31 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/06(土) 00:26:42 ID:JXw/OoYY0

明日は七夕だね杏子ちゃん
「7月7日かー」
うん、七夕以外にも色々な日として定められているらしいけどね
「例えば?」
ゆかたの日だったり川の日だったり香りの日だったり…
そういえば今年は7月7日が小暑だとか
「しょんしょん?」
ううん、『しょうしょ』だよ杏子ちゃん!
「んで、それは何なんだ?」
二十四節気の1つで、梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃の事らしいよ
「梅雨明けが近づくだって?何処がさ?」
だよねー
今は止んでるけどいつ降るか分かったもんじゃないよね
「そのクセに暑さだけは日に日に増していくんだよなー
でも最近は極端に暑い日ってのはないとは思うけどな」
そっちの方が助かるけどねー
「ところで一昨日あたしが買ってきて食いかけにしといた菓子パンは」
悪いけど、捨てさせてもらったよ…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「は!?」
だってこんなんじゃぁ…ほら、これ見てみなよ ガサゴソ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ほこり…?いや、カビか?」
うん、この時季は特に発生し易いからね。高温多湿、怖いね!
それに杏子ちゃん、こんなの食べたいと思う?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「でも食い物を粗末にしちゃ…」
明らかに食べたら身体を壊すようなものを無理に食べるのは食べ物を大切にする事と違うと思うよ?
無理して食べてお腹を壊す方が食べ物に失礼なんじゃないかな?
食べ物っていうものは人の命を繋ぐものなのに、それを食べて身体を壊すなんてそんなの絶対おかしいよ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「たしかに…」
分かってくれたならいいの。でも、これからは食べかけを放置するのはやめようね?
封をしていてもカビってのは生えちゃうものだからね
だから何か開封したらその時に食べきっちゃうのが一番いいと思うよ?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「うん…」
分かったならそんな顔しちゃ駄目だよ
きっとあの菓子パンも分かってくれるって!
杏子ちゃんが笑顔でいる事が彼の餞になるよ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「うん、そうだよな」
リノ(! ^ ヮ^ノリ「」ニコッ
杏子ちゃんはやっぱり笑顔が一番だよ ナデナデ
リノ(! ^ ヮ^ノリ「ヘヘヘ///」

その夜、わたしは杏子ちゃんに開封されて、頂かれちゃったの///

74 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/07(日) 00:31:44 ID:KAypvK.o0

梅雨が明けちゃったよ杏子ちゃん!
「うぜー…ちょーうぜー…」
起きてから間もないのに汗びっしょりだね杏子ちゃん
というかいつもより起きるの早いね杏子ちゃん!
「こんなクソ暑いのに寝てられっかよ…」
「ってことでクーラーつけて!流石に今日くらいはいいだろ!」
うん、まだ10時だけど流石にこの暑さだとね…
節約にばかり拘って熱中症にでもなったら笑いごとじゃ済まないもんね
「だよな 熱中症って死ぬくらいヤバいんだろ?」
程度によるけど毎年熱中症の死者ってのはいるからね…
「あたし死にたくない…」
わたしもまだ死にたくないよ!まだあんあんし足りないからね///
「あんた…///」
我ながら恥ずかしい事を言っちゃったものだね///
ただでさえ暑いのに顔から火が噴きだしそうだよ///
「ぶっ倒れちまうぞ?早くエアコンつけようぜ」
そうだね杏子ちゃん///
あんあんは快適な空間でするに限るもんね///

そういえば今日は七夕だよ杏子ちゃん!
「年に一度乙姫と彦星が逢える日だっけ
こんな暑い日は川で水遊びでもすんのかな?」
年に一度しか逢えない日がこんな猛暑日なんて可哀そうだよねー
それに比べて毎日一緒にいられるわたしと杏子ちゃんって幸せだよね///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「まぁな///」
それはそうと短冊に何か書こうよ!
「唐突だな!」
いつものことでしょ?
「それもそうだなー」

ふぅ…出来た!杏子ちゃんは何をお願いしたのかな?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「秘密!そういうあんたは何を書いたのさ?」
秘密!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「えー!?」
うーん…じゃあ杏子ちゃんの身体に指文字で書いてあげるよ!
「おっ、それいいな!じゃああたしもあんたの背中に書いてやるよ!」

お互いに何回やってもなかなか当たらなかったの…
埒があかなくなってきたからわたしと杏子ちゃんは舌文字で書くことにしたの…///

105 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/08(月) 00:32:02 ID:rx3ngFHg0

杏子ちゃん、杏子ちゃん!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「なに?」
今年も一緒に映画館に行ってくれる?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「おうよ!何処にでもついて行くぞ!」
それじゃあ…私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「寧ろあたしがあんたを地獄の底から引き摺り出してやるよ!」
杏子ちゃん…かっこいい/// ジワァ
リノ(! ^ ヮ^ノリ「へへ、照れるな…///」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「でもそれなりにあたしも修羅場をくぐり抜けてきたからなー」
修羅場っていうか戦場をくぐり抜けてきてるよね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「戦場っていうか結界だな。まぁ同じことか」
ランドリー?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「それは洗浄!」
スゴイ広い!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「それは千畳!」
じゃあこれかな?(杏子ちゃんの服がはだけている様子の写真)
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「それは扇情!」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「…」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「!?」
リノ(! ;゚ ヮ゚ノリ「なんだよその写真!///」
この前、杏子ちゃんがソファでうたた寝してた時の写真だよ
肩が見えちゃってて嫌らしいね杏子ちゃん! ムクムク
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「よこせ!///」ピョイン!
はい、どうぞ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「えっ、あ、うん、ありがと」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「なんか今回は案外あっさりしてんな」
うん、だってこれはベストショットじゃないんだもん…
役者は最高だけど、手振れをしているの…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「あっ、本当だ よく見るとちょっとぶれてるな」
ねぇ杏子ちゃん。こんな失敗をしない為にも、これからもわたしの被写体でい続けてくれる?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「変な写真を撮らないならいいぞ」
変な写真?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「あたし知ってるぞ。寝てるあたしを脱がそうとして写真を撮ろうとしてることを」
えっ…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「そういう時は寝言を言いながら寝返りをうってるんだけど…分かるよな?」
うん…ごめんなさい杏子ちゃん…
でもなんで?なんで杏子ちゃんはわたしを許してくれるの?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「バーカ 本当に嫌だったらぶっ飛ばしてるよ…///」
ってことは杏子ちゃん…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「言わせんな…///」
うん、女の子に恥をかかせるなんてカッコ悪いもんね、杏子ちゃん…/// チュッ

夜の杏子ちゃんのベストショット!最高の一枚になったの///

147 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/09(火) 00:10:23 ID:U7crGY5Q0

