予選その5 vs 角換わり棒銀

「予選その5 vs 角換わり棒銀」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

予選その5 vs 角換わり棒銀」(2010/01/11 (月) 21:33:17) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*kureの24名人戦奮闘記 予選その5 ***予選その5 先日までに2勝2敗の五分。勝ち越しするためにも本日は勝利が欲しい処。今日の相手はShell Premium氏(現R719、最高R956)。最高Rはリーグ2位の実績である。棋譜を調べると、先手でも後手でも自分から角交換する角換わり棒銀が多いようだ。まれにゴキゲン中飛車もさしている。 【名人戦6級リーグb 予選05局目(2010/01/09)】  先手▲ kure90 後手△ Shell Premium 初手からの指し手 ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八金 △3三銀 ▲7七銀 △8四歩 ▲4八銀 △8五歩 ▲4六歩 △3二金 ▲5八金 △7二銀 ▲4七銀 △5二金 ▲3六歩 △1四歩 ▲1六歩 △4二玉 ▲3七桂 △8三銀 ▲2九飛(第1図) 今回もkureが先手。何このチート。もし後手が角交換してくるならさらに一手得=一手損角換わりとなり先手さしやすそう。予想どおり4手目に後手から一手損角換わり。後手一手損角換わりはプロでも有力な手だが、相手はそこから普通に棒銀としてくるみたいなので先手は用意していた作戦がある。やはり後手は△7二銀~△8三銀と棒銀模様。対して先手は腰掛け銀模様。ともに角換わりの戦型だ。が、先手は▲2九飛!と腰掛け銀の定跡外し。 そう、先手の狙いはまたもや右玉なのである。 #ref(yosen05-01.jpg) 第1図以下の指し手 △8四銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲4八玉 △7四歩 ▲6六銀 △9五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲同 香 △同 香 ▲9四歩 △9八香成(第2図) △8四銀には▲9六歩と受ける。簡単に△9五銀を許して銀交換させては不満。後手は△7四歩と7筋から銀を繰り出す狙いを見せてきた。△7五歩とつかれるとちょっとうるさそうだ。何かないかと考えて▲6六銀と上がってみた。角換わり棒銀で▲7五銀と出て相手飛車をおさえる手筋なのだが、ここでは▲7五銀とは出れない。しかし後手からの△7五歩もつけない。後手の棒銀を完全に立ち往生させる狙いだ。△7二飛とよれば角打ちのスキができる。 仕方なく後手は△9五歩と9筋からの棒銀。以下、▲同歩△同銀と自然な流れのようだが実際はこれは無理筋だった。しゃくだが△7三銀と立て直しをはかるのがよかったか。銀香交換から▲9六歩が対棒銀の部分的な定跡。対して後手は△9八香成と攻め合い! #ref(yosen05-02.jpg) 第2図以下の指し手 ▲9三歩成 △同 桂 ▲7一角 △9二飛 ▲8三銀 △9一飛 ▲ 8二角成 △4一飛 ▲7四銀不成 △8六歩 ▲9三馬 △8七歩成 ▲同 金 △8八歩 ▲7七桂 △8九歩成 ▲6五桂(第3図) 定跡では△9二歩と打つ処。がここでは△7四歩がついてあるのでいきなり▲9一角~▲5五角成が成立してしまう。故の後手の工夫か。しかし続く▲9三歩成~▲7一角がまた厳しい狙い。馬をつくりながら飛車をおいまわして4一の僻地においやった。後手の棒銀は完全に失敗に終わった形である。これというのも右玉に組んだおかげで9筋を徹底的に手抜いても全く差し障りがないためで右玉の作戦勝ちである。 次に△8一香があるので▲7四銀不成から▲9三馬と手駒を補充しながら駒をさばいていく。後手も△8八歩からと金をつくってくるが手順に桂をさばき先手好調。