやる。

【ヴェイク】
悪かったって。ほれ、この通り。
ちゃんと後でフォローはしとくからよ。

【ロンクー】
…本当だろうな。

【ヴェイク】
まーかしとけ。
ばっちりフォローするって約束するぜ!
第一、あの噂を流したのだって、
ちゃんと意味がある。

【ロンクー】
意味…だと?

【ヴェイク】
ああ。お前そうやって戦いのこと
ばっかり考えてるからさ。
仲間連中と
あんま溶け込んでないだろ?
こうやって話題を作ってやれば、
少しは距離も縮まるんじゃねぇかなって…さ。

【ロンクー】
百歩譲ってそうだとしても、
他にやり方はなかったのか…?

【ヴェイク】
まぁ、あるだろうな。

【ロンクー】
貴様…!

【ヴェイク】
でもよ、多少強引なことしないと
お前なかなか話してくれねぇだろ?
たとえケンカになったって、
俺様はお前との絆ってやつを深めたいんだよ。

【ロンクー】
……
…勝手にしろ。

【ヴェイク】
よーし、それじゃ今からみんなの誤解を
解きに行くか。
お前も一緒に来いよ!
ほらほら、肩組もうぜ!

【ロンクー】
待て、近付くな!
今、二人で肩など組んで行けば、
誤解は解けるどころか…!!

ソール

  • ソール×カラム
ソール→カラム
【カラム】
ソールはすごいね…

【ソール】
えっ?
突然どうしたの、カラム?

【カラム】
さっきの見ていたよ…

【ソール】
あ、ああ。ケンカしている人達を
仲裁してた時の話だね。
避難してる時に、町の人が
急にケンカを始めちゃったからさ。
まぁでも…
よくあることじゃないかな。
混乱してる時って、
どうしてもトラブルが起きやすいし。
それに僕、なんか昔から仲介とか仲裁役の
役回りが多いんだよね…

【カラム】
うん…僕もこれまで何度か
そういう場面を見た気がするよ…
…やっぱり
頼られてるんだろうね。

【ソール】
いやいや、
頼られる存在っていうのは、
クロムやルフレみたいな人を
言うんじゃないかな。
僕はなんていうか…みんなの間に入って
スムーズにするというか、調整役みたいな?
逆に僕自身がみんなを引っ張っていくのは、
ちょっと苦手だったりするしね。

【カラム】
でも…それにしたって、
みんなのなかで
きちんと自分の役割をこなせるのは
すごいと思うよ。

【ソール】
そ…そうかな?
そんなに褒められると照れちゃうなぁ。

【カラム】
…ほんと、僕とは大違いだよ。
僕もソールみたいになれないかなぁ…

カラム→ソール
【カラム】
ね、ソール。
さっきの話なんだけど…

【ソール】
ああ、僕が調整役だってこと?

【カラム】
うん…できれば、僕もそういう役目も
担えるようになりたいな…って。

【ソール】
えっと…どうだろう?

【カラム】
えっ…
僕には無理ってこと…?

【ソール】
あ、いや…
そういう意味じゃないんだ。
人にはそれぞれ一番上手く
できる役割があるんじゃないかな?
だから、無理に難しいことをやらなくても
いいんじゃないかと思ってさ。
僕だって、最初から調整役をやりたくて
やってるわけじゃないし。

【カラム】
え? でも…
それならどうして調整役を…?

【ソール】
いつの間にかなんとなく
これが自分の仕事なんだろう…って感じかな?
実際、
性に合ってるとは思うしね。

【カラム】
そうなんだ…

【ソール】
それにカラムには、闘いの時に
みんなを守る重要な役割があるじゃないか。
まずはそこを極めるのが
一番じゃないかな。
僕は闘いについては特別誰かより
秀でているものとかないから、
…むしろ君の方が
羨ましいぐらいだよ。

【カラム】
そ、そんなことないよ…
僕なんて…

【ソール】
謙遜なんて必要ないよ。
僕は君のことを尊敬してるんだから。

【カラム】
そっ、尊敬!?
な、何を言ってるの…?
そんなの僕の方が
百倍尊敬してるよ…!

【ソール】
…あははっ。なんだか僕らお互いを
褒め合って、まるで無い物ねだりだね。
でも…悪い部分を指摘し合うことも
必要かもしれないけど、
こうして良い部分を教え合うのも、
いいんじゃないかな。
それが、僕たちの絆を強めることにも
繋がると思うし。

【カラム】
うん…そうだね。
でも、やっぱり僕の方が
ソールを尊敬してるよ。
こんな風に、
話をまとめられるんだから。

【ソール】
ありがとう。
この戦いが終わったら、
僕も君の尊敬できるところ、
いっぱい話してあげるね。

  • ソール×ドニ
ドニ→ソール
【ドニ】
はぁ…このお祭りは…
すごいべ…

【ソール】
ぼーっとしちゃってどうしたの、
ドニ?

【ドニ】
いやぁ…おらの村でも
祭りはあったけど、
こんなに大きくはなかったから
装飾に見惚れてただ。
早く屍兵を倒して、
祭りを楽しみたいだべ~。

【ソール】
へぇ~、そうなんだ。
僕はあまりお祭りって行った事ないんだ。

【ドニ】
それはもったいないべ!
すごく楽しいべ~。

【ソール】
あ、もしかして…!

【ドニ】
…な、なんだべか?

【ソール】
そういう村のお祭りって、若い娘さんたちと
仲良くなるチャンスがあるんだろう?
素敵な恋の思いでとか、
あるのかい?

【ドニ】
そ、そんなの無いべ…!

【ソール】
本当に…?

【ドニ】
た、確かに
男女で踊ったりしただ…
でも、おら…あまり積極的に
なれなかったんだべ…
そうだべ…あの時は気恥ずかしくて、
結局何も無かったんだべ…

【ソール】
あはは! 淡い思い出ってやつだね。
ドニのいい話が聞けたな~。

【ドニ】
お、おらのことはもういいべっ!
…あっ!
逆にソールさんは、どうなんだべ?

【ソール】
え? 何が?

【ドニ】
昔、女の子と仲良くした思い出話とか
ないだべか?

【ソール】
ええっ!?
そ、そういうのは…

【ドニ】
ソールさんは見た目も良いし、
何もないハズがないべ!
おらも話したんだから、
ソールさんからも教えて欲しいだ!

【ソール】
ご、ごめん! 何もない…かな?
…じ、じゃあ!

【ドニ】
あっ…!
ソールさん、待つだ!
むぅ~、
あれは絶対何かあるべ…

ソール→ドニ
【ドニ】
ソールさん!

【ソール】
わっ、ド、ドニ!?

【ドニ】
もう逃がさないべ。
さっきの話を教えて欲しいだべ。

【ソール】
もー…
だから何もないって…

【ドニ】
ソールさん、その挙動っぷりは
言わずもがなだべ…
いい加減に観念して
白状するだよ。

【ソール】
う…うう、わかったよ…
みんなには黙っておいておくれよ。

【ドニ】
もちろんだべ!

【ソール】
昔…僕がまだ
子どもの頃のことなんだけどね。
一回だけ、友達に連れられて
お祭りに行ったことがあったんだ。
そのお祭りでも、ドニの所と同じで
女の子と踊る機会があってね。

【ドニ】
それで、
好きな子と踊れたんだべか?

【ソール】
いいや。行く途中で、僕の友達が
好きな子がいるんだって告白してきてね。

【ドニ】
まさか…

【ソール】
そう。僕が気になってたのと
同じ子だったんだよ。
僕も悩んだんだけどね…
やっぱりその友達のことも大事だった。
だから踊る相手を譲ってしまったんだ。
それ以来、お祭りは行ってないかな…

【ドニ】
やっぱりソールさんは優しいだ…
憧れてしまうべ…

【ソール】
いやいや、
両方失う勇気がなかっただけだよ。

【ドニ】
わかっただ! この戦いが終わったら、
おらが一緒に踊るだ!
おらのこと、その子だと思って
踊ってくれればいいべ!

【ソール】
い、いや、それはちょっと…

ミリエル


  • ミリエル×セルジュ
ミリエル→セルジュ
【ミリエル】
…なるほど、
これは興味深い。

【セルジュ】
どうしたの、ミリエル。
屍兵なんて珍しくもないでしょ?

【ミリエル】
そうですね…ですが、屍兵が
果物の匂いにつられて現れるとは初耳です。
そのような研究結果、
見たことがありません。
おそらく、屍兵の生態と
何らかの因果関係があるのでしょう…

【セルジュ】
果物を欲しがる屍兵…
確かに奇妙と言えば奇妙ね。
でも、前にこんな話を
聞いたことがあるわ。
ここではないどこかの異界では
子どもたちが収穫祭に、
魔物や怪人の格好をして
街を練り歩くらしいの。

【ミリエル】
それもまた興味深いですね。
一体、何のために
そんなことをするのでしょう?

【セルジュ】
そこまでは、私もわからないわ。
けど、収穫祭と魔物というのは、
一見無関係に見えて何らかの
結びつきがあるのかもしれないわね…

【ミリエル】
確かにそうですね。
ますます興味深い…
では、私の方でも、
もう少し調べてみます。
貴方も何かわかったら教えてください、
セルジュさん。

【セルジュ】
ええ、もちろん。
そのためにも、まずはこの
屍兵たちを片付けちゃいましょう。

セルジュ→ミリエル
【ミリエル】
セルジュさん、
少々お時間よろしいでしょうか?

【セルジュ】
ええ、もちろん。私、ミリエルの話、
興味深いから好きよ。

【ミリエル】
…そうでしょうか?
他の方々は皆、私の話には途中で
興味を失っていくような気がしています…

【セルジュ】
あら、そうなの?

【ミリエル】
はい、
原因はわかってはいるのです。
私はつい普通の人にとって難解な言葉や、
理解しにくい話をしてしまうようですから…

【セルジュ】
そんなことないわよ。
私、ミリエルのことは理解できるわ。
ううん、どっちかっていうと、
わかりやすいぐらいだと思うわよ。

【ミリエル】
!! 本当ですか?

【セルジュ】
えぇ。ほら、ここの人たちって、
論理や理屈を立てた会話じゃなくて、
うわ~とかぎゃーとか
勢いで話す人も多いじゃない?
それに比べたら、あなたの話は
筋が通っていて、ずっとわかりやすいもの。

【ミリエル】
すみません、褒めていただけるのは
大変嬉しいのですが…
それは少々買いかぶりすぎ、
というものではないでしょうか?

【セルジュ】
そうだったとしても、いいの。
少なくとも私はあなたと、
わかりあえているつもりだから。

【ミリエル】
…ありがとうございます、セルジュさん
私も貴方を好意的に見ています。
セルジュさんのお話には、
他の人たちが及ばない高尚さがありますので…
大変興味深いです。

【セルジュ】
ふふふっ。そんなに褒めても、
何も出てこないわよ?
あ、でもまたひとつ思い出したわ。
これは私の産まれた国に伝わる
ドラゴンの伝承なんだけどね…
聞いてくれるかしら?

【ミリエル】
…それは興味深そうですね。
ぜひ聴かせていただけますか?

カラム


  • カラム×ドニ
ドニ→カラム
【カラム】
…あのー、ドニ。

【ドニ】
ありゃ、カラムさんだべか。
どうしただ?

【カラム】
僕、どうしても
気になることがあって…

【ドニ】
おらでわかることなら、
何でも聞くだ。

【カラム】
ありがとう。
じゃあ早速質問させてもらうけど…
どうしてドニはいつも…
鍋を被ってるの?

【ドニ】
ええっ?
…そんなことだか?
これは…
カラムさんの鎧と同じだべ。
防具として使ってるだけだべ。

【カラム】
それはわかるけど…でも、それならそれで、
もうちょっとちゃんとした兜の方が…
お金無くても、
クロムたちに頼めば…

【ドニ】
…だ、大丈夫だべ。
これは村にいた頃から、
ずっと使ってた鍋なんだべ。
ちょっと
恥ずかしい話なんだべが…
この鍋を被ってると、
なんだかちょっと安心するんだべ。

【カラム】
なるほど…
じゃあドニにとっての
お守りみたいなものなんだね。

【ドニ】
そ、そうだべな…
そうかもしれないべ。
…あっ、カラムさん!
あんなところにも化け物がいるだ!
よーし、
おらが成敗してやるべー!!

【カラム】
そ、そっちに化け物はいないんだけど…
なんだか怪しいな…
もしかして…
あの鍋の下にはすごい秘密が…?
そうだ…存在感が薄い僕なら…
気づかれずに近付いて外せるかも…
よーし…
抜き足、差し足…

【ドニ】
ああ…
さっきはちょっとドキドキしたべ…

【カラム】
よし…
気づいてない、気づいてない…
そーっと、そーっと…
…今だっ!

カラム→ドニ
【カラム】
ご、ごめんね、ドニ…

【ドニ】
カラムさん酷いべ…

【カラム】
まさか、鍋の下の髪がそんな
大変なことになっていただなんて…
ひどい寝癖というか、
爆発というか、その…

【ドニ】
ううっ…
どうせ大きな毛玉とでも思ってるんだべ…!

【カラム】
そっ、そんなことないよ…
でも、そう言われて
思い出してみると…
…うっ、くくっ。

【ドニ】
…………

【カラム】
あっ、ごめん…
本当にごめん…!

【ドニ】
はぁ…おら、昔から
巻き毛でモサモサだったんだべ…
これでも水で濡らしたり、
薬を塗ったり、色々やってみたんだべ…
でも、どうにもならねぇだ…

【カラム】
…でも、巻き毛って
そんなに気にすることかな…?

【ドニ】
カラムさんにはわからないべ。
ここのみんなは、王様の血筋だったり
騎士様だったり、偉くて立派な人が多いべ?
そんな人たちの横に立つのに、
こんなチリチリのクルクル頭は
野暮ったすぎるんだべ!

【カラム】
ううん、そんなことないよ…
目立つし、個性的でいいと思う…
僕からすれば羨ましいぐらいだよ…
でも、君は君なりに
気を遣ってたんだね…
このことは誰に言わない。約束する…
ふたりだけの秘密にしよう。

スミア


  • スミア×ティアモ
スミア→ティアモ
【ティアモ】
スミア、ちょっといい?

【スミア】
は、はいっ。
なんでしょう?

【ティアモ】
なんでしょうじゃないわよ。
さっき補給物資を運んでいた時、
箱を落として壊してたでしょ。

【スミア】
す、すみません…

【ティアモ】
今のあたしたちの軍の状態は
わかっているでしょう?
物資は貴重なの。
それを無駄にするなんて…
それに昨日は整えて立てかけてあった槍、
全部倒しちゃってたでしょ!

【スミア】
そっちも見られてたんですか…
す、すみません…

【ティアモ】
それだけじゃないわ!
ペガサスの餌を間違えたのも、
鎧に油をぶちまけたのも全部知ってるわよ!

【スミア】
ひ、ひぃっ!
ごめんなさい…!

【ティアモ】
もう…本当にしっかりしてよね。
ここは戦場なのよ。
ちょっとしたミスで、自分どころか
他の人が命を落とすことだってあるわ。
その時は、
ごめんなさいではすまないのよ?

【スミア】
それはわかってます…
で、でもでも…私だって
一生懸命やってるんです…!

【ティアモ】
あっ! スミア!
参ったわ…
さすがにちょっと言い過ぎたかしら…

ティアモ→スミア
【スミア】
ティアモ…さっきは
逃げ出したりしてすみませんでした。

【ティアモ】
スミア…あたしもその…
ちょっと、言い過ぎたわ。
スミアが頑張ってるのはわかってる…
なのに、ひどいこと言ってごめんね…

【スミア】
いいえ…! ティアモは悪くありません!
悪いのは私ですから…
失敗も事実ですし、本当に反省してます。
皆に迷惑をかけてるのもわかってます。
だから…
私の方こそごめんなさい。

【ティアモ】
スミア…

【スミア】
すぐには無理かもしれませんけど、
私の悪いところ…頑張って直していきます。
だから、もう少しだけ見守っていて
もらえませんか…?

【ティアモ】
もちろんよ、スミア。

【スミア】
良かった…!
あ…えと。
ティアモ、ちょっといいですか?

【ティアモ】
え…?

【スミア】
あちらの露天で、すごく可愛い
ペガサスの羽根飾りを見つけたんです。
お祭りが再開したら、
一緒におそろいのを買いませんか?

【ティアモ】
まったく、
あなたって人はもう…
どこかで泣いてるかと思えば
そんなものを見つけてたのね?
昔から泣いてもすぐにケロッとして
笑顔で戻ってくるのよね…
振り回される
あたしの身にもなって欲しいわ。

【スミア】
す、すみません…

【ティアモ】
うふふっ…
でも、その笑顔にあたしも随分救われてきた。
緊張した戦場であなたの笑顔を見ていると、
怒る気も失せてしまうもの。

【スミア】
それは褒められてるんでしょうか…?

【ティアモ】
もちろんよ。

【スミア】
そ、そんな…私なんて…
でも、ティアモに
褒められると嬉しいです。
それじゃ、後で一緒に
さっきの羽根飾りを…

【ティアモ】
それはできないわ。

【スミア】
ええっ?
どうしてですか!?

【ティアモ】
ほら、コレ。
受け取って。

【スミア】
…! ペガサスの羽根飾り!
でも、どうして…

【ティアモ】
仲直りの印。さっきあたしも見つけて、
二つ買っておいたの。
まさか、あなたが同じものを
欲しがってるとは思わなかったけど。

【スミア】
嬉しい…!
ありがとうございます…!
これからもよろしくお願いしますね、
ティアモ!

【ティアモ】
ええ。こちらこそ。
その笑顔、
あたしが守ってみせるわ。

ロンクー


  • ロンクー×グレゴ
ロンクー→グレゴ
【ロンクー】
はぁ…

【グレゴ】
おいおい、
どうしたロンクー!
祭りの場だってのに、
しかめっ面なんかしやがって!

【ロンクー】
祭りか…祭りは、苦手だ。

【グレゴ】
祭りが苦手? んな奴、初めて見たぜ。
なんでまた?

【ロンクー】
騒がしいのは好かん。

【グレゴ】
はぁ~? 大勢でワイワイ騒ぐのが
祭りの醍醐味じゃねーか!

【ロンクー】
祭りが再開されれば、この広場にも
人が溢れ出るのだろう?
はぁ…想像しただけで憂鬱だ。
一刻も早く帰りたい…

【グレゴ】
なんだぁ? やけに嫌がるな。

【ロンクー】
まったく、何故このような場に
来てしまったのか…

【グレゴ】
ははっ、今更そんなことでくよくよ
悩んでても仕方ねーだろ?
もーっと楽しんで行こうぜ!

