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キャプチャーボードが不安定な場合の対処法」(2021/06/11 (金) 00:41:22) の最新版変更点

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[[トップ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/]] > [[キャプボカテゴリ概要]] > [[キャプチャーボードが故障かなと思ったら]] > &font(#0080FF){キャプチャーボードが不安定な場合の対処法} / &lastmod() ---- #center(){{{ &size(20px){キャプチャーボードが不安定!そんなときに試すべき対処法} }}} -&font(#0080FF){キャプチャーボードを安定して動作させる}には、どうすればよいのでしょうか。このページでは、以下のような事態を防ぐ方法について解説しています。 +画面がフリーズする。 +映像が一瞬止まる(プチフリーズ)。 +映像が途切れる。 +映像が突然真っ暗になったり、砂嵐になったりする。 +映像が乱れる。 +映像がカクカク動く、フレームレート(fps値)が異常に低くなる。 +音声がプツプツ途切れる。 +録画が止まる。 +キャプチャーソフトが強制終了する(動作が停止する)。 +PCの動作が異常に遅くなる。 +ブルースクリーンになる。 +PCの電源が突然落ちる(シャットダウンする)。 >目次 #contents() *不要なものは使わない、取り外す **周辺機器 -キャプチャーボード以外の周辺機器は可能なかぎり外してください。&font(#0080FF){HDMI分配器(スプリッター)}、USBハブ、HDD(SSD)が原因になって問題が起きているケースがあります。 -上記以外の周辺機器であっても、PCに多くの周辺機器を接続しているとPCの電力が不安定になる(不足する)、転送速度が低下するといったことも起こります。問題の切り分けのためにも、念のため&font(#0080FF){キャプチャーボード以外の周辺機器は外したほうがよい}でしょう。 -マルチモニター(デュアルディスプレイ)の場合に不具合が発生することもあります。念のため&font(#0080FF){シングルモニターに}してください。また、もし144Hzモニターや120Hzモニターを使用している場合は、リフレッシュレートを&font(#0080FF){60Hzに}落としましょう。 -2台のPCを同時使用している場合は、&font(#0080FF){1台のPCで}検証します。 **アプリ -キャプチャーソフト以外の&font(#0080FF){アプリについても可能なかぎり終了してください}。SkypeやDiscordは必ず終了させます。Skypeはウィンドウを閉じるだけでなく、完全に終了させましょう((Skypeの右上の「閉じる」ボタンをクリックするだけでは不完全です。タスクトレイ(画面右下)にあるSkypeのアイコンを右クリックして「終了」をクリックしてください。))。 -念のため、&font(#0080FF){Webブラウザ}(例 : Chrome、Firefox、IE)も終了させておきます。Webブラウザとアプリが競合することがあります。 &link_up(▲画面の上へ) *接続関係を見なおす -キャプチャーボードの動作が不安定なときは、&font(#0080FF){接続関係を見なおすのが基本中の基本}です。あらゆる症状に効果があります。重要度は高いと考えてください。 **USB接続の製品の場合 -USB接続のビデオキャプチャーの場合は、&font(#0080FF){キャプチャーソフトをいったん終了したうえでUSBケーブルを抜差し}します。また、ビデオキャプチャーを&font(#0080FF){ほかのUSB端子に接続}してみましょう。&font(#0080FF){すべてのUSB端子を試してください。}そのさい、&font(#0080FF){USB 2.0接続の製品は必ずUSB 2.0端子に接続し、USB 3.0端子には接続しない}ことが重要です(例 : [[GV-USB2]])。フリーズすることがあります。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/webcam/webcam39.jpg) -&font(#0080FF){USBケーブルの交換}も試しましょう。通常、USB接続のビデオキャプチャーには同ケーブルが本体に付属されていますが、&font(#0080FF){品質がよくなかったり、破損・劣化して動作が不安定になる}ことがあります。USB 2.0ケーブルやUSB 3.0ケーブルはAmazonなどで購入できます。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/usb01.png) -すでに述べましたが、不要なUSB機器は可能なかぎり、すべて外してください。同機器を外す場合は、&font(#0080FF){キャプチャーソフトを終了してから行います}。キャプチャーソフトを起動中にUSB機器を取りはずすと、&font(#0080FF){フリーズやブルースクリーンの原因になる}ことがあります。USBの接続が甘くなっていることもあるので、注意しましょう。 **PCI Express接続の製品の場合 -PCI Express接続のキャプチャーボードの場合、&font(#0080FF){PCI Expressスロットからいったん製品を取り外し、再度接続しなおします}。&font(#0080FF){ほかのPCI Expressスロットに接続する}のもよいでしょう。めんどうがらずに、&font(#0080FF){x1からx16まで、すべてのPCI Expressスロットで試してください}。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/cap36.jpg) -&font(#0080FF){帯域不足が原因で}映像が正常に動かないことがあります((キャプチャーボードをx16スロットに接続していても、じつはx1で動作していて、転送速度が不足しているということもあります。))。たとえば、[[GC573>GC573 Live Gamer 4Kの使い方]]はPCI Express x4スロットに接続する必要があります。もしPCI Express x1スロットに取り付けてしまうと、4K/60fpsの映像をプレビューしようとしてもカクカクします。 **ゲーム機をHDMI接続している場合 -ゲーム機とキャプチャーボードをHDMI端子で接続している場合、キャプチャーソフトを閉じて&font(#0080FF){HDMIケーブルを抜差し}します。接続が緩くなっている可能性があります。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a30.jpg) -注意したいのですが、&font(#0080FF){HDMIケーブルが原因で映像・音声が途切れたり、乱れることがあります}。品質の悪いHDMIケーブルや、断線したHDMIケーブルは使わないようにしましょう。HDMIケーブルに問題があるかどうかは、いったんゲーム機とTV(またはモニター)を接続してみることで、ある程度わかります。 -この方法で同じ症状が起きた場合は、&font(#0080FF){HDMIケーブル自体に問題がある}か、または相性問題が起きている可能性が考えられます。対処法として、&font(#0080FF){別のHDMIケーブルに交換}しましょう。品質にバラつきがあるかもしれないので、何本か試してください((ハイスピードHDMIケーブルとよばれるものを使用します。現在売られているHDMIケーブルは、一般的にはハイスピードHDMIケーブルです。古いタイプであるスタンダードHDMIケーブルだと、映像が正常に表示されないことがあります。))。&font(#0080FF){HDMIケーブルの確認は見落としがち}です。じゅうぶんに注意してください。 &link_up(▲画面の上へ) *起動関係を見なおす **キャプチャーソフト、およびPCを再起動する -&font(#0080FF){キャプチャーソフトを再起動する}のは基本です。もしキャプチャーソフトがフリーズして終了できない場合は、タスクマネージャーから終了させます((タスクマネージャーを開くには、タスクバー(画面下のバー)上で右クリックし、「タスク マネージャー」をクリックします。そして、「プロセス」タブでキャプチャーソフトを選択し、右クリックして「タスクの終了」を選択してください。))。キャプチャーソフトの再起動でも改善しないときは、めんどうくさがらずに&font(#0080FF){PC自体を再起動}してみましょう。 **起動順を変更する -ゲーム機とキャプチャーボードを&font(#0080FF){HDMI接続}している場合、&font(#0080FF){ゲーム機やキャプチャーソフト、PCの起動順を変更する}ことで、画面がフリーズする状況を改善できる場合があります。以下の2パターンのうち、どれがよいのかは環境によります。筆者の環境では、どのパターンで起動しても問題は起こりません。 +ゲーム機の電源を入れる(&font(#0080FF){さきに映像信号を流しておく})。 +キャプチャーソフトを起動する。 +キャプチャーソフトを起動する。 +ゲーム機の電源を入れる。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/power01.jpg) -環境によっては、キャプチャーソフトを終了するまえにゲーム機の電源をOFFにしたさい、ブルースクリーンになる場合があります。このようなときは、さきにキャプチャーソフトを終了してください。 **スリープ機能などは使わない -&font(#0080FF){スリープ(スタンバイ)、休止状態は使わない}ようにします。スリープ中にキャプチャーボードを外し、そのあと復帰するとブルースクリーンが発生することがあります。 &link_up(▲画面の上へ) *キャプチャーボードのドライバーを再インストールする、更新する **ドライバーを再インストールするまでの流れ -&font(#0080FF){キャプチャーボードのドライバーが原因で動作が不安定になる}場合があります。そこで、いったんドライバーを削除し、再度ドライバーをインストールしてみましょう。&font(#0080FF){ドライバーを再インストール}するわけです。 +&font(#0080FF){キャプチャーボードのドライバーを削除}する。 +PCの電源を切る。 +キャプチャーボードを外す。 +PCの電源を入れる。 +キャプチャーボードのドライバーを再度インストールする。 -&font(#0080FF){ドライバーを削除する方法}は、大きく分けて2種類あります。