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[[トップ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/]] > [[キャプボカテゴリ概要]] > [[キャプチャーボードの基礎知識]] > &font(#0080FF){ライブ配信とキャプチャーボード} / &lastmod() ---- #center(){{{ &size(20px){購入前に確認を!キャプチャーボードを使って生配信するさいの注意点} }}} -このページでは、&font(#0080FF){ライブ配信でキャプチャーボードを使用する場合の注意点}について見ていきます。解説の&font(#0080FF){難易度は少し高め}です。配信についての知識がないと、解説に書いてあることがイメージしづらいかもしれません。 >目次 #contents() *ライブ配信とキャプチャーボード -キャプチャーボードには、&font(#0080FF){ソフトウェアエンコード方式}の製品と&font(#0080FF){ハードウェアエンコード方式}の製品があります。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[キャプチャーボードの選び方>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_3be30d3c]] **ソフトウェアエンコード製品 -最初に結論を述べておきますが、&font(#0080FF){ライブ配信をする目的であればソフトウェアエンコードの製品のほうが無難}ではあります。一例をあげると、下表に掲載する製品がソフトウェアエンコードです。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):MonsterX U3.0R|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):CV710|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):GC550| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DU0YD5U/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61yFTr7%2BAVL._SL75_.png" alt="MonsterX U3.0R" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DU0YD5U/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">MonsterX U3.0R</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ITGD31A/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71sOSlGASRL._SL75_.jpg" alt="CV710" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ITGD31A/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">CV710</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ZOXYQ26/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71mE1Sfr0CL._SL75_.jpg" alt="GC550" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ZOXYQ26/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">GC550</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>MonsterX U3.0R]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>CV710]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>GC550]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):MonsterXX2|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):DC-HC3PLUS|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):C988| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01BBQHHDO/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81rQrmBi4qL._SL75_.jpg" alt="MonsterXX2" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01BBQHHDO/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">MonsterXX2</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B018U4AFVG/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51dSLTRj39L._SL75_.jpg" alt="DC-HC3PLUS" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B018U4AFVG/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">DC-HC3PLUS</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B071N9P463/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71gAilzPFeL._SL75_.jpg" alt="C988" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B071N9P463/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">C988</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>MonsterXX2の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>DC-HC3PLUS]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>C988の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| **ハードウェアエンコード製品 -ハードウェアエンコード製品を購入する予定の場合は、&font(#0080FF){購入まえにこのページの解説を読んでおきましょう}。