【ロンクー】
無理だ。
どう考えても楽しめそうにない。

【グレゴ】
あのなぁ…お前、お堅すぎんだよ。
遊びだって重要な人生経験だぞ?

【ロンクー】
人生経験…?

【グレゴ】
おうよ、普段の経験が
戦いに活きてくることだってあるだろ?
人としてお前を一人前にするのも
人生の先輩たる俺の務めってもんだ!
そもそもバジーリオさんだって、
世界を旅して見聞を広めろと
お前を送り出したんだろ?
それなら、祭りも楽しんでみる
努力をしなくちゃな!

【ロンクー】
ほう…なるほど。
見聞を広める、か。
そう言われれば、
一理あるかもしれんな…

グレゴ→ロンクー
【ロンクー】
グレゴ、
祭りについて聞きたいのだが。

【グレゴ】
おー、何だぁ?
何でも聞いてくれ!

【ロンクー】
俺は、こういった場所で一体どのような
見聞を広めるべきだ?

【グレゴ】
そうだな…まず、祭りが再開されたら、
その騒ぎの中に溶け込んでみろ。
住民たちと交流し、
彼らが何を祭り、何を感謝しているのか…
その気持ちを
理解することは大事だぞ。

【ロンクー】
なるほど、
それらを聞いて回ればいいんだな。

【グレゴ】
聞いて回るっつったって、真面目な顔して
訪問しろって話じゃねーぞ?

【ロンクー】
…?
ではどうすれば話を聞けると言うのだ?

【グレゴ】
簡単なことだ。要は、一緒に飲んで食って
ゲラゲラ笑い合えばいいってことさ!

【ロンクー】
酒は好かん…
剣の腕が鈍る。

【グレゴ】
なにぃ!?
下戸ってか…!?
と言うかお前、女だの祭りだの酒だの
苦手なものが多すぎねぇか!?
そんなんで人生楽しいのか!?

【ロンクー】
…余計なお世話だ。
好かんものは好かん。

【グレゴ】
んー…じゃあ、
他に溶け込む方法が必要だな。
あー、そうだ。
確かお前、野菜の皮むきとか
得意じゃなかったか?

【ロンクー】
…それがどうした。

【グレゴ】
じゃあ決まりだな!
その刃物捌きの腕を活かして、
料理人連中の輪に入るんだ!
そっちの手伝いをしながら、
飲んで食ってゲラゲラ
笑い合えばいいってことだ!

【ロンクー】
…途中から言っていることが
先ほどとまったく同じだぞ。

【グレゴ】
はっはっはっ、
気にすんな!

【ロンクー】
…ふっ。

【グレゴ】
おー? お前が笑うなんて珍しいな。
どうした?

【ロンクー】
いや…たまには、そういうのも
面白いかもしれんと思ってしまってな。
俺にそう思わせるなど、
大したものだ。

【グレゴ】
そうだろ? 俺で良けりゃー
人生の楽しみ方をもっと教えてやるぜ?
なんなら、祭りが再開したら
一緒に回ってみるか?
俺が祭りの良さをわかりやすーく
解説してやってもいいぜ。

【ロンクー】
…考えておく。

【グレゴ】
なんだ? 断らないってことは了承と取るぜ。
お前も素直じゃないねー。

【ロンクー】
はっきり断ってもいいのか。

【グレゴ】
まぁそう言うなって!
絶対に楽しませてやるからよ。
いやー祭りの再開が
楽しみだなぁ。

【ロンクー】
はぁ…どちらにしても断らせる
つもりは無いのか…
…でもまぁ、たまにはこういうのも
良いかもしれん…

リヒト

  • リヒト×グレゴ
グレゴ→リヒト
【グレゴ】
あー、参ったなあ…

【リヒト】
グレゴさん、
どうかしたの?

【グレゴ】
おーう、リヒト! ちょっと聞いてくれよ。
さっき祭りに来てたヤツらが避難してただろ?

【リヒト】
うん!
大きな混乱もなくて良かったね!

【グレゴ】
それがなぁ…大きな混乱が
あったというか…

【リヒト】
え、何があったの?

【グレゴ】
避難中のおばちゃんがな、
祭り前だっつーのにもう酔っぱらっててよ。
その…
結婚してくれって言われちまった。

【リヒト】
わぁ、求婚?
すごいじゃない、グレゴさん!

【グレゴ】
おいおい、
何がすごいんだよ!

【リヒト】
すごいよ! だって、初対面の人に
いきなり言われたんでしょ?
やっぱり大人のオトコの
魅力ってやつなのかな…?

【グレゴ】
ふふふっ…
やっぱりそう思っちまう?
…違うって!
相手は酔っぱらいだぞ!?

【リヒト】
あはは!
でもすぐに断ったんでしょ?

【グレゴ】
それがあの人諦めきれねぇみたいで、
また後で返事を聞きに来るからって…

【リヒト】
ええっ~!?

【グレゴ】
あー、参った…
まさか異界の人に求婚されるとはなー。

【リヒト】
この際、異界に留まってみるのも
いいんじゃないの?

【グレゴ】
おーいおい、
冗談はよしてくれよ。
…ったく。
他人事だと思いやがって…あ。
いい事を思いついたぜ!
リヒト、お前も協力してくれ!

【リヒト】
な、なんだろう…
やな予感がするなぁ。

リヒト→グレゴ
【リヒト】
んもー!
グレゴさんったらひどいよー!

【グレゴ】
はっはっは!
いやー、すまんすまん! くくっ…!

【リヒト】
僕に女装させて、
ニセモノの恋人に仕立て上げるだなんて!
あんまりだよ!
子供扱いされるよりひどいよ!!

【グレゴ】
くくっ・・いいじゃねーか、
似合ってたぜ?

【リヒト】
良くないってば!

【グレゴ】
だーってよ。
お前の顔見てたら、
こいつ実は…女装似合うんじゃ? って
思っちまったんだよ。

【リヒト】
思いつきとノリでそういう事しないでよ!
僕はちっとも面白くなかったんだから!!

【グレゴ】
ははっ、そう怒んなって!
祭りにその場のノリはつきものだろ?
でもまぁ…おかげで
上手く断れて助かったよ。ありがとな。

【リヒト】
もー…

【グレゴ】
でもなぁ、ほんと様になってたよな。
声も高いから全然疑われてなかったし。
細かい仕草もすげぇ女っぽくて、
不覚にもドキッっとしちまったぜ?

【リヒト】
ちょ、ちょっと!
冗談は顔だけにしてよねー!

【グレゴ】
おーいおい、この男らしい顔を
冗談扱いするなんてひでぇ奴だなー?
でもまぁ、今のは冗談が過ぎたな。
俺が悪かった。ほら、この通り。

【リヒト】
…本当にそう思ってるの?

【グレゴ】
おう、思ってるぞ。

【リヒト】
もーっ…
じゃあ、撤回してあげる。

【グレゴ】
お? 今の仕草、妙に女っぽかったぞ。
実はノリノリだったんじゃねーか?

【リヒト】
グレゴさんーーー!!

  • リヒト×ヘンリー
リヒト→ヘンリー
【ヘンリー】
ねぇねぇリヒト、
闇魔法に興味ない~?

【リヒト】
ええっ、どうして?

【ヘンリー】
だって君も
魔法の高みを目指す者でしょ?
色々な魔法を
勉強しておいた方がいいんじゃないの~?

【リヒト】
僕は基本の火・風・雷でいいよ。
一番しっくり来るんだ。

【ヘンリー】
あはは! それは闇魔法の
いいところを知らないからだよ~。

【リヒト】
闇魔法のいいところ…
うーん、浮かばないけど何かあるの?

【ヘンリー】
どんな物にも、いいところは
必ずあるものだよ~?
例えそれが…闇という言葉を
持つものであってもね~。

【リヒト】
そ、そっか…そうだよね…
ごめん、僕…失礼なこと言ったね。

【ヘンリー】
あははっ、
謝る必要はないよ~。
闇魔法がどんな目で見られているのかは、
わかってるつもりだしね~。

【リヒト】
それで闇魔法の良いところって…
どんなところなの?

【ヘンリー】
闇魔法はね…快感なんだ。

【リヒト】
快感…?

【ヘンリー】
うん。体への負担と引き替えに
強大な闇の力を手に入れるっていう快感。
例えばさ、
すっごく高価なものを買った時…
こんなにお金を
使っちゃったーっていう罪悪感と、
欲しい物を手に入れた快感が
同時にこみあげてくるでしょ~?
あんな感じに近いかな~。

【リヒト】
そ、そうなんだ…

【ヘンリー】
そう。それに…良いものも悪いものも
等しく全て真っ黒に塗り潰すあの感覚は、
基本の魔法では到底味わえない。
敵を倒す感触も全然違うんだよ…?
だからさ…リヒトも試してみようよ。
君なら素質があると思うんだけどなぁ~。

【リヒト】
いや…僕はちょっと…

【ヘンリー】
それにね、
闇魔法が使えるようになったら、
リヒトはきっと大人っぽく
見えるようになると思うんだ~。

【リヒト】
!! ほ、ほんとに?
大人…大人かぁ。
確かに闇魔法って
少し大人っぽいかも。
そう言われちゃうと、
ちょっぴり気になるなぁ…

ヘンリー→リヒト
【リヒト】
ヘンリーさん!
さっきの話なんだけどさ…
僕…やっぱり闇魔法に
興味が出てきたかもしれない!

【ヘンリー】
わあ、本当に~?

【リヒト】
うん。ちょっとだけ…
ちょっとだけ試してみたいかなぁって。

【ヘンリー】
わかった。
じゃあ力になるよ~。
今から僕の闇の力を、
少しだけリヒトに分けてあげる~。

【リヒト】
ありがとう!
僕はどうすれば良いの?

【ヘンリー】
はい、僕と両手を合わせて~。

【リヒト】
うん!

【ヘンリー】
そのままじっとしててね~。
下手に動くと死んじゃうかもしれないから。

【リヒト】
わ…わかった。

【ヘンリー】
それじゃ、いくよ~。
えーい!

【リヒト】
うわっ…変な感じ…
なんかこう重苦しいっていうか、
気分が落ち込んでくる感じが
するんだけど…これ大丈夫なの?

【ヘンリー】
うん、最初は誰でもそんな感じだよ~。
慣れると普通になるから少し我慢してね~。
それじゃあ
まだまだいくよ~?

【リヒト】
…あっ!? い、痛い…!
なんか急に体が痛くなってきた…!

【ヘンリー】
えっ、痛い?

【リヒト】
うん…全身が軋む感じで痛い…!
こ、これも我慢してたら普通になるの?

【ヘンリー】
ん~…おかしいなぁ。
最初は気分が落ち込むことがあっても、
体が痛むようなことは
ないはずなのに~…
…っ!!! うわぁっ!?

【リヒト】
えっ…ど、どうしたの?
急に手を離したりして…

【ヘンリー】
魔法が反発して
引き離されちゃったみたい~。
どうやらリヒトは、闇魔法と
あまり相性が良くないみたいだね~。

【リヒト】
えぇっ!
そ、そうなんだ…

【ヘンリー】
さっき体が痛んだのは
きっとそのせいだよ~。
残念だけど、闇魔法は
諦めたほうが良いかもね~。

【リヒト】
そっかぁ…でも、
そういうことなら仕方ないよね…
やっぱり僕には基本の魔法が
向いてるってことなんだよ。

【ヘンリー】
ごめんね~、
リヒトが闇魔法を使えるようになったら
大人っぽくなったって
自信がついて、
自分の見た目を気にするようなことも
無くなると思ったんだけど~。

【リヒト】
えっ? ヘンリーさんが
僕に闇魔法を勧めたのって、
もしかして
僕の悩みを解消するため…?

【ヘンリー】
そうだよ~。でも僕の力じゃ
役に立てなかったみたい~。
あはは~、大人っぽいリヒト、
ちょっと見てみたかったんだけどな~。

【リヒト】
………
ヘンリーさん…
ありがとう、その気持ちすごく嬉しいよ!
僕、もうちょっと頑張ってみる!
今は無理でも、いつか闇魔法を
使えるようになるかもしれないし!

【ヘンリー】
そうだね~、もう少し大きくなったら
使えるようになるかもしれないね~。

【リヒト】
んもぅ、言ってるそばから
子供扱いしないでよー!

【ヘンリー】
あはは、ごめんごめん。
じゃあまた時間をおいて試してみよう~?
僕も闇魔法を使う仲間が
増えたら嬉しいし~。

【リヒト】
うん、僕頑張るよ!
ありがとう、ヘンリーさん!

マリアベル


  • マリアベル×オリヴィエ
マリアベル→オリヴィエ
【マリアベル】
オリヴィエさん、わたくし貴方に
言っておきたいことがありますの。

【オリヴィエ】
は、はい?
なんでしょう…?

【マリアベル】
食事の時のことですわ。
貴方、フォークの使い方を
間違ってらしたわよね。
それに、お皿を並べる順番も。

【オリヴィエ】
すみません…
私、そういうのに疎くて…

【マリアベル】
席から立ち上がる時もですわ。
あんなにバタバタと動いては、
品性を疑われてしまいます。

【オリヴィエ】
そ、それは踊ってくれと呼ばれて、
急いでいたからで…

【マリアベル】
まったく…
仕方ないですわね。
この軍に所属する者として
恥ずかしくないように、
わたくしが淑女の作法というものを
教えて差し上げますわ。
それはもう、
手取り足取りじっくりと!

【オリヴィエ】
えっ、私…そんなに
恥ずかしい真似をしていたんですか?
でも私、お作法よりも
踊りの練習の方が…

【マリアベル】
淑女の作法とは、言うなれば
動きを美しく見せるもの…
すなわち、踊りにも通じますわ!

【オリヴィエ】
…ええっ!?
で、でもまぁ一理ある気がします…

【マリアベル】
一理どころか二里も三里も
ありますわ!
とにかく、これからしばらくの間
わたくしの指導に従ってもらいます!
よろしいですわね!?

【オリヴィエ】
は、はい…!

オリヴィエ→マリアベル
【マリアベル】
違いますわ!

【オリヴィエ】
す、すみません…!

【マリアベル】
何度言ったらわかりますの?
そんな風に持っては、相手の方との
距離が近くなりすぎますわ。
まったく、お酌の仕方一つも
わからないだなんて…
これまで踊り子として各地の諸侯の食事会に
招かれることもおありだったのでしょう?
その場ではいったい
どうされていたのですか?

【オリヴィエ】
これまで…そういう時は余計な虫が
付かないようにと、
いつもバジーリオ様が
側で守ってくださっていたので…

【マリアベル】
まったく、あのヒゲハゲ親父ときたら…
過保護にも程がありますわ。

【オリヴィエ】
で、でも、おかげで私は踊りに
集中する事が出来たんです。
踊り子って、宴席ではどうしても…その…
変な目で見られてしまいますから…
酔って絡んでくる方も多くて…

【マリアベル】
そうですの…
それはそれで大変ですわね。
でも、安心なさって。
この軍にいれば、貴方に変な手出しを
しようなんて野蛮な男はいませんわ。

【オリヴィエ】
は、はい…
それはそうですね。

【マリアベル】
ですから、余計なことは気にせず、
みっちり作法を覚えて頂きます!

【オリヴィエ】
ええっ!?

【マリアベル】
『ええっ!?』ではありません!
返事は『はい』!

【オリヴィエ】
ひ、ひ~ん!

ガイア


  • ガイア×リベラ
リベラ→ガイア
【リベラ】
神よ…

【ガイア】
リベラ、ここでも祈ってるのか?
相変わらず信心深いことだ。

【リベラ】
ガイアさんも
ご一緒にどうですか?

【ガイア】
俺は信者じゃない。それに…
今はあまりそういう気分になれないんだ。

【リベラ】
そうですか…ですが、祈ればきっと、
神は私たちの罪を許してくださいますよ。

【ガイア】
だが、どんなに祈ったところで、
俺のした過去の悪行は消えやしないだろ。

【リベラ】
そう仰るということは…
過去の行いを気にされているのですね?

【ガイア】
……

【リベラ】
少なくとも、祈ることで
心の負担は軽くなりますよ。

【ガイア】
…なら、
やっぱり少し祈ってみるか。

【リベラ】
えぇ、是非。

【ガイア】
…………
……?
…何だ、嬉しそうに俺を見て。

【リベラ】
いえ…ただ、あなたの姿が
とても眩しく映ったのです。

【ガイア】
俺がか?
冗談はよしてくれ。

【リベラ】
冗談ではありません。
あなたは今、過去の行いを悔い改め、
平和のための戦いに身を投じています。
そんなガイアさんの姿が美しく
見えるのは、至極当然のことでしょう?

【ガイア】
あのなぁ、それじゃまるで、
悪人が改心する姿が好きだと聞こえるぞ?

【リベラ】
いえ…ガイアさんを
糾弾しているわけではないのですが…

【ガイア】
いや、
そりゃあわかっちゃいるが…

【リベラ】
過ちを悔い、正しくあろうとするその姿こそ。
人間らしく尊いものに思えるのです…

【ガイア】
どちらにしろ俺はそんなに褒め称えられるほど
過去の自分を悔やんだりはしてないぞ?

【リベラ】
え…えぇっ!?

ガイア→リベラ
【リベラ】
ガイアさん…あなたは、過去の自分を
反省してはいないと仰るのですか?

【ガイア】
あぁ。だって俺、今も普通に扉を開けたり
宝箱を開けたりしてるだろ?
昔とやってることは
ほとんど変わらないぞ。

【リベラ】
それは、確かにそうですが…

【ガイア】
それだけじゃない。敵陣に忍び込んで
偵察、妨害、破壊、暗殺…
誉められない真似を
いくらでもやってる。

【リベラ】
何故、そのような行いを…?

【ガイア】
何故って…仲間の犠牲を一人でも少なく
戦いに勝つためだ。
たとえ汚い手だと罵られようと、
仲間が死ぬよりはずっと良い。そうだろ?

【リベラ】
それは、その通りです。
しかし…

【ガイア】
それでも、
悪いことには違いないってか?
…仕方ないだろ。
誰かがやらなくちゃいけないことなんだ。

【リベラ】
ガイアさん…
誤解なさっては困ります。
あなたの行いを
責めているわけではありません。
私が言いたいのは、
そんなことではないのです。

【ガイア】
じゃあ…何だ?

【リベラ】
あなたの言うとおり…あなたの行いは
人に褒めてもらえるものではありません。
それどころか、仲間たちから誤解され、
忌み嫌われてしまうかもしれない…
とても危険で、そして
報われることのない行為です。
それなのに、なぜあなたは自ら進んで
そのような行為をされるのでしょう?