(1)コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」から行う方法と、(2)デバイスマネージャーから行う方法です。&font(#0080FF){両方行ったほうが確実}です。 **「プログラムのアンインストール」からドライバーを削除する方法 -「プログラムのアンインストール」から行う方法は、以下のとおりです。 +コントロールパネルを開く((コントロールパネルの開き方ですが、スタートボタンをクリックし、そのままキーボードで「con」と入力してください。すると、「コントロール パネル」という項目が表示されるので、これをクリックします。))。 +「プログラムのアンインストール」をクリックする。 +削除するドライバーを選択し、「&font(#0080FF){アンインストール}」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st08.png) **デバイスマネージャーからドライバーを削除する方法 -上の方法でドライバーを削除できない場合は、&font(#0080FF){デバイスマネージャーからドライバーを削除}しましょう。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー}」をダブルクリックする。 +削除するドライバーを選択し、右クリックして「&font(#0080FF){削除}」をクリックする。 +「OK」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st09.png) **インストールするドライバーのバージョン -ドライバーを削除したらPCを再起動し、ドライバーをインストールします。通常は、最新バージョンのドライバーがよいでしょう。ただし、最新バージョンが必ずしもベストとは限りません。環境によっては、&font(#0080FF){旧バージョンを使ったほうが安定する場合もある}からです。 -&font(#0080FF){キャプチャーボードを製造・販売するメーカーの公式サイトにアクセス}し、ドライバーのバージョンが複数ないか確認しましょう。商品ページを開いたあと、「&font(#0080FF){サポート}」または「&font(#0080FF){ダウンロード}」などの項目を探します。そこからドライバーをダウンロードできます。 &link_up(▲画面の上へ) *USB 3.0に問題がないか確認する -&font(#0080FF){USB 3.0接続のビデオキャプチャーの場合}(例 : [[MonsterX U3.0R]]、[[GC550]]など)、&font(#0080FF){USB 3.0が原因となってブルースクリーンやフリーズが発生する}ことがあります。また、&font(#0080FF){映像が途切れる原因}になっている可能性もあるでしょう。USB 3.0接続の場合は必ず確認してください。Windows 7からWindows 10へアップグレードした場合も注意が必要です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st01.jpg)&br()&size(small){▲USB 3.0} **USB 3.0ホストコントローラーを確認する -USB 3.0ホストコントローラーが&font(#0080FF){インテル製}、または&font(#0080FF){ルネサス製}であることを確認します。ほとんどのUSB 3.0対応のビデオキャプチャーは、インテル製またはルネサス製のホストコントローラーでの動作しか保証していません(ASMedia製などは保証外)。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ユニバーサル シリアル バス コントローラー}」をダブルクリックする。 +メーカーを確認する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st02.png)&br()&size(small){▲デバイスマネージャーでの表示例} -USB 3.0ホストコントローラーが動作対象外であったり、あるいはうまく動作しないという場合は、&font(#0080FF){デスクトップPC限定}の方法ですが、&html(<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006WT2ALU/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">IFC-PCIE2U3S2</a>)(リンク先 : Amazon)のような&font(#0080FF){USB 3.0増設ボードをPCI Expressスロットに取りつけ}、そのボードのUSB 3.0端子にビデオキャプチャーを接続する方法があります((USB 3.0増設ボードを使う場合は、接続するPCI Expressスロットにも注意してください。なにか問題が起きたときは、別のPCI ExpressスロットにUSB 3.0増設ボードを接続します。))。または、USB 3.1に対応したPCにビデオキャプチャーを接続するのもよいかもしれません。 **USB 3.0ドライバーを再インストールする、更新する -USB 3.0ホストコントローラーを確認できたら、&font(#0080FF){USB 3.0ドライバーを再インストール}しましょう。プレビュー画面が一瞬止まるという場合、同ドライバーの再インストールで問題が解決することがあります。&font(#0080FF){同ドライバーの入手については、各PCメーカーのWebサイト(またはインテルのWebサイト)を参照}してください。 +USB 3.0端子からビデオキャプチャーを取り外す。 +コントロールパネルを開く。 +「プログラムのアンインストール」をクリックする。 +「インテル USB 3.0 eXtensible ホスト・コントローラー・ドライバー」または「Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller Driver」を選択し、「&font(#0080FF){アンインストール}」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 +USB 3.0ドライバーをインストールする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st10.png) -上の方法で、USB 3.0ドライバーが一覧に表示されていない場合は、デバイスマネージャーからドライバーを更新しましょう。こちらの方法のほうが確実です。 +USB 3.0端子からビデオキャプチャーを取り外す。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ユニバーサル シリアル バス コントローラー}」をダブルクリックする。 +「Intel USB 3.0 eXtensible Host Controller」または「Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller」などの上で右クリックし、「ドライバー ソフトウェアの更新」をクリックする。 +「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します」をクリックする((USB 3.0ドライバーをすでにダウンロードしてある場合は、「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」をクリックし、「参照」からドライバーを選択して「次へ」をクリックしてください。))。 +最新版のドライバーが見つかった場合は更新する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st04.png) &link_up(▲画面の上へ) *ゲーム機の映像出力設定を変更する **解像度を変更する -ゲーム機側の映像出力設定が1080pになっていると、帯域が不足して動作が不安定になることがあります。具体的には、&font(#0080FF){映像が止まったり、砂嵐になったり、映像が途切れる}などの現象です。1080p対応の[[HDキャプチャーボード]]を使用中にこのような現象が起きる場合は、&font(#0080FF){ゲーム機の映像出力設定を720pに変更}しましょう。 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):設定方法| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS4|1.「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」→「解像度」の順に選択する&br()2.「720p」を選択する| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS3|1.「設定」→「ディスプレイ設定」→「映像出力設定」の順に選択する&br()2.「720p」にチェックを入れ、「1080i」と「1080p」のチェックは外す| |BGCOLOR(#E1F0FF):その他|[[ゲーム機の出力設定]]を参照| -&font(#0080FF){録画が途中で止まる}ような場合にも、ゲーム機の映像出力設定を変更する方法は効果的です。よくあるパターンが、PS3のXMBの画面のときは録画できていたのに、ゲームを起動したら録画が停止したというようなケースです。これは解像度が途中で変わったことが原因であり、PS3の映像出力設定を720pにしておけば録画は停止しません。 -なお、[[アマレコTV]]を使用している場合は、映像出力設定を変更後に「グラフ1(デバイス)」タブで「フォーマット」の設定変更も忘れずに行います。 **Deep ColorをOFFにする(HDMI) -ゲーム機をHDMI接続している場合、&font(#0080FF){Deep ColorはOFFにしておきましょう}。 -これがONになっていると、&font(#0080FF){映像が乱れる、チラつく、途切れる}といった現象が起こる場合があります((ほかには色がおかしくなったり、映像が映らない場合もあります。))。PS3の場合は要注意です。 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):設定方法| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS4|1.「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」の順に選択する&br()2.「Deep Color出力」を「オフ」にする| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS3|1.「設定」→「ディスプレイ設定」の順に選択する&br()2.