987: 第三帝国 :2017/04/30(日) 11:07:19


銀河連合日本×神崎島ネタSS――——幕間「報告書」


カンザキ・アイランドに所属する「Kanmusu」について以下に報告する。
この報告書は軍事的な要素についてのみ論じるので、物理学的な考察などは別紙を参照されたし。


【極めて高い戦略的機動力】

Kanmusuは人間から軍艦へ自由に形態を変えることが可能である。
そのためカンザキ・アイランドが保有している大型飛行艇で戦闘海域まで移動。
海域に到着した所で軍艦へと形態を変えて戦闘を行う戦術を確立している。

これは時速数百キロの速度で艦隊が移動しているのと等しく戦略的な機動力が極めて高い。
くわえてその行動可能な範囲は飛行艇「ソウクウ」ならば太平洋のあらゆる場所と広大である。
そしてこれに要する費用は航空機を動かすだけの分と極めて費用効果が高い。



【個人火力の超優越】

人間形態のKanmusuは水上を移動できることに加えて、人間形態で装備する火器は第二次世界大戦期の軍艦と同じ威力を保有している。

どのような仕組みでそうなっているかは不明である。
しかし、軍艦の砲塔に模した砲の口径は歩兵のライフルと左程変わらないにも拘わらず、威力は駆逐艦のKanmusuならば5インチ砲相当、戦艦のKanmusuで16インチ砲に相当する威力を有している。



【脅威的に安い維持コスト】

通常の軍艦であれば数千数百名の乗員を継続的に養い、教育する必要があり、それが今日の軍事費の増大を招いているが、Kanmusuが操作する軍艦は自ら「妖精」と名乗るごく少数の人員だけで済んでしまう。

またKanmusuからの証言によればその気になればKanmusu単独での操作も可能との事で、数百名、数千人分の労力をたった1人でカバーできることを意味し、先進国の軍隊で横たわる人員コストの増大、という問題から解放さている。







おわり

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最終更新:2017年05月04日 14:14