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):AVT-C875| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0082J1YCE/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/31jzIDlJhVL._SL75_.jpg" alt="Game Capture HD" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0082J1YCE/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">Game Capture HD</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00MIQ40JQ/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71j60ZOKwyL._SL75_.jpg" alt="Game Capture HD60" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00MIQ40JQ/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">Game Capture HD60</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00EU7Y9OW/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/4116zDJF57L._SL75_.jpg" alt="AVT-C875" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00EU7Y9OW/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">AVT-C875</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ハードウェアエンコード|ハードウェアエンコード|ハードウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>AVT-C875]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| -ただし、下表に掲載したハードウェアエンコード製品については、このページの解説を読む必要はありません。遅延低減機能(インスタントゲームビュー)を搭載しており、&font(#0080FF){ソフトウェアエンコードの製品と同じような感覚で使用できる}からです。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60 Pro| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015E3OT54/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81xNgUYQdFL._SL75_.jpg" alt="Game Capture HD60 Pro" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015E3OT54/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">Game Capture HD60 Pro</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ハードウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60 Pro]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| &link_up(▲画面の上へ) *ライブ配信とハードウェアエンコード製品 -まず、ハードウェアエンコード製品をライブ配信で使う場合の注意点について見ていきましょう。そのあと対処法について解説します。 **マイク音とゲーム音のタイミングがズレる(対処法あり) -&font(#0080FF){視聴者からすると、マイクの音がゲームの音よりも早く聞こえる}現象が起こります。つまり、視聴者にはマイクの音とゲームの音のタイミングがずれて聞こえます((たとえば本来であれば、敵にやられる映像・音声と同時に「あっ!」という配信者の声が聞こえなくてはいけないのに、視聴者からすると配信者の「あっ!」という声が聞こえたあとに、敵にやられる映像と音声が出る、というような状況になります。原因は、キャプチャーボードで入力したゲーム機の映像・音声が遅延していることにあります。配信者自身は、キャプチャーボードの遅延を避けるためにTV画面を見ながらゲームをプレイし、マイクに声を入れます。しかし、ゲームの映像・音声とは異なり、マイク音声は遅延せずに配信されます。したがって、視聴者からするとゲームの映像・音声がマイクの音より遅れて聞こえるのです。))。これはあくまでも&font(#0080FF){視聴者に影響があること}であり、配信者自身には直接の影響はありません。気になるなら対処法を覚えておきましょう。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a03.png) **ゲーム音が二重になる(対処法あり) -キャプチャーボードのラグ対策(遅延対策)をするためにはTVが必要になるわけですが(詳細は[[こちら>キャプチャーボードのラグを回避する方法]])、そうすると&font(#0080FF){PCからゲームの音がするだけでなく、TVからもゲームの音がします}((すなわち、最初にTVからゲーム音が聞こえてきて、少しあとにPCのほうからもゲーム音が聞こえてくる状態です。))。したがって、配信者はゲーム音が二重に聞こえている状態でゲームをプレイすることになります。&font(#0080FF){ゲーム音が反響しているように聞こえる}のは不快であるため、対処法を考えておくべきでしょう。とはいえ、対処法は簡単です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a04.png) -難しいのは、ハードウェアエンコード製品でラグ対策をしている場合に、[[棒読みちゃん]]でコメントを読みあげさせるケースです。&font(#0080FF){棒読みちゃん}とは、ライブ配信中に視聴者が書きこんだコメントを音声合成で読ませるためのアプリです。配信者がゲームをプレイ中に棒読みちゃんの音を聞こうとすれば、&font(#0080FF){ゲームの音が二重に聞こえる状態になる}のです((どういうことかというと、ゲームの音はTVとPCの両方から出ています。そして、PCのほうからはゲームの音に加えて、棒読みちゃんの音声も出ています。つまり、配信者が聞くことになる音は、(1)TVから出ているゲーム音、(2)PCから出ているゲーム音、(3)PCから出ている棒読みちゃんの音声、の計3種類になります。しかし、これはおそらく配信者にとって不快でしょう。TVからゲーム音が聞こえてきて、少し遅れてPCのほうからゲームの音と棒読みちゃんの音が聞こえてくるからです。