はじめに

※このページの初版編集者はRaticateであり、他のページの製作者とは別人です。そのため、文章が大きく異なります。
※まだ十分な広い議論がなされていないものなので、かなり大まかに書いてある下絵状態です。変更案や、ここに記したい疑問があるテキストは下の投稿フォームで募集中。
※ルールブックの内容を書き過ぎると問題になりうるので、できる限り情報量を減らしてルールブックを持っていれば分かるという程度に書いてあります。

エラッタ(Errata):主にトレーディングカードゲームにおいて、カードの効果に不都合が出た時、それを正すために効果が変更されることがある。その変更のこと。

このページでは、迷宮キングダムのルールの曖昧な部分や記述がない部分、GMとプレイヤー(以下PL)の間で論争の的になりそうな部分の解決「案」を提示する。
GMが取り替え子を出してから【足止め】で【かばう】を無効化出来ると言われたら困ることもあるだろう。そのような「後出しじゃんけんされた不公平感」をなくすため、予め怪しい点を書き出すのが目的である。

不明な点の定義・曖昧な点の明確化・複雑な相互作用の単純化を主としているが、どのように定義・明確化するかについては、ゲームバランス調整やフレーバー表現を意図しているものもある。その点もあわせてあくまで「案」であり、これらはハウスルールになるので、GMとPLが相談しどれを取り込むか取捨選択しながら、時には新しくハウスルールを作り楽しくゲームをプレイできるようにしてほしい。
このページはそうなることを願い、不平を感じない幸福なゲームの助けとなることを意図して記すものである。

なお、この中には問い合わせ中の質問に対する公式回答が来れば必要なくなる(見込みの)ものもある。回答が待ち遠しい。


基本ルール

  • HPなどの副能力値と民の声の最大値が何らかの効果によって減少し現在値より小さくなった時、現在値を最大値と等しくする。
  • 解説:よく見ると書いてなかったため。アイドルから転職した時なんかに注意。またはHP最大値に関わるスキルを抗魔式したときに。

  • 特に記述がない場合、ゲーム中に使用できる回数が決まっているスキルや人間関係は、そのキャラクターがその名前のスキルや人間関係を使用した回数を記録する。アイテムや施設の場合、そのアイテムや施設が使用された回数を記録する。
  • 解説:やっぱり魔女術ライバル書き直しや儀式呪文やLv2訓練所で支度や刻騙しを無限に使われるのは危ないと思う。ついでにご神体なども対応。
  • ただし、右腕は要相談。

  • スキル・アイテム・施設で好きなキャラクターを目標に選ぶとき、それは宮廷か同じ部屋にいるキャラクターに限る。
  • 解説:敵に複数回登場する重要NPCを出すときや、GM持ち回り制などの国に居残るランドメイカーがいるタイプの卓にどうぞ。レギュラーの敵役として出したNPCに変わったスキルを持たせてみたらいつまでも儀式呪文でコピーされ続ける、お留守番してる神官が持ってる小転移が本人不在なのに儀式呪文で以下略、という事故を防ぐ。感情付きのモンスターの民で儀式呪文を憑依の如く使えるのは、配下として連れていけば変わらず。
  • しかし、シティアドベンチャー系シナリオの結果ならともかく魅力休憩などで配下にいるモンスターの民に感情つけてもいいんでしょうかね? 出来ると、高レベルモンスター勧誘と儀式呪文が熱い。
  • なお、この修正をするときは藁人形のテキストに「同じ部屋にいないキャラクターを選んでもよい」などと付け足しておきましょう。そうしないと虚しいです。
  • 休憩で支配者への敵意をつけるのは可能なことにするために、少しテキストが長ったらしくなっております。そういうロールプレイって格好いいじゃない?