「Deep Color 出力(HDMI)」を「切」にする| &link_up(▲画面の上へ) *キャプチャーソフトを見なおす **キャプチャーソフトの設定を変更する -キャプチャーソフト側の設定で、解像度やフレームレートを変更してみましょう。たとえば、解像度は&font(#0080FF){1280x720}または640x360、フレームレートは60fpsまたは30fpsにして様子を見ます。逆に、&font(#0080FF){動作が不安定なときに避けたい設定は、解像度が1920x1080、フレームレートが60fpsの組み合わせ}です。 -[[アマレコTV]]を使用している場合は、以下の点を確認してください。 +「amarectv」フォルダ内にある「AmaRecTV.ini」をいったん削除する(設定の初期化)。 +「グラフ 1(デバイス)」タブにおける「フォーマット」の設定を変更する(ひととおり試す)。 +アマレコTVのグラフボタンをクリックする(またはSHIFT+F1)。 +画面をフルスクリーン表示しないようにする((環境によっては、フルスクリーンにしたときや、フルスクリーンを解除したときにフリーズすることがあるからです。))。 **キャプチャーソフト自体を変更する -&font(#0080FF){キャプチャーソフトを変更}することで、動作が安定することがあります。キャプチャーボード付属のキャプチャーソフトを使用しているなら[[アマレコTV]]を使用してみましょう。2020年現在、&font(#0080FF){アマレコTVにはバージョン3とバージョン4がある}ので、両方試します。 -また、ライブ配信用ソフトである[[OBS Studio>OBS Studioの詳しい使い方(1)]]をキャプチャーソフト代わりに使ってもかまいません。録画もできます。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)&blanklink(OBS + キャプチャーボードで、TVゲームを高画質録画する設定方法){https://vip-jikkyo.net/how-to-record-video-games-with-obs-studio} -&font(#0080FF){付属のキャプチャーソフト}を使用する場合、別バージョンが公式サイトで配布されているかもしれません。AVerMediaのキャプチャーボードであれば[[RECentral 4>RECentral 4の使い方]]があり、過去バージョンが用意されています。 &link_up(▲画面の上へ) *省電力機能を無効にする -PCには、さまざまな&font(#0080FF){省電力機能}が搭載されています。しかし、省電力機能が原因で&font(#0080FF){パフォーマンスが落ち、動作が不安定になる}ことがあります。&font(#0080FF){画面が一瞬止まる}場合や、&font(#0080FF){録画が途中で止まる}場合などは、省電力機能の設定を見なおしましょう。この部分の設定は重要です。 **電源オプションの省電力機能を無効にする -Windowsの&font(#0080FF){電源オプション}の設定を変更します。 +コントロールパネルを開く。 +「ハードウェアとサウンド」をクリックする。 +「電源オプション」をクリックする。 +「&font(#0080FF){高パフォーマンス}」をクリックする((この項目が表示されていない場合は、「追加のプランを表示します」または「追加プランの表示」をクリックしてください。))。 +「高パフォーマンス」の右横にある「プラン設定の変更」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ディスプレイの電源を切る}」および「コンピューターをスリープ状態にする」を両方とも「なし」(「適用しない」)にする。 +「詳細な電源設定の変更」をクリックする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st06.png) -引き続き、上の画面から以下のように設定します。 +「ハードディスク」→「&font(#0080FF){次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る}」を「なし」にする((HDDの電源が切れた状態から録画を開始すると録画が安定しないことがあるので、それを防止するための設定です。))。 +「スリープ」→「次の時間が経過後スリープする」を「なし」にする。 +「USB 設定」→「&font(#0080FF){USB のセレクティブ サスペンドの設定}」を「無効」にする。 +「PCI Express」→「&font(#0080FF){リンク状態の電源管理}」を「オフ」にする。 +「プロセッサの電源管理」→「&font(#0080FF){最小のプロセッサの状態}」および「&font(#0080FF){最大のプロセッサの状態}」を「100%」にする((ただし、「最大のプロセッサの状態」は、環境によっては50~80%のほうがよい場合もあるかもしれません。))。 +「OK」をクリックする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st07.png) -さらに、USB接続のビデオキャプチャーの場合は、デバイスマネージャーからUSBの省電力オプションを無効にします。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ユニバーサル シリアル バス コントローラー}」の「USB ルート ハブ (xHCI)」や「USB Root Hub」などの上で右クリックし、「プロパティ」→「電源の管理」タブを開く。 +「&font(#0080FF){電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする}」 のチェックを外す。 +「OK」をクリックする。 **BIOS/UEFIの省電力機能を無効にする -&blanklink(BIOS){http://ja.wikipedia.org/wiki/Basic_Input/Output_System}(またはUEFI)の省電力機能を無効にすることで、映像が乱れたり途切れる現象を防止できる場合があります。ここでいう省電力機能とは、&font(#0080FF){EIST}(Enhanced Intel Speedstep Technology)、&font(#0080FF){C1E}(CPU Enhanced Halt)、&font(#0080FF){C-State}(C3/C6/C7)、&font(#0080FF){Cool'n'Quiet}といった設定のことをさしています。 -&font(#0080FF){EIST}を無効にするには、電源オプションの設定を変更して「高パフォーマンス」を選択するだけです。やり方は、上の[[電源オプションの省電力機能を無効にする>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/432.html#id_c4be1fd2]]で述べました。 -さらに&font(#0080FF){C1E}や&font(#0080FF){C-State}などの設定を無効にするには、BIOS/UEFIの設定画面を開く必要があります。ただ、&font(#0080FF){BIOS/UEFIで設定できる項目はPCによって異なり、必ずしも以下の説明は当てはまりません}。 +BIOSの設定画面を開く((BIOS/UEFIを起動する方法はPCによって異なります。詳細はPCの取扱説明書を参照してください。一例ですが、PC起動時に表示されるロゴの画面で、「F10」キーなどのボタンを押します。))。 +「Advanced」→「CPU Configuration」を開く。または、「Advanced BIOS Features」→「CPU Feature」を開く。 +「C1E Support」「Intel C-STATE tech」「C3/C6/C7 State Support」などを「Disabled」にする((PCによって操作方法や項目名は異なります。項目自体が表示されないPCもあります。))。 &link_up(▲画面の上へ) *HDDまたはSSDを変更する -HDDまたはSSDは、&font(#0080FF){高速かつ安定して書き込みできるもの}でなくてはいけません。いずれかの要件を満たしていない場合、&font(#0080FF){録画中における映像のプレビューや、録画ファイルそのものに影響が出る}ことがあります。たとえば、録画中に一瞬映像が止まる、録画中に映像がカクカク動く、録画が止まる、録画を停止するとエラーが出る、というような現象です。 -&font(#0080FF){HDDまたはSSDを新しいものに換装できる場合は換装し、Windowsをインストール}しましょう。このような作業ができない場合は、キャプチャーソフトの設定を変更して&font(#0080FF){録画ファイルの保存先をWindowsがインストールされていないHDDまたはSSDに変更}します。キャプチャーソフトのほうで、解像度やビットレート、フレームレート、圧縮率の設定を下げるのも効果があります。 -なお、転送速度はSSDのほうがHDDよりも速いですが、動画の保存にはHDDのほうが一般的です。 &link_up(▲画面の上へ) *各種ドライバーを確認する -PCにインストールされている各種ドライバーが影響して、PCの動作が不安定になる場合があります。 **USB 3.0ドライバー -USB 3.0接続のビデオキャプチャーを使用している場合は、&font(#0080FF){USB 3.0ドライバー}について確認します([[上述>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/432.html#id_e252f258]])。 **グラフィックスドライバー -&font(#0080FF){グラフィックスドライバー}は、PCに画面を出力する機器・機能([[グラフィックカード>グラフィックボードの役割と、賢い選び方]]、GPU)を制御するためのドライバーです。&font(#0080FF){グラフィックスドライバーを再インストール}することで、症状が改善されるかもしれません。 +デバイスマネージャーの「&font(#0080FF){ディスプレイ アダプター}」で、メーカーおよび型番を確認する。 +グラフィックスドライバーをダウンロードする(例 : &blanklink(インテル){https://downloadcenter.intel.com/ja}、&blanklink(NVIDIA){http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp})。 +コントロールパネルを開く。 +「プログラムのアンインストール」をクリックする。 +削除するグラフィックスドライバーを選択し、「アンインストール」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 +グラフィックスドライバーをインストールする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st03.png)&br()&size(small){▲「ディスプレイ アダプター」に表示される型番はPCによって異なります。「Intel HD Graphics」などと表記されている場合もあります。} **そのほかのドライバー -キャプチャーボード以外にも周辺機器を接続している場合は、そのドライバーがキャプチャーボードのドライバーと競合している可能性があります(例 : Webカメラ、プリンター、スキャナー)。可能であれば削除してください。 -また、複数のキャプチャーボードを接続している場合は、ドライバーおよびキャプチャーソフトを削除し、製品を取り外します。やはりドライバーが競合する可能性があります。 &link_up(▲画面の上へ) *システムの復元を行う -ドライバーやキャプチャーソフトをインストール、または更新した結果、それが原因でPCの動作が不安定になった場合は、&font(#0080FF){システムの復元}をすることで以前の状態に戻すことができます。システムの復元は、&font(#0080FF){PCの状態を過去の一定の時点まで巻き戻す機能}です。詳細については、Googleで検索してください。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st05.png) &link_up(▲画面の上へ) *PCのパーツを見なおす -&blanklink(オーバークロック){http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF}(OC)している場合は定格に戻します。自分でオーバークロックしていないつもりでも、&font(#0080FF){PCにインストールしてあるソフトが自動でオーバークロックしていることもあります}(例 : ASUSの「AI Suite」シリーズ)。オーバークロックは、PCの動作が不安定になる原因になることがあるほか、音ズレを引き起こすこともあります。 -キャプチャーボードがPCI Express接続の場合は、&font(#0080FF){PCI ExpressスロットがGen2(Generation 2)に対応しているか}、念のため確認しましょう。Gen2に対応していないGen1.1のPCI Expressスロットでは、映像が正常に表示されないことがあります。 -キャプチャーボードと無関係に思えるかもしれませんが、[[グラフィックボード>グラフィックボードの役割と、賢い選び方]](ビデオカード、GPU)の種類によっては映像がコマ落ちする、一瞬止まるという症状が発生することがあります。Intel Core iシリーズの[[CPU>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/220.html#id_26c88a6c]]であれば、&font(#0080FF){基本的にはNVIDIA Geforceが無難}です。AMD Radeonや、Intelの内蔵GPUの場合は、念のため注意しておきましょう。Geforceの使用を推奨するキャプチャーボードのメーカーもあります。 -[[メモリ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/220.html#id_1860af61]]を増設して4GB以上にします。また、自作PCの場合は、シングルチャネルは避けて&font(#0080FF){メモリをデュアルチャネルに}してください。 -&font(#0080FF){電源容量が不足していないか}という点も重要です。電源容量が不足すると、&font(#0080FF){製品が正常に動作しなかったり、あるいはPCの電源が突然落ちることがある}からです。このような場合は、電源ユニットを交換して電源の容量を増やすか、増設している周辺機器(HDD、SSDなど)を外してください。Windowsの電源オプションの設定については上で述べました。 &link_up(▲画面の上へ) *そのほかの対処法 -そのほか、以下のような対処法もあります。 --&font(#0080FF){Windows Update}を行う。ただし、逆に&font(#0080FF){アプデすることでおかしくなることもある}ので注意。 --&font(#0080FF){熱対策}をしっかり行う(冷やす)。 --キャプチャーボード使用中は、&font(#0080FF){PCに大きな負荷がかかる作業を行わない}。 --&font(#0080FF){CMOSクリア}(BIOS/UEFI設定の初期化)や、&font(#0080FF){BIOS/UEFIのアップデート}を行う。 --デバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」で、キャプチャーボードのドライバーをいったん無効にし、そのあと有効にする。 --PCを&blanklink(リフレッシュ){http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=015772}する。 --Windowsを再インストールする。 &link_up(▲画面の上へ) *動作環境、相性問題、初期不良などを疑う **動作環境 -近年のキャプチャーボードのなかには、&font(#0080FF){Windows 7に対応していない製品}もあります。たとえば、[[GC550 PLUS>GC550]]や[[Elgato Game Capture HD60 S]]などです。これらの製品の場合、Windows 10のPCで使用すれば正常に動作するのに対し、Windows 7のPCではキャプチャーソフトが不正終了するなどします。意外と盲点になりがちな点なので、注意してください。 -PCが低スペックの場合、キャプチャーボードはまともに動作しません。PCの動作が重くなり、映像がカクカク動いたり、映像が止まることもあります。念のため、&font(#0080FF){動作環境をWebサイトで確認}しましょう。キャプチャーボードを製造・販売するメーカーの公式サイトで情報を確認できます。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/live/live01.png) &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[ゲーム実況で必要なPCスペックと、おすすめPCの選び方]] -ライブ配信の場合は、CPUの負荷に注意してください。&font(#0080FF){ライブ配信では、キャプチャーボードを使用してTVゲームを録画する場合よりも、大きな負荷がCPUにかかる}からです。ライブ配信を開始するまえの時点でPCの動作が重い場合は、配信を開始することでさらに動作が重くなるでしょう。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[OBS Studioで、PCの動作が重くてカクカクするときの対処法]] **相性問題 -PC周辺機器を使用するさいに覚えておきたいのが&font(#0080FF){相性問題}です。PCは多くのパーツで構成されており、かつ複数の周辺機器が接続されています。また、PCにインストールされているソフトもさまざまです。したがって、&font(#0080FF){PC環境は個人ごとに異なる}といっても過言ではありません。 -この&font(#0080FF){PC環境の違いが相性問題を引き起こし、PCの動作が不安定になる}ことがあります。たとえば、&font(#0080FF){マザーボード、チップセット、CPU、メモリ、ビデオカード(GPU)など、PCを構成する重要なパーツが影響を及ぼしているケース}です。どのような環境で相性問題が起きるのか、たいていの場合は公表されていません。 -もちろん、「相性」ですませては元も子もありませんが、つねに念頭に置いておく必要があるということです。ただ、相性問題に見えても実際は&font(#0080FF){このページに書いてある対処法で改善する場合もあります}。相性問題が疑われるときは、&font(#0080FF){ほかのPCでキャプチャーボードを使用}してみましょう。PCが複数台あると便利です。 **初期不良、故障 -ほかのPCでも動作が不安定な場合は、キャプチャーボードの&font(#0080FF){初期不良}または&font(#0080FF){故障}の可能性があります。ただし、あくまでも「可能性」です。 &link_up(▲画面の上へ) *関連ページ -[[コメント>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/543.html]] --質問など -[[キャプチャーボード]] --キャプチャーボードってなんだろう?その意義・役割を理解しよう -[[キャプチャーボードの映像・音声が出ないときは]] --ゲーム画面がPCに映らない、ゲーム音がPCから出ないときの対処法 -[[キャプチャーボードがPCに認識されない場合の対処法]] --キャプチャーデバイスが見つからない?そんなときに試すべき対処法 -[[ゲーム実況で必要なPCスペックと、おすすめPCの選び方]] --ゲーム実況で使うPCについて理解しよう! -[[ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフト]] --お薦めは3本!AviUtl、PowerDirector、Vegas Proで決まり -参考にしたWebサイト --&blanklink(マイコンソフト){http://www.micomsoft.co.jp/sc-512n1_qanda.htm} --&blanklink(Native Instruments){http://www.native-instruments.com/jp/support/knowledge-base/show/1360/windows-8/} --&blanklink(121ware){http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=013982} --&blanklink(FUJITSU){http://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=9308-6029} &link_up(▲画面の上へ) ---- &meta_description(キャプチャーボードを安定して動作させるには、どうすればよいのでしょうか。せっかく高いキャプチャーボードを購入しても、不安定で快適に使えないのでは話になりません。そこで、キャプチャーボードを安定して使用するための対処法について見ていきましょう。)
