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異伝 絆の秘湯


会話イベント


クロム

  • クロム×エメリナ
クロム→エメリナ
【クロム】
姉さん、調子はどうだ?

【エメリナ】
すこ…し…つかれた…

【クロム】
そうか…
やはり慣れない戦いの連続では、
休まるものも休まらない…か。
だが見ての通り、ここは湯治場だ。
戦いの後にお湯に浸かれば、
きっと疲れも癒えるはずさ。

【エメリナ】
とう…じば?

【クロム】
ああ。暖かい湯に浸かって、
身体を休める場所のことだ。
しかもただのお湯ではなく、
病気や怪我が治りやすくなるとも
言われているんだ。
まるで魔法みたいだろう?
だから、入れば姉さんの回復も
きっと早まるはずだ。

【エメリナ】
おゆ…あたたかい…

【クロム】
ああ、そうさ。
温かいんだ。
…そうだ姉さん、
覚えてるか?
俺が小さかった頃、
城の風呂でおぼれかけたのを。
そこに姉さんが助けに来てくれて…

【エメリナ】
わから…ない…
…ごめん…なさい。

【クロム】
…いや、気にしないでくれ。
ゆっくり思い出していけばいいさ。

【エメリナ】
…で…も…

【クロム】
でも?

【エメリナ】
…ここ…すき。
あたたかい…いいにおい…

【クロム】
そうか、
気に入ってくれたなら良かった。
なら姉さんにゆっくりしてもらうためにも、
早く敵を片付けないとな!

エメリナ→クロム
【クロム】
姉さん、この場所が
気に入ったみたいだな…

【エメリナ】
ここ…あたたかい…
きもち…やすらぐ…

【クロム】
…………
姉さん、
ひとつ相談があるんだ。

【エメリナ】
そう…だん?

【クロム】
ああ。
もし、姉さんが望むなら…
この場所に残って、
身体を休めることに専念しないか?

【エメリナ】
…?

【クロム】
本当は…平和を愛する姉さんを
戦いに巻き込むことが心苦しかったんだ。
もちろん、姉さんとはずっと一緒にいたい。
俺の手の届く所で…傍らで守り続けたい。
でも…このまま俺と一緒にいたら、
姉さんも戦いの連鎖から逃れられない。

【エメリナ】
………

【クロム】
だから…姉さんがもし戦いを嫌い、
ここに残ることを選ぶなら…

【エメリナ】
くろ…む…?
ないてる…の?

【クロム】
っ…
いや、違う…これは…

【エメリナ】
わたし…いっしょに…いたい…

【クロム】
ね、姉さん! しかし…!

【エメリナ】
みんなの…くろむの…
ちから…なりたい。
たたかわなくていい…せかい…
つくる…ため…
くろむの…ため…
だから…ずっと…いっしょ…

【クロム】
ね、姉さん…姉さん!
うっ…くっ。

【エメリナ】
…くろむ…ないてる?
…かなしい…の?
あたま…なでる…から
もう…なかない…で?

【クロム】
ありがとう…姉さん。
やはり姉さんにはかなわないな…
姉さん…俺はもう一度この剣に誓う。
今度こそ姉さんを守り抜く!
そして姉さんの望む平和を掴むと!
だからそれまで一緒にいよう!
何があってもずっと一緒にいよう!

【エメリナ】
う…ん…

ルフレ

  • ルフレ(僕)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【ルキナ】
ここは雰囲気があって
素敵な場所ですね…
戦闘中だというのに
なんだか楽しい気分になってしまいます。

【ルフレ】
そうだね。僕も同じ意見だよ。
早くこいつらを片付けて、
温泉を満喫したいね。

【ルキナ】
あら? ルフレさん。
向こうにある…あれは何ですか?

【ルフレ】
あれは…混浴の看板だよ。

【ルキナ】
こんよく…?

【ルフレ】
えっと…男女が一緒に入れる
お風呂のことなんだけど…

【ルキナ】
えぇっ!? そ、そんなものが…!?
ここはずいぶん開放的なのですね…
でも、そこならルフレさんと
お父様が入っていらっしゃる所に、
私もご一緒できますね!

【ルフレ】
そうだね…って、ダメだよ!?
頼むから混浴には行かないでくれ!
ルキナがそんな場所に入ろうものなら、
混浴を教えた僕がクロムに殺される!

【ルキナ】
?? はい…
あっ、ルフレさん。
あちらの建物は…?

【ルフレ】
あれは…多分、土産物屋だね。
戦いが終わったら見に行くといいよ。

【ルキナ】
…お父様のお顔をかたどった
木彫りの置物が売っています。

【ルフレ】
えぇっ!!?
ほ、ほんとだ! なんで!?

【ルキナ】
さっきの話によると、ここでは私たち…
多少は名が知れているようですから、
ああいった商品が出回ることは
不思議ではないかと。

【ルフレ】
そ、そうなのか…
それにしても、あれは…

【ルキナ】
…あれは何としてでも入手しないと…

【ルフレ】
え? え?

【ルキナ】
ごめんなさい、ルフレさん。
この辺りの敵を一掃したら、
私は一時戦線を離脱します!!

【ルフレ】
それってつまり
あれを買いに行くってことかい!?
慌てなくても売れる気配は
一向に無いよ!?

【ルキナ】
いえ、それはわかりません。
もしかしたら今にも
買占めようとする輩が現れるかも…

【ルフレ】
そ、そうかな…

【ルキナ】
はい。
そうと決まれば急がねばなりません。
見ていて下さい、お父様…
私は負けません!!

【ルフレ】
ちょ、ちょっとルキナ!?
そっちには屍兵の群れが…!
…あぁ、大丈夫そうだね。
いつもにも増して見事な戦いぶりだ…
そんなに欲しいのかな、
あの置物…

ルキナ→ルフレ
【ルキナ】
あの、ルフレさん。
先程はすみませんでした。
無事に入手できましたよ、
お父様の置物!

【ルフレ】
よ、良かったねルキナ…
…ん? 置物の他にも
何か買ってきたのかい?

【ルキナ】
はい、一目見て気に入ってしまいまして。
…懐かしくありませんか、これ。

【ルフレ】
あ! これって…ルキナが
変装してた時に被ってた仮面!?

【ルキナ】
そうです。
これは木彫りの複製品ですけど…
本物はあの時、お城の庭に
置いてきてしまいましたから。

【ルフレ】
確かに懐かしいね…
あの時はまさか正体が女だとは
夢にも思ってなかったよ。
あの仮面を被ったルキナは
凛々しくて、かっこ良かったな。
…あ、今ももちろんそうだけどね?

【ルキナ】
うふふ、ありがとうございます。
ルフレさんの目に
そう映っていたのなら、良かったです。
私、こちらの世界に来てからは
内心ドキドキして大変だったんですよ?

【ルフレ】
そうなのかい?
全然そういう風には見えなかったけど…

【ルキナ】
だとしたら、仮面のおかげですね。
初めてお父様にお会いした時も…
すぐにでもこの正体を明かして
胸に飛び込んでいきたいと思った気持ちを、
懐かしさに泣き出しそうだった気持ちを、
何もかも隠し通してくれたのは…
…あの仮面でしたから。

【ルフレ】
…ルキナ。

【ルキナ】
あれが無かったらきっと、
ここまで上手く立ち回ることはできなかった。
今頃、お父様やルフレさんと
こうしていられることもありませんでした。

【ルフレ】
そっか。じゃああの仮面には
感謝しないといけないね。

【ルキナ】
…でもまたもうすぐ、正体を隠さないと
いけない日がやってくるかもしれません。

【ルフレ】
え? どうして…?

【ルキナ】
この世界に平和を取り戻したとしても、
未来に帰れるかはわかりませんから。
もし帰れなかった場合…いつまでも
お父様の元にいるわけにはいきません。
周りにいる方々に混乱を招かないためにも、
私は隠れて生きるべきです。

【ルフレ】
…………

【ルキナ】
そうしたら、次に被るのはこの
複製品になるんでしょうか。
ふふ、これだとすぐに壊れてしまいそうですね。
寂しい気持ちを隠せるか…心配です。

【ルフレ】
隠れて生きるなんて…
そんな必要は無いんじゃないかな?
クロムだって、君とずっと一緒に
いることを望んでいるはずだよ?

【ルキナ】
…確かにお父様なら、
そう言って下さると思います。
でも、それだけではダメなんです。
いずれこの国を統べる王の傍らに、
妻でも娘でもない正体不明の女がいるんですよ?
お父様に、妙な噂が立たないと…
そう言い切れますか?

【ルフレ】
確かに、
そうとは言い切れないけど…

【ルキナ】
…だったら…

【ルフレ】
…じゃあ、僕が何とかしてみせる。
ルキナが怪しまれずに、
クロムと一緒にいられる策を考える!
民を丸ごと納得させる策だなんて
考えがいがあるよ。

【ルキナ】
…………
…ありがとうございます、ルフレさん。
私のことを励まして下さって。
この時代に来て、
あなたと会えて、良かったです。

【ルフレ】
そ、そうかい?

【ルキナ】
はい。
本当に…そう思います。
さぁ、そろそろ戦列に戻りましょう?
湯気の多い場所にいたせいで、
さっきの複製品が水気を吸ってしなしなです。

【ルフレ】
うわ、本当だ!
よーし、
それじゃ早く片付けるよ!

【ルキナ】
ルフレさん…
私のために策を考えると言ってくれて、
ありがとうございます。
…でも、いいんです。
そんな策なんて無くたって。
もう二度と未来に帰れなくても、
ずっと共にいることは叶わなくても…
皆さんといられるこの日々が、
この時代で過ごした時間が、
私にとって、一生の…
…宝物ですから。

  • ルフレ(僕・夫婦)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【ルフレ】
綺麗な場所だね、ルキナ。

【ルキナ】
はい…でも、屍兵たちのせいで
せっかくの温泉が台無しです。
早く討伐して、この地に平和を
取り戻さないと…

【ルフレ】
ん? いつもにも増して
勇ましいね。
そんなに早く温泉に入りたいのかい?

【ルキナ】
そうですね…
それもありますけど、
先程、避難されるご夫婦から
少しお話を聞いたんです。

【ルフレ】
ああ、
さっき話してた人たち?

【ルキナ】
はい。その方たちは、まだ新婚で…
二人で初めて旅に来たのがここなのだと。
だから、少しでも多く思い出が残るよう、
早く屍兵を討伐したいんです。
その、私もその気持ち…
わかりますから。
私たちも…一応…
新婚、ですからね…

【ルフレ】
ルキナ…
わかった、じゃあ早くこいつらを片付けて
僕たちも沢山思い出を作ろう!

【ルキナ】
はい、そうしましょう。
あ、そういえば先程のご夫婦が
あの看板を指さして、
後で行こうねと約束しておられたのですが…
何なんでしょうね、あれ。

【ルフレ】
あれは…そうだね…
混浴の看板だよ。

【ルキナ】
こんよく…?

【ルフレ】
えっと…
男女が一緒に入れるお風呂のことだよ。

【ルキナ】
え…えぇっ!?
こ、ここにはそのようなものが!?
すみませんルフレさん!
私ったら何て質問を…!

【ルフレ】
い、いや、大丈夫だ。
知らなかったんだから仕方ないよ。

【ルキナ】
でも珍しくていいですよね、混浴。
私たちも入りますか?

【ルフレ】
ええっ!
い、いやその、それはまだちょっと…

【ルキナ】
…軍の皆さんと一緒に。

【ルフレ】
あ、あぁーそういう意味か。
確かにみんなで入ると楽しいかもね…
…って、ダメだよ!?
ルキナ、混浴に入ったりしたらダメだ。
これは夫からのお願いだ。
わかったね?

【ルキナ】
?? はい…
ルフレさんがそう言うのなら
混浴には行きません。

【ルフレ】
ふぅ…良かった。

【ルキナ】
でも、何か別のことをして
私たちも思い出を作りましょうね。
私、とっても楽しみにしています。

【ルフレ】
うん、僕も楽しみにしてるよ。

ルキナ→ルフレ
【ルフレ】
ルキナ、
そっちの戦況はどうだい?

【ルキナ】
こちらは大方片付きました。
この分ならもうすぐ終わりそうですね。
先程のご夫婦も、
きっと喜んでくださいます。

【ルフレ】
そうだね…!
けど、避難している人たちを見ると、
ここって老夫婦の客も多いみたいだね…

【ルキナ】
そうですね。長年連れ添った夫婦…
とても素敵です。

【ルフレ】
僕たちも、おじいさんやおばあさんに
なっても…ああやって仲良くしていたいね。

【ルキナ】
おじいちゃんと、
おばあちゃんになっても…?
…………

【ルフレ】
どうしたんだい、ルキナ?

【ルキナ】
私たち…そうなるまで、
一緒にいられるんでしょうか…

【ルフレ】
え…それってどういう…

【ルキナ】
だって、私は世界が平和になったら
未来に帰らないといけないかもしれない。
いえ…例え帰れなくても、ずっと
お父様の元にいるわけにはいきません。
お父様の軍師であるあなたとは、
どのみち…離れることになるのでは…?

【ルフレ】
…ルキナ。

【ルキナ】
それに、私は…
世界を救うことが一番の使命です。
もしこの先、世界とあなたが
天秤にかかるようなことが起きたら、
私は、あなたのほうを
切り捨てないといけない…
夫のことを第一に考えることのできない妻に
この先一緒にいる権利があるのでしょうか。

【ルフレ】
あるに決まってるだろう?
…君はそれでいいんだ。
だって一緒になる時、
約束したじゃないか。
僕とクロムが君を支えるから、
ルキナは使命を一番に考えるって。

【ルキナ】
ですが…

【ルフレ】
大丈夫だよ、ルキナ。
僕は君がどんな選択をしようが、
どこに行こうが、ずっと一緒にいる。
ずっと傍で支え続けるって約束する。
例え死んだって戻ってくるよ!

【ルキナ】
そんなこと…

【ルフレ】
できないかもしれないことを
やってのけるのが軍師だろう!?

【ルキナ】
!!
…うふふっ。

【ルフレ】
な、何かおかしいこと言ったかな?

【ルキナ】
いえ、ルフレさんが
あまりにも勢いで励ましてくるので、つい…
でも、私は悪いことばかり
考えてしまうので、
これくらい前向きな旦那さまのほうが
お似合いなのかもしれません。

【ルフレ】
そっか。それなら…良かった。

【ルキナ】
ありがとうございます、
ルフレさん。
なんだか心が軽くなりました。

【ルフレ】
…………
ルキナ。

【ルキナ】
…はい。

【ルフレ】
僕は、ルキナが幸せな未来を
生きるためなら、何でもするから。
それだけ…覚えておいてくれ。

【ルキナ】
ルフレさ…
!!

【ルフレ】
…………

【ルキナ】
あの、ルフレ、さん…!?
いま、唇に…!

【ルフレ】
…すまない。でも、この気持ちを
伝えるには…これしかないと思って。
ダメだよね、
軍師が戦闘中にこんなこと。

【ルキナ】
そうですね…お父様に見られたら
怒られちゃいます。

【ルフレ】
あっ!? そ、そっか!
それはまずいな…!

【ルキナ】
…冗談ですよ。
一瞬でしたから、きっと誰も見ていません。
…嬉しかったです、私。
あなたの気持ちがちゃんと…
伝わってきましたから。
戦いが終わったら…
もう一度してくださいますか?

【ルフレ】
え!? あ、うん…

【ルキナ】
ありがとうございます…

【ルフレ】
え、えっと…その、
じゃあ僕は戦列に戻るから。
そっちも気をつけてね!

【ルキナ】
わかりました。
…………
ごめんなさい、
ルフレさん…
私は…戦いが終わるまでは
あなたを一番に考えることはできない。
でも、いつも大切に思っています。
今は直接言うことはできませんが…
愛しているんです、心から。
できることなら、ずっとずっと…
年を取るまで一緒にいましょう。
世界の次に大切で、
世界でいちばん大好きな…
私だけの、
ルフレさん…

  • ルフレ(俺)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【】

【】

ルキナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(俺・夫婦)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【ルフレ】
綺麗な場所だな、ルキナ。

【ルキナ】
はい…でも、屍兵たちのせいで
せっかくの温泉が台無しです。
早く討伐して、この地に平和を
取り戻さないと…

【ルフレ】
ん? いつもにも増して
勇ましいな。
そんなに早く温泉に入りたいのか?

【ルキナ】
そうですね…
それもありますけど、
先程、避難されるご夫婦から
少しお話を聞いたんです。

【ルフレ】
ああ、
さっき話してた人たちか。

【ルキナ】
はい。その方たちは、まだ新婚で…
二人で初めて旅に来たのがここなのだと。
だから、少しでも多く思い出が残るよう、
早く屍兵を討伐したいんです。
その、私もその気持ち…
わかりますから。
私たちも…一応…
新婚、ですからね…

【ルフレ】
ルキナ…
わかった、じゃあ早くこいつらを片付けて
俺たちも沢山思い出を作ろう!

【ルキナ】
はい、そうしましょう。
あ、そういえば先程のご夫婦が
あの看板を指さして、
後で行こうねと約束しておられたのですが…
何なんでしょうね、あれ。

【ルフレ】
あれは…そうだな…
混浴の看板だ。

【ルキナ】
こんよく…?

【ルフレ】
えっと…
男女が一緒に入れる風呂のことだ。

【ルキナ】
え…えぇっ!?
こ、ここにはそのようなものが!?
すみませんルフレさん!
私ったら何て質問を…!

【ルフレ】
い、いや、大丈夫だ。
知らなかったんだから仕方ない。

【ルキナ】
でも珍しくていいですよね、混浴。
私たちも入りますか?

【ルフレ】
はあっ!
い、いやその、それはまだちょっと…

【ルキナ】
…軍の皆さんと一緒に。

【ルフレ】
あ、あぁーそういう意味か。
確かにみんなで入ると楽しいかもな…
…って、ダメだぞ!?
ルキナ、混浴に入ったりしたらダメだ。
これは夫からのお願いだ。
わかったな?

【ルキナ】
?? はい…
ルフレさんがそう言うのなら
混浴には行きません。

【ルフレ】
ふぅ…良かった。

【ルキナ】
でも、何か別のことをして
私たちも思い出を作りましょうね。
私、とっても楽しみにしています。

【ルフレ】
ああ、俺も楽しみにしてる。

ルキナ→ルフレ
【ルフレ】
ルキナ、
そっちの戦況はどうだ?

【ルキナ】
こちらは大方片付きました。
この分ならもうすぐ終わりそうですね。
先程のご夫婦も、
きっと喜んでくださいます。

【ルフレ】
そうだな…!
だが、避難している人を見ると、
ここって老夫婦の客も多いみたいだな…

【ルキナ】
そうですね。長年連れ添った夫婦…
とても素敵です。

【ルフレ】
俺たちも、じいさんやばあさんに
なっても…ああやって仲良くしていたいな。

【ルキナ】
おじいちゃんと、
おばあちゃんになっても…?
…………

【ルフレ】
どうした、ルキナ?

【ルキナ】
私たち…そうなるまで、
一緒にいられるんでしょうか…

【ルフレ】
え…それってどういう…

【ルキナ】
だって、私は世界が平和になったら
未来に帰らないといけないかもしれない。
いえ…例え帰れなくても、ずっと
お父様の元にいるわけにはいきません。
お父様の軍師であるあなたとは、
どのみち…離れることになるのでは…?

【ルフレ】
…ルキナ。

【ルキナ】
それに、私は…
世界を救うことが一番の使命です。
もしこの先、世界とあなたが
天秤にかかるようなことが起きたら、
私は、あなたのほうを
切り捨てないといけない…
夫のことを第一に考えることのできない妻に
この先一緒にいる権利があるのでしょうか。

【ルフレ】
あるに決まってるだろう?
…お前はそれでいいんだ。
だって一緒になる時、
約束したじゃないか。
俺とクロムがお前を支えるから、
ルキナは使命を一番に考えるって。

【ルキナ】
ですが…

【ルフレ】
大丈夫だ、ルキナ。
俺はお前がどんな選択をしようが、
どこに行こうが、ずっと一緒にいる。
ずっと傍で支え続けると約束する。
例え死んだって戻ってくるぜ!

【ルキナ】
そんなこと…

【ルフレ】
できないかもしれないことを
やってのけるのが軍師だろ!?

【ルキナ】
!!
…うふふっ。

【ルフレ】
な、何かおかしいこと言ったか?

【ルキナ】
いえ、ルフレさんが
あまりにも勢いで励ましてくるので、つい…
でも、私は悪いことばかり
考えてしまうので、
これくらい前向きな旦那さまのほうが
お似合いなのかもしれません。

【ルフレ】
そうか。それなら…良かった。

【ルキナ】
ありがとうございます、
ルフレさん。
なんだか心が軽くなりました。

【ルフレ】
…………
ルキナ。

【ルキナ】
…はい。

【ルフレ】
俺は、ルキナが幸せな未来を
生きるためなら、何でもする。
それだけ…覚えておいてくれ。

【ルキナ】
ルフレさ…
!!

【ルフレ】
…………

【ルキナ】
あの、ルフレ、さん…!?
いま、唇に…!

【ルフレ】
…すまない。でも、この気持ちを
伝えるには…これしかないと思って。
ダメだよな、
軍師が戦闘中にこんなこと。

【ルキナ】
そうですね…お父様に見られたら
怒られちゃいます。

【ルフレ】
あっ!? そ、そうか!
それはまずいぞ…!

【ルキナ】
…冗談ですよ。
一瞬でしたから、きっと誰も見ていません。
…嬉しかったです、私。
あなたの気持ちがちゃんと…
伝わってきましたから。
戦いが終わったら…
もう一度してくださいますか?

【ルフレ】
え!? あ、ああ…

【ルキナ】
ありがとうございます…

【ルフレ】
え、えっと…その、
じゃあ俺は戦列に戻るから。
そっちも気をつけてな!

【ルキナ】
わかりました。
…………
ごめんなさい、
ルフレさん…
私は…戦いが終わるまでは
あなたを一番に考えることはできない。
でも、いつも大切に思っています。
今は直接言うことはできませんが…
愛しているんです、心から。
できることなら、ずっとずっと…
年を取るまで一緒にいましょう。
世界の次に大切で、
世界でいちばん大好きな…
私だけの、
ルフレさん…

  • ルフレ(私)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【】

【】

ルキナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(私・親子)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【】

【】

ルキナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(あたし)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【】

【】

ルキナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(あたし・親子)×ルキナ
ルフレ→ルキナ
【ルキナ】
ここは雰囲気があって
素敵な場所ですね…
戦闘中だというのに
なんだか楽しい気分になってしまいます。

【ルフレ】
そうね。あたしも同じ意見よ。
早くこいつらを片付けて、
温泉を満喫したいわね。

【ルキナ】
あら? お母様。
向こうにある…あれは何ですか?

【ルフレ】
あれは…混浴の看板よ。

【ルキナ】
こんよく…?

【ルフレ】
えっと…男女が一緒に入れる
お風呂のことなんだけど…

【ルキナ】
えぇっ!? そ、そんなものが…!?
ここはずいぶん開放的なのですね…
でも、そこならお父様が
入っていらっしゃる所に、
私とお母様も
ご一緒できますね!
お風呂で親子水入らずの時間…
うふふ、とっても素敵です…!

【ルフレ】
そうね…って、ダメよ!?
クロムと一緒に入るなんて絶対ダメ!
親子水入らずの時間は大事だけど、
何もお風呂でそれをやることないわ!
いい、ルキナ? クロムと一緒に
お風呂に入りたいなんて言っちゃダメよ。
そんなこと言ったら、あの人は
何も考えずに女湯に突撃してくるわ!

【ルキナ】
?? はい…
お母様がそこまで仰るなら、
やめておくことにします。
あっ、お母様。
あちらの建物は…?

【ルフレ】
あれは…多分、お土産物屋ね。
戦いが終わったら見に行くといいわ。

【ルキナ】
…お母様のお顔をかたどった
木彫りの置物が売っています。

【ルフレ】
えぇっ!!?
ほ、ほんとだわ! なんで!?

【ルキナ】
さっきの話によると、ここでは私たち…
多少は名が知れているようですから、
ああいった商品が出回ることは
不思議ではないかと。

【ルフレ】
そ、そうなの…
それにしても、あれは…

【ルキナ】
…あれは何としてでも入手しないと…

【ルフレ】
え? え?

【ルキナ】
ごめんなさい、お母様。
この辺りの敵を一掃したら、
私は一時戦線を離脱します!!

【ルフレ】
それってつまり
あれを買いに行くってこと!?
慌てなくても売れる気配は
一向に無いわよ!?

【ルキナ】
いえ、それはわかりません。
もしかしたら今にも
買占めようとする輩が現れるかも…

【ルフレ】
そ、そうかしら…

【ルキナ】
はい。
そうと決まれば急がねばなりません。
見ていて下さい、お母様…
私は負けません!!

【ルフレ】
ちょ、ちょっとルキナ!?
そっちには屍兵の群れが…!
…あぁ、大丈夫そうね。
いつもにも増して見事な戦いぶりだわ…
そこまであの置物を欲しがってくれるのは
嬉しいけど…ちょっと複雑な気分ね。

ルキナ→ルフレ
【ルキナ】
あの、お母様。
先ほどはすみませんでした。
無事に入手できましたよ、
お母様の置物!

【ルフレ】
よ、良かったわねルキナ…
それを今後どうするのか
すごく気になるけど…
…あら? 置物の他にも
何か買ってきたの?

【ルキナ】
はい、一目で気に入ってしまいまして。
…懐かしくありませんか、これ。

【ルフレ】
あ! これって…ルキナが
変装してた時に被ってた仮面!?

【ルキナ】
そうです。
これは木彫りの複製品ですけど…
本物はあの時、お城の庭に
置いてきてしまいましたから。

【ルフレ】
確かに懐かしいわね…
あの時はまさか正体が女だとは
夢にも思ってなかったわ。
あの仮面を被ったルキナは
凛々しくて、かっこ良かったわね。
…あ、今ももちろんそうだけどね?

【ルキナ】
うふふ、ありがとうございます。
お母様の目に
そう映っていたのなら、良かったです。
私、こちらの世界に来てからは
内心ドキドキして大変だったんですよ?

【ルフレ】
あら、そうなの?
全然そういう風には見えなかったけど…

【ルキナ】
だとしたら、仮面のおかげですね。
初めてお父様やお母様にお会いした時も…
すぐにでもこの正体を明かして
胸に飛び込んでいきたいと思った気持ちを、
懐かしさに泣き出しそうだった気持ちを、
何もかも隠し通してくれたのは…
…あの仮面でしたから。

【ルフレ】
…ルキナ。

【ルキナ】
あれが無かったらきっと、
ここまで上手く立ち回ることはできなかった。
今頃、お父様やお母様と
こうしていられることもありませんでした。

【ルフレ】
そう。じゃああの仮面には
感謝しないといけないわね。

【ルキナ】
…でもまたもうすぐ、正体を隠さないと
いけない日がやってくるかもしれません。

【ルフレ】
え? どうして…?

