374 :影響を受ける人:2014/04/15(火) 22:02:06

突発的ゲリラ投稿 日本大陸系SS 修正版
なんとなく作ってみた。特に続きは無い。
良く読んで知らないのに書いてみました。
歴史も詳しく知らないので、あまりツッコまないでください。


とある剣牙虎はみた・・・らしい 一匹目


吾輩は猫である。
え? 吾輩は虎である?
否。 今は子供なので猫である。間違いない。
今、吾輩は森の中を歩いている。 理由は簡単である。

育ての親が死んだ。

これだけである。
なにかと戦闘をしたのか傷だらけであった。
そしてそのまま息を引き取った。
このままでは飢えで死んでしまう。吾輩は兄弟を置いて移動を開始した。
非常と言うなかれ。自然界は厳しいのだ。
だが吾輩はまだ子供。餌の取り方などとんとわからん。
何処か広い所に出て、吾輩は力尽きて寝ころんだ。
もはやこれまで・・・ん?

「ほぅ・・・猫じゃ。猫がおるぞ、犬千代。」
「どうやらまだ子猫の様ですな・」
「ふむ・・・」

人か、これでも野生児である。
威嚇をしておく。

「おお。痩せ細っているのに威嚇をしてきおったぞ!!」
「胆はあるようですな。」
「気に入った!こ奴を連れて帰るぞ!!」

抵抗できぬ吾輩はそのまま連れ去られた。
後に知ったが、連れ去った下手人は信長と言うらしい。

―――――

「ははははは!どうだ、又掻【まがき】よ!人が多いなぁ!!」

吾輩は猫である。あれからずいぶん成長した。
最初は喰われるかと思ったが、そうではなかった。
寝床は気持ちよく、エサは取らなくても来るので快適だった。
代わりにいろいろ連れまわされたが・・・
今は谷の様な所に立っている。雨だから寝ていたかったのに・・・

「さぁもの共、行くぞ!」

「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」

一応ご主人と言って置いている信長が声を上げたら、周りの奴らも奇声を上げて崖を下っていく。
こいつらは頭がいかれているのか?
普通こんなところを下ろうとは思うまい。
しょうがないのでついていく。飯をくれるのがいなくなっては困るのだ。
取りあえず駆け下って、己と同じ境遇の猫と共に相手をなぎ倒す。
相手の命を刈り取る行為であるが、吾輩容赦せん。

刀痛いし。
槍痛いし。
矢も痛いし。

最近は鉄砲も出てきた。あれは音と匂いが嫌だ。
お、何やらキラキラ光るのが出てきた。
取りあえず仕留める。

「おお!殿の猫が敵将を打ち取ったぞ!!」

おや?

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最終更新:2015年02月21日 17:01