イルーシヴマン

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

イルーシヴマン



イルーシヴマンという男

イルーシヴマンという人間の男がゲーム本編に登場したのは、Mass Effect2の開始時から。
しかし、コミック「エボリューション」に彼はいち早く登場し、その怪奇な運命を露呈する。
そう、彼は最初から「爆弾」を抱えたような男だった。人間としては最も早くリーパーの遺物に触れた彼は、
その奇異な運命を歩むことが決定付けられた。

Mass Effect2とMass Effect3をプレイして終えたなら、イルーシヴマンはこれまで何の目的で生きて
きたのかはおおよそ分かる。しかし、彼が一体なぜ「イルーシヴマン」になって、シェパード少佐を蘇らせ、
リーパーに対して多くの影響を与えてきたか、そこは最初から紐解かなければ分からないかもしれない。

Mass Effect2当初、ゲームをプレイする上で、イルーシヴマンはシェパード少佐にとっては「仲間」
だっただろうか。 「上官」だっただろうか。シェパード少佐は蘇生された時からイルーシヴマンをまったく信用していなかったが、
イルーシヴマンにとってシェパード少佐は必要不可欠な存在で、少佐がいなければ彼の大きな野望を遂げることは不可能
だと思っていた。

だが、プレイする我々にとって、イルーシヴマンは「とやかく言うただの男」でしかなく、多くの会話と選択肢の中でも、
彼の話は歯ざわりがよくない。はっきり言って彼は「どっかへ行け」的な存在だ。シェパード チームにとって彼は仲間とは
いえなかった。おそらく最後まで「嫌な奴」だっただろう。声は大変いい声をしているのだが…。

サーベラスという組織が、そもそも銀河系社会に平和をもたらす組織だったのか、否。平和ではなく、大きな混沌を
持ち込んだし、多くの民間人を犠牲にした。シタデル評議会からは疎まれ、シェパード少佐がサーベラスに関与している
時は、評議会はそれを嫌い、リーパーとの紛争が始まった時、サーベラスはひたすらシェパード少佐の仕事をやり
にくくしていた。

シェパード少佐が主人公であるこのMass Effectの物語において、また、リーパーとの紛争という大きな舞台の中で、
イルーシヴマンという男が果たした役割は非常に大きい。次の新しいMass Effect4の内容とはその軸を異にしているが、
イルーシヴマンのような存在が、また現れて物語を引き立ててくれることになるかもしれない。


ここからは、小説とコミックから、イルーシヴマンという人物を見ていきます。


リーパーの声

2157年、ファースト コンタクト戦争が勃発した。

マスリレイ314を巡って、連合とトゥーリアンが争い、人間のコロニーであるシャンシーがトゥーリアンによって占領された。
シャンシーを奪還すべく、連合の第2艦隊が介入しようとすると、シタデル評議会が連合とトゥーリアンの停戦を取り持つ。

ファースト コンタクト戦争中の出来事である。
イルーシヴマンは、この当時、まだ自分の名前を名乗っていた。「ジャック ハーパー」という名前だ。

ファースト コンタクト戦争で唯一的に降伏した将校として知られることになったウィリアムズ大佐の下で、
ジャックは傭兵をしていた。
他に仲間がいて、男性のベン ヒスロップと、女性のエヴァ コア。この3人がチームとなって、シャンシーにおいて、
ウィリアムズ大佐の指示に従って任務に就いていた。

ジャック、ベン、エヴァの3人は、命令によってトゥーリアンの部隊を追跡していた。
そこで、3人はトゥーリアンの兵士であるデゾラス アルティリウスに遭遇する。彼はサレンの兄である。

ジャックは、デゾラスが何をしているのか突き止めようとすると、洞窟に入った3人はトゥーリアンの罠にかかる。
その洞窟には、トゥーリアンの兵士だけでなく、謎の物体、リーパーの遺物があり、怪しげな光を放っていた。

ベンは、トゥーリアンの兵士に立ち向かうが、リーパーの遺物の放つ光を一身に浴びてしまい、そして倒れてしまう。
やがて、ジャックとエヴァも気を失ってトゥーリアンの兵士に捕虜にされてしまう。

ジャックとエヴァは、そこでサレン アルティリウスに会い、ベンについて尋ねると
「彼はこん睡状態だが、おそらく死ぬだろう」と告げられる。
そして、捕虜収容所に連れて行かれると知り、やがてジャック達はトゥーリアンの母星であるパラヴェンに連れて行かれる。