【ルキナ】
この世界に平和を取り戻したとしても、
未来に帰れるかはわかりませんから。
もし帰れなかった場合…いつまでも
お二人の元にいるわけにはいきません。
周りにいる方々に混乱を招かないためにも、
私は隠れて生きるべきです。

【ルフレ】
そんな、ルキナ…

【ルキナ】
そうしたら、次に被るのはこの
複製品になるんでしょうか。
ふふ、これだとすぐに壊れてしまいそうですね。
寂しい気持ちを隠せるか…心配です。

【ルフレ】
隠れて生きるなんて…
そんな必要は無いんじゃない?
少なくともあたしはずっと
あなたと一緒にいたいし、
クロムだって、
同じことを望んでいるはずよ?

【ルキナ】
…そうですね。お二人なら、
そう言って下さると思っていました。
でも、それだけではダメなんです。
いずれこの国を統べる王と王妃の傍らに、
正体不明の人間がいるんですよ?
しかも、その人間の瞳には…
聖王の血筋を示す聖痕が刻まれている。
それで王家に、妙な噂が立たないと…
そう言い切れますか?

【ルフレ】
確かに、
そうとは言い切れないけど…

【ルキナ】
…だったら…

【ルフレ】
…じゃあ、あたしが何とかしてみせる。
ルキナが怪しまれずに、
あたしたちと一緒にいられる策を考える!
国の民たちを丸ごと納得させる策だなんて
考えがいがあるわ。
…だから安心して。
あなたはあたしが守ってみせる。
だってあなたは、
あたしの大事な娘なんだもの。

【ルキナ】
…………
…ありがとうございます、お母様。
私のことを守ると言って下さって。
この時代に来て、
お母様と会えて、良かったです。
やっぱり私は…あなたが、
お母様のことが…
…大好きですよ。

【ルフレ】
や、やめてよ。照れるじゃない。

【ルキナ】
照れくさい思いをさせてすみません。
でも私は…本当にそう思っているんです。
さぁ、そろそろ戦列に戻りましょう?
湯気の多い場所にいたせいで、
さっきの複製品が水気を吸ってしなしなです。

【ルフレ】
うわ、本当だわ!
よーし、
それじゃ早く片付けましょ!

【ルキナ】
お母様…
私のために策を考えると言ってくれて、
ありがとうございます。
…でも、いいんです。
そんな策なんて無くたって。
もう二度と未来に帰れなくても、
ずっと共にいることは叶わなくても…
二度と会えないはずだった
お父様やお母様といられるこの日々が、
そして、この時代で過ごした
かけがえのない時間が、
私にとって、一生の…
…宝物ですから。

  • ルフレ(僕)×ウード
ルフレ→ウード
【ウード】
立ち込める湯煙…
舞い散る紅の葉…
この地の景色は
郷愁の念を強くさせるな…

【ルフレ】
ウード、今からあっちの屍兵を
叩こうと思うんだけど、僕と一緒に…

【ウード】
置き去りにしたあの地は今頃、
俺たちのことを恨んでいるのだろうか…
ふっ…これしきのことで感傷に浸るとは
俺も所詮は人の子ということだな…

【ルフレ】
ん? 取り込み中かな?
仕方ない…
…ウード!!

【ウード】
おわっ!?
…あ、ルフレさん!?
すみません、何か用事でしたか?

【ルフレ】
戦闘の相談に来たんだよ。
あっちの屍兵を一緒に倒してくれないかな?

【ウード】
はい、わかりました!
じゃあ早速…

【ルフレ】
待ってくれ、ウード。

【ウード】
え?

【ルフレ】
正面から行くと危険だよ。
どういう風に攻めるかの戦略的指示を
今から端的に伝えさせてもらうから…

【ウード】
せ、戦略的指示!?
…かっこいい…血が騒ぐぜ…
それで、
俺はどういう風に動けばいいんです?

【ルフレ】
そうだね…ウードにはあの建物の影に
隠れていて欲しいんだ。
僕が囮になって引きつけるから、
屍兵が気を取られた隙を衝いて、
背後から屍兵を叩いてくれ。

【ウード】
そ、そんなおいしい役目を俺に…!?
これは俺の秘めた力が、
ついに認められたということか…!?
よしわかった、俺は今からこの策のことを
紅の葉に紛れし影の任務…
ロートシュヴァルツ・ミッションと
呼ばせてもらう!

【ルフレ】
…へ?

【ウード】
そして今から俺たちの展開する陣形の名は
ミッシング・リングだ!
これは互いの一見無関係かのような動きが
実は一つの意志の元にあることを示している…

【ルフレ】
それは…素晴らしいね…

【ウード】
くっ…血が騒ぐ…!
しかしこの力を解放すれば…
ロートシュヴァルツ・ミッションにおける
俺の…影としての役割は果たせない!
静まれ…静まってくれ、
せめて、今は、今だけは…っ!!

【ルフレ】
!! しまった!
屍兵がこっちに気づいたみたいだ!
作戦は変更だよ、ウード!

【ウード】
なにっ…!?
今からミッションの改編を行うだと!?
ふっ…いいだろう、俺の力は最初から
貴様の支配下に…

【ルフレ】
気付かれた以上は正面突破をする!
今の作戦は忘れてくれ、ウード!

【ウード】
えっ!? そ、そんなぁ…!
…あっ、待ってくれよ!
一人で行くと危ないですって!
せめて援護しますから
置いていかないでくださいよ!
ルフレさーん!!

ウード→ルフレ
【ウード】
先程の敵は中々の強敵だったな。
さすがの俺も真の力の解放を
考えざるを得なかったぞ…

【ルフレ】
…ねぇ、ウード。

【ウード】
あ、はい何ですか?
次の作戦でも練りますか?

【ルフレ】
いや、
前から聞いてみたかったんだけど…
君はどうしていつも、
何かを演じているような口調で話すんだい?

【ウード】
これは何かを演じているわけではない…
むしろ本来の俺の口調だ。
そう、俺の中の秘めた力が疼く時、
本来の言霊が口を衝いて出てくるのだ。

【ルフレ】
ああ、そう…
ところで、
その秘めた力って何なんだい?
君も一応聖王の血筋なんだし、
もしかして本当に何か力があるとか?

【ウード】
も、もちろんだ…
俺が本気になれば、あの偉大な伯父を
凌ぐほどの力を発現することさえ…

【ルフレ】
へえ、そうなのか!
それは知らなかったよ。

【ウード】
…………

【ルフレ】
ウード?

【ウード】
…………
…いや、嘘だ。
今のは嘘なんです、ルフレさん。
本当は知ってるんです…
自分に特別な力なんてないってこと。
クロム伯父さんやルキナみたいな
世界を変える力を…俺は持っていない。

【ルフレ】
!! ウード…

【ウード】
でも、俺にだって
そんな力があればって…
あの世界で人が死ぬたび、
何度も考えたんです。
だから、そういう風に振る舞っていたら、
いつか本当にそうなるような気がして…

【ルフレ】
そうだったんだね…
あの言動には、そんな理由が…

【ウード】
笑ってくれていいですよ、
ルフレさん。
でも、そうでも思わないと、
あの未来を生き抜けなかったんです。

【ルフレ】
そんな…笑うわけないだろう!?
今の話を聞いて、誰も君を笑えない!

【ウード】
ルフレさん…

【ルフレ】
強大な力なんて秘めてなくても、
君はこうやって…
この世界の運命を変えるために来た、
選ばれた特別な戦士じゃないか。

【ウード】
…………

【ルフレ】
だから…

【ウード】
…世界の、運命…
…選ばれた、特別な戦士…

【ルフレ】
ん? ウード、どうしたんだい?

【ウード】
そ、そうか…そうだよな。
今まで自分で言うばっかりで、
人に言われたことなんて
一度もなかったから弱気になってたけど…
やっぱり俺って、特別な戦士だったんだな!
ふふん…そうかそうかー。
ありがとうございますルフレさん!
俺、なんだか元気出てきました!

【ルフレ】
は…励ます前に立ち直った?
ま、まぁいいか。
その方が、ウードらしいからね。

【ウード】
はっ…!
ルフレさん…!

【ルフレ】
な、なんだい?

【ウード】
…喜ぶがいい、稀代の天才軍師よ。
向こうに手頃な屍兵を発見した。
今こそ、
先程日の目を見なかった…
ロートシュヴァルツ・ミッションを
行使する時ではないか?

【ルフレ】
あのー…元気になってくれたのは
心底嬉しいんだけどさ、
君、やっぱり半分ぐらいは
単にかっこいいからやってるだけだろ、それ…

  • ルフレ(僕・親子)×ウード
ルフレ→ウード
【ウード】
立ち込める湯煙…
舞い散る紅の葉…
この地の景色は
郷愁の念を強くさせるな…

【ルフレ】
ウード、今からあっちの屍兵を
叩こうと思うんだけど、僕と一緒に…

【ウード】
置き去りにしたあの地は今頃、
俺たちのことを恨んでいるのだろうか…
ふっ…これしきのことで感傷に浸るとは
俺も所詮は人の子ということだな…

【ルフレ】
ん? 取り込み中かな?
仕方ない…
…ウード!!

【ウード】
おわっ!?
…あ、父さん!?
すまん、何か用だったか?

【ルフレ】
戦闘の相談に来たんだよ。
あっちの屍兵を一緒に倒してくれないかな?

【ウード】
ああ、わかった!
父さんの役に立てるなら光栄だぜ!
じゃあ早速…

【ルフレ】
待ってくれ、ウード。

【ウード】
え?

【ルフレ】
正面から行くと危険だよ。
どういう風に攻めるかの戦略的指示を
今から端的に伝えさせてもらうから…

【ウード】
せ、戦略的指示!?
…かっこいい…血が騒ぐぜ…
さすがは我が偉大なる父にして
天才軍師ルフレということか…
それで父さん、
俺はどういう風に動けばいいんだ!?

【ルフレ】
そうだね…ウードにはあの建物の影に
隠れていて欲しいんだ。
僕が囮になって引きつけるから、
屍兵が気を取られた隙を衝いて、
背後から屍兵を叩いてくれ。

【ウード】
そ、そんなおいしい役目を俺に…!?
これは俺のことを、
息子として信頼しているということか…?
それとも、俺の秘めた力が
ついに認められたということか…!?
よしわかった、俺は今からこの策のことを
紅の葉に紛れし影の任務…
ロートシュヴァルツ・ミッションと
呼ばせてもらう!

【ルフレ】
…へ?

【ウード】
そして今から俺たちの展開する陣形の名は
ミッシング・リングだ!
これは互いの一見無関係かのような動きが
実は一つの意志の元にあることを示している…

【ルフレ】
それは…素晴らしいね…

【ウード】
くっ…血が騒ぐ…!
しかしこの力を解放すれば…
ロートシュヴァルツ・ミッションにおける
俺の…影としての役割は果たせない!
静まれ…静まってくれ、
せめて、今は、今だけは…っ!!

【ルフレ】
!! しまった!
屍兵がこっちに気づいたみたいだ!
作戦は変更だよ、ウード!

【ウード】
なにっ…!?
今からミッションの改編を行うだと!?
ふっ…いいだろう、俺の力は最初から
父であるお前の支配下に…

【ルフレ】
気付かれた以上は正面突破をする!
今の作戦は忘れてくれ、ウード!

【ウード】
えっ!? そ、そんなぁ…!
…あっ、待ってくれよ!
一人で行くと危ないって!
せめて援護するから
置いていかないでくれよ!
おーい、父さーん!!

ウード→ルフレ
【ウード】
先程の敵は中々の強敵だったな。
さすがの俺も真の力の解放を
考えざるを得なかったぞ…

【ルフレ】
…ねぇ、ウード。

【ウード】
ん? 何だ父さん。
次の作戦でも練るか?

【ルフレ】
いや、
前から聞いてみたかったんだけど…
君はどうしていつも、
何かを演じているような口調で話すんだい?

【ウード】
これは何かを演じているわけではない…
むしろ本来の俺の口調だ。
そう、俺の中の秘めた力が疼く時、
本来の言霊が口を衝いて出てくるのだ。

【ルフレ】
ああ、そう…
ところで、
その秘めた力って何なんだい?
君も一応聖王の血筋なんだし、
もしかして本当に何か力があるとか?

【ウード】
も、もちろんだ…
俺が本気になれば、あの偉大な伯父を
凌ぐほどの力を発現することさえ…

【ルフレ】
へえ、そうなのか!
それは知らなかったよ。
きっとリズが聞いたら喜ぶね。
あとで教えておいてあげよう!

【ウード】
…………

【ルフレ】
ウード?

【ウード】
…………
…いや、嘘だ。
今のは嘘なんだよ、父さん。
俺、本当は知ってるんだ…
自分に特別な力なんてないってこと。
クロム伯父さんやルキナみたいな
世界を変える力を…俺は持っていない。

【ルフレ】
!! ウード…

【ウード】
でも、俺にだって
そんな力があればって…
あの世界で人が死んだ時、
母さんが屍兵に殺された時…
何度も考えたんだ。
こんなんじゃ、いなくなった父さんに
顔向けができないって…
俺に力があれば、
みんなを守れたのにって。
だから、力があるように振る舞っていたら、
いつか本当にそうなるような気がして…

【ルフレ】
そうだったんだね…
あの言動には、そんな理由が…

【ウード】
馬鹿な息子だなって…
笑ってくれていいぜ、父さん。
でも、そうでも思わないと、
あの未来を生き抜けなかったんだ。
自分は特別なんだって思わないと、
やってられなかったんだよ…

【ルフレ】
そんな…笑うわけないだろう!?
今の話を聞いて、誰も君を笑えない!
もし笑うような奴がいたら…
僕が、父さんが許さない!
君は立派な息子だよ…ウード。

【ウード】
父さん…

【ルフレ】
強大な力なんて秘めてなくたって、
君はこうやって…
この世界の運命を変えるために来た、
選ばれた特別な戦士じゃないか。

【ウード】
…………

【ルフレ】
だから…

【ウード】
…世界の、運命…
…選ばれた、特別な戦士…

【ルフレ】
ん? ウード、どうしたんだい?

【ウード】
そ、そうか…そうだよな。
今まで自分で言うばっかりで、
人に言われたことなんて
一度もなかったから弱気になってたけど…
やっぱり俺って、特別な戦士だったんだな!
ふふん…そうかそうかー。
ありがとう、父さん!
俺、なんだか元気出てきたぜ!

【ルフレ】
は…励ます前に立ち直った?
まぁいいか。
その方がウードらしいというか…
こういう勝手に元気になるとこ、
リズにそっくりだよな…

【ウード】
はっ…!
父さん…!

【ルフレ】
な、なんだい?

【ウード】
…喜ぶがいい、稀代の天才軍師よ。
向こうに手頃な屍兵を発見した。
今こそ、
先程日の目を見なかった…
ロートシュヴァルツ・ミッションを
行使する時ではないか?

【ルフレ】
…………
…はは、わかったよ。
では力を秘めし我が息子…ウードよ。
これより先刻のミッションを再開する。
だが相手は強力だ。もし貴様が望むのなら、
より高度な策を練ってやってもいいぞ…?

【ウード】
…なんだよ、それ。
俺の話し方はもっとかっこいいぜ?
けど、ありがとな…父さん。

  • ルフレ(俺)×ウード
ルフレ→ウード
【】

【】

ウード→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(俺・親子)×ウード
ルフレ→ウード
【】

【】

ウード→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(私)×ウード
ルフレ→ウード
【】

【】

ウード→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(私・夫婦)×ウード
ルフレ→ウード
【ウード】
ふ…この宝の煌きは
湯煙の中ですら鈍ることはないか…
これならあいつに贈る証として相応しい。
俺の見る目は確かだったようだな…

【ルフレ】
ウードさん、
何をしてるんですか?

【ウード】
はっ…!貴様は我が最愛の妻にして
異世界の力を束ねし軍の参謀…!
さては、先ほど手にした
宝の煌きに呼応してこの領域へ?
ふっ…流石、異質な物を
察知する能力は並ではないということか…

【ルフレ】
ああ、浸ってる最中だったんですね。
ごめんなさい、邪魔をしました。

【ウード】
あわわ…
待ってくれよ、ルフレ!
実はさっき土産物屋を覗いて来たんだ。
そしたらすっげーかっこいい首飾りがあってさ。
思わず買って来ちまったんだよ。

【ルフレ】
ウードさん、あなた戦闘中に
お土産物屋に行っていたんですか…
ま、まぁ過ぎたことはいいです。
それで、その首飾りってどんなのですか?

【ウード】
ふふん…よくぞ聞いてくれた。
その装飾が放つ光はまるで
極楽鳥の羽根の輝きにも勝り、
その意匠は崇高なる神々の予言を閉じ込めたかのような仕上がりで…

【ルフレ】
…その話、長くなります?

【ウード】
あ、いやいや、すぐ終わる!
というかもう現物を見せる!
…じゃじゃーん!これがその首飾りだ!
どうだ?すごいだろ?かっこいいだろ?

【ルフレ】
ま、まぁ…天馬の羽に、花と鎖が
これでもかというぐらい絡まっていて…
びっくりするほど温泉の要素が
見当たらないといいますか…
その…斬新な首飾りですね。

【ウード】
そうだろ?
褒めてくれて嬉しいぜ。

【ルフレ】
褒めてはないですよ…

【ウード】
あのな、実はな、
ルフレも気に入ってくれると思って…
じゃじゃーん!見ろ!
女物も買って来たんだ!

【ルフレ】
まさかのお揃いですか!?

【ウード】
ああ…同じ意匠の片割れ同士を
身に付けることによって、
俺たち夫婦の絆は
より強固なものとなる…
言わばこれは、俺たちの約束の証…
エバーラスティング・プルフだ!

【ルフレ】
そ、そうですか…ありがとうございます。
大事に保管しておきすね。

【ウード】
ん?保管しておくとかじゃなくて、
お揃いでつけようぜ!

【ルフレ】
そ、そうですね、
前向きに考えておきます。
では私は、屍兵を倒しに行きますので。
ウードさんも早く戦列に戻ってくださいね。

【ウード】
えぇ?
お、おーいルフレ!
なんで夫を置いて行っちまうかな…
…あ。さてはあいつ照れてるな?
ふふん…可愛い奴め。

ウード→ルフレ
【ウード】
おい、ルフレ。
何でさっきの首飾り、着けないんだ?
別に照れることは無いんだぞ。
俺たちが夫婦だってことは
周知の事実なんだから。な?

【ルフレ】
う、うぅ…えぇっと…
…ごめんなさい、ウードさん。
やっぱりあの首飾り…
着けるのは無理かもしれません…

【ウード】
ん?なんでだ?

【ルフレ】
えっと…その…言いにくいんですが…
ちょっと…私の趣味じゃない…です…

【ウード】
なにっ…!?
趣味じゃ…ない…?

【ルフレ】
ご、ごめんなさい…
せっかく買ってきてくださったのに…

【ウード】
い、いや、別に…気にすることは…
そっか…そうだよな…
やはりどんな宝も女神の祝福を受けなければ
単なる歴史に置き去りにされし枝葉末節の…

【ルフレ】
ウードさん、ウードさん!いつもに増して
訳のわからないことを口走ってますよ!?

【ウード】
…はっ!だ、大丈夫だ。
意識が少し遠い地に行っていただけで…
でも、そっかああ~。
あの首飾り…ダメだったか。
指輪の代わりになれば
いいなーと思ったんだけどな…

【ルフレ】
指輪…ですか?

【ウード】
ああ。その…俺たち夫婦なのに
結婚指輪の一つも無いだろ?
けど、指輪はまだ
俺の持ち金じゃ買えないから…
しばらくはあの首飾りが、
その代わりになればいいと思って…

【ルフレ】
そうだったんですか!?
ごめんなさい、そうとは知らずに私…!
や、やっぱり着けます!
今すぐ着けます!
そうですよね、デザインなんて気にせずに
堂々としていればんですよ!

【ウード】
…いや、いいんだ、ルフレ。
お揃いは先の楽しみに取っておいてくれ。
ちょっと先の話になると思うが…
いつか一緒に指輪を買いに行こう。

【ルフレ】
ウードさん…
…わかりました。
ありがとうございます。

【ウード】
そのために俺、
行軍中に拾った小銭や、
お使いに行った時のお釣りなんかを
少しずつ貯めてるんだぜ?

【ルフレ】
まあ、すごいですね。
なんだか意外です…あなたが貯金なんて。
こうやって考えると私…
ウードさんの奥さんなのに、
ウードさんのこと何にも知らないんですね。

【ウード】
そうだな…俺もルフレのこと
全然わかってなかった。
でも時間なんていくらでもあるんだし、
お前のことゆっくり教えてくれよ。

【ルフレ】
そうですね…
…でも私は、私のことを
全然知りません。
生まれた土地、母親の顔、
子供の頃の思い出…
何も知らないから、怖いんです。
こうやってウードさんと過ごした日々も、
些細なことで忘れてしまうんじゃないかって…

【ウード】
ルフレ…

【ルフレ】
な、なんちゃって…
ごめんなさい、こんな暗い話…

【ウード】
笑って誤魔化すなよ。
不安なら不安だって、言えばいい。

【ルフレ】
え、ウードさん、
どうして抱き締め…
…んっ!?
…………

【ウード】
…………

【ルフレ】
ウードさん…
どうして、今、キスしたんですか…

【ウード】
…大丈夫だって、言いたかったんだ。
俺が…お前の記憶を保持してやる。
これからずっと傍にいて、
お前の記憶全部…俺も覚えててやる。

【ルフレ】
!!

【ウード】
…だから教えてくれよ。
これからずっと、一生かけて。
お前の好きな色、好きな食べ物、
好きな季節に、好きな言葉。
俺が全部覚えて、忘れないから。
例え何度忘れても…また何度だって教えてやるよ。

【ルフレ】
ウードさん…
…ありがとうございます…

【ウード】
安心…できたか?

【ルフレ】
そうですね…もう十分です。
ですから…そろそろ放してくれますか?
皆さんが、物珍しそうに見ています…

【ウード】
え?あ…
うわああああーーー!!
お、おれは戦闘中になんて真似をーーー!?

【ルフレ】
ま、まぁやってしまったことは仕方ないです!
反省会はこのあと二人でしましょう?

【ウード】
…時間取ってくれるのか?
俺のために…?

【ルフレ】
当たり前ですよ。
私たち…夫婦なんですから。

【ウード】
じゃ、じゃあ風呂とか食事が終わった後…
二人きりで過ごしてくれるのか?

【ルフレ】
はい。もちろんです。

【ウード】
や、やったーーー!
ふっ…そうと決まればこの地の平和を
一刻も早く取り戻さねばならんな…
待っていろ悪しき魔の者よ…
この世界線の超越者・ウードが相手だ!
…というわけで俺、戦ってくるから。
この後の約束、楽しみにしてるからな!
大好きだぜ、ルフレっ!!

【ルフレ】
ちょ、ちょっとウードさん!
そんな大きな声で…!!
うぅ…ほんとに困った子ですね…
たまに何考えてるか分からないですし…
でも…でも…
私も…大好きですよ。
異なる時間軸より来たる…
選ばれし、私の最愛の戦士…ウードさん。
…なんてね。

  • ルフレ(あたし)×ウード
ルフレ→ウード
【】

【】

ウード→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(あたし・夫婦)×ウード
ルフレ→ウード
【】

【】

ウード→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(僕)×アズール
ルフレ→アズール
【アズール】
うぅーん、無いなぁ…
手頃な物ってなかなか見つからないよ…

【ルフレ】
アズール、何か探しものかい?

【アズール】
あっ、ルフレさん!
いやー、この場所での
旅の証を探してるんですよ。

【ルフレ】
旅の証…?

【アズール】
はい。その場所の
思い出になるようなものを見つけて、
そこに行った証として持ち帰るんです。
例えば…海なら貝殻とかですね。
そしたら、その証を見るたびに、
ここでのことを思い出せるでしょう?

【ルフレ】
へえ、それは素敵だね。

【アズール】
えへへ…実はこれ、
母さんからの受け売りなんですけどね。

【ルフレ】
そうなんだ…
それで何か見つかったの?

【アズール】
それが全然無いんですよ!
最初はこの赤い葉っぱを
持って帰ろうと思ったんですけど…
本か何かに挟んでないと
すぐボロボロになっちゃうんです。
これから持ち歩くことになるので、
できれば壊れにくい物の方がいいんですよね。

【ルフレ】
なるほど…あ、じゃあお湯はどうだい?
液体だと壊れようがないし。

【アズール】
…ルフレさん、
それ本気で言ってます?
そんなことしたら僕はこれから先ずっと、
お湯の入った袋を持ち歩くことになりますよ。
行軍中や戦闘中に僕が
チャプチャプいわせてるの見て楽しいですか?

【ルフレ】
楽しくないね。

【アズール】
そうでしょう!?
ああ…そんなの想像するだけで
恥ずかしいよ…
…まぁ僕も最初はこのお湯を
いかにして持ち帰るか考えましたけど。

【ルフレ】
考えたんだ…

【アズール】
あはは…やっぱり一番、
目につきやすいですからね。
あとは、その辺の岩を
削るとかもやってみました。

【ルフレ】
えっ?

【アズール】
でも意外と硬くて…

【ルフレ】
あ、あぁ…そうだね、あれは硬いね。
むしろ削ろうと思ったのがすごいよ。

【アズール】
それにしても、ここまで手頃な物が無いと
心が折れそうですよ。
いっそここにいる屍兵の一部を
持って帰ろうかな…

【ルフレ】
屍兵!? それはやめておこう!?
せっかくの温泉が灰色の思い出と化すよ!
多分もっとましな物があるはずだから、
もう少し探してみたらどうだい?

【アズール】
そうですね…
戦いながら考えてみます。

アズール→ルフレ
【アズール】
ルフレさーん!

【ルフレ】
あ、何か旅の証が見つかったのかい?

【アズール】
はい。温泉の浅瀬に、
手頃な小石があったんですよ。
色もここの雰囲気にぴったりの紫色だし、
旅の証としてはぴったりだと思うんです!

【ルフレ】
へえ、確かに綺麗な石だね。
いいのが見つかって良かったね、アズール。

【アズール】
はい。これで、僕は覚えていられます。
みんなで温泉に来たこと。
この石は、ずっと大切にします。
…ずっと。

【ルフレ】
…そ、そんなに? 旅の証って、
そこまで大切にするものなの?

【アズール】
そうですね…旅の証というよりは
思い出を大事にしたいって感じです。
僕、楽しい思い出って
びっくりするほど少ないですから。
未来では…
辛いことの方が多かったし、
こっちに来てからも、
この軍に合流するまでは大変でしたからね。

【ルフレ】
!! そう、だったね…

【アズール】
それに、平和になったら…
未来に帰れても帰れなくても、
ルフレさんたちとはお別れになる。
だから今のうちに、いっぱい思い出を
作っておきたいんですよ。

【ルフレ】
帰れなくてもお別れって…
どういうことだい?

【アズール】
だって、この世界にはもうすぐ、
本物の僕が生まれてきますから。
そしたら僕は、
彼の傍にいるべきではない。
そう思うと、僕が皆さんといられる時間って
意外と少ないんですよね…
えへへ…
ちょっとだけ…寂しいです。

【ルフレ】
アズール…

【アズール】
すみません、変なこと言って。
でもこの石があれば大丈夫。
寂しくなっても、
これを見れば我慢できます。
いやー、ちゃんと手頃な物が
見つかって良かったなぁ。

【ルフレ】
…………
ねえ。
その石…ちょっと見せてくれないか。

【アズール】
あ、はい、どうぞ。

【ルフレ】
…てやっ!!