PCからゲーム音を出さないようにすればよいのですが、方法をまちがえると視聴者にゲーム音が聞こえません。したがって、対処法を考えておかなくてはいけません。))。対処するには少し手間がかかるでしょう。 &link_up(▲画面の上へ) *マイクの音とゲームの音のタイミングを合わせる方法 -ここからは対処法です。キャプチャーボードがハードウェアエンコードの場合、視聴者からするとマイクの音がゲームの音よりも早く聞こえます(ゲームの音が遅れる)。そこで、&font(#0080FF){マイクの音をゲームの音に合わせて遅延させればよい}のです。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a07.png) **配信ソフトの機能でマイクの音を遅延させる -&font(#0080FF){配信ソフト}というのは、ライブ配信をするために必要なアプリのことです。配信ソフトのなかには、&font(#0080FF){マイクの音を遅延させる機能}を搭載しているものがあります。&font(#0080FF){1,000~2,500ms程度を目安に}マイク音声を遅らせてください。ニコニコ生放送用の公式配信ソフトであるNLEでは、マイク音声を遅延させられないので注意しましょう。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):設定方法| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[OBS Studio>OBS Studioの詳しい使い方(1)]]|「ミキサー」の歯車アイコン→「オーディオの詳細プロパティ」→「マイク音声」の「同期オフセット」| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[OBS Classic>OBSの詳しい使い方]]|「設定」→「サウンド」→「マイク同期オフセット」| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[XSplit>XSplitの詳しい使い方(1)]]|「ツール」→「設定」→「オーディオ」タブ→「マイク」の「遅延」| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[NLE>Niconico Live Encoder]]|設定できない| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[FME]]|設定できない| -どの配信ソフトを使えばよいかわからない場合は、&font(#0080FF){OBS Studio}を使用します。無料の定番配信ソフトなので、これを使っておけばまちがいありません。 **ライブ配信対応を謳った製品を使う -近年のキャプチャーボードに付属されているキャプチャーソフトには、&font(#0080FF){ライブ配信機能}が搭載されているものがあります。この&font(#0080FF){配信機能により、マイクの音がゲーム音に合わせて自動的に遅延します}。配信ソフトを別途用意する必要もなく、また難しい設定も必要もありません。ただし、標準で対応している配信サイトは限られています。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):ニコニコ生放送|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Twitch|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Ustream|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):YouTube Live|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):ツイキャス| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 S]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 Pro]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR Rocket]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR 2]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C875]]|○|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C878>AVT-C878の使い方]]|○|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[C988>C988の使い方]]|○|○|○|○|×| &link_up(▲画面の上へ) *ゲーム音が二重になるのを防ぐ方法(棒読みちゃんを使用しない場合) -&font(#0080FF){キャプチャーボードのラグ対策をしている場合、ゲーム音がPCとTVの両方からそれぞれ聞こえてくる}状態になります。そこで対処法です。まずは、棒読みちゃんを使用しない場合です。 **ヘッドフォンまたはヘッドセットを接続する -いちばんオーソドックスなのは、&font(#0080FF){PC本体にヘッドフォンまたはヘッドセットを接続}する方法です。ヘッドフォン自体は使わないので、空いているスペースに置いておきましょう。マイクは別途PCに接続します。ヘッドセットの場合は、これを首にかけたうえでヘッドセットのマイクに向かって声を入れます((ヘッドセットを装着してしまうと、TVとヘッドセット両方からゲームの音がします。これでは意味がありません。それならばTVの音をミュートにすればよいと思うかもしれませんが、ゲームの映像と音声がズレた状態でプレイしなくてはいけなくなります。TVで見ているゲーム画面より、PCから出ているゲーム音が遅れた状態です。))。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a05.png) **音量ミキサーで「スピーカー」をミュートにする -ほかにも、&font(#0080FF){音量ミキサーで「スピーカー」をミュートにする}方法もあります((音量ミキサーを開くには、PC画面の右下にあるスピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサーを開く」を選択します。))。この項目をミュートにすると、配信者にはPCの音がまったく聞こえなくなりますが、問題ありません。配信ソフトの設定が適切であれば、&font(#0080FF){音量ミキサーの「スピーカー」をミュートにしても視聴者にはゲーム音などが聞こえています}。あくまでも配信者がPCの音を聞けなくなるだけです。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a43.png) **キャプチャーソフトのライブ配信機能を使う -&font(#0080FF){付属のキャプチャーソフトのライブ配信機能を使用する場合は、キャプチャーソフトのほうで音をミュートにする}だけでもかまいません。スピーカーのアイコンがあるはずなのでミュートにします。この部分をたとえミュートにしても、視聴者にはゲーム音が聞こえています。