リノ(! #゚ ヮ゚ノリ「ただでさえ暑いのに五月蝿くするなよ!」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「まぁ、団扇くれたからいいけどさ!」
あぁ、選挙活動をしてるおじさんだね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「そういえば近くに選挙あるんだっけ?」
うん、参院選だね杏子ちゃん
でもよりによって07月21日にやるって何か陰謀めいたアトモスフィアを感じるね…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「どういうこと?」
ううん、なんでもないよ杏子ちゃん!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「そういえばこの前『ネット選挙解禁』とかニュースでやってたぞ」
杏子ちゃんは意外とニュース見てるんだね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「殆ど天気予報くらいしか見てないけどな
       それで、これからはインターネットで投票できるのか?」
リノ(! ^ ヮ^ノリ「わざわざ外に出ないで済むのは便利だよな~」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「まぁ、あたしには関係ねーことだけど」
よく誤解されてるみたいだけど別に有権者がネットでの投票が出来るようになるわけじゃないよ?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「へー」
けっこう興味なさそうだね杏子ちゃん
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「だってあたし選挙権持ってねーし、政治とか興味ねーし」
じゃあ杏子ちゃんは何に興味があるの?やっぱり食べること?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「確かに食うのは好きだけど興味があるかどうかって言われると…うーん…」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「そういうあんたはどうなのさ?」
わたしは杏子ちゃんについて興味があるよ///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「喜んでいいのか?」
うん!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「わーい(棒)」

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ごめん」
うん

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「なぁなぁ」チョイチョイ
ん?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「くらえ!」プシュー
痛ッ! バタン
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ふぇ?冷却スプレーだぞ?」
あああああああ目がああああ目があああああ!!
もう…だめっ… バタン
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「えっ…」
リノ(! ; ヮ;ノリ「あたしのせいかよ…」
リノ(! ; ヮ;ノリ「目を開けてくれよ」ユッサユッサ
(ちゅーしてくれたら目覚めるかも…///)
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「の、脳内に直接…!?」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「でも、あたしのせいだし仕方ないよな…///」チュッ

お姫様の口づけで目覚めるってのもいいね…///

168 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/09(火) 17:12:50 ID:ezDWjk220

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ 海があたしを呼んでいる

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ その声は美しく、けれども泡沫のように儚い

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ 漣の唄声はあたしの子守唄

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ 思い出すは懐かしき母の御腕に抱かれしあの頃

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ されど浜辺の砂城の如く流される

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ 嗚呼、残酷な女神よ、懐かしき夏に思い馳せる事すらを赦さないのか

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ 故にあたしは孤独…

リノ(! ; ヮ;ノリ されど孤独は唯一の友であったのか

195 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/10(水) 00:43:34 ID:.77z5Q/M0

夏の杏子ちゃんの汗
其れは女神の贈り物
滴り落ちる透明な雫
其れは甘美で酸味があった
林檎のような味で
檸檬のような味でもある
初恋のような味で
恋慕のような味で
愛情のような味
また、果実のような匂いも持っていた
でもわたしがそれに触れることは許されない
三重の意味で許されない
何故なら杏子ちゃんは其れを直ぐに拭ってしまうから
何故なら其れは直ぐに塩に変ってしまうから
そして、其れにわたしが触れるのを杏子ちゃんは拒むから
更に最近は杏子ちゃんは汗をかくとすぐにシャワーを浴びてしまう
しかもお行儀よく、汚れ物を洗濯機に入れて回してしまう
勿論わたしは其れを汚れ物なんて認識していないけど

天使の蜜の聖餐式
真夏の夜の夢の宴
赤い楽器は桃色の嬌音を奏でる
半音高くあんあんあん
半音低くあんあんあん
ホールに響く求愛の調べ
心に響く優しいトルネンブラ
部屋に広がる酸の匂い
身体に染み付く甘い蜜
お互いの口の中に広がるマリア―ジュ
高まる鼓動のコンツェルト
時間が経つにつれて熱を帯びる部屋
冷房が効いているのかも分からない
だってわたしの目の前には甘い雫が流れているのだから
わたしはそれに口づけをする
杏子ちゃんは鳴きながらも満更でもなさそうな顔をしていた

おやすみ杏子ちゃん、明日の汗をかこうね

229 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/11(木) 00:20:37 ID:DLEHu6Wc0

わたしには沢山の杏子ちゃんがいた
「沢山」といっても実際は幻惑魔法の産物なの
それでも全て、わたしにとっては大切な杏子ちゃんなの
さて、これは或る日の話
その日、わたしの目の前には二人の杏子ちゃんがいたの
一人は一生懸命わたしのお手伝いをしてくれていた
もう一人はわたしに3か月分のお小遣の前借りをを要求してきたの
わたしはそれを許すとその杏子ちゃんはスキップして外へ出かけた
彼女は一日中、商店街の食べ歩きをした
するとあっという間に全額使い果たしてしまった
困ってしまった杏子ちゃんは立ち尽くした
流石に3ヶ月分のお小遣いを1日で使い果たしてしまう事に罪悪感を感じたのだ
杏子ちゃんは心を入れ替えてわたしの家に戻ってきたの
そしてお手伝いとしてではなくメイドとしてわたしに仕えたいと言ったの
わたしはそんな杏子ちゃんを抱きしめて御馳走を振る舞ったの
その時にわたしのお手伝いをしてくれていた杏子ちゃんは言ったの
「今日サボったんだから、今度はあたしにサボらさせろよな」

また別の日のこと
その日、杏子ちゃんは魔女の結界を攻略していたの
魔女や使い魔自体は強くなかったが、その結界は非常に複雑だった
そこで杏子ちゃんは100人に分身し、魔女の居場所を分担して突き止めようとしたの
難航するかと思われたけれど意外と早く魔女の居場所を突き止めた
そして沢山の杏子ちゃんを総動員して魔女を袋叩きにしたの
あっという間に魔女は引き裂かれ魔女の結界も崩壊したの
でも、何かがおかしい…
そう、杏子ちゃんが一人足りなかったのだ
わたしは探した。辺りをくまなく探した
半日を過ぎて、やっとの事で杏子ちゃんを見つけたの
わたしは杏子ちゃんの手を引き、みんなのもとに戻ろうと促した
でも杏子ちゃんの足取りは重かった
自分だけ戦いに貢献出来なかったのを恥ずかしく思っているみたい
でも…
「おっ、やっと来たか」
「お疲れさん!」
「今日の夕飯は焼き肉パーティだぞ!」
沢山の杏子ちゃんが杏子ちゃんを出迎えたの
「でもあたしは…」
「気にすんなって!正直あたしもあんまり活躍しなかったしな」
「あたしなんか鯛焼き食ってたぞ」
「どういうことだオイ…」
「いいからとっとと食おうぜ!肉が焦げちまうぞ!」
「あんたもつっ立ってないで早く来いよ!」
杏子ちゃんはわたしの手を引っ張ったの

全ての杏子ちゃん。色んな杏子ちゃん。可愛い杏子ちゃん。
杏子ちゃんはみんな、わたしの大切な宝物なの

274 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/12(金) 00:26:15 ID:.wBA0B7g0

打ち水だよ杏子ちゃん! バシャバシャ
「あっという間に蒸発しそうなんだけど…」
でも何もしないよりはマシかなって
まぁずっとクーラーの効いた部屋に閉じこもるつもりだから
家の前に打ち水したってあんまり意味はないんだけどね
「じゃあやめようぜ 無駄に汗かくだけだよ…」パタパタ
うん、じゃあ終わらせようか!さっ、クーラーがわたし達を待っているよ!

