567 :第三帝国:2014/04/27(日) 21:38:51

冷戦大陸日本史~「九九九九艦隊計画世界」

第二次世界大戦こそ参戦したが、戦後アメリカの無茶振りのためソ連と手を組む。
という外交的ウルトラCをやってのけた日本は、東側陣営の一角にして第三世界の盟主として君臨する。
巨大すぎる日本海軍を前にフィリピン、グアムは孤立状態でアメリカの防衛線はハワイであり、常に強いプレッシャーを強いられた。

だが1981年、レーガン大統領が掲げる「強いアメリカ」の政策の一環として。
衛星軌道上にミサイル衛星やレーザー衛星、早期警戒衛星などを配備し大陸間弾道弾を迎撃する「SDI」計画を発表する。

そして東側陣営よりの大日本帝国への対抗を目的とする「800隻艦隊構想」
をぶち上げると日本も「九九九九艦隊計画」を以ってアメリカの軍拡に真正面から答えた。

具体的には戦艦9、原子力空母9、空母9、超甲巡9の実戦配備、さらには200隻の原子力、通常動力型潜水艦。
数百隻のミサイル駆逐艦、巡洋艦の配備を以って洋上でアメリカ海軍を完全に撲滅することを目指した。

特に予備保管状態にあった「大和」「武蔵」「信濃」「甲斐」の大和型戦艦4隻。
「紀伊」「尾張」「能登」「播磨」の紀伊型戦艦5隻の近代化改装を実施した。
電波的に自らの姿を隠すアクティブ・ステルスシステム、高いマストを利用したイージス用レーダーの設置。
やったことを分かりやすく言えば「征途」の「やまと」のように最強の防空戦艦へ現代化改装をしたわけである。

日本の真正面からの挑戦を受けたアメリカはモンタナ型戦艦6隻の現役復帰。
事実上「紀伊型」戦艦5番艦であるソ連の「ソビエツキー・ソユーズ」の再就役、付き合う形で無理して保有していたイギリスの「ライオン」
東諸国側の日本がやたら戦艦を持っていたせいで引き上げて復帰、運営していた西ドイツが保有していた「ティルピッツ」の配備。
財政的に吐息状態にも関わらずフランスの「アルザス」が現役復帰と連鎖的に戦艦の近代改装と実戦配備が始まり新たな軍拡が始まる

また、航空戦力では史実対艦番町配備の促進と戦術用戦略爆撃機の「飛鳥」を配備することでミサイル飽和攻撃を目論んだ。
制空権を確保する戦闘機も史実F15水準の「陣風」を配備しつつあり、ステルス戦闘機の「心神」も開発中であった。

そして本来は東側陣営の経済破綻を狙ったこの軍拡に――――アメリカの方が先に根を上げた。
何せ太平洋に空母が18隻もいるのは、大西洋にも戦力を配備しなければならないアメリカからすれば反則だった。
しかもソ連が日本に委託建造させた排水量10万トンの空母「キエフ」「ミンクス」が北海に君臨しており。
日本製の艦で編成されたソ連の艦隊は北海のリヴァイアソンと西側諸国から恐れられていた。

ゆえに西ドイツまで空母「アトランティカ」「パシフィカ」を持たせる。
など西側諸国にも空母を保有することで戦力差を埋め合わせていたが、悲観的な空気を漂っていた

何せ日本の潜水艦隊の住みかとなっているトラック諸島には革命の旗を掲げたソ連の原子力潜水艦まで屯っており。
潜水艦の数でも日ソ両国に差をつけられており、核戦争時には投擲できる核の数と合わさって西側必敗といわれた。

しかし、一方ではこの軍拡が後の軍縮会議。
ひいては東西冷戦の雪解けの季節を促したとも言われている。


冷戦大陸日本史簡易年表
1940年代:第二次世界大戦、しかし戦後米の無茶振りからソ連と手を組む。
1950年代:中華動乱、日米の代理戦争へ
1960年代:日本で民主化、労働争議運動勃発。
1970年代:ベトナム戦争、北ベトナムを支援する日ソ、南ベトナムを支援する米の代理戦争になる。
1980年代:列強の軍拡が最骨頂へ達する。

568 :第三帝国:2014/04/27(日) 21:46:37
以上です。
細かい点とか考えていません。
戦艦万歳をしたかっただけで、今も反省していないし反省していない(どや)

この世界観のSSもぜひ書いてみたいものですが、
「衝号抜きの太平洋戦争」が優先なので、当分ないでいしょう

では

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最終更新:2014年05月18日 21:20