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/egc_hd60_pro/egchp18a.jpg) **そのほかのやり方 -後述するとおり、&font(#0080FF){配信ソフトのほうでキャプチャーボードを直接指定する方法}もあります。 &link_up(▲画面の上へ) *ゲーム音が二重になるのを防ぐ方法(棒読みちゃんを使用する場合) -棒読みちゃんを使用する場合は難易度が高くなります。ポイントは、&font(#0080FF){PCから出ているゲーム音は自分に聞こえないようにする}(ゲーム音はTVから出して聞く)という点です。ここでは2種類のやり方を見ていきましょう。 **配信ソフトでキャプチャーボードを直接指定する -このやり方は、配信ソフトのほうでキャプチャーボードを選択し、ゲーム機の映像・音声を直接取り込んで配信する方法です。使用する配信ソフトは、[[OBS Studio>OBS Studioの詳しい使い方(1)]](もしくは[[OBS Classic>OBSの詳しい使い方]])、または[[XSplit>XSplitの詳しい使い方(1)]]です。 +&font(#0080FF){キャプチャーソフトは終了させておく}(必須)。 +配信ソフトで、&font(#0080FF){「追加」からキャプチャーボードを選択}する((たとえば、OBS Studioの場合は「追加」→「映像キャプチャデバイス」の順にクリックします。OBS Classicの場合は、「追加」→「ビデオデバイス」の順にクリックし、設定画面の「デバイス」でキャプチャーボードの名称を選択します。XSplitであれば、「追加」→「Devices (webcam, capture cards...)」→「Video」です。))。 +いま&font(#0080FF){追加したデバイスの設定画面で、ゲーム音を配信のみに乗せる設定にする}((OBS Studioで場合は、「音声出力モード」を「音声のみをキャプチャ」にします。OBS Classicの場合は、「サウンドを配信のみに出力する」が選択されていることを確認します。XSplitの場合は、設定画面の「カメラ」タブで「オーディオ出力」を「Stream Only」にしてください。))。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/gc550/gc550_70a.png)&br()&size(small){▲[[GC550]]を使用ている場合におけるOBS Studioの設定例。キャプチャーボードやゲーム機側の設定によっては、設定方法が異なる場合があります。ゲーム画面は、『Until Dawn - 惨劇の山荘 -』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より。} **オーディオデバイスを複数用意する -この方法では、配信ソフトのほか、オーディオデバイスが複数必要です。オーディオデバイスは、PCから音声を出力できる機器であればどのようなものでもかまいません。たとえば、USBヘッドセット、USBスピーカー、USBオーディオなどです((ほかにも、たとえばデスクトップPCの場合で、PC本体とPCモニターをHDMI接続してモニター内蔵スピーカーから音声を出力できる環境があれば、PCモニターもオーディオデバイスといえます。))。 &font(#0080FF){配信に棒読みちゃんの音が乗らない}点がデメリットのひとつです。 -あくまでも一例ですが、やり方は以下のとおりです。設定しなくてはいけない項目が多いので、まちがえないようにしましょう。 +音量ミキサーで「スピーカー」をミュートにする((音量ミキサーを開くには、PC画面の右下にあるスピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサーを開く」を選択します。このように設定することで、PCからはゲーム音が聞こえなくなります。視聴者にはゲーム音は聞こえています。))。 +オーディオデバイスをPCに接続する(オーディオデバイスを増設する)。 +再生デバイスを開き、「スピーカー」が既定のデバイスであること(&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/w7_03.gif)がついていること)を確認する((再生デバイスを開くには、PC画面の右下にあるスピーカーアイコンを右クリックし、「再生デバイス」を選択します。「スピーカー」が既定のデバイスになっていない場合は、「スピーカー」上で右クリックし、「既定のデバイスとして設定」を選択してください。))。 +&font(#0080FF){棒読みちゃんの音声出力デバイスを、増設したオーディオデバイスに変更}する((やり方ですが、まず棒読みちゃんの設定画面を開きます。設定画面はスパナのアイコンをクリックすれば開きます。そして、「音声出力デバイス」をクリックし、増設したオーディオデバイスを選択して「OK」をクリックします。))。 +増設したオーディオデバイスから棒読みちゃんの音が出るようになる((視聴者には棒読みちゃんの音は聞こえません。聞こえているのはゲーム音とマイク音だけです。棒読みちゃんの音声は配信者にだけ聞こえます。))。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a06.png)&br()&size(small){▲ゲームの音はTVから出ているものを聞きます。図では描いていませんが、&font(#0080FF){TVから出ているゲームの音がマイクに入らないように、できるだけTVにもヘッドフォンを接続したほうがよい}でしょう。TVに接続したヘッドフォンは装着します。} &link_up(▲画面の上へ) *関連ページ -[[OBS Studioの映像キャプチャーデバイスの設定方法]] --キャプチャーボード使用時に便利な設定 -[[ライブ配信のラグ(遅延)を減らす方法]] --配信中、ラグがひどいと感じたときに確認すべきこと -[[キャプチャーボードの選び方]] --いますぐわかる!キャプチャーボードの賢い選び方 -[[パススルー出力機能の使い方]] --あると便利!パススルー出力でラグ回避&TV出力する方法 -[[キャプチャーボードのラグを回避する方法]] --キャプチャーボードで必ず発生する遅延。その回避方法を紹介 &link_up(▲画面の上へ) ---- &html(<iframe src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=vipdshosgemuj-22&o=9&p=293&l=ur1&category=primemusic&banner=042JW7PEJA0XC5PTAY82&f=ifr&internal=1" width="640" height="100" scrolling="no" border="0" marginwidth="0" style="border:none;" frameborder="0"></iframe>) #comment(size=60,vsize=5,disableurl,below) &meta_description(ニコ生・ツイキャスなどでゲーム配信する場合は、使用するキャプチャーボードの種類に注意しましょう。ライブ配信に向いているキャプチャーボードと、向いていないキャプチャーボードがあるからです。)