「やっぱりエアコンはいいなー」
ねぇねぇ杏子ちゃん!
「何だい?」
これで遊んでみない?
「ドライアイス?」
液体窒素!
「!?」
嘘だよ、杏子ちゃんのご推察通りドライアイス!
「おっ、水にいれて白い霧みたいなのを発生させるんだな!」
その通りだよ杏子ちゃん!
「それにしても…デカすぎじゃね?スイカくらいあるんじゃねーか?」
だよねー。だから水もそれなりの量がないと…
「じゃあ湯船に水入れるか!」
うん!

ドライアイス投下! バシャーン!!! モクモクモク…
「おっ!涼しいなー!」
流石ドライアイスだね!
「なー」
なぁに杏子ちゃん?
「あんたどこにいるんだ?視界が全く見えないんだけど」
奇遇だね、わたしも何処に杏子ちゃんがいるのか分からないよ
「ヤバくね?」
だね、まずは合流しy ペタッ
ん?何か柔らかいものに触れたような… モミモミ
「あたしの胸揉んでんじゃねーよ!///」
えっ?杏子ちゃん何処にいるの? チュッ
「おいあんた…絶対あたしのこと見えてるだろ?」
そんなことないよ杏子ちゃん! チュッチュッ

冷たい冷気に包まれて、視界すらをも包まれて、
そんな空間で触覚と味覚と聴覚と嗅覚で感じるあんあんは新世界だったの///

314 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/13(土) 00:29:13 ID:hgu4/y/g0

「ヤシの実ジュース飲みたい」
いきなりどうしたの杏子ちゃん?
「さっき漫画読んでたら美味そうだったから」
ヤシの実ねぇ…売ってるのかなー?
「ないのか?」
うん、あとでちょっとネットの通販とか見てみるね
「おう、ありがとな!」
「そうだ。続けて悪いけど、八百屋でココナッツって売ってんの?」
キングクルールが狙ってる奴?
「いや、クリスタルのとかじゃなくて」
あっ、知ってたんだ
「まぁな」
「それでココナッツについてだけど」
うん、それも一緒に通販で調べてみるよ
「ネットって便利だな!」
杏子ちゃんも使ってみれば?楽しいよ!
「いや、いい…」
どうしたの杏子ちゃん
「いや、この前さ、ネットやってたらさ四角の変なのが出てきたんだ」
ポップアップ広告かな?
「それでさ、そこをクリックしたら…」
うんうん
リノ(! ; ヮ;ノリ「エロサイトに飛ばされた…」
Oh...それでご感想は?
リノ(! ; ヮ;ノリ「なんかあたしの今までの価値観がぶっ壊れた気がした…
        あんなの絶対おかしいよ…」
可哀そうに…聖職者の娘さんには辛いよね、あんなの…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「だから、出来るだけ使わないようにしてるんだ…」
うーん…でもネットが使えないのはけっこう不便だよ?
そうだ、今度杏子ちゃん用の安いパソコンを買ってあげる!
そしてフィルタをかければ杏子ちゃんでも安心してネットサーフィン出来るよ!
「そこまでしてもらうのは流石に悪いよ」
ううん、でも杏子ちゃんが喜んでくれれば…
「それに食欲に負けてぽんぽん通販で何か買っちまうかもしれないぞ?」
うっ…それはちょっと困るような…
「だろ?」
「それにあんたと一緒に同じ画面を見ながらの方がいいよ///
あんたのそばであんたがネットしてるのを横から見るので充分さ///」
杏子ちゃん…そう言ってもらえると凄い嬉しいよ///

その夜、わたしは杏子ちゃんに夜のトランスミッションをしたの///

356 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/14(日) 00:41:44 ID:K0rTq.bM0

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「こんな暑い日に買い物かよー…」
だって杏子ちゃんが冷蔵庫の中の飲み物を全て飲んじゃったじゃない
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「それはそうだけどさ…」
それに麦茶のパックももうないの…
この暑い夏を水道水だけで乗り切るなんて嫌でしょ?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「うん」
ね?さっ、さっさと買い物済ませてランチを食べて帰って寝よう!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「だな!」
リノ(! ;゚ ヮ゚ノリ「でも、こう日陰のない道を歩き続けるのも苦しいもんがあるな」
見渡す限り原っぱだからね…。ちょっとこういう作りの公園は頂けないね
でも人工池の噴水は見てて涼しい感じもするけど…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「どうせなら屋根とか作ってくれればいいのになー」
だよねー
でも自衛隊とか軍とかに勤めている人って本当に凄いよね
この茹だる…というよりぶっ倒れてしまいそうな中で訓練なんて想像できないよ…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「たしかに… こんな中で匍匐前進の訓練なんかやらされた日には…」
死んじゃうよね…
でもそう考えると犬って可哀そうだよね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「真夏ってコンクリートの温度が凄く高くなるんだろ?」
って言うよね。だから犬の散歩は夜とかにしてあげないと犬が可哀そうだよ
高熱で焼けてしまいそうな所を裸足て歩くなんて…想像してご覧よ杏子ちゃん
リノ(! ; ヮ;ノリ「ひどい…」
でしょ?だからお散歩は夜にしようね杏子ちゃん!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「えっ?」
ん?

ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「!?」
おっと、スプリンクラーだね杏子ちゃん!
ってそんな大袈裟に吃驚しないでも…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「いやー悪い悪い… だけどいきなりでびっくりしちまったよ」
まぁいきなりスプリンクラーが作動したらびっくりするよね
イワークの気持ちが分かるね杏子ちゃん!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「そんなことより見ろよ、あっちこっちに虹が出来てるぞ!」
本当だ!こんなに沢山の虹が見られるなんてそうそうある事じゃないよ杏子ちゃん!
リノ(! ^ ヮ^ノリ「へへ、汗かきながら頑張って歩いてきたあたし達へのプレゼントかな?」
杏子ちゃんもロマンティックなこと言うんだね///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「茶化すなよー!///」

とっても綺麗に輝く七色の虹
わたしと杏子ちゃんの未来の色もきっと虹色だよね///

388 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/15(月) 00:26:47 ID:8iAF9lU60

