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*kureの24名人戦奮闘記 6級bリーグ 本戦3週目 第18~20局
24名人戦6級リーグ予選は12局消化して4位で通過することができた。本戦はそのまま6級bリーグ(32人)へ。
本戦では予選の倍以上の対局数になりそうなので、各局ダイジェストで綴っていく。
上位半分以上に入れば称号獲得だ! 過去の傾向から目標点数は全31局で50点以上。(勝2点、負1点)
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-[[kureの24名人戦奮闘記]]
*kureの24名人戦奮闘記 6級bリーグ 本戦3週目 第18~20局
24名人戦もいよいよ後半戦突入。が、この時点でもう上位獲得はほぼ見えてきた。1位を目指すつもりはない!
上位半分にはいればいいんだ! リーグ戦の対局自体がレーティング的にハイリスクローリターンなので最低限の対局で成績を収めたい処。
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***本戦第18局
開始日時:2010/03/06 21:25:50
表題:名人戦6級リーグb 本戦18
棋戦:名人戦対局室
戦型:角換わり・後手右玉
先手:-kagetora- (R662)
後手:kure90 (R1003)
▲7六歩 △8四歩 ▲7八金 △6二銀 ▲4八銀 △3四歩
▲5八金 △3二金 ▲2二角成 △同 銀 ▲6八銀 △3三銀
▲7七銀 △5二金 ▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀
▲6八玉 △7四歩 ▲7九玉 △7三桂 ▲6六歩 △4四歩
▲5六銀 △8一飛 ▲3六歩 △6二玉 ▲3七桂 △4二銀
▲1六歩 △1四歩 ▲9六歩 △9四歩 ▲2六歩 △4三銀
▲2五歩 △3三桂 ▲2九飛 △3八角a ▲3九飛 △2七角成
▲4五歩 △2八馬 ▲4九飛 △3八馬 ▲4七飛 △4五歩
▲同 桂 △同 桂 ▲同 飛 △4四歩 ▲4七飛 △同 馬
▲同 銀 △4九飛 ▲8八玉 △4六桂b ▲同 銀 △同飛成
▲6八金右 △5四歩 ▲7五歩 △8五桂 ▲7四歩 △7七桂成
▲同金右 △7四銀 ▲7五歩 △6三銀 ▲2四歩 △4八龍
▲2三歩成 △同 金 ▲6八桂 △6九銀 ▲7九金 △5八銀成
▲7八金引 △6八成銀 ▲同金上 △7六桂c ▲7七玉 △6八桂成
▲同 金 △7六歩 ▲6七玉 △7九銀 ▲5八桂 △6八銀成
▲同 玉 △5九金 ▲6七銀 △6九金打 ▲7八玉 △5八金
▲8八玉 △5七金 ▲7八銀 △6八金引 ▲7四桂 △5三玉
▲5八歩 △7八金 ▲同 玉 △5八龍
まで106手で後手の勝ち
本局は先手からの角換わり。一手得して先後が入れ替わる格好になった。
が、最近のkureは手番に関係なく角換わり将棋は右玉にすることが多く、勝率も極めて高い。
本局も右玉にしない理由がない。
#ref(honsen18-a.jpg)
a:角換わり腰掛け銀模様から後手右玉へ。引き飛車にして右玉はスキがなくなり、左右の桂も跳ねだして先手に圧力をかけて行く。
そのプレッサーに負けたか、先手も引き飛車にするが、とんだスキが生じてしまった。
角換わり将棋は常に角打ちのスキを警戒しなければならない。右玉ならその心配がほとんどないのだ。
#ref(honsen18-b.jpg)
b:スキをついて馬をつくり、飛車馬交換。右玉は角を渡しても全く怖くない。先手陣はスキだらけで飛車を打ち込んで後手さしやすくなった。
△4六桂がつながりの弱い金銀をとがめる好手。以下、▲同銀△同飛成として先手は角桂だけで攻め手がつくりにくい。
#ref(honsen18-c.jpg)
c:先手は右玉桂頭を攻めにきたが、この攻めは矢倉自身の玉頭のキズにもなり難しい処。
こちらから追われても1筋方面に広く逃げれるので右玉は安泰。
逆にココから先手矢倉を追い詰めにかかる。金銀を攻めて1枚ずつはがしていき、後手勝勢。
***本戦第19局
開始日時:2010/03/06 21:56:59
表題:名人戦6級リーグb 本戦19
棋戦:名人戦対局室
戦型:居飛車穴熊・三間飛車
先手:kure90 (R1005)
後手:shoji-o (R747)
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛
▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉
▲7七角 △9四歩 ▲8八玉 △9五歩 ▲9八香 △7二玉
▲9九玉 △8二玉 ▲8八銀 △7二銀 ▲7九金 △5二金左
▲5九金 △5四歩 ▲6九金右 △6四歩 ▲7八金右 △7四歩
▲8六歩 △5三銀 ▲8七銀 △7三桂 ▲8八金上a △6五歩
▲4六歩 △6三金 ▲4五歩 △3五歩 ▲2四歩b △同 歩