[[トップ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/]] > [[キャプボカテゴリ概要]] > [[キャプチャーボードの基礎知識]] > &font(#0080FF){ライブ配信とキャプチャーボード} / &lastmod() ---- #center(){{{ &size(20px){購入前に確認を!キャプチャーボードを使って生配信するさいの注意点} }}} -このページでは、&font(#0080FF){ライブ配信でキャプチャーボードを使用する場合の注意点}について見ていきます。解説の&font(#0080FF){難易度は少し高め}です。配信についての知識がないと、解説に書いてあることがイメージしづらいかもしれません。 >目次 #contents() *ライブ配信とキャプチャーボード -キャプチャーボードには、&font(#0080FF){ソフトウェアエンコード方式}の製品と&font(#0080FF){ハードウェアエンコード方式}の製品があります。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[キャプチャーボードの選び方>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_3be30d3c]] **ソフトウェアエンコード製品 -最初に結論を述べておきますが、&font(#0080FF){ライブ配信をする目的であればソフトウェアエンコードの製品のほうが無難}ではあります。一例をあげると、下表に掲載する製品がソフトウェアエンコードです。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):MonsterX U3.0R|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):CV710|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):GC550| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DU0YD5U/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61yFTr7%2BAVL._SL75_.png" alt="MonsterX U3.0R" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DU0YD5U/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">MonsterX U3.0R</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ITGD31A/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71sOSlGASRL._SL75_.jpg" alt="CV710" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ITGD31A/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">CV710</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ZOXYQ26/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71mE1Sfr0CL._SL75_.jpg" alt="GC550" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ZOXYQ26/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">GC550</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>MonsterX U3.0R]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>CV710]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>GC550]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):MonsterXX2|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):GV-USB3/HD|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):C988| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01BBQHHDO/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81rQrmBi4qL._SL75_.jpg" alt="MonsterXX2" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01BBQHHDO/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">MonsterXX2</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B075KHQ5GF/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61LYMaM0MyL._SL75_.jpg" alt="GV-USB3/HD" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B075KHQ5GF/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">GV-USB3/HD</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B071N9P463/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71gAilzPFeL._SL75_.jpg" alt="C988" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B071N9P463/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">C988</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>MonsterXX2の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>GV-USB3-HDの使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>C988の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| **ハードウェアエンコード製品 -ハードウェアエンコード製品を購入する予定の場合は、&font(#0080FF){購入まえにこのページの解説を読んでおきましょう}。