8九のと金もこちらの玉までははるか遠いのだ。▲6五桂と左辺の駒を全てさばいていく。 #ref(yosen05-03.jpg) 第3図以下の指し手 △8八成香 ▲同 金 △同 と ▲4五桂 △4四銀 ▲5六桂 △4五銀 ▲同 歩 △7八と ▲7五馬(第4図) △8八成香にはあっさり精算。金一枚わたしてもたいしたことがない、香車で相手玉頭から攻めるのが早いとふんだ。▲4五桂と右桂も跳ねだして左右の桂がバッチリ働いてきた。右玉の理想的な展開である。この形で負けるわけにはいかない。さらに▲5六桂と3枚目の桂を放つ。さらに▲7五馬と敵玉をにらむ急所に馬をすえて一気に寄せる準備へ。 #ref(yosen05-04.jpg) 第4図以下の指し手 △5四桂 ▲5五銀 △6四香 ▲4四歩 △6八金 ▲4三歩成 △同金右 ▲4四歩 △3三金寄 ▲6三銀成 △5八金 ▲同 銀 △6八と ▲6四馬(第5図) 後手も△5四桂~△6四桂と攻防にききそうな駒をつかってくるがあまり受けにならない。△6五香と走ると馬筋が玉に直通するので大変なのだ。さらに▲4四歩が厳しい攻め。△4三歩成は▲同金左のがよかったか? 玉の右辺が完全に無防備になってしまった。が△3三金とよって△2二玉に逃げ込むつもりだろうか。 後手も△6八とと食らいついてくるが▲6四馬が先の△5三同金右をとがめる詰めろ。 #ref(yosen05-05.jpg) 第5図以下の指し手 △3一玉 ▲5三成銀 △4二歩 ▲5四銀 △5八と▲同 玉 △3八角 ▲3九飛 △4七銀 ▲6八玉 △8一飛(第6図) 後手は受けがないので△3一玉と早逃げするよりない。3筋の二枚金でなんとか持ちこたえる腹だ。そこへ▲5三成銀とあえて王手をかけないのがいい。次に何でも開き王手が厳しいのだ。△4二歩もあまり受けになっていない。後手もと金を精算して△3八角となんとか玉飛接近の悪型をとがめたいが、先手は左辺が広すぎるまずつかまらない。 がその広さをとがめる△8一飛が後手の狙いの一手! 攻められる飛車を先に逃げながら△8八飛なりから一気の寄せをみた勝負手だ! #ref(yosen05-06.jpg) 第6図以下の指し手 ▲8二銀 △同 飛 ▲同 馬 △8六銀 ▲6四馬 △7七金 ▲5九玉 △8七銀成 ▲3八飛(第7図) 先手は当然この飛車を走らせるわけにはいかない。▲8二歩とおさえたいが、△9一飛で困る。もったいないが▲8二銀とがっちり抑えるしかない。△同飛▲同馬が相手玉からそっぽにいって不満。このスキに△8六銀と挟み撃ちの狙いだ。雲行きが怪しくなってきた。 先手玉はまだ詰めろではないので後手玉に詰めろをかけて一気に寄せきるしかない。そのため▲6四馬と戻ったが危険な一手だった。なんとこれで先手勝勢模様から後手有利に逆転してしまっていたのだ。先手がまだ良いと思っていたのだが・・・。正着は▲5五馬△5八金▲7九玉△2二玉▲2五桂△5七金▲4三歩成と一旦受けてから攻めるべき。△7七金でいよいよ先手玉も危険になってきた。一段玉になると3九飛が全く受けにきいてこない。しかし△8七銀成が後手緩手。△5八歩と形を決めて置くのがよかった。 #ref(yosen05-07.jpg) 第7図以下の指し手 △同銀成 ▲4二成銀 △2二玉 ▲3二成銀 △同 金 ▲3一角 △同 金 ▲同 馬 △同 玉 ▲4二金 △2二玉 ▲3二飛 △1三玉 ▲2五桂 △2四玉 ▲3五金(結果図) まで115手で先手の勝ち とはいえ、先手玉には△5八歩▲6九玉△7八成銀の詰めろがかかっている! どうする先手! 先によった▲6四馬が詰めろになっているのかどうか・・・詰めろなら先手勝ちだが。・・・正解は詰めろじゃない! ということで先手終了。 ではないのだ。詰めろではないことも想定の内。ここで▲3八飛!が詰めろ逃れの詰めろの好手になっているのだ。わりと簡単な並べ詰めだが20手近くかかる手順だ。kureは読みきっていたが、さすがに手数が長いので後手は秒読みではそこまで読みきるのは大変だろう。