本戦5週目 第23局~第25局

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*kureの24名人戦奮闘記 6級bリーグ 本戦5週目 第23~25局 ---- ***本戦第23局 開始日時:2010/03/26 22:43:53 表題:名人戦6級リーグb 本戦23 棋戦:名人戦対局室 戦型:角換わり・先手右玉 先手:kure90(R1033) 後手:kosuko(R804) ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲4八銀 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八金 △3三銀 ▲5八金 △8四歩 ▲4六歩 △5二金 ▲4七銀 △8五歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲3六歩 △9四歩 ▲3七桂 △1四歩 ▲1六歩 △4四歩 ▲2九飛 △9五歩 ▲4八玉 △4三金右 ▲6六歩 △4二玉 ▲6八銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲6七銀 △3一玉 ▲3八玉 △5一銀 ▲4八金 △2二玉 ▲7七桂 △7四歩 ▲8九飛 △7五歩 ▲同 歩 △3五歩 ▲同 歩 △7二飛 &bold(){&u(){▲7四角a}} △5四角 ▲8三角成 △7五飛 ▲7六歩 △7三飛 ▲同 馬 △同 桂 ▲7一飛 △4二銀上 ▲9一飛成 △3六歩 ▲2五桂 △2四歩 ▲3三桂成 △同金寄 &bold(){&u(){▲5六香b}} △3七歩成 ▲同 金 △4三角 ▲3四銀 △同 金 ▲同 歩 △3三歩 ▲同歩成 △同 金 ▲4一金 △3一銀打 ▲同 金 △同 銀 ▲5三香成 △3四角 ▲4二銀 △3二金打 ▲3一銀成 △同 金 ▲4二銀 △3二金引 ▲3一銀成 △同 金 &bold(){&u(){▲4二金c}} △6一銀 ▲3一金 △同 玉 ▲3五歩 △5五桂 ▲3四歩 △4七桂成 ▲同 金 △8三角 ▲4三成香 △4二金 ▲5三角 △4一銀 ▲3二金 △同 銀 ▲4二角成 △2二玉 ▲3二馬 △1二玉 ▲2三金 まで111手で先手の勝ち 本局は後手からの角換わり。kure自身から角交換することは滅多にないが、相手から交換されたらkureの作戦は右玉だ。 名人戦では角換わりや右四間相手に右玉にする機会が多い。おかげで経験値もだいぶたまった処。 相手は右銀も自陣に引いておいて積極的にせめてこない模様。なので▲8九飛と8筋逆襲を目指して右玉側から動く。 #ref(honsen23-a.jpg) a:3・7筋の歩をつきすてて「△5四角と桂頭の歩のコンビネーション」による右玉崩しが狙いのようだが、いかんせん歩がたりない。 おそらく一歩補充する狙いで△7二飛とよったようだが、▲7四角がスキをつく角打ちで角成を受けにくい。 こういう展開こそ角交換右玉の醍醐味だ。 #ref(honsen23-b.jpg) b:馬を作られたものの、後手は予定どおり△5四角から△3六歩と桂頭攻めにくるが、▲2五桂と逃げ出せるのが▲2五歩保留の効果。 右玉では相手陣の様子にもよるが飛車先の歩は保留しておいたほうが得なことが多い。桂を跳ねて玉頭攻めから自玉は左辺に逃げ出すのだ。 玉頭の3六歩の圧力も気になるが、▲5六香と角をおいはらって後手ペースだ。 以下、△4三角に▲3四銀と露骨に打ち込んでカウンターの攻めが続く。 #ref(honsen23-c.jpg) c:83手目の▲4二銀打からしつこく4二に駒を打ち続けて相手と金銀をすり替え、91手目▲4二金で後手は受けに窮した。 以下、△3一銀とつらい受けだが▲3五歩と角を攻めて右玉勝勢。 自陣には打ち込みのスキを見せず、相手の一瞬のスキから手を作っていく右玉の理想的展開になって快勝。 ---- ***本戦第24局 開始日時:2010/03/26 23:17:51 表題:名人戦6級リーグb 本戦24 棋戦:名人戦対局室 戦型:四間飛車・引き角穴熊 先手:zinx24(R789) 後手:kure90(R1040) ▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八飛 △5四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △3二銀 ▲4八玉 △3一角 ▲3九玉 △5二金右 ▲7七角 &bold(){&u(){△2四歩a}} ▲2六歩 △2三銀 ▲2七銀 △4二玉 ▲2八玉 △3二玉 ▲5八金左 △2二玉 ▲4六歩 △3二金 ▲4七金 △1二香 ▲3六歩 △1一玉 ▲3八金 △2二金 ▲7八銀 △4二金 ▲6七銀 △3二金右 ▲5六銀 △8五歩 ▲6五歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 角 ▲8八飛 △8五歩 ▲8七歩 △7七角成 ▲同 桂 &bold(){&u(){△4九角b}} ▲6四歩 △7六角成 ▲6五桂 △6四歩 ▲7三桂成 △同 銀 ▲7一角 △5二飛 ▲3五角不成△4四桂 ▲4五銀 △3四歩 ▲4四角 △同 歩 ▲同 銀 &bold(){&u(){△7七馬c}} まで64手で後手の勝ち 本局は先手四間飛車対居飛車穴熊。最近は四間相手には穴熊を採用することが多い。 しかし、勝率はあまりよくない。藤井システム風の仕掛けにどうもうまく対応できない。 そこで、てっちのR戦で相手が使用していた変則穴熊を採用してみた。 #ref(honsen24-a.jpg) a:先手四間飛車に対し、後手は飯島流引き角模様。引き角は最近ではもはや比較的よく見かけるようになった戦型だ。 この形からいきなり△2四歩とつくのが工夫。以下、△2三銀~△4二玉~△3二玉~△2二玉~△1二香と一目散に穴熊を目指す。 通常、飯島流引き角は「左美濃に玉を治める→そして銀冠or穴熊」という流れであり、穴熊もあることはあるのだが、 最初から一目散に穴熊を目指す指し方ではない。しかも銀冠穴熊を最初から目指している。kureは通常穴熊より銀冠穴熊が好きなのでピッタリだ。 △3四歩をつかない、というただこれだけで藤井システムの仕掛けは全く怖くないのだ。 これほど楽々と安全に銀冠穴熊に組めたのはすがすがしい。 攻めに関してもすでに引き角なのでいつでも△8六歩の仕掛けがあるのだ。 #ref(honsen24-b.jpg) b:カッチカチの銀冠穴熊をあっさり組み上げ、予定どおり△8六歩から仕掛けて角交換。 ボンヤリした△4九角が先手陣のわずかな隙間をぬう角打ち。△7六角成が受けづらい。 ▲6七角なら△3八角成▲同銀△6六金がピッタリだ。 こういう単騎の攻めがうまくハマっては穴熊ペース。 #ref(honsen24-c.jpg) c:後手も▲7一角から馬をつくりにくるが、▲3五角不成とクリックミスか。 情け容赦なくこれをとがめにかかる。どんどん駒得をはかっていき、最後△7七角の飛車銀両取りで戦意喪失の投了。 相手のミスもあったが、銀冠穴熊を組めてから△8筋から仕掛けれた時点ですでに居飛車ペースだっただろう。 ちなみにこういうクリックミスで負けるのは、ぶつけようのない怒りがわいてしまう。 kureも、もちろん他のみなさんも何度か経験済みだろう。 だから今は必ず着手確認チェックをいれて指している。クリックミスのリスクがないのはとても快適。 みなさんもぜひ要チェックや。 ---- ***本戦第25局 開始日時:2010/03/27 22:38:25 表題:名人戦6級リーグb 本戦25 棋戦:名人戦対局室 戦型:相矢倉 先手:kure90(R1046) 後手:yashi2001(R780) ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △8五歩 ▲7七銀 △9四歩 ▲2六歩 △3四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲7八金 △3二金 ▲5八金 △5二金 ▲5六歩 △5四歩 ▲6六歩 △4一玉 ▲6七金右 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6九玉 △4三金右 ▲6八角 △4二角 ▲7九玉 △7二銀 ▲3七桂 △8三銀 ▲5七銀 △8四銀 ▲4六銀 △9五銀 &bold(){&u(){▲8八銀a}} △8六歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲8七歩 △9五銀 ▲5八飛 △5二飛 ▲9六歩 △8四銀 ▲7七銀 △1四歩 ▲1六歩 △2四銀 ▲3八飛 △9五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲9五香 △同 香 ▲2五桂 △9八香成 ▲3五銀 △同 銀 ▲同 飛 △8二飛 ▲9五飛 △8九成香 ▲同 玉 △9四歩 ▲6五飛 △7四銀 &bold(){&u(){▲3三歩b}} △同 桂 ▲同桂成 △同金寄 ▲2五桂 △6五銀 ▲3三桂不成△同 金 ▲8六香 △8五歩 ▲3四歩 △3九飛 ▲7九銀 △3四飛成 &bold(){&u(){▲3五金c}} △4三龍 ▲6五歩 △3四歩 ▲3六金 △8六歩 ▲同 歩 △8七歩 ▲2二銀 △9六桂 ▲3三銀成 △同 龍 ▲8七金 △9五桂 ▲9六金 △8七桂成 ▲8八金 △同成桂 ▲同銀上 △2四歩 ▲7五桂 △9五歩 ▲同 金 △7四銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 金 △3四歩 ▲2四金 △5三龍 ▲3四金 △9六歩 ▲4三銀 △9七金 ▲4二銀不成△同 龍 ▲2四角 △8七香 ▲4二角成 △同 飛 ▲7一飛 △5一桂 ▲4三桂 △6二角 ▲5一桂成 △3二玉 ▲3三歩 △2二玉 ▲8一飛成 △8八香成 ▲同 銀 △8七香 ▲2五香 まで137手で先手の勝ち 本局は相矢倉戦。先手番なので4六銀3七桂戦法を狙っていく! が、後手も強気に速攻棒銀をしかけてきた。お互い攻めっ気充分の対局、どうなるか。 #ref(honsen25-a.jpg) a:後手が棒銀をみせてきたので▲8八玉を保留しておいて、△9五銀に▲8八銀と受けた。 やや消極的だがすんなり銀交換を先行されては不満なので仕方ない。 棒銀の場合、中央が手薄になるので以後、玉位置も見て中央からの反撃を試みた。 後手玉が矢倉に入っていないので2~3筋から攻めても軽いとの判断。 #ref(honsen25-b.jpg) b:後手玉が一段玉のままで上部からのあたりが弱そうなので飛車を中断から左にふってみたが途中△7四銀と捕獲されてしまう。 仕方ないので▲3三歩と勝負手を打った処。 #ref(honsen25-c.jpg) c:飛車を犠牲にしつこく3三の地点に絡んでいき後手矢倉を薄くした。 ▲3四歩を△同飛成と払った処を▲3五金と打って後手竜を封じ込めた処だ。 もったいないところだが飛車で左右から攻められては一溜まりもない。これでしばらくは自玉も安泰。 ここからなんとか手駒を少しずつ補充していき、寄せ勝つことができた。 -[[kureの24名人戦奮闘記]]
*kureの24名人戦奮闘記 6級bリーグ 本戦5週目 第23~25局 ---- ***本戦第23局 開始日時:2010/03/26 22:43:53 表題:名人戦6級リーグb 本戦23 棋戦:名人戦対局室 戦型:角換わり・先手右玉 先手:kure90(R1033) 後手:kosuko(R804) ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲4八銀 △8八角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲7八金 △3三銀 ▲5八金 △8四歩 ▲4六歩 △5二金 ▲4七銀 △8五歩 ▲7七銀 △6二銀 ▲3六歩 △9四歩 ▲3七桂 △1四歩 ▲1六歩 △4四歩 ▲2九飛 △9五歩 ▲4八玉 △4三金右 ▲6六歩 △4二玉 ▲6八銀 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲6七銀 △3一玉 ▲3八玉 △5一銀 ▲4八金 △2二玉 ▲7七桂 △7四歩 ▲8九飛 △7五歩 ▲同 歩 △3五歩 ▲同 歩 △7二飛 &bold(){&u(){▲7四角a}} △5四角 ▲8三角成 △7五飛 ▲7六歩 △7三飛 ▲同 馬 △同 桂 ▲7一飛 △4二銀上 ▲9一飛成 △3六歩 ▲2五桂 △2四歩 ▲3三桂成 △同金寄 &bold(){&u(){▲5六香b}} △3七歩成 ▲同 金 △4三角 ▲3四銀 △同 金 ▲同 歩 △3三歩 ▲同歩成 △同 金 ▲4一金 △3一銀打 ▲同 金 △同 銀 ▲5三香成 △3四角 ▲4二銀 △3二金打 ▲3一銀成 △同 金 ▲4二銀 △3二金引 ▲3一銀成 △同 金 &bold(){&u(){▲4二金c}} △6一銀 ▲3一金 △同 玉 ▲3五歩 △5五桂 ▲3四歩 △4七桂成 ▲同 金 △8三角 ▲4三成香 △4二金 ▲5三角 △4一銀 ▲3二金 △同 銀 ▲4二角成 △2二玉 ▲3二馬 △1二玉 ▲2三金 まで111手で先手の勝ち 本局は後手からの角換わり。kure自身から角交換することは滅多にないが、相手から交換されたらkureの作戦は右玉だ。 