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「パススルー出力機能の使い方」(2020/03/14 (土) 20:44:17) の最新版変更点
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#settitle(VIPで初心者がゲーム実況するには - パススルー機能の使い方)
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#center(){{{
&size(20px){あると便利!パススルー出力でラグ回避&TV出力する方法}
}}}
-近年、&font(#0080FF){パススルー出力機能}(パススルー機能)を搭載している[[キャプチャーボード]]が増えてきました。パススルー出力は、キャプチャーボードに接続したゲーム機の映像・音声をTVに出力する機能のことです。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt02.png)
-同機能には、(1)&font(#0080FF){遅延がない状態でゲームをプレイできる}ようになり、また(2)&font(#0080FF){大画面TVでゲームをプレイできる}というメリットがあります。
>目次
#contents()
*キャプチャーボードの遅延とは
-まず、パススルー出力機能について見ていくまえに、&font(#0080FF){キャプチャーボードの遅延}(表示遅延、ラグ、タイムラグ)について理解しておきましょう。 前提として、&font(#0080FF){遅延のないキャプチャーボードは存在しません}。
-ゲーム機をキャプチャーボードに接続し、ゲーム画面をPCに映した状態でプレイすると、いつもと違って&font(#0080FF){タイミングが合わない、反応が遅い(鈍い)}という印象を受けることがあるかもしれません。たとえば、コントローラーのボタンを押してから画面のキャラが動くまで間がある、敵の攻撃を避けているはずなのに当たってしまう、というような状況です。これは&font(#0080FF){キャプチャーボードの遅延が原因}です。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt03.png)
-ふだん、ゲーム機とTVを接続してプレイしているときは、遅延を感じる人はあまりいないでしょう。操作してその操作に対応した映像が表示されるまで一瞬です。つまり、操作と画面表示のタイミングが一致します。ところが、ゲーム機とキャプチャーボードを接続してプレイしているときは違います。&font(#0080FF){ゲーム機の映像が表示されるまでのあいだに、わずかな時間差が生じる}からです。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt04.png)
-なぜ時間差が生じるのでしょうか。複数の理由があります。いちばん重要な理由は、&font(#0080FF){ゲーム機から受け取った(入力した)映像をキャプチャーボード内やPC内でいったん処理し、そのあと表示している}という点です。いきなりPC側で映像をパッと表示しているわけではありません。したがって、ゲーム操作をしたあと実際に映像が表示されるまで、最低でも&font(#0080FF){映像処理の時間ぶんは遅れてしまう}というわけです。
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*パススルー出力とは
-そこで、遅延がない状態で快適にゲームをプレイするための方法が、キャプチャーボードのパススルー出力機能を使うやり方です。
**キャプチャーボードの遅延を回避できる
-パススルー出力機能を使うと、キャプチャーボードが&font(#0080FF){ゲーム機から受け取った映像・音声をそのままTVに出すことができます}。イメージとしては、よけいな処理をせずにゲーム画面をTVに出力しているところを想像してください。映像処理したものをTVに出力しているわけではないので、&font(#0080FF){遅延はありません}。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt05.png)
-ということは、つまり&font(#0080FF){TVのほうに映っているゲーム画面を見ながらプレイすれば、遅延がない状態でゲームをできる}ということです。PC側のゲーム画面は遅延していても、TVのほうのゲーム画面は遅延していません。TVのゲーム画面を見ながらであれば、&font(#0080FF){いつもどおりの操作感覚でプレイできる}わけです。
**大画面TVでゲームをプレイできる
-パススルー出力のメリットはそれだけではありません。TVにゲーム画面を出力するわけですから、&font(#0080FF){大画面TVでゲームをプレイ}できます。ノートPCの小さな画面でゲームをプレイするよりも、&font(#0080FF){40~50インチの大きな画面でゲームをプレイしたいという人は多い}でしょう。あるいは、TVの画質(絵作り)が好みという人もいるかもしれません。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt06.png)
**使い方が簡単
-さらにパススルー出力機能のよいところは、&font(#0080FF){キャプチャーボードとTVをHDMIケーブルで接続するだけ}という点です。難しい設定は必要ありません。キャプチャーボードの遅延を回避する方法はほかにもあるのに(詳細は[[キャプチャーボードのラグを回避する方法]]を参照)、なぜパススルー出力なのかというと、簡単だからです。
-かりに、パススルー出力機能が搭載されていないキャプチャーボードの場合、遅延対策をしようとすればさらに分配器(スプリッター)という周辺機器が必要になります。わざわざ分配器を用意するのは手間でしょう。お金もかかります。しかし、&font(#0080FF){パススルー出力機能を使えば分配器がなくとも遅延対策ができます}。初心者でも安心です。
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*注意点
**PCは起動しておく必要がある
-パススルー出力機能を使用してTVでゲームをプレイするさいは、&font(#0080FF){PCを起動}しておく必要があります。もし&font(#0080FF){PCをシャットダウンすると、TV側にゲーム画面が映らない}からです(ゲーム音も出ない)。PCを起動していないときにゲームをプレイしたい場合は、少し不便かもしれません((たとえば、ゲームを録画するわけでもない、ライブ配信するわけでもない、でもPS4のゲームを遊びたいという場合は、PCを起動する必要があるということです。かりにPCを起動したくないなら、PS4をキャプチャーボードから外して、TVに接続しなおす必要があります。キャプチャーボードによっては例外もあるのですが、基本的にパススルー出力したいならPCは起動しておく必要があると考えてください。))。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt08.png)
-PCを&font(#0080FF){スリープにした場合も、基本的にはシャットダウンした場合と同様に考えておきましょう}。PCをスリープにするとTVにゲーム画面は映りません。ただし、製品によっては例外もあります。