詰めろかどうかわからないなら▲3八銀成と取って詰めろを続けるしかないところ。しかし先手から▲4二成銀から一気の即詰めでフィニッシュ。終盤あやしくなったが、およそ優勢を保ったまま勝ちきることができた。 #ref(yosen05-08.jpg) 開始日時:2010/01/09 21:44:00 棋戦:名人戦6級リーグb 予選05 戦型:右玉・角換わり棒銀 先手:kure90 後手:Shell Premium ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八金 △3三銀 ▲7七銀 △8四歩 ▲4八銀 △8五歩 ▲4六歩 △3二金 ▲5八金 △7二銀 ▲4七銀 △5二金 ▲3六歩 △1四歩 ▲1六歩 △4二玉 ▲3七桂 △8三銀 ▲2九飛 △8四銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲4八玉 △7四歩 ▲6六銀 △9五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲同 香 △同 香 ▲9四歩 △9八香成 ▲9三歩成 △同 桂 ▲7一角 △9二飛 ▲8三銀 △9一飛 ▲8二角成 △4一飛 ▲7四銀不成△8六歩 ▲9三馬 △8七歩成 ▲同 金 △8八歩 ▲7七桂 △8九歩成 ▲6五桂 △8八成香 ▲同 金 △同 と ▲4五桂 △4四銀 ▲5六桂 △4五銀 ▲同 歩 △7八と ▲7五馬 △5四桂 ▲5五銀 △6四香 ▲4四歩 △6八金 ▲4三歩成 △同金右 ▲4四歩 △3三金寄 ▲6三銀成 △5八金 ▲同 銀 △6八と ▲6四馬 △3一玉 ▲5三成銀 △4二歩 ▲5四銀 △5八と ▲同 玉 △3八角 ▲3九飛 △4七銀 ▲6八玉 △8一飛 ▲8二銀 △同 飛 ▲同 馬 △8六銀 ▲6四馬 △7七金 ▲5九玉 △8七銀成 ▲3八飛 △同銀成 ▲4二成銀 △2二玉 ▲3二成銀 △同 金 ▲3一角 △同 金 ▲同 馬 △同 玉 ▲4二金 △2二玉 ▲3二飛 △1三玉 ▲2五桂 △2四玉 ▲3五金 まで115手で先手の勝ち -[[kureの24名人戦奮闘記]]
*kureの24名人戦奮闘記 予選その5 ***予選その5 先日までに2勝2敗の五分。勝ち越しするためにも本日は勝利が欲しい処。今日の相手はShell Premium氏(現R719、最高R956)。最高Rはリーグ2位の実績である。棋譜を調べると、先手でも後手でも自分から角交換する角換わり棒銀が多いようだ。まれにゴキゲン中飛車もさしている。 【名人戦6級リーグb 予選05局目(2010/01/09)】  先手▲ kure90 後手△ Shell Premium 初手からの指し手 ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八金 △3三銀 ▲7七銀 △8四歩 ▲4八銀 △8五歩 ▲4六歩 △3二金 ▲5八金 △7二銀 ▲4七銀 △5二金 ▲3六歩 △1四歩 ▲1六歩 △4二玉 ▲3七桂 △8三銀 ▲2九飛(第1図) 今回もkureが先手。何このチート。もし後手が角交換してくるならさらに一手得=一手損角換わりとなり先手さしやすそう。予想どおり4手目に後手から一手損角換わり。後手一手損角換わりはプロでも有力な手だが、相手はそこから普通に棒銀としてくるみたいなので先手は用意していた作戦がある。やはり後手は△7二銀~△8三銀と棒銀模様。対して先手は腰掛け銀模様。ともに角換わりの戦型だ。が、先手は▲2九飛!と腰掛け銀の定跡外し。 そう、先手の狙いはまたもや右玉なのである。 #ref(yosen05-01.jpg) 第1図以下の指し手 △8四銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲4八玉 △7四歩 ▲6六銀 △9五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲同 香 △同 香 ▲9四歩 △9八香成(第2図) △8四銀には▲9六歩と受ける。