名人戦では角換わりや右四間相手に右玉にする機会が多い。おかげで経験値もだいぶたまった処。 相手は右銀も自陣に引いておいて積極的にせめてこない模様。なので▲8九飛と8筋逆襲を目指して右玉側から動く。 #ref(honsen23-a.jpg) a:3・7筋の歩をつきすてて「△5四角と桂頭の歩のコンビネーション」による右玉崩しが狙いのようだが、いかんせん歩がたりない。 おそらく一歩補充する狙いで△7二飛とよったようだが、▲7四角がスキをつく角打ちで角成を受けにくい。 こういう展開こそ角交換右玉の醍醐味だ。 #ref(honsen23-b.jpg) b:馬を作られたものの、後手は予定どおり△5四角から△3六歩と桂頭攻めにくるが、▲2五桂と逃げ出せるのが▲2五歩保留の効果。 右玉では相手陣の様子にもよるが飛車先の歩は保留しておいたほうが得なことが多い。桂を跳ねて玉頭攻めから自玉は左辺に逃げ出すのだ。 玉頭の3六歩の圧力も気になるが、▲5六香と角をおいはらって後手ペースだ。 以下、△4三角に▲3四銀と露骨に打ち込んでカウンターの攻めが続く。 #ref(honsen23-c.jpg) c:83手目の▲4二銀打からしつこく4二に駒を打ち続けて相手と金銀をすり替え、91手目▲4二金で後手は受けに窮した。 以下、△3一銀とつらい受けだが▲3五歩と角を攻めて右玉勝勢。 自陣には打ち込みのスキを見せず、相手の一瞬のスキから手を作っていく右玉の理想的展開になって快勝。 ---- ***本戦第24局 開始日時:2010/03/26 23:17:51 表題:名人戦6級リーグb 本戦24 棋戦:名人戦対局室 戦型:四間飛車・引き角穴熊[[.>http://hikikaku.blog135.fc2.com/]] 先手:zinx24(R789) 後手:kure90(R1040) ▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲6八飛 △5四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △3二銀 ▲4八玉 △3一角 ▲3九玉 △5二金右 ▲7七角 &bold(){&u(){△2四歩a}} ▲2六歩 △2三銀 ▲2七銀 △4二玉 ▲2八玉 △3二玉 ▲5八金左 △2二玉 ▲4六歩 △3二金 ▲4七金 △1二香 ▲3六歩 △1一玉 ▲3八金 △2二金 ▲7八銀 △4二金 ▲6七銀 △3二金右 ▲5六銀 △8五歩 ▲6五歩 △8六歩 ▲同 歩 △同 角 ▲8八飛 △8五歩 ▲8七歩 △7七角成 ▲同 桂 &bold(){&u(){△4九角b}} ▲6四歩 △7六角成 ▲6五桂 △6四歩 ▲7三桂成 △同 銀 ▲7一角 △5二飛 ▲3五角不成△4四桂 ▲4五銀 △3四歩 ▲4四角 △同 歩 ▲同 銀 &bold(){&u(){△7七馬c}} まで64手で後手の勝ち 本局は先手四間飛車対居飛車穴熊。最近は四間相手には穴熊を採用することが多い。 しかし、勝率はあまりよくない。藤井システム風の仕掛けにどうもうまく対応できない。 そこで、てっちのR戦で相手が使用していた変則穴熊を採用してみた。 #ref(honsen24-a.jpg) a:先手四間飛車に対し、後手は飯島流引き角模様。引き角は最近ではもはや比較的よく見かけるようになった戦型だ。 この形からいきなり△2四歩とつくのが工夫。以下、△2三銀~△4二玉~△3二玉~△2二玉~△1二香と一目散に穴熊を目指す。 通常、飯島流引き角は「左美濃に玉を治める→そして銀冠or穴熊」という流れであり、穴熊もあることはあるのだが、 最初から一目散に穴熊を目指す指し方ではない。しかも銀冠穴熊を最初から目指している。kureは通常穴熊より銀冠穴熊が好きなのでピッタリだ。 △3四歩をつかない、というただこれだけで藤井システムの仕掛けは全く怖くないのだ。 これほど楽々と安全に銀冠穴熊に組めたのはすがすがしい。 攻めに関してもすでに引き角なのでいつでも△8六歩の仕掛けがあるのだ。 #ref(honsen24-b.jpg) b:カッチカチの銀冠穴熊をあっさり組み上げ、予定どおり△8六歩から仕掛けて角交換。 ボンヤリした△4九角が先手陣のわずかな隙間をぬう角打ち。△7六角成が受けづらい。 ▲6七角なら△3八角成▲同銀△6六金がピッタリだ。 こういう単騎の攻めがうまくハマっては穴熊ペース。 #ref(honsen24-c.jpg) c:後手も▲7一角から馬をつくりにくるが、▲3五角不成とクリックミスか。 情け容赦なくこれをとがめにかかる。どんどん駒得をはかっていき、最後△7七角の飛車銀両取りで戦意喪失の投了。 相手のミスもあったが、銀冠穴熊を組めてから△8筋から仕掛けれた時点ですでに居飛車ペースだっただろう。 ちなみにこういうクリックミスで負けるのは、ぶつけようのない怒りがわいてしまう。 kureも、もちろん他のみなさんも何度か経験済みだろう。 だから今は必ず着手確認チェックをいれて指している。クリックミスのリスクがないのはとても快適。 みなさんもぜひ要チェックや。 ---- ***本戦第25局 開始日時:2010/03/27 22:38:25 表題:名人戦6級リーグb 本戦25 棋戦:名人戦対局室 戦型:相矢倉 先手:kure90(R1046) 後手:yashi2001(R780) ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △8五歩 ▲7七銀 △9四歩 ▲2六歩 △3四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲7八金 △3二金 ▲5八金 △5二金 ▲5六歩 △5四歩 ▲6六歩 △4一玉 ▲6七金右 △3三銀 ▲7九角 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲6九玉 △4三金右 ▲6八角 △4二角 ▲7九玉 △7二銀 ▲3七桂 △8三銀 ▲5七銀 △8四銀 ▲4六銀 △9五銀 &bold(){&u(){▲8八銀a}} △8六歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲8七歩 △9五銀 ▲5八飛 △5二飛 ▲9六歩 △8四銀 ▲7七銀 △1四歩 ▲1六歩 △2四銀 ▲3八飛 △9五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲9五香 △同 香 ▲2五桂 △9八香成 ▲3五銀 △同 銀 ▲同 飛 △8二飛 ▲9五飛 △8九成香 ▲同 玉 △9四歩 ▲6五飛 △7四銀 &bold(){&u(){▲3三歩b}} △同 桂 ▲同桂成 △同金寄 ▲2五桂 △6五銀 ▲3三桂不成△同 金 ▲8六香 △8五歩 ▲3四歩 △3九飛 ▲7九銀 △3四飛成 &bold(){&u(){▲3五金c}} △4三龍 ▲6五歩 △3四歩 ▲3六金 △8六歩 ▲同 歩 △8七歩 ▲2二銀 △9六桂 ▲3三銀成 △同 龍 ▲8七金 △9五桂 ▲9六金 △8七桂成 ▲8八金 △同成桂 ▲同銀上 △2四歩 ▲7五桂 △9五歩 ▲同 金 △7四銀 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 金 △3四歩 ▲2四金 △5三龍 ▲3四金 △9六歩 ▲4三銀 △9七金 ▲4二銀不成△同 龍 ▲2四角 △8七香 ▲4二角成 △同 飛 ▲7一飛 △5一桂 ▲4三桂 △6二角 ▲5一桂成 △3二玉 ▲3三歩 △2二玉 ▲8一飛成 △8八香成 ▲同 銀 △8七香 ▲2五香 まで137手で先手の勝ち 本局は相矢倉戦。先手番なので4六銀3七桂戦法を狙っていく! が、後手も強気に速攻棒銀をしかけてきた。お互い攻めっ気充分の対局、どうなるか。 #ref(honsen25-a.jpg) a:後手が棒銀をみせてきたので▲8八玉を保留しておいて、△9五銀に▲8八銀と受けた。 やや消極的だがすんなり銀交換を先行されては不満なので仕方ない。 棒銀の場合、中央が手薄になるので以後、玉位置も見て中央からの反撃を試みた。 後手玉が矢倉に入っていないので2~3筋から攻めても軽いとの判断。 #ref(honsen25-b.jpg) b:後手玉が一段玉のままで上部からのあたりが弱そうなので飛車を中断から左にふってみたが途中△7四銀と捕獲されてしまう。 仕方ないので▲3三歩と勝負手を打った処。 #ref(honsen25-c.jpg) c:飛車を犠牲にしつこく3三の地点に絡んでいき後手矢倉を薄くした。 ▲3四歩を△同飛成と払った処を▲3五金と打って後手竜を封じ込めた処だ。 もったいないところだが飛車で左右から攻められては一溜まりもない。これでしばらくは自玉も安泰。 ここからなんとか手駒を少しずつ補充していき、寄せ勝つことができた。 -[[kureの24名人戦奮闘記]]

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