グラスリッツェン
完全手作業、手彫りのガラス彫刻。とても古くからある手法。
■道具
ルーター用のビットと同じ形状の、「針」と呼ばれる物を使います。
それをホルダー(ハルター)と呼ばれるペン型の器具に差し込んで使います。
針は見た目こそルーター用の物と同じですが、ケタ違いに細かい粒子で精密に作られており、
値段は1本1400-2000円程です。かつ割とすぐ磨耗します。
ホルダーの方は800円程度で、長持ちします。
■長所
機械や他の技法には、無い絶対的な細かさが特徴です。
やろうと思えば、肉眼ではほぼ見えない(細い蜘蛛の糸のような)細い線も引けます。
(しかし見えないのでは意味が無いで、見える程度に太くしていきます)。
■短所
時間とお金がかかる事です。
作業時間はルーターと比べると5-10倍ほどかかります。
コップでも面積を広く彫るなら、30-50時間くらいは覚悟して下さい。
また針の消費も激しく、お財布にはかなり厳しいです。
■こんな人にお勧め
一つの物にこだわりを持って、時間とお金の消費を厭わず、納得のいく物を作りたい人向け。
ちまちまと細かい作業を続けるコツは、作る物に愛情を持つこと。
最終更新:2012年06月18日 21:07