**遅延がないのはTV側のゲーム画面
-パススルー出力機能は、あくまでも遅延のない映像をTVに出力する機能です。&font(#0080FF){PCのゲーム画面の遅延が0になるわけではありません。}遅延がないのは、「TV」に出力している映像のほうです。「PC」に表示しているゲーム画面は、いままでと変わらず遅延します。もしPCの画面を見ながらゲームをプレイしたいなら、最初から遅延の少ないキャプチャーボードを購入しましょう。
**ゲーム音もTVから出ているものを聞く
-キャプチャーボードが原因で遅延するのは、ゲーム画面だけではありません。ゲーム音も映像に合わせて遅れます。したがって、パススルー出力機能使用時は、&font(#0080FF){「TV」に映っているゲーム画面を見て、かつ「TV」から出ているゲーム音を聞きながらゲームをプレイする}ことになります((TVのほうのゲーム画面を見つつ、PCから出ているゲーム音を聞いてゲームをプレイするというようなことはしません。ゲーム画面とゲーム音がズレているので(ゲーム音が遅れる)、操作しづらいからです。))。
**TV自体にも遅延はある
-少し細かい話になりますが、&font(#0080FF){TV自体にも遅延は存在します}(詳細は&blanklink(4Gamer.net){http://www.4gamer.net/games/140/G014034/20120823103/})。ここでいうTVというのは、液晶TVやプラズマTVのことです。TV内部で映像処理による遅延が発生しているので、パススルー出力によってキャプチャーボードから遅延のない映像をTVに出力していても、結果的に遅延があるなかでゲームをプレイすることになります。
-とはいえ、近年の液晶TVには、公称値で1フレーム(約0.016秒)以下に遅延を抑えているモデルもあります。このようなTVなら、通常は遅延を気にする必要はないでしょう。ゲームプレイに影響はないからです((比較対象がないかぎり、1フレームの遅延は遅延があることすら人間には知覚できません。たとえば、常時1フレームだけ遅延しているゲーム画面を複数の被験者に見せて、ゲームをプレイさせたとします。だれも遅延に気づきません。1フレーム、約0.016秒(約16ms)というのは、それだけ短い時間なのです。ただ、2フレームの遅延があると、遅延の存在に気づく人が出てきます。古い液晶TVやプラズマTVでは、6フレーム以上の遅延があることも珍しくありません。TV側で大きな遅延が発生している場合は、もはやパススルー出力する意味がなくなる場合が出てきます。))。たとえ遅延が2フレーム以上あるTVでも、ふだん&font(#0080FF){ゲーム機とTVを接続して遊んでいるときに遅延を感じないのであれば、そのTVで問題ありません}。
-かりに、&font(#0080FF){パススルー出力してTVでゲームをプレイしているのに遅延を感じるという場合は、TV自体の遅延を感じている可能性}が考えられます。このようなときは、TVの画質設定に&font(#0080FF){「ゲームモード」「ゲームダイレクトモード」「スルーモード」などの項目がないか確認}してください。これらのモードは、TVの遅延を軽減してくれます。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt09.png)
&link_up(▲画面の上へ)
*用意するもの
**パススルー出力に対応したキャプチャーボード
-&font(#0080FF){パススルー出力機能に対応したキャプチャーボード}が必要です。同機能に対応していない製品ではパススルー出力できません。
|BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):GC550 PLUS|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):AVT-C878 PLUS|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):C988|
|BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()商品画像のリンク先&br()&image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/assocbutt_or_amz._V371070157_.png,https://www.amazon.co.jp/,blank)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DFR38WG/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B07DFR38WG&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=d16ada29a4f796dcffd16c2ec089ca3b"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B07DFR38WG&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B07DFR38WG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01MFBIP1D/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01MFBIP1D&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=de9b737c104412d96d387244dc2241b4"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B01MFBIP1D&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B01MFBIP1D" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B071N9P463/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B071N9P463&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=d6dad07e35ad7c5bd163380a4fa5bd8b"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B071N9P463&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B071N9P463" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|
|BGCOLOR(#E1F0FF):パススルー出力|○|○|○|
|BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ソフトウェアエンコード|ハードウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|
|BGCOLOR(#E1F0FF):PCとの接続方式|USB 3.0|USB 2.0|PCI Express x1|
|BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>GC550]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>AVT-C878の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>C988の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|
|BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60 Pro|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60 S|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):GV-USB3/HD|
|BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()商品画像のリンク先&br()&image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/assocbutt_or_amz._V371070157_.png,https://www.amazon.co.jp/,blank)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B015E3OT54/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B015E3OT54&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=dbdac0ca5d21448f96d2cfa7f1c333bc"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B015E3OT54&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B015E3OT54" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01DRWCOGA/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01DRWCOGA&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=4e84a6fcb41e12f12fe33b540a45e230"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B01DRWCOGA&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B01DRWCOGA" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075KHQ5GF/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B075KHQ5GF&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=169aeabd5a92ee4c6ee6510fb5d1b58b"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B075KHQ5GF&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B075KHQ5GF" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|
|BGCOLOR(#E1F0FF):パススルー出力|○|○|○|
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|BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60 Pro]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60 S]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>GV-USB3-HDの使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|
**HDMI入力があるTV
-&font(#0080FF){HDMI端子を搭載したTV}も必要です。HDMI端子があればよいので、&font(#0080FF){PCモニターでもかまいません}。どちらかを別途用意します。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt07.png)
-近年のキャプチャーボードのパススルー出力は、HDMI端子を使います。そのため、たとえゲーム機とキャプチャーボードをHDMI端子以外の端子で接続している場合であっても(例 : [[コンポーネント端子>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_a568de82]])、&font(#0080FF){キャプチャーボードとTVはHDMI端子で接続}します。
**HDMIケーブル
-キャプチャーボードとTVは、&font(#0080FF){HDMIケーブル}で接続します。同ケーブルは、キャプチャーボードに付属されている場合があるでしょう。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt12.png)
&link_up(▲画面の上へ)
*パススルー出力の方法
-パススルー出力の方法は以下のとおりです。
+キャプチャーボードのドライバーや[[キャプチャーソフト>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/29.html#id_9eed3a53]]をインストールし、キャプチャーボードを使用できる状態にしておく。
+キャプチャーソフトにゲーム画面を表示する((いったんゲーム画面を表示させたあとは、キャプチャーソフトは閉じてもかまいません。キャプチャーソフトを起動していなくともパススルー出力は可能です。))。
+&font(#0080FF){キャプチャーボードのHDMI出力}と&font(#0080FF){TVのHDMI入力}を、HDMIケーブルで接続する。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/gc550/gc550_62.jpg)&br()&size(small){▲キャプチャーボードの「OUT」と表記されているHDMI端子を使ってTVと接続します。}
&link_up(▲画面の上へ)
*こんなときは
**TVでゲーム機の映像・音声を正常に視聴できない
-&font(#0080FF){PCではゲーム機の映像・音声を視聴できているのに、パススルー出力先のTVでは映像・音声を視聴できない}、&font(#0080FF){映像・音声が途切れる}という場合は、以下のいずれかの対処法を試してください。
+[[ゲーム機の出力解像度を変更>ゲーム機の出力設定]]する(重要)。TVが1080p、または2160pに対応していない可能性がある。
+TVまたはPCモニターの別のHDMI端子に、キャプチャーボードを接続する(重要)。すべてのHDMI端子を試す。
+別のTVまたはPCモニターを使う(重要)。相性が悪い可能性がある。
