592 :名無しさん:2013/11/09(土) 21:48:03

露西亜帝国は大国であるがその国土の大半が極北にあり寒帯に位置する。
それ故に無意識に暖かい海を求めて長年南下政策取ることになる。
最初に露西亜帝国が進出したのは黒海沿岸であるがその地域は長らくオスマン帝国の勢力圏であった。
瀕死の病人に例えられるオスマン帝国に露西亜帝国の侵略に単独で抗う力はなく、英仏両国に支援を要請しオスマン帝国は英仏両国と共にクリミア戦争を戦う事になる。

露西亜帝国、オスマン帝国共に得ることのなかった戦争は互いに膨大な戦費を費やす事になる。
露西亜帝国はこの戦費の補填の為に辺境の地であるアラスカを売却を進める事になる。
このアラスカの地を買ったのが後年露西亜帝国を地獄に落とす新興の老帝国である大日本帝国であった。

アラスカの購入に手を挙げたのはアメリカと大日本帝国であった。
鎖国していた大陸国家大日本帝国が何故アラスカの購入を希望するのか理解出来なかった露西亜帝国であるが、大英帝国自治領であるカナダがアメリカの領土に挟まれるのを嫌った大英帝国は大日本帝国がアラスカを購入出来るようにバックアップし、またアメリカとしてもまさか辺境であるアラスカの売却話に自国以外に手を挙げる国があるとは思わずにアメリカは競り負ける事になる。

米国「一年の半分は氷に閉ざされる白熊しかすまぬ土地など買い叩いてくれよう」
露西亜帝国「どっかの皇室と比べて財政は火の車だお、戦費の赤字補填の為には負けられないお」
夢幻会「将来的には石油も金も出る土地が750万ドルならお買い得だよね。それに弾道弾基地と飛行場も整備出来るしね。」
腹黒紳士「植民地人くやしいのぅくやしいのぅ。」
というような思惑があったりなかったり。
あれニコライ一家を助け出す話を書こうとしたんだがどうしてこうなった。


660 :592:2013/11/10(日) 07:06:11

まだだまだ終わらんよ。
1862年に正式に大日本帝国領土に樺太、択捉島、と共に編入されたアラスカであったが、周辺諸国による侵略を受けないように金鉱と油田の発見及び開発は行わず自治領化し、暫くの間放置されていた。アラスカが脚光を浴びる迄にしばしの時が必要になる。

第一次世界大戦がパリ陥落と新型インフルエンザの大流行、大日本帝国派遣軍のハンブルク陥落により停戦を迎えるなか、露西亜帝国ではレーニン率いるソヴィエト共産党による内戦が勃発していた。
露西亜帝国にとっての不運は、大日本帝国を侮り満州の利権だけでは満足せずに撫子の家の勝手口を蹴り破った挙げ句こたつのみかんを強奪するにも等しい行為を行った事である。

大陸日本は即座に連合艦隊を編成旅順艦隊に奇襲攻撃を仕掛けた後に宣戦を布告した。
旅順艦隊が殲滅され、奉天会戦で極東の陸軍戦力の過半を失い、対馬沖でバルチック艦隊を魚の住みかにかえられた後、ウラジオストクとハバロフスクを占領され、明石大佐に国内の火種に根こそぎウォトカをかけられた為に、ポーツマスにてチェコト、カムチャッカ割譲と25億円の賠償金、満州利権の譲渡、旅順租借権の譲渡、ウラジオストクの割譲、オホーツクに浮かぶ全ての島の割譲という屈辱的講和条約を締結することになる。

大日本帝国は戦費の補填と国内開発の資金を得るために、満州利権、旅順租借権、ウラジオストクを満州利権は油田発見後に一番高値をつけた英国ユダヤ系財閥に売却。旅順はドイツに。ウラジオストクは露西亜皇帝にそれぞれ高値で売り付けた。
満州の油田が重質油だと買わされてから気付いた間抜けは怒り狂い、外圧かけて安く旅順をいただこうとしていた何処かの皇帝は艦隊整備に支障をきたし、自国領土を買わされた哀れな帝国は内戦の真っ最中であった。

撫子「中国の方に領土があっても引きこもりの邪魔になるし」
英国「どっかの商人よりよほど悪辣、これならまだユダヤ人の方が良心的」
米国「買おうとしたら出禁にされていた。何をいってるかわからないとおもうが」
露西亜皇帝「野蛮な猿からふんだくろうとしたらふんだくられていた頭がどうにか」
ドイツ「買った領内から石油がでるって噂だったのにでないお」

あれニコライ一家を助け出す話を書こうとしたんだがどうしてこうなった。

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最終更新:2014年01月20日 21:15