【ガイア】
…きれいごとだけじゃ、
世界は救えないからな。
だったら、汚れ役を背負うのは
俺だけで充分だ。
お前たちは、きれいなまんまで
世界を救えばいい。それだけだ。

【リベラ】
ガイアさん…

【ガイア】
適材適所ってやつだな。
これからも、汚れ仕事は俺に任せておけ。

【リベラ】
……
ガイアさん…やはりあなたは、
清廉かつ気高い意志を持つお人です。
神よ…
彼を見守りたまえ…

ベルベット

  • ベルベット×ティアモ
ティアモ→ベルベット
【ベルベット】
ティアモ!
覚悟なさい!

【ティアモ】
ベ…ベルベットさん?
いきなりどうしたんですか?
…っ!!?

【ベルベット】
!! さすがね…
私が見込んだだけのことはあるわ。

【ティアモ】
いきなり襲いかかってくるだなんて…
ど、どういうつもりなんですか?

【ベルベット】
前からあなたには…
勝負を挑んでみたかったのよ。
命を賭けた戦いを…ね。

【ティアモ】
そんな…! あたし、何かベルベットさんの
気に障るようなことでもしましたか?

【ベルベット】
いいえ。
そういうことじゃないわ。
あなたはこの軍の中でも、
天才中の天才と呼ばれている。
人間の天才の力がどれほどのものか…
タグエルの生き残りとして、
確かめさせて頂戴。

【ティアモ】
タグエルの生き残りとして…!?
ちょ、ちょっと待って下さい。
仲間同士で争うことに、
何の意味があるんですか?
あたしはベルベットさんと
命をかけた戦いなんてしたくありません!
そんな無益な事は
やめてください…

【ベルベット】
無益でも何でも構わない!
これはタグエルと人間の尊厳を賭けた…
種族の運命を決める戦いなのよ!

【ティアモ】
あ、あたしは人間の代表になる
つもりなんてありません。
それより、さっさと屍兵を片付けましょう?
ほら、あっちにあんなにいますよ!

【ベルベット】
待ちなさい! ティアモ!
くっ…
私はあきらめないわ…絶対に…
これは、タグエルの最期の一人としての、
務めなのよ…!

ベルベット→ティアモ
【ベルベット】
ティアモ!
見つけたわよ!

【ティアモ】
ベルベットさん、
さっきの件ならお受けできませんよ?
今は戦闘中なんですから。
早く化け物を退治しないと…

【ベルベット】
ならば、早々にケリを付けてあげる。
…武器を構えなさい。
この私の身体で、人間にタグエルの
強さの証を刻みこんであげるから。

【ティアモ】
…ふぅ。仕方ないですね…
じゃあ、はっきり言わせてもらいます。
ベルベットさんは、
まるで自分が見えていません。

【ベルベット】
な、何を言うの!
私はタグエルのために…!

【ティアモ】
…それはどうかしら。
ベルベットさんが自己満足に
耽りたいだけなんじゃないですか?

【ベルベット】
な…なんですって!?

【ティアモ】
ベルベットさんは最初は、人間が
信用できないと言っていました。
でも、今はもう違います。
次第にみんなと打ち解けていっていますよね。

【ベルベット】
…確かに、それは否定しないわ。
でも…それとこれとは話が別よ。

【ティアモ】
いいえ、同じです。
ベルベットさんはその過程で、
失いかけてしまったんです。
あなたが立ち上がり、行動するに至った
その根源とも言える感情…
種族を滅ぼされてしまった
悲しみと、怒りの感情を。
ベルベットさんはそれを完全に
失ってしまうことを恐れているんです。

【ベルベット】
…っ!

【ティアモ】
でも…それは、本当に恐れるべき
ことなんですか?
ベルベットさんは…そしてあたしたちは
それ以上の強さをもう持っているはずです。
絆の力を…ね。

【ベルベット】
……

【ティアモ】
ねぇ、ベルベットさん。
あたしたちは…
まだあなたの昔の仲間の代わりに
なれていないんですか?

【ベルベット】
…………
そう思っても…いいの?

【ティアモ】
当たり前じゃないですか。

【ベルベット】
ティアモ…ありがとう。
そして…悪かったわ。許して欲しい。

【ティアモ】
もちろんです。
そうそう、命を賭けない
模擬戦ならいつでも受けますよ。
どちらの腕が上かは、
ハッキリさせておいた方がいいでしょう?

【ベルベット】
ふふっ…あなたも言うわね?

【ティアモ】
ふふふっ。

  • ベルベット×オリヴィエ
ベルベット→オリヴィエ
【オリヴィエ】
ベルベットさん~!
さっきのは酷いです~!

【ベルベット】
さっき…?
あぁ、食事をしてた時の話?
だって、あなたが
食べるのが遅かったから。

【オリヴィエ】
で、でもベルベットさんみたいに
早くは食べられないですよ…
せっかく美味しそうなお肉だから、
最後までとっておいたのに…
ベルベットさんが横からひょいって、
食べちゃうんですもん…ううっ…!

【ベルベット】
あれは美味しかったわ。

【オリヴィエ】
うぅ…
ほんとに酷いです~!

【ベルベット】
てっきり、もう残すものだと
思ったのよ。
でも…生物が生きていくために、
自分の食事を確保するのは
至極当然のことじゃない?
本当に大切なものなら、守らなくては。

【オリヴィエ】
そ、それはそうですけど…

【ベルベット】
でも…私が悪かったのは確かね。
ちゃんと確認しなかったわけだし…
次からは食べる前にちゃんと
残すのか残さないのか訊くことにするわ。

【オリヴィエ】
そうしてくださると
ありがたいです…

【ベルベット】
うふふ…これから気をつけるから、
許してちょうだい、ね?

【オリヴィエ】
…!!
…ベルベットさんでも、あんな風に
笑うこともあるんですね。
初めて見た気がしますけど…
素敵な笑顔でした…

オリヴィエ→ベルベット
【オリヴィエ】
ベルベットさん~!
さっきのも酷いです~!

【ベルベット】
さっき?
あぁ、あなたが癖っ毛を直したいと言うから、
後ろからくしでとかしてあげたこと?

【オリヴィエ】
気づいたら髪の毛がどーんと
盛り上がってました…!
頭の上に木がそそり立ってるって、
みんなに笑われちゃいましたよ~!

【ベルベット】
うふふ、ごめんなさいね。
あなたを見てると、
ついイタズラしたくなっちゃうのよ。

【オリヴィエ】
えっ?
ど…どうしてですか?

【ベルベット】
だって私、人間嫌いだから。
イタズラできる人をずっと探してたのよ。

【オリヴィエ】
ええっ!?
そ、そうなんですか!?

【ベルベット】
嘘よ。

【オリヴィエ】
嘘!? も、もう…
びっくりするじゃないですか~。

【ベルベット】
実はね…昔、
あなたみたいな妹分がいたの。
泣き虫で、ちょっぴり臆病で。
とっても優しい子だった…
あなたを見てるとその子を思い出して…
つい構いたくなっちゃうのよ。
でも、あんなことになるならもっと優しく
してあげたら良かったわ…

【オリヴィエ】
あんなことになるなら…?
!!!
もしかして、その人は…

【ベルベット】
…もう、死んだわ。
人間に…殺されてね。

【オリヴィエ】
そ、そんな…
ごめんなさい…

【ベルベット】
気にしないで。
もう遠い昔の話よ…

【オリヴィエ】
…わ、わかりました!
これから私、ベルベットさんの妹になります!

【ベルベット】
…え?

【オリヴィエ】
私の事、妹だと思って下さい!
なんでもしますから…!

【ベルベット】
ちょ、ちょっとオリヴィエ…?
そんなに気を遣わなくてもいいわよ。

【オリヴィエ】
いいえ! 私、ベルベットさんが
悲しそうな顔をするのは嫌なんです!
ベルベットさんがさっき見せてくれた笑顔、
とっても素敵でした…
あんな風にいつも
笑ってて欲しいんです!
だから…だから…

【ベルベット】
………
オリヴィエ…
…わかったわ、ありがとう。
あなたは、本当にあの子にそっくり…

【オリヴィエ】
ベルベットさん…

【ベルベット】
じゃあお言葉に甘えて、これからも
ちょくちょくイタズラさせてもらおうかしら?

【オリヴィエ】
え、ええっ!?
やっぱりベルベットさんはひどいです~!

【ベルベット】
ふふふっ。
冗談よ、オリヴィエ。
これからは、あなたには
うんと優しくしてあげる、
あの子にそうして
あげられなかった分まで…ね。

ティアモ



グレゴ



ノノ

  • ノノ×サーリャ
(小ネタ:この会話はヨーローパ版で規制されて、別物に書き換えられます。)

サーリャ→ノノ
【ノノ】
サーリャはバインバインだね!

【サーリャ】
ノノ、何よ突然…?

【ノノ】
だから、サーリャは
バインバインだね!

【サーリャ】
バ、バイン…? 何のこと?
呪文…ではなさそうね。
まったく意味がわからないわ…

【ノノ】
サーリャはね、お胸もお尻も
バインバインってこと!

【サーリャ】
…っ!?
こ、子供は無邪気であるがゆえに、
時に恐ろしい事を口走るわね…

【ノノ】
ねぇねぇ~ サーリャのバインバイン、
ノノにさわらせて!

【サーリャ】
い、嫌よ…
他を当たって頂戴…
私よりもっとその…ば、バインバインな人が
いるでしょう…?

【ノノ】
ええ~!
そんなことないよ~!
ノノが見た中だと、サーリャがいちばん
バインバインだもんっ!

【サーリャ】
そう…でも、貴方だけの印象では
間違いがあるかもしれないでしょう…?

【ノノ】
もーっ! それじゃ、
他の人にも聞いてみるね!
ねーねー! クロムのおにいちゃん~!
サーリャってバインバイ――

【サーリャ】
ちょ、ちょっと待ちなさい!
それ以上言ったら、怒るわよ!!

【ノノ】
えーっ。じゃあノノ怒られたくないから、
さわらなくてもいいよ~だ!

【サーリャ】
ふん…わかればいいのよ…

【ノノ】
なら代わりに、バインバインは
やわらかいかどうかだけ教えて!

【サーリャ】
…一応知りたい理由を
訊いておこうかしら?

【ノノ】
だってさっき軍の男の人が
言ってたよ~?
サーリャのバインバインはモチモチの
ムチムチでサイコーなはずだ! って。
だからノノもさわってみたかったの!

【サーリャ】
!!
陰でなんてことを…!
そいつ…何としてでも見つけ出して
末代まで呪ってやるわ…

ノノ→サーリャ
【サーリャ】
えっ…?
あら…私、眠っていたの?
戦闘中なのに…私ったら…?
疲れていたとはいえ、こんなことって…
う…うふふ。でもさっき見た夢、
ルフレが出てきてくれた…ふふふっ。
しかも、
あんなことになるなんて…!

【ノノ】
サーリャ! おはよう!
よく眠れたー?

【サーリャ】
ノノ…? よく眠れたか…って
貴方私が寝ているのを放っておいたの…?
気づいていたなら
どうして起こさなかったの…

【ノノ】
だってサーリャを寝かせたの、
ノノだもん!

【サーリャ】
えっ…!? どうして…?
どうやって…? まさか、呪い…!?

【ノノ】
ううん! マムクート秘伝の
眠りの粉をパサッてかけたんだよ!

【サーリャ】
戦場で余計なことを…
子供の悪戯のつもりなのかしら…

【ノノ】
あのね~。実はね~。
その間に、サーリャのバインバイン
触らせてもらっちゃった! えへへっ!

【サーリャ】
な、なんですって…!?

【ノノ】
やっぱりモチモチだったね!
でもバインバインっていうより、
ポヨンポヨンって感じだったな~。
気持ちよくて、いっぱい触っちゃった!
えへへっ!

【サーリャ】
人が寝てる間に何やってるのよ…
私としたことが油断したわ…
というか触るために
わざわざ私を眠らせたの…!?
…呪うわよ!?

【ノノ】
ひっ…! ひえぇ~ん!
ち、違うよ~! サーリャ…なんか
最近疲れてるみたいだったから…
ゆっくり眠ったほうがいいと思って…!
その間はノノが守ってあげるから
平気だと思って…! えぐっ…えぐっ!

【サーリャ】
そ、そうだったの…?
それに関しては謝ってあげるわ…
怒ったりして悪かったわね…

【ノノ】
う、うん…!
でもサーリャ、顔色良くなったみたい!
良かったね!

【サーリャ】
でもこれからは勝手に粉を使って
眠らせてはダメよ…
勝手に人の身体に触るのもダメ…
…わかった?

【ノノ】
うん…! じゃあこれからは
サーリャが起きてる時に触らせてもらうね!

【サーリャ】
…やっぱり呪ってやろうかしら…

  • ノノ×セルジュ
セルジュ→ノノ
【セルジュ】
はぁ…

【ノノ】
あれ~? セルジュ、どうしたの?
お腹でも痛い?

【セルジュ】
いいえ、私は平気よ。
でもミネルヴァちゃんの調子が悪いの。
風邪気味みたいで…
異界の空気が
合わなかったのかしら?

【ノノ】
そんなぁ…ミネルヴァ、かわいそう…
早く良くなるといいね…
元気になったら、
ノノとまた遊んでね。

【セルジュ】
ええ。治ったら訓練を兼ねて
一緒に飛んであげてね…
…あっ!!
そういえばノノちゃんはマムクート…
同じ竜という意味では
ミネルヴァちゃんと一緒よね?

【ノノ】
…? そうだよ?

【セルジュ】
ねぇ、ノノちゃんは風邪を引いた時に
どうすると良くなるの?
人間じゃなくて、竜ならではの治療法みたいな
ものがあったりするのかしら?

【ノノ】
ノノが風邪引いちゃった時は、
お布団かけて暖かくして、
ゆっくりお休みするよ?

【セルジュ】
それは普通に
人間と変わらないわね…

【ノノ】
あっ! あとね、果物が病気の時には
身体に良いって教えてもらったよ。
むかし仲良くしてた、竜族の
物知りなおにいちゃんが言ってたの!

【セルジュ】
果物…そうね、それはいいかも。
ちょうどこの街は果物が名産みたいだし。
ありがとう、ノノちゃん。
さっそく食べさせてみるわね。

【ノノ】
うん! お大事にね~。

ノノ→セルジュ
【ノノ】
セルジュ!
ミネルヴァの具合はどう?

【セルジュ】
果物を食べさせたら、なんだか
ちょっと落ち着いたみたい。
アドバイスしてくれてありがとうね、ノノちゃん。
おかげで助かっちゃったわ。

【ノノ】
良かった!!
でも、ミネルヴァが本当に調子が悪い時は
ノノに言ってね。
ノノ、ミネルヴァの代わりにセルジュ乗せて、
戦ってあげるから。

【セルジュ】
えっ? あ、そうね…
それはそれで、アリかもしれないわね。
でも、ノノちゃんは人を乗せて
戦ったことってあるの?

【ノノ】
ないよー!

【セルジュ】
え…?
だ、大丈夫かしら?

【ノノ】
だいじょーぶ!
ちゃんとつかまってれば落ちないから。
この前、買い物行く時に
ルフレ乗せてあげたけど、
じーっとしてて静かだったよ。

【セルジュ】
あら、そうなの?

【ノノ】
うん! きっとすごく楽しいよ!
ノノ、宙返りとか急降下とか
大回転するの大好きだから、
びゅーん! ぐるーん! どかーん!って。
セルジュ乗せた時にも、やってあげるね!

【セルジュ】
ええと…
それは遠慮しておこうかしら。
ルフレ、気絶したか
必死に掴まってたんでしょうね…

【ノノ】
えーっ。なんでー?
ぜったい楽しいのにな~。

【セルジュ】
ああ、早く治ってミネルヴァちゃん…

  • ノノ×チキ
チキ→ノノ
【ノノ】
わぁ、出店がいっぱいあるよー!
ねぇねぇチキ、ちょっと見ていこうよ!

【チキ】
…でも、今は戦闘中よ。
そんな時間あるのかしら?

【ノノ】
えー? ちょっとぐらい大丈夫だよ!
お店見る時間なんて、
ノノたちにとっては一瞬の半分の
そのまた半分くらいなんだし。

【チキ】
ま、まぁこれだけ生きていると
体感的にはそうなのだけれど…
そういえば、あなたはこの軍では
私の次におばあさんだったわね。
同じマムクートとはいえ、
たまにそのことを忘れてしまうわ。

【ノノ】
わぁ! 見て見て、かわいい飾り!
お花に、ハートに、竜の形もある!
あっ、こっちは青いお星さま!
見て見てチキ! すっごくきれいだよ!

【チキ】
星…

【ノノ】
あれ? どうしたの?
チキはお星さまきらい?

【チキ】
いいえ、そんなことないわ。
星は好きよ。
でも…見ていると寂しくなるから。

【ノノ】
さみしい? どうして?

【チキ】
ノノは…人が死んだら
お星さまになるって話、知っているかしら。

【ノノ】
ううん、知らないよ。
死んじゃった人たち、お星さまになるの?

【チキ】
えぇ。人々の言い伝えでは
そうなると言われているわ。

【ノノ】
じゃあクロムのおにいちゃんや
ルフレも?

【チキ】
いずれはね。…だから私、
星を見るととっても寂しくなるの。
私は大地の上にいるのに、
懐かしい人たちは空の上。
もう届かない場所から
私のことを見ているから…

【ノノ】
へぇー!
それってすっごくすてき!

【チキ】
素敵…?

【ノノ】
だって夜になったら、死んじゃった人たちと
いつでも会えるってことでしょ?

【チキ】
!!

【ノノ】
生きてるみんなとはすぐに、
お別れしなきゃいけないけど、
お星さまになったら、
百年たっても千年たっても、
ずっと一緒にいてくれるってことだよね!
それならノノ、お別れもさみしくないよ。

【チキ】
…………
そう…そうね…
千年たっても、ずっと一緒…
私、どうして今まで
そう思わなかったのかしら…

【ノノ】
ど、どうしたのチキ? 泣いてるの?
ノノ、何かわるいことしちゃった?

【チキ】
…いいえ、嬉しいのよ。
…今までずっと、
星の光が怖かった。
みんなに置いていかれた
証のような気がして、とても寂しかったの。
でも、今日からは違う。
あなたがそう気付かせてくれたのよ…
ありがとう、ノノ。

【ノノ】
?? 急に泣いたり笑ったりして…
今日のチキ、ヘンなの。

ノノ→チキ
【チキ】
ねぇノノ、元の世界に戻ったら
一緒に星を見に行かない?