+デスクトップPCを使用している場合は、PCモニターをきちんと2台用意する。1台のPCモニターだけでやらない。
+TVの入力切替が正しくできているか確認する。
+HDMIケーブルが正しく接続されているか確認する。
+HDMIケーブルをいったん外し、再び接続する(重要)。
+HDMIケーブルを交換する(重要)。
+HDMI-DVI変換ケーブル(またはアダプター)を使っている場合は、HDMIケーブルに交換する。そのままでは音声が出ないので。
+TV側のHDMI入力の音声設定を変更する。
+ゲーム機をHDMI接続している場合は、ゲーム機側の設定を変更してDeepColorをOFFにする((PS4の場合は、「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」で「Deep Color出力」を「オフ」にします。またPS3の場合は、「設定」→「ディスプレイ設定」で「Deep Color 出力(HDMI)」を「切」にします。))。
+PC、ゲーム機、TV、キャプチャーソフトの起動順を変更する。
+PCを起動していることを確認する。
+PCを再起動する。
-そもそも&font(#0080FF){PCにゲーム画面が映っていない場合}は、以下のページをご覧ください。PCにゲーム画面を映し、そのうえでパススルー出力を試しましょう。
&space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[キャプチャーボードの映像・音声が出ないときは]]を参照
**ゲーム音が二重になる、響く
-パススルー出力している場合、PCとTVの両方からゲーム音がします。ゲーム音が二重に聞こえる状態になりますが、PCから出ているゲーム音をミュートにすることで対処できます。キャプチャーソフトにスピーカーアイコンがあれば、これをクリックしてミュートにしてください。または、音量ミキサーのほうでゲーム音をミュートにします((音量ミキサーを開くには、タスクトレイ(PCの画面右下)にあるスピーカーアイコンを右クリックして、「音量ミキサーを開く」を選択します。))。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/egc_hd60_pro/egchp18.jpg)&br()&size(small){▲[[Elgato Game Capture HD60 Pro]]付属のキャプチャーソフトでは、スピーカーアイコンをミュートにすることでPCからゲーム音が出なくなります。この状態で録画した場合であっても、ゲーム音は動画に入ります。ゲーム画面は、PS4版『グランド・セフト・オートV』(ロックスター・ゲームス)より。}
-そのうえで、&font(#0080FF){パススルー出力時にマイクを使用する場合}は、&font(#0080FF){TVにヘッドフォンを接続して着用}しましょう。TVのスピーカーから出ているゲーム音がマイクに入らないようにするためです。もしゲーム音がマイクに入ってしまうと、ゲーム音が響いたように聞こえる(音質も少し変わる)可能性があります。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt11.png)
-&font(#0080FF){パススルー出力しつつライブ配信する場合}は、配信方法によって対処法が異なります。&font(#0080FF){棒読みちゃんを使用する場合と、使用しない場合の2種類に分けて}考えましょう。
&space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[ライブ配信とキャプチャーボード>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/399.html#id_3280f9c1]]を参照
**自分の声を入れて実況プレイ動画を作りたい
-パススルー出力機能を使う場合でも、&font(#0080FF){実況プレイ動画の作り方は通常どおり}です。録画を開始し、TVに映っているゲーム画面を見ながらマイクに声を入れましょう。
-よくある質問としては、「キャプチャーボードの遅延が原因でゲーム画面とマイクの音がズレるのではないか」、つまり「ゲーム画面がマイクの音より遅れるのではないか」というのがあります。しかし、その点は心配いりません。たとえば、[[Game Capture HD>Elgato Game Capture HD]]や[[Game Capture HD60>Elgato Game Capture HD60]]では、ゲーム画面に合わせてマイクの音を意図的に遅延させ、タイミングを合わせています((そのような機能がない製品の場合であっても、気になるほどゲーム画面とマイク音がズレるわけではありません。))。
-もし、ゲーム画面とマイク音が大きくズレた動画になったとしたら、それはパススルー出力機能とは関係がない要因によって発生しています。いわゆる&font(#0080FF){音ズレ}という現象です。
**HDMI分配器と併用したい
-&font(#0080FF){PS3やPS Vita TVをHDMI接続する場合}、キャプチャーボードのパススルー出力機能を使わずに、「&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075QG9P2B/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B075QG9P2B&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=f05b69bea3f578a4e6836f22f9cdaf03">AstroAI 4K HDMI 分配器 スプリッター 1入力2出力</a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B075QG9P2B" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)」(リンク先 : Amazon)などのHDMI分配器を使って映像・音声を分配し、&font(#0080FF){HDCP対策と遅延対策を同時に行うことも可能}です。PCを起動していない状態でもゲームをプレイできるメリットもあります。
&html(<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=tf_til&t=vipdshosgemuj-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS2=1&detail=1&asins=B075QG9P2B&linkId=551ebd9d5f809671233140ed459c620e&bc1=ffffff<1=_blank&fc1=333333&lc1=0080ff&bg1=ffffff&f=ifr"></iframe>)
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt10.png)
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*関連ページ
-[[コメント>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/593.html]]
--質問など
-[[【2019年版】筆者がいつも使っている、おすすめキャプチャーボード4選]]
--キャプチャーボード購入で迷ったときの参考に!