匍匐前進と葡萄前進って似てるね杏子ちゃん!
「葡萄前進って何だよ…」
葡萄が前進する事だよ
「なんか怖い…」
嘘だよ、杏子ちゃん!葡萄が歩くわけないじゃない
「いや、知ってるよ 林檎が歩くなんてそんなオカルトありえねーよ」
オカルトって… 魔法とはいったい…
「言われてみればそうだけどさ…なんか自分の力をオカルト扱いしたくねーっていうか…」
まぁ確かにオカルトっていうとあんまりいいイメージはないのかな?
わたしはオカルトとかけっこう好きだけどね!
「ダークネクロフィア的な?」
そういうのも好きだけど神秘主義的なものも好きだよ
人智学とかも大好物!薔薇十字団とか黄金の夜明けとか聞いた事ない?
「薔薇十字団なら聞いたことあるぞ ローゼンクロイツとかいう奴だろ」
物知りだね杏子ちゃん!
「へへへ///」
「でもオカルトってそもそも何なんだ?」
神秘的な・密教的な・魔術の・目に見えない、とかそういった意味らしいよ
元々ラテン語のocculereの過去分詞 occulta(隠されたもの)が語源なんだって
「またラテン語かよ」
仕方ないよ。だいたいの西洋の言語はラテン語が元になってるらしいし
因みにどうでもいいけどムスカ(musca)はラテン語て蠅って意味だよ!
「そういえば今年もやるらしいな」
夏の風物詩だよね
あと、杏子ちゃん!漫画とかで「アディオス・アミーゴ」って聞いたことない?
「スペイン語だっけ?確か『あばよ、ダチ公』って意味だよな?」
うん!そのアミーゴは友達って意味だけど、それもラテン語のamicusが語源なの
「へー 意外と面白いんだな、ラテン語って」
じゃあ一緒に勉強してみる?いつやるの?いm
リノ(! ^ ヮ^ノリ「今はいいや」

ラテン語の勉強のかわりに保健体育の勉強をしたの///
杏子ちゃんったら喘ぎながら格変化しちゃって可愛いの///

415 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/16(火) 00:08:06 ID:a2GjglV.0

綺麗だね線香花火
「なんか時季が早い気もするけど確かにきれいだな」
時季が早い?
でももう夏だよ?
「あたしのイメージだと線香花火っていうと夏の終わりって感じなんだ
8月31日に夜の浜辺で静かにパチパチって感じ」
なんとなくわかる感じがするよ杏子ちゃん
じゃあ線香花火じゃなくて他の花火にしてみる?
「他の花火って?」
簡易打ち上げ花火とかネズミー花火とかロケット花火とか…
勿論、普通の花火もあるだよ杏子ちゃん!
「ロケット花火…」
どしたの杏子ちゃん?
「去年さ、『てぃろふぃなーれー♪』なんていってロケット花火飛ばしてたらさ」
あっ
「うん、マミに捕まった」
Oh...
それでどうだったの?マミさんなら酷いことなんてしないと思うけど…
リノ(! ; ヮ;ノリ「15分近く正座させられた…」
えっ、それだけで済んだんならよかった方じゃないの?
「いや、生まれてこの方正座なんかしたことなかったから…」
「しかも酷いんだぜ!痺れた足をツンツンつついたりするんだ…」
意外とお茶目なんだね
「まぁでも最後には紅茶とお菓子くれたからよかったんだけどな♪」
飴と鞭かぁ…
リノ(! ;゚ ヮ゚ノリ「なんだよその不適な笑みは…」
ううん、なんでもないだよ杏子ちゃん…///

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「打ち上げ花火しょぼい…」
市販のだしね…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「!」
どうしたの杏子ちゃん?
「花火に魔力込めたら凄い飛ぶんじゃない?」
暴発しそうな気がするよ杏子ちゃん…
やめよ?ねっ、やめよ?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「うっせー!最大の魔力を込めてやるぜ!」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「たーまやー!」ドン!!

──そして町が火に包まれた…

リノ(! ─ ヮ─ノリzzz
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ハッ!?」
どうしたの杏子ちゃん?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「なんだ夢か…」
リノ(! ─ ヮ─ノリもう一回寝よ…zzz

二度寝しちゃった杏子ちゃんをわたしは一方的にあんあんしてあげたの///

462 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/17(水) 00:53:46 ID:9jRmDEtc0

最近涼しいね杏子ちゃん
あくまでも「夏」にしては、だけど
「でもそう思ってるといきなり暑くなるから気をつけろよ」
うん、ありがとう!杏子ちゃんは優しいね
「あと熱中症とかには気をつけろよ」
「あ、これ飲むか?」
ソルティライチ?塩分が入っているから夏にはいいのかもね
でもわたしはしおなら塩より潮の方が…
杏子ちゃんのお潮…///
「塩…?あたしの汗なんか舐めても美味くねーぞ!!」
そっちの塩を期待したわけじゃないんだけど…でもそっちの塩も美味しそうだね///
リノ(! #゚ ヮ゚ノリ「塩の柱にすんぞゴルァ」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「でも塩の柱ってどんなんだろうな?ちょっとなめてみたいかも」
ちょっと塩被ってくるね杏子ちゃん!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「調味料を無駄に使うのはやめろ!」
杏子ちゃん意外と倹約家!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「もう水のスープなんて啜りたくないからな…」
杏子ちゃん…
安心して、杏子ちゃんにはもう一生ひもじい思いなんてさせないから!
わたしの命が燃え尽きる迄杏子ちゃんのことを養ってあげる!
リノ(! ; ヮ;ノリ「あんた…」
でも食べ物は健康に考慮したものだからね!1日3食ジャンクフードなんてありえないよ
野菜炒めとかもいっぱい食べてもらうよ!
「いや、別にあたし野菜嫌いってわけじゃねーし…」
そう?じゃあ心配する事はナッシングだね!

その夜、わたしと杏子ちゃんは愛のミッシングゼロしちゃったの///

500 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/18(木) 00:33:55 ID:0cSUyZro0

リノ(! ;゚ ヮ゚ノリ「おい大変だぞ!」
どうしたの杏子ちゃん!?
「7月がもう半分過ぎてる!もう夏の四分の一がすぎちまった!」
杏子ちゃん杏子ちゃん、別に7月と8月だけが夏ってわけじゃないよ
「たしかに最近は9月も暑いからなー」
「どういえばそろそろ子供は夏休みの時季だなー」
杏子ちゃんだって子供でしょ!少なくとも身体は子供だよ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ムカッ」
確かにどうやって腹を立てるのも分かるけどさ、マミさんを見てみなよ!
多分、杏子ちゃんと年が離れてるとしても1、2歳くらいでしょ?
それを踏まえても杏子ちゃんの体型と杏子ちゃんの体型を比べると…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「マ、マ、マミは特別だ!あんなのと比べるなんてあたしは認めない!」
うーん…じゃあ、さやかちゃんは?彼女も杏子ちゃんと大して離れてないと思うけど…
リノ(! ; ヮ;ノリ「…」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「って胸ばっかじゃねーか!!このHENTAI!!」
そうはいうけどね杏子ちゃん。女の子の成長具合が一番顕著に表れるのはおっぱいなんだよ?
勿論、下の毛が生えてる生えてないも成長具合を確認する一つの方法だけど…
そんなの一人一人パンツ脱がせて色々して確認するわけにはいかないでしょ?
いや、わたしはそれで杏子ちゃんの成長度を調べるのでもいいけど杏子ちゃんは恥ずかしいでしょ?
だからお胸で女の子の成長具合を診るのは合理的なんだよ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「それって性徴じゃなくて?」
性徴も成長じゃないのかな?よく分からないけど
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ぐぬぬ…」
でも安心して早熟型の子もいれば晩熟・晩成型の女の子もいると思うし!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「だよな!」
でも杏子ちゃんの場合は…これ以上の成長は期待できないかも…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「なんでさ!?」
だって杏子ちゃんってこんなに可愛くてかっこよくて美しいんだもん…///
こういうと照れちゃうかもしれないけど杏子ちゃんみたいな恵まれたを容姿の子なんて滅多にいないよ?
多分成長する分のポイントが容姿に全振りされちゃってるんだよ///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「やめろよぉ…///」
えへへ、やっぱり照れちゃったね杏子ちゃん///

