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渡邊純くんの親の付き添いをなくす会 @Wiki

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narita

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『渡邊純くんの親の付き添いをなくす会』とは、千葉県成田市の公立小学校に通う重度障害児、渡邊純くん(8つ)を母親の付き添い無しで普通学校に通わせる為に作られた団体である。
水分補給介助や給食介助を学校側に認めさせるための活動および署名運動『純くんに、ひと口の水と、 あたりまえの学校生活を求める署名』を行っている。
代表者は父親の渡邊光氏。

「一口の水を」という触れ込みだが、その水がとろみのある水である事や、一つ間違うと誤嚥や肺炎を起こしたり命に関わる事故を起こす可能性があることなどについての説明が一切なく、不利な情報は記載せずに情報操作してミスリードしようとしているようにも考えられ、署名運動に使用している説明文の正確さが問われている。



◆署名は受理されず◆
2006年9月12日、純くんの両親は約一万六千人分の署名と要望書を小林攻市長に渡したが、署名運動に使用している経緯説明文に誤りがあるという理由により受理されなかった。
そこで同会は9月17日に、それに抗議する意味をこめて成田市JR成田駅西口で4度目の署名活動を行い、20日には署名不受理に対する抗議文を成田市役所で小林攻市長あてに提出した。


◆抗議文を提出した翌日に署名運動サイトを突然閉鎖◆
同会は駅前での署名運動のほかにもインターネットのホームページなどで署名を訴えていたが、9月21日の夜になってホームページが突然削除閉鎖されたことが確認されている。閉鎖理由は明らかになっていない。



関連リンク:

純くんに、ひと口の水と、あたりまえの学校生活を求める署名
http://homepage2.nifty.com/chiba-tomoni/


脳性マヒで自力で水分補給が出来ない子供を普通学校に通わせたい親関連
まとめサイト
http://www16.atwiki.jp/watanabejyun




参考資料:
【署名趣意文】

純くんに、ひと口の水と、あたりまえの学校生活を求める署名

 成田市立公津の杜小学校3年2組の渡邊純くんは、重度の障害がありますが地域の普通学級の中で、大好きな友だち、大好きな担任や補助の先生に囲まれて、学校生活を送っています。

 しかし、成田市の小学校では、障害をもつ子どもの「介助」はしないという方針が徹底されているために、純くんは給食を食べさせてもらえず、一口の水を飲ませてもらうことさえ拒否され続けています。だから、純くんはどんなに喉がかわいても、我慢しているしかありません。隣には、担任の先生もいるし、養護補助員もいます。時々、養護教諭や教頭先生も様子を見に来てくれるけど、教職員の介助行為を禁止しているので、純くんは、ただ、黙って我慢しているしかなく、給食の時間には母親が学校に通っています。

 成田市の小学校は、養護学校とは違うので、純くんの生活介助はしないと言います。授業の配慮はするけれども、水を飲むことや、ご飯を食べることは、先生の仕事ではないし、学校の仕事でもないと言います。保育園の時には、先生たちが普通に行っていた行為であっても、小学校は違うと言います。生活介助は、入学以来、成田市教委が拒否し続けていることではありました。しかし、保護者が付き添いを辞めた後、新しく付き添った養護補助員は、自然な関わりの中で水分補給を行っていました。ところが、市教委は、2年生の終わりにそれを再度禁止しました。

 そのため4月以降、純くんは休み時間に水分をもらえないまま過ごしていましたが、成田市教委は3月に養護補助員に水分補給を禁止していたこと、その経緯について保護者に一ヶ月以上、何の説明もしませんでした。
 5月の終わりに、純くんは体調をくずし入院しました。病気そのものは、水分が原因かどうかはわかりません。でも、純くんが、それまでふつうに飲ませてもらえていた水をもらえなくなったこと、そのことに不安を感じて過ごしていたことは明らかなことです。
 身辺自立のできていない子どもの世話は、学校の仕事ではなく、親が学校にきて面倒みるべきであるという、成田市の姿勢が、純くんの安全と命と人への信頼を脅かしているのです。