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):AVT-C875| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0082J1YCE/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/31jzIDlJhVL._SL75_.jpg" alt="Game Capture HD" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0082J1YCE/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">Game Capture HD</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00MIQ40JQ/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71j60ZOKwyL._SL75_.jpg" alt="Game Capture HD60" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00MIQ40JQ/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">Game Capture HD60</a>)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00EU7Y9OW/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/4116zDJF57L._SL75_.jpg" alt="AVT-C875" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00EU7Y9OW/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">AVT-C875</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ハードウェアエンコード|ハードウェアエンコード|ハードウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>AVT-C875]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| -ただし、下表に掲載したハードウェアエンコード製品については、このページの解説を読む必要はありません。遅延低減機能(インスタントゲームビュー)を搭載しており、&font(#0080FF){ソフトウェアエンコードの製品と同じような感覚で使用できる}からです。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60 Pro| |BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()(Amazon)|CENTER:&html(<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015E3OT54/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81xNgUYQdFL._SL75_.jpg" alt="Game Capture HD60 Pro" /></a><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015E3OT54/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">Game Capture HD60 Pro</a>)| |BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ハードウェアエンコード| |BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60 Pro]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer04.png)| &link_up(▲画面の上へ) *ライブ配信とハードウェアエンコード製品 -まず、ハードウェアエンコード製品をライブ配信で使う場合の注意点について見ていきましょう。そのあと対処法について解説します。 **マイク音とゲーム音のタイミングがズレる(対処法あり) -&font(#0080FF){視聴者からすると、マイクの音がゲームの音よりも早く聞こえる}現象が起こります。つまり、視聴者にはマイクの音とゲームの音のタイミングがずれて聞こえます((たとえば本来であれば、敵にやられる映像・音声と同時に「あっ!」という配信者の声が聞こえなくてはいけないのに、視聴者からすると配信者の「あっ!」という声が聞こえたあとに、敵にやられる映像と音声が出る、というような状況になります。原因は、キャプチャーボードで入力したゲーム機の映像・音声が遅延していることにあります。配信者自身は、キャプチャーボードの遅延を避けるためにTV画面を見ながらゲームをプレイし、マイクに声を入れます。しかし、ゲームの映像・音声とは異なり、マイク音声は遅延せずに配信されます。したがって、視聴者からするとゲームの映像・音声がマイクの音より遅れて聞こえるのです。))。これはあくまでも&font(#0080FF){視聴者に影響があること}であり、配信者自身には直接の影響はありません。気になるなら対処法を覚えておきましょう。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a03.png) **ゲーム音が二重になる(対処法あり) -キャプチャーボードのラグ対策(遅延対策)をするためにはTVが必要になるわけですが(詳細は[[こちら>キャプチャーボードのラグを回避する方法]])、そうすると&font(#0080FF){PCからゲームの音がするだけでなく、TVからもゲームの音がします}((すなわち、最初にTVからゲーム音が聞こえてきて、少しあとにPCのほうからもゲーム音が聞こえてくる状態です。))。したがって、配信者はゲーム音が二重に聞こえている状態でゲームをプレイすることになります。&font(#0080FF){ゲーム音が反響しているように聞こえる}のは不快であるため、対処法を考えておくべきでしょう。とはいえ、対処法は簡単です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a04.png) -難しいのは、ハードウェアエンコード製品でラグ対策をしている場合に、[[棒読みちゃん]]でコメントを読みあげさせるケースです。&font(#0080FF){棒読みちゃん}とは、ライブ配信中に視聴者が書きこんだコメントを音声合成で読ませるためのアプリです。配信者がゲームをプレイ中に棒読みちゃんの音を聞こうとすれば、&font(#0080FF){ゲームの音が二重に聞こえる状態になる}のです((どういうことかというと、ゲームの音はTVとPCの両方から出ています。そして、PCのほうからはゲームの音に加えて、棒読みちゃんの音声も出ています。つまり、配信者が聞くことになる音は、(1)TVから出ているゲーム音、(2)PCから出ているゲーム音、(3)PCから出ている棒読みちゃんの音声、の計3種類になります。しかし、これはおそらく配信者にとって不快でしょう。TVからゲーム音が聞こえてきて、少し遅れてPCのほうからゲームの音と棒読みちゃんの音が聞こえてくるからです。