【アズール】
えぇーっ!? ちょ…ちょっと!
なんで石投げちゃったんです!?
も、もしかして僕に取ってこさせる
新しい遊びじゃ…ないですよね?

【ルフレ】
違うよ!
あんなもの…いらないんだ!

【アズール】
え…!?

【ルフレ】
あんな石に思い出を閉じ込めて
寂しさを紛らわすぐらいなら…
いらないって言ってるんだよ!

【アズール】
!!

【ルフレ】
寂しいなら…
またみんなに会いたいと思うなら…
例え何度離れたって、
何度でも戻ってきたらいいだろう!?

【アズール】
ルフレさん…

【ルフレ】
それとも何だい?
君は僕たちのことを、
仲間が戻ってきたのに
それを迷惑だと思うような…
そんな冷たい集団だと思ってるのかい?

【アズール】
そんなこと、思ってないです…!
そんな風に思えるわけ…
ないじゃないですか…

【ルフレ】
だったら、
いつだって戻ってきたらいいよ。
いいかい? 思い出を作れるのは今だけ、
みたいなこと言っちゃダメだ。
君には…僕たちには、
これから楽しいことがいっぱい待ってる。
いや、待っている世界に
しないといけないんだ。
…そのために、
君はここに来たんだろう?

【アズール】
…………
…はい。そうですね…
ルフレさんの言う通りです。
後で自分を慰めるための
思い出を作るんじゃない。
これから先を笑顔で生きるための
思い出を作らないといけませんね。
よーし、そうと決まればこの後の温泉で
いっぱい楽しいことしないと!
もちろんルフレさんも
付き合ってくれますよね?

【ルフレ】
もちろん。
僕もこの軍に入るまでの思い出…
というか記憶が無いからちょうどいいよ!

【アズール】
あはは、
ありがとうございます!
いつかルフレさんたちと
お別れする日が来ても…
今日のことを思い出して、
笑って生きていきます。
でも、それでもどうしようもなく
寂しくなったら、戻ってきますから…
そしたら…
それがいつでも、何度でも、
『おかえり』って…
言って下さい、ね。

  • ルフレ(僕・親子)×アズール
ルフレ→アズール
【アズール】
うぅーん、無いなぁ…
手頃な物ってなかなか見つからないよ…

【ルフレ】
アズール、何か探しものかい?

【アズール】
あっ、父さん!
いやー、この場所での
旅の証を探してるんだよ。

【ルフレ】
旅の証…?

【アズール】
うん。その場所の
思い出になるようなものを見つけて、
そこに行った証として持ち帰るんだ。
例えば…海なら貝殻とかだね。
そしたら、その証を見るたびに、
ここでのことを思い出せるでしょ?

【ルフレ】
へえ、それは素敵だね。
確か前に、オリヴィエも
同じようなことを言ってたけど…
もしかしてそれって、
オリヴィエから教えてもらったのかい?

【アズール】
えへへ…さすが父さん。
何でもお見通しだね。
父さんの言う通り、これは
母さんからの受け売りなんだ。

【ルフレ】
やっぱりね。
それで何か見つかったの?

【アズール】
それが全然無いんだよ!
最初はこの赤い葉っぱを
持って帰ろうと思ったんだけど…
本か何かに挟んでないと
すぐボロボロになっちゃうんだ。
これから持ち歩くことになるから、
できれば壊れにくい物の方がいいんだよね。

【ルフレ】
なるほど…あ、じゃあお湯はどうだい?
液体だと壊れようがないし。

【アズール】
…父さん、
それ本気で言ってる?
そんなことしたら僕はこれから先ずっと、
お湯の入った袋を持ち歩くことになるよ。
行軍中や戦闘中に自分の息子が
チャプチャプいわせてるの見て楽しい?

【ルフレ】
楽しくないね。

【アズール】
そうだろう!?
軍師の息子なのに
馬鹿っぽすぎるよ!
ああ…そんなの想像するだけで
恥ずかしい…
…まぁ僕も最初はこのお湯を
いかにして持ち帰るか考えたけど。

【ルフレ】
考えたんだ…

【アズール】
あはは…やっぱり一番、
目につきやすいからね。
あとは、その辺の岩を
削るとかもやってみたよ。

【ルフレ】
えっ?

【アズール】
でも意外と硬くて…

【ルフレ】
あ、あぁ…そうだね、あれは硬いね。
むしろ削ろうと思ったのがすごいよ。

【アズール】
それにしても、ここまで手頃な物が無いと
心が折れそうだよ。
いっそここにいる屍兵の一部を
持って帰ろうかな…

【ルフレ】
屍兵!? それはやめておこう!?
そんなことしたらオリヴィエが泣くよ!?
多分もっとましな物があるはずだから、
もう少し探してみたらどうだい?

【アズール】
そうだね…
戦いながら考えてみるよ。
相談に乗ってくれてありがと、
父さん。

アズール→ルフレ
【アズール】
父さーん!

【ルフレ】
あ、何か旅の証が見つかったのかい?

【アズール】
うん。温泉の浅瀬に、
手頃な小石があったんだ。
色もここの雰囲気にぴったりの紫色だし、
旅の証としてはぴったりだよね!

【ルフレ】
へえ、確かに綺麗な石だね。
いいのが見つかって良かったね、アズール。

【アズール】
うん。これで、僕は覚えていられる。
みんなで温泉に来たこと。
この石は、ずっと大切にするよ。
…ずっと。

【ルフレ】
…そ、そんなに? 旅の証って、
そこまで大切にするものなの?

【アズール】
そうだね…旅の証っていうより、
思い出を大事にしたいって感じかな。
僕、楽しい思い出って
びっくりするほど少ないから。
未来では…
辛いことの方が多かったし、
こっちに来てからも、
この軍に合流するまでは大変だったから。

【ルフレ】
!! そう、だったね…

【アズール】
それに、平和になったら…
未来に帰れても帰れなくても、
父さんや母さんとはお別れになる。
だから今のうちに、いっぱい思い出を
作っておきたいんだ。

【ルフレ】
帰れなくてもお別れって…
どういうことだい?

【アズール】
だって、この世界にはもうすぐ、
本物の僕が生まれてくるでしょ?
そしたら僕は、
彼の傍にいるべきじゃないよ。
この時代の彼に、僕が影響を与えるのは、
きっと…良くないことだから。
…そう思うと、僕が父さんと母さんと
いられる時間って意外と少ないんだよね…
えへへ…
ちょっとだけ…寂しい、かな。

【ルフレ】
アズール…

【アズール】
ごめんね、変なこと言って。
でもこの石があれば大丈夫。
父さんや母さんに会いたくなっても、
これを見れば我慢できるよ。
いやー、ちゃんと手頃な物が
見つかって良かったなぁ。

【ルフレ】
…………
ねえ。
その石…ちょっと見せてくれないか。

【アズール】
いいよ、はい。

【ルフレ】
…てやっ!!

【アズール】
えぇーっ!? ちょ…ちょっと!
なんで石投げちゃったの!?
も、もしかして僕に取ってこさせる
新しい遊びじゃ…ないよね?

【ルフレ】
違うよ!
あんなもの…いらないんだ!

【アズール】
え…!?

【ルフレ】
あんな石に思い出を閉じ込めて
寂しさを紛らわすぐらいなら…
いらないって言ってるんだよ!

【アズール】
!!

【ルフレ】
寂しいなら…
また僕とオリヴィエに会いたいと思うなら…
例え何度離れたって、
何度でも帰ってきたらいいだろ!

【アズール】
父さん…

【ルフレ】
それとも何だい?
君は僕たちのことを、
大事な息子が寂しがって帰ってきたのに
それを迷惑だと思うような…
そんな冷たい両親だと思ってるのかい?

【アズール】
そんなこと、思ってないよ…!
そんな風に思えるわけ…
ないじゃないか…

【ルフレ】
だったら、
いつだって帰ってきたらいいよ。
いいかい? 思い出を作れるのは今だけ、
みたいなこと言っちゃダメだ。
僕たち親子には、
これから楽しいことがいっぱい待ってる。
いや、待っている世界に
しないといけないんだ。
…そのために、
君はここに来たんだろう?

【アズール】
…………
…うん。そうだね…
父さんの言う通りだ。
後で自分を慰めるための
思い出を作るんじゃない。
これから先を笑顔で生きるための
思い出を作らないといけないね。
よーし、そうと決まればこの後の温泉で
いっぱい楽しいことしないと!
もちろん父さんも
付き合ってくれるよね?

【ルフレ】
もちろん。
何なら後で一緒にお風呂に入る?
父親らしく、君の背中でも流してあげるよ!

【アズール】
あはは、ありがとう!
ちょっと恥ずかしいけど、
楽しみにしてるよ。
…ねぇ、父さん。
いつか父さんや母さんと
お別れする日が来ても…
今日のことを思い出して、
笑って生きていくね。
でも、それでもどうしようもなく
寂しくなったら、帰ってくるから…
そしたら…
それがいつでも、何度でも、
『おかえり』って…
そう言って、笑ってね…

  • ルフレ(俺)×アズール
ルフレ→アズール
【】

【】

アズール→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(俺・親子)×アズール
ルフレ→アズール
【】

【】

アズール→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(私)×アズール
ルフレ→アズール
【】

【】

アズール→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(私・夫婦)×アズール
ルフレ→アズール
【アズール】
ルフレ!ちょっといいかな?

【ルフレ】
まあ、アズールさん。私に何か用事ですか?

【アズール】
何か用事って…つれないなぁ。ルフレに会いに来たんだよ。
ほら、温泉地で一緒に過ごすなんて夫婦らしくていいだろ?

【ルフレ】
それもそうですね。では夫婦らしく、後で混浴でも行きますか?

【アズール】
えっ…

【ルフレ】
なんて…
…あら?アズールさん?

【アズール】
い、一緒にお風呂なんて…恥ずかしいよ…

【ルフレ】
えぇっ!? ちょ…ちょっと!?
そちらが恥じらうのはおかしくないですか!? 冗談ですよ、冗談!!

【アズール】
あっ、冗談なんだ?
そっか、良かったぁ…
ルフレと一緒にお風呂なんて入ったら、何をされるかわかったもんじゃないからね。

【ルフレ】
どういう意味ですか…

【アズール】
まぁまぁ、怒らないでよ。
でも混浴は冗談として、終わったら二人でどこか行こうよ。
散歩とか、お土産の調達とかさ。
あ、もちろんルフレが良ければの話なんだけど…

【ルフレ】
いいに決まってるじゃないですか。
私もアズールさんと二人でゆっくりしたいです。

【アズール】
やったぁ、ありがとう!
じゃあ約束だよ。楽しみにしてるね、ルフレ…!

【ルフレ】
あっ、ちょっとアズールさん、急に抱きつかないでください…!

【アズール】
えへへ…ちょっとぐらい大目に見てよ。夫婦なんだからさ、僕たち。
…あ、ルフレ、いい匂いする…。
これ、前に僕があげた香水でしょ。嬉しいなぁ、使ってくれてるんだ。

【ルフレ】
そりゃあ旦那様から貰ったものですもの、使うに決まってます…
…って違います!ここは戦場ですよ!そろそろ離れてください、アズールさん!

【アズール】
えー。
だってこうやってくっついてたら、敵の攻撃からルフレを守れるだろ?

【ルフレ】
その前に身動きとれないので危ないでしょう?
後でいくらでも一緒にいられるんですから、今は我慢してください。

【アズール】
はーい…

【ルフレ】
ありがとうございます。
それでは、私は向こうの敵を倒してきますので…

【アズール】
向こうって…あの建物のほう?

【ルフレ】
そうですが…

【アズール】
そっちは…やめたほうがいいんじゃないかな。
代わりに僕が行くから、ルフレはあっちの方にしなよ。

【ルフレ】
わかりました。
あなたがそう言うのなら、そうします。
それじゃあ気をつけてくださいね、アズールさん。

【アズール】
うん!ルフレもね!
…………
…………
!! あの屍兵、いなくなってる…
これは…まずいな…


アズール→ルフレ
【アズール】
さっきの屍兵、
あんな物陰にいたのか…
よし、今のうちにそっと近づいて…

【ルフレ】
まあ、アズールさん。
向こうの敵は片付いたんですか?

【アズール】
え、あ…ルフレ!?
今出てきたら…!
!!しまった、奴に気付かれた!?
…僕の傍に来て、ルフレ!

【ルフレ】
えっ…!?
い、いきなり何ですか?

【アズール】
…ごめんね、ちょっと我慢して!
今離れたら危ないんだ!

【ルフレ】
な、何で抱きつくんですか!?
は、放して…放してください!
冗談ならいい加減に…

【アズール】
…ぐっ…!

【ルフレ】
アズールさん!?

【アズール】
…やっと仕掛けてきたね。
せっかく出てきたところ悪いんだけど…
君にはここで倒れてもらうよ。
…はあぁっ!

【屍兵】
グァァァァ…!

【アズール】
…ふぅ。良かったぁ…
あいつ、さっきからずっと
ルフレのこと狙ってたんだよ。
でもちゃんと倒せて良かった。
急に抱きついたりしてごめんね。

【ルフレ】
そうだったんですか…
ありがとうございます、アズールさん…
…………

【アズール】
…ルフレ?

【ルフレ】
ごめんなさい…
あなたは私を守ろうとしてくれたのに、
私、全然気付いていなくて…
あなたに、怪我までさせてしまって…
う、うぅ…

【アズール】
わわっ…
泣かないで、ルフレ!
こ、これぐらい擦り傷だからさ。
僕は大丈夫だから!ほら、笑ってよ。

【ルフレ】
笑えないですよ…
こんなの、軍師失格です…

【アズール】
…ルフレ…
ああもう…涙で顔、びしょびしょだ。
拭いてあげるから、じっとしてて。

【ルフレ】
え…?
!!

【アズール】
…………
…えへへ。
ルフレの頬っぺた、
ちょっとだけしょっぱい。

【ルフレ】
アズールさん…
ふふ、いきなり何するんですか…
驚いて、涙が引っ込んでしまいました。

【アズール】
良かった、笑ってくれて。
うんうん、やっぱり君は笑ってる方がいいな。
僕、ルフレが
笑顔になるなら、なんでもするよ。

【ルフレ】
なんでも…?
では、私のことを好きって言ってください、
…とお願いしたら、そうしてくれるんですか?

【アズール】
え?えぇっと…
その…言葉だとありきたりだから、
代わりに躍りで表現するとかどう?
君のために新しい踊りを考えるからさ。

【ルフレ】
どうしてですか?昔は女の子によく
好きだとか可愛いとか言ってましたよね。
どうして私にはダメなんですか?
私はあなたの奥さんなのに?

【アズール】
痛い痛い!
頭ぐりぐりしないで…!
その…本当に好きな人には…
好きとかそんな言葉じゃ足りないから…

【ルフレ】
え…?

【アズール】
…は、恥ずかしいんだよ、こんな気持ち、
言葉にするなんて…!
だって僕…ほんとに、
君のことが好きすぎて…苦しいから…っ!

【ルフレ】
!!アズールさん…
…そうですか、わかりました。
では、先ほどしてくださったことを、
もう一度してくれたら、それでいいです。
今度はちゃんと、唇にしてくださいね。

【アズール】
さっきのって…えぇ!?
え、えと…その…
唇にはもうちょっと、
ちゃんとしたところで…

【ルフレ】
…ああもう、じれったいですね。
そちらが来ないのなら、
こちらから行きますよ?

【アズール】
え!?
ルフレ、ちょっと待…
…んっ!

【ルフレ】
…………
ふふ、今のはさすがに
私もちょっと恥ずかしかったです。

【アズール】
うぅ…
まさかそっちから来るだなんて…
さすがはルフレさん。
僕なんかまだまだですね。

【ルフレ】
どうして急に敬語なんですか?

【アズール】
…初心に返ろうと思って。

【ルフレ】
初心?

【アズール】
うん。ルフレに
されっぱなしじゃ、かっこ悪いから。
ルフレに振り向いてもらおうって
頑張ってた、あの頃みたいに…
もう一度頑張んないとなぁって。

【ルフレ】
まあ、でもそんなことしなくても、
私は十分、アズールさんが好きですよ。

【アズール】
…ありがとう。
でも、これからずっと一緒にいるんだから、
もっと僕のこと好きになってもらわないと。
だから…覚悟しててよね。
さっきは恥ずかしくて言えなかったけど…
大好きだよ、ルフレ。
これからもずっとずっと…
…愛してるから。

  • ルフレ(あたし)×アズール
ルフレ→アズール
【】

【】

アズール→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(あたし・夫婦)×アズール
ルフレ→アズール
【アズール】
ルフレ!ちょっといいかな?

【ルフレ】
あら、アズール。何か用事?

【アズール】
何か用事って…つれないなぁ。ルフレに会いに来たんだよ。
ほら、温泉地で一緒に過ごすなんて夫婦らしくていいだろ?

【ルフレ】
まぁ、それもそうね。じゃあ夫婦らしく、後で混浴でも行く?

【アズール】
えっ…

【ルフレ】
なーんて…
…あら?アズール?

【アズール】
い、一緒にお風呂なんて…恥ずかしいよ…

【ルフレ】
えぇっ!? ちょ…ちょっと!
そっちが恥じらうっておかしくない!? 冗談よ、冗談!!

【アズール】
あっ、冗談なんだ?
そっか、良かったぁ…
ルフレと一緒にお風呂なんて入ったら、何をされるかわかったもんじゃないからね。

【ルフレ】
どういう意味よ…

【アズール】
まぁまぁ、怒らないでよ。
でも混浴は冗談として、終わったら二人でどこか行こうよ。
散歩とか、お土産の調達とかさ。
あ、もちろんルフレが良ければの話なんだけど…

【ルフレ】
いいに決まってるじゃない。
あたしもアズールと二人でゆっくりしたいもの。

【アズール】
やったぁ、ありがとう!
じゃあ約束だよ。楽しみにしてるね、ルフレ…!

【ルフレ】
あっ、こらちょっと、抱きつくんじゃないわよ!

【アズール】
えへへ…ちょっとぐらい大目に見てよ。夫婦なんだからさ、僕たち。
…あ、ルフレ、いい匂いする…。
これ、前に僕があげた香水でしょ。嬉しいなぁ、使ってくれてるんだ。

【ルフレ】
そりゃあ旦那から貰ったものだもの、使うに決まって…
…って違う!ここは戦場よ!そろそろ離れなさい!アズール!

【アズール】
えー。
だってこうやってくっついてたら、敵の攻撃からルフレを守れるだろ?

【ルフレ】
その前に身動きとれないから危ないでしょ?
後でいくらでも一緒にいられるんだから、今は我慢しなさい。

【アズール】
はーい…

【ルフレ】
よろしい。
それじゃあたしは向こうの敵を倒してくるから…

【アズール】
向こうって…あの建物のほう?

【ルフレ】
そうだけど…

【アズール】
そっちは…やめたほうがいいんじゃないかな。
代わりに僕が行くから、ルフレはあっちの方にしなよ。

【ルフレ】
わかった。
あなたがそう言うなら、そうするわ。
それじゃあ気をつけてね、アズール。

【アズール】
うん!ルフレもね!
…………
…………
!! あの屍兵、いなくなってる…
これは…まずいな…


アズール→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(僕)×セレナ
ルフレ→セレナ
【セレナ】
ふわぁ…
この湯気、気持ちいーい。
これでお肌にもいいっていうんだから、
温泉って罪深いわよねぇー…

【ルフレ】
セレナ? 何やってるんだい?

【セレナ】
あっ、ルフレさん!
あんたちょうどいいとこに来たわ!
見て見てこの温泉、
お肌が綺麗になる効能があるんですって!

【ルフレ】
へえ、ここにはそんな
お湯まであるんだね。

【セレナ】
そうね。この湯気を浴びるだけでも
肌がしっとりするんですって。
ルフレさんも試すといいわ。
ほらほら、そっちに湯気やってあげるから。

【ルフレ】
あ、ありがとうセレナ…
…って、こんなことやってる場合じゃない!
今は戦闘中だよ!!

【セレナ】
えー、いいじゃないちょっとぐらい。
周りに屍兵もいないみたいだし。

【ルフレ】
でも、急に現れることもあるだろう?
終わったら好きなだけ入れるんだから、
今は戦いに専念しよう?

【セレナ】
はいはい、わかったわよ…
じゃ、最後に手だけ浸けてみていい?
この場所って意外と寒くて、
武器を持つ手が震えちゃうのよね…

【ルフレ】
うん、それぐらいならいいよ。

【セレナ】
やった!
それじゃあ遠慮なく…
…うーわー、あったかーい!!
あぁもうたまんないわねこれ!
手の先だけでこれなら、
全身浸かったらどうなっちゃうのって感じ!

【ルフレ】
セレナ、セレナ。
おじさんみたいな声出てるよ。

【セレナ】
いいのよ、どうせここには
ルフレさんしかいないんだから。

【ルフレ】
どういう意味だよ…

【セレナ】
あーーーーーーー!!

【ルフレ】
ど、どうしたんだい!?
まさか湯の中に屍兵が…!!

【セレナ】
手がすべすべ!!

【ルフレ】
え?

【セレナ】
手がすべすべなのよ!
ほらほら、右手が温泉につけた手で、
左手が温泉につけてない手なんだけど、
右の方が血色が良くて
肌がすべすべになってるでしょ!?

【ルフレ】
あ、あぁ、本当だね。
心配して損した…
でもそれって単に血行が良くなったのと、
お湯で汚れが流されただけじゃ…

【セレナ】
ちょっと浸けただけでこれなら、
全身入ったら一体…

【ルフレ】
ちょ、ちょっとセレナ?
飛び込むなよ? 飛び込むなよ?

【セレナ】
…………

【ルフレ】
セレナ!!!

【セレナ】
…はっ!!
あ、ルフレさん!
い、いやねぇ、あたしがまさか
服着たまま飛び込むわけないじゃない!
肌は綺麗になりたいけど、
服を汚したくないもの。
それより、早く戦闘に戻りましょ?
ぐずぐずしてると置いてくわよ!

【ルフレ】
…なんて自由なんだ…

セレナ→ルフレ
【セレナ】
ルフレさん…
何か拭くものない…?

【ルフレ】
うわっ、セレナ!?
どうしたんだよ全身ずぶ濡れで!!
も、もしかして本当に
飛び込んできたのかい…!?

【セレナ】
違うわよ! どこに好き好んで
服着たまま飛び込む女子がいるのよ!
…戦闘中に、落っこちちゃったのよ。
あいつら、いきなり現れるから、驚いて…

【ルフレ】
そ、そうだったのか…
待ってて、手拭を貸してあげるから。

【セレナ】
ありがと…助かるわ。
でも安心して。あたしを脅かした奴らは
きっちりやっつけてきたから!

【ルフレ】
へえ、さすがセレナだね!

【セレナ】
でしょでしょ?
…でも、どうせ落ちるなら
さっきの肌に効く温泉が良かったわ。
あたしが落ちたの、肩こりとか
腰痛に効くっていう温泉だったし!
そんなとこに全身浸かって、
あたしったら何がしたいのって感じ…

【ルフレ】
あはは、確かにそうだね!

【セレナ】
ふふ、ほんとにおかしい…
ほんと…うぅ、
うっ…ぐすっ…うぅっ…!

【ルフレ】
せ、セレナ、どうしたんだ!?
どこか怪我でもしたのかい!?

【セレナ】
ううん、違うの。
なんか、嬉しくて…

【ルフレ】
え?

【セレナ】
だって、戦闘中なのに、こうやって
温泉のことで馬鹿みたいに笑ってさ…
未来では、こんなこと無かったもの。
別にこの世界で
平和ボケしてるつもりはないけど、
向こうはもっと…
死んだ方がましな感じだったし、
終わった後も戦いが続くだけだから、
先の話なんて…したことなかったし。

【ルフレ】
…セレナ。

【セレナ】
でも、ここは違う…
終わったらみんなで楽しいことしようって…!
温泉入って、景色を見て、
お買い物して…
未来にいた時は、どれだけ願っても
ひとつもできなかったことが…
憧れだった、なんでもないことが
できる時間が待ってるのよ…?
そう思ったら、嬉しくて…
うれしくて、涙が出てくるの…

【ルフレ】
…………
そっか。大変だったね…セレナ。
よく頑張った。君はよくやったよ。
じゃあ今まで頑張った分、
今日は思いきり楽しまないとね?

【セレナ】
あ、当り前よ…
さっきの温泉に浸かりまくって、
全身つるすべになってやるんだから…!

【ルフレ】
うん、その意気だよ。
でも、セレナはそんなことしなくても
十分綺麗だと思うんだけど。

【セレナ】
なっ…!! なな何言ってんのよ!
そんなわけないでしょ!?
適当なこと言わないでよ!

【ルフレ】
本当に思ってるから
言ってるんだけどな…

【セレナ】
お、お世辞言ったって
何も出ないわよ!?
こ、これ、手拭返す!!
それじゃあたし、戦ってくるから!
ちょっとでも長く温泉に浸かりたいし!

【ルフレ】
そっか、わかった。
あんまり無理しないようにね。

【セレナ】
…………
けど…その…
あ、ありがとね。

【ルフレ】
え…? ありがとうって…

【セレナ】
勘違いしないでよね!?
今のお礼は…その、手拭のだから!!
別に可愛いって言われて
嬉しかったとか、
弱音を聞いてくれて助かったとか、
そういう意味じゃ…ないんだからね!

【ルフレ】
…はいはい、わかってるよ。
ほんと、素直じゃないな。

  • ルフレ(僕・夫婦)×セレナ
ルフレ→セレナ
【セレナ】
すっごい大きなお風呂ねー!
見てるだけで楽しくなってきちゃう!
あっ、見て見てルフレ!
これ美容効果のあるお湯ですって!
あー、早く入りたーい!

【ルフレ】
そうだね。早く屍兵を片付けて
思いきり楽しむといいよ。

【セレナ】
えっ…?
何よその言い方…

【ルフレ】
あ、あれ…?
僕何かまずいこと言ったのかな?

【セレナ】
言ったわよ!
思いきり楽しむといいよ…って、何で
一人で勝手にやれみたいな言い方なの!?
それでもあんた、
あたしの旦那さまなわけ!?

【ルフレ】
えぇっ!? だ、だって
一緒に入ろうねって言ったら、
それこそセレナは怒るだろう!?

【セレナ】
まぁそれもそうね。
けどやっぱり、さっきの
突き放したみたいな言い方は心外だわ。

【ルフレ】
す…すまない。

【セレナ】
だって…一緒にこんなところに
来れることなんてあんまり無いし。
これっていわば
新婚旅行みたいなもの…でしょ?

【ルフレ】
し、新婚旅行!?

【セレナ】
…違うの?

【ルフレ】
あ、うん…そうだね。
セレナがそう言うならそうだね。
うん、これは僕たち夫婦の
楽しい新婚旅行だ。

【セレナ】
そうね、わかってるじゃない。

【ルフレ】
はぁ…機嫌が直って良かったよ。

【セレナ】
じゃ、戦いが終わった後の
計画はあんたに任せたから!

【ルフレ】
え?

【セレナ】
へ? じゃないわよ、
今後の計画よ。
せっかく温泉に来たんだから、
きちんと計画たてて楽しまないと!
あんた軍師なんだから
そういうの得意でしょ?