【ノノ】
え? いいけど…チキ
お星さまを見るとさみしいって言ってたよね?

【チキ】
えぇ。でも、今日からは
寂しくなくなりそうなの。
ノノ、あなたのおかげでね。

【ノノ】
ほんと? よくわかんないけど…
チキが行きたいならいいよ!
それに、もしさみしくなっちゃっても、
ノノがそばにいるから平気だしね!

【チキ】
そうね。心強いわ。

【ノノ】
えへへ…じゃあ夜になったら
お星さまの見える場所さがさないとね!

【チキ】
あのね…私、とても星が綺麗に見える
場所を知っているの。
ノノさえ良ければ
そこに連れて行きたいわ。
普通の人には行けないような場所だけど…
竜になったらすぐだから。

【ノノ】
やったぁ! じゃあ二人だけの
ひみつの場所だね!

【チキ】
うふふ、そういうことになるかしら。

【ノノ】
すごいすごい!
チキとノノのひみつの場所!
なんだかわくわくしてきちゃった!

【チキ】
夜遅くに見ることになるから
温かくしていかないとダメね。
ノノ、その格好で平気なの?

【ノノ】
うん、平気だよ!

【チキ】
途中で眠くなったりしない?

【ノノ】
それも平気!
ノノ、今日はたくさん寝たから!
あ…でも、あんまり遅くなったら
眠くなっちゃう…かも。

【チキ】
もう…仕方ないわね。
じゃあ眠ってしまったら起こしてあげる。
それじゃあ早く戦いを終わらせましょう?
また敵が増えてきたみたいよ。

【ノノ】
わかった! ノノ、いつもより
がんばって戦ってくる!ありがとう、チキ!
とっても楽しみにしてるからね!

【チキ】
…えぇ。
私もとっても楽しみ。
昔はいつも、寂しくなると
星を見ながら泣いていた…
もう会えないみんなのことを考えて
ひとりぼっちで見る星は辛かったけど…
もう私はひとりじゃない。
寂しくて泣いたりもしない。
今いる仲間とも、昔いたみんなとも、
これからずっと一緒だってわかったもの。
おにいちゃん…みんな…
今夜、会いにいくから…
私に分かるようにキラキラ光って、
どこにいるのか教えてね…

リベラ



サーリャ



オリヴィエ



セルジュ



ヘンリー



ドニ



サイリ

  • サイリ×チキ
チキ→サイリ
【サイリ】
巫女様!
巫女様はおられるか!

【チキ】
あら?
どうしたの…サイリ。

【サイリ】
本日は巫女様に
申し上げたき儀があり参りました。

【チキ】
相変わらず堅苦しいのね。
もう…いいわよ。

【サイリ】
もういい…とは?

【チキ】
謝らなくてもいいと言ってるの。

【サイリ】
巫女様…?
私はまだ何も申しておりませんが…

【チキ】
いいえ、言わなくても分かるわ。
私、三千年も生きているのよ。
私の眠りを覚まさせたこと、
謝りに来たのでしょ?

【サイリ】
なんと…
さすがは神竜の巫女様。
わかっておられるのならば、話は早い。
私は身勝手なことをしてしまいました…

【チキ】
だから、もういいわ。

【サイリ】
いえ! よくありません!
ヴァルム帝国の軍勢に対抗するためとはいえ、
私はあなたを俗世に引きずり降ろしたのです。
私は巫女様を
矢面に立たせてしまった張本人!
だからこの場を借りてお詫びしたいのです!
申し訳ありません!!

【チキ】
…もう。
頭を上げてちょうだい、サイリ。
確かに、私は眠り続けながら、
この世界を見守っているだけだった。
もう表舞台に出る事はないと思っていたわ…
それが、今を生きる者たちのために、
最善だと思っていたから。

【サイリ】
…それを私が邪魔したのですね。

【チキ】
まあ…そうなるわね。
伝説は伝説のまま、
砂のように消えていくはずだった…

【サイリ】
…この戦が終われば、
私を巫女様の好きにして構いませぬ。
と、申したかったのですが…
巫女様はそのようなこと、
望まれぬのでしょうね…

【チキ】
ええ…言うまでもないわ。

【サイリ】
だから今の私には、
こうして頭を下げ続けることしかできません。
せめて、謝り続けることだけは、
許していただきたく…

【チキ】
…………

サイリ→チキ
【チキ】
サイリ…あなたは
ひとつ勘違いをしているわ。

【サイリ】
と、言われますと?

【チキ】
さっき私が語ったのは、
出会った当時の考え。
今はそう考えてはいないわ。

【サイリ】
そうなのですか?
では、今はどのようなことを…?

【チキ】
今はサイリに感謝しているわ。

【サイリ】
か、感謝?
私にですか?

【チキ】
ええ。だってあなたのおかげで、
またこんなに素敵な仲間たちに
出会えたんだもの。
それに、まだ皆の力になれる、
まだ十分通用するのだと、気づかせてくれた。
一度は隠遁を決意したこの身であっても、
人と共に生きることはやはり嬉しい…
そう思わせてくれたわ。

【サイリ】
み、巫女様…

【チキ】
こんな化石みたいな存在でも、
人々の、マムクートの未来の礎になれる。
だったら、
行動しないわけにはいかないわ。
この三千年間、数多くの争いによって
無念のうちに死んでいった人たち…
彼らの気持ちに報いるためにもね。

【サイリ】
巫女様のお考えは崇高すぎて、
私にはまぶしすぎます…
私は生き恥をさらすくらいなら、
いっそ…と考えたこともありました…
でも、そのような考え、
金輪際捨てることを誓いましょう。

【チキ】
ええ、私みたいなおばあちゃんが
頑張っているんだもの。
若人が自ら舞台を降りるのは、
あまりにも愚かだわ。
あなたにはまだまだ、未来と可能性が
無限に広がっているはず。
生きなさい、サイリ。

【サイリ】
はい、承知しました。
ありがたいお言葉、感謝致します。

アンナ

  • アンナ×チキ
アンナ→チキ
【アンナ】
へぇ~…この収穫祭では、
果物を中心に売っているわね。
うんうん、昔と変わらないわ。

【チキ】
アンナ…何をしているの?

【アンナ】
あら、チキ。
収穫祭の様子を見ていたのよ。

【チキ】
何か独り言を
つぶやいていたようだけど。

【アンナ】
えっ、私何か言ってた?
自分では気づかなかったわ。
街並みを見ているうちに、懐かしくなって
気分がよくなっちゃったのかもね。

【チキ】
…? あなた、前にもこの街に
来たことがあるの?

【アンナ】
私が? まさか!

【チキ】
でも…それならどうして
懐かしくなるのかしら?

【アンナ】
あぁ、それはね。
私たち一族がずっと昔から、
そのとき訪れた街の様子や
起こった出来事を
たくさんの書物に書きためて
共有しているからなのよ。

【チキ】
ずっと昔から…?

【アンナ】
えぇ。だから私の一族の誰かが
この街に来たことがあったのかもしれないわ。

【チキ】
そうなのね…

【アンナ】
それこそ、チキが昔活躍していた頃を
書いた書物を読んだことだってあるのよ。

【チキ】
それは…二千年前のこと?

【アンナ】
そうよ。もしかしたらチキは、私のご先祖様と
会ったことがあるかもしれないわね。

【チキ】
そういえば…
私、昔に何度かあなたのような
人を見たことがあったかもしれない…

【アンナ】
本当に? 私に似ていたのなら、
間違いなく私のご先祖様よ!

【チキ】
ええ、そんな気がするわ。

【アンナ】
うふふ、そうなんだ~。
なんかこれって素敵じゃない?

【チキ】
ふふ…そうね、なかなか
素敵なお話だと思うわ。

チキ→アンナ
【チキ】
アンナ…少しいいかしら。
さっきの話だけど。

【アンナ】
あら、もしかして
私たち一族の書物のこと?

【チキ】
えぇ…私たちが生きていた時代からとなると、
それは膨大な量になるんでしょうね。

【アンナ】
その通りよ。
正直読むのはかなり骨が折れるわ。
でも、私たち一族は…
あの書物を読んで育つのよ。
だから、書物の中身は
みんな頭の中に入っているの。

【チキ】
まぁ…それはすごいわね。

【アンナ】
あれには、この世界の出来事が
見事につづられているわ。
だから私、昔のチキの話だけじゃなく、
英雄王マルスのことだって話せるわよ。
まるで、
自分で見てきたことのように…ね。

【チキ】
あのね、アンナ…
あなたと話をしていると…私、
とても懐かしい気分になるわ。

【アンナ】
えっ…どうして?

【チキ】
そうね…まるで、遠い昔の仲間と
話しているような気持ちになるからかしら。
こんな気持ちは…
本当に久しぶり。

【アンナ】
実は私もね、
あの本を読んでいると、
それが自分の記憶になっていくかのように
スッと頭に入り込んでくるの。

【チキ】
アンナの…記憶に?

【アンナ】
えぇ。 だからチキ…あなたを初めて
見たときも…直感的にね、感じたのよ。
あぁ…私は何千年ぶりに
あなたにまた会えたんだって…!

【チキ】
!! それはまるで…
記憶も、時も超えて…
魂の交感によって再び巡り会う仲間…
といったところなのかしら?

【アンナ】
そうそう…その表現!
まるでおとぎ話みたいだけど、
本当にそんな気分なのよ。
あなたも、
そう思ってくれているの?

【チキ】
もちろんよ…アンナ!
なぜだか私、今とても満ち足りた気分だわ。

【アンナ】
そうね、私も同じ気分だわ。
あなたとこの話ができて、良かった…

【チキ】
えぇ。
良ければ、またお話しましょうね。

【アンナ】
えぇ、是非!

チキ




  • チキ×ルキナ
チキ→ルキナ
【ルキナ】
わぁ…! なんて綺麗な飾り…
チキさん、お祭りの屋台って素敵ですね!

【チキ】
本当ね…私はいつも
祀り上げられるほうだったけれど…

【ルキナ】
あ…じゃあ、こうして見て回るのは
珍しいことなのですか?

【チキ】
そうなるわね…
なんだか不思議な気分。

【ルキナ】
どうしてですか?

【チキ】
三千年も生きてると、新しいことや
珍しいと感じることが…もうあまりないのよ。
でも、あなたたちといると、
そういった体験がたくさんあるわ。
まだまだ、
私の知らない世界もあるのね…
あなたたちのことを理解するためにも、
もっと色々なことを知りたいわ。

【ルキナ】
チキさん…

【チキ】
ところで、これは何かしら?

【ルキナ】
それは…仮装用のお面ですね。
それを付けて、みんなで踊るんです。
チキさんもやってみたらどうでしょう?

【チキ】
仮装?
でも人間からすれば、
マムクート自体が
仮装のようなものではないかしら…?

【ルキナ】
そうですね…
言われてみれば確かに。
それにお面だけじゃ面白みに
欠けるかもしれません…

【チキ】
お…面白味?

【ルキナ】
はい。お祭りは楽しむものなんですよ?
だから面白さはとても重要だと思うんです。
何か、何かいいアイディアは…
…う~ん。

【チキ】
…あなた、
私に面白い恰好をさせる気なの?

【ルキナ】
…そうだわ!
子どもの頃の服を着てみる、
というのはいかがでしょうか?

【チキ】
え…なぜ…?

【ルキナ】
古の伝説が記された書物にあった、
チキさんの昔の姿…
それはそれは愛らしい子どもの姿で、
人々の心を癒したと書かれていました。

【チキ】
文献にそんな事が…

【ルキナ】
はい。今でも、可愛らしい女の子が、
神々しく巨大な竜に変化する…
そこが神秘的で素晴らしい!
と言われてるみたいですよ。

【チキ】
そう…
私にはわからない世界ね…

ルキナ→チキ
【チキ】
…………

【ルキナ】
…………

【チキ】
…………

【ルキナ】
…あの、チキさん。
なんというか、その…
申しわけありませんでした…

【チキ】
…あんな恰好は、
もうごめんだわ。

【ルキナ】
私なりに、昔のチキさんみたいに近い衣装を
用意したつもりだったんですけど…
やっぱり、子ども用の服は
大人のチキさんには似合わないんですね。

【チキ】
似合うとか
そういうレベルを超えていたわ…
というか子どもの服では小さすぎると、
最初から考えなかったの?

【ルキナ】
ごめんなさい…
…でも、それを着てしまう
チキさんもチキさんじゃ…

【チキ】
何か言ったかしら?

【ルキナ】
いいえ、何も…

【チキ】
ああ、こんな辱めは三千年も生きてきて、
初めてだわ…

【ルキナ】
あの…その…チキさんはいつも皆さんと
見ている世界が違うというか…
一緒にいてもどこか遠い目をしていたので、
打ち解けようとしてみたんですけど…
悪い意味での初めてしか、チキさんに
お教えすることしかできませんでしたね…
本当に…すみません。

【チキ】
…………
…そんなことないわ。

【ルキナ】
え?

【チキ】
たしかに、さっきの格好は
ちょっと失敗だったわ。
でも、それはあなたが私と対等な関係で
理解し合おうとしてくれた結果よね。
私を特別扱いしないでくれた。
その結果、こういう失敗が起きた。
それなら私は…とても嬉しい。

【ルキナ】
チキさん…

【チキ】
ありがとう…ルキナ。
私も、早くみんなに溶け込めるように
努力するわ。
だからあなたも、
私にもっとたくさんの初めて、教えてね。

【ルキナ】
…はいっ!

  • チキ×ンン
チキ→ンン
【チキ】
これが、異界の祭りの場…
どの世界でも人は変わらない。
豊穣を神に祈り、
その祈りが叶わないと絶望し、
時にその絶望は争いの種となる…
祭りなんて、人間が一方的に神を崇めて、
一方的に絶望する儀式でしかないのに。

【ンン】
すごいのです…! これがお祭り会場!
こんなに広い場所が、人で埋まるですね…
早く屍兵をやっつけて、
みんなと遊びたいです!
でも、一人でうろうろしたら、
迷子と間違われるかもなのです…
う~ん…
あ! チキさん!

【チキ】
…………

【ンン】
屍兵を倒したら、
一緒にお祭り見て回らないですか?
私はお祭りが初めてなので、
すっごく興味があるのです!

【チキ】
…いいわよ。

【ンン】
ありがとうです!
おいしいものも食べたいし、
たっくさん遊びたいのです!
それから、
噴水で思いっきり泳ぐのです!

【チキ】
噴水で…?

【ンン】
はい! チキさんと一緒に竜になって、
羽をのばしたら、気持ちいいと思うです!

【チキ】
噴水は人が遊ぶものではないわよ?
ましてや竜の姿でなんて、壊れてしまうわ。

【ンン】
えっ!? そうなのですか?
それは残念です…
う~…

【チキ】
…ふふっ。

【ンン】
あ、チキさん、
どうして笑ったですか?

【チキ】
いえ、ごめんなさい。
あなたがあんまりにも楽しそうだから、つい。

【ンン】
チキさんは楽しくないですか?

【チキ】
そんなことはないわ。
今、楽しくなったところよ。

【ンン】
良かったです!
それじゃ、今日は屍兵を倒したら、
一日中遊び倒すです!

ンン→チキ
【ンン】
チキさん…

【チキ】
…何かしら?

【ンン】
チキさんは…その……お祭り、
楽しみじゃないですか?

【チキ】
いいえ…楽しみよ。
どうしてそんなことを聞くの?

【ンン】
だってチキさん…さっきから
あんまり楽しそうじゃないです。

【チキ】
そう…あなたにはそう見えたのね。
心配させて悪かったわ。
でも、感情の表現というものは
人それぞれ違うのよ。
楽しくてもそれを表に出さない人もいる…
特に、私みたいに長く生きすぎると、ね。

【ンン】
大人になると笑わなくなるですか?

【チキ】
中にはそういう人もいる、という話よ。
私はもう生き過ぎたから、
些細なことでは心が動かなくなってるわ…
でも、今日は久々に、
楽しみたい気分ではあるのよ。

【ンン】
なら良かったのです!
一緒に楽しいお祭りにするです!

【チキ】
…………

【ンン】
ど、どうしたですかチキさん。
私の顔をじっと見て…

【チキ】
あ、ごめんなさい。

【ンン】
私…やっぱり一人で
はしゃぎ過ぎでしょうか…?

【チキ】
違うの。
あなたを見ていたら、
忘れていたはずの子供時代を
思い出した気がして…

【ンン】
チキさんの子供時代?

【チキ】
ええ。私の子供の頃も…
お祭りを見た時はきっと、
新鮮な気持ちで
楽しんでいたと思うわ。
新しいものを見た時、全身で喜びを表して…
まわりのみんなに声をかけて…
そう、今のあなたみたいにね?

【ンン】
…私みたいに、ですか?
ちょっと想像できないのです。

【チキ】
ふぅ…色々と
考えが浮かぶものね。
興味がないのは生きた時間のせいじゃない…
そのせいにして思い込んでいるだけなのかも。
これ自体も…
新たな発見と言えるのかしら?

【ンン】
………?

【チキ】
そう考えると、私のこれからの人生も
まだまだ捨てたわけじゃないわ…
新しい発見…ンン、あなたといると、
色々大切なことが見つかりそうよ?
もっと私に色々と教えてくださいね、
ンン先生。

【ンン】
ふぇ!?
よ、よくわからないですが…
そう言われると照れるのです~!

ルキナ


  • ルキナ×デジェル
デジェル→ルキナ
【ルキナ】
きれいな街並みですね、デジェル。
今は皆さん避難されていますが、
祭りが再開されれば、
さぞかし楽しくなるのでしょうね。

【デジェル】
そうね。私たちの時代ではお祭りなんて
やっている余裕はなかったものね。

【ルキナ】
…あら?
あれは何のお店でしょうか?
ねぇデジェル、
ちょっとのぞいてみませんか?

【デジェル】
…………

【ルキナ】
デジェル?

【デジェル】
ルキナ、さすがにそれは
戦士としての自覚が足りないんじゃない?

【ルキナ】
…え?

【デジェル】
だって戦時中に不謹慎よ。
私たちは闘いの中でこそ、輝きを放つ存在。
娯楽なんて…戦士には必要ないわ。

【ルキナ】
ですが、戦士にも
休息は必要だと思いますよ。
デジェルはお祭り、嫌いですか?

【デジェル】
ベ、別に嫌いっていう
わけじゃないけど…

【ルキナ】
では、再開されたら皆で一緒に
見てまわりましょう?
きっと楽しいはずです!

【デジェル】
…そうね、お祭りが再開されたら、
ルキナとなら一緒に歩いてもいいわ。

【ルキナ】
ありがとうございます!
でも…私とだけ、ですか?

