【まどか☆マギカ】佐倉杏子は大盛焼きそばカワイイ67杯
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12 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/14(水) 00:29:32.38 ID:+idE9nGD0 [1/9]

食べるって何だろう?
「生きることだよ」
杏子ちゃんが答えた
「でも生きることって何だろうな?」
それは楽しむってことじゃないかな?
わたしは答える
「楽しむってのはどんなことだい?」
人それぞれだけど、わたしにとっては今この瞬間(トキ)を生きてるってこと
いや、この瞬間を無限に生きるってことかな?
杏子ちゃんとね
「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」
杏子ちゃんがわたしのことを茶化すように笑う
笑わないでよ・・・杏子ちゃんはわたしと一緒にいて楽しくないの?
「んなわけないだろ、お前にはたくさん感謝してるんだからさ」
杏子ちゃんがわたしの頭を優しく撫でる
まるで面倒見のいい優しいお姉ちゃんのよう
杏子ちゃんのわたしを撫でる手は温かくて優しいの
わたしは段々安心して、気持ちよくなってきて眠っちゃったの
大好きだよ・・・わたしの杏子ちゃん・・・///

「眠れ 眠れ 我が愛し子よ」
優しい歌声が聞こえる
目を開けると歌声に合わせて杏子ちゃんはわたしのことを撫でてくれている
わたし・・・杏子ちゃんに膝枕してもらってる・・・!
これは子守唄(ララバイ)・・・?
聞いたことのない歌だけど、とっても安心する
「おお、神よ この愛し子の安らぐ顔は━━」
杏子ちゃんと目が合った
杏子ちゃんの子守唄を歌うその優しい顔はまるで聖母様みたいだった
「おっ、起きたかい?」
杏子ちゃんがわたしの頭を優しく撫でながら言った
わたし、寝ちゃってたんだね///
「お前の寝顔とても可愛かったぞ」
もう杏子ちゃんったら///
そう言えばさっきのは子守唄?
「あぁ、母さんがわたしとモモに毎晩聞かせてくれた思い出の歌だよ」
そんな大事な歌をわたしなんかに・・・
「バーカ。大切な歌だからお前に歌ったんだよ」
どうして?
「お前があたしの大切な人だからに決まってんだろ」
キュン///
わたしは杏子ちゃんのふところに抱きついたの

杏子ちゃんの唇がわたしに触れる
わたしの唇が杏子ちゃんに触れる
あなたの歌ってくれた子守唄は最高だったよ
でも、もう一つお願いしてもいいかな?
さっきの恩返しも含めて
わたしと一緒にワルツを踊ってほしいの

コメント:

210 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/15(木) 00:31:32.99 ID:mcgo/eMG0 [1/7]

絵を描くなんて久しぶり
最近はずっと杏子ちゃんとデートばっかりしてたから///
そうだ、あの時の感動を絵に表してみよう
わたしは絵が上手なわけじゃないけれど、絵を描くのは大好き
大好きな絵で大好きな杏子ちゃんを表現してみよう
わたしは杏子ちゃんとのデートを思い出す
いつのことを描こうかなぁ
夜の浜辺でキスしてもらったこと?
一緒に綺麗なお月様を見てキスしてもらったこと?
遊園地に言って綺麗な夜景をバックにキスしてもらったこと?
━━ってキスしてもらってばっかりだなぁ
自分で思い出して、自分で恥かしくなっちゃうなんて、わたしってほんと幸せバカ///
杏子ちゃんとの全てのキスの味は全て覚えている
杏子ちゃんを抱きしめた全ての時の温かさもまだ残ってる
杏子ちゃんの蕩けた顔も、笑顔も、泣き顔も全て覚えている
わたしの大切な杏子ちゃん・・・
顔を思い浮かべるだけで身体が熱くなるよ・・・
ママが言ってたけど『恋』って素晴らしいね
さぁ、そろそろ最高の杏子ちゃんの絵を描かなくちゃ!
わたしの全ての杏子ちゃんへの想いをこの絵にぶつけよう

うん!最高の絵が完成したよ
結局できあがった絵はキスした時のことじゃないけど
最高の幸せの瞬間を描くのもいいかもしれないけど
わたしは何気ない日常の一瞬を描く方が得意
えへへ、可愛いよ杏子ちゃん///
ティヒッ描かれた杏子ちゃんに見蕩れてしまった
これじゃ自画自賛だね、まったくもう・・・
でも、これは最高傑作だよ!
今のわたしならゴッホにもモネにも岡本太郎にも負けない気がするよ!
「へー、どれが最高傑作なんだい?」
後ろから杏子ちゃんの声
杏子ちゃんはわたしの絵を後ろからひょいっと取っちゃった!
やだ!返してよぉ・・・
「何描いてんだよ///」
だって、その時の杏子ちゃんとっても可愛かったから
「だからって腹出して涎垂らしてるとこ描かなくたっていいだろ!」
杏子ちゃんの顔が紅潮していく
「ガサツって思われるしんねーけど・・・これでも一応あたしは女なんだぞ・・・///」
わたしだって女の子だよ?
わたしは杏子ちゃんにお腹見られても恥ずかしいなんて思わないよ
「でも、好きなやつに自分の恥ずかしい姿見られたら・・・アレじゃんか・・・///」
いつもに増して乙女チックな杏子ちゃん
我慢できないよ!!
わたしはいつの間にかに杏子ちゃんに抱きついていた

わたしと杏子ちゃんの寝台(愛の巣///)
耳まで真っ赤にする杏子ちゃんを見てるといじめたくなっちゃうの
杏子ちゃん、顔蕩けちゃってるけどどうしたの?
「意地悪するなよまどかぁ・・・///」
ごめんね、杏子ちゃん
わたしが思いっきり愛してあげるからね
このような最高の瞬間はどうしても絵にすることができないの
ここまで身体と精神が高ぶった状態を一枚の紙に閉じ込めることなんて出来ないよ
だからわたしは全身全霊をかけて杏子ちゃんを愛してあげるの
さぁ、一緒に激しく甘く優しく恋しい愛のワルツを踊ろうか

コメント:

376 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/16(金) 00:31:08.63 ID:WQa7LfSV0 [1/9]

ソファで寝ている杏子ちゃん
テレビを見ながら寝ちゃったんだね
可愛いそのお口からちょこんとお顔を出している八重歯ちゃん
とっても白くて健康な八重歯
それはまるで白百合のよう
花言葉は『純潔』で
いや、『無垢』という意味も持っていたかな?
どっちにしろ杏子ちゃんに相応しい言葉だね
無垢な杏子ちゃんの純潔・・・
想像しただけで胸がドキドキしてきたよ

杏子ちゃんの口の中に人差し指を入れてみたよ
赤くて可愛い舌見っけ!
ふにふにするととても気持ちいいの
「んあっ・・・///」
杏子ちゃんは顔を赤らめて寝言を言ってるの
ふふっ、ひょっとしてわたしとの恥ずかしい夢でも見てるのかな
わたしは一旦杏子ちゃんの口から指を引く
杏子ちゃんのお口とわたしの指先に透明な糸
運命の白い糸って言ったところかな///
ううん、それはただの白じゃないね
うん、それは虹色の愛の糸
たくさんの色が一つの糸に集まってる
この宇宙がたくさんの星が集まってできているかの如く
まるでわたしと杏子ちゃんみたい
私の想いや杏子ちゃんの想いが激しく絡み合って、混ざって、溶けて・・・
そして、一つになっちゃうの///

杏子ちゃん 杏子ちゃん 杏子ちゃんは今寝てますか
しかし返事はなく杏子ちゃんのスピーという可愛い寝息のみ
これは、いいって事だよね?
ごめんね杏子ちゃん・・・でも、わたし、もう我慢できないよ!
杏子ちゃんが悪いんだよ?
そんなに可愛いから・・・!
わたしは杏子ちゃんと唇を交わした
最初は優しく、段々と強く、わたしは迸る愛の衝動を杏子ちゃんに与え続ける
「んっ・・・あっ!?」
杏子ちゃんが目を開いた
ごめんね、起こしちゃったかな?
「何やってんだよまどかぁ・・・///」
口からは疑問が出ているけど杏子ちゃんの身体は今の状況を理解しているようだ
だって顔が真っ赤なんだもん!
安心して杏子ちゃん、愛してあげるから
「ったく・・・調子狂うよ・・///」
そう言うと杏子ちゃんは目を瞑りわたしに身を委ねてきた
この迸るリビドーを愛に変えて杏子ちゃんを幸せの園に導いてあげなくちゃ!