【ルフレ】
そんな無茶苦茶な…
あ、でも逆に言うと計画を立てたら
その通りにしてくれるってことだよね?
じゃあ…

【セレナ】
ちなみに混浴とかは却下だから。

【ルフレ】
ですよね…

【セレナ】
いい? あんたがやりたいことじゃなくて、
一緒に楽しめる計画を考えるのよ?
可愛い若奥様を楽しませる
素敵な計画楽しみにしてるからね!
じゃ、あたしはその辺の化け物でも
片付けてくるわ!

【ルフレ】
…これは、下手な策よりも
難しいかもしれないね…

セレナ→ルフレ
【セレナ】
あ、ルフレ!
計画は順調?

【ルフレ】
…ごめん、まだ考えてないんだ。
屍兵と戦ってたら、それどころじゃなくて。

【セレナ】
まぁそりゃそうよね。
じゃあまた様子見にくるから…って、
…あら? その紙束は?
戦略でも書いてあるの?

【ルフレ】
あっ! そ、それはダメだよ!

【セレナ】
なになに…?
なんか色んな策が書いてあるわね。
えっと、お土産物屋に行く、
周辺を散策する、星を見に行く…?
外は雪が降ってるから、
セレナの身体が冷えないように、
羽織るものと温かい飲み物を
持って行くこと…
…あんた、これ…

【ルフレ】
…そうだよ。それはこの後の計画。
手が空いた時に考えてたんだよ。
でもまだ途中だったから、
できてから見せようと思ってたんだけど…

【セレナ】
…………

【ルフレ】
…セレナ?

【セレナ】
うっ…うぅ~~~~~!!

【ルフレ】
ど、どうしたんだいセレナ!?
さっきの計画じゃダメだった!?

【セレナ】
ち、違うわよ…!
嬉しかったの!!
あんたがこんなに、ちゃんとあたしのこと
考えてくれてるなんて思わなかったから…!

【ルフレ】
えぇっ…!?
これぐらいの計画でそんなに!?
僕ってそんなにセレナのこと
考えてないように見えるのかな…?

【セレナ】
そうじゃないけど…
あんたはみんなの軍師だから、
こうやって夫婦になっても
いまいちあたしの旦那だって感じしなくて。
いつも忙しそうだし、
その…ちょっとだけ、寂しかったから…
今日はあたしのためだけにこうやって
何か考えてくれて、うれしいの…

【ルフレ】
そうだったのか…
すまない、セレナ。

【セレナ】
ううん、いいの。
あたしが勝手に妬いてただけ。
ルフレのお仕事が
みんなのためだっていうのは…わかってる。

【ルフレ】
セレナ…

【セレナ】
あたしこそ、計画考えろとか言って
ごめんなさい…

【ルフレ】
…………
…セレナ。
ちょっと、じっとしてて。

【セレナ】
え…
!!!?

【ルフレ】
…………

【セレナ】
…な、なな、何すんのよ!
軍師のくせに、戦場で、キ、キ、
キス…だなんて…

【ルフレ】
すまない、
セレナが可愛かったから…

【セレナ】
か、可愛い!?
そんな思ってもないこと…!

【ルフレ】
思ってるよ。いつも。
僕の奥さんは世界一美人だって。

【セレナ】
…母さんよりも?

【ルフレ】
?? 何でここで
ティアモが出てくるんだい?
でも、そうだね。ティアモには悪いけど、
僕はセレナの方が美人だと思うな。

【セレナ】
…ふふ。
じゃあ、特別に許してあげる。
でも、そうね…軍師の妻としては
されっぱなしってのは気に食わないわ。
…あ、ルフレ。
頭に葉っぱついてるわよ。

【ルフレ】
え、どこに…
…っ!?

【セレナ】
…………

【ルフレ】
セレナ、い、今の…

【セレナ】
…さぁね。
唇に葉っぱでも掠めたんじゃない?

【ルフレ】
…さすがにそれは無理がないかな?

【セレナ】
うるさいわね!
細かいこと気にすんじゃないわよ!
じゃあ、
あたしもう戦いに行くから!
あんたもぼーっとしてないで
さっさと戦いに戻りなさいよね!
は、早くしないと…お土産物屋さんとか、
星を見に行く時間、無くなっちゃうでしょ…?

【ルフレ】
…さっきの計画でいいのかい?

【セレナ】
せ、せっかく考えてくれたんだから、
付き合わないわけにいかないでしょ!?
お風呂入ってご飯食べたら、
その辺で…待ってるから。
待たせたら、許さないわよ。

【ルフレ】
うん。わかった。
絶対に遅れないよ。

【セレナ】
そう。ならいいわ。
…あたし、楽しみにしてるから。
多分人生で一番、楽しみにしてるから。
未来ではこんなこと無かったし…
楽しい場所も、
そんなこと考えてくれる人もいなくて…
こういうの、
本当に初めてだから…
だから…だからね、
ありがと、ルフレ。
…だいすきよ。

  • ルフレ(僕・親子)×セレナ
ルフレ→セレナ
【セレナ】
ふわぁ…
この湯気、気持ちいーい。
これでお肌にもいいっていうんだから、
温泉って罪深いわよねぇー…

【ルフレ】
セレナ? 何やってるんだい?

【セレナ】
あっ、父さん!
ちょうどいいとこに来たわ!
見て見てこの温泉、
お肌が綺麗になる効能があるんですって!

【ルフレ】
へえ、ここにはそんな
お湯まであるんだね。

【セレナ】
そうね。この湯気を浴びるだけでも
肌がしっとりするんですって。
父さんも試すといいわ。
ほらほら、そっちに湯気やってあげるから。

【ルフレ】
あ、ありがとうセレナ…
…って、こんなことやってる場合じゃない!
今は戦闘中だよ!!

【セレナ】
えー、いいじゃないちょっとぐらい。
周りに屍兵もいないみたいだし。

【ルフレ】
でも、急に現れることもあるだろう?
終わったら好きなだけ入れるんだから、
今は戦いに専念しよう?

【セレナ】
はいはい、わかったわよ…
母さんと一緒で真面目なんだから…
じゃ、最後に手だけ浸けてみていい?
この場所って意外と寒くて、
武器を持つ手が震えちゃうのよね…

【ルフレ】
うん、それぐらいならいいよ。

【セレナ】
やった!
それじゃあ遠慮なく…
…うーわー、あったかーい!!
あぁもうたまんないわねこれ!
手の先だけでこれなら、
全身浸かったらどうなっちゃうのって感じ!

【ルフレ】
セレナ、セレナ。
おっさんみたいな声出てるよ。

【セレナ】
いいのよ、どうせここには
父さんしかいないんだから。
父さんの前で可愛く振舞うのは
お買い物のときだけで十分よ。

【ルフレ】
どういう意味だよ…

【セレナ】
あーーーーーーー!!

【ルフレ】
ど、どうしたんだい!?
まさか湯の中に屍兵が…!!

【セレナ】
手がすべすべ!!

【ルフレ】
え?

【セレナ】
手がすべすべなのよ!
ほらほら、右手が温泉につけた手で、
左手が温泉につけてない手なんだけど、
右の方が血色が良くて
肌がすべすべになってるでしょ!?

【ルフレ】
あ、あぁ、本当だね。
心配して損した…
でもそれって単に血行が良くなったのと、
お湯で汚れが流されただけじゃ…

【セレナ】
ちょっと浸けただけでこれなら、
全身入ったら一体…

【ルフレ】
ちょ、ちょっとセレナ?
飛び込むなよ? 飛び込むなよ?

【セレナ】
…………

【ルフレ】
セレナ!!!

【セレナ】
…はっ!!
あ、父さん!
い、いやねぇ、あたしがまさか
服着たまま飛び込むわけないじゃない!
それに、いくら親子だって言っても、
さすがに父さんの前でお風呂に入れないわ。
それより、早く戦闘に戻りましょ?
ぐずぐずしてると置いてくわよ!

【ルフレ】
…なんて自由なんだ…

セレナ→ルフレ
【セレナ】
父さん…
何か拭くものない…?

【ルフレ】
うわっ、セレナ!?
どうしたんだよ全身ずぶ濡れで!!
も、もしかして本当に
飛び込んできたのかい…!?

【セレナ】
違うわよ! どこに好き好んで
服着たまま飛び込む女子がいるのよ!
…戦闘中に、落っこちちゃったのよ。
あいつら、いきなり現れるから、驚いて…

【ルフレ】
そ、そうだったのか…
待ってて、手拭を貸してあげるから。

【セレナ】
ありがと…助かるわ。
でも安心して。あたしを脅かした奴らは
きっちりやっつけてきたから!

【ルフレ】
へえ、さすがセレナだね!

【セレナ】
でしょでしょ?
…でも、どうせ落ちるなら
さっきの肌に効く温泉が良かったわ。
あたしが落ちたの、肩こりとか
腰痛に効くっていう温泉だったし!
そんなとこに全身浸かって、
あたしったら何がしたいのって感じ…

【ルフレ】
あはは、確かにそうだね!

【セレナ】
ふふ、ほんとにおかしい…
ほんと…うぅ、
うっ…ぐすっ…うぅっ…!

【ルフレ】
せ、セレナ、どうしたんだ!?
どこか怪我でもしたのかい!?

【セレナ】
ううん、違うの。
なんか、嬉しくて…

【ルフレ】
え?

【セレナ】
だって、戦闘中なのに、こうやって
温泉のことで馬鹿みたいに笑ってさ…
未来では、こんなこと無かったもの。
別にこの世界で
平和ボケしてるつもりはないけど、
向こうはもっと…
死んだ方がましな感じだったし、
終わった後も戦いが続くだけだから、
先の話なんて…したことなかったし。

【ルフレ】
…セレナ。

【セレナ】
でも、ここは違う…
終わったらみんなで楽しいことしようって…!
温泉入って、景色を見て、
お買い物して…
未来にいた時は、どれだけ願っても
ひとつもできなかったことが…
憧れだった、なんでもないことが
できる時間が待ってるのよ…?
ずっと会いたかった、
父さんや母さんも一緒に。
そう思ったら、嬉しくて…
うれしくて、涙が出てくるの…

【ルフレ】
…………
そっか。大変だったね…セレナ。
よく頑張った。君はよくやったよ。
じゃあ今まで頑張った分、
今日は思いきり楽しまないとね?

【セレナ】
あ、当り前よ…
さっきの温泉に浸かりまくって、
全身つるすべになってやるんだから…!

【ルフレ】
うん、その意気だよ。
でも、セレナはそんなことしなくても
十分綺麗だと思うんだけど。

【セレナ】
なっ…!! なな何言ってんのよ!
そんなわけないでしょ!?
そ、そういうセリフは母さんに
言いなさいよね!
それに、父親の評価なんて
あてにならないのよ!
どうせ自分の子だから
可愛く見えてるだけじゃないの!?

【ルフレ】
僕の子だってわかる前から
綺麗な子だと思ってたんだけど…

【セレナ】
む、娘相手にお世辞言ったって
何も出ないわよ!?
こ、これ、手拭返す!!
それじゃあたし、戦ってくるから!
ちょっとでも長く温泉に浸かりたいし!

【ルフレ】
そっか、わかった。
あんまり無理しないようにね。

【セレナ】
…………
けど…その…
あ、ありがとね。

【ルフレ】
え…? ありがとうって…

【セレナ】
勘違いしないでよね!?
今のお礼は…その、手拭のだから!!
別に可愛いって言われて
嬉しかったとか、
弱音を聞いてくれて助かったとか、
そういう意味じゃ…ないんだからね!

【ルフレ】
…はいはい、わかってるよ。
ほんと、素直じゃないな。

【セレナ】
素直じゃない女を選ぶから
こういう娘ができるのよ…

【ルフレ】
何か言った?

【セレナ】
…何でもないわ。
父さん大好き、って言ったのよ。

【ルフレ】
えぇっ…!?

【セレナ】
うふふ。なんちゃって、ね。

  • ルフレ(俺)×セレナ
ルフレ→セレナ
【】

【】

セレナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(俺・夫婦)×セレナ
ルフレ→セレナ
【】

【】

セレナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(俺・親子)×セレナ
ルフレ→セレナ
【】

【】

セレナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(私)×セレナ
ルフレ→セレナ
【】

【】

セレナ→ルフレ
【】

【】

  • ルフレ(あたし)×セレナ
ルフレ→セレナ
【】

【】

セレナ→ルフレ
【】

【】

リズ

  • リズ×エメリナ
エメリナ→リズ
【リズ】
ねーねー、お姉ちゃん。

【エメリナ】
…りず?

【リズ】
あのね、この戦いが終ったら、
一緒に温泉入ろうよ。
昔みたいに、背中流しっこしたり、
どっちが長く潜ってられるか競争したり!
ここ広いから、泳いでも大丈夫だよね。
あ、お行儀悪いって言われるから、
お兄ちゃんには内緒だよ?

【エメリナ】
くろむ…
いっしょ…に…はいら…ない?

【リズ】
ええっ?
お兄ちゃん?
ダメダメ! いくらお兄ちゃんでも、
男の人と一緒にお風呂なんてぜーったい嫌!

【エメリナ】
だめ…
ざん…ねん…

【リズ】
子どもの頃はともかく、
わたしだってもう大人なんだし!
だから勝手にお兄ちゃんを誘ったり
しちゃダメだからね?
お兄ちゃんのことだもん、
お姉ちゃんに誘われたら、
『ああ、わかった! すぐ行く!』
とか言って、
そのまま女湯に
突撃してきそうな気がするし!

【エメリナ】
…りず…ものまね…じょうず…

【リズ】
あはは! そう?
…とにかく、戦いが終わったら
わたしとふたりで温泉だからね!
約束だよっ!

リズ→エメリナ
【エメリナ】
りず…

【リズ】
あっ、お姉ちゃん!
どうしたの?
温泉、待ちきれなくなっちゃった?

【エメリナ】
りず…くろむ…きらい?

【リズ】
えぇっ!? なんで!?
…あっ、さっき温泉に一緒に
入らないって言ったから?
安心して。
わたし、お兄ちゃんのこと大好きだよ。

【エメリナ】
だい…すき?

【リズ】
うん。前にお姉ちゃんが、その…
死んじゃったと思った時ね…
わたし、毎日毎日ずっと泣き続けて…
なんかもうボロボロになっちゃって…
このまま生きてても…って、
そんなことまで考えちゃって。
でもね、そんな時ずっと側にいてくれたのは、
やっぱりお兄ちゃんだったの。

【エメリナ】
…………

【リズ】
ほんとは自分だって悲しくて、泣きたくて、
仕方なかったはずなのにね。
でも、お兄ちゃんはそれを我慢して、
わたしのことを支えてくれた…

【エメリナ】
くろむ…やさしい…

【リズ】
でしょでしょ?
それにね…
わたし、この前見ちゃったんだ。
夜、お姉ちゃんのお見舞いから戻ってきた
お兄ちゃんがね、
『姉さん…良かった…良かった…』
って、ひとりで泣いてたの。
その時、お兄ちゃんがこれまでずっと
我慢してた涙が、やっと解放されたって、
お兄ちゃんがやっと悲しみから
救われたって…そう思ったんだよ?
だから…お姉ちゃんが、生きててくれて、
わたし、ほんとに…うれし…

【エメリナ】
りず…ないてる…の?

【リズ】
う、ううん…ぐすっ。
これはお兄ちゃんの涙を思い出してたら、
ちょっともらい泣きしちゃっただけ…
でも…これ、嬉しい涙だから。

【エメリナ】
うれしい…ときの…なみだ?

【リズ】
うん! そうそう!

【エメリナ】
りず…くろむ…
わたし…も…だいすき。

【リズ】
ありがとう! わたしも、
お姉ちゃんが大好きだよ!
でも、お風呂は一緒に入らないからね!
そこは譲れないんだからねっ!

【エメリナ】
ざん…ねん…

ルキナ









  • ルキナ×セレナ
セレナ→ルキナ
【セレナ】
はぁ…

【ルキナ】
あら…どうしたんですか、セレナ。
ため息なんてついて?

【セレナ】
あ、ルキナ…
こうして静かに湯けむりを見ていると
癒されるような気がしたのよ。

【ルキナ】
確かに…そうですね。

【セレナ】
あんたに言うまでもないけど、
あたしたちのいた未来の世界って…
本当に大変だったじゃない?

【ルキナ】
はい…

【セレナ】
だからね、
最初にこの世界に来た時、思ったのよ。
実際、母さん達よりあたしたちの方が
苦労してるんじゃないかなって。
ほら、伝説とか武勇伝なんて、
後から尾ひれが付くものだし。

【ルキナ】
…………

【セレナ】
でも、この時代に来てよくわかった。
母さん達は聞いていた以上にすごい人で、
もの凄く苦労して頑張ってたんだって。

【ルキナ】
そうですね…
私もそう思います。
私たちはまだまだです…
本当に子どもだなと痛感させられます。

【セレナ】
はぁ? 何言ってんのよ。
ルキナは違うわよ、あんたは別格だわ。

【ルキナ】
えっ?

【セレナ】
だって聖王の血を引いているだけあって、
強いし賢いし、カリスマ性もあるじゃない。

【ルキナ】
いえ、そんな…

【セレナ】
謙遜しなくってもいいって。

【ルキナ】
あの…ここだけの話ですが…
私にも辛い時はありますよ。

【セレナ】
えっ? そうなの?

【ルキナ】
そうです。聖王の血と…そして
圧しかかる皆さんからの期待…
いつも押しつぶされそうになります。

【セレナ】
ふーん…
ルキナでも、そういうこと思うんだ。

【ルキナ】
はい…
でもあまり重く受け止めすぎず、
自分に与えられた可能性だと
考えるようにしてます。
…もっともこれは、
お父様に教えられた言葉なんですけどね。
うふふ…

【セレナ】
ふふっ。なるほどね。
その前向きな発想こそが、
聖王様の血って感じに思えるわ。

【ルキナ】
そうですか?
そうなら私…嬉しいです。

ルキナ→セレナ
【セレナ】
はぁ…

【ルキナ】
またため息ですか?

【セレナ】
うん、でもあんたの前では、
もう隠すのをやめようかなって。

【ルキナ】
あら…何をですか?

【セレナ】
あたしにだってあるのよ…
悩みというか、劣等感というか…

【ルキナ】
劣等感? でもあなたこそ…
あのティアモさんの娘じゃないですか。
ティアモさんは軍の中でも
天才と謳われた多才な方。
あなたは、数々の素晴らしい才能を
彼女から引き継いでいるはずですよ。

【セレナ】
そうね…母さんは確かに天才肌だわ。
何でもこなしてしまうもの。
でも、あたしは違う…
あたしは母さんと違ってデキが悪いから、
努力して努力して…
何とか人並に威張ってるだけなの。

【ルキナ】
セレナ…

【セレナ】
でもみんな、
あたしの努力は知らずに、
ティアモの娘だから
これぐらいできて当然って目で見るの。
未来にいた頃は…ずっとそうだった。
必死にバタついてる水面下の足なんて見ずに、
白い羽根だけを見て綺麗だと言うのよ。

【ルキナ】
水面の白鳥のたとえ…ですか。

【セレナ】
どーせ、あたしには生まれ持った
力なんて何もないのよ…

【ルキナ】
…ごめんなさい、セレナ。
私、無神経なことを…

【セレナ】
ううん、いいのよ。
ルキナが知っててくれたら、それで…

【ルキナ】
いいえ。ダメです。
他の人が知らないなら、
私がはっきりと言っておきます。

【セレナ】
…えっ?

【ルキナ】
セレナ、あなたの力はあなたの努力で
勝ち取ったものです。
ティアモさんは素晴らしい方です。
でも、あなたはあなたの輝きがある。
それは…未来にいた時から一緒に
戦ってきた私が認めています。
私はそれをみんなにも認めて欲しいです。

【セレナ】
ルキナ…ありがとう。
あんたにそう言ってもらえると、
少し救われた気がするわ。
ね、良かったらまたこうして
ふたりきりで話しましょうよ?
ほらほら、
親に対する愚痴とか不満とかさ!

【ルキナ】
ええっ! お、親に対する不満…!?
私は特にありませんが…

【セレナ】
ふーん、面白くないわね…
まぁいいわ、じゃああたしの話を
聞くだけで許してあげる。

【ルキナ】
ふふ…仕方ないですね、セレナは。

【セレナ】
それじゃ、
まずはこの戦いを終わらせて、
ゆっくり温泉にでも浸かりながら
語りましょ!

  • ルキナ×ノワール
ノワール→ルキナ
【ノワール】
ふははははは!
この有様はなんだ!
屍兵どものおかげで
せっかくの温泉が台無しではないか!!
おのれ…奴らめ許すまじ…!
全員バラバラの粉みじんにしてくれるわ!

【ルキナ】
はい、そうですね。このままでは
住民も観光客の皆さんも不安でしょう。
早く敵を退治しなくては…!

【ノワール】
当たり前だ!
すぐに片付ける!
どいつもこいつも、
地獄の釜に放り込んでくれるわ!
…と、その前に、ひとつ聞きたい!!

【ルキナ】
なんでしょう?

【ノワール】
…どうしてルキナは、
私がキレても気にしないの…?

【ルキナ】
別に、いつものノワールですよね?
何か変わったことでもあるのですか?

【ノワール】
ルキナ…もしかして
私の状態の変化に気づかないの?
わ…私、キレてる時怖いわよね?
口調とかも露骨に変わっちゃうし…

【ルキナ】
……?

【ノワール】
ど、どうしよう…
まさか本当に…わからないの?

【ルキナ】
ノワールはノワールですよね…?
あなたの言っていることが
全然理解できないのですが…?

【ノワール】
ひぃぃ…!
こんな人がいただなんて…!

【ルキナ】
ノ、ノワール!?
なぜ逃げるんです?
足元滑りやすいですから、
気をつけないと転びますよ?
ノワール!

ルキナ→ノワール
【ルキナ】
あの、ノワール。
ちょっといいですか?

【ノワール】
な、なに…?
神妙な顔をして…どうしたの?

【ルキナ】
先ほどはごめんなさい…
あなたは…その…怒っていたのですね。
私、ようやく気づきました。

【ノワール】
あ…ええと、その…そうだけど、
別に謝られることではないというか…
勝手に暴走しているのは私だし…
その…こちらこそごめんなさい…

【ルキナ】
いえ、私がよく見ていなかったのが
悪いんです。
ノワールはいつものノワールだと
思いこんでいました…
ちょっと機嫌が悪いくらいでは
気づきませんでしたよ。

【ノワール】
わ、私の場合、ちょっとどころじゃ
ないと思うんだけど…
でも…ううん。
ルキナって…昔からそうよね。
周りの人を、常に認めてくれてる。
怒っても失敗しても、
嫌な事をしても、
良いところだけを見て…
全部許してくれる子。

【ルキナ】
…そ、そうですか?
私は別にそんなつもりは…

【ノワール】
うふふっ…いいの。
そこがまた…ルキナの良い所だわ。
自分では無意識のうちに…
他人を許してくれるんだもの。

【ルキナ】
何を感謝されているのか
ちょっとピンと来ないですが…
ノワールのお役に立てているようで
私も嬉しいです。

【ノワール】
ルキナ…いつもありがとうね。
そして…これからもよろしくね?

【ルキナ】
はい、私の方こそ、
よろしくお願いします。

  • ルキナ×ンン
ンン→ルキナ
【ルキナ】
その辺は足下が滑りやすくなっています。
ンン、気をつけてくださいね。

【ンン】
あっ…はい!
ありがとうです。
…あっ!!!

【ルキナ】
危ないっ!
ンンったら言ったそばから…

【ンン】
ごめんなさいなのです…

【ルキナ】
どこかぶつけたりしてませんか?
膝をすりむいたりとかしてませんか?

【ンン】
大丈夫、平気なのですよ。
ルキナが支えてくれたので無事なのです。

【ルキナ】
そうですか、良かった…

【ンン】
それにしても…
ちょっと不思議なのです。

【ルキナ】
あら、どうかしましたか?

【ンン】
ルキナは、たまにそうやって
私のことを子供扱いしますよね?
普通だったら、そんなことわかってるです!
…って文句の一つも言っちゃうのです。

【ルキナ】
そ、そうですよね…
ごめんなさい。

【ンン】
いえ、違うのです!
謝らないでほしいのです!
私が言いたいのは…ルキナにだけは、
そんな風に思わないということなのです!

【ルキナ】
え…? そうなんですか?

【ンン】
はい。私は昔から、しっかりしなくちゃって
思いながら生きてきたのです。
だから子供扱いされると
本当はもっとムキになるはずなのですよ。
なのに、ルキナには子供扱いされても
全然腹が立たなくて不思議なのです。
なんだか逆に、
構ってもらって嬉しいのですよ。

【ルキナ】
ふふっ、それなら良かったです。
もしかしたら私が、ンンを妹のように
思っているからかもしれませんね。
でも…ちょっと嫌だと思ったら
すぐに言って下さいね。

【ンン】
全然思わないのです!
むしろルキナは…ンンを
妹のように思ってくれていたですね!
自分のことながら、腹が立たない
理由がわかって納得したのです!

ルキナ→ンン
【ンン】
ルキナお姉ちゃん!

【ルキナ】
え? お、お姉ちゃん!?
ンン、その呼び方はちょっと…
さすがに恥ずかしいので、
元に戻してもらえますか?

【ンン】
えぇー…ルキナ、さっきと
言っていることが違うのです…
私を妹のように思ってくれていたというのは
嘘だったですか…?

【ルキナ】
いえ、その…気持ちは姉として
変わらないのですよ?
ただ軍の中で突然そう呼ばれるのは、
皆さんも色々混乱されるでしょうから…
今まで通り、
普通に呼び合いませんか?

【ンン】
そうですか…
それじゃ、普通にルキナって呼ぶです。

【ルキナ】
ええ。ありがとうございます。

【ンン】
あ、そうそう。
早速お姉ちゃんのルキナに
ひとつお願いがあって来たですよ。

【ルキナ】
あら、お願い…ですか?
何でしょう?

【ンン】
あのですね…戦いが終わったら、
一緒に温泉に入りませんか?
未来の世界にいた時は
温泉どころか…
一緒にお風呂にも入れたことすら
なかったのです。

【ルキナ】
確かにそうですね…
ええ、わかりました。
一緒に入りましょう。

【ンン】
ありがとうです!
あとその時、もしルキナが良ければ…
私の髪を梳いて欲しいのです…

【ルキナ】
ふふっ、もちろんいいですよ。
ここ数日は戦い続きでしたからね。
ンンもお手入れが
ままならなかったでしょうし、
ぜひ私にさせて下さい。
もっと可愛くしてあげますよ。

【ンン】
へぇ…さすがルキナなのです。
私、とっても楽しみなのですよ!

【ルキナ】
こんなひとときも…
たまにはいいのかもしれません…
いいえ、そのささやかな一瞬のためにこそ、
私たちは戦うのかもしれませんね…

【ンン】
ルキナ?
何を独りごとを言っているですか?
この後の楽しい予定のためにも、
一刻も早く温泉を解放するですよ!

【ルキナ】
はい、そうですね。
早くこの場を屍兵たちから取り戻しましょう!

ウード









  • ウード×ジェローム
ウード→ジェローム
【ウード】
ふっ…知っているか、
ジェローム。

【ジェローム】
…なんだ?

【ウード】
この湯けむりの奥深くには、
伝説の太古の神殿があるらしい。
そこには、荒ぶる神の名を継ぎし
竜殺しの武器が眠っているとか…
俺の…この血がたぎる…
俺のことを呼んでいるのがわかるのだ…!

【ジェローム】
何かと思えばお得意の作り話か…
くだらない妄想に私を巻き込むな。

【ウード】
く、くだらないって言うなよ!
…って、そうじゃねぇ、
ひとつ頼みがあったんだ。

【ジェローム】
妄想の武器ならひとりで探せ。

【ウード】
違う! その仮面を俺にくれ!

【ジェローム】
…なんだと?

【ウード】
ふっ…わからんか。
その仮面、貴様よりも俺の方が似合うはず。
それだけのことだ。

【ジェローム】
…断る。

【ウード】
仕方ない。
ならば、その漆黒の龍衣を頂こう。
闇の翼は俺にこそふさわしい。

【ジェローム】
…断る。

【ウード】
くっ…ならば貴様の相棒を俺に差し出せ!
俺なら獰猛な竜さえも手なずけられる!

【ジェローム】
おい、獰猛という言葉は取り消せ。
こんなに愛らしいというのに。
それに、ミネルヴァは私の半身のようなもの。
手なずけるとかそういう類の存在ではない。

【ウード】
先ほどから聞いていれば…!
まさか貴様、そのような格好をして
俺に憧れているのではあるまいな?

【ジェローム】
意味がわからん。
何を言っているのだ?

【ウード】
ふっ…わかるぞ、ジェローム。
お前は心の目で俺の真の姿を見たのだ。
だからこそ俺に憧れ、そのような
いでたちをしているのではないか?
…どうだ! 違うか!?

【ジェローム】
…時間の無駄だな。

【ウード】
ふっ、俺の中に眠る力を
それほどまでに恐れるか…
…って、おーい、ジェローム!?
あいつどこ行きやがった…!
はっはーん、さてはあいつ、
俺に恐れをなしたな…!?

ジェローム→ウード
【ウード】
おい、ジェローム。
ひとつ聞いていいか?

【ジェローム】
断る。

【ウード】
間髪入れずに断られた…!?
お前どんだけ冷たいんだよ…
友達無くすぞ?

【ジェローム】
別にそんなもの、必要ない。

【ウード】
えっ…そ、そうなのか?
けどまぁ、そう言わずに聞いてくれって。
お前さ、なんでまだ
仮面なんか付けてんだよ。
もう正体なんかバレてるんだし、
必要なくねえ?

【ジェローム】
ふん…やはりお前は
何もわかっていない。
戦闘において、
素顔を見せる必要などない。
逆に感情を覆い隠すことで、
優位に立てることもある。
もっとも、
それだけの理由ではないがな…

【ウード】
じゃあ、なんで黒づくめの格好してんだ?
やっぱ目立たないようにするためか?

【ジェローム】
いや、俺の心の奥底…深層心理に
近しい色だと思った…それだけだ。
結果として隠密性を高めることに
繋がってはいるがな。

【ウード】
じゃあ、なんでお前、
いつも一人で行動してんだ?
周りはみんな敵だとでも思ってんのか?

【ジェローム】
慣れ合いは好かん…それだけだ。
いや、違うな。
失うことを恐れているのかもしれん…

【ウード】
そ、そうなのか…
最後にもうひとつ聞かせてくれ。
お前って、時々血が騒いだりするのか?
過去の因縁とか、失われた記憶とかさ。

【ジェローム】
知るか、そんなもの。
だが、
妙に身体がざわめく夜はあるがな…
ふっ…笑いたければ笑うがいい。
私も私のすべてを理解しているとは
言いがたいのだ。

【ウード】
くっそーーーーっ!!

【ジェローム】
…なんだ、いきなり?

【ウード】
なんだよー! お前の方が何やっても
サマになってるじゃんかよ!
この天然カッコつけ野郎がーっ!

【ジェローム】
て、天然…カッコつけ…?

【ウード】
ちっくしょー!!
いつか見てろよっ!
必ずひと泡吹かせてやるからな!
覚えてろよーっ!

【ジェローム】
な、なんだったんだ…?
あいつの行動は…
心底わけがわからんな…

  • ウード×ロラン
ウード→ロラン
【ロラン】
おや、これは…
何でしょう?
何かの紙束のようですが…
…………
ふむ…なかなか興味深いですね。

【ウード】
おい、ロラン。

【ロラン】
おや…こんにちは、ウード。
僕に何か御用ですか?

【ウード】
ああ、ここら辺で手書きの紙束を
見かけなかったか…?
…って、それだ! お前が持ってるやつだ!
助かったぜ、ロラン!

【ロラン】
なるほど…これはウードの物だったと
いうことですか…
確かに、納得といえば納得ですね。
ふむ…本当に興味深い。

【ウード】
…ま、待てこら!
なに勝手に読み進めてやがんだよ!
返せ、返せよ!
あっ、後ろに隠すんじゃねぇ!

【ロラン】
34ページの2番目の項目は?

【ウード】
暗黒神と大天使の激突によって
生まれた雷を元に作られた槍…
シュバルツエンゲルに
関する記述が書かれている所だな。
…って、何言わせるんだよ!

【ロラン】
少し中を見せてもらったのですが、
なんというか、あなたらしい内容でしたから。
…あなた、作家や演劇の脚本家にでも
なるべきなんじゃないですか?

【ウード】
…う、うるさいな。

【ロラン】
とにかく、これはお返しします。
ありがとうございました、ウード。

【ウード】
お、おう。

【ロラン】
それにしても、相変わらず
あなたはこの手の知識…ではなく、
妄想が素晴らしいですね、
ウード。

【ウード】
失礼だな、お前…
あれは妄想なんかじゃねぇよ。

【ロラン】
そうですか…確かに妄想と切り捨てるには、
度が過ぎている気がします。

【ウード】
なに…?

【ロラン】
これはもしかすると…
ふむ、非常に興味深いですね。

【ウード】
…なんか勘違いされてるような
気がするんだが…うーん…

ロラン→ウード
【ロラン】
ウード、少し宜しいですか。

【ウード】
お、ロラン。
さっきは紙束拾ってくれてありがとな。

【ロラン】
いえ、礼には及びません。
それより先程のお話ですが…
こういう推論はどうでしょうか?

【ウード】
何がだよ…?

【ロラン】
あなたのそれは
ただの妄想ではありません。
いえ、元はただの妄想なのかもしれませんが、
それは問題ではないのです。

【ウード】
はぁ…お前、何が言いたいんだ?

【ロラン】
つまりはですね、
もしかするとあなたの頭は…
この世界にある理を全て記憶している、
媒体であるかもしれないということです。

【ウード】
へ…?

【ロラン】
もしくはあなたの頭が、この世界の理を
記録した場所の窓口になっているのかも。

【ウード】
すまん…俺にはお前が
何を言ってるのかさっぱりだ。

【ロラン】
あなたは無意識ながらに、
この世の真理を語っている、ということですよ。
たしかに、妄想癖のあるあなたの言葉など、
誰も信じませんからね。
木を隠すなら森の中…なるほど、
万物の創造主も考えたものですね…

【ウード】
い、いや、えと…ロラン?
ノートのことは全部、俺の妄想…
じゃなかった、ええと~その~。

【ロラン】
そうなのです。
それは妄想などではない…
創造というかたちで、無意識にあなたは
世界の真理を語っているのですよ…!

【ウード】
いや、だから…そうじゃなくて…

【ロラン】
ウード! その頭を開いて、
ぜひ僕に研究をさせてくれませんか?

【ウード】
なに…!?

【ロラン】
解明には至らなくても…何らかの印や
刻印などが見つかるかもしれません…
そしてそれは世界の神秘への
扉へと繋がっていく…!

【ウード】
バ、バカなこと言うな!
そんな事されたら痛いし死ぬだろ!

【ロラン】
世界の真理を解明するのです。
多少の犠牲はつきものというもの…

【ウード】
あい、待て待て! 今のお前、
普段の俺より危ないこと言ってるぞ!

【ロラン】
ははは…冗談ですよ。
さすがの僕も、仲間の頭を
どうにかするような真似はしません。

【ウード】
ほ、ホントか…?

【ロラン】
はい。本当ですよ。
ただ…あなたが戦いの最中、
悲運によって帰らぬ人となった時…
あなたは人々の発展のため、研究の糧に
なることを惜しまないのでしょうね…

【ウード】
おいおい! 何勝手なこと言ってんだよ!
も、もう勘弁してくれ~!

  • ウード×シャンブレー
シャンブレー→ウード
【ウード】
おい、シャンブレー…
ちょっといいか?

【シャンブレー】
え? なんでウード、
普通の喋り方してるんだ?

【ウード】
う、うるさいな…俺だって
普通に喋りたい時もあんだよ。

【シャンブレー】
『くっ、血が騒ぐ…』
とか、やらないのか?
普通のお前って、
逆になんか調子狂うなー。

【ウード】
ふっ…不服とでも言いたげだな?
俺と貴様は前世においても、
決して相容れぬ宿命は…

【シャンブレー】
いや、いい。やっぱりいい!
やめてくれ! 耳がもげちまう!

【ウード】
そこまで露骨に否定しなくても…

【シャンブレー】
で、どうしたんだ?

【ウード】
いや、それがさ…
なんていうか…
未来に比べてぬるいと思わないか?

【シャンブレー】
ぬるい…?
この温泉のお湯が?
ウード、今までどれだけ熱い風呂に
入ってきたんだよ…絶滅するぞ?

【ウード】
違うっての。この俺たちが
置かれた状況全体の事だよ。

【シャンブレー】
うーん、それならまぁ…確かに。
今は戦闘中とはいえ、終わったら
みんなで温泉だとか言ってるしな。

【ウード】
もちろん、身体を休めることだって、
大事な戦いの一環だってことは分かってる。
でもな、気持ちが急いてるんだよ…
こんなことしてる場合なんだろうか…って。

【シャンブレー】
俺はその方がいいけど。
戦わないでいいなら、
それに越したことはないしな!

【ウード】
でもな。俺たちにはもっと、平和のために
何かできることがあるんじゃないか?

【シャンブレー】
確かに至極まともなことを
言ってるんだけど…
その前にやっぱり、普通に真面目な
ウードって何か気持ち悪いなぁ…

【ウード】
うるせぇ! ほっとけ!

ウード→シャンブレー
【ウード】
おい、シャンブレー…
俺達は酷い未来を
生き抜いてきたよな…

【シャンブレー】
な、なに? やっぱり今回は、
ずっと真面目な喋り方で通すのか?

【ウード】
いいじゃねぇか、たまには。
それに俺は普段から色々考えてんだよ。

【シャンブレー】
そ、そっか…それは知らなかったぞ。

【ウード】
俺たちは…この世界へ来て、
普通の幸せみたいなものも知っちまった。
そのせいで最近、牙を研ぐのを
忘れちゃいないだろうか?

【シャンブレー】
それはあるかもなぁ…
こっちに来て、
少し気持ちが緩んでる気はする。

【ウード】
お前もか?
う~ん、なんでだろうな…

【シャンブレー】
やっぱり、大人の人たちがいてくれるから
安心しちゃうのかもしれないな…

【ウード】
大人…つまり、親か。
親はやっぱり偉大なんだな…
知らず知らずのうちに、
甘えてしまっていたのかもな。
でも、安穏としてはいられない。
俺たちはその親たちの未来を
守るためここに来たんだ。

【シャンブレー】
そうだな。戦うのは嫌だし、
絶滅だってしたくないけど、
世界が滅んでしまったら、
元も子もない。

【ウード】
ああ…だから絶対に、
守ってみせるぜ…
俺たちの、大事な未来を。
大事な人たちを!
なんだかそう考えると、
俄然やる気が出て来たぜ!

【シャンブレー】
ああ…そうだな。
俺も頑張るよ!

【ウード】
ふっ…俺たちは運命の奔流に抗い、
世界の法則を捻じ曲げこの時代にやってきた。
この暗き、悲運の轍…
我が刃で斬り裂いて見せる…!

【シャンブレー】
あはは…結局そうなるのか…

アズール









  • アズール×マーク(男)
マーク→アズール
【マーク】
…………

【アズール】
マーク?
ぼーっとして、どうしたの?

【マーク】
あ、アズールさん!
ちょっと策を考えていたんですよ。
僕がいい策を思いつけば、
少しでも母さんの力になりますからね。

【アズール】
へぇ、それなら僕も協力するよ。
僕もルフレさんの
力になりたいからさ。

【マーク】
おお! さすがアズールさん!
相手が人妻でも母親でも見境ないですね!
でも、我が家の平和のために、
母さんは渡しませんよ?

【アズール】
えっと…あ、あの…
何を勘違いしてるのかな…?
今のは純粋に仲間として
力になりたいって言っただけなんだけど…

【マーク】
そうなんですか?
すみません、僕はてっきり…
そういうことなら、ご協力感謝します。

【アズール】
君は僕のことを
一体どういう目で見てるんだい…
まぁいいや、
それでどんな策を考えてたの?

【マーク】
この温泉に…
雷をぶちこもうと思っていました。

【アズール】
え!?

【マーク】
水は雷を通すという話を
この前読んだんですよ!
ということはこの温泉に雷をぶち込んだら、
奴らはひとたまりもないと思いませんか!?

【アズール】
わーっ! ダメダメ!
それ味方も死んじゃうから!!
温泉一面にみんなが
ぷかぷか浮くことになるよ!?

【マーク】
それは見たくありませんね。
やめておきましょう!

【アズール】
はぁ…良かった…

【マーク】
はっ! では炎の魔法で
温泉を煮立たせるのはどうでしょう!?
屍兵たちをコトコト煮込んで
一網打尽に!

【アズール】
禍々しいスープができそうだね…
あと、戦いが終わったら
僕たちその温泉に入るんだよ…?

【マーク】
あぁ…それはあまり
気分が良くないかもしれません!
じゃあまた別の策を…
うーん、なかなか難しいですね…

【アズール】
マークの策はとってもユニークで
いいと思うんだけどさ、
ちょっと突飛すぎるというか
味方すら殺しにかかってるというか…
…なんかさ、
戦術の基本みたいなものとかないの?

【マーク】
戦術の基本…そうだ!
僕、とってもいい案を思いつきましたよ!

【アズール】
えっ、なになに?

アズール→マーク
【マーク】
温泉の中で死んだふり作戦は
失敗でしたね…

【アズール】
うん…まさか味方にまで
死んでると勘違いされるとはね…

【マーク】
なかなか
いい策だと思ったんですけどねー。
温泉にぷかーっと
浮いた状態で待ち伏せし、
死んでいると勘違いして
近付いてきたおバカな屍兵を倒す。
油断させておいて叩くのは
戦術の基本ですし、
ついでに温泉にも浸かれるしで
完璧だと思ったのですが…

【アズール】
屍兵より先に味方が近付いてきて
全力で引き揚げられたからね。
元気な体に必死で治癒の杖を
振られまくって気まずかったよ…

【マーク】
僕もです…
母さんに泣かれた時は
どうしようかと思いました。

【アズール】
さすがに味方を心配させたのは
良くなかったかもね…

【マーク】
ごめんなさい、アズールさん。
僕の策にアズールさんまで
巻き込んでしまって…

【アズール】
えっ、ううん、謝らないでよ!
僕もさっきの策はいけると思ったから
乗ったんだし。
こっちこそ、協力するって言ったのに
大したこともできなくてごめんね。

【マーク】
いえ、そんな…
色々アドバイスいただけて助かりましたよ。
それに、アズールさんと色々考えられて、
僕すごく楽しかったです。

【アズール】
そっか。なら良かった。
今日は色々失敗しちゃったけど、
いつかはルフレさんの
役に立つ策ができるといいね!
僕もマークを見習って
戦術でも勉強しようかな?

【マーク】
ほんとですか!?
実は偶然にも超お勧めの
戦術書を持ってきてるんです!
なんと、母さんによる詳しい
添削つきという代物なんですよ?
良かったら、
アズールさんにお貸ししますね!

【アズール】
ほんと? ありがとう!

【マーク】
うーん、確かこの辺に…
………あ。

【アズール】
あぁ…なんか…
びしゃびしゃだね…
さっき温泉に浸かってたせいかな…
たぶん、その本ごと。

【マーク】
そうですね…水を吸って
3倍ぐらいに膨れ上がってます…

【アズール】
文字とか滲んでるけど大丈夫?
添削つきなら、大切な物なんじゃ…

【マーク】
あ、それは大丈夫です!
僕、全く同じ本を
もう一冊持っているので!!

【アズール】
えっ、そうなの!?

【マーク】
はい、なぜか予備があるんですよこれが!
アズールさんにはそちらをお貸ししますね!

【アズール】
はは…そりゃ良かった…
さすが、用意周到というかなんというか…
とにかくありがと。
大事に読ませてもらうね。

  • アズール×シャンブレー
シャンブレー→アズール
【シャンブレー】
…………

【アズール】
シャンブレー?
そんなところに突っ立って、どうしたの?

【シャンブレー】
こんなに…こんなに熱い水が…
あっちにもこっちにも、いっぱい…

【アズール】
あぁ、もしかして
温泉に感動してたの?
そうだよね、その気持ちわかるよ。
未来にはこんな大きなお風呂無かったし…

【シャンブレー】
ぜ、絶滅するーーーーー!!

【アズール】
わわっ!?
な、なんだよ急に…どうしたの?

【シャンブレー】
アズール!!

【アズール】
は、はい!?

【シャンブレー】
男として一生のお願いだ! 頼む!
俺をこの温泉から守ってくれ!!

【アズール】
ええっ!? 何言ってるのさ?

【シャンブレー】
ウサギは濡れるのが苦手なんだよ!
だからここは恐ろしくて仕方ないんだ!

【アズール】
ぬ、濡れるのが苦手って…
そんなの初耳だよ?
だってシャンブレー、川とか海とかに入って
戦っても何も言ってなかったじゃないか?

【シャンブレー】
あれは冷たい水だから平気なんだ!
でもこれ…お湯だろ!?
乾く時に体温が奪われるし!
それにこの中に落ちでもしたら…それって
でっかい鍋の中に入るようなものだろ!?
俺は知ってるんだ…鍋の中から
生きて出てきた者はいないって!
どうしようどうしよう! 俺はこの地で
茹でウサギになって絶滅するー!!

【アズール】
お、大袈裟だなぁ…
茹であがるほど熱いものじゃないよ。
…ほら。

【シャンブレー】
うひゃーーー! 毛皮にかかった!
熱い溶ける絶滅するーーー!

【アズール】
そ、そこまで拒否する感じなの!?
うーん…本当にお湯、ダメなんだね。

【シャンブレー】
そうなんだよ! だから頼む!
俺にお湯がかからないよう守ってくれ!

【アズール】
んー…仲間にそこまで言われちゃ
断るわけにもいかないな。
…わかったよ、シャンブレー。
そのお願い、聞いてあげる。
ここにいる間は君のこと、
このお湯から守ってみせるからね。

【シャンブレー】
やったぁ! さすがアズール!
よっ、時を越える色男!

【アズール】
…持ち上げ方が雑すぎるよ。

【シャンブレー】
とにかく、ありがとうアズール!!
戦いが終わるまでよろしくな!
お前は今から俺の騎士、
シャンブレーナイトだ!

【アズール】
しゃ、シャンブレーナイト?
ま、まぁ好きに呼ぶといいよ…

アズール→シャンブレー
【シャンブレー】
ひいぃ~! 敵の剣にたっぷり
お湯がついてるよ~!!
あれは剣を振ったら
絶対に水滴が飛び散る~!!

【アズール】
させないよ!

【屍兵】
グワッ…!

【アズール】
…ふう。
大丈夫だった?

【シャンブレー】
アズール!!
約束通り、庇ってくれたんだな。
…って、あわわ!?
足が滑って…っ!?

【アズール】
危ない、シャンブレー!

【シャンブレー】
アズールがお湯の中に落ちた~!!
俺を抑えて代わりに落ちてくれなかったら、
俺がビショビショになるところだった…

【アズール】
はぁ…はぁ…
また全身ずぶ濡れだよ…

【シャンブレー】
…アズール、大丈夫か?

【アズール】
ああ、うん。大丈夫だよ。
…まぁ、水も滴るいい男になれたと思えば、
これくらい全然何ともないよ!

【シャンブレー】
そ、そうか…?
水、滴り過ぎな気もするけど…
ごめんな…まさかここまで
頑張らせることになるとは思わなくて。

【アズール】
いいよそれは。
約束した以上、使命は全うするさ。
それより君は大丈夫?
お湯かかったりしてな…
…っくしゅん!

【シャンブレー】
風邪引いちまったのか…?

【アズール】
大丈夫だって。心配しなくてもいいよ、
君のことはちゃんと守るから。
だって僕、ここでは君の騎士…
シャンブレーナイトなんでしょ?

【シャンブレー】
で、でも…ちょっと寒そうだし…
もう…庇ってくれなくてもいいよ…

【アズール】
えっ? 気にすることはないよ。
シャンブレーは心配性なんだから。
ほらほら、寒いのだって
動いてれば大丈夫だし…
って、おっと…!?
うわわ、足が滑って…!!

【シャンブレー】
…っ! アズール!

【アズール】
うわっ、シャンブレー!?

【シャンブレー】
うひゃぁあ~~!!
やっちまった~~!!!
うひぃ~熱いよ~!!
しかも全身グズグズで気持ち悪い~!

【アズール】
シャンブレー…君…
今、どうして僕の代わりに落ちたの?

【シャンブレー】
いや、なんかさ…
俺、お前に庇ってもらってばっかりで…
なんか自分が情けなくなっちゃってさ…
悪かったよ、アズール。
もう俺を庇ったりしなくていいからな!

【アズール】
もう…これだとせっかく君を
庇ってきた意味がないんだけど…
…でも、あんなにお湯が苦手だって
言ってたのに、僕を庇ってくれたんだね。
ありがとう、シャンブレー。

【シャンブレー】
へへっ。

【アズール】
このままだと二人とも風邪ひいちゃうから、
後から温泉にゆっくり入ろうよ。

【シャンブレー】
ええっ…!?
で、でも俺…

【アズール】
そこまで浸かったんなら大丈夫でしょ?
ちゃんとあったまったほうがいいよ。
それに、みんなで温泉に入ったら
きっとすごく楽しいからさ。
もちろん、水に濡れた毛は
ちゃんと乾かしてあげるよ?

【シャンブレー】
アズール…
…よ、よしわかった!
俺、温泉に挑戦してみる!

【アズール】
うんうん。その意気だよ!

  • アズール×ロラン
ロラン→アズール
【ロラン】
アズール、少しいいですか?

【アズール】
ん? どうしたの?

【ロラン】
あなたは、
ダンサーになりたいのですよね?

【アズール】
ええっ!?
ど、どうしてそれを…!

【ロラン】
軍の皆さんの情報を集めていたら、
偶然小耳に挟みまして。
男性でダンサーを志望している方は
とても珍しいですよね。
あなたがどんなダンスを踊るのか
非常に興味があります。
ここで踊って見せてもらえませんか?

【アズール】
そ、それは…やめとくよ。
今は戦闘中だしね。

【ロラン】
確かに今は戦闘中ですが、
あなたのお母様が踊るのも戦闘中です。
もし、あなたの踊りでオリヴィエさんと
同じ効果が発生するとすれば、
それは大きな戦力となります。
ですから、今こそ試してみる価値が
あるのではないでしょうか?

【アズール】
それは…そうかもしれないけどさ。
でも…ごめん、やっぱりやめておくよ。

【ロラン】
何故ですか?
僕は何か間違ったことを言っていますか?

【アズール】
そうじゃないけど…
こんなところで踊りたくないからさ。

【ロラン】
…こんなところ?
ここにはどんな悪い条件があるのですか?

【アズール】
えっ…だ、だって…
ロランが…見てるから…

【ロラン】
そうですか…
僕が見てるという条件が嫌なのですね。
ですが、あなたは
ダンサーになりたいのですよね?
それなら、どうして
人に見られるのを嫌がるのですか?

【アズール】
どうしてって…

【ロラン】
アズールの思考がわかりません。
教えてもらえませんか?

【アズール】
それは…ほら…

【ロラン】
なんですか?
どうぞ、答えてください。

【アズール】
は、恥ずかしいからだよーーーー!!

【ロラン】
…何故恥ずかしがるのでしょう?
ダンサーになりたいのに…
これは、もう少し調べを進める
必要がありそうですね。
逃がしませんよ…アズール。

アズール→ロラン
【アズール】
はぁ…良かった。
無事にロランから逃げられたみたいだ。

【ロラン】
そうはいきませんよ。

【アズール】
うわっ!?

【ロラン】
さあ、捕まえました。
観念して話してください。
何故、この場で僕に見られて踊るのが
恥ずかしいのですか?

【アズール】
そ、そんなこと言われても…
どうして恥ずかしく思うのか、
自分でもよくわからないんだ。

【ロラン】
わからない…?
ご自分の考えがわからないというのですか?

【アズール】
うん…僕の踊りを見てほしい、
みんなを笑顔にしたいって気持ちと、
上手く踊れなかったらどうしようとか、
男のくせにって笑われたらどうしようとか、
そういう感情がいつも
一緒に出てきちゃって…
自分でもどうしたらいいのか…
わからなくなるんだ。

【ロラン】
なるほど…つまり自分が
傷つくのを恐れているのですね。

【アズール】
…!!

【ロラン】
ようやく腑に落ちました。

【アズール】
そうか…僕も言われて気がついたよ。
そういうことだったんだね。

【ロラン】
本気でやってることを
馬鹿にされれば、確かに人は傷つきます。
ですから、
それを恐れて本心を隠し…
恥ずかしいと言って逃げてしまう心理も、
僕は理解できるつもりです。
ですが…それではいつまで経っても
前に進めませんよ?

【アズール】
…………

【ロラン】
怖いかもしれませんが、
少しずつ皆さんに踊りを
見せていってはどうでしょう?
ここには、あなたの夢を笑ったり
馬鹿にしたりする者はいませんよ。
もちろん…僕もです。
僕も、あなたの夢を応援しています。

【アズール】
ロラン…
…ありがとう。
そんな風に言ってもらえると、
なんか嬉しいな…心が軽くなったよ。

【ロラン】
それなら良かったです。
ではアズール、
僕に踊りを見せて下さいますね?

【アズール】
うん!
…と言いたいところだけど、
やっぱり、後でいい?
僕たち、さっきから敵に
囲まれちゃってるような気が…
このままだと、
二人とも危ない…よね?

【ロラン】
僕としたことが迂闊でした…
おしゃべりが過ぎましたね。

【アズール】
まずはこいつらを倒すことにしよう!
この話の続きはそれからだよ!

【ロラン】
ええ、そうしましょう!

ブレディ

  • ブレディ×ジェローム
ブレディ→ジェローム
【ブレディ】
へぇ、こういうもんもあるのか…
ふーん…

【ジェローム】
おい、戦闘中に何を読んでいる?
随分と派手な色彩の書物のようだが…

【ブレディ】
あぁ、これか?
アンナ商会の商品冊子だ。

【ジェローム】
商品冊子…?

【ブレディ】
無料で配布されてるやつみたいだ。
温泉地の入り口で手に入れたんだよ。
すげーんだぜ、これ。
いろんな種類のものが何でも載ってやがる。

【ジェローム】
!! 何でも?
…では、仮面も載っていたりするのか。

【ブレディ】
仮面? お前どんだけ仮面買うんだよ。
まぁいいや、ちょっと待てよ…
ほら、あったぜ。
このページだ。

【ジェローム】
…礼を言う。
ほう…種類が豊富だな。
それに、この仮面はなかなか…

【ブレディ】
なんだ、お前もこの冊子気に入ったのか?
どれどれ…
お、この仮面と一緒に写ってる
首飾り、いいな。
上品かつ繊細な紋様があしらわれてて、
茶会に出るときなんかにもってこいだ…

【ジェローム】
それなら、別ページに大きく特集記事として
掲載されていると書いてあるぞ。

【ブレディ】
!! マジかよ!
ちょっとめくっていいか?

【ジェローム】
ああ、構わん。

【ブレディ】
悪ぃな、見てる最中によ。
お、このページか。
…これ、いいな。お前、どう思う?
俺に似合うと思うか?

【ジェローム】
そうだな…なかなか似合いそうだぞ。

【ブレディ】
そ、そうか!
…買っちまうかな?

【ジェローム】
値も妥当だし、
良い買い物なのではないか?
それより、
ページを戻してもいいか。

【ブレディ】
おう、
さっきの仮面のページだな。

【ジェローム】
この仮面…どう思う?

【ブレディ】
悪くねぇな…彩色がシンプルな割に、
こだわりを感じるぜ。
カッコ良くていいんじゃねーか?

【ジェローム】
やはりお前もそう思うか…

【ブレディ】
…ま、迷うぜ。

【ジェローム】
あ、あぁ…そうだな。

ジェローム→ブレディ
【ブレディ】
おい、ジェローム!
頼んでおいた商品がもう届いたぜ!

【ジェローム】
なんだと!?
ず、随分と早いな。

【ブレディ】
こんなところまで届けてくれるなんて
さっすが、アンナ商会だよなぁ。

【ジェローム】
しかも、戦闘中なんだがな…

【ブレディ】
お! やっぱりこの首飾り、
すげえカッコいいな!
俺の髪の色とも合ってるし、
へへっ、惚れ惚れするぜ…!

【ジェローム】
ふむ…この仮面も、書物で見るより
ずっと艷やかで良い光沢だ…気に入った。

【ブレディ】
それにしても、戦いの場とはいえ
温泉地で買い物が楽しめるなんてな…

【ジェローム】
これで周囲に敵さえいなければ、
ただの観光に来ただけのようだ。

【ブレディ】
何だ? 珍しいな。
お前がそんなこと言うの。
確かに、こんな場所にいると
ちょっとだけ…戦いのこと忘れちまうな。
今までもずっと、平和な場所に
いたように錯覚しちまう…

【ジェローム】
そう…だな。私も同意見だ。
あまり好ましいことではないが…
それにしても、俺たちの意見が
ここまで合うのは珍しいな。

【ブレディ】
確かに、普段は俺とお前って
反りが全然合わねぇしな…
ま、お互い積極的に周りと話すような
性格してねぇからだろうがな。

【ジェローム】
まぁ、そうだな。

【ブレディ】
まぁこの温泉地ののんびりした雰囲気が
そうさせてるのかもしれねぇな。

【ジェローム】
…だがお遊びはここまでにするか。
そろそろ奴らの相手をしなければ。

【ブレディ】
そうだな…
早いとこ敵を倒して、
のんびり湯に浸かった後は、
食事も楽しんでくか!

【ジェローム】
…それはいい案だ。
では、行くぞ!

【ブレディ】
上等だ!

  • ブレディ×マーク(男)
マーク→ブレディ
【ブレディ】
おい、マーク。
お前まだ記憶が戻んねぇのか?

【マーク】
そうですね…
今のところは、まだ。

【ブレディ】
そうか…
なんとか戻るといいけどよ。
何か記憶の戻りそうなことは試したのか?
ショック療法とかどうだ?

【マーク】
それは何度も試しましたよ~!
高い所から落ちてみたり、
頭を何かにぶつけてみたり!
でも、いつも何にも思い出せないんです!
毎回頭が痛くなって終わるんですよ。

【ブレディ】
それは…ちょっと衝撃を加え過ぎじゃねぇか?
あんまり無茶するなよ?
んじゃ…お、そうだ。
敵を倒したら温泉に入ってみたらどうだ?

【マーク】
えっ? なんでですか?

【ブレディ】
だって温泉って保養地だろ?
何か治るきっかけにでも
なるかもしれねーからな。

【マーク】
なるほど、さすが癒しに関しては
お詳しいブレディさんですね!

【ブレディ】
温泉には色々と身体に効く
効能があるから、勉強したんだよ。

【マーク】
あっ! そういえばさっきその効能が、
看板に書いてあるのを見ましたよ。

【ブレディ】
温泉の効能っつーと、
何があったか…
肩こり、腰の痛み、冷え性…
そんな感じのもんだよな。

【マーク】
いえ、僕の見たのはもっと違うもので…
ええと…なんでしたっけ…
…あ、思い出しました!
記憶喪失によく効くって書いてありました。

【ブレディ】
ちょっ…マジかよ!?
お前、それ絶対入るべきだろ!

【マーク】
頭から温泉に突っ込めば
治るってことですかね?

【ブレディ】
いや、せめて
お湯をかぶるとかにしとけよ…

【マーク】
あっ、そうか!
ブレディさん、頭いいです!

【ブレディ】
普通はお前の方法のほうが
思いつかねーよ。
…んで? その温泉はどこにあんだ?
さっそく湯をかぶりに行こうぜ!

【マーク】
ええっ?
ブレディさんも被るんですか!?
まさかブレディさんにも何か
取り戻したい記憶がおありで…!?

【ブレディ】
ちげーよ! お前がかぶりに行くのを
引率してやるんだよ!
ほら、さっさと行くぜ!

【マーク】
はい!

ブレディ→マーク
【ブレディ】
ったく…その記憶喪失に効く温泉って、
どこにあんだよ…

【マーク】
確かに…見つからないですね。
僕…どこで見かけたのかな…?

【ブレディ】
これだけ探し回ってんのに
見つかんねーって、おかしくないか?

【マーク】
そうですね…もしかして、幻の湯…
秘湯というやつだったのかもしれません。

【ブレディ】
なるほど…あり得るな。
なにせ記憶喪失に効く温泉だ。
そう簡単に見つけられるもん
じゃねぇってことか。

【マーク】
困りましたね~! う~ん…
どうしましょうか?

【ブレディ】
んなの簡単だろ。敵を蹴散らした後で
ゆっくり探せばいいんだよ。

【マーク】
!! すみません…
僕のせいでご迷惑をおかけしてしまって…

【ブレディ】
あのな…そんなの別に
気にすることねぇんだよ!
ここにはお前の記憶を
取り戻す鍵があるってことだぜ?
お前は俺の…その…仲間だからな!
協力するのは当然だろーが!

【マーク】
へぇ…ブレディさんが
そんなこと言って下さるなんて意外です!
でも僕、すごく嬉しいですよ!
ありがとうございます!

【ブレディ】
おう!

【マーク】
…あ!?
ありました、ブレディさん!

【ブレディ】
マジかよ!? もう見つけたのか?
でかしたぞ、どこだ!?

【マーク】
はい、向こうの岩場の影です!
あの看板です、間違いありません!

【ブレディ】
なになに…
温泉の効能・保温効果…って…
おい! ぜんぜん違うじゃねーか!
記憶喪失なんて書いてねぇぞ!?

【マーク】
え? あれ…? おかしいですね、
確かにこの看板だったんですが…
あはは、僕としたことが
読み間違えてたみたいですね~。

【ブレディ】
はあぁ!?
なんで都合よく読み間違えんだよ!
…なんだよ…せっかくお前の
記憶が戻るかと思ったのによ…

【マーク】
す、すみません…
無意識にそういう効能の温泉を
求めてしまっていたのかもしれませんね…

【ブレディ】
ったくよぉ…
話が巻き戻っちまったぜ…

【マーク】
あ、でも温泉に入るのは
それはそれで楽しみですよね!

【ブレディ】
まぁ…そうだな。よし! マーク!
とっとと敵、やっつけちまおうぜ!

【マーク】
はい! やってみせます!

  • ブレディ×ロラン
ロラン→ブレディ
【ブレディ】
はぁ…

【ロラン】
どうかしたのですか?

【ブレディ】
…いや、ついさっきのことなんだけどよ。
負傷した兵士がいたから、
傷を看てやろうと思って声をかけたんだ。
…そしたらよ、そいつ
悲鳴を上げて逃げていっちまって…

【ロラン】
敵だと思われたのですか…?

【ブレディ】
ああ、恐らくな…

【ロラン】
まったく酷い話です。
あなたは優しいし、いつも皆さんのことを
気にかけている素晴らしい人なのに。

【ブレディ】
ロ、ロラン…!

【ロラン】
ですが、いかんせん…顔が…

【ブレディ】
ぐっ!

【ロラン】
あなたは相変わらず見た目が怖いですし、
とても聖職者には見えませんよね。

【ブレディ】
よ、余計なお世話だ…!
そんなこと今更言われなくても、
わかってんだよ!

【ロラン】
ここに来てすぐの際も…
温泉の観光客があなたを見て、
山賊だと思ったなんて
話をしているのを聞きましたし…

【ブレディ】
さ、山賊!?
マジかよ…

【ロラン】
…す、すみません。もう少し歯に衣を
着せて発言すべきだったでしょうか。

【ブレディ】
いや…いい。
正直に言ってくれて良かったぜ…
どうしたら怖がられなくなるのか、
ちょっと考えてみることにする。

【ロラン】
そうですか。
それは良い考えだと思いますよ。

【ブレディ】
まぁ顔はもう
どうしようもねぇからな…
…うーん、性格か?

【ロラン】
性格だってそうそう簡単に
変わるものではありませんよ。
ですから、まずは見た目から
変えてみるというのはどうでしょうか?

【ブレディ】
だから顔はどうしようもねぇだろ?

【ロラン】
いえいえ、顔以外でも十分
見た目に変化をつけることはできますよ。

【ブレディ】
そうなのか?

【ロラン】
はい、僕の方でも少し
検討してみることにしますよ。

【ブレディ】
ああ、頼むぜ!

ブレディ→ロラン
【ロラン】
見た目で怖いところを直すには…
そうですね、まず姿勢を正してみましょう。

【ブレディ】
し、姿勢?
でもよ、これは…

【ロラン】
ピンと背を伸ばせば礼儀正しい
好青年に見えるかも知れません。

【ブレディ】
そ…そうか。
…うぐっ、こ、これでどうだ?

【ロラン】
…すみません。今の話は無しにしましょう。
あなたには元の姿勢が似合っています。

【ブレディ】
なんでだよ!

【ロラン】
上から目線で睨まれて、
僕まで恐ろしくなってしまいました…

【ブレディ】
はぁ…やっぱりそうか。
前にも同じことを言われたんだよな…
大体、いつも腰を屈めてるのだって、
女や子どもと同じ視線の高さで
話すためなんだぜ。

【ロラン】
なんと…!
そんな理由があったのですね。
でもそうなると姿勢を変えても
ほとんど効果はなさそうですね…

【ブレディ】
おい、他にもっといい策はないのかよ?

【ロラン】
では、髪型を変えてみてはどうでしょう?
そのツンツン頭は怖いと思うのですが。
それにも何か理由があるのですか?

【ブレディ】
そうだな…あんまり見かけない髪型にして
おけば味方から探しやすいと思ったんだよ。
もちろん敵の目にもつきやすいって
危険もあるけどよ…
味方から見つけやすかったら、
早く俺に助けを求められるだろう?
すぐに傷を看てやりてぇからな…

【ロラン】
なるほど…

【ブレディ】
だから髪型も変えるわけにはいかねーよ。

【ロラン】
そうですか…あなたがそこまで
考えているとは知りませんでした。
ブレディは、まさに聖職者の鑑ですね。

【ブレディ】
あ…ありがとよ。

【ロラン】
ですが、そうなると他に変えるべき所が
思いつきませんね…
結局、あなたはあなたのままが
一番ということなのかもしれませんよ。

【ブレディ】
でもよ、このままじゃ
怖がられたままなんだろ?

【ロラン】
大丈夫ですよ。あなたはそんなに、
皆さんのことを大切に思っているんですから。
そのうちきっと皆さんにも
わかってもらえますよ。

【ブレディ】
そ…そうか?
お前に言われるとそんな気がしてくるな。
…うし! ありがとな、ロラン!
俺はこのままでいることにするぜ!

【ロラン】
はい。

【ブレディ】
オラオラオラ!
俺に癒されてぇヤツはどいつだ!?

【ロラン】
…あの。
やっぱり、その言葉遣いだけでもなんとか
したほうがいいかもしれませんよ…

デジェル

  • デジェル×シンシア
シンシア→デジェル
【デジェル】
温泉か…いいわね、
油断は禁物だけど…
たまには休息も必要よね。

【シンシア】
そうだねー。
デジェルなんか、肩とかこってるだろうし、
絶対に入った方がいいよ!

【デジェル】
やっぱりそう思う?

【シンシア】
そりゃあ思うよ~!
デジェルってさ、戦闘中じゃなくても
鎧を着てること多いよね。

【デジェル】
ええ。この鎧は私にとって
半身のようなものだもの。
それに…着てると落ち着くのよ。
ほら、未来にいたときなんか、
安心して鎧を外せる時間なんて
そんなに無かったじゃない?

【シンシア】
うん…そうだね。

【デジェル】
とはいえ、こっちに来てからも
四六時中鎧をつけてるから、
身体に負担をかけてるのは
確かなのよ。
だから、温泉に入るのは賛成よ。
戦いが終わったら、みんなで楽しみたいわ。

【シンシア】
え?

【デジェル】
どうしたの?
私、何か変なこと言ったかしら?

【シンシア】
そんなことないけど、変じゃないのが
変っていうか…だってデジェルが、
みんなと一緒にああしたい、
こうしたいって言うの珍しくない?

【デジェル】
…え、なによそれ!
私ってそんなに寂しい女!?

【シンシア】
寂しいっていうか、厳しい感じかな?
だってさー、この前も
二人で手合わせしたとき、
デジェルは倒れたあたしを見下ろして、
こんなふうに…
…はぁ。
って見下すような顔してたもんね。

【デジェル】
わ、私そんなに冷たい目してなかったわよ!
言いがかりはよしてよね!

【シンシア】
えー、似てたと思うけどなぁ。

【デジェル】
似てないわよ!
…もう、私だってみんなと何かしたいって
思うことぐらい、あるわよ。

【シンシア】
そうなんだー!
ちょっと意外かも。

【デジェル】

でも、そうね…うん。やっぱり今回は、
みんなと入るのはやめておくわ。

【シンシア】
…え? え?

【デジェル】
気にしないで。
みんなの後に入らせてもらうから。

【シンシア】
…ちょ、ちょっとちょっと~!
急にどうしたのさ、デジェル~?

【デジェル】
ごめんね。
じゃあ私、戦闘に戻るから。

【シンシア】
デ、デジェル…

デジェル→シンシア
【デジェル】
きっと変に思われてしまったわね…
でもやっぱり、私はみんなと…
シンシアと一緒に温泉に入るわけには…

【シンシア】
デジェル!

【デジェル】
シンシア?
どうしたのよ…

【シンシア】
ご、ごめんね…デジェル!

【デジェル】
…な、なんの事かしら?

【シンシア】
あたし、思い出したよ…
デジェルが一緒に温泉に入れない理由。

【デジェル】
理由も何も、
さっきのはただの気まぐれで…

【シンシア】
嘘だよ。
本当は…あたしのせい、だよね?

【デジェル】
…………

【シンシア】
あたしに気を遣ってくれたんだよね?
背中に残ってる傷跡のせいなんでしょ!?

【デジェル】
そ、それは…

【シンシア】
目をそらさないで!
昔、屍兵からあたしをかばって
できちゃった傷…あれを見せると、
またあたしが思い出して辛くなるからって…
そう思ったんでしょ?

【デジェル】
…………
そうよ…一緒に入れないのは、シンシアが
そうやってまた気に病むと思ったから。

【シンシア】
傷は…まだ痛むの?

【デジェル】
…いえ、まったく。
だから安心して。

【シンシア】
そう、よかった。でも、女の子なのに、
大きな傷が残っちゃって…
本当にごめんなさい…
ごめんね…デジェル。
ううっ…ううっ…

【デジェル】
あんた、何こんなことくらいで
な…泣いてるのよ!

【シンシア】
だって…! だって…!
ううっ…うわああん!

【デジェル】
も、もう…
ほんとに泣き虫なんだから…!
そういう風に泣くと思ったから、
思い出して欲しくなかったのよ…
でもこの事は、今さら気にしちゃいないわ。
だからほら、顔を上げて。

【シンシア】
でもっ…でも…!

【デジェル】
まったく…仕方ないわね、シンシア。
あんたが本当に私の傷を癒したいのなら、
ひとつだけ方法があるわ。

【シンシア】
…え! な、なに!?
あたし、何をすればいいの!

【デジェル】
シンシアがヒーローになればいいの。

【シンシア】
え?

【デジェル】
本当に、あんたが私を余裕で守れるくらい、
強いヒーローになるの。
そうすればこの傷は、私がみんなのヒーローを
守った証として、誇らしい勲章になるじゃない。

【シンシア】
デジェルがあたしを守った…証。

【デジェル】
私はこんな傷なんかに負けないわ。
傷は消せないけど、その意味は変えられるもの。
あんたも、本当に申し訳ないと思っているのなら…
なってよね、みんなのヒーローに。

【シンシア】
デジェル…
…うん。
わかった。
あたし、ヒーローになるね。
誰にも、デジェルにも負けない、最強の!

【デジェル】
ふふふ。
まだまだ道のりは長そうだけどね。
期待しないで待ってるわよ。
私のヒーローさん!

  • デジェル×ノワール
ノワール→デジェル
【ノワール】
う、うぅ…すごい湯気…
大きく息を吸い込むと、
肺の中まで焼けてしまいそう…
でも、少しでも環境に慣れなくちゃ…
環境の変化についていけないのは、
自分の体力の無さが原因だもの…
敵と戦闘していない時にでも、
こうして訓練を続けなくちゃ…
はぁ…はぁ…
…っ! あっ!!

【デジェル】
ノワール!?

【ノワール】
あ、あれ…?

【デジェル】
ノワール、大丈夫!?

【ノワール】
デ…デジェル。いつの間に?

【デジェル】
あなたがフラフラしてるのを見て、
危なっかしいなと思っていたのよ。
そうしたら案の定、
倒れちゃったから…

【ノワール】
あの…助けてくれたの…?

【デジェル】
え?ええ、まぁ…。

【ノワール】
デジェルが…
私を、助けてくれた。

【デジェル】
な、何よ。
そんなに意外なこと?

【ノワール】
ご、ごめんなさい…
そうじゃないけど…
…よくある事じゃないとは
思ったから…その…
嬉しくて…

【デジェル】
そ、そんなことないでしょ?!
…と思ったけど、そうかもしれないわね…。
貴方をこうして手助けしたことって、
そんなに無かったかもしれないわ。
まぁ…その…仲間だしね。

【ノワール】
う…うん、ありがとう。
デジェル…

【デジェル】
と、とにかく!
少し、風の通る場所に行きましょう。
立てるかしら?

【ノワール】
え、ええ、なんとか…
でも…肩を貸してくれる?

【デジェル】
もちろんよ。

デジェル→ノワール
【デジェル】
身体の調子はどう、ノワール?

【ノワール】
え…ええ、だいぶ良くなったわ。
これもデジェルのおかげね。
貴方が見つけてくれなかったら、
私…死んでたかもしれないわ。

【デジェル】
大げさよ。
湯船で溺れるのも難しいのに、ましてや
湯気で死ぬなんて聞いたことないわ。

【ノワール】
ほ…本当よね。自分でもそう思うわ。
足手まといよね…私。

【デジェル】
べ、別にそこまで言ったわけじゃ…!

【ノワール】
いいのよ…気にしなくて。
自分でもわかってるつもりだから。

【デジェル】
……
やっぱり、
あなたって面倒くさい人ね。

【ノワール】
えっ…?

【デジェル】
本当はね、昔から少しあなたの事、
苦手だったのよ。

【ノワール】
…デジェル。

【デジェル】
普段は弱々しいくせに妙な所で怒り出すし、
未来にいたときから思う所があったわけよ。

【ノワール】
ご、ごめんなさい…

【デジェル】
…だけど今は少しだけ、
考えが変わってきたわ。
過去に来て、
あなたと一緒に戦うことが多くなって、
あなたの事がもっと見えてきたの。

【ノワール】
わ、私の…?

【デジェル】
だって、あんな暑い中、
一人でずっと訓練してたんでしょう?
それも、かなりの長時間だったわよね…
あれじゃ、むしろ倒れて当然だわ。

【ノワール】
も、もしかして…
ずっと見てたの?

【デジェル】
た、たまたまよ! あなたを見かけて、
いつまでやるのかなって思ってたら…
けど、やっぱりあれは無茶しすぎ。
無謀な行為は愚行にもなりえるのよ?

【ノワール】
…う、うん、そうよね。
ごめんなさい…

【デジェル】
だから、今度から訓練する時は、
私もつきあうわ。

【ノワール】
つきあうって…。
訓練に? デジェルが?

【デジェル】
あんなの見ちゃったんだし、
放っとけないでしょう!
それにあなたのこと、今まで避けてた分、
もっと理解したいし…

【ノワール】
デ、デジェル…嬉しい…
私もデジェルのこと、もっと知りたい。
だから訓練だけじゃなくて、たまには
こうしてお話にも付き合って欲しいわ…

【デジェル】
ええ、訓練の邪魔にならない程度…
少しだけならね。

【ノワール】
うふふ…
ありがとう…デジェル。

  • デジェル×ンン
ンン→デジェル
【デジェル】
これが温泉…
未来の世界から来た私たちにとって、
温泉なんて正直ピンと来ない話よね。

【ンン】
ん…ええと。

【デジェル】
えっ…あらっ?
ンン、もしかして温泉に来たことがあるの?
未来の世界で?

【ンン】
いえ…その…はい。
私は行ったことがあるですよ…

【デジェル】
そうだったのね、ちょっと意外だわ。
あの世界にまだそんな施設があったなんて。

【ンン】
その…残念ながら、
いい思い出ではないのです。

【デジェル】
…えっ?
何があったのか、聞いてもいい?

【ンン】
はい…私、未来の世界で
武器の調達の護衛として、
どこかの街道の温泉街を通ったです。
でも、お使いの最中だったので、
行きがけはただ通り過ぎました…

【デジェル】
…………

【ンン】
帰りに少し寄れたらいいね、なんて
仲間たちと話し合っていたのですが…
でも…帰りにそこを通ったときは、
もう廃墟同然の状態だったのです…

【デジェル】
っ!!…屍兵ね?

【ンン】
そうなのです…
行きがけの時、お弁当を分けてくれた
おばちゃんの旅館もボロボロで…
もう、誰もいなくなっていて…
ふぃ…ううっ…ううっ…

【デジェル】
ンン…もうわかったから。
いいのよ、これ以上は言わなくて…

【ンン】
だから私…
あの事を思い出しちゃって!
ううっ…ううっ…

【デジェル】
なら…そうね。
辛い思い出の上書きをしないとね。

【ンン】
…?
上書き、ですか?

【デジェル】
そう。この温泉にも
今…屍兵が沸いているわ。
このままでは
この温泉街も滅ぼされてしまう。
ンンが未来で体験してしまった、
あの時のように…

【ンン】
…………

【デジェル】
だからそうならないよう、
私たちで屍兵を倒すのよ!
そして、ゆっくり温泉を堪能しましょうよ。

【ンン】
デジェル…
はいっ! ありがとうなのです!
今度こそ温泉を救ってみせるのです!

【デジェル】
その意気よ、ンン!

デジェル→ンン
【デジェル】
調子はどうかしら、ンン。

【ンン】
はい! 順調なのです!
みんなの温泉は、私が守ってみせるです!

【デジェル】
うふふ…さっきまでとは別人に見えるけど、
やる気に満ち溢れているわね。
でも勢い余って、
温泉を壊したりしないでよ!

【ンン】
了解なのです!

【デジェル】
ンン…本当に
さっきの話は吹っ切れたみたいね。
私も負けてられないわ…!

【ンン】
デジェルもさっきから
調子が良さそうなのですよ。

【デジェル】
ありがとう、ンン。
でもさすがにマムクートの圧倒的な
パワーには敵わないけどね。

【ンン】
えへへ…照れるのです!

【デジェル】
でもマムクートって、圧倒的な力を
持つとは言われているけれど、
一番すごい所って
どこなのかしら…?

【ンン】
それは…たぶん真竜石を使った時の
守備力だと思います。

【デジェル】
そうね…
私も守備力には自身がある方だったけど、
さすがにンンの潜在能力には負けるかも…

【ンン】
何を言っているのですか、デジェル?
私は別にデジェルと競っているわけでは
ないのです!
だから私のマムクートとしての力に、
何なりと頼ってくれればいいのですよ!

【デジェル】
ンン…
あなたって子は…
純真でたくましく、それでいて優しい…
それが…本当のマムクート…いえ、
ンンの強さなのかもしれないわね。

【ンン】
えっ…?
デジェル、何か言ったですか?

【デジェル】
ううん…なんでもないわ。
さぁ、ンン!
さっさと敵を一掃するわよ!

【ンン】
はいなのです!

シンシア


  • シンシア×マーク(女)
マーク→シンシア
【シンシア】
うぅ、まさか戦闘中に
怒られちゃうなんて思わなかったよー。

【マーク】
初めて温泉に来たからとはいえ、
戦闘中にはしゃぎすぎちゃいましたね。
さすがのマークちゃんも
ちょっぴり反省です。

【シンシア】
あれくらい別に
いいと思うんだけどなぁ。
ちょっとお湯を触りながら
ちゃぷちゃぷやってただけじゃない!

【マーク】
ちゃぷちゃぷ程度で済んでいたのは
最初だけですけどね…

【シンシア】
そ、そりゃ、
結局お湯の掛け合いになって、
二人ともびしょ濡れに
なっちゃったけどさ…

【マーク】
近くにいた皆さんも巻き込んだのは
やはりまずかったですね。

【シンシア】
でも、みんなも案外
楽しそうにしてなかった?

【マーク】
え、え~と…そもそも
遊んでいた内容の問題ではなくて、
まず敵を倒してから、
ということではないでしょうかね?

【シンシア】
う~ん…確かにちょっと
羽目を外してたかもしれないけど…
だからって寄ってたかって女の子二人に
怒るだなんて、あんまりだよ!

【マーク】
うーん…確かに。なんで私たちだけが…
という気にはなりましたが。

【シンシア】
だからさ、敵を倒した後で…
みんなにイタズラして
ぎゃふんと言わせちゃおうよ!

【マーク】
ぎゃふん、ですか…?

【シンシア】
そう、ぎゃふん!
あたしのヒーローとしてのカリスマ性と
マークの戦略があれば、
みんなを驚かせるなんて簡単よ!
名付けて! イタズラヒーロー大作戦!

【マーク】
その作戦…ヒーローとしてのカリスマ性は
何か役に立つのでしょうか…?

シンシア→マーク
【シンシア】
さぁ、マーク!
作戦を考えるわよ!

【マーク】
えっ、本当にやる気ですか…?

【シンシア】
だってマークは戦略の勉強を
してるんでしょ?
だったら今こそ、その努力の
成果を活用する時だよ!

【マーク】
わ、わかりました。
何事も経験ですからね!
…よーし、やるからには
マークちゃんは本気でいきますよ?
今こそ、父さんの添削つき
戦術書の力を借りる時です…!

【シンシア】
おおっ! 袖口から
戦術書が出てきたー!!
その取り出し方、
秘密兵器みたいでかっこいいよ!

【マーク】
そ、そうですか?
ありがとうございます!
ふふふ…
実はこちらにも、もうひとつ…

【シンシア】
おおー! 逆の袖口から
全く同じ戦術書が出てきたー!!
…って、何で同じの二冊持ってるの?
片方いらなくない?

【マーク】
はっ! そういえばそうですね!
なぜ私は同じ本を…!

【シンシア】
…今気付いたんだ…
マークって頭いいのか悪いのか
いまいちよくわかんないよね。
まぁいいや、それでそれで?
どんな作戦がいいと思う?

【マーク】
うーん、そうですね…
では地面がぬかるんでいる所に、
落とし穴を掘るのはどうでしょう?

【シンシア】
みんなの足を滑らせて、
そのままストンと落とすワケね。
いいじゃない、いいじゃない!

【マーク】
あとはこの湯けむりに紛れて
張りぼての偽の案内を用意して、
男湯と女湯を逆にしちゃうとか…!

【シンシア】
あはははっ!!!
想像しただけで笑っちゃうよ!!
さすがマークだね~!
あたしには全然考えつかないよ!

【マーク】
そ、そうでしょうか…
えへへ…

【シンシア】
よ~し、じゃあ敵を倒したら
早速実践に移しましょう…
敵を…倒したら…

【マーク】
…? どうしたのですか?

【シンシア】
これ、せっかくだから
敵に試してみない?
いきなり誰かにやって失敗したら、
困るでしょ?

【マーク】
なるほど。確かにそうですね。
敵に試して実用性があるか
実験するんですね。
それなら…むしろ敵に仕掛けて、
おしまいにしておきませんか…?
無理に味方のみんなにやって
怒られるよりも、後味悪くないですし。

【シンシア】
あっ、そうだね。
さすがマーク!

【マーク】
はい、落ち着いて考えれば、
むしろその方が良いとしか思えません!
イタズラは…
またいつでも出来ますからね。

【シンシア】
うん! そうしようマーク!
敵を罠にはめて、あたし達のこと、
みんなにすごいって認めさせちゃおうよ!

【マーク】
はい、そうですね!

  • シンシア×ノワール
ノワール→シンシア
【シンシア】
あっ、ノワール!
ちょうどいいとこに!

【ノワール】
貴様、戦闘中に何用だ!?

【シンシア】
わっ!? な…何!?
なんでいきなりキレてるの!?
あたし、また何かやっちゃった~?

【ノワール】
あっ…ご、ごめんなさい。
つ、ついいつものクセで…
ほ…ほら、シンシアって突然
突拍子もないこと言うでしょ…?
ヒーローになりたいから、
敵役になってくれ…とか。
だから、つい条件反射で顔合わせた
直後にキレちゃったみたい…

【シンシア】
ええーっ!
そりゃないよ~!
ま、まぁ、確かにノワールには
いつもお願いばかりしちゃってるし、
時々怒らせちゃったりもするけど…
でも、いくらなんでも
過程をすっ飛ばしすぎじゃない!?

【ノワール】
ご、ごめんなさい…
この通り…許して。

【シンシア】
も~!
…まぁ、いいや! それより、
ちょっとノワールにお願いがあって。

【ノワール】
な、何…?
ま、まさか…?

【シンシア】
うん!
ヒーローの練習なんだけどね。

【ノワール】
貴様ぁっ!!!
結局、いつもと同じではないかっ!
おのれ…!
どこまで我を愚弄するか!!

【シンシア】
ち、違うって~!
今回はいつもとちょっと違うんだから~!

【ノワール】
そ、そうなの…?

【シンシア】
うん、そうそう!
だからちょっと落ち着いてよ~。

【ノワール】
わ、わかったわ…

シンシア→ノワール
【シンシア】
それでね、今度のヒーローはね。
力で敵をやっつけるんじゃないんだよ。

【ノワール】
…ち、力じゃない?

【シンシア】
うん、腕力よりも強いもの…
それは頭脳!
今度のヒーローは、事件を調べて
ズバッと犯人を言い当てるの!

【ノワール】
た…確かに今までとは、
ちょっと違う感じね。

【シンシア】
新時代のヒーローに求められるのは、
強さと勇気だけじゃない!
鋭い感性と洞察力!
つまり知性なのよ!
う~ん、完璧…!
どう、格好いいでしょ!?

【ノワール】
えと…それで…
私にどうしろと?

【シンシア】
ええっとね、ノワールには最初の犠牲者の
女の子の役になってもらおうかと思って。

【ノワール】
え?

【シンシア】
普段は真面目に見えるんだけど、
実は何人もの男の人と同時に付き合ってて。
しかもキレると何をするかわからない、
そんな女の子の役よ。
彼女を殺したのは誰か…?
恨みを持つ男性は少なくない…
誰もが彼女を殺す動機はある…
どう、面白そうでしょ!?

【ノワール】
ふ…ふ…ふ…

【シンシア】
…ノワール?

【ノワール】
ふざけるなぁぁぁっ!
誰が男を取っかえ引っかえのヒステリー女だ!

【シンシア】
何もそこまで言ってないよ~!

【ノワール】
これが落ち着いてられるか!!
貴様ぁ~演劇でもやるつもりか!!

【シンシア】
あ…うん。それ、いいかもね!
後からみんなに見せてあげようよ~!

【ノワール】
そんなことはいいから
さっさと敵を倒しにいかんかーーー!!

【シンシア】
わ~ん!!
ノワールが怒った~~!!

セレナ










  • セレナ×マーク(女)
マーク→セレナ
【セレナ】
ふぅ…さっきの敵、強敵だったわね。

【マーク】
そうですね。…ふ、ふふふ…
あははははっ!

【セレナ】
わっ!?
び、びっくりした…!
あんた…
何をいきなり笑い出してるの?

【マーク】
うふふふっ…ふふっ…

【セレナ】
ちょっとマーク!
無視すんじゃないわよ!
戦闘中なんだから空気読みなさいって!
ほら、向こうでクロム様が
怪訝な顔して見てるわよ!?

【マーク】
ご、ごめんなさい…!
昨日父さんに聞いた小話を思い出して、
笑ってしまいまして…!

【セレナ】
はぁ!? 小話ぃ!?
今思い出すヒマなんかないでしょ?
まったく、能天気にもほどがあるわ。

【マーク】
す、すみません…

【セレナ】
…で、一体どんな話なのよ?
何がそこまで面白かったの?

【マーク】
あのですね、素直になれない女の子が
好きな人に本心を打ち明けられず…

【セレナ】
ふーん、それで…?

【マーク】
そのまま好きな人に辛く当たりすぎて、
恋破れるという失恋話です! あははっ!

【セレナ】
ちょっと、全然面白くないわよ!
悲しい話じゃない!

【マーク】
いえいえ、そういう話も話し方次第で
面白おかしくなるんですよ。
父さんが言うには、そういう一人語りを
娯楽にしている異界もあるらしいです。

【セレナ】
なんだか理解できないわね…
その小話も、
それで笑えるあんたの性格もね…
でも…あんたのそんな所が
親しみやすいってことなのかも…

【マーク】
えっ?

【セレナ】
だって、あんたほど
正体不明の人いないでしょ?
記憶喪失だなんて、
怪しくて当然なのに。
それなのにマークは
みんなにすごい好かれてるもの…

【マーク】
…? もしかして、セレナさん、
何かお悩みなんですか…?

【セレナ】
べ、別に悩みなんてないわよ…!
ふ、ふんっ!

【マーク】
セレナさん…

セレナ→マーク
【セレナ】
はぁ…

【マーク】
セレナさん、悩みがあるなら
私に教えてくれませんか?

【セレナ】
マーク…

【マーク】
安心してください。
絶対に他の人には言いませんから。

【セレナ】
うん、ありがとうマーク。
実はね…
あたしって、やっぱり性格が
ひねくれてるのかなって思ってるの。
本心と違うことを言って誤解されたり、
他人の事ズケズケと平気でダメ出ししたり…
だから、みんなからも
敬遠されちゃってるのかな…って。

【マーク】
さっき言っていたのは
そういう意味だったんですね。
でも…ダメ出しするって事は陰口でもないし、
むしろアドバイスじゃないですか!

【セレナ】
まぁ、あたしはそのつもりだけど…

【マーク】
より良くしたいという想いを
口にしているだけなのに何がダメなんですか?
それで皆さんがセレナさんを悪く思うのなら、
むしろ反省すべきなのは相手の皆さんの方です。

【セレナ】
でも正直過ぎる言葉のせいで、
相手を傷つけているのかもしれない…

【マーク】
心配には及びません!
みんなセレナさんの事、大好きですよ!

【セレナ】
ちょっと適当なこと言わないでよ!

【マーク】
とんでもない!
とある筋の情報だと、セレナさんは
人気の出るタイプの女性なんですよ!
特に男性陣から!

【セレナ】
ええっ…そ、そうなの?

【マーク】
ええ。いつもは強がっているけれど、
ふとした時に見せる可愛らしいしぐさ…
怒ってばかりなのに、
時折覗かせる笑顔…
そういった所に、最近の男性の方々は
魅力を感じるらしいですよ!?

【セレナ】
うーん、自分で言うのも何だけど
すごく面倒な女に思えるけど…?

【マーク】
雨続きの後にお天気になると、
余計に嬉しいじゃないですか。
あとお腹がすいた時ほど、お食事が
おいしくなりますよね。それと一緒です!

【セレナ】
なるほど…言われてみれば…
…って、あんたの例え話、
それらしく聞こえるけど、
あたしのことバカにしてるでしょ!?

【マーク】
そんなことないですっ!
少なくとも私はセレナさん大好きですよ!

【セレナ】
もー!! マークったら!
でも…うふふ、元気づけてくれたのね。
ありがとう…マーク。

  • セレナ×ンン
ンン→セレナ
【セレナ】
うーん、早く敵を倒して、
温泉に入りたいわね~。

【ンン】
はい、本当にそうなのです!
大きいお風呂、楽しみなのです!
あ、でも…

【セレナ】
ん…どうしたのよ、ンン?
顔を赤くして?

【ンン】
私、外で裸になるなんて
ちょっぴり恥ずかしいです…

【セレナ】
んー、確かにそうね…
もしかしたら覗きが出るかもしれないわね。

【ンン】
の、覗きですか!?
それは放っておけないのです!
二人で退治するのです!

【セレナ】
そんなチンケな小悪党を相手にするなんて、
あたしのガラじゃないけど…
でも自分が入った時に覗かれたくないしね。
何か対策を考えておく?

【ンン】
はいです!

【セレナ】
ンンは何かいい作戦とかある?

【ンン】
それなら…
囮作戦が有効だと思います。

【セレナ】
囮ってことは先に二人でお湯に浸かるって事?
裸で戦うなんて無理よ!?
結局見られちゃうじゃない!

【ンン】
ああ~、たしかにそうですね…
う~ん、どうしましょうか。

【セレナ】
裸だと恥ずかしい…
裸でないと囮にならない…
…そうだ!
いいことを思いついたわ。
ンンが囮になって、犯人が来た瞬間、
竜に変身するのよ!
そうすれば恥ずかしくないでしょ?

【ンン】
ああ、たしかにそうです!
それは妙案なのです!

【セレナ】
よーし、乗ってきたわ!
何か良いアイディアが浮かびそうね!
続けて考えましょう!

【ンン】
了解なのです!

セレナ→ンン
【ンン】
さっきの作戦なのですが…

【セレナ】
ああ、囮作戦よね?

【ンン】
よくよく考えると、
セレナは恥ずかしくないのですか?

【セレナ】
え? あたしは
別にお湯に浸かってないわよ。
影に隠れてンンに近づく犯人を見ているわ。
待ち構えてるから服は着たままよ?

【ンン】
ええーっ!?
じゃあ裸になるのは私だけですか!?
それは嫌なのです!!!
セレナはズルイのです!!!

【セレナ】
え~?
もう~、ワガママなんだから。

【ンン】
どっちがですか!

【セレナ】
それにしても…
覗きなんて屍兵よりも弱っちいでしょうに。
なんでそいつを捕まえる事に
こんなに考えこまなきゃならないのかしら…

【ンン】
相手によって何を守るのかが
違うからそうなるのです。
屍兵は倒すことが重要ですし、
覗きには覗かれないことが重要なのです。

【セレナ】
なるほどね…覗かれるかどうかで
勝負が決まってしまうから、
この戦いは最初からあたし達女子は
不利ということになるのね…

【ンン】
苦しい戦いですが…
セレナ、お互いがんばるのです!

【セレナ】
ええ、そうね!

【ンン】


【セレナ】


【ンン】
ところでセレナ…
私たち、一体何と戦っているのでしょう…?

【セレナ】
えと…想像上の覗き…

【ンン】
ちょっと空しい気がしませんか…?

【セレナ】
うん、同じく…

ジェローム



  • ジェローム×シャンブレー
シャンブレー→ジェローム
【シャンブレー】
うぅ、湯気がすごいな…
嫌だ嫌だ、水気は嫌だ…

【ジェローム】
…温泉地なのだから。
水気は仕方がないだろう。
…ん?
おい、なんだそれは。

【シャンブレー】
え…?
なにってなんだ?

【ジェローム】
後ろだ。

【シャンブレー】
後ろ?
…って、ええっ!? さ、猿だ!!
しかも、いっぱいいる!!
な、なんでだよ!?

【ジェローム】
山から続々と降りてきているな…
お前の後ろで
猿軍団が出来上がりつつあるぞ。

【シャンブレー】
ひいぃ!
なんでオレの周りに集まるんだよ!?

【ジェローム】
お前のことを仲間の猿だと
思っているんじゃないか?

【シャンブレー】
ちっ…違うよ!
俺はウサギだ、猿じゃない!

【ジェローム】
だが、猿がお前の背中を
毛づくろいし始めているようだが。

【シャンブレー】
わ!? ほ、ホントだ!
痛ててて! や、やめろよ…!

【ジェローム】
なかなか珍しい光景だな。
猿がウサギを毛づくろいするとは。
ふむ、これはなかなか…
愛らしい光景だな。

【シャンブレー】
いや、そんなことで感心してないで
助けてくれよジェローム!!

【ジェローム】
助ける…? 何故だ?
こいつらはお前に懐いているようだぞ。

【シャンブレー】
ちっとも嬉しくないって!
い、痛い! 痛いって、うわ!!
耳を引っ張るな!
引っこ抜けたらどうしてくれるんだ!!

【ジェローム】
…仕方がない。
今、追い払ってやろう。

【シャンブレー】
た、助かるよ…あっ!?

【ジェローム】
うぬっ…!?

【シャンブレー】
ああっ! 猿が、ジェロームの
仮面を取って逃げていった…!

ジェローム→シャンブレー
【シャンブレー】
ジェロームの仮面を持った猿、
どこに行ったんだ? 見当たらないな…

【ジェローム】
あちらにはいないようだ。

【シャンブレー】
こっちにもいない…って、あれ?
お前なんで仮面してるんだ?

【ジェローム】
これは、いざという時のために
用意してあった予備の仮面だ。

【シャンブレー】
同じ仮面がいくつもあるなら、
取り返さなくてもいいんじゃないか?

【ジェローム】
何を言う。あの仮面は
材質がこれよりも良い一級品だ。
猿に渡すにはあまりにも惜しい…

【シャンブレー】
そうなのか…そんなに違うようには
見えないけどな…

【ジェローム】
あまり仮面をじろじろ見るな。
材質が良くないのがばれる。
それより…お前が猿の仲間だと
思われていることを利用して、
どうにかできないものだろうか…?

【シャンブレー】
えっと、そうだなぁ…
あ…いけるかも!
ジェロームが俺を人質に
取ってみるっていうのはどうだ?

【ジェローム】
猿に、仲間の命が惜しければ
仮面を返せと脅しをかけるのか?
しかし、猿の言語などわからんぞ。
それに動物と交渉など無理だ。

【シャンブレー】
いやいや猿は意外に賢いって聞くぜ。
計算とかもできるらしいし。
交渉もなんとかなるんじゃないか?
他に案も無いだろ?

【ジェローム】
そうだな…
では試してみるしかないか。
…! 見ろ! さっきの猿だ!
仮面を持っているぞ!
こっちへ来い、シャンブレー!

【シャンブレー】
よ、よし!

【ジェローム】
いいか貴様らよく聞け。
この猿は人質だ。
その仮面を返さないと、
こいつの命は無いぞ!

【シャンブレー】
たーすけてくれー…

【ジェローム】
お、仮面を持ってきたぞ…!
こんな茶番に引っ掛かるとは
猿の知能もたかが知れているな。
よしよし、そうだ。こちらへ持って来い。
よし…仮面は取り戻したぞ!

【シャンブレー】
やったぁ!
人質作戦成功だな!
…って、うわぁああっ!!
ぎゃあーーっ!!!!

【ジェローム】
シャ、シャンブレー!!

【シャンブレー】
痛てええぇ…あ、あの猿たち
俺が猿じゃないって気づいたら、
思いっきり顔を引っ掻いて
逃げやがって…!

【ジェローム】
だ、大丈夫か…?
だが、おかげで仮面は取り戻せた…
助かったぞ…シャンブレー。

【シャンブレー】
それは良かったぜ…
けど、猿って怖いんだな。
絶滅するかと思った…

【ジェローム】
す、すまない…

【シャンブレー】
まぁ…いいってことさ。
俺たち仲間だし、な?

【ジェローム】
そうか…ありがとう、シャンブレー。
お前は仮面の恩人だ。

マーク(男)



マーク(女)



シャンブレー




ロラン




ノワール




ンン




サイリ

  • サイリ×アンナ
アンナ→サイリ
【サイリ】
アンナ殿!
アンナ殿はおられるか!?

【アンナ】
あら、サイリ。
そんなに慌ててどうしたの?

【サイリ】
先ほど湯治場の近くの
宿場町を見てきたのだが、
そこに見事な鞘に
収められた刀が売られていた。
なぜあのようなところに刀があるのだ?

【アンナ】
ああ、それは観光客相手に
売っているものよ。

【サイリ】
観光客に…?
なぜ刀を?

【アンナ】
お土産感覚で買える模造刀よ。
まったく斬れない、玩具みたいな刀。

【サイリ】
玩具…? あれが?

【アンナ】
ええ。美術品として楽しむ
嗜好品もあるけど、
恐らくは
値打ちのあるものではないわね。

【サイリ】
なるほど、そうなのか…
むぅ…、……

【アンナ】
サイリ…
何? あなた欲しいの?

【サイリ】
ま、まさか…!
玩具と聞かされては、買う気も失せる。
飾りとしてしか機能せぬ刀など、
子どもではあるまいし…

【アンナ】
その割にはそわそわしてない?

【サイリ】
…!
そ、そのようなことは…!

【アンナ】
本当に?

【サイリ】
ああ、本当だ。本当だとも。

【アンナ】
あらそう。ならいいけどね。
でも模造刀ってお土産としては人気あるから、
急がないとすぐ売り切れるかもね…
まぁあなたには関係ないわよね~。

【サイリ】
な、なんと!?
それは誠か!?

【アンナ】
…嘘よ。
ああいうのってお土産の中では値も張るし、
普通は売れ残っているものよ。
…というか、
あなたやっぱり欲しいんじゃない。

【サイリ】
ぐ…!
謀ったな、アンナ殿…
気恥ずかしいではないか!

【アンナ】
うふふっ。
サイリにも可愛いとこあるのね~。

サイリ→アンナ
【サイリ】
ア…アンナ殿。
先ほどの刀の話のなのだが…。

【アンナ】
ちょっと、あなたまだ言ってるの?

【サイリ】
いや…その…
どうしても欲しい一品があってだな。

【アンナ】
でも玩具でしょ?

【サイリ】
かまわぬ。
私はあの刀の造形に惚れたのだ!

【アンナ】
んー、別にあなたの買い物を
とやかく言うつもりはないけど…
でも、やっぱりおススメできないわよ。

【サイリ】
なぜだ?!
戦で使おうというつもりは毛頭ないぞ!

【アンナ】
いやあね、そういう意味じゃないわ。
子どもの玩具にも満たない
粗悪品を売りつけられる事が多いのよ。
観光客や、物の価値の分からない相手に、
法外な値段で買わせるの。
ちなみにその刀、いくらだった?

【サイリ】
…1500Gだったかと。

【アンナ】
高っ!
普通に銀の剣が買えるじゃないの!

【サイリ】
た…高いのか?

【アンナ】
まったく、あなたも刀を扱っているのだから、
だいたいの相場くらいは知っていて欲しいわ。
小国とはいえ、王女様はこれだから
世間知らずで困るわね。

【サイリ】
う、うむ…すまぬ…

【アンナ】
まあいいわ。とにかく、
その店に行ってみましょうか。

【サイリ】
む? ついてきてくれるのか?

【アンナ】
同業者として、そういうの許せないの。
ちょっと絞ってやろうと思って。
それから、妥当な値段で、
その刀を譲ってもらいましょうかね。

【サイリ】
アンナ殿!
かたじけない…!
いやはや、こういう話になると
アンナ殿は本当に心強いな…!

【アンナ】
ふふ~ん。ぜひ軍のみんなにも
この話を広めてちょうだいな。
お客様の信頼と評判が、商売人としての
実績に繋がっていくのよね~。

  • サイリ×レンハ
サイリ→レンハ
【サイリ】
…………

【レンハ】
…サイリ、どうした?
風呂場をそのように眺めて。

【サイリ】
あ、いや…兄上か。
戦場にも関わらず呆けてしまっていたな。
すまぬ…

【レンハ】
そんなに温泉に入るのが
待ち切れぬのか?
屍兵の討伐までしばしかかるだろう…
もう少しの辛抱だ…

【サイリ】
い、いや、違うのだ…
…少し、昔のことを思い出していた。
家族でソンシンの
湯治場へと出かけた事を…

【レンハ】
ソンシンの湯治場…
うむ…そういった事もあったやもしれぬな。
私が共に出かけたのはお前ではないが…

【サイリ】
あの時は父上も母上もご存命で、
楽しいひとときだった…
久しぶりに家族水入らずになれたことに、
私は大はしゃぎをしたのを覚えている…

【レンハ】
はしゃいだ拍子に湯治場の入り口で転んで、
泣いたこともあったのではないか?

【サイリ】
ははは…世界が異なっているのに、
そんなところまで同じとは全く妙な話だ。
そしてその後…私は
兄上に身体を洗ってもらった…

【レンハ】
サイリ…

【サイリ】
…あ! いや!
別にまたそうして欲しいという意味ではない!

【レンハ】
そうか? 私は別にかまわんのだがな。
君さえ良ければな。

【サイリ】
な、何を言っているのだ、兄上!
お互いに、もういい歳だというのに!

【レンハ】
ははは…冗談だ、済まぬ。

【サイリ】
いや…違う。

【レンハ】
…サイリ?

【サイリ】
あなたは兄上ではあるが…
私の兄上ではないのだ。

【レンハ】
…サイリ。

【サイリ】
す、すまない…!
失礼する!

【レンハ】
…私がお前の前に現れたこと。
それが…お前を苦しめているのか?

レンハ→サイリ
【サイリ】
う、うぅっ…

【レンハ】
サイリ…

【サイリ】
あ…兄上! いや、これはその…
くっ…今は…近づかないで欲しい。

【レンハ】
…………

【サイリ】
その…顔は見ないでもらいたい。

【レンハ】
泣くことは恥ではない。
感情を押し込め過ぎることは、
心身ともに毒となろう。

【サイリ】
しかし…年甲斐もなく
みっともない所を見せてしまった…

【レンハ】
…………

【サイリ】
兄上が…兄上がいけないのだぞ!!

【レンハ】
…!

【サイリ】
あなたは兄上と同じ姿、同じ口調、
そして同じ心遣いで私に接してくる…!
同じ者だと思ってしまっても
仕方がないではないか…!
あなたが自分は別人だと言えば言う程に、
あなたが兄上に見えて仕方ないのだ!

【レンハ】
サイリ…

【サイリ】
うぅっ…うぅっ…

【レンハ】
そうだな。私たちは
出会うべきではなかったのかもしれぬ…
これ以上…お互いが傷つく前に、
再び別の道を往くのも手かもしれんな…

【サイリ】
え?
…兄上!?

【レンハ】
もう戻ることもないだろう。
お前の兄とよく似た男が一人いた。
お前の兄は確かに死んだ。
…それだけだ。
…では達者で生きるのだ、サイリ。

【サイリ】
待ってくれ! 兄上!

【レンハ】
サイリ…
私はお前の兄ではないのだぞ。

【サイリ】
いい! それでもかまわない!
今の私にはあなたこそが必要なのだ!

【レンハ】
…サイリ。良いのか?
お前の本当の兄、
そして私の本当の妹に対して…
裏切ることになるのではないのか?

【サイリ】
たとえそうだとしても、今の私には…
兄上のぬくもりが必要なのです…
うぅっ…うぅっ…!

【レンハ】
異なる世界とはいえ、
このように妹を泣かせてしまったことは
揺るぎない私の罪だ…
サイリ、妹よ…今は好きなだけ
この胸で泣くがいい。私を兄と思ってな…

【サイリ】
はい…兄上…!
うぅっ…うぅっ…!

フラヴィア

  • フラヴィア×アンナ
フラヴィア→アンナ
【アンナ】
これはこれはフラヴィアさん。
…いえ、フェリア女王とお呼びしましょうか?
こんなところに呼び出して、
私に何かごようかしら?

【フラヴィア】
フラヴィアでいい。すまないね、突然。
ちょっとお願いがあるんだ。

【アンナ】
私にできる事ならなんなりと。
さて、何かしら?

【フラヴィア】
あんた、何でも仕入れられるって
話は本当かい?

【アンナ】
あら、お仕事の話? もちろんよ。
ふふふ…藁一本から竜の涙まで…
森羅万象、万物創造、
ありとあらゆるものを取り扱っているのが、
我が商会でございます!

【フラヴィア】
そうかい。じゃあ、
この湯治場の湯を買いたいんだが。

【アンナ】
はい?

【フラヴィア】
ほら、フェリアは万年雪の冷たい土地だろ?
こういった温泉ってのに、民も憧れてるんだ。
もしフェリアに湯治場を造ることができたら、
身体だけじゃなく、心も暖まると思うんだよ。

【アンナ】
あー、なるほどね。
たしかにそうだと思うけど…

【フラヴィア】
何も湯そのものでなくてもいいんだ。
それに代わる何かってのはないかね?

【アンナ】
湯治場の湯に変わる何か…
なかなかの難題ね…
うーん…

【フラヴィア】
いや、すまない。変なことを言った。
困らせる気はなかったんだ。

【アンナ】
いえ、待ってちょうだい、フラヴィアさん。

【フラヴィア】
ん?