[[トップ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/]] > [[キャプボカテゴリ概要]] > [[キャプチャーボードが故障かなと思ったら]] > &font(#0080FF){キャプチャーボードが不安定な場合の対処法} / &lastmod() ---- #center(){{{ &size(20px){キャプチャーボードが不安定!そんなときに試すべき対処法} }}} -&font(#0080FF){キャプチャーボードを安定して動作させる}には、どうすればよいのでしょうか。このページでは、以下のような事態を防ぐ方法について解説しています。 +画面がフリーズする。 +映像が一瞬止まる(プチフリーズ)。 +映像が途切れる。 +映像が突然真っ暗になったり、砂嵐になったりする。 +映像が乱れる。 +映像がカクカク動く、フレームレート(fps値)が異常に低くなる。 +音声がプツプツ途切れる。 +録画が止まる。 +キャプチャーソフトが強制終了する(動作が停止する)。 +PCの動作が異常に遅くなる。 +ブルースクリーンになる。 +PCの電源が突然落ちる(シャットダウンする)。 >目次 #contents() *不要なものは使わない、取り外す **周辺機器 -キャプチャーボード以外の周辺機器は可能なかぎり外してください。&font(#0080FF){HDMI分配器(スプリッター)}、USBハブ、HDD(SSD)が原因になって問題が起きているケースがあります。 -上記以外の周辺機器であっても、PCに多くの周辺機器を接続しているとPCの電力が不安定になる(不足する)、転送速度が低下するといったことも起こります。問題の切り分けのためにも、念のため&font(#0080FF){キャプチャーボード以外の周辺機器は外したほうがよい}でしょう。 -マルチモニター(デュアルディスプレイ)の場合に不具合が発生することもあります。念のため&font(#0080FF){シングルモニターに}してください。また、もし144Hzモニターや120Hzモニターを使用している場合は、リフレッシュレートを&font(#0080FF){60Hzに}落としましょう。 -2台のPCを同時使用している場合は、&font(#0080FF){1台のPCで}検証します。 **アプリ -キャプチャーソフト以外の&font(#0080FF){アプリについても可能なかぎり終了してください}。SkypeやDiscordは必ず終了させます。Skypeはウィンドウを閉じるだけでなく、完全に終了させましょう((Skypeの右上の「閉じる」ボタンをクリックするだけでは不完全です。タスクトレイ(画面右下)にあるSkypeのアイコンを右クリックして「終了」をクリックしてください。))。 -念のため、&font(#0080FF){Webブラウザ}(例 : Chrome、Firefox、IE)も終了させておきます。Webブラウザとアプリが競合することがあります。 &link_up(▲画面の上へ) *接続関係を見なおす -キャプチャーボードの動作が不安定なときは、&font(#0080FF){接続関係を見なおすのが基本中の基本}です。あらゆる症状に効果があります。重要度は高いと考えてください。 **USB接続の製品の場合 -USB接続のビデオキャプチャーの場合は、&font(#0080FF){キャプチャーソフトをいったん終了したうえでUSBケーブルを抜差し}します。また、ビデオキャプチャーを&font(#0080FF){ほかのUSB端子に接続}してみましょう。&font(#0080FF){すべてのUSB端子を試してください。}そのさい、&font(#0080FF){USB 2.0接続の製品は必ずUSB 2.0端子に接続し、USB 3.0端子には接続しない}ことが重要です(例 : [[GV-USB2]])。フリーズすることがあります。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/webcam/webcam39.jpg) -&font(#0080FF){USBケーブルの交換}も試しましょう。通常、USB接続のビデオキャプチャーには同ケーブルが本体に付属されていますが、&font(#0080FF){品質がよくなかったり、破損・劣化して動作が不安定になる}ことがあります。USB 2.0ケーブルやUSB 3.0ケーブルはAmazonなどで購入できます。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/usb01.png) -すでに述べましたが、不要なUSB機器は可能なかぎり、すべて外してください。同機器を外す場合は、&font(#0080FF){キャプチャーソフトを終了してから行います}。キャプチャーソフトを起動中にUSB機器を取りはずすと、&font(#0080FF){フリーズやブルースクリーンの原因になる}ことがあります。USBの接続が甘くなっていることもあるので、注意しましょう。 **PCI Express接続の製品の場合 -PCI Express接続のキャプチャーボードの場合、&font(#0080FF){PCI Expressスロットからいったん製品を取り外し、再度接続しなおします}。&font(#0080FF){ほかのPCI Expressスロットに接続する}のもよいでしょう。めんどうがらずに、&font(#0080FF){x1からx16まで、すべてのPCI Expressスロットで試してください}。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/cap36.jpg) -&font(#0080FF){帯域不足が原因で}映像が正常に動かないことがあります((キャプチャーボードをx16スロットに接続していても、じつはx1で動作していて、転送速度が不足しているということもあります。))。たとえば、[[GC573>GC573 Live Gamer 4Kの使い方]]はPCI Express x4スロットに接続する必要があります。もしPCI Express x1スロットに取り付けてしまうと、4K/60fpsの映像をプレビューしようとしてもカクカクします。 **ゲーム機をHDMI接続している場合 -ゲーム機とキャプチャーボードをHDMI端子で接続している場合、キャプチャーソフトを閉じて&font(#0080FF){HDMIケーブルを抜差し}します。接続が緩くなっている可能性があります。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/a30.jpg) -注意したいのですが、&font(#0080FF){HDMIケーブルが原因で映像・音声が途切れたり、乱れることがあります}。品質の悪いHDMIケーブルや、断線したHDMIケーブルは使わないようにしましょう。HDMIケーブルに問題があるかどうかは、いったんゲーム機とTV(またはモニター)を接続してみることで、ある程度わかります。 -この方法で同じ症状が起きた場合は、&font(#0080FF){HDMIケーブル自体に問題がある}か、または相性問題が起きている可能性が考えられます。対処法として、&font(#0080FF){別のHDMIケーブルに交換}しましょう。品質にバラつきがあるかもしれないので、何本か試してください((ハイスピードHDMIケーブルとよばれるものを使用します。現在売られているHDMIケーブルは、一般的にはハイスピードHDMIケーブルです。古いタイプであるスタンダードHDMIケーブルだと、映像が正常に表示されないことがあります。))。&font(#0080FF){HDMIケーブルの確認は見落としがち}です。じゅうぶんに注意してください。 &link_up(▲画面の上へ) *起動関係を見なおす **キャプチャーソフト、およびPCを再起動する -&font(#0080FF){キャプチャーソフトを再起動する}のは基本です。もしキャプチャーソフトがフリーズして終了できない場合は、タスクマネージャーから終了させます((タスクマネージャーを開くには、タスクバー(画面下のバー)上で右クリックし、「タスク マネージャー」をクリックします。そして、「プロセス」タブでキャプチャーソフトを選択し、右クリックして「タスクの終了」を選択してください。))。キャプチャーソフトの再起動でも改善しないときは、めんどうくさがらずに&font(#0080FF){PC自体を再起動}してみましょう。 **起動順を変更する -ゲーム機とキャプチャーボードを&font(#0080FF){HDMI接続}している場合、&font(#0080FF){ゲーム機やキャプチャーソフト、PCの起動順を変更する}ことで、画面がフリーズする状況を改善できる場合があります。以下の2パターンのうち、どれがよいのかは環境によります。筆者の環境では、どのパターンで起動しても問題は起こりません。 +ゲーム機の電源を入れる(&font(#0080FF){さきに映像信号を流しておく})。 +キャプチャーソフトを起動する。 +キャプチャーソフトを起動する。 +ゲーム機の電源を入れる。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/power01.jpg) -環境によっては、キャプチャーソフトを終了するまえにゲーム機の電源をOFFにしたさい、ブルースクリーンになる場合があります。このようなときは、さきにキャプチャーソフトを終了してください。 **スリープ機能などは使わない -&font(#0080FF){スリープ(スタンバイ)、休止状態は使わない}ようにします。スリープ中にキャプチャーボードを外し、そのあと復帰するとブルースクリーンが発生することがあります。 &link_up(▲画面の上へ) *キャプチャーボードのドライバーを再インストールする、更新する **ドライバーを再インストールするまでの流れ -&font(#0080FF){キャプチャーボードのドライバーが原因で動作が不安定になる}場合があります。そこで、いったんドライバーを削除し、再度ドライバーをインストールしてみましょう。&font(#0080FF){ドライバーを再インストール}するわけです。 +&font(#0080FF){キャプチャーボードのドライバーを削除}する。 +PCの電源を切る。 +キャプチャーボードを外す。 +PCの電源を入れる。 +キャプチャーボードのドライバーを再度インストールする。 -&font(#0080FF){ドライバーを削除する方法}は、大きく分けて2種類あります。(1)コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」から行う方法と、(2)デバイスマネージャーから行う方法です。&font(#0080FF){両方行ったほうが確実}です。 **「プログラムのアンインストール」からドライバーを削除する方法 -「プログラムのアンインストール」から行う方法は、以下のとおりです。 +コントロールパネルを開く((コントロールパネルの開き方ですが、スタートボタンをクリックし、そのままキーボードで「con」と入力してください。すると、「コントロール パネル」という項目が表示されるので、これをクリックします。))。 +「プログラムのアンインストール」をクリックする。 +削除するドライバーを選択し、「&font(#0080FF){アンインストール}」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st08.png) **デバイスマネージャーからドライバーを削除する方法 -上の方法でドライバーを削除できない場合は、&font(#0080FF){デバイスマネージャーからドライバーを削除}しましょう。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー}」をダブルクリックする。 +削除するドライバーを選択し、右クリックして「&font(#0080FF){削除}」をクリックする。 +「OK」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st09.png) **インストールするドライバーのバージョン -ドライバーを削除したらPCを再起動し、ドライバーをインストールします。通常は、最新バージョンのドライバーがよいでしょう。 -&font(#0080FF){キャプチャーボードを製造・販売するメーカーの公式サイトにアクセス}し、ドライバーのバージョンが複数ないか確認しましょう。商品ページを開いたあと、「&font(#0080FF){サポート}」または「&font(#0080FF){ダウンロード}」などの項目を探します。そこからドライバーをダウンロードできます。 -なお、[[GC550 PLUS>https://w.atwiki.jp/live2ch/pages/452.html]]は、&font(#0080FF){Windows Updateの影響で}音声が途切れる(音声にノイズが入る)不具合が発生したことがありましたが、&blanklink(最新ドライバーで問題が解决){https://www.avermedia.co.jp/jp/media/news-detail/nx5DYL0Q}したケースもあります。 &link_up(▲画面の上へ) *USB 3.0に問題がないか確認する -&font(#0080FF){USB 3.0接続のビデオキャプチャーの場合}(例 : [[MonsterX U3.0R]]、[[GC550]]など)、&font(#0080FF){USB 3.0が原因となってブルースクリーンやフリーズが発生する}ことがあります。また、&font(#0080FF){映像が途切れる原因}になっている可能性もあるでしょう。USB 3.0接続の場合は必ず確認してください。Windows 7からWindows 10へアップグレードした場合も注意が必要です。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st01.jpg)&br()&size(small){▲USB 3.0} **USB 3.0ホストコントローラーを確認する -USB 3.0ホストコントローラーが&font(#0080FF){インテル製}、または&font(#0080FF){ルネサス製}であることを確認します。ほとんどのUSB 3.0対応のビデオキャプチャーは、インテル製またはルネサス製のホストコントローラーでの動作しか保証していません(ASMedia製などは保証外)。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ユニバーサル シリアル バス コントローラー}」をダブルクリックする。 +メーカーを確認する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st02.png)&br()&size(small){▲デバイスマネージャーでの表示例} -USB 3.0ホストコントローラーが動作対象外であったり、あるいはうまく動作しないという場合は、&font(#0080FF){デスクトップPC限定}の方法ですが、&html(<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006WT2ALU/vipdshosgemuj-22/ref=nosim/" target="_blank">IFC-PCIE2U3S2</a>)(リンク先 : Amazon)のような&font(#0080FF){USB 3.0増設ボードをPCI Expressスロットに取りつけ}、そのボードのUSB 3.0端子にビデオキャプチャーを接続する方法があります((USB 3.0増設ボードを使う場合は、接続するPCI Expressスロットにも注意してください。なにか問題が起きたときは、別のPCI ExpressスロットにUSB 3.0増設ボードを接続します。))。または、USB 3.1に対応したPCにビデオキャプチャーを接続するのもよいかもしれません。 **USB 3.0ドライバーを再インストールする、更新する -USB 3.0ホストコントローラーを確認できたら、&font(#0080FF){USB 3.0ドライバーを再インストール}しましょう。プレビュー画面が一瞬止まるという場合、同ドライバーの再インストールで問題が解決することがあります。&font(#0080FF){同ドライバーの入手については、各PCメーカーのWebサイト(またはインテルのWebサイト)を参照}してください。 +USB 3.0端子からビデオキャプチャーを取り外す。 +コントロールパネルを開く。 +「プログラムのアンインストール」をクリックする。 +「インテル USB 3.0 eXtensible ホスト・コントローラー・ドライバー」または「Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller Driver」を選択し、「&font(#0080FF){アンインストール}」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 +USB 3.0ドライバーをインストールする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st10.png) -上の方法で、USB 3.0ドライバーが一覧に表示されていない場合は、デバイスマネージャーからドライバーを更新しましょう。こちらの方法のほうが確実です。 +USB 3.0端子からビデオキャプチャーを取り外す。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ユニバーサル シリアル バス コントローラー}」をダブルクリックする。 +「Intel USB 3.0 eXtensible Host Controller」または「Renesas Electronics USB 3.0 Host Controller」などの上で右クリックし、「ドライバー ソフトウェアの更新」をクリックする。 +「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します」をクリックする((USB 3.0ドライバーをすでにダウンロードしてある場合は、「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」をクリックし、「参照」からドライバーを選択して「次へ」をクリックしてください。))。 +最新版のドライバーが見つかった場合は更新する。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st04.png) &link_up(▲画面の上へ) *ゲーム機の映像出力設定を変更する **解像度を変更する -ゲーム機側の映像出力設定が1080pになっていると、帯域が不足して動作が不安定になることがあります。具体的には、&font(#0080FF){映像が止まったり、砂嵐になったり、映像が途切れる}などの現象です。1080p対応の[[HDキャプチャーボード]]を使用中にこのような現象が起きる場合は、&font(#0080FF){ゲーム機の映像出力設定を720pに変更}しましょう。 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):設定方法| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS4|1.「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」→「解像度」の順に選択する&br()2.「720p」を選択する| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS3|1.「設定」→「ディスプレイ設定」→「映像出力設定」の順に選択する&br()2.「720p」にチェックを入れ、「1080i」と「1080p」のチェックは外す| |BGCOLOR(#E1F0FF):その他|[[ゲーム機の出力設定]]を参照| -&font(#0080FF){録画が途中で止まる}ような場合にも、ゲーム機の映像出力設定を変更する方法は効果的です。よくあるパターンが、PS3のXMBの画面のときは録画できていたのに、ゲームを起動したら録画が停止したというようなケースです。これは解像度が途中で変わったことが原因であり、PS3の映像出力設定を720pにしておけば録画は停止しません。 -なお、[[アマレコTV]]を使用している場合は、映像出力設定を変更後に「グラフ1(デバイス)」タブで「フォーマット」の設定変更も忘れずに行います。 **Deep ColorをOFFにする(HDMI) -ゲーム機をHDMI接続している場合、&font(#0080FF){Deep ColorはOFFにしておきましょう}。 -これがONになっていると、&font(#0080FF){映像が乱れる、チラつく、途切れる}といった現象が起こる場合があります((ほかには色がおかしくなったり、映像が映らない場合もあります。))。PS3の場合は要注意です。 |CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):設定方法| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS4|1.「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」の順に選択する&br()2.「Deep Color出力」を「オフ」にする| |BGCOLOR(#E1F0FF):PS3|1.「設定」→「ディスプレイ設定」の順に選択する&br()2.