宮廷構成ガイド
好みの問題は別として、宮廷のクラスやジョブ、スキルの構成をどうしたらいいか
迷うことは多々あると思う。
そのため、ここに指針を示す。
宮廷に必要な要素
宮廷にとって、必要となる要素をクラスやジョブではなく、
役割から列挙する。
1.回復役（必須）
HPを回復するのに普段からアイテムを消費するわけにもいかないため、
回復スキルの持ち主＝神官は絶対必須である。
リプレイやニコニコ動画では神官なし、回復スキルなしの宮廷もある？
忘れろ。
回復役にはとにかく安定した回復能力が求められるため、【祈り】【信仰】以外に
《気力》回復手段が求められる。
2.作戦判定役（必須）
先攻を安定して取れないようでは早晩滅亡するのがオチである。
まよキンは攻撃力過多なのに対し、回避力や防御力は非常に少ない。
モンスター側の攻撃をまともに食らっては、ろくに反撃もできないまま
フルボッコにされるしかないだろう。
作戦判定役は〔才覚〕を極限まで上げることが至上命令となる。
3.攻撃役（必須）
モンスターを倒す役がいなくては、どれほど防御や回復で固めてもジリ貧になるだけである。
攻撃役は最低2人欲しい。なぜなら1人では単純に攻撃回数が足りないからである。
まよキンは攻撃力過多であるため、最上の防御手段は「先手必勝で殴らせない」に尽きる。
攻撃役が撃ち漏らしたモンスターに止めを刺したり、2人で2匹倒したりできないようでは
攻撃される回数が多すぎて回復が間に合わなくなるだろう。
攻撃役には高い〔武勇〕（5以上）、範囲攻撃手段、ダメージ増加手段が求められる。
4.捜索役（必須）
モンスターだけでなく、トラップも全滅の要因となる要素である。
〔才覚〕で代用も可能ではあるが、最低限お守りを安定使用できるだけの
〔探索〕（5以上）あるキャラクターがいなければ、トラップコンボで全滅は
遠い日のことではない。
捜索役には高い〔探索〕と[使い魔][お守り]【神の指】の修得が求められる。
5.妨害役（必須）
モンスター側のコンボを封じる【抗魔式】【分析】【魔刃】【迷核変動】などの
妨害スキルを使用するキャラである。
代表的な【抗魔式】が高い〔才覚〕を必要とするため、作戦判定役が兼ねることが多い。
【かばう】【死ねない体】等、封じることができないとどうにもならなくなる
スキルは非常に多く、妨害なしでは難易度が全く違う。
6.汎用支援役（推奨）
要は【憑依】役である。
多数のスキルを切り替えて使用できるため、状況に応じた支援が可能で
非常に使いやすい。
個別の支援役を用意するより手軽であるし、先攻1ラウンド目の回復役は
手持無沙汰であることから、回復役が兼ねることが多い。
7.火力支援役（推奨）
【合体攻撃】【連携攻撃】【電撃作戦】【怪物学】【不思議な薬】等の、
モンスターを倒す際に手助けとなるスキルを使用する役である。
命中支援とダメージ支援に細分化される。
いるといないとでは、火力が桁違いのため、可能であれば欲しいところである。
戦闘中やることのない捜索役が兼ねると無駄がない。
8.防御役（推奨）
【かばう】や【武器習熟：甲冑】で被ダメージコントロールを行う役である。
悪名を所持した高回避キャラで攻撃を引き受けるのもこの役割になる。
防御役には高HPと高ダメージ減少が求められる。
防御役は敵のラウンドに殴られることがメイン目的のため、自軍のラウンドに
やることがない。そのため火力支援役との相性が良い。
9.《希望》供給役（推奨）
【お手伝い】【煽動】〔才覚〕休憩表などで《希望》を宮廷に供給する役である。
攻撃役や妨害役、回復役は毎ラウンド大量の《希望》を消費する。
これを安定供給することを目指した役である。
各自が《気力》回復手段を用意してもよいが、スキル数の都合で難しいことも多い。
《希望》供給役がいるといないとでは継戦能力に圧倒的な差が生まれるが、
[科学調味料]が使用されるようになると、価値が薄れる。
10.アイテム操作役（推奨）
【合成】【分解】【錬成】のことである。
いるといないとでは相当違うので、余裕があれば用意したい。
11.協調行動役（不要）
基本的にまよキンにおいて手番は貴重なリソースであり、
協調行動による手番消費を正当化するには相当の理由がいる。
戦闘中にやることがなくて協調行動したり、空捜索しているようでは
宮廷の脚を引っ張っているのだと覚えておこう。
どの役割を押さえればいいのか
まず最低限必須な回復役、攻撃役、作戦判定役、捜索役を揃える必要がある。
4人なら各自が特化すればよいが、3人ならどうしても誰かが2役引き受ける必要がある。
（多くの場合4の能力値が2つある国王が引き受けることになる）
更に妨害役=【抗魔式】、汎用支援役=【憑依】、火力支援役=【合体攻撃】【迷宮全席】もほしい。
サブの攻撃役も忘れるわけにはいかない。
この段階で使用能力値から、回復役＆汎用支援役、作戦判定役＆妨害役はほぼ決定する。
更に攻撃役が【合体攻撃】するわけにはいかないため、捜索役＆火力支援役となり、
攻撃役は攻撃に特化するか、【かばう】を修得して防御役を兼任することになる。
アイテム操作役は大臣がいれば（=〔才覚〕担当が国王以外にいれば）簡単だが、国王が攻撃役と
作戦判定役を兼ねる構成（よくあるパターンだが）の場合、【覇権】【勅命】にスキルが圧迫されて
【合成】【錬成】までは手が回らないことが多いだろう。
以上を踏まえると、以下の組み合わせが推奨となる。
- 攻撃役（＆防御役）
- 回復役＆汎用支援役
- 作戦判定役＆妨害役（＆アイテム操作役）
- 捜索役＆火力支援役（＆防御役）
!宮廷の役割構成例
2LV宮廷3人、4人、5人の場合で、各役割をどのように割り振るか例を挙げる。
3人宮廷の場合1
国王（〔才覚〕〔武勇〕）：医者：攻撃役、作戦判定役、妨害役
⇒【勅命】【覇権】【抗魔式】
神官：召喚師：回復役、汎用支援役
⇒【祈り】【信仰】【憑依】
騎士：攻撃役、捜索役
⇒【武勲】【修羅】【神の指】
3人だとどうしても各自が複数の役割を兼務する必要がある。
そのため、1つの役割に特化するのは難しい。
クラスを変更するなら国王と神官は変更が難しいため、3人目をニンジャや従者に
変更してもよいが、戦闘力の確保は必要となる。
3人宮廷の場合2
国王（〔才覚〕〔武勇〕）：博士：攻撃役、作戦判定役、妨害役
⇒【勅命】【覇権】【抗魔式】
神官：盗賊：回復役、捜索役
⇒【祈り】【命乞い】【神の指】
騎士：武人：攻撃役
⇒【剣劇】【修羅】【武勲】
神官の〔魅力〕は実はちょっとくらい下がっても影響は薄い。
そこで神官が捜索役を兼ねた例。【神の指】もあるため《気力》消費が激しく、〔魅力〕4止まりのため
【信仰】の成功率にはちょっと疑問が付くので、【信仰】ではなく《気力》稼ぎスキルを修得している。
が、おかげで騎士が攻撃に専念でき、範囲攻撃能力を修得している。
4人宮廷の場合1
国王（〔才覚〕〔武勇〕）：医者：攻撃役、作戦判定役、妨害役
⇒【勅命】【覇権】【抗魔式】
神官：魔道師：回復役、汎用支援役
⇒【祈り】【信仰】【憑依】
騎士：剣闘士：攻撃役
⇒【乱舞】【修羅】【喝采の一撃】
従者：盗賊、怠け者：捜索役、火力支援役、防御役
⇒【神の指】【合体攻撃】【かばう】【命乞い】
4人目に捜索役を割り振ることにより、騎士を攻撃役に特化させた例。
騎士と国王で《民の声》回復コンボを構成している。
4人宮廷の場合2
国王（〔探索〕〔武勇〕）：武人：攻撃役、捜索役
⇒【勅命】【覇権】【剣劇】
神官：召喚師：回復役、汎用支援役
⇒【祈り】【信仰】【憑依】
騎士：剣闘士：攻撃役
⇒【突撃】【武勲】【喝采の一撃】
従者：商人、博士：火力支援役、作戦判定役、妨害役、《希望》供給役
⇒【抗魔式】【お手伝い】【押売り】【怪物学】
攻撃役の国王と騎士を単体特化型と範囲攻撃型とし、従者がフルにサポートするタイプ。
作戦判定と防御能力に不安はあるが、攻撃能力は安定する。
4人宮廷の場合3
国王（〔才覚〕〔武勇〕）：医者：攻撃役、作戦判定役、妨害役
⇒【勅命】【覇権】【抗魔式】
神官：召喚師：回復役、汎用支援役
⇒【祈り】【信仰】【憑依】
ニンジャ：盗賊：火力支援役、防御役、捜索役
⇒【神の指】【かばう】【合体攻撃】
従者：武人、剣闘士：攻撃役
⇒【乱舞】【突撃】【二刀流】【音断ちの剣】
攻撃役にスキル数の多い従者をあて、ニンジャが火力支援する形。
【二刀流】と【音断ちの剣】により、《気力》消費は激しいものの高火力を実現している。
《気力》面で厳しいので、[科学調味料]を確保したい。
5人宮廷の場合1
国王（〔才覚〕〔武勇〕）：魔道師：攻撃役、作戦判定役、妨害役
⇒【勅命】【覇権】【抗魔式】
神官：魔道師：回復役、汎用支援役
⇒【祈り】【信仰】【憑依】
騎士：剣闘士：攻撃役
⇒【乱舞】【修羅】【喝采の一撃】
ニンジャ：盗賊：火力支援役、防御役、捜索役
⇒【神の指】【かばう】【合体攻撃】
従者：武人、剣闘士：攻撃役
⇒【乱舞】【突撃】【二刀流】【音断ちの剣】
単純に4人宮廷の構成を2つ足しただけ。
攻撃役が3人になったので、国王は無理に〔武勇〕を上げず、他の能力値に回してもよい。
ニンジャ＋従者の高火力範囲攻撃と、騎士の高火力《民の声》回復エンジンで
戦闘では立ち回りやすい。
5人宮廷の場合2
国王（〔武勇〕〔探索〕）：医者：攻撃役、捜索役
⇒【勅命】【覇権】【神の指】
神官：魔道師：回復役、汎用支援役
⇒【祈り】【信仰】【憑依】
騎士：武人：攻撃役
⇒【剣劇】【乱舞】【二刀流】
大臣：博士：作戦判定役、妨害役、火力支援役、アイテム操作役
⇒【抗魔式】【合成】【怪物学】
従者：怠け者、料理人：《希望》供給役、火力支援役
⇒【灯り星】【お手伝い】【合体攻撃】【迷宮全席】
国王と騎士が攻撃役に回り、作戦判定を大臣に任せた例。
騎士が範囲攻撃、国王が各個撃破を狙う。
従者が騎士と国王に《気力》供給するためガス欠になりにくいこと、
火力支援と命中支援があり、安定した命中を狙えることが強み。
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最終更新：2013年07月18日 23:03