-[[キャプチャーボードのラグを回避する方法]]
--キャプチャーボードで必ず発生する遅延。その回避方法を紹介
-[[キャプチャーボードがPCに認識されない場合の対処法]]
--キャプチャーデバイスが見つからない?そんなときに試すべき対処法
-[[キャプチャーボードの選び方]]
--いますぐわかる!キャプチャーボードの賢い選び方
-[[ライブ配信のラグ(遅延)を減らす方法]]
--配信中、ラグがひどいと感じたときに確認すべきこと
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&meta_description(このページでは、キャプチャーボードのパススルー機能について解説しています。同機能には、キャプチャーボードの遅延を回避したり、大画面TVでゲームをプレイできるというメリットがあります。使い方は簡単です。パススルー機能を搭載したキャプチャーボード(後述)を購入して、キャプチャーボードとTV(モニター)とHDMIケーブルでつなぎましょう。あとはTVに映っているゲーム画面を見ながらプレイします。)
#settitle(VIPで初心者がゲーム実況するには - パススルー機能の使い方)
[[トップ>https://www18.atwiki.jp/live2ch/]] > [[キャプボカテゴリ概要]] > [[キャプチャーボードの基礎知識]] > &font(#0080FF){パススルー出力機能の使い方} / &lastmod()
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#center(){{{
&size(20px){あると便利!パススルー出力でラグ回避&TV出力する方法}
}}}
-近年、&font(#0080FF){パススルー出力機能}(パススルー機能)を搭載している[[キャプチャーボード]]が増えてきました。パススルー出力は、キャプチャーボードに接続したゲーム機の映像・音声をTVに出力する機能のことです。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt02.png)
-同機能には、(1)&font(#0080FF){遅延がない状態でゲームをプレイできる}ようになり、また(2)&font(#0080FF){大画面TVでゲームをプレイできる}というメリットがあります。
>目次
#contents()
*キャプチャーボードの遅延とは
-まず、パススルー出力機能について見ていくまえに、&font(#0080FF){キャプチャーボードの遅延}(表示遅延、ラグ、タイムラグ)について理解しておきましょう。 前提として、&font(#0080FF){遅延のないキャプチャーボードは存在しません}。
-ゲーム機をキャプチャーボードに接続し、ゲーム画面をPCに映した状態でプレイすると、いつもと違って&font(#0080FF){タイミングが合わない、反応が遅い(鈍い)}という印象を受けることがあるかもしれません。たとえば、コントローラーのボタンを押してから画面のキャラが動くまで間がある、敵の攻撃を避けているはずなのに当たってしまう、というような状況です。これは&font(#0080FF){キャプチャーボードの遅延が原因}です。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt03.png)
-ふだん、ゲーム機とTVを接続してプレイしているときは、遅延を感じる人はあまりいないでしょう。操作してその操作に対応した映像が表示されるまで一瞬です。つまり、操作と画面表示のタイミングが一致します。ところが、ゲーム機とキャプチャーボードを接続してプレイしているときは違います。&font(#0080FF){ゲーム機の映像が表示されるまでのあいだに、わずかな時間差が生じる}からです。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt04.png)
-なぜ時間差が生じるのでしょうか。複数の理由があります。いちばん重要な理由は、&font(#0080FF){ゲーム機から受け取った(入力した)映像をキャプチャーボード内やPC内でいったん処理し、そのあと表示している}という点です。いきなりPC側で映像をパッと表示しているわけではありません。したがって、ゲーム操作をしたあと実際に映像が表示されるまで、最低でも&font(#0080FF){映像処理の時間ぶんは遅れてしまう}というわけです。
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*パススルー出力とは
-そこで、遅延がない状態で快適にゲームをプレイするための方法が、キャプチャーボードのパススルー出力機能を使うやり方です。
**キャプチャーボードの遅延を回避できる
-パススルー出力機能を使うと、キャプチャーボードが&font(#0080FF){ゲーム機から受け取った映像・音声をそのままTVに出すことができます}。イメージとしては、よけいな処理をせずにゲーム画面をTVに出力しているところを想像してください。映像処理したものをTVに出力しているわけではないので、&font(#0080FF){遅延はありません}。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt05.png)
-ということは、つまり&font(#0080FF){TVのほうに映っているゲーム画面を見ながらプレイすれば、遅延がない状態でゲームをできる}ということです。PC側のゲーム画面は遅延していても、TVのほうのゲーム画面は遅延していません。TVのゲーム画面を見ながらであれば、&font(#0080FF){いつもどおりの操作感覚でプレイできる}わけです。
**大画面TVでゲームをプレイできる
-パススルー出力のメリットはそれだけではありません。TVにゲーム画面を出力するわけですから、&font(#0080FF){大画面TVでゲームをプレイ}できます。ノートPCの小さな画面でゲームをプレイするよりも、&font(#0080FF){40~50インチの大きな画面でゲームをプレイしたいという人は多い}でしょう。あるいは、TVの画質(絵作り)が好みという人もいるかもしれません。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt06.png)
**使い方が簡単
-さらにパススルー出力機能のよいところは、&font(#0080FF){キャプチャーボードとTVをHDMIケーブルで接続するだけ}という点です。難しい設定は必要ありません。キャプチャーボードの遅延を回避する方法はほかにもあるのに(詳細は[[キャプチャーボードのラグを回避する方法]]を参照)、なぜパススルー出力なのかというと、簡単だからです。
-かりに、パススルー出力機能が搭載されていないキャプチャーボードの場合、遅延対策をしようとすればさらに分配器(スプリッター)という周辺機器が必要になります。わざわざ分配器を用意するのは手間でしょう。お金もかかります。しかし、&font(#0080FF){パススルー出力機能を使えば分配器がなくとも遅延対策ができます}。初心者でも安心です。
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*注意点
**PCは起動しておく必要がある
-パススルー出力機能を使用してTVでゲームをプレイするさいは、&font(#0080FF){PCを起動}しておく必要があります。もし&font(#0080FF){PCをシャットダウンすると、TV側にゲーム画面が映らない}からです(ゲーム音も出ない)。PCを起動していないときにゲームをプレイしたい場合は、少し不便かもしれません((たとえば、ゲームを録画するわけでもない、ライブ配信するわけでもない、でもPS4のゲームを遊びたいという場合は、PCを起動する必要があるということです。かりにPCを起動したくないなら、PS4をキャプチャーボードから外して、TVに接続しなおす必要があります。キャプチャーボードによっては例外もあるのですが、基本的にパススルー出力したいならPCは起動しておく必要があると考えてください。))。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt08.png)