浅い微睡みは 深海の泡沫と消え
眠っていた意識は 無意識にわたしの愛を求め、享受する
さぁ林檎色のわたしの乙女よ 白百合の園へと導こう
そして一緒に踊ろうか 優しく素敵な愛のワルツを

コメント:

573 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/17(土) 00:32:31.12 ID:p5bAiCTa0 [1/3]

この子は信頼出来る
だからこそ私は杏子と手を組んだ
何回やっても何回やってもアイツが倒せない
私は数えるのを忘れてしまうほどアイツと戦い、アイツに敗れてきた
何度も血を流し、何度も涙を流し、何度も悔しさを噛み締めた
そう、最凶の魔女『ワルプルギスの夜』
アイツを倒さない限り、まどかは救われない
でも、杏子とならアイツを何とかできそうに思えた
最初は、ただの利害の一致で杏子と手を組んだだけにすぎなかった
でも、最近では少しその関係が変わってきた
何故だろう?

「おーい、他に菓子はないのか?」
杏子の声で私の思考は中断された
それにしても、この子は本当によくものを食べるものだ
でも、杏子の言動は何処か子供っぽくて何故かほっとする
『人間』ではなくなっている私達にもまだ『人間らしさ』が残っていると実感させてくれたからだろうか
「おいってば!」
少ししつこいのもたまに傷だけど
わたしはスナック菓子を彼女に差し渡す
「おっ!サンキューな」
そう言うとすぐに袋を空け、スナック菓子を食べ始める杏子
こんな呑気なことしている場合ではないのに、彼女が食べ物を食べているのを見るとどこかほっとしてしまう
杏子は私の方を見るとスナック菓子を一つ摘み、差し出してきた
「食うかい?」
ええ、頂くわ、と返事をしてそれを受け取る私
何故か笑ってしまう
それは自嘲やら安堵やらよくわからないものが含まれた笑い
「へへ、お前も笑うんだな」
杏子が私のことを茶化してくる
久しぶりかもしれない
人の前で笑ったのは
それも杏子のお陰かもね
本当に彼女は頼りになる、口には恥かしくて出せないけど
今度、ラーメンでも奢ってあげようかしら
「そろそろ、作戦会議っての始めようぜ」

一通り作戦会議を終えた私達
杏子は何故か機嫌が良さそうだ
いったいどうしたって言うの?
「いや、ワルプルギスの夜のヤツがどんだけ恐ろしい魔女かって分かったけどさ」
「お前となら負ける気がしないって思っただけさ」
そう、以外と楽観的なのね
「ネガティブに考えていたってただ、辛くなるだけだよ?」
そういう杏子の瞳は何処か遠くをみているような感じがした
「あとさ、もしよかったらなんだけどさ
ワルプルギスのヤツをぶっ倒した後もしばらく、組まないか?
いざっていう事もあるかもしんねーし」
貴女、そんなに私が好きなの?
自分でそんな冗談を言ったのが信じられなかった
「バカ///そんなんじゃねーよ///」
この子、以外と可愛いかもしれない・・・
でも、それもいいかもしれない
「そうか!」
その為には絶対にアイツを倒さないとね

こんな気持ちでアイツとの戦いに臨むのは初めてだった

コメント:

691 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/18(日) 00:32:56.08 ID:CJX5BX580 [1/7]

わたしは眠っていた
いや、眠っているフリをしていた
わざとお腹がちらりと見える程度にはだけて、杏子ちゃんの反応を見てみようと思ったの
「まどかー?寝てるのかー?」
杏子ちゃんがわたしの名前を呼ぶ
「こんな格好で寝てると風邪ひくぞ~?」
わたしの体調を気遣ってくれる杏子ちゃん・・・
それはとっても嬉しいなって
「それにしても綺麗な肌してるよなぁ・・・」
杏子ちゃんがわたしのお腹を人差し指でツンツンするの///
くすぐったいよぉ杏子ちゃん///
それに、杏子ちゃんの方が綺麗なお肌してるよっ!
まるで生まれてきたばかりの赤ちゃんみたいにプニプニスベスベだもんっ!
わたしはそう心の中で叫んだの

「それにしても、可愛い顔してるよなぁ」
そう言う杏子ちゃんは優しい声だった
それはまるで優しい妹思いのお姉ちゃんの声
杏子ちゃんはわたしの頭をなでなでしてくれた
気持ちいい・・・こうしているととっても安心するなって
「お前は何処も行かないよな・・・?」
杏子ちゃんの寂しそうな声が聞こえた
わたしにはその意味が分かる
きっと、亡くなった家族のことを思い出しているのだろう
とっても、大切な人だったに違いない
だって、その人たちの為に魔法少女になったんだから・・・
杏子ちゃんはわたしを心配させないように、表では寂しそうな顔を見せないけれど
街中を歩いていると、家族連れを見ると寂しそうな顔をするの
隠しきれるものじゃないよ、そういうのは
わたしが杏子ちゃんに出来ることは何だろう?