 純くんの友だちに翔ちゃんという同い年の男の子がいました。翔ちゃんも、自分では給食を食べられないので、入学から1年半の間、母親が毎日付き添いました。そして、補助員が配置された後に付き添いを辞めました。すると、お母さんが付き添わないなら、クラスの友だちと一緒に給食を食べさせられないと言われ、翔ちゃんは、ひとりだけ職員室へ連れて行かれるようになりました。障害児は、みんなと一緒に食事をするという楽しみを奪われても仕方ないという「教育」を、成田市は子どもたちに見せました。翔ちゃんもクラスの子どもたちも、辛く悲しい思いをしました。

 今年4月、翔ちゃんが福岡に引っ越しました。新しい小学校では、お母さんが付き添ったのは一日だけでした。校長先生は、「お母さんのやり方を見せてもらって、安心しました」と言いました。翌日から、翔ちゃんは、毎日、友だちのいる教室で、みんなで一緒に給食を食べています。嬉しくて飛び跳ねながら、みんなと給食を食べています。

 片島小学校の廊下には、「一人じゃないよ 一人にしない 友だちだから」というポスターが貼ってあります。新しい小学校では、差別されず、「できないこと」には当たり前に手をかしてくれる先生たちの中で、翔ちゃんが笑顔で友だちと過ごしているのを見ながら、翔ちゃんのお母さんは思っています。成田ではなぜあれほど親子で苦しまなければならなかったのか。成田市の小学校が、翔ちゃんと子どもたちに教えようとしたことは何だったのか。

 「一人じゃないよ 一人にしない 友だちだから」 その言葉を見るたびに、お母さんは思います。学校のなかに、子どもの心を感じるあたたかい大人がいることがどんなに嬉しいことか。子どもたちの教育は、みんなが安心できる生活の先にあることではないのかと。

 しかし、成田市教育委員会は、今も障害児の介助は普通学校の仕事ではないと言います。だから、純くんはいまも苦しんでいます。そして、成田市では、これから、小学校に入学してくる障害児も、これから生まれてくる子どもたちにも、「自分でできないなら、みんなと一緒の扱いはしない」という教育を行なおうとしているのです。

 私たちはそれを認めることがどうしてもできません。

 純くんの「水分補給」について、6月に教育委員会と話し合いを行いました。しかし、市教委の担当者は、半日飲まなくても、命に関わるかどうかは分からない、これから暑い日であっても水を飲ませることはできないと言います。「脱水症状になったり、具合が悪くなったらどうするのか」との問いには、「そんなことまで想定して考えなかった」と。たとえ救急車を呼んでも、その間に水を飲ませることさえも、考えていないのです。親にとってそれは、水が飲めなくて苦しい思いをしている子どもの命が危険にさらされても、放っておくという冷たい回答でした。

 子どもの命、子どもの安全ということについて、学校が、このような姿勢でいいはずがありません。このことは純くんひとりの問題ではなく、また障害児の問題でもなく、すべての子どもの命と安全に関わる教育と人権の問題です。その上で、いま一番援助を必要として苦しんでいる子どもの願いに対して、成田市がどのような姿勢を示すのかが問われているのです。純くんや翔ちゃんへの、先生たちの姿勢を、子どもたちは見ています。

 障害のある子どもは養護学校に行けばいいという基準だけで、子どもの生活を考えるのではなく、いま現実に学校のなかで、一番困っている子どもを見捨てない教育の実現を求め、私たちは、以下の事項を心より要望いたします。


1・渡邊純くんの水分補給を行ってください。

2・渡邊純くんが、親の付き添いなしで安心して学校生活を送れるように成田市教育委員会と学校全体での取り組みを進めてください。

3・子どもの命と安全に関わる上記要望を速やかに実現させるため、成田市における子どもの人権についての基本姿勢を明らかにしてください。


成田市長 小林攻様 

渡邊純くんの親の付き添いをなくす会・代表 渡邊光



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