PCからゲーム音を出さないようにすればよいのですが、方法をまちがえると視聴者にゲーム音が聞こえません。したがって、対処法を考えておかなくてはいけません。))。対処するには少し手間がかかるでしょう。 &link_up(▲画面の上へ) *マイクの音とゲームの音のタイミングを合わせる方法 -ここからは対処法です。キャプチャーボードがハードウェアエンコードの場合、視聴者からするとマイクの音がゲームの音よりも早く聞こえます(ゲームの音が遅れる)。そこで、&font(#0080FF){マイクの音をゲームの音に合わせて遅延させればよい}のです。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a07.png) **配信ソフトの機能でマイクの音を遅延させる -&font(#0080FF){配信ソフト}というのは、ライブ配信をするために必要なアプリのことです。配信ソフトのなかには、&font(#0080FF){マイクの音を遅延させる機能}を搭載しているものがあります。&font(#0080FF){1,000~2,500ms程度を目安に}マイク音声を遅らせてください。ニコニコ生放送用の公式配信ソフトであるNLEでは、マイク音声を遅延させられないので注意しましょう。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):設定方法| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[OBS Studio>OBS Studioの詳しい使い方(1)]]|「ミキサー」の歯車アイコン→「オーディオの詳細プロパティ」→「マイク音声」の「同期オフセット」| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[OBS Classic>OBSの詳しい使い方]]|「設定」→「サウンド」→「マイク同期オフセット」| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[XSplit>XSplitの詳しい使い方(1)]]|「ツール」→「設定」→「オーディオ」タブ→「マイク」の「遅延」| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[NLE>Niconico Live Encoder]]|設定できない| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[FME]]|設定できない| -どの配信ソフトを使えばよいかわからない場合は、&font(#0080FF){OBS Studio}を使用します。無料の定番配信ソフトなので、これを使っておけばまちがいありません。 **ライブ配信対応を謳った製品を使う -近年のキャプチャーボードに付属されているキャプチャーソフトには、&font(#0080FF){ライブ配信機能}が搭載されているものがあります。この&font(#0080FF){配信機能により、マイクの音がゲーム音に合わせて自動的に遅延します}。配信ソフトを別途用意する必要もなく、また難しい設定も必要もありません。ただし、標準で対応している配信サイトは限られています。 |BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):ニコニコ生放送|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Twitch|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Ustream|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):YouTube Live|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):ツイキャス| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 S]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[Elgato Game Capture HD60 Pro]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR Rocket]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[HD PVR 2]]|×|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C875]]|○|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[AVT-C878>AVT-C878の使い方]]|○|○|○|○|×| |BGCOLOR(#E1F0FF):[[C988>C988の使い方]]|○|○|○|○|×| &link_up(▲画面の上へ) *ゲーム音が二重になるのを防ぐ方法(棒読みちゃんを使用しない場合) -&font(#0080FF){キャプチャーボードのラグ対策をしている場合、ゲーム音がPCとTVの両方からそれぞれ聞こえてくる}状態になります。そこで対処法です。まずは、棒読みちゃんを使用しない場合です。 **ヘッドフォンまたはヘッドセットを接続する -いちばんオーソドックスなのは、&font(#0080FF){PC本体にヘッドフォンまたはヘッドセットを接続}する方法です。ヘッドフォン自体は使わないので、空いているスペースに置いておきましょう。マイクは別途PCに接続します。ヘッドセットの場合は、これを首にかけたうえでヘッドセットのマイクに向かって声を入れます((ヘッドセットを装着してしまうと、TVとヘッドセット両方からゲームの音がします。これでは意味がありません。それならばTVの音をミュートにすればよいと思うかもしれませんが、ゲームの映像と音声がズレた状態でプレイしなくてはいけなくなります。TVで見ているゲーム画面より、PCから出ているゲーム音が遅れた状態です。))。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a05.png) **音量ミキサーで「スピーカー」をミュートにする -ほかにも、&font(#0080FF){音量ミキサーで「スピーカー」をミュートにする}方法もあります((音量ミキサーを開くには、PC画面の右下にあるスピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサーを開く」を選択します。))。この項目をミュートにすると、配信者にはPCの音がまったく聞こえなくなりますが、問題ありません。配信ソフトの設定が適切であれば、&font(#0080FF){音量ミキサーの「スピーカー」をミュートにしても視聴者にはゲーム音などが聞こえています}。あくまでも配信者がPCの音を聞けなくなるだけです。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a43.png) **キャプチャーソフトのライブ配信機能を使う -&font(#0080FF){付属のキャプチャーソフトのライブ配信機能を使用する場合は、キャプチャーソフトのほうで音をミュートにする}だけでもかまいません。スピーカーのアイコンがあるはずなのでミュートにします。この部分をたとえミュートにしても、視聴者にはゲーム音が聞こえています。