▲4四歩 △同 銀 ▲4五歩 △5五銀 ▲5六歩 △同 銀
▲3三角成 △同 桂 ▲2四飛 △4五桂 ▲2一飛成 △4二飛
▲3三角 △4三飛 ▲1一角成 △5七桂成 ▲同 銀 △同銀成
▲4四香 △5三飛 ▲4五桂 △5一飛 ▲4一香成 △5二飛
▲5三歩 △同 金 ▲同桂成 △同 飛 ▲4四馬 △6三飛
▲5一成香 △同 金 ▲同 龍 △6一香 ▲5三金 △同 飛
▲同 馬 △8一金 ▲3二飛 △6二銀 ▲同 馬 △同 香
▲同飛成 △7一角 ▲9三銀c △同 玉 ▲7一龍寄 △同 金
▲同 龍 △8一銀打 ▲6二金 △8二飛 ▲同 龍 △同 銀
▲7二金 △4二飛 ▲8二金 △同 玉 ▲6四角 △4八飛成
▲7一銀 △同 玉 ▲7三角成 △7二金 ▲6三桂 △8一玉
▲6一飛
まで109手で先手の勝ち
本局は後手三間飛車。三間を見せる相手にはすぐに飛車先を突きこして角を上がらせ石田に組ませない。
そういえば最近、石田流は全然相手にしていないな。石田に組み換えようとすればそのスキに穴熊へ潜るのだ。
もっとも石田にしなくても穴熊で戦うのだが。
#ref(honsen19-a.jpg)
a:三間飛車は四間飛車の藤井システムと違い、穴熊をとがめる急戦がやりづらい。
なのでたいていはあっさり熊らせてもらえるし、振り飛車も陣形を整える事が多いので、この銀冠穴熊まで組める。
居飛車がこの形になればあとはもう暴れまわるだけで、指しやすいはず。
#ref(honsen19-b.jpg)
b:4筋5筋をついていって角道をこじ開ける。
こちらから角交換してしまえば以下、2筋から飛車先も破れるので先手充分だ。
b図はすでに先手優勢。固めてしかけてさばいてドンの穴熊の理想展開だ。
#ref(honsen19-c.jpg)
c:こちらだけ一方的に竜馬を作って飛車をいじめながら暴れまくり。チクチクと美濃をくずしていき受け駒に窮した△7一角打の受けだが、
竜を逃げずに▲9三銀が寄せをにらんだ好手。△同香は▲7一竜から即詰みなので△同玉の一手。
それでも▲7一竜から守備駒との2枚換えで先手勝勢。
***本戦第20局
開始日時:2010/03/06 22:24:40
表題:名人戦6級リーグb 本戦20
棋戦:名人戦対局室
戦型:相矢倉
先手:nobuarase (R745)
後手:kure90 (R1011)
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀
▲2六歩 △4二銀 ▲2五歩 △3三銀 ▲1六歩 △3二金
▲7七銀 △4一玉 ▲6八玉 △5四歩 ▲5六歩 △7四歩
▲5八金右 △3一角 ▲6七金 △7五歩a ▲同 歩 △同 角
▲7六歩 △6四角 ▲6五歩 △5三角 ▲4八銀 △8五歩
▲7八玉 △7二飛 ▲6六金 △7三銀 ▲6八金 △3一玉
▲5七銀 △9四歩 ▲5五歩 △同 歩 ▲同 金 △5二金
▲5四歩 △4二角 ▲6六銀右 △6四歩 ▲同 歩 △同 銀
▲同 金 △同 角 ▲6五歩 △7三角 ▲6一銀b △8二飛
▲5二銀成 △同 飛 ▲6四金 △同 角 ▲同 歩 △5四飛
▲6三歩成 △5九飛成 ▲6四角 △2二玉 ▲5七銀 △6七歩
▲同 玉 △6五金c ▲9一角成 △5六銀 ▲同 銀 △同 金
▲7八玉 △6七金打 ▲同 金 △6九銀 ▲7九玉 △5八銀成
まで78手で後手の勝ち
本局は相矢倉戦。後手矢倉番では急戦矢倉が好きなのだが、それを見越してか飛車先を突きこされ△3三銀と上げさせられた。
しかしこれも先手矢倉の理想型である▲4六銀・3七桂戦法が使えなくなるので、こちらもそう不満無し。
先手の狙いはこちらの急戦を無くしてからの早囲いだ。
#ref(honsen20-a.jpg)
a:最近、相矢倉戦になると先手後手にかかわらず早囲いをしてくる相手が多い。なんだろう、もっとゆっくり本流矢倉やろうぜ!
右四間風の仕掛けは封じられたのであまりやったことはないが、△7五歩から仕掛けてみた。
後手早囲いならスルーすることもあるが、先手番での早囲いとは図々しいので絶対に許しては成らない。
#ref(honsen20-b.jpg)
b:7筋からの仕掛けに何故か先手は矢倉をくずして金を繰り出してきた。まぁ、矢倉に組ませなかったので満足だが。
金銀交換してから▲6一銀の割り打ちをうっかりして先手優勢に。▲6二銀成~▲6四金には、b図まで角金交換から飛車を中央にさばきにいく。
後手の勝負手だ。先手は歩切れで玉型も悪く、角も使えていないのでなんとかなりそうか。
#ref(honsen20-c.jpg)
c:▲6四角と王手香取りを見せるがやや緩手だったか。手順に△8二玉と入って後手玉は相当固くなった。
攻め駒のない先手から早く迫る手がない。△6七歩と叩いてから△6五金がこの緩手を咎める好手になった。
角をとられては攻め駒が完全になくなるので、以下▲9一角成は自然なようだったが、△5六銀から一気の寄せになった。
-[[kureの24名人戦奮闘記]]