和室の照明を蛍光灯からLEDに変更したのでその記録

概要

蛍光灯がチラつくようになったので調べてみると、安定期が故障していた。
修理することも考えたが、手持ちの部品がなく部品自体が高価なので、この際LED化しようと考えた。
蛍光灯が入手できなくなるということはないだろうが、この先値上がりはする可能性もあるだろうから。

機器の選択

元々備え付けの照明器具はデザイン的に部屋にフィットしており、外装も掃除をすればきれいになる。そこで今回は安価で済む蛍光管のみをLEDに交換する方法を選択した。

直管型のLED管は国際的に多く流通しているため選択肢が多い。
しかし、丸形のLED管はほぼ日本でのみ流通しているものなので、選択肢は少なくなってしまう。
主要メーカーは、照明器具丸ごとを売りたいためか、管のみのLED化には消極的なようで製品を出していない。
唯一アイリスオーヤマだけが製品を販売しているので、製品の選択はそこから行うしかない。
サイズは既設の機器に依存するので、選べるのは色温度ぐらいになる。

電源との接続は、既設の照明器具を経由するものではなく、照明用の電源からコンセント形状のみ(電圧や直流の変換はなく)を変更してLED機器に接続させるようになっている。
つまり照明用電源からアダプタを介して電源供給するものとなっている。
なお、ペンダント式用の製品(アイリスオーヤマ)を選択すると、既設の照明器具の常夜灯ソケットから電源を取る方式になっているようだ。

今回購入した商品
LDCL3240SS/N/32-C(シーリングライト用)

上記機器は一般的なシーリングライトに接続するタイプであることに注意。ペンダントライト型への接続用には別の商品を用意されている。
※ ペンダントライト型というのは本体が天井からひもでつり下がっているタイプの機器を言うようだ。
 電源との接続に一般的なシーリングライトとは別の方法がとられている。

なお、この製品は蛍光灯と同じようなフリッカー(高速点滅)がある仕様となっていることにも注意。
照明下での動画撮影など、フリッカー対策としてLEDに変えようと目論む場合、この製品を選んではいけない。

※ペンダントライト用の製品(今回は使用しない)
 アイリスオーヤマの製品で言えば、型番の最後に"-P"が付されているものがペンダントライト用の商品。

本体・同梱品の確認


本体の他に、リモコン、アダプターが同梱されている
アダプターは、シーリングアダプタータイプ、引掛シーリングタイプ、差込アダプタータイプの三種類が同梱。※ペンダントライト専用給電コネクタは同梱されていない
参照:取り付け可能な器具形状
LDCL3240SS/N/32-Cは三つの接続形状用のアダプタケーブルが同梱されている。
商品ページなどを見てもわかりにくいが、実は常夜灯は基板ボックスに内蔵されており、基板ボックスの一部分が光るようになっている


設置

既設の照明器具は32形+40型


接続形状は下記ページ「引っ掛けシーリングタイプ」→取り付け可能な器具形状


既設の機器から蛍光灯を外し、代わりにLED管を装着
天井からの電源接続部に、製品同梱のアダプタを接続し、LED管側と接続


設置後

当然、劣化した蛍光管よりは明るいものの、新品の蛍光管よりは少し暗いかも、といった印象。
あくまでも「印象」
部屋の明るさに対する印象は、光量や色味、光の拡散方向の違いといった様々な要素によって違ってくるので必ずしも絶対的な明るさ(光量)が減ったとは言い切れない。
ただ、常夜灯は絶対的に暗い。明るさを二段階調節できるが、明るい方でも手元を見るのが困難な程度の明るさしかない。

購入する製品、設置方法に迷ったら
の下の方の手順に従って問い合わせれば、確実な回答が得られるはず。

最終更新:2021年01月25日 06:23