わたしは適当に見計らって起きる
いや、寝ているフリを止めたって言った方がいいかな?
「おっ、起きたか?」
杏子ちゃんがわたしの頭を撫でる手を止めた
起きるとすぐにわたしは杏子ちゃんに思いっきり抱きつく
「どうした?悪い夢でも見たのか?」
ううん、杏子ちゃんが大好きだから
杏子ちゃんと一時も離れたくないから
「いつも一緒じゃないか」
それでもこうしていたいのっ!
それとも、わたしに纏わりつかれるのイヤ?
「そんなことないさ」
杏子ちゃんはやっぱり優しくて大好きだ

ねぇ、杏子ちゃんはわたしのこと好き?
「好きじゃなかったら、こんなことしてねーさ」
そう、ありがとね杏子ちゃん
そう言うとわたしは杏子ちゃんの頭を撫でてあげるの
わたしは何処にも行かないから安心して
「お前・・・」
わたしは杏子ちゃんのことを思いっきり抱きしめてあげた

わたしに出来ること
それは些細な事だった
杏子ちゃんから離れない事
杏子ちゃんと一緒にご飯を食べる事
杏子ちゃんと毎日キスをする事
そして、一緒に愛のワルツを踊る事だった

コメント:

890 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/19(月) 00:32:22.16 ID:twxFb/VI0 [1/3]

最近はよく魔女が出現する
こういう事は言うべきではないのだろうが私たちにとっては好都合だ
お陰でグリーフシードが沢山手に入る
外道と思われるかもしれない。
それでも、私は構わない。
私には護りたいモノがある。
私の初めての友達のまどか。
この前まではそれだけだったのだが今ではもう一つ大切な人ができてしまった。
佐倉杏子。
彼女は私にとってどのような人物なのだろう?
友達とも仲間とも上手くカテゴライズ出来ない。
それでも、私にとって大切なモノになってしまった事は変わらない。
「なぁ、これ一つ使ってもいいか?」
杏子がテーブルの上に散らばる沢山のグリーフシードの一つを摘む。
ええ、使いなさい。常に万全のコンディションにある事が一番望ましいはずだから
「そっか、ありがとな。今度、あたしのお気に入りのラーメン屋に連れて行ってやるよ」
そう、期待しておくわ
「でも、お金は頼むよ」
ちゃっかりした杏子に私は思わず苦笑してしまう。

別の日
約束通り私は杏子に連れられてラーメン屋に行くところだった。
あんな口約束のつもりが本当になってしまうなんて・・・。
でも、嫌な感じはしない。
寧ろ嬉しいくらいだった。
本来だったら私くらいの子は友達と何処かに遊びにいってもいいはずだろう。
まぁ、私はそんな友達この時間にはいないのだけれど。
でも、今は杏子がいる。
それが妙に嬉しかった。
「あとはこの横断歩道を渡ってすぐだ」

『あっ、ほむらちゃん』
聞きなれた声が後ろから聞こえた。
そう、鹿目まどかの声だった。
私は彼女に返事をする。
『杏子ちゃんもこんにちはっ!』
「あー、こんなとこで逢うなんて奇遇だな」
ん?杏子とまどかは面識があるのだろうか?
『うん、杏子ちゃんは不良っぽいお兄さんに絡まれてたわたしを助けてくれたの』
そんなことがあったの。
私はあとで杏子にお礼を言わなくてはと思った。
『そういえば杏子ちゃんたちは何処に行くの?』
まどかはそう言いながら杏子と手をつないだ
!!?
「ちょっと、ほむらとラーメン屋に行くだけだよ」
『ふーん・・・』
若干まどかの目から光彩が消えたような気がした
『わたしも一緒について行っていいかな、ほむらちゃん?』
なんか今日のまどかちょっと怖い・・・。
別にかまわないわ、と私は答えた。
『そう、ありがとねほむらちゃん』
そう言うとまどかは杏子の腕にくっついてきた
まるでカノジョがカレシにくっつくように
「あんまりくっつくなよ、まどか~」
『ティヒッ』
何故か私は悔しい感じがしたので私も杏子の手を握った
「お前が手を繋いでくるなんて珍しいな」
今日はそういう気分なだけよ・・・

初めて繋いだ杏子の手は柔らかくて温かくて優しかった

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最終更新:2014年11月12日 03:05