簡単に△9五銀を許して銀交換させては不満。後手は△7四歩と7筋から銀を繰り出す狙いを見せてきた。△7五歩とつかれるとちょっとうるさそうだ。何かないかと考えて▲6六銀と上がってみた。角換わり棒銀で▲7五銀と出て相手飛車をおさえる手筋なのだが、ここでは▲7五銀とは出れない。しかし後手からの△7五歩もつけない。後手の棒銀を完全に立ち往生させる狙いだ。△7二飛とよれば角打ちのスキができる。 仕方なく後手は△9五歩と9筋からの棒銀。以下、▲同歩△同銀と自然な流れのようだが実際はこれは無理筋だった。しゃくだが△7三銀と立て直しをはかるのがよかったか。銀香交換から▲9六歩が対棒銀の部分的な定跡。対して後手は△9八香成と攻め合い! #ref(yosen05-02.jpg) 第2図以下の指し手 ▲9三歩成 △同 桂 ▲7一角 △9二飛 ▲8三銀 △9一飛 ▲ 8二角成 △4一飛 ▲7四銀不成 △8六歩 ▲9三馬 △8七歩成 ▲同 金 △8八歩 ▲7七桂 △8九歩成 ▲6五桂(第3図) 定跡では△9二歩と打つ処。がここでは△7四歩がついてあるのでいきなり▲9一角~▲5五角成が成立してしまう。故の後手の工夫か。しかし続く▲9三歩成~▲7一角がまた厳しい狙い。馬をつくりながら飛車をおいまわして4一の僻地においやった。後手の棒銀は完全に失敗に終わった形である。これというのも右玉に組んだおかげで9筋を徹底的に手抜いても全く差し障りがないためで右玉の作戦勝ちである。 次に△8一香があるので▲7四銀不成から▲9三馬と手駒を補充しながら駒をさばいていく。後手も△8八歩からと金をつくってくるが手順に桂をさばき先手好調。8九のと金もこちらの玉までははるか遠いのだ。▲6五桂と左辺の駒を全てさばいていく。 #ref(yosen05-03.jpg) 第3図以下の指し手 △8八成香 ▲同 金 △同 と ▲4五桂 △4四銀 ▲5六桂 △4五銀 ▲同 歩 △7八と ▲7五馬(第4図) △8八成香にはあっさり精算。金一枚わたしてもたいしたことがない、香車で相手玉頭から攻めるのが早いとふんだ。▲4五桂と右桂も跳ねだして左右の桂がバッチリ働いてきた。右玉の理想的な展開である。この形で負けるわけにはいかない。さらに▲5六桂と3枚目の桂を放つ。さらに▲7五馬と敵玉をにらむ急所に馬をすえて一気に寄せる準備へ。 #ref(yosen05-04.jpg) 第4図以下の指し手 △5四桂 ▲5五銀 △6四香 ▲4四歩 △6八金 ▲4三歩成 △同金右 ▲4四歩 △3三金寄 ▲6三銀成 △5八金 ▲同 銀 △6八と ▲6四馬(第5図) 後手も△5四桂~△6四桂と攻防にききそうな駒をつかってくるがあまり受けにならない。△6五香と走ると馬筋が玉に直通するので大変なのだ。さらに▲4四歩が厳しい攻め。△4三歩成は▲同金左のがよかったか? 玉の右辺が完全に無防備になってしまった。が△3三金とよって△2二玉に逃げ込むつもりだろうか。 後手も△6八とと食らいついてくるが▲6四馬が先の△5三同金右をとがめる詰めろ。 #ref(yosen05-05.jpg) 第5図以下の指し手 △3一玉 ▲5三成銀 △4二歩 ▲5四銀 △5八と▲同 玉 △3八角 ▲3九飛 △4七銀 ▲6八玉 △8一飛(第6図) 後手は受けがないので△3一玉と早逃げするよりない。3筋の二枚金でなんとか持ちこたえる腹だ。そこへ▲5三成銀とあえて王手をかけないのがいい。次に何でも開き王手が厳しいのだ。△4二歩もあまり受けになっていない。後手もと金を精算して△3八角となんとか玉飛接近の悪型をとがめたいが、先手は左辺が広すぎるまずつかまらない。 がその広さをとがめる△8一飛が後手の狙いの一手! 攻められる飛車を先に逃げながら△8八飛成から一気の寄せをみた勝負手だ! #ref(yosen05-06.jpg) 第6図以下の指し手 ▲8二銀 △同 飛 ▲同 馬 △8六銀 ▲6四馬 △7七金 ▲5九玉 △8七銀成 ▲3八飛(第7図) 先手は当然この飛車を走らせるわけにはいかない。