【アンナ】
私はあなたに任せてと言ったわ。
後になって、やっぱり無理でした…では、
私の行商人としての誇りが許さないの。
少し…時間をいただけないかしら?

【フラヴィア】
本気なのかい?

【アンナ】
もちろんよ! 一国の女王様だけあって、
なんともスケールの大きな依頼だけどね。
その分やりがいもあるわ!

【フラヴィア】
…分かった。そこまで言うのなら。
あんたの情熱を信じてみようじゃないか。

【アンナ】
うふふ、ありがとう。
さっそく、姉妹たちに相談してみなきゃ。

アンナ→フラヴィア
【アンナ】
フラヴィアさん!

【フラヴィア】
おお、アンナじゃないか。
どうしたんだい?

【アンナ】
温泉を買いたいって話なんだけど…
ちょっといいかしら?

【フラヴィア】
え? まさか…
何か魔法の品でもあったのかい?

【アンナ】
何かを仕入れたわけじゃないの。
…そんなものどこにもないと思うし。

【フラヴィア】
…そうかい。まあ、さすがのあんたも
無いものは手に入れられないか。

【アンナ】
それはそうなんだけど…
ちょっとこれを見てくれるかしら?

【フラヴィア】
ん、なんだいこれ?
この袋…中身は何かの粉のようだけど。
乳白色の粉から青い粉まで、
ずいぶんときれいだね。

【アンナ】
これが湯治場の湯になるのよ。

【フラヴィア】
湯治場のお湯!これが!?
バカ言っちゃいけないよアンナ!
こんな小さな袋にお湯を入れても
量が少なすぎる。
それに、湯治場の湯に代わるものはないって、
自分で言ったじゃないか。

【アンナ】
そう。だから、
私と姉妹で作ってみたの。

【フラヴィア】
つ、作った?

【アンナ】
それ、匂いを嗅いでみて。

【フラヴィア】
…この匂い。
この温泉の源泉と同じじゃないか!?

【アンナ】
そう、これを湯を張ったお風呂に入れると
温泉の香りがするのよ。
おまけに温泉のお湯と
同じ効能が得られるわ。
私たち姉妹商会が作った新商品よ。
まだ試供品だけど、ぜひ使ってみて!

【フラヴィア】
ありがとう、アンナ…!
あんた商売人としてだけじゃなく、
商品開発も天才だね!
これで国の皆も温まるはずだよ!

【アンナ】
ふふふっ、ありがとうございます。
それでは、またのご利用を
お待ちしております♪

  • フラヴィア×チキ
フラヴィア→チキ
【チキ】
フラヴィア…
フェリアの女王ね。
私、あなたと一度
お話してみたいと思っていたのよ。

【フラヴィア】
私も、一度あんたと
腰を据えて話がしたかったんだ。

【チキ】
あら、そうだったの…?
図らずも両想いだったのね?

【フラヴィア】
あっはははは!そうらしいねぇ。

【チキ】
ふふふ、懐かしいわ…フェリア。
あの土地はとても過酷な環境だったから、
住まう人々の行く末を心配していたの…
あそこは今でも雪が降り積もる、
痩せた土地なのかしら?

【フラヴィア】
そうだね。正直、苦労しているよ。
だが長い年月をかけてようやく国と、
しっかりした土壌が出来上がったんだ。
あんたの時代ほど、貧しくはないと思うよ。

【チキ】
そうなの…それは良かったわ。
その功績に、あなたも一役買っているのね。

【フラヴィア】
いやいや、先代達の苦労の賜物だよ。
私の功績はこれから残すつもりだ。
それに決めるのは民衆だからね。
将来、フェリア史の中で
私がどう判断されるか…それに尽きるね。

【チキ】
あら…謙虚なのね。

【フラヴィア】
フェリアの行く末は…
やっぱりこの戦争次第だね。
私の代で終わって欲しいもんだけどね…

【チキ】
…大丈夫。その願いは今から
私たちの手で叶えてみせる。そうでしょう?

【フラヴィア】
ああ…
もちろんそのとおりさ。

チキ→フラヴィア
【フラヴィア】
チキ。今度は、あんたの知ってる
昔のフェリアを教えちゃくれないかい?

【チキ】
ええ、いいわよ…
私はあの土地の氷の中で、
数百年ほど眠っていたの。
当時は蛮族と魔竜が徘徊する
地獄のような場所だったわ。

【フラヴィア】
そうらしいね。魔竜はともかく、
その蛮族の子孫ならまだいるよ。

【チキ】
あら…そうなの?
それはかなり危険じゃないの?
街に降りてきて
暴れたりしないのかしら?

【フラヴィア】
なーに、大丈夫さ。なにせ、
その子孫ってのは私らの事らしいからね。

【チキ】
え…! あなたたちが!?
あの野蛮な民族が、今の文明を?
驚いた…
時を経れば変わるものなのね…

【フラヴィア】
いや、本質は
変わっちゃいないと思うよ。
今でも腕っぷしを試すのが楽しくて仕方ない、
血気盛んな人間が多いからね。

【チキ】
そうなの…
でも、あなたを見ていると安心するわ。
力に溢れているけど、それに振り回されたり、
むやみに行使したりはしない。
野性的で強大なエネルギーが、
よい方向へ昇華したのね…良かったわ。

【フラヴィア】
うん…まぁね。
でも実際、一歩間違えば、
淘汰されるだけの原住民だったかもね。

【チキ】
うふふ…そんなことはないわよ。
全てあなた達の可能性が成し得た事実だもの。

【フラヴィア】
チキ…ありがとう。

【チキ】
ああ…今度また戻ってみたいわ。
あの北の大地へ。

【フラヴィア】
この戦いがおわったら、遊びに来るといいさ。
神竜の巫女の帰郷、心から歓迎するよ。

【チキ】
ありがとう、フラヴィア。
では、そのためにも
この戦を早く終わらせましょうね。

【フラヴィア】
ああ! 任せときな!!

バジーリオ

  • バジーリオ×ヴァルハルト
ヴァルハルト→バジーリオ
【バジーリオ】
いよぅ、ヴァルハルト。
相変わらず辛気くせぇ顔してんな。
そんなんじゃ、
味方の連中も逃げだしちまうぜ?
おっと、今のお前に味方なんかいねぇか。
悪い悪い。

【ヴァルハルト】
…うぬか。相変わらずその腕の割には
口だけは回ると見える。

【バジーリオ】
ふつうお前がここに来るか?
温泉とかこれほど似合わない奴はいねぇよな。

【ヴァルハルト】
隻眼で見る世界は歪んでいるのだな。
いや、歪んでおるのは性格の方か。
さえずり終わったのならば、去れ。

【バジーリオ】
けっ。お前、目ん玉どこに付いてんだ?
湯けむりで前が見えてないんじゃないのか?

【ヴァルハルト】
殺されかけた相手には
口で攻めるしかないという事か。
ふっ…なるほど。
力で叶わぬ敗者の戯言と受け止めよう。

【バジーリオ】
てっ…てめぇっ!!

【ヴァルハルト】
抜くか? よかろう。相手になるぞ。
命が惜しくなければの話だがな。

【バジーリオ】
ちっ…やめだ、やめだ。
俺はお前とケンカするために
ここに来たんじゃねぇ。

【ヴァルハルト】
我の方こそ、
うぬごときと語る舌を持たぬ。

【バジーリオ】
んだと!? その割には
さっきからペラペラとほざいてるじゃねぇか。

【ヴァルハルト】
うぬから話しかけたからであろう。

【バジーリオ】
お、俺はお前になぁ…!
ちっ…もうどうでもいい。
さっさとくたばっちまえ!

【ヴァルハルト】
ふん…

バジーリオ→ヴァルハルト
【バジーリオ】
ヴァルハルト!

【ヴァルハルト】
うぬか…! 武器を手に構えるとは、
やはり我のことが気に食わぬようだな。
この湯けむりに乗じて…といったところか?
くく…面白い! かかってくるがよい!

【バジーリオ】
ぬん!

【屍兵】
グアッ…!!

【ヴァルハルト】
でやぁっ!

【屍兵】
ギャァァ…!!

【バジーリオ】
ったく、こいつら…
背後からなら勝てるとでも思ったのか?

【ヴァルハルト】
我はひとりでも負けぬ。
余計なことをするな。

【バジーリオ】
けっ。何言ってやがる。
今のだって、俺が声かけなきゃ、
てめぇの方が串刺しだっただろうが。
っつーか、さっきの煽り文句は一体なんだ?
俺とやる気だったのか?

【ヴァルハルト】
うぬの狙う相手が、
我でも屍兵でも、どちらでも良かった。
挑み来る者はみな我のたもとにて
朽ちていくのみ。
…それにそれを言うのであればうぬの方こそ、
我の声がなければ首が飛んでいたぞ。

【バジーリオ】
口が減らねぇ野郎だな…

【ヴァルハルト】
うぬを越える者はおらぬがな。

【バジーリオ】
てめぇとは、一度キッチリ決着つけた方が
良さそうだぜ。

【ヴァルハルト】
ふん。いつでもかかってくるがいい。
うぬ如き、たやすく葬ってくれるわ。

【バジーリオ】
よし…なら、勝負の方法は俺に
任せてもらおうか。いいよな?

【ヴァルハルト】
何であろうと貴様には負けぬ…

【バジーリオ】
よっしゃ!
なら、飲み比べだな!

【ヴァルハルト】
ぬ…なんだと?

【バジーリオ】
おっと、今更
無理だとか言わねーよな?
言っとくが、俺はつえぇぞ。
フェリアの歩く酒樽とまで言われてるからな。

【ヴァルハルト】
むぅ…良かろう。乗ってやるわ。

【バジーリオ】
へっ。逃げんじゃねーぞ! いいな!
戦いが終わったら、ここで待ってろよ!
ヴァルム帝国の酒豪、
大覇王さんよ!

【ヴァルハルト】

つまりは、飲んで我と
打ち解けようというわけか…
バジーリオめに…一本取られたか。
いずれにせよ、我は負けぬ…!

アンナ



チキ


  • チキ×インバース
インバース→チキ
【インバース】
あら、神竜の巫女…

【チキ】
インバース…?
なぜ、そんな化け物を見るような目で
私を見てくるの…?

【インバース】
あら、そんな目で
見ているつもりは無いわよ?
憎たらしいほどに若々しいわね…
って眼で見ているのよ。
全く羨ましいったらありゃしないわ…
その見た目で数千年も生きているんだから。

【チキ】
私も昔はもっと幼い容姿だったのよ…
昔の私を知る人からすれば、
今の私はとても変わってしまっているはずよ。

【インバース】
昔っていつ頃?

【チキ】
ええと…二千年前くらい?

【インバース】
若さを維持し過ぎでしょ…
しかも今よりさらに幼かったですって…?
私なんかもう一部の兵から『おばさん』なんて
呼ばれたりするのよ。不公平だわ。
貴方が『おばさん』になるときは、
私は生きてすらいないのよ?

【チキ】
そうね…でもこれまでも…
ずっとそうだったから。

【インバース】
そもそも貴方がおばさん…いえ、
おばあちゃんになるのって何年後なの?

【チキ】
途方もない時の彼方でしょうね…
私にも見当がつかないわ。
でも…そうね。
バヌトゥは何歳だったかしら?

【インバース】
これまで二千年間生き続けた貴方が、
これから何年生きられるのかわからないって…
まったくマムクートの生態とやらは、
人間が考えうる想像の範疇を越えてるわねぇ?

【チキ】
生まれてからの年数を言うなら、
二千年ではなく三千年よ。

【インバース】
三千年って…!
ああ、もう…
なんともスケールの大きな話だこと…

チキ→インバース
【インバース】
はぁ。やっぱり若いっていいわよねぇ。
私も若くありたいわぁ。

【チキ】
あなた、さっきの私の話を聞いていたの?
私、別に若いわけではないのよ?
それに…
こんなに長く生きていると、
大切な人たちとの別れを、
幾度も経験しなくてはいけないの…
良いことばかりではないのよ…

【インバース】
そうね。だから私は
長い寿命は要らないの。
私が欲しいのは、
永遠の若さ…それだけよ。

【チキ】
永遠の若さ…あなたの今の容姿から、
これ以上劣化することがないってことかしら?

【インバース】
何よその言い方。
今の私が劣化してるみたいじゃない。

【チキ】
自分でそれを認めていると思ったから…

【インバース】
うるさいわね!
とにかく、私が言いたいのは、
若い身体のまま生きていきたいってことよ。
寿命は普通の人間と
同じくらいでいいわ。
ただ…うーん、そうね…どうせなら、
今の私より十年ぐらい前の姿がいいかも。

【チキ】
都合がいいわね…

【インバース】
そうだわ、貴方の生き血を飲んだら
私も少し若返れるかしら?

【チキ】
な、何よそれ…
そんなわけないでしょう?

【インバース】
あら、
試してみないとわからないわよ?
血が駄目なのなら、
髪の毛や涙でもいいから頂戴。

【チキ】
い、嫌よ…!

【インバース】
…ならせめて、貴方が入った後の
温泉の湯を飲ませてもらおうかしら。

【チキ】
なんだかそれが
精神的に一番キツイわね…

【インバース】
嫌だとは言わせないわ。
温泉のお湯の所有権は
貴方にはないでしょう?

【チキ】
それは、そうでしょうけど…
でも効果なんでないと思うわよ。

【インバース】
やってみないとわからないじゃない。
私は、美貌のためなら何だってするのよ。

【チキ】
…三千年、色々な体験をしてきたけれど
残り湯を飲まれる危機は初めてだわ…

ギャンレル

  • ギャンレル×エメリナ
エメリナ→ギャンレル
【ギャンレル】
よう、エメリナ。

【エメリナ】
…………

【ギャンレル】
オレのことなんざ、
見たくもねぇってか?

【エメリナ】
そんな…こと…ない。

【ギャンレル】
そ、そうか…
まぁ…いい。
同じ隊にいても、こうして顔を
突き合わせんのは、そんなに無いからよ。
ちょっとばかし、話いいか…

【エメリナ】
…うん。

【ギャンレル】
すまねぇ…戯言だと思って
聞き流してくれりゃーそれでいい。
…オレはな、
許してもらおうとは思っちゃいねぇのよ。
あの時は、ああするしかなかったって…
そう思ってるからよ。

【エメリナ】
…………

【ギャンレル】
オレはオレの正義を貫いただけで、
お前は勝手に死を選んだって話だろ?
違う…か?

【エメリナ】
あなた…いうこと…
よく…わから…ない。

【ギャンレル】
そりゃそうだよな…すまねぇ…

【エメリナ】
あやまって…ばかり…

【ギャンレル】
そ、そんなことはねぇ…!
オレは別に反省なんてしてねぇんだよ!
反省はしてねぇ…だってしようもねぇからよ。
だがな、後悔がねぇか言われりゃ…

【エメリナ】
…………

【ギャンレル】
いや…なんでもねぇ。
聞かなかったことにしてくれ。
今のは…忘れてくれ。

【エメリナ】
…………
ぎゃん…れる…

ギャンレル→エメリナ
【ギャンレル】
!!
エメリナ…
その…今日はよく会うな…

【エメリナ】
…………

【ギャンレル】
ええと…その…オレは…
お前と話がしたいわけじゃねぇ。
だから…今から言うことは…
ただの独り言だ。

【エメリナ】
…?

【ギャンレル】
後悔…
そう、後悔はオレにだってあるさ…
結局、オレのやったことと言えば、
屍の山を築いたことぐらいのもんだ。
あげくその上で、
何も変えられずに終わっちまった…

【エメリナ】
…………

【ギャンレル】
変えられると思ったんだ。
オレの、この手で…全てをよ…!
だけどよぉ、今のオレの手からは
血の臭いしかしねぇ。
洗っても洗っても…
消えやしねぇんだ。
昔はそんなもん無かったんだ!
いや…気にしちゃいなかっただけか?
でもよ、今は…くそっ…
オレは…オレは一生、このままなのか?
この血なまぐせぇ臭いから逃れるこたぁ、
できねぇってのかよ?
それだけのことをしてきたってこたぁ、
わかってる…だけどよ…!

【エメリナ】
…………
よし、よし…
なかない、で…

【ギャンレル】
な、何しやがる!
人の頭撫でやがって…!

【エメリナ】
あなた…だいじ…

【ギャンレル】
…なんだって?

【エメリナ】
あなた…なかま…
だから…なかない…で…

【ギャンレル】
エメリナ…!
く、くそっ…、な、泣いてなんかねぇ!
オレが泣く意味なんてねぇだろうがよ!
オレは…っ! オレは…!
ううっ…!
ち、ちきしょおぉ…っ!

【エメリナ】
……
きっと…かわれる…
あなたは…
わたし…そう…しんじてる…
だから…だいじょうぶ…
だいじょうぶだよ…

  • ギャンレル×インバース
インバース→ギャンレル
【インバース】
あら、ギャンレルじゃない。
あれだけのことをして、まだのうのうと
生きながらえているのね。

【ギャンレル】
ちっ…そりゃあ、オレのセリフだ。
てめぇこそ、あの後も散々クロムたちを
邪魔しまくってたんだろうが!
よくもまぁ、図々しく
この軍にいられるよな。

【インバース】
そうね…
そう言われても仕方ないわね。
でも、過去は過去…
これから私は女として…独りの人間として
幸せを求めて生きていくのよ。

【ギャンレル】
はあ?!随分とまぁ、
勝手な言いぐさだな。
人を巻き込んで好き放題やって、
失敗したら、今度は目的変更かよ?

【インバース】
何とでも言うがいいわ。
もう貴方の言葉に耳を貸すつもりがないのは、
わかっているでしょう?

【ギャンレル】
へいへい…何とでも言ってろ。
お前と話してると、
なんだかイライラしてくんだよな。
もしかしたら…
あの頃を思い出しちまうからかもな。

【インバース】
あら、それは同意見ね。
ちょうど私も同じことを思っていたのよ。
貴方の顔を見てると、あの頃の嫌な自分に
巻き戻されてしまうみたいだわ。
私はもう過去は捨てたの。
だからもう…話しかけないで頂戴。

【ギャンレル】
へっ…
オレの方こそ、願い下げだぜ。

ギャンレル→インバース
【インバース】
あら、暗愚男…まだこの辺りを
うろついていたのね。
目障りだから早く何処かへ消えて頂戴。

【ギャンレル】
そりゃ、こっちのセリフだ。
この大陸一の悪女が。
つーか人のことを暗愚男って…
その呼び方は何なんだよ?

【インバース】
もう王様じゃないんだから、
暗愚「男」で十分でしょ?
まさか、未だに王様と呼んで欲しいとでも
思ってるの?

【ギャンレル】
んなわけあるかよ!
もうあんな面倒臭ぇことはこりごりだ。

【インバース】
奇遇ね。私も今、
本当に面倒臭いと感じているわ。
この、貴方との会話をね。

【ギャンレル】
ああ言えばこう言う…ったく、
相変わらずいけすかねぇ女だぜ。
けど、よくよく考えればよ…
悪態つきあえるだけマシってもんだよな。
オレたちなんざ、本当だったら
打ち首か野垂れ死に確定だったからな。
あの甘ちゃんクロムのおかげで、
こうして首が繋がってるけどよ。

【インバース】
そうね…
まさか、温泉なんかに来られるとは
思ってもみなかったし。
開放的な空間での湯浴みなんて、
願ってもない話だわ。
あ、言っておくけど、
一緒には入らないわよ…?

【ギャンレル】
あ、当たり前だ!
てめぇと混浴なんざ、
想像するだけで寒気がするぜ…
温泉に入ってる意味がなくなっちまう。

【インバース】
あら、失礼ね。
私だってあなたみたいな暗愚男と
混浴だなんて虫酸が走るわ。

【ギャンレル】
んだと?
ほんとにムカつくぜ、この女…

【インバース】
あっそ。別にあなたにどう思われようと
何とも思わないわ。
そうだわ、さっきの言葉…
訂正してあげる。
貴方との会話が
本当に面倒臭いと言ったけど、
何も気にせずに悪態をつけるという
点だけは価値があると思うわ。

【ギャンレル】
ああ、そうかよ。
ま、それについちゃ俺も同感だ。
いい子ちゃんたちと気を使って話すより
若干ましって程度だがな。

【インバース】
せいぜいこれからも私の
鬱憤晴らしに付き合って頂戴?

【ギャンレル】
それはこっちの台詞だよ。

ヴァルハルト


  • ヴァルハルト×パリス
ヴァルハルト→パリス
【パリス】
ヴァルハルト…
こんな場所でも闘気に満ちているな…
辺りの湯があんたの気に当てられて
煮えたぎってしまいそうだぞ。

【ヴァルハルト】
うぬこそ、
何たる剣気の持ち主だ…
湯気の立ち込めたこの場でも、
うぬの居場所を見失いようがないほどだな。
軍内でも剣技の評判の高いうぬを前に、
我の四肢が打ち震えておるわ…!

【パリス】
武者震いというやつだな…
俺もだ。
…いや、違うかもしれん。これは俺の身体が
本能的に恐怖しているのかもな。
これまで、幾千の強豪と、
命をかけた死闘を繰り広げてきた。
そんな俺ですら…あんたの装甲を貫く
自身の姿が上手く想像できんようだ。

【ヴァルハルト】
我もだ、パリス。
我の直感が、うぬは我が覇道をなす上で
最大の障害だと告げておる。
…障害は取り除くしかあるまい。
それが、どれほど強大なものであろうと…!

【パリス】
…ああ。ならば、
これ以上言葉は必要ないだろう。

【ヴァルハルト】
うむ! さぁ、うぬの腰で血を求めている
うぬの凶刃を振りかざすが良い!

【パリス】
強き者はおのずと惹かれ合う…
その理からは
何人たりとも逃れられぬというのか。

【ヴァルハルト】
…そのようだな。
参る!!!

【兵士】
おい!
こっちに屍兵がいるぞ!!

【パリス】
…ちっ、邪魔が入ったか。

【ヴァルハルト】
ぬう…仕方ない。
続きはまた別の機会としよう…!

パリス→ヴァルハルト
【パリス】
…!
この気は…屍兵ではないな。
まるで周囲の空間ごと押し寄せてくるような、
強大なこの威圧感…
他の存在を否定するような、
何物も並ばない圧倒的存在!
奴が…来る…!

【ヴァルハルト】
…やはり、うぬか。
空気を切り裂き伝わってくる緊張感。
洗練された、冷たく鋭利な剣気…
間違えようなどなかったわ。
たとえ千里ほど離れようとも、
我はうぬを見つけるであろう。
パリス…! 再びうぬに
邂逅できたことを、嬉しく思うぞ!

【パリス】
ああ! またしても強さを求める者同士、
惹かれあったようだな!

【ヴァルハルト】
今度こそうぬの力を
我が全身で受け止めようではないか!

【パリス】
あんたに俺のすべてが受けとめられるかな!?
…行くぞ!!!

【兵士】
こっちにも屍兵がいるぞー!!

【パリス】
…っ!
またしても邪魔が入ったか。

【ヴァルハルト】
運命が、我らはまだ武器を交えるべきでは
ないと告げているのやもしれぬ…
パリスよ…ここは一旦屍兵を
全て討ち滅ぼしたのち、果し合いと参ろうぞ。

【パリス】
それはつまり、
あんたと共闘ということか?

【ヴァルハルト】
我とうぬであれば、あの死に損ないどもなど、
触れただけで蒸発するであろう。

【パリス】
…ふっ、それはそれで面白そうだな。
あんたとやる前にまずは肩慣らしといくか!

エメリナ




レンハ


  • レンハ×パリス
レンハ→パリス
【パリス】
ふぅ…

【レンハ】
パリス殿、ため息などをつかれて、
あなたともあろう方がどうしたのだ?

【パリス】
いやなに。連戦に次ぐ連戦で
少し疲労がたまっているようだ。
島暮らしにおいて
鍛錬を欠いたつもりはないのだが…
やはり慣れない土地での暮らしが
体に負担をかけているのかもしれないな…

【レンハ】
戦において負けなしのパリス殿から
そのような言葉を聞けるとは。

【パリス】
何?

【レンハ】
いや、気を悪くされたならすまぬ。
謝ろう。
新鮮な気がしてな。
そして、嬉しくもあるのだ。

【パリス】
嬉しい、だと?

【レンハ】
うむ。普段のパリス殿はさながら
戦鬼であるからな。
おそらく、戦においての疲労ではなく、
環境の変化に対する気疲れであろうが
それでもパリス殿も人の子であるということが
実感できた。これは貴重なことだ。

【パリス】
そんなことを考えていたのか?
俺は自分を戦鬼などと考えたこともないが。

【レンハ】
だからこそパリス殿は恐ろしいのだ。
人であれば、油断も慢心も生まれる。
それがパリス殿にはない。
恥ずかしながら、私にだって少なからずある。
恐らくパリス殿は、
人であって人を越えた存在なのであろう。

【パリス】
何を言っているのか、
俺にはよくわからん。
俺はただの人間だ。特殊な種族でもないし、
ましてや戦鬼などではない。
自らそのように驕ったこともないと、
この得物に誓おう。

【レンハ】
それが、あなたの強さの理由なのだろうな。
いやはや、やはり恐ろしい人だ…

パリス→レンハ
【レンハ】
パリス殿。

【パリス】
レンハ、まだ何か用か?

【レンハ】
この温泉は薬湯と言って
疲労した身体を癒す効果があるようだ。

【パリス】
それが、どうかしたのか?

【レンハ】
先ほどのお話から伺うに、
大分お疲れの様子。
敵を倒し湯治場が営業を再開したら、
入って身体を休めたらどうだろうか?

【パリス】
湯なら定期的に浴びている。
こんな解放的な場所で湯を浴びるなどと…
武器は携えて入ったとして、
鎧を脱がねばならないではないか。

【レンハ】
屍兵に襲われでもしたらどうするのか、と?

【パリス】
ああ。

【レンハ】
それには心配は及ばない。
湯にはみなが同時に入るわけではない。
誰かが入っている間、残りの者が
周囲の警戒にあたればいい。

【パリス】
それはそうかもしれんが…

【レンハ】
みなが信用できぬ、か?

【パリス】
そんなことは…

【レンハ】
…たしかにパリス殿は強い。
軍の中には、勝てるものはおらぬかもしれぬ。
だが、それは個人での話。
仮にパリス殿に仲間がいなければ、結束した
千の大群には勝つことができぬであろう?

【パリス】
…そうだな。俺は知らぬうちに
孤軍であろうとしていたのかもしれない。
あんたの言うとおりだ。
甘えるとしよう。

【レンハ】
うむ。長旅の疲れ、
存分に癒すといい。
薬湯の効能は、
想像以上だと確約しよう。

【パリス】
癒し…か。そのような言葉は
俺には似つかわしくないと思っていたが…
あんたがそれほど言うのなら
試してみる価値はあるかもしれないな。
しかし、妙に詳しいな…

【レンハ】
何、わが故郷ソンシンにも湯治場は多かった。
古き者の回顧だと笑ってくれて構わん。

【パリス】
そんなことは思わないさ。
あんたは俺に助言をくれる仲間だからな。
ありがとう、レンハ。

インバース



パリス




コメント

編集はできないけど情報提供をしたいという人の為のコメントフォームです。 &br()で改行()は半角。
  • これ以上はサイズが大きすぎて追加できないみたいです。 -- 名無しさん (2014-01-25 21:44:40)
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