ADBを導入して、メールのプッシュ受信の確認などのdoze中の挙動をテストする
実際の運用状態を確実に再現出来ているかは断言できないが、目安にはなるはず
使用端末は、ASUS Zenfone3 ZE520KL

ADBの導入

参考サイト
ADBパッケージにドライバが用意されていない機種の場合、メーカーサイトなどでドライバをダウンロードし、インストールする

開発者オプション→USBデバッグモード 後に接続
コマンドプロンプトにて
c:\>adb devices
xxxxxxxxxxxx device
と表示(xxxxxxxxxxxxはシリアルナンバー)されれれば認識成功

Dozeテストの実施(Android 6.0.x)

まず、以下を実行
adb shell dumpsys battery unplug
adb shell dumpsys deviceidle enable
次に、以下を実行
adb shell dumpsys deviceidle step
すると、端末の状態が返ってくる
上記コマンドを繰り返し実行するごとに
IDle_PENDING→SENSING→LOCATING→IDLE→IDLE_MAINTENANCE
と、変化していく
おそらく、IDLEというのが(深い)Doze状態("浅い"dozeというのはAndroid 7xの機能)
各状態は、dozeまでの移行状態や、doze中にある条件でコマンドが実行される状態などではないかと思われる
いずれにしろ、すべての状態でメール受信・通知などが出来るかどうかを確認できればいいと思う
※実験終了後は、端末を再起動すること

通知テスト

テストのたびにメールを作成送信するのが面倒なので、smailを使ってみる
使い方は展開したフォルダの中の"使い方.txt"で

リアルタイムプッシュ通知は完全には動作しない(Android 6.0.x)

Android6.0でも、長時間(携帯しないで)端末を放置した状態では、どのメールアプリを使っても、メールの通知が来ない場合があるようだ。
どうやら、これはOSの仕様(バグ?)らしい。本来であれば「電池の最適化をしない」などの設定を行えば、アプリの動作には省電力設定の影響はなく、通知も安定して届くはずだが、どうもそれがうまく動作しない。
したがって、いつでもリアルタイムなプッシュ通知を可能にするには、根本的にDozeを無効化することが現状ではベストのようだ。
Dozeの無効化 











最終更新:2018年12月08日 17:29