▲8二歩とおさえたいが、△9一飛で困る。もったいないが▲8二銀とがっちり抑えるしかない。△同飛▲同馬が相手玉からそっぽにいって不満。このスキに△8六銀と挟み撃ちの狙いだ。雲行きが怪しくなってきた。 先手玉はまだ詰めろではないので後手玉に詰めろをかけて一気に寄せきるしかない。そのため▲6四馬と戻ったが危険な一手だった。なんとこれで先手勝勢模様から後手有利に逆転してしまっていたのだ。先手がまだ良いと思っていたのだが・・・。正着は▲5五馬△5八金▲7九玉△2二玉▲2五桂△5七金▲4三歩成と一旦受けてから攻めるべき。△7七金でいよいよ先手玉も危険になってきた。一段玉になると3九飛が全く受けにきいてこない。しかし△8七銀成が後手緩手。△5八歩と形を決めて置くのがよかった。 #ref(yosen05-07.jpg) 第7図以下の指し手 △同銀成 ▲4二成銀 △2二玉 ▲3二成銀 △同 金 ▲3一角 △同 金 ▲同 馬 △同 玉 ▲4二金 △2二玉 ▲3二飛 △1三玉 ▲2五桂 △2四玉 ▲3五金(結果図) まで115手で先手の勝ち とはいえ、先手玉には△5八歩▲6九玉△7八成銀の詰めろがかかっている! どうする先手! 先によった▲6四馬が詰めろになっているのかどうか・・・詰めろなら先手勝ちだが。・・・正解は詰めろじゃない! ということで先手終了。 ではないのだ。詰めろではないことも想定の内。ここで▲3八飛!が詰めろ逃れの詰めろの好手になっているのだ。わりと簡単な並べ詰めだが20手近くかかる手順だ。kureは読みきっていたが、さすがに手数が長いので後手は秒読みではそこまで読みきるのは大変だろう。詰めろかどうかわからないなら▲3八銀成と取って詰めろを続けるしかないところ。しかし先手から▲4二成銀から一気の即詰めでフィニッシュ。終盤あやしくなったが、およそ優勢を保ったまま勝ちきることができた。 #ref(yosen05-08.jpg) 開始日時:2010/01/09 21:44:00 棋戦:名人戦6級リーグb 予選05 戦型:右玉・角換わり棒銀 先手:kure90 後手:Shell Premium ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八金 △3三銀 ▲7七銀 △8四歩 ▲4八銀 △8五歩 ▲4六歩 △3二金 ▲5八金 △7二銀 ▲4七銀 △5二金 ▲3六歩 △1四歩 ▲1六歩 △4二玉 ▲3七桂 △8三銀 ▲2九飛 △8四銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲4八玉 △7四歩 ▲6六銀 △9五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲同 香 △同 香 ▲9四歩 △9八香成 ▲9三歩成 △同 桂 ▲7一角 △9二飛 ▲8三銀 △9一飛 ▲8二角成 △4一飛 ▲7四銀不成△8六歩 ▲9三馬 △8七歩成 ▲同 金 △8八歩 ▲7七桂 △8九歩成 ▲6五桂 △8八成香 ▲同 金 △同 と ▲4五桂 △4四銀 ▲5六桂 △4五銀 ▲同 歩 △7八と ▲7五馬 △5四桂 ▲5五銀 △6四香 ▲4四歩 △6八金 ▲4三歩成 △同金右 ▲4四歩 △3三金寄 ▲6三銀成 △5八金 ▲同 銀 △6八と ▲6四馬 △3一玉 ▲5三成銀 △4二歩 ▲5四銀 △5八と ▲同 玉 △3八角 ▲3九飛 △4七銀 ▲6八玉 △8一飛 ▲8二銀 △同 飛 ▲同 馬 △8六銀 ▲6四馬 △7七金 ▲5九玉 △8七銀成 ▲3八飛 △同銀成 ▲4二成銀 △2二玉 ▲3二成銀 △同 金 ▲3一角 △同 金 ▲同 馬 △同 玉 ▲4二金 △2二玉 ▲3二飛 △1三玉 ▲2五桂 △2四玉 ▲3五金 まで115手で先手の勝ち -[[kureの24名人戦奮闘記]]

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: