騎士


騎士は〔武勇〕の高いメインアタッカーである。
〔武勇〕からくる高《HP》、高命中、進軍妨害から宮廷の剣として闘うことになるだろう。
それだけにそのスキル構成も戦闘に特化し、キャンプでの出番はほとんどない。

概評

どれだけそれが得意か、どれだけやることがあるかで評価付けしてみる。

役割 評価 解説
回復能力 E なし
作戦判定能力 E なし
攻撃能力 S 白兵射撃とも大得意。他の追随を許さない
捜索能力 E なし
妨害能力 D 【魔刃】が使えるくらいか
汎用支援能力 E なし
火力支援能力 C 【合体攻撃】に使うにはもったいないレベル
防御能力 A 【死守】【軍神】により最強の防御力を誇る
《希望》供給能力 E なし
アイテム操作能力 E なし
協調行動能力 C キャンプ中暇なので休憩する回数が多く、《感情》稼ぐ機会は多い

能力値

〔武勇〕の高さが最大の売りである。
残り3つの能力値のどれに1を割り振るかだが、〔魅力〕は避けて〔才覚〕か〔探索〕とするべきである。
理由は2点ある。

〔魅力〕2とする理由

  • 《器》確保のため。とにかく《器》が欲しい。〔才覚〕〔魅力〕2にした上でボーナスで+1して《器》3を目指したい。
  • 《配下》数確保のため。【兵戈】【死守】【軍神】は《配下》依存なため、《配下》は何人いても足りない。
  • 剣闘士に転職するため。いざなろうと思ってなれなかったら泣く。

残るは〔才覚〕と〔探索〕であるが、どちらにしても大差はない。比較的〔才覚〕のほうが有利か?

〔才覚〕2〔探索〕1とする理由

  • 【《器》確保のため。とにかく《器》が欲しい。〔才覚〕〔魅力〕2にした上でボーナスで+1して《器》3を目指したい。
  • キャンプ中の行動のために【合成】を修得する予定がある。
  • 〔探索〕が2でもどうせ回避できない。
  • 〔探索〕が1でも2でも[お守り]使用を考慮できるほど変わらない。

〔探索〕2〔才覚〕1とする理由

  • 《HP》が1点増える。
  • 何もしなくてもついてくる回避+1は保険的においしい。

クラススキル

ダメージ増加の【武勲】【兵戈】、《HP》ブーストの【軍神】ダメージキャンセルの【死守】、
攻撃回数増加の【修羅】と、戦闘に役立つ強力スキルが揃っている。
唯一《配下》減少を防ぐ【防人】だけが出番が少ないが、5つも使えるスキルがあれば文句ないだろう。

騎士の構成例

3lv異民街あり、勲章1個の条件で、いくつか騎士のスキル構成を考えてみたい。

1.オーソドックスに白兵戦闘力重視タイプ

  • ジョブ:武人⇒剣闘士
  • ジョブスキル1:【剣劇】⇒【喝采の一撃】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【乱舞】
  • スキル1:【突撃】
  • スキル2:【二刀流】
  • スキル3:【音断ちの剣】
  • その他:[貫く者][甲冑][戦鎚][爆弾][星の欠片][乗騎]
  • 説明
戦闘に全力をつぎ込んだタイプ。単体攻撃もエリア攻撃も可能で、国王の【勅命】と合わせて
《民の声》回復も可能。
主に正面から乗り込んでエリア攻撃で敵を吹き飛ばす役になる。
弱点は《希望》消費の激しさ。特に【二刀流】は《気力》限定なので、【音断ちの剣】は《民の声》
使わせてもらって、【二刀流】の分の《気力》は【乱舞】でうまいこと気力を回したい。
【音断ちの剣】の威力上昇は使用した武器のみにかかることに注意

2.攻撃回数重視の白兵戦闘タイプ

  • ジョブ:武人⇒剣闘士
  • ジョブスキル1:【剣劇】⇒【喝采の一撃】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【乱舞】
  • スキル1:【修羅】
  • スキル2:【突撃】
  • スキル3:【武勲】
  • その他:[貫く者][甲冑][戦鎚][爆弾][星の欠片][乗騎]
  • 説明
【修羅】による連続攻撃を念頭に置いた攻撃タイプ。
【乱舞】【突撃】【武勲】は2回の攻撃両方にかかるため、ダメージは3D6+4と十分。
【喝采の一撃】で国王の【勅命】と合わせて《民の声》回復も可能。
《希望》消費も不要なため、燃費もいい。
弱点は逆に《希望》消費の強力なスキルがないこと。最後の支配者戦1人だけになったとき、
【修羅】も【喝采の一撃】も使えず火力が不足するだろう。

3.オーソドックスな射撃攻撃タイプ

  • ジョブ:狩人⇒剣闘士
  • ジョブスキル1:【狩り】⇒【喝采の一撃】
  • ジョブスキル2:【射手】
  • 血統スキル:【突撃】
  • スキル1:【修羅】
  • スキル2:【連射】
  • スキル3:なし
  • その他:[鉄砲][甲冑][徹甲弾][星の欠片][乗騎]
  • 説明
射撃攻撃タイプ。【突撃】[徹甲弾]で威力を上げて【連射】【修羅】で3回攻撃する。
【突撃】[徹甲弾]で威力は2D6+7、【喝采の一撃】も入れれば十分なダメージになる。
《希望》消費するスキルも【連射】だけなので、燃費もいい。
弱点はエリア攻撃ができないこと。[爆弾]を持つことも検討したい。

4.4連射!攻撃回数重視の射撃攻撃タイプ

  • ジョブ:狩人⇒剣闘士
  • ジョブスキル1:【射手】⇒【喝采の一撃】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【狙う】
  • スキル1:【修羅】
  • スキル2:【連射】
  • スキル3:【先制射撃】
  • その他:[鉄砲][甲冑][大砲][バックパック][星の欠片][乗騎]
  • 説明
攻撃回数に命をかけたタイプ。先攻1ラウンド目に【先制射撃】⇒通常攻撃⇒【修羅】⇒【連射】と
[大砲]で4回攻撃すれば、相当のダメージを叩き込める。
弱点は《希望》消費の激しさと、一発の威力の低さ、[大砲]のための《配下》がギリギリなため、
《配下》が減ると動けなくなること。
《希望》は《民の声》を使わせてもらうしかないが、【憑依:突撃】や【合体攻撃】で
威力を上げてもらわないと真価を発揮しきれないだろう。

5.自分では攻撃しない火力支援タイプ

  • ジョブ:怠け者⇒剣闘士
  • ジョブスキル1:【ぐうたら】⇒【甘い生活】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【かばう】
  • スキル1:【死守】
  • スキル2:【武器習熟:甲冑】
  • スキル3:【合体攻撃】
  • その他:[甲冑][しゃべる剣][強壮剤][星の欠片][カボチャの馬車][時計][悪名][マント][カード]
  • 説明
自分で殴るのではなく、味方の支援をするタイプ。
[時計]からの【合体攻撃】で火力支援し、【かばう】【死守】で防御を担当する。
防御力も[強壮剤]による高《HP》、[しゃべる剣]で高回避、[甲冑]も【武器習熟】で3点減少と、
どれも高レベルでまとまっている。
更に【甘い生活】で作戦判定までサポートする念の入れよう。
キャンプでは[カード]でひたすら《好意》を稼ごう。
【合体攻撃】【かばう】【甘い生活】と3種のスキル全てが《好意》を参照するため相性がいい。
弱点はせっかくの騎士でありながら戦闘を他人に任せること。
他にアタッカーがいるからこそできる、贅沢な選択である。

6.高《HP》と高ダメージを両立した星騎士(ジェダイ)

  • ジョブ:怠け者⇒星術師
  • ジョブスキル1:【ぐうたら】⇒【軍神】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【乱舞】
  • スキル1:【二刀流】
  • スキル2:【突撃】
  • スキル3:【相棒:衛星帯】
  • その他:[貫く者][戦斧][爆弾][甲冑][星の欠片][乗騎][衛星帯][籠手][マント][カード]
  • 説明
[衛星帯]拾ったら目指したい基礎威力ブースト型。
[衛星帯]と【相棒:衛星帯】【突撃】[籠手]により、武器の威力+15!【二刀流】[戦斧]で4D6+23となる。
もはや《気力》1点でやっていいレベルではない。
なお[衛星帯]による修正は使用した武器のみにかかる事に注意
《HP》も魅力3で《配下》18人、【軍神】[衛星帯]で《HP》+38となり、[甲冑][籠手]のダメージ減少
と合わせて耐久力も十分だ。
弱点は[衛星帯]がなくては始まらないこと。[衛星帯]拾ったら目指す程度にしないと真価を発揮できない。

7.宮廷全員回避14以上!味方の回避を圧倒的に高める防御の要

  • ジョブ:怠け者⇒剣闘士
  • ジョブスキル1:【ぐうたら】⇒【先制射撃】or【喝采の一撃】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【巻きつく】
  • スキル1:【修羅】or【狙う】
  • スキル2:【武器習熟:甲冑】
  • スキル3:【相棒:大盾】
  • その他:[しゃべる剣][大砲][バックパック][鉄砲][甲冑][星の欠片][鞍:抜け忍][大盾][マント][カード][悪名]
  • 説明
敵に突っ込み、敵本陣に居座って暴れまわるタイプ。
【相棒:大盾】により、LV5となった[大盾]は、後ろの宮廷全員に回避+6を与える。〔探索〕1でも回避14となるわけだ。
回避の低い自分自身は[しゃべる剣]で回避+7すれば回避15になる。これならめったなことでは当たらない。
命中したとしても【武器習熟:甲冑】でLV2にした[甲冑]と、[大盾]によりダメージ4点軽減でき、めったなダメージ
をうけない。GMはさぞやりずらいことだろう。
やる気なら【武器習熟】も[大盾]にして、全員回避16を狙ってもいいだろう。自分の装甲が薄くなることには注意すること。
【先制射撃】からの【修羅】は作戦判定前に敵陣に乗り込むための方法。これなら万が一作戦判定取れなくても
宮廷の回避を上げておける。この保険が不要なら【狙う】【喝采の一撃】に変えてもよい。
血統スキルには長射程を活かして【巻きつく】としてみた。敵本陣に引き込んで〔武勇〕7で進軍妨害してやろう。
弱点は火力はあまり高くないこと。【先制射撃】で倒す最初の1匹には《民の声》をつぎ込ませてもらおう。
また、[大盾]に依存しているため、【盗み】一発で効果を失うことに注意。

8.驚異的な機動力で縦横無尽に跳ね回り、上からピンポイントに急所を討つチェスナイト

  • ジョブ:怠け者⇒剣闘士
  • ジョブスキル1:【ぐうたら】⇒【喝采の一撃】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【突撃】
  • スキル1:【投げる】
  • スキル2:【修羅】
  • スキル3:【武勲】
  • その他:[輝く者]or[星の欠片lv1][甲冑][鞍:抜け忍][マント][時計][徹甲弾]{武器庫:爆弾}
  • 説明
【投げる】を最大限に活用するタイプ。
特筆すべきはその機動力。通常の移動に加えて【投げる】で自分を移動させることで、2エリア移動しながら攻撃できる。
[時計]と[鞍:抜け忍]があるなら【早足】【軽業】と合わせて8エリア移動可能。【修羅】発動したら14エリアも可能だ。
【投げる】による移動には進軍妨害もなく、飛び越えたエリアの戦闘トラップも発動しないため、どんな場所にも飛び込んで行ける。
武器の威力を加算できないのが【投げる】の弱点だが、【武勲】【突撃】[徹甲弾]で3D6+4に【喝采の一撃】と、満足のいくレベルだ。
更に【投げる】が支援であることを利用し、[時計]{武器庫:爆弾}【修羅】で4回攻撃できる。【合体攻撃】の対象にも最適だ。
移動と攻撃を同時に行い、更に攻撃回数が多いため、モンスターの構成で重要なポイントを次々と狙い撃ちにする特殊な運用が可能だ。
複数エリアにバラけて展開していても問題なく撃ち落せるため、思った以上に戦闘での存在感は高い。
弱点は範囲攻撃力に劣ることと、一撃の威力はさほど高くないこと。4発集中すれば40点くらいいくが、毎回《配下》消費や【修羅】が
起動できるわけではない。
また、射程2をカバーできる灯りを自分で持ち歩かないと【投げる】が不便な点にも注意しておきたい。