-PCを&font(#0080FF){スリープにした場合も、基本的にはシャットダウンした場合と同様に考えておきましょう}。PCをスリープにするとTVにゲーム画面は映りません。ただし、製品によっては例外もあります。
**遅延がないのはTV側のゲーム画面
-パススルー出力機能は、あくまでも遅延のない映像をTVに出力する機能です。&font(#0080FF){PCのゲーム画面の遅延が0になるわけではありません。}遅延がないのは、「TV」に出力している映像のほうです。「PC」に表示しているゲーム画面は、いままでと変わらず遅延します。もしPCの画面を見ながらゲームをプレイしたいなら、最初から遅延の少ないキャプチャーボードを購入しましょう。
**ゲーム音もTVから出ているものを聞く
-キャプチャーボードが原因で遅延するのは、ゲーム画面だけではありません。ゲーム音も映像に合わせて遅れます。したがって、パススルー出力機能使用時は、&font(#0080FF){「TV」に映っているゲーム画面を見て、かつ「TV」から出ているゲーム音を聞きながらゲームをプレイする}ことになります((TVのほうのゲーム画面を見つつ、PCから出ているゲーム音を聞いてゲームをプレイするというようなことはしません。ゲーム画面とゲーム音がズレているので(ゲーム音が遅れる)、操作しづらいからです。))。
**TV自体にも遅延はある
-少し細かい話になりますが、&font(#0080FF){TV自体にも遅延は存在します}(詳細は&blanklink(4Gamer.net){http://www.4gamer.net/games/140/G014034/20120823103/})。ここでいうTVというのは、液晶TVやプラズマTVのことです。TV内部で映像処理による遅延が発生しているので、パススルー出力によってキャプチャーボードから遅延のない映像をTVに出力していても、結果的に遅延があるなかでゲームをプレイすることになります。
-とはいえ、近年の液晶TVには、公称値で1フレーム(約0.016秒)以下に遅延を抑えているモデルもあります。このようなTVなら、通常は遅延を気にする必要はないでしょう。ゲームプレイに影響はないからです((比較対象がないかぎり、1フレームの遅延は遅延があることすら人間には知覚できません。たとえば、常時1フレームだけ遅延しているゲーム画面を複数の被験者に見せて、ゲームをプレイさせたとします。だれも遅延に気づきません。1フレーム、約0.016秒(約16ms)というのは、それだけ短い時間なのです。ただ、2フレームの遅延があると、遅延の存在に気づく人が出てきます。古い液晶TVやプラズマTVでは、6フレーム以上の遅延があることも珍しくありません。TV側で大きな遅延が発生している場合は、もはやパススルー出力する意味がなくなる場合が出てきます。))。たとえ遅延が2フレーム以上あるTVでも、ふだん&font(#0080FF){ゲーム機とTVを接続して遊んでいるときに遅延を感じないのであれば、そのTVで問題ありません}。
-かりに、&font(#0080FF){パススルー出力してTVでゲームをプレイしているのに遅延を感じるという場合は、TV自体の遅延を感じている可能性}が考えられます。このようなときは、TVの画質設定に&font(#0080FF){「ゲームモード」「ゲームダイレクトモード」「スルーモード」などの項目がないか確認}してください。これらのモードは、TVの遅延を軽減してくれます。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt09.png)
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*用意するもの
**パススルー出力に対応したキャプチャーボード
-&font(#0080FF){パススルー出力機能に対応したキャプチャーボード}が必要です。同機能に対応していない製品ではパススルー出力できません。
|BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):GC550 PLUS|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):AVT-C878 PLUS|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):C988|
|BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()商品画像のリンク先&br()&image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/assocbutt_or_amz._V371070157_.png,https://www.amazon.co.jp/,blank)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DFR38WG/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B07DFR38WG&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=d16ada29a4f796dcffd16c2ec089ca3b"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B07DFR38WG&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B07DFR38WG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01MFBIP1D/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01MFBIP1D&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=de9b737c104412d96d387244dc2241b4"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B01MFBIP1D&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B01MFBIP1D" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B071N9P463/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B071N9P463&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=d6dad07e35ad7c5bd163380a4fa5bd8b"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B071N9P463&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B071N9P463" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|
|BGCOLOR(#E1F0FF):パススルー出力|○|○|○|
|BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ソフトウェアエンコード|ハードウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|
|BGCOLOR(#E1F0FF):PCとの接続方式|USB 3.0|USB 2.0|PCI Express x1|
|BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>GC550]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>AVT-C878の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>C988の使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|
|BGCOLOR(#f8f8ff):|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60 Pro|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):Game Capture HD60 S|CENTER:BGCOLOR(#f8f8ff):GV-USB3/HD|
|BGCOLOR(#E1F0FF):価格&br()商品画像のリンク先&br()&image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/assocbutt_or_amz._V371070157_.png,https://www.amazon.co.jp/,blank)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B015E3OT54/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B015E3OT54&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=dbdac0ca5d21448f96d2cfa7f1c333bc"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B015E3OT54&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B015E3OT54" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01DRWCOGA/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B01DRWCOGA&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=4e84a6fcb41e12f12fe33b540a45e230"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B01DRWCOGA&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B01DRWCOGA" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|CENTER:&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075KHQ5GF/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B075KHQ5GF&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=169aeabd5a92ee4c6ee6510fb5d1b58b"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=B075KHQ5GF&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL110_&tag=vipdshosgemuj-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B075KHQ5GF" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)|
|BGCOLOR(#E1F0FF):パススルー出力|○|○|○|
|BGCOLOR(#E1F0FF):エンコードタイプ|ハードウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|ソフトウェアエンコード|
|BGCOLOR(#E1F0FF):PCとの接続方式|PCI Express x1|USB 3.0|USB 3.0|
|BGCOLOR(#EDF8FE):&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/doc08.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60 Pro]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>Elgato Game Capture HD60 S]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|BGCOLOR(#EDF8FE):[[こちら>GV-USB3-HDの使い方]]&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/spacer05.png)|
**HDMI入力があるTV
-&font(#0080FF){HDMI端子を搭載したTV}も必要です。HDMI端子があればよいので、&font(#0080FF){PCモニターでもかまいません}。どちらかを別途用意します。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt07.png)
-近年のキャプチャーボードのパススルー出力は、HDMI端子を使います。そのため、たとえゲーム機とキャプチャーボードをHDMI端子以外の端子で接続している場合であっても(例 : [[コンポーネント端子>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/169.html#id_a568de82]])、&font(#0080FF){キャプチャーボードとTVはHDMI端子で接続}します。
**HDMIケーブル
-キャプチャーボードとTVは、&font(#0080FF){HDMIケーブル}で接続します。同ケーブルは、キャプチャーボードに付属されている場合があるでしょう。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt12.png)
&link_up(▲画面の上へ)
*パススルー出力の方法
-パススルー出力の方法は以下のとおりです。
+キャプチャーボードのドライバーや[[キャプチャーソフト>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/29.html#id_9eed3a53]]をインストールし、キャプチャーボードを使用できる状態にしておく。
+キャプチャーソフトにゲーム画面を表示する((いったんゲーム画面を表示させたあとは、キャプチャーソフトは閉じてもかまいません。キャプチャーソフトを起動していなくともパススルー出力は可能です。))。
+&font(#0080FF){キャプチャーボードのHDMI出力}と&font(#0080FF){TVのHDMI入力}を、HDMIケーブルで接続する。