その間に、シタデル評議会の紛争への仲介によって停戦が合意され、ファースト コンタクト戦争が終結した。

ジャックとエヴァは、連合のアークトゥルス ステーションに帰された。そしてウィリアムズ大佐に会う2人。
ウィリアムズ大佐は、捕虜が帰ってきたことに驚いていたが、ジャックはシャンシーの洞窟で見たことを報告する。
そしてベンが死んだということも。

エヴァ コアはジャックに、トゥーリアンのデゾラスとサレンを追跡して、あの遺物の謎を探ろうと提案。
ウィリアムズ大佐もこれを許可した。
大佐は一度トゥーリアンに降伏しており、不名誉の評価を受けていたので、ここで功績を立てたかった。

ジャックとエヴァは、イリウムを経由して、結局パラヴェンにまでデゾラスを追ってきた。

結論から言うと、デゾラスはトゥーリアンの寺院の中にあるリーパーの遺物によって、既にあの謎の光を浴びていた。
この謎の光は、リーパーによる洗脳の光であり、浴びた者の神経経路から入り込んで精神に及び、そして心に語りかける。
こうして、リーパーが意図的に洗脳を始めるのだが、デゾラスはこの時、誰よりもリーパーによって洗脳されていた。

デゾラスはトゥーリアンの兵士だったが、トゥーリアンを強くしたいという欲に付け込まれた。

彼はリーパーの洗脳の力で精神を支配され、パラヴェンにいるトゥーリアン全員にリーパーの力を与える、
つまりリーパー化することが必要だと思うように仕向けられた。

ジャックとエヴァは、寺院に向かうと、死んだはずのベンに会った。だが、既にリーパーの洗脳によって
半分がハスク化していた。しかしベンは、まだ完全にハスクにはなっていなかったので、リーパーの遺物が何を
させようとしているのかをジャックとエヴァに説明した。

ベンは、彼らの陰謀を阻止しなければならない、と言ってデゾラスの場所を案内した。

ジャックとエヴァは戦う。だが、エヴァは彼らの攻撃によって倒れてしまう。
デゾラスは、リーパーの声によって、遺物からさらなるパワーを引き出そうとしていた。

これを阻止しようと、ハスク化していたベンは、最後の力を振り絞って、デゾラスを遺物の中に押し込み、
遺物共々破壊してしまう。遺物は破壊され、デゾラスも死に、ベンも死んだ。エヴァ コアの死体も横たわっている。

ジャックは、アークトゥルス ステーションに戻り、すぐベンとエヴァの追悼式を行った。

ウィリアムズ大佐に、デゾラスの陰謀は阻止したと報告したが、特に大佐の名誉挽回になるような功績にはならなかった。
リーパーの遺物といっても、信じてもらえなかったのだろう。

ジャックは、ベンもエヴァも失ったが、デゾラスというトゥーリアンに会ったことと、リーパーの遺物の放つ光を浴び
たことで自身に変化が起きた。
彼は、銀河系社会における人類の地位が低いことと、その能力が乏しいことを踏まえ、より強い力を得る必要があると考えた。

デゾラスは、リーパーの力を借りようとしていたようだが、この時、ジャックもそれが可能かもしれないと考えるようになった。
これは、既にジャックがリーパーの光を浴びたせいであり、リーパーの声を聞き始めていたからである。

こうして、ジャックは名前をイルーシヴマンと変え、彼はサーベラスを設立することになる。

イルーシヴマンは今後、リーパーの声を聞きながら、多数のリーパーに関する研究開発を行うことになる。
また、生まれながらのバイオティクスの人間を生み出す事業も推進し、やがてこれがジリアンを生むことになる。

また、大事な仲間だったエヴァ コアを失ったイルーシヴマンは、やがてドクター エヴァというAIを作ろうと思い立つ。

情報網と資金

イルーシヴマンは、ラサという若い女性のエージェントを手に入れた。
彼女は優秀で、抜け目ない。必ずいい結果を報告する。

サーベラスにとって、シャドウブローカーという存在が実に不気味な存在だった。
銀河系社会のあらゆる情報に精通しながら、それが何のために、誰の利益の為に作用しているのか定かでなかった。

ラサを使って、イルーシヴマンはシャドウブローカーへの橋渡しを手に入れた。

サーベラスには、複数の投資家がいて、莫大な資金が流れ込んできていた。そのため、リーパーの技術研究の開発が迅速に進む。

人間のバイオティクス

イルーシヴマンは、リーパーの技術研究だけではなく、人間のバイオティクスも育てようとした。

2151年のシンガポールで輸送事故が起き、エレメントゼロ汚染による被爆者が多数。
そしてその何割かは癌化するということが多く報告されていた。

ケイダン アレンコもその年に生まれたが、彼も被爆者だった。その為、ガガーリン ステーションでバイオティクスの
訓練を受けることになった。
こうした期間の話は、Mass Effect1においてケイダンから直接聞ける。

連合は既に人間のバイオティクスを持っていた。イルーシヴマンもそうしたエレメントゼロ汚染によって、
故意にバイオティクスを作り出そうと考えた。

2170年、人間の植民地の3ヶ所において、エレメントゼロの事故が発生した。もちろんサーベラスによる仕業である。
空中を飛散したエレメントゼロは、大気を瞬く間に汚染し、大勢の被爆者が出た。

この時、ジャックの時と同じようにある一人の少女がサーベラスによって拉致された。
丁度妻を亡くした男のポール グレイソンが、その少女の父親代わりになった。

少女の名前は、ジリアン。ポールが父親となったので、ジリアン グレイソンと名乗った。

このジリアン グレイソンにまつわる話は、小説「アセンション」「ディセプション」に描かれているが、ゲーム本編で、
ジリアンについては、Mass Effect2のタリゾラの会話に少し上る程度だ。

クオリアンの船団がジリアンを保護している時、サーベラスが彼女を取り戻そうとしてクオリアン船団を攻撃した。
それで、Mass Effect2の機関室にてタリゾラが「私達が保護していたバイオティクスが狙いで私達を攻撃してきたの。
あれ以来、サーベラスは私達の敵よ」と言わしめることとなった。そのバイオティクスはジリアンのことだった。

この「アセンション」と「ディセプション」は、ゲーム本編には一部しか反映されていない。
基本的に、ゲーム上の物語の進行とこの小説の内容が合わなくなった、ということのようだが、結局、
「ディセプション」は改定されないまま今に至る。

また、このジリアン グレイソンをバイオティクスとして育てた環境は、連合のジョン グリソム アカデミーである。
ジョン グリソムは、カーリー サンダースの父親で、人類初となるカロン マスリレイを発見した人物である。

サーベラスが密かに考案したバイオティクス育成訓練プログラムである「アセンション プログラム」は連合に渡された。
ジリアンなどのグリソム アカデミーの生徒達は、子供の頃からアセンション プログラムを受けて、バイオテクスとして
成長するよう育てられた。

ジリアンの教官はカーリー サンダース。そして、彼女の護衛に努めたのが連合のヘンデル ミトラ。

ジリアン専属の医師がジロー トシワ博士。ジロー博士はサーベラスが派遣した医師で、脳脊髄線量をジリアンに
多く投与させていた。
また、最初はジリアンをからかっていたが、後に立派なバイオティクスとなって、ジリアンのためにサーベラスと戦う
ようになるニック ドナヒュー。

ジリアンは、グリソム アカデミーでバイオティクスの訓練を受けていたが、ある日、薬の投与過剰で入院することになった。
だが、父親のポール グレイソンが、サーベラスのエージェントであることが知れると、カーリーらはジリアンを安全な場所に
移すことにし、ジリアンはグリソム アカデミーを去る。

ジリアンはサーベラスの追跡の中、儀式中のクオリアン船団と共に行動していた。

イルーシヴマンは、ジリアンを失いたくなかったが、ジリアンは両親が死んだ理由はサーベラスにあったと知ると、
イルーシヴマンに対して復讐してやろうと決意する。
ジリアンがイルーシヴマンに復讐しようとする話は、小説「ディセプション」に描かれているが、ジリアンはカイレンを
人質にして身代金を要求する。

そしてイルーシヴマンはその身代金を払うと同意し、ジリアンの前にホログラムとして現れた。
だが、ジリアンはそのホログラムを見て激高し、ホログラムのイルーシヴマンを殺そうとする。

身代金の入ったバッグは偽者だったが、ジリアンはそれを欲しなかった。ただイルーシヴマンを殺したいだけだったが、
ジリアンはカイレンによって殺されてしまい、イルーシヴマンは、この貴重な美しい人間のバイオティクスを失った。

また、ジリアンの父親代わりのポール グレイソンはリーパーの技術の実験台にされる。
イルーシヴマンは、リーパーの技術によってポールがどれだけ制御できるかを実験しようとしたが、レッドサンド常習者
だった彼は制御不能に陥った。

結局、ポール グレイソンは最後はハスク化してしまい、連合によって殺害される。
所詮、リーパーの技術はリーパーの奴隷を作るに過ぎないと知らされるが、その後もリーパーの技術についての研究は続いた。

これは、イルーシヴマンがリーパーをコントロールする、という目的もこの実験にあったようだ。
が、実際には、リーパーによって現在のサイクルの種族をいかにリーパー化させることができるかを逆に実験されていた
に過ぎなかった。

ディヴィッド アンダーソンは、グリソム アカデミーで見た、ハスク化したポール グレイソンの遺体を考慮して、
リーパー侵攻に早く備える必要を感じた。
こうして評議会の方をウディナに任せることになり、アンダーソンはハケット提督の元に戻る。

ともあれ、このジリアンにまつわる物語も、結局ゲーム本編に採用されことになったのは、カーリーやグリソム アカデミー
の辺りと、カイレンの一部といったところか。
ヘンデル ミトラも、ニック ドナヒューもゲーム本編には登場しない。

グリソム アカデミーにシェパード少佐が救援に行ったときは、いたのはジャックであり、カーリーからジリアンについての
話を聞くこともない。

シェパード少佐の遺体

イルーシヴマンの元に、シェパード少佐が死亡したというニュースがエージェントよりもたらされた。
これによって、彼はミランダとジェイコブにシェパード少佐の遺体回収を命じる。

シェパード少佐の遺体回収について「レデンプション」にそのことが詳しく描かれているが、シャドウブローカーが発見した
シェパード少佐の遺体はポッドに収められており、いわば「ステーシス状態」にされていた。こうしなければ、
すぐに本当に死亡してしまう。

だが、「生きてもいない、死んでもいない状態」のこのポッドに入ったシェパード少佐の遺体を巡って、
エージェントのフェロンが重要な役割を担う。
シャドウブローカーはシェパードの遺体をコレクターに売り渡そうとしていると言ってリアラはフェロンを説得し、
遺体はミランダに引き渡された。

シェパード少佐の遺体の入ったポッドはラザラス ステーションに移され、シェパード少佐の蘇生は、サーベラスのあらゆる
リソースを使う大事業に発展した。

ここで注意すべきは、イルーシヴマンは、「シェパード少佐」を欲したことだった。体にリーパーの技術を埋め込むことで、
人間の行動をコントロールする、という方法も持っていたサーベラスだったが、それを敢えてしなかった。

フェロンはシャドウブローカーに捕まって捕虜になったが、リアラはシェパード少佐の遺体を取り戻してくれた彼を
なんとか救出しようと考えた。
(Mass Effect2・DLCシャドウブローカー)

イルーシヴマンは、ノルマンディーSR2 の建造を指示した。
またラサには、シェパード少佐のチームを結成するための特攻任務のリスト作成を指示した。

この後、Mass Effect2へと物語は続く。

オメガの侵略

Mass Effect2の終盤。
シェパード少佐は、オメガ4リレイを抜けてコレクター基地に向かい、コレクターを殲滅してコレクター基地を
サーベラスの管理下に置いた。

オメガ4リレイの向こう側の領域は、イルーシヴマンにとっては格好の狩場だった。
そこにはコレクターの技術や、特有の生物がいて、これらを手に入れた。

その特有の生物を使って、イルーシヴマンはまた新たな実験をする。
「アジュタント」という変異生物を作り出し、これをオメガ侵攻の足がかりにしようとした。

サーベラスの輸送艦に、アジュタントを積んだ貨物を搭載し、オメガに向かった。
アリア ティロークは、サーベラスの船が寄港することを許可していたため、特にその輸送艦を怪しまなかった。

しかし、貨物から出てきたアジュタントはオメガを大混乱に巻き込んだ。

アリアは部下のバタリアンに命じて自体の収束を図ろうとする。
ブルーサンズ、エクリプス、ブロッドパック傭兵部隊もこれに対応しようとするが、これに乗じて、アッシュ大佐率いる
サーベラスも乗り込んできた。

オレグ ペトロフスキー将軍は、サーベラスの艦隊を率いてオメガに寄港し、事態収束の為に協力すると言って、
アリア ティロークをサーベラス艦に招いた。
だが、その隙にオメガの主要施設はサーベラスの手に渡る。

オレグ将軍は、アリアを一度オメガに戻す。
アリアはすぐにサーベラスによる罠だと分かると、オレグ将軍の副官であるアッシュ大佐を殺すが、時既に遅し。

オレグ将軍は、再び大艦隊を引き連れてアリアにこう言った。「オメガを明け渡せ。受け入れれば、オメガは
サーベラスの管理下とする。もし拒否すれば、オメガを破壊する」と。

アリアは苦渋の選択を迫られたが、彼女は再帰を誓ってオメガを離れた。

サーベラスはオメガという新たな実験場を手に入れた。
ここでアジュタントのような、リーパーの技術の実験に使うつもりだった。

プロセアン遺物

Mass Effect3の開始前。

シャドウブローカーとなって情報ブローカーをしていたリアラ ティッソーニについて、サーベラスの情報部は彼女の通信を
傍受していた。

ハケット提督は、これまでバタリアンが銀河系外延部で行っていたリーパーの研究や、アルファ リレイで起こった
ケンソン博士の事件などから、リーパーが近い将来やってくることを見越していた。

リアラ ティッソーニは、5万年前のプロセアン遺物について、リーパーに対抗するための手段があるに違いないと
考えてハケット提督と話し合っていた。
リアラは、ハケット提督に調査に向かうと通信で告げる。

この通信を聞いたイルーシヴマンは、リアラの行く先々にファントムの兵士を派遣し、もし何かあったらそれを奪って
くるよう命令していた。

リアラはセッシアに向かった。

そこで、セッシアの歴史に詳しいドクター パサントに会うと、プロセアン遺物の場所については何も知らないという。

ドクター パサントは、プロセアン遺物というと、やはりハナーの惑星のことを思い出した。
リアラにすぐにハナーの惑星に行くよう勧めた。

大半を海に覆われたハナーの惑星カージェにハナーの寺院がある。
ハナーは、「エンキンドラー」といってプロセアンを崇拝していて、神として祭る寺院があった。

リアラは、ドレルのクオイルに依頼して、入る許可をもらって寺院に入る。
しかし寺院には重要な秘密が隠されていたので、様々な仕掛けでガードされていた。

リアラとクオイルは、3ヶ所のセキュリティガードを1つ1つ解除していき、そこに書いてある
ハナーの文字を解読しようとした。

最初の2ヶ所は、ハナーの文字を読み取ることは困難だった。
(おそらく、エデン プライムとセッシアの座標だが、リアラには読めなかった)

3つめの場所にあるハナーの文字は、火星の座標について書かれてあると判明した。

だが、いきなりサーベラスのシャトルが舞い降りて、そこから突然ファントムが現れて襲ってきた。
リアラとクオイルはこれを排除したが、また突然、ホログラムが現れ、イルーシヴマンの映像が現れた。

イルーシヴマンはリアラに、ファントムが襲ったことを謝罪する。
そして、リアラに、一緒に協力してプロセアン遺物を探そうと提案する。

だが、リアラは「あなたはプロセアン遺物を別の目的に使うことは分かってるわ! 私達とは目的が違うのよ!
断固協力は拒否するわ!」と言ってリアラは寺院を去る。
リアラは、ハケット提督に報告すると、すぐに火星へ向かって調査するよう要請される。

イルーシヴマンは、リアラが調べようとしていた他のプロセアン遺物の座標はいずれ調べがつくと踏み、
火星に部隊を早速派遣することにした。

この後は、Mass Effect3へと続く。

終局

イルーシヴマンは、Mass Effect3の最後にシェパード少佐と対峙する。

リーパーの洗脳に会いながらも、彼は彼の信じる道を歩もうとしたが、シェパード少佐によって幕が降りた。

ジャヴィックは言う。「奴のような男は、我々のサイクルにもいた。内部から混乱に陥れた男が」と。


小説「リベレーション」「アセンション」「レトリビューション」「ディセプション」
コミック「レデンプション」「インベイジョン」「エボリューション」「ホームワールド」


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

添付ファイル
記事メニュー
目安箱バナー