26: 194 :2018/02/11(日) 21:45:34
注意書きについて
銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編 ~絶対に笑ってはいけない鎮守府24時~ その二 をご覧ください(手抜き)
銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編Ⅱ ~絶対に笑ってはいけない神崎島女学校24時~ その18
※本編中に銀連キャラは出てきません。辛うじて、本編後に極稀に書かれるおまけのみに出る程度です
訓練開始から1時間20分。未だ鍵は見つからない・・・。
金剛「見つからないデスネー・・・」
長門「・・・取り敢えず、もう一度屋内の方を探してみるか」
大和「じゃあ、私達はもう少し屋外の方を探してからにします」
あきつ丸「それでは、二手に分かれるであります」
再び二手に分かれて探索する事にした一行。まずは、大和チーム。
観客席を一通り探索するも、鍵は見つからず。一旦グラウンドに降りる事に。
大和「・・・観客席の所にも見当たりませんでしたね」
金剛「その可能性が高そうデスネー」
那珂野「ヤハリ屋内ノ方ニ有ルンジャ・・・」
と、いきなり。
ポンッ
那珂野「ヘッ!?」
肩を叩かれて振り向く那珂野。そこには、『伝説の投手』と書かれた鬼が。
那珂野「エ!?ナ、何コレ!?」
金剛「と言うか、何時の間ニ・・・」
大和「・・・ど、どんな内容なんでしょう?」
プシュウウウウウウウウウ!!!
3人「「「!?」」」
日向「?」
27: 194 :2018/02/11(日) 21:46:13
音の発生源を見る3人(と日向)。すると、鬼の出撃場所からグローブを身に付けた鬼が出現。
金剛「・・・エ!?」
大和「・・・あの人って?」
那珂野「ナ、何デコンナ場所ニ?」
出て来た鬼は・・・・・。何と、日本球界の伝説の投手・『沢村栄治(全盛期)』の妖精さんだった。
那珂野「何デコノ人ガ?・・・・・ッテ、エ、エ、エ、!?」
アシスタントの鬼の手で四つん這いにされる那珂野。あと、何故か直ぐ側に主審の鬼の姿が。
大和「ま、まさか・・・!?」
困惑する3人をよそに、沢村栄治の妖精さんは腕を大きく振りかぶり・・・・・、那珂野のお尻に渾身のストレート(150km/hオーバー)を投げた。
ボコォォン!!
審判「ストライーク!!」
那珂野「痛゛ァァ?!?!?!!??」
金剛「那珂野!!」
衝撃と激痛に悶える那珂野。しかしアシスタントの鬼達に拘束されている為、体を動かす事もままならない。
ボコォォン!!
審判「ストライク、ツー!!」
那珂野「痛゛ァァ?!?!?チョ、チョット待ッテ!?!?!?」
大和「・・・す、凄い剛速球ですね」
金剛「流石は、Legend級ピッチャー・・・」
ボコォォン!!
審判「ストライーク!!バッター、アウト!!」
那珂野「~゛~~゛~~!?!!?」
大和「・・・え、えーと」
金剛「お、お疲れ様デース・・・」
28: 194 :2018/02/11(日) 21:46:46
お尻を押さえて悶絶する那珂野と呆然とする二人を残し、沢村栄治の妖精さんは帽子を振りながら、爽やかな笑顔と共に去っていった・・・。
大和「だ、大丈夫ですか」
那珂野「・・・・・全然大丈夫ジャ無イデス」
金剛「石ぶつけられるのと、変わらないデスカラネー・・・」
なお、この様子を見ていた日向はというと・・・。
日向「・・・凄いな。伝説の投手の投球を見れるとは」
一方、屋内を探す長門達。
有る部屋の中に入る長門。すると・・・。
長門「あっ!宝箱だ」
※宝箱発見
早速中身を確認する長門。残念ながら、鍵は入っていなかったが・・・?
長門「・・・・・何だこれ?」
中には、『鬼札巨大ゴムパッチン』と書かれた黒いお札と説明書が入っていた。
扶桑「何か見つかりました?」ズルズル
着物を引き摺りながら、部屋に入ってきた扶桑。
どうでもいいが、部屋用お掃除モップ状態になっている。
長門「・・・『鬼札巨大ゴムパッチン』ってお札が入ってた」
扶桑「鬼札?」
長門「説明書を読んでみるな。・・・何々、『このお札を貼られた者には、強烈なお仕置きがされる』って書いてるな」
扶桑「大和さんですね」
※即決で大和
長門「・・・・・マジか?」
扶桑「だって、さっき酷い目に遭ったじゃないですか(※絶対に笑ってはいけない女学校 その10参照)」
長門「・・・まぁ、それはそうだが」
扶桑「いや、私はいいんですよ。自業自得ですから。でも長門さんは、完全にとばっちりだったじゃないですか」
長門「・・・確かに、そうだけどな・・・」
扶桑「少なくとも、長門さんはその資格ありますよ」
長門「・・・そうか?」
扶桑「じゃあ、私が大和さんの注意を引きますから。その隙に、貼り付けて下さい」
長門「・・・わ、わかった」
29: 194 :2018/02/11(日) 21:47:40
かくして、作戦が開始される事に。
一方、そんな事が起きているとは全く知らない大和達が、長門達の様子を見に来た。
大和「一体長門さん達はどこに・・・?」
扶桑「あ、大和さーん。鍵は見つかりましたかー?」ズルズル&チリンチリン
大和「あ、扶桑さんに長門さん。こっちには無かったですね。そっちは?」
扶桑「こっちも無いですね。・・・それはそうと、この着物ってどう思います?」
大和「いや、『どう思います?』って言われても・・・」
袖を振りながら、会話で大和の注意を引く扶桑。
二人が何気ない会話をしている隙に、そっと後ろに回りこむ長門。
大和の背中に、そっとお札を貼り付けた。
※作戦成功
長門「・・・まぁ、結構高そうな素材してるとは思うけどな」
扶桑「そうでしょう?」
大和「あれ?金剛さんは?」
金剛「Hey皆ー。待たせたネー」
那珂野「何処行ッテタンデスカ?」
金剛「あきつ丸を探してたネー」
あきつ丸「こっちには無かったであります」
30: 194 :2018/02/11(日) 21:48:23
長門「・・・上手く行ったな」ボソボソ
扶桑「やりましたね・・・」ボソボソ
※成功を喜び合う2人
ポンッ
大和「へっ!?」
そこには、「巨大ゴムパッチン」と書かれた鬼が。
大和「え?え?どういう事ですか!?」
鬼札を貼られた事に気付いていない大和。いきなりの事に戸惑う。
すると、鬼に巨大ゴムを無理やり銜えさせられる。
大和「ム!?ムグ!?ムグー??!?!」
巨大ゴムを伸ばせるだけ伸ばす鬼。大和を拘束する鬼の合図と共に、ゴムを手放した。
バチィィィン!!