【デジェル】
私は男だろうと女だろうと、
強い者しか認めない。
ルキナは十分私の隣を歩くに値するわ。

【ルキナ】
…そうですか。
…なら、そうしましょう。

【デジェル】
………
…もう、いいわ。私行くわね。

【ルキナ】
…………

ルキナ→デジェル
【デジェル】
ルキナ…

【ルキナ】
あ、デジェル、
どうかしましたか?

【デジェル】
あなた、さっき私が言ったことに対して
何も思わないの?

【ルキナ】
…さっき?

【デジェル】
私が、あなたのような強い者以外を
認めないと言ったことよ!
普段のあなたなら
弱者を認めていないのですかと言って
突っかかってくるじゃない!

【ルキナ】
…ああ。そのことですか。
うふふっ…!

【デジェル】
何がおかしいの!?

【ルキナ】
デジェル…
そこを気にしているということは、
あなた自身は弱者を認めているという
事ですよ。
私たちが守べき者として…ですね。

【デジェル】
!?
そ、それは…!

【ルキナ】
だから私も何も
言わなかったんです。
私たちが強くなる理由、
それはか弱き者を守るためですから。

【デジェル】
そ、そんな事!
言われなくたってわかってるわよ!
それに…

【ルキナ】
え?

【デジェル】
べ、別に、みんなのこと、弱いとか、
頼りないとか、思ってないわ…
みんなには、危ないところを
何度も助けてもらってるし…
…そりゃあまだまだ力不足だなって思う
人もいるけど、
実際の強さと心の強さは違うっていうか、
見込みがあるっていうか…

【ルキナ】
デジェル…

【デジェル】
ああもうっ!
と、とにかく! 私もまだまだってこと!
ほら、行くわよ! 屍兵を倒すわよ!

【ルキナ】
うふふ。デジェル…あなたも
だいぶ変わったんですね。
…いえ。成長した、と言うべきでしょうか。
私も…あなたに負けないよう強くなります。

  • ルキナ×シンシア
シンシア→ルキナ
【シンシア】
わぁ! 美味しい匂いがたくさん!
お店の人、いませんか~?
…………
そっか、みんな避難中なんだよね。
だったら~。
…もぐもぐ。
おいしい!

【ルキナ】
あっ! シンシア!
勝手に食べてはダメです!

【シンシア】
あっ、しまった~。

【ルキナ】
『しまった~』じゃないですよ。
何をしてるんですか。
この果物は、街の人たちが丹精込めて
育てた大事なものなんですよ?
それを無銭飲食だなんて、
信じられません。

【シンシア】
ご、ごめんなさい…
ちゃんと後でお金を払ってくるね。

【ルキナ】
まったく、困った人ですね…
あ、ほら、果物の汁が
鎧や服に飛んでますよ。

【シンシア】
あれ? ホントだ。

【ルキナ】
ちょっとじっとしててください。
すぐに拭き取りますから。

【シンシア】
あ、ありがとー。

【ルキナ】
…はぁ。
本当にシンシアは
昔からそそっかしくて困ります。
もう子どもじゃないんですから、
もっとしっかりしてください。

【シンシア】
え? 子どもって…
そう言われるとショックだなぁ。
ルキナはそうやって昔から、あたしのこと
子ども扱いしてばっかりなんだもん。

【ルキナ】
いえ、ですから
大人としてしっかりと――

【シンシア】
あ、あんまりお姉さんぶるの
止めてよね!
あたしはもう…
立派なヒーローなんだから!

【ルキナ】
わ、私はそんなつもりは…

【シンシア】
もーいいよっ!
じゃあねっ!

【ルキナ】
あ…
怒らせてしまいましたか。
やっぱり子どもですね…

ルキナ→シンシア
【シンシア】
ふぇ~ん!
べちゃべちゃだよ~。

【ルキナ】
どうしたのですか、シンシア!?
そんな泥まみれで…!

【シンシア】
そこの水たまりで
転んじゃったんだよ~。
うう、びしょびしょで気持ち悪い…
助けてルキナ~。

【ルキナ】
もう…シンシア、
あなたという人は…
先ほど大人だとかヒーローだとか
大口を叩いたのに、すぐこれなんですから…

【シンシア】
ごめんねルキナ。
これからはもっと大人になるから。

【ルキナ】
はいはい。わかってますよ。
だからそんな泣きそうな目をしないで。
何か拭くものを持って来ますから、
先に濡れたものを脱いでおいてください。

【シンシア】
ありがとルキナ!
だーい好き!

【ルキナ】
ちょ、ちょっとシンシア!?
その格好で抱きつかれたら…!
ああっ!
もう、私まで泥だらけじゃないですかっ!

【シンシア】
ホントだ…
ごめんねルキナ…
あ、でもでも~。

【ルキナ】
なんですか、そんな嬉しそうに。

【シンシア】
あのね、なんていうか、
泥んこでルキナとお揃いだな~って。

【ルキナ】
お揃い…ですか。
もう、本当に困った人ですね。

【シンシア】
えへへっ。

【ルキナ】
…ふふっ。でも昔から、
その笑顔は憎めないんですよね。
さぁ、早く泥を落として
戦いに戻りましょう。
戦いが終われば、楽しいお祭りが
待っていますよ。

【シンシア】
はーい!
あたし頑張るね、ルキナ!

ウード

  • ウード×アズール
ウード→アズール
【ウード】
おい…ちょっと訊いていいか。

【アズール】
ん? なに? ウードがそんな
真剣な顔をしてるなんて珍しいね。
ダメだよ、そんな怖い顔しちゃ。
避難中の女の子たちが怖がっちゃうよ?

【ウード】
茶化すなよ…
俺は真剣に訊きたいことがあるんだ。

【アズール】
ご、ごめん…
訊きたいことってなに?

【ウード】
…お前、
この世界に来てから何人殺めた?

【アズール】
…!! 何を言うかと思えば、
突然とんでもない事訊いてくるね…
いつもの妙なごっこ遊びのつもりなら
ちょっとやり過ぎだよ、ウード。

【ウード】
ごっこ遊びでこんな質問するかよ。

【アズール】
…………
…そんなの、もう数えてないよ。

【ウード】
お前もか…俺もだ。

【アズール】
どうして急にそんなこと…

【ウード】
この街の煌びやかさを見てたらさ、
なんでかな…
初めて人を殺したときを、
不意に思い出したんだ。

【アズール】
なるほどね…
それは僕もわかる気がするよ。
未来では、こんなに賑やかな街並みは
なかったけど、代わりに、
戦う相手は屍兵達だけで良かったからね。
でも、こっちの世界はそうじゃない。

【ウード】
あぁ。こっちの敵は
屍兵だけとは限らない。
俺たちが生きている人間を殺したのは…
過去に来てからが初めてだったな。

【アズール】
そう…だね。
こっちに来てみんなに再会する前、
たった一人きりで、
屍兵以外も倒さなくちゃいけなくて…

【ウード】
辛かったよな…

【アズール】
うん。初めて人を殺したときは…
さすがに、堪えたなぁ…
手が震えて、涙が止まんなくて、
夜なんか全然眠れなかったし…

【ウード】
…あぁ。俺も、
似たようなものだった。
未来にいた頃、人の命は
絶対に守るべきものだったのに、
過去に来た途端、いきなりそれを
奪う側に回らないといけなくなったんだ。
すぐに切り替えることなんて
できるわけないよな…

【アズール】
…ウードはさ、
どっちの世界のほうが辛いと思う?

【ウード】
未来の世界のほうが
凄惨だったのは事実だよな。
屍兵に人々が殺されていく場面を
何度も目の当たりにするんだ。

【アズール】
父さんや母さんも、
死んでしまったしね。
…でも、この世界だって
辛い現実がたくさんある。
僕たちは、それらを受け入れつつ、
打開していかなければならないんだよね。

【ウード】
…ああ、そうだな。

アズール→ウード
【ウード】
さっきの話の続きだけどさ。
俺たちは結局、
どうしていけばいいんだろうな。

【アズール】
ギムレーを倒して、
絶望の未来を回避する。
僕たちが目指すところは、
そこしかないんじゃない?

【ウード】
それはわかってるけど…
なんか、変な感じがするんだよ。
未来では、俺たちは屍兵やギムレーと
戦っていれば良かった。
…でも、過去に飛ぶと、未来のために
人間まで殺めなくてはいけなくなって…

【アズール】
本当の敵がなんなのか、
わからなくなってる…とか?

【ウード】
…………

【アズール】
しっかりしなよ、ウード。
僕たちの敵は平和な未来の
邪魔をする者…全員だろ?
屍兵も、ギムレーも、人だって…
僕たちの前に立ちはだかる者は
みんな…敵なんだよ。

【ウード】
そう考えるしか…
ないんだろうな。
はぁ…俺たちに課された運命ってやつは、
考えれば考えるほど荷が重いな。

【アズール】
…でも、僕はきっと運命を
変えられるって信じてるよ。

【ウード】
あぁ、俺も信じてる。

【アズール】
…そっか。それじゃ迷うことなんてない。
僕たちの正義は目の前の敵を倒すこと。
例えそれで誰かが悲しむことになっても、
世界を救うためには仕方ない。
そう考えないと、やってられない。
…そうだろ?

【ウード】
そうだな…その通りだ。
迷ったりしたら、こっちがやられる。
俺たちの世界を捨ててまで
こっちに来た意味も無くなる。
…辛いのは、
みんな一緒なんだよな。

【アズール】
そうだね。みんな一緒だよ。
僕たちはみんな…大切な人を失ってる。
どれだけ気丈に振舞ってても、
些細なことで辛い事を思い出すんだ。
そう、今日のウードみたいにね?

【ウード】
あ、あれは少しの気の迷いだ。
邪悪な精霊が俺の心の弱みに…

【アズール】
お、やっといつものウードに戻ったね。
いつも通りの、わけわかんないウード。

【ウード】
わけわかんないとは何だ!
俺は選ばれし光の戦士なんだからな!

【アズール】
はいはい。じゃあウードが元に
戻ったところで、この話はおしまい。
これが終わったら楽しいお祭りなんだからさ、
ほら、ちょっとは笑ってよ。

【ウード】
ふっ、お前がそこまで言うのなら
そうしてやってもいい…

【アズール】
あはは、
ありがとうございます、光の戦士様。

【ウード】
…なぁ、アズール。

【アズール】
ん? なに?

【ウード】
今日は妙な事訊いたり
弱音吐いたりして、悪かった。
今日の礼ってわけじゃないけど…
お前が辛い時は、俺が支えてやるから。
何かあったりしたら、言えよな。

【アズール】
えっ!? う、嬉しいけど…
ウードにそんな大役務まるのかなぁ?

【ウード】
な、なんだと!?
俺だってなぁ…!

【アズール】
ごめんごめん、冗談だよ。
…君がちゃんと話を聞いてくれる人だって
いうのはわかってる。
もし何かあった時は君に言うから、
その時はよろしくね。
頼りにしてるよ、ウード。

  • ウード×ブレディ
ブレディ→ウード
【ウード】
お、いいところにブレディじゃねーか。
ちょっとこっち来いよ。

【ブレディ】
あん…? 何だよ。

【ウード】
祭りといえば、音楽隊だろ?

【ブレディ】
あ、あぁ…まぁ…そうだな。

【ウード】
ふっ…俺にはわかるぞ。
貴様こそが、大地に見そめられし
楽団の担い手…!

【ブレディ】
はぁ!?

【ウード】
今こそ、
貴様の真価を見せるときだ…!
…その神秘なる竜の髭にて…
永遠の幸福を奏でるがいい。

【ブレディ】
永遠の幸福だぁ?
何言ってっか、わかんねーよ。

【ウード】
…哀れな…やはり俺の魂の呼び声は
貴様には届かないという事か…
奏でる、と言えば貴様には
ひとつしかないだろう…

【ブレディ】
……つまりこうか?
祭りなんだから、バイオリンで
豊穣の曲でも弾けってことだな?

【ウード】
ふっ…貴様もまだ
捨てたものではないな。
さぁそん神秘なる竜の髭にて…!

【ブレディ】
あのなぁ…竜の髭って何だよ。
バイオリンの弦の原料は羊の腸で、
弓のほうは馬の毛だからな。
竜の髭なんて使ってねぇよ。

【ウード】
ったく…ノリが悪いなぁ。
こういうのは雰囲気が大事なんだぞ。

【ブレディ】
へいへい。
用がそんだけなら、もう行くぞ。

【ウード】
あっ…ちょい待てって!
バイオリン、弾いてくれよ!

【ブレディ】
最近、全然弾けてねぇんだよ。
腕がなまってるから、嫌だ。

【ウード】
でも、祭りに音楽は
欠かせないだろ?

【ブレディ】
今は戦いの最中だろーがよ!

【ウード】
そんなこと言わずにさぁ、
た~の~む~よ~!!

【ブレディ】
うわっ…わ、わかった!
わかったから、引っ付くな!!

【ウード】
おっ、弾いてくれんのか!

【ブレディ】
ったく、仕方ねぇな。
よーく耳の穴かっぽしって聞いとけよ!

ウード→ブレディ
【ウード】
ふっ…なんという美しい響き…!
心が洗われる哀愁の旋律、見事だったぞ。

【ブレディ】
お、おう。

【ウード】
貴様はその身に、音楽の女神の魂を
宿しているのかもしれんな…

【ブレディ】
よ、よせよ。
照れるじゃねぇか。

【ウード】
ふっ、謙遜するな。
この俺が手放しで褒めているんだ…
誇りという名の魂の勲章を、その心に
焼き付けたと言っても過言ではないだろう。

【ブレディ】
わけわかんねぇが…
お前のそのしゃべり方で、初めて少し
良い気分になったかもしんねぇぜ…

【ウード】
しっかし、ブレディは本当に
楽器を弾くのが上手いなぁ~。

【ブレディ】
…お前、普通に戻ると途端に
語彙が乏しくなるな…

【ウード】
お前、軍に所属しないで、音楽隊にでも
入った方がいいんじゃないか?

【ブレディ】
それじゃ、戦えねぇだろ。

【ウード】
でも、音楽隊のほうが
ブレディには合ってるだろ。
それに、そっちのほうが安全だし、
金だって稼げると思うけど。

【ブレディ】
うるせーな、
俺はここにいたいんだよ!

【ウード】
もったいないな…

【ブレディ】
…俺だって、好きで戦いが
苦手なわけじゃねぇよ。

【ウード】
そういう意味じゃなくて、
単純にさぁ、
音楽隊に入れば、お前の腕なら
超一流になるのになって思ってさ。

【ブレディ】
いいんだよ、今は。
戦いのほうが大事だ。

【ウード】
まぁ、得意なことが多いのは
いいことだよな。
平和になったときに食い扶持が
あるわけだし。

【ブレディ】
そういうウードは、平和になったら
どうするんだ?

【ウード】
え…俺?
う…う、うーん…
おわっ…
困った…何も浮かばないぞ…?

【ブレディ】
んじゃ、
詩でも書けばいいんじゃね?
いつも変な言葉遣いしてるんだから、
結構いけると思うけどな。
その技術を活かして俺の曲に
詩をつけてくれりゃこっちも助かるぜ。

【ウード】
詩…詩か…
あぁ、なるほど! 詩か…うん!
悪くない!
詩人ウード…うん、いいかもな!
よし、ちょっと考えとくぜ!

【ブレディ】
へぇ…
乗ってくるとは意外だぜ。

【ウード】
ふっ…我は堕天使の
言葉を紡ぐ者…!
我の紡ぐ幽玄なる億千の言の葉を
貴様らの元へ届けてくれよう…!

【ブレディ】
な、なんか、ノリノリだったな…
まぁ、いいか…

  • ウード×マーク(男)
マーク(男)→ウード
【マーク】
…………

【ウード】
!? お、おい、マーク!
なんで倒れてんだ! 大丈夫か!?

【マーク】
う…う~ん…
あ…痛っ!

【ウード】
どうした? 頭を押さえて?
まさか敵にやられたのか!?

【マーク】
えぇと…それが、この街を…
お祭りの街並みを見ていたら、
何かを思い出しかけたんです。

【ウード】
何かって…まさか…!
失われたお前の記憶か…!?

【マーク】
でも、思い出しかけた途端に、
急に頭が痛くなってしまいまして。
それで意識が朦朧として
倒れてしまったみたいです。
心配をかけてしまったみたいで、
すみません…

【ウード】
つまり、記憶を取り戻しかけたら
気を失ったと…そういうことか…?

【マーク】
は、はい…おそらくは…

【ウード】
…ここに、一つの仮説が成り立つ。

【マーク】
えっ?

【ウード】
ふっ…マークよ。
…貴様の記憶には、何か呪術的な
拘束がかけられているのではないか?

【マーク】
ど、どういう意味ですか?

【ウード】
貴様には、記憶が戻りかけると
気を失うような呪いがかけられていて、
記憶の復活が
意図的に封じられている!

【マーク】
えぇっ!
そ、そんなまさか…!

【ウード】
…これはまだ仮説に過ぎんがな…

【マーク】
そうですか…
普段ならウードさんの妄想と
疑ってしまうところですが、
今回ばかりは納得してしまいそうです…
でも一体、誰がそんなことを…?

【ウード】
…ふむ。
少し考えてみる必要がありそうだな。

ウード→マーク(男)
【ウード】
おい、どうだ? マーク。
思い出しかけた記憶の
内容はわかったか?

【マーク】
それがさっぱり…

【ウード】
やっぱり頭痛が邪魔をするのか?

【マーク】
はい…どうしてなんでしょう。

【ウード】
…やはり貴様には何らかの
呪術が施されているということだな。

【マーク】
どうして僕の記憶に呪術なんて…

【ウード】
恐らくは、邪教の暗黒司祭によるもの…
貴様も面倒な奴に目を付けられたようだな。

【マーク】
邪教の暗黒司祭…ですか。

【ウード】
ああ…そしてその
失われし記憶の中には、
世界を揺るがすであろう
凄まじい秘密が眠っているに違いない。

【マーク】
えっ? 僕の頭の中に、
そんな秘密が!?

【ウード】
マーク…!
暗黒司祭の呪いになど屈するな。
貴様に与えられし類稀な血脈の力を持って、
邪なる楔を解き放つのだ…!

【マーク】
う、うぅ…!
よし…思い出せ、僕…!
この楔を…解き放って…
う…うっ…くぅ……
うあああああっ!!!
…はっ!

【ウード】
マーク?
何か思い出したのか!?

【マーク】
はい! そういえば、今朝
寝違えたことを思い出しました!
頭が痛かったのは、
それが原因だったんですね!

【ウード】
ん…?
じゃあ、この街並みを見て
思いだしかけた記憶って…!?

【マーク】
あ、そうそう。昨日、母さんからイーリスの
歴史をつづった書物を借りたんです。
その中にお祭りの様子が描かれていて、
それによく似ていました!

【ウード】
な、なにぃ…!? そ、それじゃあ…
まったく話が広がらねぇじゃんかよ…

【マーク】
ああ~良かった…!
思い出せてすっきりしました~!

【ウード】
はぁ…もうどうでもいいや…
暗黒司祭との対決は持ち越しだな…

【マーク】
あはは、そうですね…!
いつか必ず二人で倒しましょうね!

アズール


  • アズール×ブレディ
アズール→ブレディ
【ブレディ】
お、アズールじゃねぇか。

【アズール】
…………

【ブレディ】
おい、アズール?
聞こえてねぇのか?

【アズール】
…………

【ブレディ】
アズール! おいって!
無視すんなっつーの!!

【アズール】
はっ…な、なんだ、ブレディじゃないか。
びっくりした…
急にそんな大声を出したりして、
どうしたの?

【ブレディ】
急じゃねぇよ!
何度も声をかけたろーが!

【アズール】
あれっ、そうだった?
あはは…それは悪かったね。

【ブレディ】
ったく…何ぼーっとしてんだよ。

【アズール】
えっと…
いや、何でもないよ。

【ブレディ】
…当ててやろうか?
お前今、この祭り会場の広場で
踊ってる自分を想像してたんじゃねぇの?

【アズール】
……!!
ま、まさか! や、やだなぁ…

【ブレディ】
図星だろ、目が泳ぎまくってる。
お前、嘘つくの下手だなぁ。

【アズール】
う、嘘じゃないって。
僕がそんな事考えるわけないじゃないか!
今は戦闘中だよ? 僕の頭の中は
そりゃーもう屍兵のことでいっぱいさ!

【ブレディ】
何だよ、屍兵で頭がいっぱいって。
それはそれで相当ヤバいぞ。

【アズール】
そ、そうそう、
ちょっとヤバいんだよ。
早くこいつら倒さなきゃって思うと
気分が焦っちゃってさ。
だから、お祭り会場を見てたら新しい
振り付けが思い浮かびそうだなーとか、
お祭りが再開されたら
踊りで町の人たちを笑顔にしたいなーとか、
祭りの光景を目に焼き付けておいて
踊りの練習に生かしたいなーとか、
ぜんぜん全く微塵も
思ったりしてないんだからね!

【ブレディ】
…………
どんどん墓穴掘ってるぞ、お前。
もし気づいてないとしたら、
清々しいほどのバカだな。

【アズール】
うっ…

【ブレディ】
ま、そんな事だろうと思ったけどよ。
お前の夢は昔から散々聞いてたんだ。
そんな遠い目をしてりゃ、
すぐにわかる。

【アズール】
はは…参ったなぁ…

【ブレディ】
…………

ブレディ→アズール
【アズール】
…………

【ブレディ】
アズール、また踊ってる自分を
想像してたのか?

【アズール】
あぁ、ブレディ。
また見られちゃったね。
…さすがにちょっと恥ずかしいな。

【ブレディ】
別に恥ずかしくねぇだろ。
お前の夢なんだからよ。

【アズール】
な、なんだよ急に…
真面目に返されると調子狂うよ。
…あ、わかった。
もしかして、君もこの広場で
演奏してみたいって思ってたりするの?

【ブレディ】
半分…正解だな。

【アズール】
半分?

【ブレディ】
お前、昔の約束…覚えてるか?

【アズール】
約束…僕、ブレディと
何か約束したの?

【ブレディ】
あぁ…さっきお前が踊りで町の人を
笑顔にしたいって言った時、思い出したんだ。
小せぇ頃の約束だから
お前も忘れてるかもしれねぇけど…

【アズール】
どんな約束?

【ブレディ】
…俺たちの母さんの約束を
代わりに果たそうっていうやつだ。

【アズール】
……!!

【ブレディ】
俺は楽器を演奏し、
お前はそれに合わせて踊る。

【アズール】
…そして色んな町の祭りや式典で、
たくさんの人々に演奏と踊りを披露する。
戦争で辛い目に遭った人たちを、
一人でも多く笑顔にして回る…

【ブレディ】
そうだ! なんだよ、
ちゃんと覚えてるじゃねぇか。

【アズール】
うん…自分たちにできることで
多くの人を癒し、元気づける。
これは僕たちの母さんが
絶望の未来で約束したこと…

【ブレディ】
だが、母さんたちはその夢を
実現させることなく死んじまった…
だからせめて俺たちが代わりに
その夢を叶えようって約束したろ?

【アズール】
…うん。そうだった。
どうして今まで忘れてたのかな…

【ブレディ】
俺たちには、色々あり過ぎたんだよ。
夢のことなんて考える暇もないぐらい、
あの世界は厳しかったからな…

【アズール】
それでも…こんな大切な事まで
思い出せなくなってたなんて…僕は…
…っ、ごめん、ごめんね…
母さん…マリアベルさん…

【ブレディ】
うっ…ぐすっ…泣くなよお前…
男のくせにみっともねぇぞ?

【アズール】
うぅ…君だってそんな怖い顔して
泣かないでよ…

【ブレディ】
くそっ…怖い顔は余計だ…
というかなんで戦場で野郎同士
向かい合って泣いてんだ…

【アズール】
知らないよ…おかげで
とんだ地獄絵図の出来上がりだよ…
…………
…ねぇ。ブレディ、君はまだ
この約束を果たそうって思ってる?

【ブレディ】
!! 当たり前じゃねぇか。
思い出したからには、もう一度頑張るつもりだ。
…でなきゃ、こうやって
お前に話したりしねぇよ。

【アズール】
そっか。じゃあ僕も、もう一度
この約束を果たすために頑張るよ。

【ブレディ】
じゃあその夢を果たすためにも、
ちゃっちゃとこの場を片付けねぇとな。
…もう泣くのはやめだ。
行くぜ、アズール。

【アズール】
わかったよ、ブレディ。

  • アズール×ジェローム
アズール→ジェローム
【アズール】
ねぇジェローム、噴水があるよ。
この町、すごく綺麗だね。

【ジェローム】
…………

【アズール】
あ、あっちは雑貨の屋台もあるよ。
あの人形、可愛いなー。

【ジェローム】
…おい、今は戦闘中だぞ。
どうでもいい用件で声をかけるな。

【アズール】
はいはい、
すみませんでした…
いつも仏頂面のジェロームを
笑顔にする作戦は、
残念ながら開始直後に
失敗しました、っと。

【ジェローム】
下らない作戦を考える暇があれば
敵の一人でも倒してこい。

【アズール】
戦いが終わったら楽しいお祭りだってのに、
相変わらずクールなことで…
君は恰好だけ見たら
仮面舞踏会みたいで楽しげなのにね?
ちょっとこれ僕にも貸してよ。

【ジェローム】
!!
こら、勝手に仮面を外すな!

【アズール】
あはは、
いいじゃんちょっとぐらい…
って、あれ?
なんか目の下のクマひどいよ?

【ジェローム】
余計なお世話だ!
いいからもう返せ!

【アズール】
あっ、クマ隠しちゃった。
ジェローム…もしかして寝不足なの?
駄目だよ、あんまり夜更かししちゃ。

【ジェローム】
…ふん。
それはお前も同じだろう。

【アズール】
ん? どういうこと?

【ジェローム】
お前も、あんな夜中に出歩いていては
翌日に支障が出るぞと言っている。

【アズール】
な、なんのこと…?
僕、夜はいつも天幕にいるけど…?

【ジェローム】
嘘をつけ。昨日は野営地から離れた
泉のほとりにいただろう。

【アズール】
なんでそのことを知って…?
ジェローム、も、もしかして…

【ジェローム】
あぁ。昨日の夜、
お前が踊っているのを見た。

【アズール】
えぇーーー!?
は、恥ずかしいよ…!!
ていうか、いたなら声かけてよ!
黙って見てるなんて趣味悪いなぁ!

【ジェローム】
それはすまなかったな。

【アズール】
…さては声をかける価値も
無いほど下手くそだって思ったんだ?
そうだよ…そうじゃなかったら
普通は声かけるよね…

【ジェローム】
…おい。
私はそんなこと一言も…

【アズール】
だって昨日はいっぱい失敗したし…
振り付けだって未完成だったし…
きっと全然ダメだって
思われたに決まってるんだ…!
もう、ジェロームの馬鹿!
なんでよりによってあんな踊りを…!

【ジェローム】
…おい、ミネルヴァ!?

【アズール】
え、どうしちゃったの!?
なんかすごく怒ってるような…!

【ジェローム】
ミネルヴァ、落ち着け!
お前の言いたいことはわかるが、
噛み付くのはさすがにまずい!

【アズール】
か、噛み付くって僕に!?
ちょっと待ってミネルヴァ!
う、うわあああっ!

【ジェローム】
待て、ミネルヴァ!

ジェローム→アズール
【ジェローム】
…さっきはすまなかった。

【アズール】
ううん、僕のほうこそごめんね。
色々君にひどいこと言っちゃったし…
ご主人を馬鹿にされたら、
そりゃミネルヴァも怒って噛みつくよ。

【ジェローム】
………

【アズール】
ジェローム?

【ジェローム】
…とにかく、相棒の失態は
私が責任を取るべきだ。
手当をしてやるから、
腕を出せ。

【アズール】
えっ…やだ、恥ずかしいよ。

【ジェローム】
おい、気色の悪いことを言うな!
さっさとしろ、敵が来るぞ!

【アズール】
うぅ…わかったよ。
じゃあ…お願いします。

【ジェローム】
…………
…思ったより浅い傷だな。
この程度ならすぐに治るだろう。
念のため消毒をしておくぞ。

【アズール】
!!
い、いたたた…!

【ジェローム】
我慢しろ、すぐに終わる。

【アズール】
わかってる…けど、
痛いものは痛いんだよ…!

【ジェローム】
こら、あまり動くな!
手当てがしにくい!

【アズール】
ご、ごめん…!
でも、そんな風にされると…っ!
ジェ、ジェローム、お願いだから
もうちょっと優しくして…!

【ジェローム】
!? なっ…!?
いきなり何を言い出すんだ!

【アズール】
だ、だって…ジェロームが
あんまり痛くするから…!

【ジェローム】
そういう物言いをするな!
あらぬ誤解をされるだろう!

【アズール】
あらぬ誤解って…?

【ジェローム】
知らん!
ほら、もう終わったぞ!

【アズール】
あ、ありがと。
へぇ、消毒は雑だったけど
包帯巻くのは上手いんだねー。

【ジェローム】
消毒が雑というのは余計だ。

【アズール】
あはは、ごめんごめん。
ありがとね、ジェローム。
そうだ、ここの戦いが終わったら
ミネルヴァにちゃんと謝ってもいい?
ご主人のこと悪く言って、
怒らせちゃってごめんねって。

【ジェローム】
…いや、あいつは主人を馬鹿にされて
腹を立てたのではない。

【アズール】
そうなの? じゃあどうして…

【ジェローム】
ミネルヴァが怒ったのは、
お前が自分の踊りを卑下したからだ。
あいつは…お前の踊りを
すっかり気に入っていたからな。
自分の好きなものを
悪く言われるのが嫌だったのだろう。

【アズール】
えっ!? う、うそ…!

【ジェローム】
こんなことで
嘘をついてどうする。

【アズール】
そ、そう…だよね。でも、
怒った理由…そっちだったんだ。

【ジェローム】
あぁ。だから私は昨日
お前を見かけても声をかけなかった。
お前のことだから、私がいるとわかったら
踊りをやめてしまうだろう?
そうしたら…
ミネルヴァが残念がるからな。

【アズール】
そっか…
恥ずかしいけど、ミネルヴァが
踊りを気に入ってくれたなんて嬉しいな。
えっと…良かったらまた
見においでって言っておいてよ。
僕、今日のお詫びも兼ねて
頑張って踊るからさ。

【ジェローム】
…そうだな。寝付けない時の
暇つぶしにはなるかもしれん。

【アズール】
はは…
暇つぶしだなんてひどいなー…
…って、まさか
ジェロームも来る気なの!?

【ジェローム】
夜中にミネルヴァひとりで
出歩かせたら危ないだろう。

【アズール】
ま、まぁ…ある意味ね。
でも、そうか…
ジェロームも来るのか…

【ジェローム】
何だ、ミネルヴァは良くて
私は駄目なのか?
まさかお前、ミネルヴァが
可愛いからといって良からぬことを…!

【アズール】
違う違う違う!
僕ってどれだけ節操無いんだよ!
ただ、ジェロームは僕の踊りなんて見ても、
あんまり楽しくないんじゃないかと思って。
ミネルヴァの付き添いで渋々
見ることになるんなら悪いし…

【ジェローム】
…そんなことはない。

【アズール】
え?

【ジェローム】
…私も、お前の踊りは
悪くないと思った。
お前さえいいなら、
もう一度…見たいと思っている。

【アズール】
………!!
ジェローム…

【ジェローム】
…少し話しすぎた。
もう持ち場に戻るぞ。

【アズール】
……ふふ。
ありがと、ジェローム。
おかげでちょっとだけ
自信がついたよ。
…僕、待ってるからね。
君とミネルヴァが見に来てくれるの。

ブレディ



  • ブレディ×シャンブレー
ブレディ→シャンブレー
【シャンブレー】
ぜ、絶滅するーー!!

【ブレディ】
うわっ!?
なんだ、いきなり叫びやがって。

【シャンブレー】
こ、こんなことって…!
大変だよ、絶滅しちゃうよーー!!

【ブレディ】
るっせーな!
お前声がデカすぎんだよ!

【シャンブレー】
だって、お祭りがあるって聞いて
楽しみにしてたのに、
そこらじゅう敵だらけじゃないか!

【ブレディ】
こんなの、いつものことだろ?
何で取り乱してんだよ。

【シャンブレー】
これが落ち着いていられるか!
お祭りなら平和に決まってると
思ってたのにーーーー!!

【ブレディ】
だから、るっせーっての!
敵なら倒せばいいだろーが!

【シャンブレー】
いやだよ! 俺はお祭りに来たんだよ、
戦いに来たわけじゃない!

【ブレディ】
祭りなら、
敵を倒せば再開されんだろ?
こんなところで叫んでねぇで、
とっとと戦いに行けよ!

【シャンブレー】
う~ううう…う、うるさいっ!

【ブレディ】
あぁん?
うるさいのはお前だろ?

【シャンブレー】
平和なところを期待していた俺の、
砕かれたこの気持ちが! 悔しさが!
ブレディなんかに、
理解できるもんかー!

【ブレディ】
あぁ!?
ちょっ、シャンブレー…!
…行っちまったな。
なんだぁ、あいつ?
泣いてたように見えたけど。
そんなに悔しかったのか…?

シャンブレー→ブレディ
【シャンブレー】
う…うぅ…っ。

【ブレディ】
おい、シャンブレー。
お前何をそんなに悔しがって…え?
やっぱお前、泣いてんのか?

【シャンブレー】
な、泣いてなんかないやい!

【ブレディ】
嘘つけ。涙どころか、
鼻水まで出てんじゃねぇか。

【シャンブレー】
こ…これは、風で目と鼻に
ゴミが入ったから…!

【ブレディ】
あー、はいはい。いいから、ほら。
このハンカチで涙拭けよ。

【シャンブレー】
うん…
…チーン!

【ブレディ】
あっ、てめぇ!
人のハンカチで鼻かみやがったな!?

【シャンブレー】
…おかげでスッキリしたよ。

【ブレディ】
チッ…ったく。
で? 何がそんなに悔しかったんだ?

【シャンブレー】
実は…
俺、お祭りにずっと憧れてたんだ。
俺たちがいた未来じゃ、そういう
賑やかなことってもう失われただろ?

【ブレディ】
そういや、そうだったな。

【シャンブレー】
だから、俺にとってはお祭りって
世界が平和である証のようなものなんだ。
小さい頃からお祭りに憧れてたし、
ずっとずっと行ってみたいと思ってた。
だから、今日お祭りがあるって聞いた時は
…すごく心が躍ったよ。

【ブレディ】
だから、
祭りが中断されて悔しかったのか?

【シャンブレー】
あぁ。たとえ異界のお祭りでもさ、
やっぱり…憧れの場所だったから。

【ブレディ】
あのなぁ…そんなことで、この世の
終わりみたいな騒ぎ方してんじゃねぇよ。

【シャンブレー】
だ、だって、
俺には一大事だったんだよ!

【ブレディ】
祭りなんて、世界が
平和になればすぐに開催されるもんだろ。
だったら元の世界をとっとと平和に戻して、
祭りができるようにすればいいじゃねぇか。

【シャンブレー】
それはそうだけど…
そんなに簡単なことじゃないだろ…

【ブレディ】
簡単じゃねぇのはわかってるさ。
でも、敵を見て騒いでるだけじゃ
平和にはならねぇだろ。

【シャンブレー】
う…だ、だけど…

【ブレディ】
お前はこんな敵くらいで絶滅するほど
やわな男じゃねぇだろ!
この異界をさっさと平和にして
祭りを再開させたら、
次は元いた世界の番だ!
…だろ?

【シャンブレー】
ブレディ…!
うん、そうだよな!
俺、がんばってみるよ!

【ブレディ】
はは、その調子だ!
今日のお前なら絶対活躍できるぜ!

【シャンブレー】
よーし、いくぞー!

デジェル


  • デジェル×セレナ
デジェル→セレナ
【デジェル】
…………

【セレナ】
あらデジェル、どうしたの?
そんな険しい顔して。

【デジェル】
…のんきなものね。
さっき賊が祭りに忍び込んでいたので、
取り押さえておいたのよ。

【セレナ】
い、いつの間に…
相変わらず注意力が鋭いというか…

【デジェル】
むしろ賊の存在に気づけないみんなに、
問題があると思うのだけれど…
まあいいわ…あっ、そうだわ。
その時こんな小瓶を手に入れたのよ。

【セレナ】
うわっ!
何その中身!
紫色でなんか泡立ってるし、
明らかに怪しいじゃない!?

【デジェル】
賊が、これは高価な薬だって
言っているのを聞いたわ。
飲めばすごい効果が得られるって…
ひょっとしたら新たな力に目覚めるかも…

【セレナ】
まさかとは思うけど、
あんたそれ…

【デジェル】
セレナ、
一緒に飲んでみましょうよ。

【セレナ】
い、いやよ…!
人を巻き込まないでよ!

【デジェル】
そう? 貴重な薬かもしれないのよ?
力と守備が上がるかもしれないわ。

【セレナ】
そうだったらいいわね。でも残念ながら
恐ろしい毒薬にしか見えないわよ?