夜の杏子ちゃんとの営み
いつみても杏子ちゃんに成長の兆しは見られない
でも寧ろ、そこが杏子ちゃんらしくていいんだよね///
勿論、凄いナイスバディな杏子ちゃんも見てみたくないって言ったら嘘だけど
でも杏子ちゃんは今のままがベストだと思うの///
勿論、バストも今のままの方がベストだよ!///ベストバストハーベストだよ///

559 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/19(金) 00:33:13 ID:59SEAUhU0

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「~♪」
キラーン 
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「!?」ガタッ
ん?
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「」ガラガラ
ちょっと杏子ちゃん!クーラーの霊気が逃げちゃうよ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「そんなことよりこれを見ろよ!流れ星だぞ!」
うっそぉ…って本当だ!
暗黒の空に無尽蔵の如く降り注ぐ眩き青白の流星がとっても綺麗だね杏子ちゃん!
でも例の如く杏子ちゃんの方が綺麗で美しくて可愛くてあんあんだけれどね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「変な風に褒められるの慣れちまった」
ヒューンヒューン
それにしてもこんなに間断なく流れ星が見られるなんて珍しいね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「流れ星っていうよりは流星群って感じだな」
でもこれだけの流れ星があれば沢山願い事が出来そうだね
杏子ちゃんとくっつきぼしになれますように…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「くっつき…なんだ?」
ううん、なんでもないよ杏子ちゃん!ほら、杏子ちゃんも何かお願いしてみれば
リノ(! ─ ヮ─ノリ「って言われてもそんなに願いごととかねーんだよなー」
そうなの?じゃあわたしが杏子ちゃんの分までお願い事してあげるからね!
杏子ちゃんと今以上に仲良くなれますように…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「照れるなー///」
杏子ちゃんが今以上にわたしを求めてきますように…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ん?」
杏子ちゃんがわたしの赤ちゃんを孕んでくれますように…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「おい!?///」
寧ろわたしが杏子ちゃんの赤ちゃんを孕めますように…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「やめろ!それは破滅の願いだ!」
そういえば今ジラーチ配布されてるらしいね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「へー」
さて、じゃあ次は分身した杏子ちゃんに乱暴にあんあんされちゃいますように…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「だからやめろって!///」

その夜、杏子ちゃんの中にわたしの流星群が降り注いだの///

606 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/20(土) 00:43:40 ID:m73m7neg0

「面白いテレビやってないなー」ブチッ
最近全体的に視聴率が下がってるらしいからねー
たまにはラジオとかつけてみる?
「戦中かよ!」
ここは~お国を何百里~♪
って!いや、そのツッコミはおかしいよ杏子ちゃん
「へへへ、だよなー 流石にあたしでも分かるぞ」
だよねー じゃあちょっとレイディオ点けてみようか ポチッ
『ペチャパイ この小さな胸で ペチャパイ 夢が育ってる♪』
プププ…プルプル
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「いや、流石のあたしでもペチャパイじゃねーぞ?」
うん、いつも触ってるから分かる
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「じゃあなんであたしの胸見てニヤニヤしてんだよ…///」
だって杏子ちゃん、ペチャパイ扱いすると可愛い反応しそうなんだもん///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「どうだ?あんたのお望み通りの反応だったか?」
杏子ちゃんが何かしら反応してくれればそれはわたしの願望が叶ったって事なのかしら
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「その語尾やめろ!」
わかったザウルス!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「流石にそれはねーよ!!」

リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ところで参院選ってのはいつやるんだ?」
明日らしいよ!07月21日、オ●※ーの日!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「■ナ※~?■ナ※~ってなんだ?」
知ったら汚れてしまう事だよ…///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「よくわかんねーな」
それにしても杏子ちゃんの口から参院選なんて言葉出るとは思わなかったよ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「いや、名前も知らないおっさんからこんなのもらったからさ」ペラッ
あぁ、選挙のチラシだね。是非貴方の清き一票を!ってやつだね
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「一票に清きも汚きもあるのか?」
『是非貴方の一票を!』って言うより『是非貴方の清き一票を!』って言われた方がいい感じしない?
たとえば杏子ちゃんが林檎を栽培してる農家の人だとしてさ、
『あなたの林檎おいしそうですね』って言われるのと『貴方の林檎とても美味しそうですね』って言われたら…
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「後の方がいい気分はするね。そう褒められると一個あげたくなっちまうな」
でしょ?そういうものだよ杏子ちゃん!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「まぁあたしに選挙権なんてないからどうでもいいんだけどなー」
だよねー。あっ、因みに世間が参院選で盛り上がってる中、わたし達の明日の夕飯は焼き肉だよ!
ちょっと奮発しちゃったんだよ!杏子ちゃんの為に///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「マジで!?明日が楽しみだな///」

その夜、わたしは杏院選であんあん党の杏子ちゃんに愛の投票をしたの///

641 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/21(日) 00:48:01 ID:NSBy4yvs0

選挙だよ杏子ちゃん!
「でも関係ないね、あたし達には」
でも来る将来の為に練習しておこうよ!バン
「何その段ボール箱?」
投票箱のつもりだよ!
「ちゃっちい…」
箱なんてどうでもいいの!ほら、早くこの投票用紙に書いてよ!
「えっと…『貴方の好きな人の名前を以下のい~はから選び記号で答えよ』?」
「おい、これ絶対選挙じゃないだろ!ただのアンケートじゃねーか!
しかも選択肢…全部あんたの名前じゃねーかよ!ボーボボかよ!」
まぁまぁ暇つぶしだと思って…ね?
「選挙は?」
もうどうでもいいや、面倒臭くなっちゃった
「…」
「じゃあ書くぞ」
うん
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「」カキカキ

リノ(! ;゚ ヮ゚ノリ「なぁ、選挙ってこんなにガン見されんのか?」
じゃあ明治式ってことで
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「明治時代に女性参政権はないって小学校でやったぞ!」
じゃあ別の時間軸の日本ってことで
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「もうどうでもいいや」

ありがとう杏子ちゃん!杏子ちゃんのお陰でわたし当選したよ!
まさか杏子ちゃんがここまでわたしとあんあんしたいだなんて///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「は?」
見て、これ、杏子ちゃんがさっき投票してくれた紙ね ヒラヒラ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「うん」
えいっ ビリッ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「!?」
『貴方が今激しくあんあんしたい人の名前を以下のい~はから選び記号で答えよ』
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「シールかよ!つーかこんなの無効だろ!」
うん、実際の選挙でこんなことあったら大問題レベルじゃないだろうね
でもわたしと杏子ちゃんの愛は常識なんかには囚われないんだよ/// クチュクチュ
さて、わたしも杏子ちゃんに愛を投票しちゃおっかな?///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「あんっ…やめろよぉ…そんなとこに投票箱はねーよぉ…///」