「Deep Color 出力(HDMI)」を「切」にする| &link_up(▲画面の上へ) *キャプチャーソフトを見なおす **キャプチャーソフトの設定を変更する -キャプチャーソフト側の設定で、解像度やフレームレートを変更してみましょう。たとえば、解像度は&font(#0080FF){1280x720}または640x360、フレームレートは60fpsまたは30fpsにして様子を見ます。逆に、&font(#0080FF){動作が不安定なときに避けたい設定は、解像度が1920x1080、フレームレートが60fpsの組み合わせ}です。 -[[アマレコTV]]を使用している場合は、以下の点を確認してください。 +「amarectv」フォルダ内にある「AmaRecTV.ini」をいったん削除する(設定の初期化)。 +「グラフ 1(デバイス)」タブにおける「フォーマット」の設定を変更する(ひととおり試す)。 +アマレコTVのグラフボタンをクリックする(またはSHIFT+F1)。 +画面をフルスクリーン表示しないようにする((環境によっては、フルスクリーンにしたときや、フルスクリーンを解除したときにフリーズすることがあるからです。))。 **キャプチャーソフト自体を変更する -&font(#0080FF){キャプチャーソフトを変更}することで、動作が安定することがあります。キャプチャーボード付属のキャプチャーソフトを使用しているなら[[アマレコTV]]を使用してみましょう。2020年現在、&font(#0080FF){アマレコTVにはバージョン3とバージョン4がある}ので、両方試します。 -また、ライブ配信用ソフトである[[OBS Studio>OBS Studioの詳しい使い方(1)]]をキャプチャーソフト代わりに使ってもかまいません。録画もできます。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)&blanklink(OBS + キャプチャーボードで、TVゲームを高画質録画する設定方法){https://vip-jikkyo.net/how-to-record-video-games-with-obs-studio} -&font(#0080FF){付属のキャプチャーソフト}を使用する場合、別バージョンが公式サイトで配布されているかもしれません。AVerMediaのキャプチャーボードであれば[[RECentral 4>RECentral 4の使い方]]があり、過去バージョンが用意されています。 &link_up(▲画面の上へ) *省電力機能を無効にする -PCには、さまざまな&font(#0080FF){省電力機能}が搭載されています。しかし、省電力機能が原因で&font(#0080FF){パフォーマンスが落ち、動作が不安定になる}ことがあります。&font(#0080FF){画面が一瞬止まる}場合や、&font(#0080FF){録画が途中で止まる}場合などは、省電力機能の設定を見なおしましょう。この部分の設定は重要です。 **電源オプションの省電力機能を無効にする -Windowsの&font(#0080FF){電源オプション}の設定を変更します。 +コントロールパネルを開く。 +「ハードウェアとサウンド」をクリックする。 +「電源オプション」をクリックする。 +「&font(#0080FF){高パフォーマンス}」をクリックする((この項目が表示されていない場合は、「追加のプランを表示します」または「追加プランの表示」をクリックしてください。))。 +「高パフォーマンス」の右横にある「プラン設定の変更」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ディスプレイの電源を切る}」および「コンピューターをスリープ状態にする」を両方とも「なし」(「適用しない」)にする。 +「詳細な電源設定の変更」をクリックする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st06.png) -引き続き、上の画面から以下のように設定します。 +「ハードディスク」→「&font(#0080FF){次の時間が経過後ハードディスクの電源を切る}」を「なし」にする((HDDの電源が切れた状態から録画を開始すると録画が安定しないことがあるので、それを防止するための設定です。))。 +「スリープ」→「次の時間が経過後スリープする」を「なし」にする。 +「USB 設定」→「&font(#0080FF){USB のセレクティブ サスペンドの設定}」を「無効」にする。 +「PCI Express」→「&font(#0080FF){リンク状態の電源管理}」を「オフ」にする。 +「プロセッサの電源管理」→「&font(#0080FF){最小のプロセッサの状態}」および「&font(#0080FF){最大のプロセッサの状態}」を「100%」にする((ただし、「最大のプロセッサの状態」は、環境によっては50~80%のほうがよい場合もあるかもしれません。))。 +「OK」をクリックする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st07.png) -さらに、USB接続のビデオキャプチャーの場合は、デバイスマネージャーからUSBの省電力オプションを無効にします。 +スタートボタン上で右クリックし、「デバイス マネージャー」をクリックする。 +「&font(#0080FF){ユニバーサル シリアル バス コントローラー}」の「USB ルート ハブ (xHCI)」や「USB Root Hub」などの上で右クリックし、「プロパティ」→「電源の管理」タブを開く。 +「&font(#0080FF){電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする}」 のチェックを外す。 +「OK」をクリックする。 **BIOS/UEFIの省電力機能を無効にする -&blanklink(BIOS){http://ja.wikipedia.org/wiki/Basic_Input/Output_System}(またはUEFI)の省電力機能を無効にすることで、映像が乱れたり途切れる現象を防止できる場合があります。ここでいう省電力機能とは、&font(#0080FF){EIST}(Enhanced Intel Speedstep Technology)、&font(#0080FF){C1E}(CPU Enhanced Halt)、&font(#0080FF){C-State}(C3/C6/C7)、&font(#0080FF){Cool'n'Quiet}といった設定のことをさしています。 -&font(#0080FF){EIST}を無効にするには、電源オプションの設定を変更して「高パフォーマンス」を選択するだけです。やり方は、上の[[電源オプションの省電力機能を無効にする>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/432.html#id_c4be1fd2]]で述べました。 -さらに&font(#0080FF){C1E}や&font(#0080FF){C-State}などの設定を無効にするには、BIOS/UEFIの設定画面を開く必要があります。ただ、&font(#0080FF){BIOS/UEFIで設定できる項目はPCによって異なり、必ずしも以下の説明は当てはまりません}。 +BIOSの設定画面を開く((BIOS/UEFIを起動する方法はPCによって異なります。詳細はPCの取扱説明書を参照してください。一例ですが、PC起動時に表示されるロゴの画面で、「F10」キーなどのボタンを押します。))。 +「Advanced」→「CPU Configuration」を開く。または、「Advanced BIOS Features」→「CPU Feature」を開く。 +「C1E Support」「Intel C-STATE tech」「C3/C6/C7 State Support」などを「Disabled」にする((PCによって操作方法や項目名は異なります。項目自体が表示されないPCもあります。))。 &link_up(▲画面の上へ) *HDDまたはSSDを変更する -HDDまたはSSDは、&font(#0080FF){高速かつ安定して書き込みできるもの}でなくてはいけません。いずれかの要件を満たしていない場合、&font(#0080FF){録画中における映像のプレビューや、録画ファイルそのものに影響が出る}ことがあります。たとえば、録画中に一瞬映像が止まる、録画中に映像がカクカク動く、録画が止まる、録画を停止するとエラーが出る、というような現象です。 -&font(#0080FF){HDDまたはSSDを新しいものに換装できる場合は換装し、Windowsをインストール}しましょう。このような作業ができない場合は、キャプチャーソフトの設定を変更して&font(#0080FF){録画ファイルの保存先をWindowsがインストールされていないHDDまたはSSDに変更}します。キャプチャーソフトのほうで、解像度やビットレート、フレームレート、圧縮率の設定を下げるのも効果があります。 -なお、転送速度はSSDのほうがHDDよりも速いですが、動画の保存にはHDDのほうが一般的です。 &link_up(▲画面の上へ) *各種ドライバーを確認する -PCにインストールされている各種ドライバーが影響して、PCの動作が不安定になる場合があります。 **USB 3.0ドライバー -USB 3.0接続のビデオキャプチャーを使用している場合は、&font(#0080FF){USB 3.0ドライバー}について確認します([[上述>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/432.html#id_e252f258]])。 **グラフィックスドライバー -&font(#0080FF){グラフィックスドライバー}は、PCに画面を出力する機器・機能([[グラフィックカード>グラフィックボードの役割と、賢い選び方]]、GPU)を制御するためのドライバーです。&font(#0080FF){グラフィックスドライバーを再インストール}することで、症状が改善されるかもしれません。 +デバイスマネージャーの「&font(#0080FF){ディスプレイ アダプター}」で、メーカーおよび型番を確認する。 +グラフィックスドライバーをダウンロードする(例 : &blanklink(インテル){https://downloadcenter.intel.com/ja}、&blanklink(NVIDIA){http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp})。 +コントロールパネルを開く。 +「プログラムのアンインストール」をクリックする。 +削除するグラフィックスドライバーを選択し、「アンインストール」をクリックする。 +&font(#0080FF){PCを再起動}する。 +グラフィックスドライバーをインストールする。