【デジェル】
なら、私だけ飲んでみるわね。

【セレナ】
止めなさいって!
どうなっても知らないわよ!?

【デジェル】
何よもう。
セレナってば大げさなんだから。
さて、ふたを開けてと…

【セレナ】
…ほんとに知らないんだからね…
あ、あたしは関係ないんだから…

【デジェル】
一気に飲み干すわよ…!

【セレナ】
!!
や、やっぱりだめっ!

【デジェル】
あっ! ちょ、離して! セレナってば、
今になって薬が惜しくなったのね?

【セレナ】
違うわよ!

【デジェル】
そうはさせないわ!
…ゴクゴク。

【セレナ】
ああっ! 飲んじゃった!
もう…知らないからねっ!

【デジェル】
よし! これで…
ん…何ともない?
特に強くなった気もしないし、
ただの変な色の水だったのかも。

【セレナ】
もう…びっくりさせないでよ…

セレナ→デジェル
【デジェル】
セレナぁ~。
あなたって~見れば見る程可愛いわよね~。

【セレナ】
ちょ、ちょっとデジェル?
あんた様子が変よ? え? ていうか
なんでそんな締まりのない話し方なの?

【デジェル】
私ねぇ~、
前から思ってたんだけどぉ~。
弱い男と一緒にいるより~、
強くて可愛いセレナと仲良くしたいね~って。

【セレナ】
あんたどこ触ってんのよ!
ていうか、なんで顔が赤いのよ!

【デジェル】
わかんにゃ~い。
でも、なんだかとってもいい気持ちぃ~。

【セレナ】
ちょっと抱きつかないでよ!
ま、まさか…これって
さっきのあの薬の効果じゃ…!?

【デジェル】
んん~? そういえばあのクスリ、
瓶の底に、ビヤク、って書いてたわよぉ~?

【セレナ】
な、なんですってぇ!?

【デジェル】
セレナァ~。

【セレナ】
あぁ、もう! 服引っ張らないで!
伸びちゃうでしょ、やめなさいよっ!!
…んもぅ! こうなったら仕方がないわね。
ちょっと荒っぽいけど……えいっ!!

【デジェル】
ぐぬっ!?

【セレナ】
はぁはぁ…
ちょ、ちょっとデジェル…?
大丈夫…?

【デジェル】
いたた…あれ?
私、何をしてたのかしら?

【セレナ】
どうやら正気に戻ったみたいね…

【デジェル】
あ…セレナ。どうしたのよ、その格好?
服はきちんと着たほうがいいわよ。

【セレナ】
…言いたいことは山ほどあるんだけど。

【デジェル】
私に? 何かしら…
…って、あら?
なんだか、頭が痛いわね。
ごめんなさい。
ちょっとその辺で休んでくるわ…

【セレナ】
そりゃそうでしょうよ…
せいぜいゆっくり休んでなさい…

【セレナ】
あら?
デジェルが瓶を落として行ったわ。
何これ…
ビヤクじゃなくてヒヤクじゃない!
…ちゃんと説明書きがあるわ。
なになに…?
この薬は、
体の緊張をほぐし、
普段は言えない心の声を相手に伝える
お手伝いをします。
…って、え?
ええええええ!?

シンシア


  • シンシア×セレナ
シンシア→セレナ
【シンシア】
あ~ん!
どうすればいいの~!

【セレナ】
何わめいてんのよ戦闘中に。
うるさくて集中できないんだけど。

【シンシア】
あのね。髪をくしでとかしてたんだけど、
枝毛が引っかかっちゃって上手くいかないの。
せっかくカッコイイ名乗り方を考えたのに、
こんなボサボサ頭じゃしまらないよ~。

【セレナ】
まったく…
普段何も手入れしないからそうなるのよ。
ちょっと見せてみなさい。
…あんた、いつも適当に結んでばかりでしょ。
だからこんなに髪が傷むのよ。

【シンシア】
だって、そういうの苦手だし…

【セレナ】
苦手じゃなくて、
女の子として意識が足りないだけ。
こんな髪の子と、同じ軍だと思われると
恥ずかしいわ。
ちょっとじっとしてなさい。

【シンシア】
うん! ありがとう!

【セレナ】
あんた、昔からいつも男の子と
ばっかり遊んでたわよね。
ヒーローがどうとか言って、
このあたしを悪者役にしたり…
…思い出したら腹が立ってきたわ。

【シンシア】
い、痛い痛い!
あたまグリグリしないで!
ごめんって! 子どもの頃の
無邪気な遊びだったと思ってよ!

【セレナ】
ふん。
今だってやってること一緒じゃない?
大体…もっと着飾ったりして、
女の子らしくしようとは思わないの?

【シンシア】
えっと…そういうのはいいや。
セレナに任せたよ!

【セレナ】
馬鹿じゃないの?
他人に可愛くするの任せてどうするのよ。

【シンシア】
だって~。たとえばさぁ、
セレナみたいに髪伸ばそうとしても、
多分途中で
めんどくさくなっちゃいそうなんだもん…

【セレナ】
確かにあんたは
そういうタイプじゃないもんね…
…ん? なんか違和感が?

【シンシア】
セ、セレナ…人の髪の毛いじりながら
考え事するのは止めてもらえるかな…?
あっ、…いたっ、痛いっ!
やめて! 髪の毛むしってるから!

セレナ→シンシア
【シンシア】
あ、セレナ。
さっきは髪直してくれてありがとね。

【セレナ】
…………

【シンシア】
どうしたの? 変な顔して。

【セレナ】
うーるさい。
変だったのはあんたよ。

【シンシア】
…へ?

【セレナ】
昔のこと思い出してたんだけどさ。
シンシアって、男の子達と遊ぶようになる前、
普通に女の子らしくしてなかったっけ?

【シンシア】
えっと…うん…そうだったね。
…思い出しちゃった?

【セレナ】
でも、あの頃から急に…
…っ! あの頃って、まさか…
あんたのお母さんが…

【シンシア】
…うん。母さんが屍兵に
殺されちゃった頃…だよ。
あたし母さんっ子だったから、
あのことが悔しくて辛くて…
女の子らしさなんて無意味なんだって
思っちゃったんだね…きっと。
だから女の子らしくいることより、
母さんの仇を討てる強さを身につけようって。
子どもって単純だから、
そんな風に考えちゃったんだろうね。

【セレナ】
それで、ヒーローに憧れて…

【シンシア】
うん…
でも、まだ全然だけどね。

【セレナ】
まったく、本当にバカなんだから。
…でも気持ちは…わかるわ。

【シンシア】
えへへ…なんかその話したら
昔のこと思い出しちゃうね…
うっ…ごめん、セレナ。
突然ちょっと…ううっ。

【セレナ】
本当にバカな子…
でもごめんね、シンシア。
あんたの大事な気持ち、
あたし軽く思ってたかもしれない。

【シンシア】
う、ううん…
そんな事無いよ……

【セレナ】
あの…これからはあたしがあんたに
女の子らしさ…教えてあげるから。
だから…元気出しなさい。

【シンシア】
セレナ…

【セレナ】
あんたが暗いと調子狂っちゃうから…
だから…今回だけ特別なんだからね。

【シンシア】
うん、わかってるよ、セレナ。
…ありがとう。

  • シンシア×ンン
シンシア→ンン
【シンシア】
このお祭りは収穫祭だって言ってたよね~。
うん! 果物がとってもいい香り~。

【ンン】
まったく。シンシアは食べることが
大好きなんですね。

【シンシア】
え? それを言うならンンだって、
たくさん食べるでしょ?

【ンン】
いえ、そんなことないのです!
私知ってるです。
そういうのを、花より団子って言うのです。

【シンシア】
へぇ~そうなんだ!
どういう意味なの?

【ンン】
食い意地が張ってるって
意味なのです!

【シンシア】
でもそれ言葉通りの意味だよ?
あたしもよくわかんないけど、
その言葉って、綺麗なものとかよりも、
自分に利益があるものを選ぶとか…
そういう意味じゃない?

【ンン】
う…
そ、そうなのかもです…

【シンシア】
じゃあこんなのは知ってる?
お祭りって本当はいろんな事情があってね。
昔は楽しいものだけじゃなくて、
こわ~いお祭りもあったらしいよ。

【ンン】
…こ、怖いお祭りですか?

【シンシア】
うん、昔話なんだけどね。
収穫がたくさんあった時は
神様に感謝したんだけど…
日照りや干ばつが続いた時は、
子供をいけにえに捧げて、
来年の豊作を願うらしいんだ~。

【ンン】
子供をいけにえにですか!?
こ、怖いのです…

【シンシア】
湖に住む龍神様に子供をいけにえにすれば、
次の年は雨が降るんだって。
そんなこと勝手に決めつけるなんて、
昔の人たちっていい加減だよねぇ…

【ンン】
いけにえ…子供…

【シンシア】
…って、あれ?
ンン、どうしたの?

【ンン】
まさか、このお祭りも…
このお祭りもいけにえするんですか!?

【シンシア】
えぇー!? まさかー。
もう大昔の話だってば。
それにほら、こんなに大豊作なんだし、
龍神様にお願いする必要もないでしょ?

【ンン】
そ、それはそうなのですが…

ンン→シンシア
【ンン】
シンシア、
さっきの話ですが…

【シンシア】
え? 何の話だっけ?

【ンン】
やっぱり、
怖くなってきました…
このお祭りも本当はいけにえを
探しているのではないでしょうか…?

【シンシア】
あぁ、いけにえの話?
もしかしてンンは自分がいけにえに
されるんじゃないかって思ってるの?

【ンン】
そ、そうです…

【シンシア】
大丈夫だよ。
たしかにンンは一番子供に見えるけど、
実際の年齢はあたし達と同じくらいだし。

【ンン】
でも…私のことを知らない人なら、
やっぱり私を狙うと思うのです。
ここにいる屍兵たちも、なんだか私ばかり
狙ってくるみたいなのです…!
ひょっとして、私をいけにえにすれば、
お祭りを荒らさないかもなのです…

【シンシア】
えぇっ!? まさかー!
だいたい、屍兵が来年の豊作を
願うなんてこと、あるわけないじゃん!

【ンン】
でも村が豊作だったら屍兵も村を襲った時に、
たくさん作物が食べられるのです!

【シンシア】
確かに…屍兵、意外なことに
作物を食べるもんねー。

【ンン】
意外…?
じゃあ何を食べるイメージなのですか?

【シンシア】
ええと…人間?

【ンン】
こ…怖いのです!!!

【シンシア】
あはは!
ごめんごめん!
それにさぁ~、いけにえの昔話だって、
龍神様を捧げるって話だったでしょ?
だったらンンってどっちかっていうと、
いけにえを食べる側じゃない?

【ンン】
…え?

【シンシア】
だってンン、マムクートでしょ?

【ンン】
…そういえばそうでした。
…あれ? …そう考えると
怖くなくなったのです。

【シンシア】
ほんとに? 良かった~!
ンンも現金だね~。

【ンン】
んも~! もとは怖がらせる
シンシアが悪いのです!

セレナ



  • セレナ×ノワール
ノワール→セレナ
【セレナ】
ノワール、ちょっとあの店見て!
かわいいアクセサリーがいっぱい!

【ノワール】
お、お店の人が避難している時に、
物色するのは良くないと思うわ…

【セレナ】
いいじゃない、ちょっとぐらい!
あら、ここはお土産屋さん…じゃないわね。
射的屋さんかしら?
ほら、この玩具の弓で的に当てると
景品がもらえるみたいよ!
ていうか、今お店の人がいないんだから、
別に射的なんかしなくても…

【ノワール】
セ、セレナ…

【セレナ】
冗談よ!
あたしがそんな空き巣みたいな真似、
するわけないでしょ。
ちゃんと射的をして、
合法的に景品をもらうんだから!
はい、お金はここに置いとけば、
払ったってわかるでしょ。

【ノワール】
ええっ、そんなことしてる
場合じゃないのに…

【セレナ】
こんな時だからこそ
娯楽は必要なの!
いいからちょっと
やってみてよノワール。

【ノワール】
わ、私? い、いやよ…
どうして私が…

【セレナ】
あんたの得意分野でしょ!
たまにはいいとこ見せなさいよね!

【ノワール】
ひいぃ…横暴よぉ~。
…で、でも、そうだわ。
わざと外して…やっぱり無理でした、
ってことにすれば…

【セレナ】
ちなみに、わざと外したりなんかしたら、
…わかってるわよね。

【ノワール】
…うう。

【セレナ】
あたしが欲しいのはそこにある首飾りだから。
じゃ、よろしく~。

【ノワール】
…………

【セレナ】
ちょ、ちょっとノワール!
何構えてるのよ!
それ、本物の弓じゃないの!
使うのはこっちのおもちゃの――

【ノワール】
うるさい! 首飾りを射止めろと
言ったのは貴様ではないか!

【セレナ】
ひ、ひぃ!?

【ノワール】
黙ってそこに鎮座しておれ!
こんな玩具では、エモノを
打ち抜くことなど到底出来ぬわ!

【セレナ】
は、はい…
お願いします…
でもお願い!
打ち抜くのだけはやめて…!

セレナ→ノワール
【ノワール】
セ、セレナ…
さっきはごめんなさい…
私、キレちゃった方が
弓の腕が上がるみたいなの…

【セレナ】
そ、そうみたいね。
あんなに見事に、首飾りの台座だけ
木っ端みじんにするなんて…
びっくりしたわ…

【ノワール】
うぅ…私ったらまたそんな
乱暴な真似を…ぐすっ…

【セレナ】
ちょっ…泣かないでよ!
なんていうか…ああやってキレることって、
あんたが生き残るために
必要なことだったんでしょ?
だったら仕方ないじゃない!
いえ、むしろ素晴らしいことだわ!

【ノワール】
…そ、そうよね。これは戦争。
強いほうがいいに決まってる。
や…やっぱり私、これからはキレた状態で
戦場に出たほうがいいのかしら…

【セレナ】
う、う~ん…
でもそれだと、軍としての統率が…

【ノワール】
そ、そうよね…

【セレナ】
それに、たしかに強いけど、個人的には
いつものノワールでいて欲しいかな。
あたしはビクビクしてるけど、
穏やかで、優しいノワールが好きよ。
あ、でも…さっきキレさせたのは
あたしか。ご、ごめんね。

【ノワール】
セレナ…

【セレナ】
あ、あのね…
お詫びに、これあげる。

【ノワール】
あれ? それ…さっき私がセレナに
取ってあげた首飾りと同じ…?
あ、でも…色が違うわね。
さっき取ったのは黄色だったけど、
こっちは綺麗な緑色…

【セレナ】
うん。緑のやつは
化け物が来る前に出店で買ったの。
ほんとは自分でつけようと
思ってたんだけど、
射的の景品に
色違いを見つけちゃって…
あ、あんたとお揃いで着けられたら
いいなあって思ったのよ…

【ノワール】
わ、私と?

【セレナ】
な、なんか文句ある?
あたし…もっとあんたと
仲良くなりたいって思ったから…その…

【ノワール】
だから首飾りを取ってって
言ったのね…

【セレナ】
うん…でも、それであんたを怒らせてたら
本末転倒よね…

【ノワール】
…ううん。いいの。
ありがとう、セレナ。
首飾り、大事にするわね。

【セレナ】
ノワール…!
うん、あたしもノワールが取ってくれた
首飾り、大事にするわ。
友情の印なんだから、
無くしたりしたら許さないわよ?

ジェローム


  • ジェローム×ロラン
ジェローム→ロラン
【ジェローム】
ロラン…ちょっといいか。
話がある。

【ロラン】
ジェローム、どうしました?
何だか調子が悪そうですが。

【ジェローム】
ああ
…考え事をしていたら、頭痛がしてきてな。

【ロラン】
それは良くありませんね。
一体、何をそんなに考えていたのですか?

【ジェローム】
私たち、
未来から来た者のことだ。
私たちは…過去に来て
少し浮かれているのではないか?

【ロラン】
え…っ?

【ジェローム】
物見遊山…とまではいかないが、
少々旅行気分なのではないだろうか。
私達も含めもっと気を引き締めるべきだ…
と考えると頭痛が、な。

【ロラン】
ジェローム、あなたもやはり
そう思っていましたか。

【ジェローム】
…!
ロラン…では、お前も?

【ロラン】
えぇ…特にここ最近、皆さんが
浮き足だっているように見えます。

【ジェローム】
人々を守るためとはいえ、
こんな祭りの場に喜んで来ているのだから、
やはりそうなのだろうな…
だが、お前はどうやら違うようだ。
賛同者がいて嬉しいぞ。

【ロラン】
はい、それは僕も同じですよ。

【ジェローム】
我々の中で、お前は
心許せる者だと思っている。
頼りにしているから、
これからも協力してくれ。

【ロラン】
もちろんです、
ジェローム。
あなたにそこまで褒められるなんて、
僕は…嬉しいです。

【ジェローム】
そうか、
よろしく頼むぞ、ロラン。

【ロラン】
ええ、粉骨砕身のつもりで
がんばります…!

【ジェローム】
少々力が入りすぎているようだが、
大丈夫か…?

ロラン→ジェローム
【ロラン】
ジェローム!

【ジェローム】
ロランか…どうした?

【ロラン】
これをどうぞ。
この辺りで取れた果物だそうです。

【ジェローム】
ほう、美味そうだな。

【ロラン】
先程、ここの異界の住人の方から
ゆずってもらったんです。
一緒に食べましょう?

【ジェローム】
あぁ…すまない。
ではいただくとしよう。

【ロラン】
たくさんあるので、
どんどん食べてくださいね。

【ジェローム】
確かに、結構量があるな。
今から他の奴らにも配るのか?

【ロラン】
いいえ、これはジェロームだけに
差し上げようと思って。

【ジェローム】
ん…?
どうして私だけに?

【ロラン】
それは…その、さっき
あなたと話していて…僕、
こうやってあなたともっと
絆を深め合っていければと思いまして。

【ジェローム】
そ、そうか…

【ロラン】
仲間とはいえ常に厳しさを持ち、
慣れ合いを良しとしないあなたなら、
もっと仲良くなれる気がするんです。

【ジェローム】
…しかし、
それはお前らしくないな。

【ロラン】
え、そうでしょうか…?
迷惑でしたか?

【ジェローム】
いや、そんなことはないが…
他の仲間たちとも
話したほうがいいとは思うぞ。
戦闘中は仲間の協力が
不可欠となる。
そのためには、普段からなるべく多くの
仲間たちと仲を深めておく必要が…

【ロラン】
…あれっ?