  • 何かの行動をするためにHPを消費した時、それによって行動をしているキャラクターが行動不能もしくは死亡になったならば、その行動はそこで中断され効果を発揮しない
  • 解説:抜け忍が首斬りに気力100点使うのを防ぐためのルール。取り替え子もだいぶ弱体化。

アイテム

【魔道書】

  • 改訂
タイプ:本文参照
効果:王国フェイズに自身の習得している判定が必要なスキルを1つ選び上記の判定に成功すると、このアイテムにそのスキルをセットすることが出来る。
   (同時にセットできるスキルは1つまで)これは対象がこのアイテムの計画タイプの行動である。
   セットされているスキルを使用するときにこのアイテムを組み合わせて使用すると、その判定は行わず、判定が成功したことになる。
   これは対象が自分の補助タイプの行動である。この効果を使用した時かゲーム終了時、スキルはセットされていない状態に戻る。
  • 解説:スキル使用時のほうの効果が曖昧な記述だったため。書いたキャラと使用するキャラが別で共通のスキルを持っているというケースに対応。普通はそんな構成はしないが、何が起こるか分からないのが迷宮キングダムである。そう、例えば儀式呪文で2発目の抗魔式を用意した時とか。

【山吹色のお菓子】

  • 文中に追加:この効果は累積しない。
  • 解説:支度とお買い物のコンボを考えると、2つ使用することで2つずらせると自由度が高まりすぎて危険な可能性があるため。また、宦官の立場を確保。寿ぎ屋の逸材となら累積するか、については要相談。
  • 予算消費での効果は明らかに累積するように書かれているので、そちらを累積しないように書き足してはいけない。


スキル

【化身】

  • 文末に追加:このスキルを使用出来なくなった時、この効果で得た配下はなくなる。
  • 解説:化身を抗魔式などで封じるとその分の配下が消える、というTwitter上での公式回答に対応するテキスト。

【抗魔式】

  • 文末に追加:そのスキルが常駐タイプで能力値や副能力値、感情値などに影響している場合、それらはそのスキルの効果がない状態になる。この効果が終了した時、元に戻る。
  • 解説:化身を封じると配下が消えます、というTwitter上での公式回答に対応するために、「果たして効果が消える場合と消えない場合の差は?」と我が国の神官と数十分考えこんでひねり出したテキスト。
  • 結局化身は何ともならなかったので化身自体を改変した。常駐に限ったのは、例えば合成を封じるとアイテムがバラけるのかとか、刀匠を封じるとレベルが戻るのかとか非常駐スキルが消せるとバグが出やすいため。
  • ただ、星戦や星界が消せなくなっているのが大きな問題。スマートに解決する文章を募集しています。

【魔女術】

  • 文中を変更:その二人の間に何らかの人間関係がある場合、それら全てをそれぞれ別の人間関係に変更してもよい。
  • 解説:既に人間関係があるところに限り使用可能なこと、一方向にしか人間関係がないものをお互いに親友にしたりできないことを明記。「既に人間関係があるところに限る」という制限がない場合、敵とライバルになることで人類の敵のスキルを真似することさえ可能になるので是非制限しましょう。
  • 惚れ薬を使ってでも敵とライバルになってスキル奪ってやる、というプレイヤーが現れて、それを禁じたくなった場合は……下のさらなる変更案を。

【魔女術】

  • 文中を変更:そのキャラクターの味方である別のキャラクターを選ぶ。
  • 解説:制限の仕方、その2。敵同士の人間関係コンボを潰せる機能は残したいので、対象を宮廷に限ることはしない方針。
  • こちらの場合は既に人間関係があるところに限らなくてもいいかもしれないので、分けて記載した。片方でも両方でも適用はご自由に。

【流れ星】

  • 文頭に追加:戦場にいる~~
  • 解説:「同じ部屋のキャラクターか宮廷のみ目標にできる」というルール変更を適用しない場合はこれを書きましょう。王妃の鏡で支配者を見つけて、一部屋目から支配者を狙撃するプレイを封じます。

足止め変更案A

  • 【足止め】
  • 文頭を変更:戦闘中に、キャラクターが自身の手番で行う移動または特殊移動に割り込んで使用できる。
  • 解説:GMが小転移や操りロープを全て取り替え子とジョブつき人間で止めてきたのがだいぶ不審だったので禁じてみた。
  • 非常に私怨でできているようにも見えるが、これにはそれなりに理由があるのである。下の案Bを参照。

足止め変更案B

  • 文頭を変更:戦闘中に、キャラクターが別のエリアへ移動した時割り込んで使用できる。
  • 解説:「移動とは何か」を分かりやすく。どんな移動手段でも止められるが、その影響は大きい。主に影響する部分のエラッタを下に記す。
  • 案Aと比べると、敵のクラッカーやお化けだぞ~も止められるので使い勝手は向上しているが、敵が足止めを多数持った時の絶望感も大幅アップ。

  • 【かばう】
  • 文末に追加:同じエリアへ移動できないとき、ダメージの対象は変更できない。

  • 【投げる】
  • 文中を変更:移動した先のエリアに既にキャラクターがいる場合、それを目標に~~

  • 【掘削】
  • 文章に追加:選んだ移動先のエリアに移動できないとき、穴を開けることもできない。

  • 【小鬼弾丸】
  • 文章を変更:「そのエリアにいるキャラクター」を「移動後のエリアにいるキャラクター」に。
  • 解説:移動とともに、移動先のエリアへ影響するスキルたち。足止めされなかった場合と同じ結果をもたらすことにしてもいいのだが、それはそれで「投げて攻撃したけどまだ同じエリアにいるよ」と言われるのもPLは気になるだろう。
  • ちなみに、かばうの変更は目標のキャラクターが決闘場にいる場合の問題を同時に解決している。

足止め変更案C

  • 文章を大体変更:戦闘中、誰かキャラクターがエリアを必ず1つずつ移動する方法で移動するときに割り込んで使用できる。(中略)そのキャラクターは、その移動の代わりに1エリアも移動しない。
  • 解説:テキストがとても読みにくいが折衷案。対象をある程度絞っていて、こちらはバグがめったなことでは起きないと思う。
  • ただし、完全にスキルの効果を変更しているので、テキストの解釈というには大胆すぎる。意見募集中。


トラップ

【結界】

  • 文末に追加:このトラップは、あらゆるスキルやアイテムによって解除されたり効果を失うことはない。
  • 解説:お願いだからGMにこれくらいの権限は許してあげてください。こうしないと、重要な結界はお守り対策で宮廷人数くらい重ねがけすることになるんです。
  • また、盗賊の七つ道具と宴あたりで結界破り工作なんかされても虚しい。まあ、同じ部屋にないトラップを七つ道具が解除できるかもGM次第なのだが。
  • 2011年に話題になった「『僕の考えた最強の魔術工房』が外から爆破される事件」が嫌いじゃない人たちには、この変更はいらないかもしれない。

【蝕】

  • 文中を変更:射撃戦用武器での攻撃の目標にすることができない。
  • 解説:蝕の中にいる、飛行しているキャラクターを撃てるんだか撃てないんだかよくわからないので、蝕のエリア内にいるキャラクターが「射撃されない」効果を受けるようにも見える、というのを解消。とりあえず攻撃側が飛んでればいいことにしてみた。もちろんGMとPLが協議して、逆の裁定にしても構わない。
  • そもそも、蝕の効果範囲がよく分からないのも不安である。「その先」というのは宮廷側からなのか設置したキャラの敵陣からなのか、蝕を挟んでお互いに向こう側は射撃できないのか。これは卓で決めましょう。
  • 蝕が設置されたエリアが間にあると「お互いに向こう側は撃てない」のが一番明確か。その場合は、蝕の設置してあるエリアにいるキャラクターはどこを攻撃できるかも同時に決めておきましょう。


施設

  • ルール追加:割り込みタイプの施設は1つにつき1サイクルに1回しか使用できない。
  • 解説:施設の使用について、割り込みタイプのものは「使用しても行動済みにならない」と特記されていることから考えると、施設も誰かが使用するのだ。つまりこうしておかないと、王墓を一気に宮廷の人数-1回使用される。ダメである。
  • 副作用として、武器庫も1個につき1サイクルに1人しか使用できない。これを好ましく思わない場合は王墓の文章を変更して使用回数を制限しよう。

  • ルール追加:特定の条件を満たす部屋にしか作れない施設は、その部屋が設置できる条件を満たさなくなった時に失われる。
  • 解説:王宮に天守閣建てて、王宮壊して移設してそっちに玉座作るプレイができそうな現在のテキストを適度に変更。
  • この追加施設だけ残すプレイは、できるほうがいいのだろうか? 天守閣つきの倉庫とか、いっそ天守閣だけの部屋とか玉座が9個あるマップとか、見たい?
  • 大通りに建てた銅像なんかは大通りが壊れても安泰、ということにしてみたが、シビアなプレイがお好きな方はこちらでなく下記のルール追加を。

  • ルール追加:追加施設は、同じ部屋に部屋施設が1つもなくなったとき失われる。
  • 解説:大空洞も考えると「同じ部屋にある部屋施設がなくなったとき」とは書きにくいのでこのように。

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最終更新:2012年05月13日 02:30