こうやってわたしは杏子ちゃんに愛の投票をしたの
きっとこの一票は大きなものになるの
例えばそう、わたしと杏子ちゃんの赤ちゃん、って形でね///

678 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/22(月) 00:26:09 ID:aWZ59GT.0

ビキニ姿の杏子ちゃん
その上から薄くて白いワイシャツに袖を通している
丈はけっこう長くて腰くらいまである
勿論、真面目に前のボタンを閉めたりなんかはしない
だから膨らみかけの谷も可愛らしいおへそもちゃんと見える
こんな感じの姿の杏子ちゃん
きっと海水浴場に行けば汚い雄どもが杏子ちゃんに群がるだろう
海水浴場で欲情してしまうだろう
でもここは…
「ふぃー クーラー気持ちいー♪」
家の中だ
これは杏子ちゃん風のクールビズ的なものらしい
何処がビズなのかは知らないけれど、杏子ちゃんはそう言っていた
「海行きたいなー」と杏子ちゃん
何を思ったのかそんなことを呟く杏子ちゃん
水着を着ると海に出たくなるという人間の性が働いたようだ
しかし、この時間は人も多く、外も暑い
だから少し時間が経つのを待つ事にしたの

夜の7時ごろ。
完全に日が堕ちたわけではないがだいたい空は紫色になっていた
それでも近くの人の顔を識別できるほどの明るさは保っていた
そんな空の下のビーチを歩くわたしと水着+ワイシャツ姿の杏子ちゃん
波打ち際でサンダルを履いた足を海に浸す杏子ちゃんはご機嫌そうだった
それは海に来られて喜んでいるお陰か、
将又さっき買ったアイスが美味しくて喜んでいるのかは分からない
どちらにせよ杏子ちゃんが笑顔でいてくれてよかった

少し歩くと子供の泣く姿とそれを宥める父親の姿が見えた
どうやら子供の作った砂のお城が波の飲まれてさらわれてしまったようだ
父親は泣き喚く娘の身体を抱きかかえ、その頭を優しく撫でていた
何処にでもありそうな、一見有り触れているように思える父と娘の姿
それを見る杏子ちゃんの瞳は何処か寂しげで、それでいて優しくて暖かいものだったの
わたしはそんな杏子ちゃんの身体をお姫様抱っこする
ぎゃあぎゃあと喚く杏子ちゃんだったが次第に諦めたようで徐々におとなしくなってくれた
それでもその頬は夕焼けのように真っ赤に染まっていた
杏子ちゃんの瞳には先ほどのような寂しさはなかった

わたしと杏子ちゃんは海岸沿いを歩いてとある岩場にやってきた
そこは人通りも少なく、この時間なら誰かがやってくる事は絶対にありえなかった
わたしと杏子ちゃんはそこで、足を海水に浸しながら互いの愛を求め合ったのだった

733 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 00:30:11 ID:kqI5F0C.0

肝試しだよ杏子ちゃん!
「つってもただの魔女の結界だけどね」
でも墓場の結界だなんてどんな性質の魔女なんだろう?
「性質は『墓守』とか?」
墓守の魔女なかわかるけど性質が墓守ってどんなんだろうね?
「そういえばハカコモリってポケモンがいたな」
なにそれこわい
「はは、ジョークだよジョーク」
墓籠りっていうとなんかデスカーンを思い浮かべるよ
ところで杏子ちゃんってお化け苦手じゃなかったっけ?
「苦手ではないけど得意でもねーな」
「でもここのは正体が魔女って分かってるんだから別に恐れる必要はないよな」
確かに正体が分かってるものだったら恐ろしさは半減するかもね
何処かで未知なるものこそ恐ろしいって聞いた事があるような気がするよ
「それはたしかに分かる気がするな」
でも未知のものって恐ろしさや不安も孕んでるけど希望や期待も兼ね備えてると思うの
まぁ幽霊とかの場合はその限りじゃないと思うけどね
「おっ、魔女、出てきたな。あんたは後ろの方で隠れてなよ」


この人は墓場に住みついており、最早誰も鎖をもってしても、彼を繋いでおく事は出来なかった。
彼はたびたび足枷や鎖で繋がれたが、鎖を引き千切り足枷も砕いてしまったからで、
誰にも彼を押えるだけの力がなかったからである。
それで彼は、夜昼となく、墓場や山で叫び続け、石で自分の身体を傷つけていた。
彼はイエスを遠くから見つけ、駆け寄って来てイエスを拝し、大声で叫んで言った。
「いと高き神の子イエス様。いったい私に何をしようとしたのですか。
神の御名によってお願いします。どうか私を苦しめないで下さい。」
それはイエスが「汚れた霊よ。この人から出て行け」と言われたからである。
それで「お前の名は何か」とお尋ねになると「私の名はレギオン。私達は大勢であるが故に」

『マルコによる福音書』 第5章第3節から第9節より


きっとこの魔女はレギオン(軍勢)だろう
その姿はただ一つの巨大なゾンビのようなものだが、その声は複数であったから
また、たびたび自分の身体を近くの墓標に打ち付け叫び声をあげる
その傷から禍々しい黒い霧と赤い血のようなものが噴出する
しかしその身体はその自傷行為で破壊される事はない。
何故なら━━━
「これで…終わりだよ!」
その身体を破壊するのは杏子ちゃんなのだから

最近、杏子ちゃんが可愛すぎて忘れていたけど杏子ちゃんは魔女を狩るもの魔法少女なのだ
それ故に杏子ちゃんはとても強い。そして戦う姿はこの世のありとあらゆるものよりもかっこいいの
だけど戦いを終えた後はいつもの杏子ちゃんに戻る。いつもの愛おしくて可愛い杏子ちゃん
わたしがそんな杏子ちゃんの身体を癒してあげる為に心と身体を差し出すの///

763 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 00:52:52 ID:X7sa1oJw0

雷が轟いたよ杏子ちゃん
「凄い落雷だな」
雨も激しく降ってるよ
「ゲリラ豪雨だな」
レイン・オブ・グリーンベレーと呼ぼうか杏子ちゃん
「GOLAN豪雨でもいいんじゃないか?」
南斗無音拳だね杏子ちゃん
「無音どころが凄い音たてて降ってるけどな」
はぁ…今日は来なそうだなぁ…
「来るって何がだよ?」
通販で買ったBDだよ杏子ちゃん!あとチケットもそろそろ来てもいい頃かな?
「そんなに通販出来るなんてあんたは『ぶるじょわじー』なんだな」
そんな事ないよ杏子ちゃん!
ただ杏子ちゃんの食費とか間食代を削ってるだけだよ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「!?」
冗談だよ杏子ちゃん
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「心臓に悪い冗談はやめろよな」
えへへ、ごめんね杏子ちゃん
でも食費を削ってるのは本当だよ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「!!??」
心配しないで、削ってるのはわたしの分だけだから
「そういえばあんたたまに朝飯抜いてるよな…」
うん、朝ごはん抜いたところで支障はないし、食べない方が返って頭が冴えるからね
「それに最近、夕飯の時にあんまりオカズに手をつけてないよな?」
うん、ちょっとは食べてるけど基本的にテーブルの上のオカズは殆ど杏子ちゃんのものって考えてるからね
でも別にそれでお腹が減るって事はないから何の問題もないんだけどね
「そうか?でも体調崩したりするなよ?」
うん、杏子ちゃんは優しいね