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/egc_hd60_pro/egchp18a.jpg) **そのほかのやり方 -後述するとおり、&font(#0080FF){配信ソフトのほうでキャプチャーボードを直接指定する方法}もあります。 &link_up(▲画面の上へ) *ゲーム音が二重になるのを防ぐ方法(棒読みちゃんを使用する場合) -棒読みちゃんを使用する場合は難易度が高くなります。ポイントは、&font(#0080FF){PCから出ているゲーム音は自分に聞こえないようにする}(ゲーム音はTVから出して聞く)という点です。ここでは2種類のやり方を見ていきましょう。 **配信ソフトでキャプチャーボードを直接指定する -このやり方は、配信ソフトのほうでキャプチャーボードを選択し、ゲーム機の映像・音声を直接取り込んで配信する方法です。使用する配信ソフトは、[[OBS Studio>OBS Studioの詳しい使い方(1)]](もしくは[[OBS Classic>OBSの詳しい使い方]])、または[[XSplit>XSplitの詳しい使い方(1)]]です。 +&font(#0080FF){キャプチャーソフトは終了させておく}(必須)。 +配信ソフトで、&font(#0080FF){「追加」からキャプチャーボードを選択}する((たとえば、OBS Studioの場合は「追加」→「映像キャプチャデバイス」の順にクリックします。OBS Classicの場合は、「追加」→「ビデオデバイス」の順にクリックし、設定画面の「デバイス」でキャプチャーボードの名称を選択します。XSplitであれば、「追加」→「Devices (webcam, capture cards...)」→「Video」です。))。 +いま&font(#0080FF){追加したデバイスの設定画面で、ゲーム音を配信のみに乗せる設定にする}((OBS Studioで場合は、「音声出力モード」を「音声のみをキャプチャ」にします。OBS Classicの場合は、「サウンドを配信のみに出力する」が選択されていることを確認します。XSplitの場合は、設定画面の「カメラ」タブで「オーディオ出力」を「Stream Only」にしてください。))。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/gc550/gc550_70a.png)&br()&size(small){▲[[GC550]]を使用ている場合におけるOBS Studioの設定例。キャプチャーボードやゲーム機側の設定によっては、設定方法が異なる場合があります。ゲーム画面は、『Until Dawn - 惨劇の山荘 -』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より。} **オーディオデバイスを複数用意する -この方法では、配信ソフトのほか、オーディオデバイスが複数必要です。オーディオデバイスは、PCから音声を出力できる機器であればどのようなものでもかまいません。たとえば、USBヘッドセット、USBスピーカー、USBオーディオなどです((ほかにも、たとえばデスクトップPCの場合で、PC本体とPCモニターをHDMI接続してモニター内蔵スピーカーから音声を出力できる環境があれば、PCモニターもオーディオデバイスといえます。))。 &font(#0080FF){配信に棒読みちゃんの音が乗らない}点がデメリットのひとつです。 -あくまでも一例ですが、やり方は以下のとおりです。設定しなくてはいけない項目が多いので、まちがえないようにしましょう。 +音量ミキサーで「スピーカー」をミュートにする((音量ミキサーを開くには、PC画面の右下にあるスピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサーを開く」を選択します。このように設定することで、PCからはゲーム音が聞こえなくなります。視聴者にはゲーム音は聞こえています。))。 +オーディオデバイスをPCに接続する(オーディオデバイスを増設する)。 +再生デバイスを開き、「スピーカー」が既定のデバイスであること(&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/w7_03.gif)がついていること)を確認する((再生デバイスを開くには、PC画面の右下にあるスピーカーアイコンを右クリックし、「再生デバイス」を選択します。「スピーカー」が既定のデバイスになっていない場合は、「スピーカー」上で右クリックし、「既定のデバイスとして設定」を選択してください。))。 +&font(#0080FF){棒読みちゃんの音声出力デバイスを、増設したオーディオデバイスに変更}する((やり方ですが、まず棒読みちゃんの設定画面を開きます。設定画面はスパナのアイコンをクリックすれば開きます。そして、「音声出力デバイス」をクリックし、増設したオーディオデバイスを選択して「OK」をクリックします。))。 +増設したオーディオデバイスから棒読みちゃんの音が出るようになる((視聴者には棒読みちゃんの音は聞こえません。聞こえているのはゲーム音とマイク音だけです。棒読みちゃんの音声は配信者にだけ聞こえます。))。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a06.png)&br()&size(small){▲ゲームの音はTVから出ているものを聞きます。図では描いていませんが、&font(#0080FF){TVから出ているゲームの音がマイクに入らないように、できるだけTVにもヘッドフォンを接続したほうがよい}でしょう。TVに接続したヘッドフォンは装着します。} &link_up(▲画面の上へ) *関連ページ -[[OBS Studioの映像キャプチャーデバイスの設定方法]] --キャプチャーボード使用時に便利な設定 -[[ライブ配信のラグ(遅延)を減らす方法]] --配信中、ラグがひどいと感じたときに確認すべきこと -[[キャプチャーボードの選び方]] --いますぐわかる!キャプチャーボードの賢い選び方 -[[パススルー出力機能の使い方]] --あると便利!パススルー出力でラグ回避&TV出力する方法 -[[キャプチャーボードのラグを回避する方法]] --キャプチャーボードで必ず発生する遅延。その回避方法を紹介 &link_up(▲画面の上へ) ---- &html(<iframe src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=vipdshosgemuj-22&o=9&p=293&l=ur1&category=primemusic&banner=042JW7PEJA0XC5PTAY82&f=ifr&internal=1" width="640" height="100" scrolling="no" border="0" marginwidth="0" style="border:none;" frameborder="0"></iframe>) #comment(size=60,vsize=5,disableurl,below) &meta_description(ニコ生・ツイキャスなどでゲーム配信する場合は、使用するキャプチャーボードの種類に注意しましょう。ライブ配信に向いているキャプチャーボードと、向いていないキャプチャーボードがあるからです。)

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