ガラケーやiPhone等のこれまで使用してきた連絡先(電話帳)を、Androidスマホに移行する。
この際、整理編集後、Androidの「連絡先」アプリできちんとソート出来るようにする。
今回の方法は、単に電話帳をPC上で整理したい場合などにも使える。
また、すべてはローカルPCでの作業なので、私的なデータでクラウドを使うことに抵抗のある人などにも適していると思う。
ファイルのやり取りは(micro)SDカードや、PCからデータを読める機種であれば100円ショップ等で売っているデータ転送ケーブルなどを利用する。
※MicorSDカードを購入する場合は必ずその機器対応のものを選ぶこと(サイズや種類(SDHC/SDXC)、容量など)
- Android端末を買って、結構迷うのがAC充電アダプタです
自分は充電なんて遅くていいやと思ってたんですけど、最近これ買って、充電があっという間に終わることに感動した👍
概要
- 元の携帯から電話帳・住所録・連絡先などをテキストデータでエクスポートする。
- CSV編集ソフトで、*テンプレート*にデータを貼り付ける。
- できたCSVファイルをvCard形式(vcf)に変換する。
- Androidの連絡先アプリでインポートさせるため、文字コードの変換を行う
使用ソフト、設定・使い方など
CSVファイルの編集
cassava、あるいは、
OpenOfficeなどを使う。もちろんExcelでもOK。
肝心なのは
作成するCSVファイルを、カンマ区切り、各カラムをクォート(""で囲む)、文字コードShift-Jis、とすることで、これが可能なソフトであれば何でもよい。
CSVファイルからvCard形式への変換
vCard形式(vcf)の文字コードの変換
作業(本題)
(0) 電話帳・住所録・連絡先など各端末からのデータの書き出し
ドコモガラケーであれば、ドコモケータイdatalink(通信可能なUSBケーブルでPCと接続)を使いCSV形式にエクスポートする方法が最も簡単か
他キャリアのガラケーにも同様のソフトがあるはず
iphoneであれば適当なアプリでcsv形式にエクスポートする(vCardにエクスポート出来れば、そのままgoogle連絡先アプリでインポートできる)
ガラホは触ったことがないので、詳細は分からないが、おそらく電話帳のエクスポートなどの機能を利用して、SDカードへ保存することで出来るかも
これらのファイルをPCに移して作業をする。
vCardのままでファイルへエクスポートできる機種もあるが、vCard形式では編集がしづらいので、今回はCSV形式で書き出す。
vCard形式(vcf)でしか書き出せない機種の場合、「
携帯アドレスデータCSV変換」というソフトを使って、一旦いったんCSVに変換してやる。
(1)CSVファイルの編集
このファイルに移行元から書き出したデータを貼り付け、CSV編集ソフト(前出のCassavaやEXCELなど)で編集する。項目の意味は一目瞭然のはず。ふりがなは連絡先アプリのソートに使用されるため、姓・名の形式にとらわれず、使い良いように調整しておくとよいと思う。
※Zenfone連絡先では、Family Name(姓)の方でソートされるもよう。なので、このFamily Name(姓)の方にニックネーム・呼び名を設定してやると、使いやすいかも。例えば、ごっつい友達の「ゴリ」の本名は忘れがちなので、Family Nameに「ゴリ」を記入しておく、など。
編集後、CSVを保存。カンマ区切り、各フィールドをクォート(""で囲む。詳しくは前述)。
さらに、
TeraPadで保存したCSVを開き、区切り文字が「,」であること、各フィールドが””で囲まれていること、文字コードがShift-Jisであること、改行コードがCRLFであることを確認。
CSV編集ソフトの使い方
Cassavaの場合
[設定]→[オプション] [データ形式]
→標準区切り文字「,」
ロード時区切り文字リスト「\t,」
ロード時区切り文字リスト(連続無視)「\_」
[すべてのセルを""で囲む]をチェック
OpenOfficeの場合
すべてのカラムタイプ(Column type)をTextに。
※ロード時に出るダイアログボックスの下の方にプレビューが出る
→左上の角を選択→プレビューが反転。
[名前をつけて保存(Ssve As)を選択→[Edit Filter setting]をチェック
→保存→[keep Current Format]を押下→[Quote all text cells]をチェック
[Character Set]=[Japanese Shift-Jis]→OK
CSVからvCard形式(vcf)への変換
(2)CSVファイルからvCard形式(vcf)への変換
1. 実行ファイル(CsvToVcf.exe)のあるフォルダにあるsample.defをsample.def.orgなどとリネームしてバックアップ。
2. 作成するデータ形式に合わせた
sample.defをダウンロードし同フォルダに置く。
3. 先ほど保存したCSVファイルを読み込み、[変換]する。
4. vCard(vcf)ファイルが出来ているはず。
(3)文字コードの変換
出来上がったvCard(vcf)ファイルをTerapadで開くと、文字コードがShift-JISになっているはずなので、[ファイル]→[文字コード指定保存]で、[UTF-8N]を選んで[保存]
(4)出来上がったvCard(vcf)ファイルをスマホで直接開く
出来たファイルを、SDカード、NASなどのファイル共有、クラウド、bluetooth送受信などを使い、スマホにデータを送る
これをファイルマネージャーなどで開くと、インポート出来るはず。
※ 参考2:Google連絡先アプリからエクスポートされるvcf(vCard)
BEGIN:VCARD
VERSION:3.0
FN:寿司 太郎
N:寿司;太郎;;;
X-PHONETIC-FIRST-NAME:たろう
X-PHONETIC-LAST-NAME:すし
TEL;TYPE=HOME:01234567890
TEL;TYPE=CELL:09012345678
NOTE:Name Yomi: すし
END:VCARD
google連絡先アプリにインポートするVCFファイルも、上記フォーマットに合わせてやればよい。
一応コメント欄
最終更新:2021年09月16日 16:30