夕飯時
リノ(! ゚ ヮ゚ノリつ「ほら、食えよ!口開けろよ!」グイグイ
たらこフランスパンを無理矢理口に押し込むのはやめてよ杏子ちゃん!
「だってさっきから見てたらあんた、ごはん以外だとめかぶくらいにしか箸つけてねーじゃんかよ!
夏は体力つけておかないと体調崩してぶっ倒れちまうんだぞ!」
だから酸っぱいめかぶを摂っているんだよ杏子ちゃん!
「うっせー!肉食え肉!」
でもそれお肉じゃなくてフランスパンだよ!
それに炭水化物は摂ってるから大丈夫だよ!
「ごたごた言わないであんたはあたしの(フランスパン)を咥えてりゃいいんだよ!」
あへぇ!

強引すぎるよ杏子ちゃん…
でもわたしの身体を思いやってくれての事だと思うと嬉しいよ!
だからお返しにわたしも夜は杏子ちゃんにフランスパンをあんあんさせてあげるの///

801 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/25(木) 00:27:00 ID:SSf0Emec0

わたしは眠っている杏子ちゃんを膝枕してるの
でも杏子ちゃんが自分からして欲しいって言ったわけじゃないの
逆にわたしから膝枕をさせてとお願いしたわけでもないの
ただ、わたしの隣に座っていた杏子ちゃんが眠っちゃって、
力が抜けてわたしの方に倒れかかってきたってだけ
それにしても杏子ちゃんはいつ見てもかわいいなぁ
何故かは分からないけど杏子ちゃん、けっこう疲れちゃってるみたい
服の上からおっぱいを軽めに30回ほど揉んでもあんともすんとも言わずに寝息を立てている
直に触れてみようかと思ったけど無邪気に寝てる杏子ちゃんの顔を見ていたら、
急に得体の知れないとてつもなく巨大な罪悪感が襲いかかってきたの
それでわたしは理性を保ち続けられたわけなのだ

それにしても本当に起きないなぁ…
可愛い寝顔が見られるのは幸せだけど杏子ちゃんに構ってもらえないのは辛い
これからお昼寝する前にはロッソしてもらおう…
はぁ…頬をつんつんしても唇をなぞっても起きない
でも━━━
ぐー…
杏子ちゃんのお腹はまだ起きているみたい
そういえばもう夕方。杏子ちゃんの胃は食べ物を欲している
わたしは夕食の準備をしなければならない
だから、杏子ちゃんをソファに寝かせてお腹にタオルケットをかけてあげて腰をあげる

夕飯の支度をしなくてはならないけど…少し小腹がすいたの
わたしは冷蔵庫からペットボトルのお茶とわらび餅を出しソファに座る
杏子ちゃんの鼻がぴくりと動いた
その後、可愛らしい唇も動いた
わたしはその割れ目にわらび餅を置いてみた
すると面白いことにその透明な玉は割れ目の中へと吸い込まれていった
すると…!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「おい!蜜ついてねーじゃねーかよ…!あっ、おはよう」
杏子ちゃんが起きると同時にクレームをつけてきた
でもちゃんと挨拶は怠らない杏子ちゃんだった

ガサツなように見えて意外と礼儀正しい杏子ちゃん
でも意外と抜けているところもある杏子ちゃん
そんな杏子ちゃんだけど、常に共通して夜だけはだらしなくなっちゃうの///

852 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/26(金) 00:27:13 ID:KzQ/HDmM0

今日は13日の倍数の金曜日だよ!
「13の倍数って2回しかねーじゃんか…」
ところで杏子ちゃん、まだ映画のチケット来ないんだけど…
「いや、あたしに言われても困るんだけど」
だよねー
わたしが留守の時に来たら受け取っておいてね
「おう!」
因みに代引きだから気をつけてね?
「だいびき?」
その場で配達員にお金を払うって事だよ
まだ口座作ってないからこうするしかないの
「そうなのか」
そうなの!

「ところで昨日届いたBDはまだ観ないのか?」
正直凄く観たくてたまらないけど時間があんまりないからね
一応、観るだけの時間はあるけどどうせなら余韻を楽しむ時間も欲しいよね?
だから忙しい平日に観るべきじゃないと思ったの
「じゃあ明日とか明後日に観ようぜ?」
うん、そうだね杏子ちゃん!
「じゃあ映画館みたくポップコーンとかコーラとか用意しなくちゃな」
映画館みたくといえば、去年映画館で買った紙コップがあるよ!
使うつもりはないけれど、ポップコーンの入ってた袋もあるよ!
「一式全部持って帰ってきたんだな」
うん、ポップコーンの紙袋は内側を綺麗にするのに時間がかかったけどね
「そういえばあんた、別の場所でタンブラー買ってなかったか?
あれは使わないのか?」
あれは観賞用だよ杏子ちゃん!因みに杏子ちゃんは実用と観賞用を兼ねたものだよ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「実用って何するんだよ!///」
愛でるんだよ。肉体的にも精神的にもね///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「///」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「そういえばそういう○○用ってのには布教用ってのもあるんじゃないのか?」
杏子ちゃんの分身も全部わたしのものだよ!杏子ちゃんを他人にあげるなんてとんでもないよ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「嬉しいこと言ってくれるじゃないの///」
もう、茶化しちゃメッだよ杏子ちゃん!///

その夜、お布団の中で目を閉じてわたしと杏子ちゃんは夢の映画館に行ってあんあんしたの///

897 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/27(土) 00:38:34 ID:/jTmuMUI0

そういえばイギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の長男が生まれたらしいね杏子ちゃん!
「みたいだな。ジョージだっけ?」
うん、ジョージ・アレクサンダー・ルイって名前らしいよ
因みにジョージはフランス語になるとジョルジュ、ドイツ語だとゲオルグになるんだって
これらの名前のもとはキリスト教の聖ゲオルギオスから来てるらしいよ
「なんか強そうな名前だな!」
よく知らないけどドラゴン退治の伝説で有名らしいよ!
あと正教会では聖大致命者凱旋者ゲオルギイと呼ばれるんだって
「間違いなく強キャラだな、名前から言って」
でも聖大致命者凱旋者まではかっこいいのにゲオルギイで半減しているような気もしない?
それなら最後までゲオルギオス、それかラテン語のゲオルギウスの方がかっこよくない?
「あたしにじゃなくて正教会に言えよー」
えへへ。そういえばゲオルギオスがドラゴン退治に使った武器は槍なんだって
まるで杏子ちゃんみたいだね!
「でもあたし龍みたいな魔女なんて一度も見たことないぞ?」
そうなの?てっきり魔女って色んな姿があるからドラゴンもあると思ったよ
「いや、あたしが見たことないだけで実際はいるかもしんないぞ?
でも正直そんなのと戦いたくないなー」
どうして杏子ちゃん?
「あたしはどこかの戦闘民族みたいに戦闘狂ってわけじゃねーからさ
生きる為に必要だから魔女を狩ってるんであって別に趣味にしてるわけじゃねーからな
って言っても最近魔女なんかなかなか出てこないけどな」
そっちの方がいいよ杏子ちゃん!いくら杏子ちゃんが強くても危険な目に遭うのは嫌だよ!
「へへ、ありがとな。でも安心しなよ、勝てないって思ったらトンズラすっからさ
きっとあたしがやらなくても他の誰かがやってくれるだろうし」
他力本願だね杏子ちゃん!
「でも、もしあんたが危険に晒されるようなことがあったら命張って守ってやるよ///」
杏子ちゃん…/// でも、気持ちだけ頂いておくよ///
「えっ、どうしてだ…?」
だってそんな危険な戦いに杏子ちゃんを行かせたくないからね
たとえ、それが仕事の魔法少女であってもね
そんな危険な賭けをするくらいなら杏子ちゃんと一緒に何処か遠い星に移住した方がマシだよ///
「んー…科学が進歩すれば火星くらいには住めるようになんのかな?」
人類の科学には是非目覚ましい発展をしてもらいたいものだね杏子ちゃん

その夜、わたしと杏子ちゃんはお互いの身体の神秘という名の宇宙調査を始めたの///

930 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/28(日) 00:41:04 ID:h.UvVxPw0

「うひぇー、すごい雨だなー」
雨も凄いけど風も凄いよ杏子ちゃん
あっ、神奈川県の何処かで洪水警報とか竜巻警報とか出てみたい
「テロップに出てたなー」
「それにしても花火大会中止なんて災難だったな」
行かないで正解だったかもね杏子ちゃん
「それ以前に行く予定なんてあったか?」
言われてみればなかったね杏子ちゃん
でも、それにしても竜巻警報だなんて凄いね杏子ちゃん
「竜巻ってどんな感じなんだろうな?」
この前、茨城とか栃木の方であったらしいけど凄まじいものだったみたいだよ
建物とかを全て掻っ攫っていっちゃうんだって
「そう聞くとトルネドって凄いんだな」
メテオとかメルトンとかもとんでもないよね
「でもトルネドってけっこう外れるよな?あんなのどうやって避けるんだよ…」
確かに竜巻って規模もスピードもすごいらしいからね…
杏子ちゃんは竜巻みたいな技を使う魔女と戦ったことある?
「見たことも聞いたこともないけど、もし出遭っちまったら全力で逃げるよ」
わたしを置いて行かないでね…///
「あぁ、あんたの首根っこ掴んでとんずらするさ///」
でも首根っこ掴まれるよりはお姫様抱っこの方が嬉しいな///
「わがまま言うなよー///」
「あっ、でも竜巻ってほどじゃないけどワルプルギスとの戦いはすごい暴風雨だったな」
スーパーセルだね杏子ちゃん
「あんなのともう二度と戦いたくないね」
うんうん。杏子ちゃんのあるべき戦場は夜のベッドだもんね///
戦場で扇情的な姿をする杏子ちゃん///
「あんたの頭の中も洗浄した方がいいんじゃないのか?」
手厳しいね杏子ちゃん///

「でも花火はちょっと残念だったなー」
って言ってもテレビ中継だけどね
でも大丈夫だよ!まだ夏は始まったばかりだし、これから他の場所でも花火大会はあると思うよ
「だよな!」
あっ、そういえば来週、町内会主催の盆踊りがあるらしいよ
「ふーん」
反応薄いね杏子ちゃん… ゲーセンで鍛えた杏子ちゃんのダンス力を試す機会だよ!
「いや、盆踊りとか興味ないし」
出店もあるらしいよ
「楽しみだな、盆踊り!」

わたしと杏子ちゃんは夜の花火大会を始めたの///
でも、この花火大会は来週の盆踊りの予行練習も兼ねているもの
だから激しくやらないとね杏子ちゃん///

972 名前:†[sage] 投稿日:2013/07/29(月) 00:28:50 ID:vLI9a0xI0

夏だし杏子ちゃんと一緒に海の旅をしたい
色んな島とかを巡ってみたい
移動手段は豪華客船でも水上スキーでも漁船でもラプラスでもなんでもいいけど、
わたしと杏子ちゃんだけで行ける物がいいな
行先は島なら何でもいいの
有人島でも無人島でも軍艦島でもね
兎に角杏子ちゃんと一緒に色々な島を回ってみたい
伊豆諸島とか小笠原諸島とか沖縄諸島とか
北方諸島も興味あるけどおっかないからやめようね杏子ちゃん
でも何処に行こう、なんて目的を定めないでフラフラ海を彷徨う方が冒険らしくていいかもね
だけど日本にもバミューダトライアングルみたいなのがあるらしいから気を付けないとね

そんなわけでわたしと杏子ちゃんは航海したの
船は近所に打ち上げられていたものを修理したもの
因みに戦艦大和が眠っている場所は判明しているらしいよ
沈没船っていうのも浪漫が詰まったものだよねー
さて、そんな事を杏子ちゃんとお話していると島が見えてきたの
その姿は自然溢れる典型的な島!って感じでわたしと杏子ちゃんはワクワクしてきたの
その島は地図を見ても乗っていない島だった
わたしと杏子ちゃんはその島にジャックスパロウの如く上陸したの
上陸したわたし達は島を探検してみた
どうやらその島は無人島のようで人の住んでいたような様子は見受けられなかったの
やっとの事で一通り島の探検を終えた頃には空は綺麗に赤く染まっていたよ
わたしと杏子ちゃんは海岸から2kmほど離れた場所に小さな簡易小屋を建てたの
そして今日の夜はそこで過ごす事にしたの

変な動物の鳴き声と海の波だけが夜の島を彩るの
そんな大自然を感じながらわたし達は寝る事にしたの
でも、せっかくだからという事で寝る前に夜のお散歩をする事にしたの
綺麗な海、綺麗な星、綺麗な月、そして綺麗な杏子ちゃん
わたしの目はとても輝いていたの
杏子ちゃんもその目に映る景色に感動したみたいでお目目はキラキラと輝いていた
わたしと杏子ちゃんはお互いの眼を見つめ合う
杏子ちゃんの瞳は蕩けていたし、わたしの身体は火照っていたの
お互いの心の了承を得たわたしと杏子ちゃんは島の浜の中心で愛し合ったの
人目も気にせずひたすらにあんあんするのは野生に返ったような感じで新鮮だったの///

コメント:










タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2015年05月13日 22:31