9.前線で敵の攻撃を受け止める守護神

  • ジョブ:料理人⇒武人
  • ジョブスキル1:【迷宮全席】⇒【剣劇】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【かばう】
  • スキル1:【死守】
  • スキル2:【相棒:甲冑】
  • スキル3:【大かばん】
  • その他:[貫く者][甲冑]LV5[乗騎][籠手][マント][悪名][しゃべる剣][強壮剤]たくさん[カード]
  • 説明
圧倒的な防御力で宮廷を護る防御特化型。
[籠手]【相棒:甲冑】によるダメージ軽減7点に【大かばん】からの大量[強壮剤]でHPブースト、ダメ押しの【死守】、
そうそう倒れることはない。
硬すぎると無視して他を狙われるので[悪名]【かばう】で自分に攻撃を誘導する。
普段は攻撃されたら[マント]で《希望》獲得を狙うのだが、敵の数が多いと1ダメージを積み重ねられて
倒れることがあるので、範囲攻撃用の【剣劇】と[しゃべる剣]による回避14で数に対抗する。
反面攻撃は武器の威力任せであり、寂しいものがある。【憑依:突撃】でもかけてもらおう。
もし勲章を2つ手に入れられたら、勇者に転職して【大かばん】⇒【爆気】、【剣劇】⇒【決戦存在】とするのも
良いだろう。

10.敵が強いほど強くなる!あらゆる攻撃を弾き返すカウボーイ※勲章2つ

  • ジョブ:星術師⇒勇者
  • ジョブスキル1:【星のこえ】⇒【決戦存在】
  • ジョブスキル2:なし
  • 血統スキル:【ロデオ】
  • スキル1:【兵戈】
  • スキル2:【二刀流】
  • スキル3:【灯り星】
  • その他:[戦斧][甲冑][乗騎][籠手][マント][悪名][しゃべる剣][強壮剤]たくさん[星の欠片][大剣][爆弾]{武器庫:爆弾}
  • 説明
※まず勲章が2つ必要であるため注意のこと。
意外に使いにくい【決戦存在】を使いこなすためのタイプ。
【決戦存在】が使いにくい理由として、以下4点が挙げられる。
 1.支配者クラスの攻撃は達成値が高すぎて跳ね返せない
 2.命中判定でなく〔武勇〕判定のため、命中ボーナスや【乱舞】が乗らない
 3.そもそも殴ってもらえない
 4.《希望》消費が重たい。【受け流し】で十分となりやすい
上記のうち1と2を【ロデオ】による〔武勇〕ブーストで解決する。
3は火力を保持することと高い〔武勇〕による進軍妨害で無視できなくし、4は気力稼ぎスキルで軽減する。
まず、敵側の最も〔武勇〕の高いモンスターに隣接し、【ロデオ】を使用すると、自分の〔武勇〕が6+敵の〔武勇〕となる。
※【ロデオ】の対象モンスターが【飛行】【早足】【潜行】【外皮】を持っていればそれも修得可能
これにより、【決戦存在】の判定は常にこちらが+6有利となり、あらゆる攻撃を93%で弾き返す。
敵側の絶対命中を除外すると【決戦存在】の成功率は96%に達する(敵が11振っても5以上で成功)
更に敵の〔武勇〕+6が[しゃべる剣]で回避8に加算できるため、回避の値は常に敵の〔武勇〕+14となり、
絶対命中以外は命中しない。
《希望》が残っている限り、例え相手がアバオ様であろうとも絶対命中以外で攻撃が命中することはない、
絶対防御が実現できる。
なお、【決戦存在】で使用する武器は命中判定でないことを活かして[戦斧]を使用する。
攻撃面はやたらと高い〔武勇〕を活かして[大剣]で攻撃し、【二刀流】で[戦斧]を追加する。
[しゃべる剣]+[爆弾]の範囲攻撃コンボも可能である。
全武器の威力が【兵戈】で4点(+[籠手])上昇しているため、【決戦存在】は[戦斧]で2D6+3、
攻撃は[大剣]+[戦斧]で3D6+8+下げた〔武勇〕、[しゃべる剣]+[爆弾]は2D6+8となる。
【ロデオ】を使用するラウンドは{武器庫:爆弾}で攻撃してもよい。
弱点は《希望》消費の激しさ。[マント]と【灯り星】、攻撃時に積極的に気力を補給する。
それでも《気力》が足りない場合、【二刀流】より【決戦存在】を優先したい。

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最終更新:2013年07月18日 23:08