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/gc550/gc550_62.jpg)&br()&size(small){▲キャプチャーボードの「OUT」と表記されているHDMI端子を使ってTVと接続します。}
&link_up(▲画面の上へ)
*こんなときは
**TVにゲーム画面が映らない、TVからゲーム音が出ない
-&font(#0080FF){PCではゲーム機の映像・音声を視聴できているのに、パススルー出力先のTVでは映像・音声を視聴できない}、&font(#0080FF){映像・音声が途切れる}という場合は、以下のいずれかの対処法を試してください。
+[[ゲーム機の出力解像度を変更>ゲーム機の出力設定]]する(重要)。TVが1080p、または2160pに対応していない可能性がある。
+TVまたはPCモニターの別のHDMI端子に、キャプチャーボードを接続する(重要)。すべてのHDMI端子を試す。
+別のTVまたはPCモニターを使う(重要)。相性が悪い可能性がある。
+デスクトップPCを使用している場合は、PCモニターをきちんと2台用意する。1台のPCモニターだけでやらない。
+TVの入力切替が正しくできているか確認する。
+HDMIケーブルが正しく接続されているか確認する。
+HDMIケーブルをいったん外し、再び接続する(重要)。
+HDMIケーブルを交換する(重要)。
+HDMI-DVI変換ケーブル(またはアダプター)を使っている場合は、HDMIケーブルに交換する。そのままでは音声が出ないので。
+TV側のHDMI入力の音声設定を変更する。
+ゲーム機をHDMI接続している場合は、ゲーム機側の設定を変更してDeepColorをOFFにする((PS4の場合は、「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」で「Deep Color出力」を「オフ」にします。またPS3の場合は、「設定」→「ディスプレイ設定」で「Deep Color 出力(HDMI)」を「切」にします。))。
+PC、ゲーム機、TV、キャプチャーソフトの起動順を変更する。
+PCを起動していることを確認する。
+PCを再起動する。
-そもそも&font(#0080FF){PCにゲーム画面が映っていない場合}は、以下のページをご覧ください。PCにゲーム画面を映し、そのうえでパススルー出力を試しましょう。
&space(8)&ref(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap/lupe03a.png)[[キャプチャーボードの映像・音声が出ないときは]]を参照
**自分の声を入れて実況プレイ動画を作りたい
-パススルー出力機能を使う場合でも、&font(#0080FF){実況プレイ動画の作り方は通常どおり}です。録画を開始し、TVに映っているゲーム画面を見ながらマイクに声を入れましょう。
-よくある質問としては、「キャプチャーボードの遅延が原因でゲーム画面とマイクの音がズレるのではないか」、つまり「ゲーム画面がマイクの音より遅れるのではないか」というのがあります。しかし、その点は心配いりません。たとえば、[[Game Capture HD>Elgato Game Capture HD]]や[[Game Capture HD60>Elgato Game Capture HD60]]では、ゲーム画面に合わせてマイクの音を意図的に遅延させ、タイミングを合わせています((そのような機能がない製品の場合であっても、気になるほどゲーム画面とマイク音がズレるわけではありません。))。
-もし、ゲーム画面とマイク音が大きくズレた動画になったとしたら、それはパススルー出力機能とは関係がない要因によって発生しています。いわゆる&font(#0080FF){音ズレ}という現象です。
**HDMI分配器と併用したい
-&font(#0080FF){PS3やPS Vita TVをHDMI接続する場合}、キャプチャーボードのパススルー出力機能を使わずに、「&html(<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075QG9P2B/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B075QG9P2B&linkCode=as2&tag=vipdshosgemuj-22&linkId=f05b69bea3f578a4e6836f22f9cdaf03">AstroAI 4K HDMI 分配器 スプリッター 1入力2出力</a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=vipdshosgemuj-22&l=am2&o=9&a=B075QG9P2B" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />)」(リンク先 : Amazon)などのHDMI分配器を使って映像・音声を分配し、&font(#0080FF){HDCP対策と遅延対策を同時に行うことも可能}です。PCを起動していない状態でもゲームをプレイできるメリットもあります。
&html(<iframe style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" frameborder="0" src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?ref=tf_til&t=vipdshosgemuj-22&m=amazon&o=9&p=8&l=as1&IS2=1&detail=1&asins=B075QG9P2B&linkId=551ebd9d5f809671233140ed459c620e&bc1=ffffff<1=_blank&fc1=333333&lc1=0080ff&bg1=ffffff&f=ifr"></iframe>)
#image(https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/cap02/pt10.png)
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*関連ページ
-[[コメント>https://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/593.html]]
--質問など
-[[【2019年版】筆者がいつも使っている、おすすめキャプチャーボード4選]]
--キャプチャーボード購入で迷ったときの参考に!
-[[キャプチャーボードのラグを回避する方法]]
--キャプチャーボードで必ず発生する遅延。その回避方法を紹介
-[[キャプチャーボードがPCに認識されない場合の対処法]]
--キャプチャーデバイスが見つからない?そんなときに試すべき対処法
-[[キャプチャーボードの選び方]]
--いますぐわかる!キャプチャーボードの賢い選び方
-[[ライブ配信のラグ(遅延)を減らす方法]]
--配信中、ラグがひどいと感じたときに確認すべきこと
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&meta_description(このページでは、キャプチャーボードのパススルー機能について解説しています。同機能には、キャプチャーボードの遅延を回避したり、大画面TVでゲームをプレイできるというメリットがあります。使い方は簡単です。パススルー機能を搭載したキャプチャーボード(後述)を購入して、キャプチャーボードとTV(モニター)とHDMIケーブルでつなぎましょう。あとはTVに映っているゲーム画面を見ながらプレイします。)