【ジェローム】
ん、何だか違和感が…

【ロラン】
なんだかジェローム、いつもと
言っていることが逆ですね…

【ジェローム】
そういえば、そうだな…
私も今気づいたぞ…
全く…
お前がおかしなことを言い出すからだ。

【ロラン】
あはは、すみません。
でも確かにジェロームの言う通り
他の仲間たちとの絆も大切ですね。
この果物はあとで他の皆さんにも
召し上がっていただくことにします。

【ジェローム】
あぁ、そうしたほうがいい。
だが真っ先に私のところに果物を
持ってきてくれたことは嬉しかった。
私もこうして色々と話し合える仲に
悪い気はしない。
これからも頼むぞ、ロラン。

【ロラン】
もちろんです、ジェローム。

マーク(男)


  • マーク(男)×シャンブレー
マーク(男)→シャンブレー
【マーク】
これがお祭りですか~!
あちこち飾り付けられていて、
とっても楽しそうですね!

【シャンブレー】
へ? マーク、
お祭りは初めてなのか?

【マーク】
どうなんでしょう…昔の記憶がないので、
正確にはわからないんですけど、
記憶喪失になった後の僕は
お祭りを見るのは初めてですよ?

【シャンブレー】
そうか、実は俺もそうなんだ。

【マーク】
なんだか、飾り付けを見ていると
ワクワクしてきますよね?

【シャンブレー】
おいおい、
一応今は戦闘中だぞ?
…って誰かに怒られそうだけど、
やっぱり顔は歪んじまうよな~。

【マーク】
はい!
闘っている時ですら、
鼻歌交じりになっちゃいますよね!

【シャンブレー】
えぇっ…!?
いや、さすがにそこまでは…
なんかお前って、良い意味で
マイペースというか…呑気だよな?
…そういうとこ、ちょっと、羨ましいな。
憧れるよ。

【マーク】
…へっ?
どういうことですか?

【シャンブレー】
お前の、そうやって
あっけらかんとしたところが。
俺にもあればいいなってさ…

【マーク】
あはは、今の褒め言葉ですよね?
ありがとうございます!

【シャンブレー】
もしもさ…お前が絶滅危惧種だったら、
そんなにのほほんとしてられるのか?

【マーク】
うーん、そうですねぇ。
今まで考えたこともなかったですが…
きっと、このままじゃないですかね?

【シャンブレー】
な…! な、なんでそう簡単に
言い切れるんだよ!?

【マーク】
理由ですか…う~ん、
あるにはあるんですけど…
言葉にしにくいと言いますか…

【シャンブレー】
じゃあ思い浮かんだら教えてくれよな。
まったく…変わった奴…

シャンブレー→マーク(男)
【シャンブレー】
マーク、
さっきの言葉は見つかったか?

【マーク】
あ、シャンブレーさん。
そうですね、なんとなくなら
説明できそうです。

【シャンブレー】
…本当か?
絶滅危惧種だったら、誰でも
俺みたいに慎重になると思うけどな。

【マーク】
でも、僕は記憶がないから
あんまりこだわりがないんですよ。
絶滅危惧種なんて言われても、
僕には最初から母さんしか
繋がりになるものがないし。

【シャンブレー】
それは…そうかもしれないけどさ。
お前、立派な軍師になりたいんだろ?
死んだら、その夢だって
叶わないんだぞ。

【マーク】
もちろん、母さんを超えるような
立派な軍師にはなりたいです。
それを考えると、確かに無理は
したくないとは思いますけど…
でも…それだけなんですよね。

【シャンブレー】
それだけ?

【マーク】
はい。
僕には守るものがないですから、
死にそうになっても
必死にはなれないんじゃないかって。

【シャンブレー】
なっ…そ、そんなこと言うなっ!!

【マーク】
えっ…シャンブレーさん?

【シャンブレー】
そんなこと言うなよ!
悲しいだろ!

【マーク】
悲しい…ですか?

【シャンブレー】
ああ、そうだ! 俺たちは仲間だろ?
もしマークが死んだら悲しいに決まってる!
お前は俺たちと別れることになっても
悲しくないって言うのかよ!?

【マーク】
…!
い…いえ、悲しいです。

【シャンブレー】
そうだろ? だったら、
こだわりがないとか言うなよ…
必死になれないなんて、
そんなこと言うな。

【マーク】
シャンブレーさん…!
ご、ごめんなさい…ありがとうございます。
そんな風に思ってくれていたなんて、
嬉しいです…僕。

【シャンブレー】
わ、わかってくれたならいいんだ。

【マーク】
…僕、シャンブレーさんたちと別れることの
ないよう、がんばって戦いますね!

【シャンブレー】
あぁ!
俺達、絶対に生き残るぞ!

マーク(女)

  • マーク(女)×ノワール
マーク(女)→ノワール
【マーク】
わはははっ! 貴様らなど
我の力で一網打尽にしてくれる!
命の惜しくない者だけ前に進み出るがいい!
豪速の連撃で一挙に貫いてやるわ!

【ノワール】
マ、マーク…?
何をしているの?

【マーク】
あ! ノワールさん!
これはですね、
ノワールさんの物まねです!

【ノワール】
…わ、私の? どうして?

【マーク】
ノワールさんの物まねをすると
屍兵が恐れをなして逃げていくんです!
これは盲点でした!
ノワールさんの威厳と偉業は、
屍兵にまで知れ渡っているんですね!

【ノワール】
ええっ?
…そ、そんなことないわよ。

【マーク】
やだー! 謙遜しちゃって!
たくさんあるじゃないですか!
そう…ノワールさんに狙われた者は、
それすなわち死を意味する!
岩陰に隠れた敵を
強弓で岩ごと貫いたとか、
ノワールさんの寝込みを襲った輩が
寝返りだけで返り討ちにされたとか、
運良くその場を逃げのびた者が
数年後、謎の刺殺体で見つかったとか…
ノワールさんを知る者は語ります…!
彼女の矢は、まるで生物のようだと!!

【ノワール】
…そ、そんなの
マークの創作でしょう?

【マーク】
よくわかりましたね!
知る者って、私のことなんです。

【ノワール】
も、もう…!
冗談は止めてよ…!

【マーク】
まあまあ、いいじゃないですか。
これもひとつの作戦ですよ。
武勇伝を広めておけば、
抑止力になると思うんです。
闘わずして勝利する!
これこそが軍師としての最良の戦法です!

【ノワール】
…な、なんだか複雑な気分だけど、
今回だけは役に立ったということなのね…
でも…そんなに敵を威嚇して、
逆に怒らせたりしないの? 大丈夫?

【マーク】
そんなことありません!
ノワールさんの威光を前にしては…
どんな敵も腰を抜かし、
退却するに決まっています!

【ノワール】
ど、どうしよう…この分だと
やめる気はさらさら無さそうね…
…あまり威嚇しすぎて、マークが
危ない目に遭わないといいんだけど…

ノワール→マーク(女)
【マーク】
はぁ、はぁ…!
さっきは危ない所でしたね、ノワールさん。

【ノワール】
…はぁ、はぁ、というかマーク、
貴方が蒔いた種じゃない…

【マーク】
ごめんなさい…
ノワールさんの真似をしていれば
敵が逃げてくれるかと思ったんですが…
まさか私の物まねを見た屍兵が、
逆ギレして襲いかかってくるだなんて…

【ノワール】
わ、私は…そういう危険もあるって
最初から言っていたわよ?

【マーク】
そ、そうでしたね…私としたことが
忠告を聞かず、すみませんでした…
でも結局ノワールさんが
キレてくれたおかげで助かりました!
屍兵たち、みんな怯えてたじゃないですか!
いや~、やっぱり本家は違いますね!

【ノワール】
でも、私はキレる自分が好きじゃないのよ…
わ、私が私でない気がするの…

【マーク】
そうなんですか?
でも、キレてるノワールさんも素敵ですよ?

【ノワール】
き、気休めは、止めてよ…
あんなの、素敵なわけないじゃない…

【マーク】
そんなことないです!
私、すっごく憧れます!

【ノワール】
憧れる…?

【マーク】
はい! 軍師って、常に冷静に状況を
判断しないといけないじゃないですか。
時には非情な決断も必要です。

【ノワール】
そ、それはそうね…

【マーク】
前に、味方が窮地に追い込まれて、
ある程度の犠牲を覚悟したことがあります。
そこに駆けつけてくれたのが
ノワールさんだったんです。
ノワールさんは、そのどう考えても
覆せない状況を一転させてくれました!

【ノワール】
…そんなこと、あったかしら?

【マーク】
はい! それはもう見事に!
作戦も何もない、豪快な威圧で!
おかげで、
私は気づくことができたんです!
机上の作戦だけを見ていたら…
見いだせない活路もあるんだって。
時には勢いこそが力なんだって!

【ノワール】
そう…私が誰かの役に立てたのなら、
とても喜ばしいことだわ。
…この性格で良かったって思えたの、
今日が…は、初めてかもしれない…

【マーク】
はいっ! だからこそ
さらに伝説を広めまくりましょうね!
次は逆ギレさえも許さないような
完璧なまでに威圧的な武勇伝を…

【ノワール】
ひいぃ…!
それだけは…やめて…!

  • マーク(女)×ンン
ンン→マーク(女)
【マーク】
ンンさん!
ちょっといいですか?

【ンン】
あ、はい。
何か用ですか?

【マーク】
実はですね、軍師として
みんなの年齢を調べているんです。
ンンさんは一体
何歳なんですか?

【ンン】
ええと、それは…
し、調べてどうするですか?

【マーク】
そうですね…強いていえば
戦略を立てるため、でしょうか。
軍師はそれぞれの体調や体力を考えて、
戦略を練らなければならないんです。
そのためにはやっぱり個人の年齢も
把握しておかないといけませんからね。

【ンン】
そ、そうですか…
でも、今まで知らなくても平気だったです。
だからこれからも大丈夫だと思うのです!

【マーク】
いえ! 例え百戦百勝だったとしても、
百一戦目は分からないですよ!?
勝負とは、そういうものです!

【ンン】
それは、そうかもしれませんですが…

【マーク】
で、おいくつなんですか?

【ンン】
私はマークと同じくらいだと思うです…

【マーク】
そうですか…ふむふむ。
でもその割には幼く見えますよね?
私も決して
大人っぽいわけではありませんが。

【ンン】
そ、それは…
言いたくないのです~。

【マーク】
どうしてですか?
それだと万が一
お祭りで迷子になったとき、
九歳のンンちゃんという女の子を捜してます!
…って言えないじゃないですか。

【ンン】
だから私はマークと同じぐらいです!
それだと捜す時にむしろ実年齢が
わかりにくくさせるです!!

【マーク】
なるほど…それもそうですね。
九歳ぐらいに見える可愛い女の子と
言って捜せばいいですかね。

【ンン】
そもそも迷子になんか
ならないです~!

【マーク】
あ、すみません。
ンンさんって小さいですから、つい。

【ンン】
…もういいです!
マークには絶対に教えないです!
うわ~ん!

【マーク】
あっ! ンンさん!
勝手に走り去ると、迷子になっちゃいますよ!

マーク(女)→ンン
【マーク】
あっ! こんなところに!
捜しましたよ!

【ンン】
…マークはしつこいのです。

【マーク】
そんなに嫌がるのには、
何か理由でもあるんですか?
私、別に他人のプライベートを
興味本位で探ってるわけじゃないんです。
軍師としてみなさんのために役立てればと、
そう思っているだけなんですよ?

【ンン】
…本当ですか?

【マーク】
もちろんです!

【ンン】
…分かったです。
でも、他の人には言わないでほしいです。

【マーク】
はい! 約束します!

【ンン】
…わ、私は…ごにょごにょ。
――歳、なのです。

【マーク】
おぉ! なるほどなるほど。
じゃあほんとに私たちと変わりありませんね!

【ンン】
でも、ンンはマムクートなので
成長が遅いのです…
普通の人間より何倍も長生きできる分、
見た目と年齢がかなり違ってしまうのです…

【マーク】
それはつまり、身体だけでなく、
精神もという事ですか?
ンンさんは、精神年齢も
実年齢より低い…とか。

【ンン】
…うう~。そうなのです。
だから言いたくなかったのです。

【マーク】
なぜですか?

【ンン】
子供扱いはされたくないのです~!
私の母だって、見た目と中身が
いつまでも幼いままだったですから、
ずっと子供扱いされてきたと
聞いているのです~!

【マーク】
そんなことはしません!
ンンさんは、幼いうちから大人と一緒に
戦っているんですよね?
バカになんてできませんよ!
それにンンさん、同年代の中では
むしろ大人な感じじゃないですか?

【ンン】
…え?
マーク、今なんと言ったですか?

【マーク】
ンンさんは、
大人だと言ったんです。
だって、ンンさんと同じ精神年齢の人は、
まだ畑で土をほじくり返して遊んでますよ!

【ンン】
大人…私が、大人…
初めて言われたです…

【マーク】
だから気にしなくていいですよ!
むしろンンさんはもっと、
年相応に幼くふるまっても
問題ないぐらいです。

【ンン】
そうか。そうだったんですね。
私は大人だったですか…!

【マーク】
はい!

【ンン】
良かったです。
そう考えると楽になったです。
…ふぁ。安心したら、
なんだか疲れちゃいましたね…

【マーク】
ん? あれ?
ンンちゃん、もうおねむの時間ですか?
お姉ちゃんが、
一緒に添い寝してあげましょうか~?

【ンン】
…マーク! 言ってるそばから
思いっきり子供扱いしてるです!!

シャンブレー



  • シャンブレー×ロラン
ロラン→シャンブレー
【ロラン】
ふぅむ…
興味深いですね。

【シャンブレー】
ん? ロラン、一人で
何をぶつぶつ言ってるんだ?

【ロラン】
いえ、
ふと思い出したのです。
お祭りの起源をさかのぼると、
その土地の歴史が見えてくるという言葉を。

【シャンブレー】
へぇ…そうなのか。

【ロラン】
このお祭りはどうなのでしょうね?

【シャンブレー】
んー…俺、お祭りの起源には
あんまり興味ないな~。

【ロラン】
でも、お祭りによってはタグエルの事を
言い伝えているものもあるかもしれませんよ。

【シャンブレー】
えっ、そうなのか?

【ロラン】
可能性として
あり得ると思います。

【シャンブレー】
それなら確かに知りたい気もするけど、
このお祭りはただの収穫祭じゃないのか?

【ロラン】
今はそうでも、お祭りが始まった頃は
違っていたかもしれません。
それに、お祭りの装飾や
催し物一つ取っても、
その町独自の文化を
知る事ができるものなのです。

【シャンブレー】
へぇ~。
ちょっと興味出てきたな。

【ロラン】
あっ…! シャンブレー。
あなたの後ろを見てみて下さい。

【シャンブレー】
な、なに? 後ろ?
…あっ! これって…
屋台で売られてるこの絵、
タグエルが描かれてるじゃないか!

【ロラン】
獅子に鷹…
それに、これは白鷺のようですね。

【シャンブレー】
う、ウサギはいないのかな…?

【ロラン】
探してみたら
あるかもしれませんね。

【シャンブレー】
なぁ、これはどういう絵なんだ?
どうしてタグエルが描かれてる?

【ロラン】
どうやら、これは異大陸の
伝承を描いた絵のようですね。
もう少し詳しく見てみましょうか。

【シャンブレー】
あぁ! タグエルについて
何かわかるかもしれないしな!

シャンブレー→ロラン
【シャンブレー】
すごいな。屋台の売り物だけじゃなくて、
壁画にもタグエルが登場してた。

【ロラン】
このタグエルらしき生き物が
この町の歴史にどう関わっていたのかは
わかりませんが、
調べてみるとやはり色々出てきますね。

【シャンブレー】
ロラン、ありがとう。
こうしてちゃんとタグエルのことが
伝えられているなんて、なんか俺…嬉しいよ!

【ロラン】
そうですか、
それは良かったです。

【シャンブレー】
…ここに描かれているタグエル達は、
昔はたくさんいたんだろうな。

【ロラン】
はい…
でもこの絵のように、もう滅んでしまったかも
しれない種だとしても、
こうして未来に生きる我々に歴史を伝え、
先人として教えてくれることがあるのですよ。

【シャンブレー】
そうだな…
なんか…不思議な感じがする。

【ロラン】
シャンブレー…
あなたは確かに希少な存在です。
ですが、仮にあなたが滅んだとしても、
その生きた証はきっとこうして
未来へと
紡がれていくのでしょう…

【シャンブレー】
そうだな…
…って、えええっ!?
今、さらっと酷いこと言わなかったか!?

【ロラン】
あ、あはは…す、すみません。
もちろん、本気で
言ったわけではありませんよ?

【シャンブレー】
あ、当たり前だよ! 驚きすぎて
心臓が止まりそうになったじゃないか!

【ロラン】
今のは、あくまで
生物学や歴史としての話ですから。

【シャンブレー】
そ、そうだよな。

【ロラン】
はい。大事な仲間のあなたを絶滅に
追いやるなんてこと、
僕が絶対にさせませんから。
だから、
安心してください…
あなたの仲間である
このタグエル達にも誓ってみせますよ。

【シャンブレー】
ロラン…
ありがとう、信じてるよ!

【ロラン】
ですから、あなたもこのタグエルたちに
誓って、勇敢な戦いを見せてくださいね!

【シャンブレー】
ええっ!?

【ロラン】
タグエルの名に恥じない、立派な
戦いをしなければなりませんね!
さあ、がんばりましょう!

【シャンブレー】
うぅ…わ、わかったよ。
俺はやればできる男だからな!
この絵の前で
無様な真似は見せられない!

【ロラン】
そうです、
その意気ですよ!

ロラン



ノワール



ンン






コメント

編集はできないけど情報提供をしたいという人の為のコメントフォームです。 &br()で改行()は半角。
  • 会話量が膨大なので、行数オーバーを抑えるためにも会話文中の改行は&br()を使って下さい。 -- 名無しさん (2012-08-10 04:09:46)
  • 会話が売りの有料DLCの内容を丸々載せるのはいかがなものか…… -- 名無しさん (2012-08-12 17:48:26)
  • なにをいまさら -- 名無しさん (2012-08-13 06:40:02)
  • 半額期間が終わるまでは手を付けないってのはどうでしょう? -- 名無しさん (2012-08-13 16:16:49)
  • 放置するのも何なので、今日中に反対意見がなければ半額期間終了の10/1までメニューからのリンクを外そうと思います -- 名無しさん (2012-08-14 16:56:50)
  • …………… -- 774サン (2014-09-14 16:16:55)
  • ------------------------------------------------------------------------------------------------------ -- 名無しさん (2014-09-23 09:57:35)
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