大和「ムグファ!?!?」
ひとたまりも無く倒れる大和。鬼達は素早く撤収して行った・・・。
それを見て、互いに頷きあう長門と扶桑。
31: 194 :2018/02/11(日) 21:48:53
長門「大丈夫か?大和」
大和「・・・・・ちょっと待って下さい。今、二人で頷きあってましたよね?」
長門「え?そんな事無いぞ」
扶桑「そうですよ」
那珂野「・・・アノー、チョット発言シテ良イデスカ?」
大和「・・・何です?」
那珂野「サッキ、扶桑サンガ袖ヲヒラヒラサセテイル辺リカラ、妙ナ空気ニナッタヲ覚エテマスカ?」
大和「・・・確かに、変でしたね」
那珂野「デ、見タラ大和サンノ背中ニ変ナノガ貼ッテアッテ」
大和「・・・え!?」
背中をまさぐる大和。ようやくお札に気付いたようだ。
那珂野「デ、ソレヲ見テ『エ!?何カ変ナ事ガ起キテルナァ』ッテ」
大和「・・・・・そう言えば長門さん。確か、私の後ろにスーって回ってきてましたね?」
長門「・・・・・」
大和「・・・まさか、これを貼りに来たんですか?」
長門「・・・いや?」
大和「・・・それと、扶桑さん。さっき袖を振ってましたね。何なんです?」
扶桑「・・・・・私は、長門さんに『さっきのお返しをやるぞ。お前が注意を引け』って言われて・・・」
※無言で長門の頭をしばく大和
長門「・・・・・・グルルルルルルルル!!!」
まさかの裏切りに、扶桑を睨みながら唸り声を上げる長門。
金剛「全く・・・ハメ合いはやめるネー!!」
あきつ丸「ちょっと、これは酷いでありますよ(呆れ)」
長門「・・・いやな、確かにこのお札を見つけたのも、大和に貼ったのも私だ。でもな!『大和に貼ろう』って速攻で決めたのは、扶桑なんだぞ!!」
扶桑「・・・・・大和さん、信じて下さい。嘘はつきませんから、私は。というか、主砲で脅されたんです」
長門「オイ!!捏造するな!!」
那珂野「アノ・・・モウ一ツイイデスカ?」
大和「・・・何ですか?」
那珂野「エット・・・。ゴムパッチンヤラレル直前ニ、アノ2人ガ・・・『・・・上手ク行ッタナ』『ヤリマシタネ・・・』ッテ」
※無言で長門と扶桑をビンタする大和
長門「・・・オイィィィ。何でもかんでも言うんじゃないぞ、那珂野!!」
※告げ口される長門達。
32: 194 :2018/02/11(日) 21:49:24
金剛「いい加減にするネー!!」
あきつ丸「そうでありますよ!!もう残り時間も、少なくなってきてるでありますし」
二人の言う通り、残り時間は後僅かとなって来た。
大淀「・・・訓練開始から1時間40分経過。鬼を2体追加します」
プシュウウウウウウウウウ!!!
――― 訓練開始から1時間40分経過
鬼 2体 新たに追加
(現在 計13体)
日向「も、もう無理!もうむr・・・・ぶひゃははは」コチョコチョ
遂に最後の鬼も出撃。果たして、訓練の結末は。
33: 194 :2018/02/11(日) 21:49:54
以上です。某所で『銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(新版)』を読んでて製作が遅れました(汗)
四人登場予定の実在の人物その2は、沢村栄治(全盛期)氏となりました。原作の元ネタは「ハマの番長」ですが、存命の人物は避ける事にした結果、
多分誰でも知っているだろう伝説の投手であるこの人の登場となった次第。
もう一つのネタは、アメリカンポリスに出てたネタ。面白かったので採用、という単純な動機だったり。
さて、次回は最後の鬼達と鍵の行方の描写となります。何が出てくるかは、見てのお楽しみという事で。
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最終更新:2018年02月13日 10:27