中村和子

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中村 和子 【なかむら かずこ】



穴見和子(あなみかずこ)とも。若い頃は美人アニメーター「ワコさん」として知られた。 東映動画長編第一作『白蛇伝』より動画として参加。その後手塚治虫に気に入られ、虫プロへ移籍し『鉄腕アトム』『リボンの騎士』などの作画を担当。技術的蓄積がほとんど無かった虫プロ黎明期を支えた。
萬年社の穴見薫(後に虫プロ常務)と結婚するが、穴見は若くして死去(享年42)。
虫プロで買った新車で東映時代の友人大塚康生のところへ見せに行った際、大塚が中村にドライブテクニックを教えてやろうと同乗・運転して失敗しブロック塀に激突、廃車となる。大塚は以前から虫プロへの移籍を乞われていた経緯もあり、W3のオープニングを作画することでチャラにしてもらう。
動きの面白さこそ第一であった東映動画から虫プロへ移籍した中村は、大塚に「動かさないことがナウなのよ」と言ったという。これは東映動画と虫プロの空気の大きな違いを表している。
また手塚プロの『バンダーブック』では手塚の絵は描けないという湖川友謙に頼みに行き「いい返事がもらえなければ手塚のもとに帰れない」と粘るという芯の強さも見せた。
手塚のマンガ『三つ目がとおる』の和登さんのモデルとも言われている。アラン・ドロンのファン。





■白蛇伝(1958) 動画



■少年猿飛佐助(1959) 動画



■西遊記(1960) 動画



■ある街角の物語(1962) 原画



■鉄腕アトム(1963~1966) 作画監督 原画



■W3(1965~1966) 作画監督(ボッコ 担当)



■リボンの騎士(1967~1968) 作画監督



■千夜一夜物語(1969) 原画



■やさしいライオン(1970) アニメーション



■クレオパトラ(1970) 作画



■アンデルセン物語(1971) 演出 20話



■ふしぎなメルモ(1971~1972) オープニング作画(中村橋スタジオ名義)



■たすけあいの歴史-生命保険のはじまり-(1973) アニメーション



■ジャックと豆の木(1974) アニメーション(ノワール夫人 担当)



■ちいさなジャンボ(1975) アニメーター



■ばらの花とジョー(1977) アニメーター



■世界名作童話 おやゆび姫(1978) 作画監督補佐



■火の鳥 黎明編(1978) アニメパート原画



■火の鳥2772 愛のコスモゾーン(1980) アニメーションディレクター(石黒昇と共同)



■シュンマオ物語 タオタオ(1981) 原画



■ふしぎの国のアリス(1983~1984) 場面設定



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最終更新:1970年01月01日 09:00