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st03.png)&br()&size(small){▲「ディスプレイ アダプター」に表示される型番はPCによって異なります。「Intel HD Graphics」などと表記されている場合もあります。} **そのほかのドライバー -キャプチャーボード以外にも周辺機器を接続している場合は、そのドライバーがキャプチャーボードのドライバーと競合している可能性があります(例 : Webカメラ、プリンター、スキャナー)。可能であれば削除してください。 -また、複数のキャプチャーボードを接続している場合は、ドライバーおよびキャプチャーソフトを削除し、製品を取り外します。やはりドライバーが競合する可能性があります。 &link_up(▲画面の上へ) *システムの復元を行う -ドライバーやキャプチャーソフトをインストール、または更新した結果、それが原因でPCの動作が不安定になった場合は、&font(#0080FF){システムの復元}をすることで以前の状態に戻すことができます。システムの復元は、&font(#0080FF){PCの状態を過去の一定の時点まで巻き戻す機能}です。詳細については、Googleで検索してください。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/st/st05.png) &link_up(▲画面の上へ) *PCのパーツを見なおす -&blanklink(オーバークロック){http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF}(OC)している場合は定格に戻します。自分でオーバークロックしていないつもりでも、&font(#0080FF){PCにインストールしてあるソフトが自動でオーバークロックしていることもあります}(例 : ASUSの「AI Suite」シリーズ)。オーバークロックは、PCの動作が不安定になる原因になることがあるほか、音ズレを引き起こすこともあります。 -キャプチャーボードがPCI Express接続の場合は、&font(#0080FF){PCI ExpressスロットがGen2(Generation 2)に対応しているか}、念のため確認しましょう。Gen2に対応していないGen1.1のPCI Expressスロットでは、映像が正常に表示されないことがあります。 -キャプチャーボードと無関係に思えるかもしれませんが、[[グラフィックボード>グラフィックボードの役割と、賢い選び方]](ビデオカード、GPU)の種類によっては映像がコマ落ちする、一瞬止まるという症状が発生することがあります。Intel Core iシリーズの[[CPU>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/220.html#id_26c88a6c]]であれば、&font(#0080FF){基本的にはNVIDIA Geforceが無難}です。AMD Radeonや、Intelの内蔵GPUの場合は、念のため注意しておきましょう。Geforceの使用を推奨するキャプチャーボードのメーカーもあります。 -[[メモリ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/220.html#id_1860af61]]を増設して4GB以上にします。また、自作PCの場合は、シングルチャネルは避けて&font(#0080FF){メモリをデュアルチャネルに}してください。 -&font(#0080FF){電源容量が不足していないか}という点も重要です。電源容量が不足すると、&font(#0080FF){製品が正常に動作しなかったり、あるいはPCの電源が突然落ちることがある}からです。このような場合は、電源ユニットを交換して電源の容量を増やすか、増設している周辺機器(HDD、SSDなど)を外してください。Windowsの電源オプションの設定については上で述べました。 &link_up(▲画面の上へ) *そのほかの対処法 -そのほか、以下のような対処法もあります。 --&font(#0080FF){Windows Update}を行う。ただし、逆に&font(#0080FF){アプデすることでおかしくなることもある}ので注意。 --&font(#0080FF){熱対策}をしっかり行う(冷やす)。 --キャプチャーボード使用中は、&font(#0080FF){PCに大きな負荷がかかる作業を行わない}。 --&font(#0080FF){CMOSクリア}(BIOS/UEFI設定の初期化)や、&font(#0080FF){BIOS/UEFIのアップデート}を行う。 --デバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」で、キャプチャーボードのドライバーをいったん無効にし、そのあと有効にする。 --PCを&blanklink(リフレッシュ){http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=015772}する。 --Windowsを再インストールする。 &link_up(▲画面の上へ) *動作環境、相性問題、初期不良などを疑う **動作環境 -近年のキャプチャーボードのなかには、&font(#0080FF){Windows 7に対応していない製品}もあります。たとえば、[[GC550 PLUS>GC550]]や[[Elgato Game Capture HD60 S]]などです。これらの製品の場合、Windows 10のPCで使用すれば正常に動作するのに対し、Windows 7のPCではキャプチャーソフトが不正終了するなどします。意外と盲点になりがちな点なので、注意してください。 -PCが低スペックの場合、キャプチャーボードはまともに動作しません。PCの動作が重くなり、映像がカクカク動いたり、映像が止まることもあります。念のため、&font(#0080FF){動作環境をWebサイトで確認}しましょう。キャプチャーボードを製造・販売するメーカーの公式サイトで情報を確認できます。 #image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/live/live01.png) &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[ゲーム実況で必要なPCスペックと、おすすめPCの選び方]] -ライブ配信の場合は、CPUの負荷に注意してください。&font(#0080FF){ライブ配信では、キャプチャーボードを使用してTVゲームを録画する場合よりも、大きな負荷がCPUにかかる}からです。ライブ配信を開始するまえの時点でPCの動作が重い場合は、配信を開始することでさらに動作が重くなるでしょう。 &space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[OBS Studioで、PCの動作が重くてカクカクするときの対処法]] **相性問題 -PC周辺機器を使用するさいに覚えておきたいのが&font(#0080FF){相性問題}です。PCは多くのパーツで構成されており、かつ複数の周辺機器が接続されています。また、PCにインストールされているソフトもさまざまです。したがって、&font(#0080FF){PC環境は個人ごとに異なる}といっても過言ではありません。 -この&font(#0080FF){PC環境の違いが相性問題を引き起こし、PCの動作が不安定になる}ことがあります。たとえば、&font(#0080FF){マザーボード、チップセット、CPU、メモリ、ビデオカード(GPU)など、PCを構成する重要なパーツが影響を及ぼしているケース}です。どのような環境で相性問題が起きるのか、たいていの場合は公表されていません。 -もちろん、「相性」ですませては元も子もありませんが、つねに念頭に置いておく必要があるということです。ただ、相性問題に見えても実際は&font(#0080FF){このページに書いてある対処法で改善する場合もあります}。相性問題が疑われるときは、&font(#0080FF){ほかのPCでキャプチャーボードを使用}してみましょう。PCが複数台あると便利です。 **初期不良、故障 -ほかのPCでも動作が不安定な場合は、キャプチャーボードの&font(#0080FF){初期不良}または&font(#0080FF){故障}の可能性があります。ただし、あくまでも「可能性」です。 &link_up(▲画面の上へ) *関連ページ -[[コメント>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/543.html]] --質問など -[[キャプチャーボード]] --キャプチャーボードってなんだろう?その意義・役割を理解しよう -[[キャプチャーボードの映像・音声が出ないときは]] --ゲーム画面がPCに映らない、ゲーム音がPCから出ないときの対処法 -[[キャプチャーボードがPCに認識されない場合の対処法]] --キャプチャーデバイスが見つからない?そんなときに試すべき対処法 -[[ゲーム実況で必要なPCスペックと、おすすめPCの選び方]] --ゲーム実況で使うPCについて理解しよう! -[[ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフト]] --お薦めは3本!AviUtl、PowerDirector、Vegas Proで決まり -参考にしたWebサイト --&blanklink(マイコンソフト){http://www.micomsoft.co.jp/sc-512n1_qanda.htm} --&blanklink(Native Instruments){http://www.native-instruments.com/jp/support/knowledge-base/show/1360/windows-8/} --&blanklink(121ware){http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=013982} --&blanklink(FUJITSU){http://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=9308-6029} &link_up(▲画面の上へ) ---- &meta_description(キャプチャーボードを安定して動作させるには、どうすればよいのでしょうか。せっかく高いキャプチャーボードを購入しても、不安定で快適に使えないのでは話になりません。そこで、キャプチャーボードを安定して使用するための対処法について見ていきましょう。)

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