トップ > スマホカテゴリ概要 > Reflector 3を使ってiPhoneの画面をPCに映す方法 / 2019年05月13日 (月) 21時11分10秒


ミラーリングソフトの使い方・注意点

  • Reflector 3は、iPhoneの画面をワイヤレスでPCに映すためのアプリです。iPhoneに搭載されているAirPlay ミラーリングという機能を使います。


  • キャプチャーボードを使って、有線でiPhoneの画面をPCに映したい場合は、下記ページをご覧ください。

        キャプチャーボードを使ってiPhoneの画面をPCに映す方法を参照

  • 文中では便宜上、「iPhone」と記述していますが、iPadやiPod touchも解説の対象です。

目次


必要なもの


Reflector


  • Reflectorは、有料アプリ(14.99ドル)です。無料試用できるのは7日間で、試用版はロゴ (ウォーターマーク)が常時表示されます。ダウンロード方法は後述します。

無線LANルーター


  • Reflectorを使うためには、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が必要です。これがないと、iPhoneの画面を無線でPCに映すことができません。無線LANルーターは、数千円で購入できます。


マイク


  • 自分の声を入れたいならマイクを用意しましょう。マイクはPCに接続します。iPhoneに接続するわけではありません。

        実況用PCマイクPCマイクの選び方を参照

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ポイント


iPhoneの画面を見ながら操作し、音はPCから聞く


  • Reflectorを使用中は、iPhoneの画面と同じものがPCのほうにも映ります。iPhoneの操作はiPhone側で行います。つまり、ふだんと同じように、iPhoneの液晶画面を見ながらゲームをプレイするかたちになります。PCに映っているiPhoneの画面は見ません。PCの画面を見ながらでは、iPhoneの操作ができないからです。


  • では、iPhoneの音はどうなるのでしょうか。iPhoneの音は、iPhoneのスピーカーからは出なくなります。その代わり、PCからiPhoneの音が出るようになります。iPhoneの画面を見ながらゲームをプレイし、ゲーム音はPCから出ているものを聞きましょう

遅延がある


  • PC側に映っているiPhoneの画面は、実際のiPhoneの画面よりも少しだけ遅れて表示されます。また、画面に合わせて音も遅れます。この遅れのことを遅延(ラグ)といいます。iPhoneの画面よりも音が少し遅れて聞こえてくるので、ゲームをプレイしづらいことがあるかもしれません。通常は問題ないですが、音ゲー(リズムゲーム)などは不向きです。

  • どういうことかというと、iPhoneの音はPCから出ているものを聞くのに対し、画面はiPhoneを見ながらプレイするわけです。そして、ゲーム音はPCから遅れて聞こえてきます。そうすると、自分の見ている画面と音のタイミングが一致しません。したがって、ゲームによってはプレイしづらい可能性があるということです。

iPhoneとPCは同じネットワークに


  • iPhoneとPCは、同一のWi-Fiネットワーク上に存在する必要があります。このあと、もしiPhoneの画面をPCに映せなかった場合は、無線LANルーターのスイッチを切り替えて、ブリッジモードという状態にしましょう(後述)。一見難しく感じるもしれませんが、簡単です。

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ダウンロード・インストール


  • Reflectorのインストール方法は、以下のとおりです。

  1. 公式サイトにアクセスする。
  2. 「Reflector 3 for Windows」の「64-Bit Download」をクリックする*1
  3. ダウンロードしたファイルをダブルクリックする。
  4. 画面を順に進めていく。
  5. しばらく待つとインストールが完了する。


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iPhoneの画面をPCに映す方法


  • iPhoneの画面をPCに映すためには、iPhoneのコントロールセンターから簡単な設定をします。

PCでReflectorを起動し、「Try Reflector 3」をクリックします。


iPhoneの下部から上方向にスワイプし、コントロールセンターを表示します。


画面ミラーリング」をタップします。


ReflectorをインストールしたPCの名前をタップしてください。PC名が表示されていない場合の対処法は後述します。


PCにiPhoneの画面が映り、音もPCから聞こえるようになります。iPhone側の音量調整は、PCから聞こえる音量にも影響します。PCからiPhoneの音が出ていないときは、マナーモードを解除してください


画面の周りにあるiPhoneのフレーム(外観)を非表示にしたい場合は、Reflector上で右クリックし、「Frame」→「Show Frame」のチェックを外します。


ミラーリングを停止したい場合は、iPhoneでコントロールセンターを開き、PC名をタップします。そして「ミラーリングを停止」をタップしてください。


もしReflectorの設定を変更したい場合は、Reflectorの鉛筆アイコンをクリックします。とくに問題が起きていないなら、初期設定から変更する必要はありません。


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画面ミラーリングでPC名が表示されない場合


  • 「画面ミラーリング」をタップしてもPC名が表示されず、「Apple TVを検出中...」と表示されたまま変わらない場合は、以下の点を確認しましょう。

  1. Reflectorを起動できているか(重要)。
  2. Reflectorの通信が遮断されていないか。
  3. iPhoneでWi-Fiが有効になっているか。
  4. iPhoneとPCが同一のWi-Fiネットワーク上にあるか(重要)*2
  5. iPhoneでコントロールセンターを表示し、Wi-FiのON/OFFを切り替える。
  6. 無線LANルーター、およびiPhoneを再起動する(重要)。

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録画する方法


Reflectorの録画機能を使うやり方


  • Reflectorには録画機能が搭載されています。

  1. 「Record All」をクリックする*3
  2. 録画を停止する場合は、「Stop」をクリックする。
  3. 適当な名前をつけて動画を保存する。


▲録画自体は、ボタンをクリックすれば簡単にできます。

  • もしも60fpsで録画したい場合は、Reflectorの鉛筆アイコンをクリックし、「Recording」タブで「Recording FPS」を60にしてから録画を開始してください。30fpsの場合よりも滑らかな動きで録画できます。ただし、ファイルサイズは増えます。

  • 自分の声を入れたい場合は、以下のように設定します。

  1. PCにマイクを接続する。
  2. マイクアイコンの右にある「↓」をクリックする。
  3. 使用するマイクを選択する。
  4. マイクアイコンをクリックして緑色にする
  5. 録画を開始する。


PCの画面を録画できるアプリを使うやり方


  • Reflectorの録画機能で不具合が起きる場合は、録画用のアプリを別途用意するとよいでしょう。このアプリのことをキャプチャーソフトといいます。キャプチャーソフトがあれば、PCの画面に映っているものを録画することができます。


▲初心者にも使いやすいBandicam(左)とロイロ ゲーム レコーダー(右)

  • キャプチャーソフトには、さまざまなものがあります。どれを使うべきか迷ったら、Bandicamまたはロイロ ゲーム レコーダーがよいかもしれません。どちらもすぐに録画を開始できるので、初心者でも迷わずに使えます。もちろん、動画に自分の声を入れることもできます。

        Bandicam、またはロイロ ゲーム レコーダー

録画後の動画編集について


  • 録画後、動画を編集するためには動画編集ソフトが必要になります。詳細は以下のページをご覧ください。

        ゲーム実況で使える無料・有料のおすすめ編集ソフト

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ライブ配信する方法


  • ライブ配信では、基本的に配信ソフトというものを用意しましょう。配信ソフトは、ライブ配信を開始・終了できるだけではなく、PCに映っているiPhoneの画面や、PCから出ているiPhoneの音、PCに接続しているマイクの音(自分の声)を視聴者に配信することも可能です。定番の配信ソフトとして、OBS StudioXSplitを覚えておきましょう。


  • どの配信サイトを利用するにせよ、配信ソフトの基本的な部分の設定は同じです。ただ、配信サイトごとに設定を変えなければいけない部分もあります。詳細については、下記ページをご覧ください。

解説記事 備考
ニコニコ生放送 こちら
ツイキャス こちら
Twitch こちら お薦め
YouTube Live・YouTube Gaming こちら お薦め
OPENREC こちら
ミラティブ こちら

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関連ページ









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最終更新:2019年05月13日 21:11

*1 32bit版Windowsの場合は、「32-Bit Download」のほうをクリックしてください。一般的なPCであれば、64bit版Windowsがインストールされているはずです。

*2 無線LANルーターがブリッジモード(アクセスポイントモード、AP)になっている必要があります。たいていの無線LANルーターの場合、本体にスイッチがあるので、これを切り替えてルーター機能を無効にしましょう。詳細は、取扱説明書をご覧ください。

*3 このボタンが見つからず、「Broadcast」になっている)場合は、下の矢印をクリックして「Record All」を選択してください。