268: 194 :2018/04/03(火) 17:26:03
注意書きについて
銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編 ~絶対に笑ってはいけない鎮守府24時~ その二 をご覧ください(手抜き)



銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編Ⅱ ~絶対に笑ってはいけない神崎島女学校24時~ その26


※本編中に銀連キャラは出てきません。辛うじて、本編後に極稀に書かれるおまけのみに出る程度です


23:00


再び研修室へと戻った一行。気付けば、時間は深夜になろうとしていた。

だが、既に研修室では有る変化が起こっていた。

その変化に気付いたのは、ポーラだった。


ポーラ「あら~?・・・・・た、たいへ~ん!!」

長門「ん?」

金剛「どうしたデース?ポーラ?」

ポーラ「ヤマ・リザが無くなっています~!!」

日向「ヤマ・リザが?・・・・・ってあれ!?」

長門「何だこれ!?」

大和「顔が・・・」

扶桑「金剛さんそっくりに変わってますよ!?」

金剛「・・・エ?どういう事デース?」


見ると、ヤマ・リザが飾られていた場所に、金剛そっくりな顔をした絵が飾られていた。


ポーラ「あっ、手紙が置いてあります~。長門さん、読んで下さい~」

長門「あ、ああ。何々・・・・・『Hello!私の名は怪盗・X。世界を又に駆ける大泥棒デース!神崎島のお宝、ヤマ・リザはこのワタシが頂きマシター!仕事の証とシテ、
私のご先祖様ノ素顔を描イタ肖像画を置いて行きマース。それでは、See you againデース!!     by怪盗・X』」

ポーラ「まさか、我が学園の誇る名画が盗まれるなんて~」

大和「にしても、この肖像画にその手紙の口調を見るに・・・」

扶桑「金剛さん、・・・・・ですよねぇ」


思わず、金剛を見る一行。


金剛「Hey、皆!何故こっちを見るデース!」

長門「いや、だって・・・」

日向「どう考えても、金剛が犯人みたいに感じるんだが・・・」

金剛「イヤ、私じゃ無いデスヨー」

扶桑「それじゃあ一体・・・」


と、突然警報が鳴り響く。


大淀(アナウンス)「緊急事態発生!緊急事態発生!全校生徒並びに全職員の皆さんは、直ちに体育館に集合して下さい。繰り返します!全校生徒及び全職員の皆さんは、直ちに体育館に集合して下さい!」


ポーラ「体育館に集合との事です~。ご案内しますので、皆さん行きましょう~」

大和「一体何が起こるんでしょう・・・?」

日向「まるで想像が付かないな・・・」

269: 194 :2018/04/03(火) 17:26:42
体育館に到着する一行。既に館内は、生徒と職員で溢れていた。


長門「・・・全校生徒と全職員となると、流石に多いな」

大和「・・・小等部の生徒の皆は、パジャマ姿が多いですね」

扶桑「多分、寝ている所を起こされたからでしょうね・・・」

日向「大変だな、全く・・・」

金剛「・・・・・」


雑談を交わしながらも、最前列に到着。と、ここでポーラから指示が。


ポーラ「あっ、扶桑さんは真ん中に~、金剛さんは一番端に座って下さい~」

長門「あれっ!?どういう事だ?」

大和「普段と席順が違いますね・・・」

金剛「・・・益々意味がわからないデース」


※普段の席順→大淀(ポーラ)・長門・大和・金剛・日向・扶桑


全員が着席すると同時に、神崎 鳥海が壇上に姿を表した。


鳥海「皆さん。お休みの所、申し訳有りません。我が神崎島女学校が誇る名画、ヤマ・リザが何者かに盗まれるという事件が発生しました」


鳥海の言葉に、俄然ざわめく館内。


鳥海「静粛に!事態の重大さを鑑み、警察及び鎮守府に今回の事件解決の為に助力をお願いしました。既に、鎮守府から人員が来ています。どうぞ、お入り下さい」



テーマ曲:艦隊これくしょん『敵超弩級戦艦を叩け!』



霧島「マイクチェック!!」


扶桑「ヒッ・・・!!」カタカタ

金剛「・・・・・・・」※少し顔を俯かせる


霧島「神崎島及び神崎島鎮守府・警備担当の、霧島です。今回の事件解決の為に、鎮守府から派遣されて来ました。皆さん、ご協力をお願いします」

5人「「「「「・・・・・」」」」」

霧島「知っての通り、神崎島女学校に寄贈された名画、ヤマ・リザが盗まれるという事件が起こりました。極めて腹立たしい!!犯人は・・・、怪盗・X!世界を又に駆ける大泥棒との事です」

霧島「しかしながら、さしもの怪盗・Xも神崎島の海域の特殊性を少々甘く見ていた様です。夕方頃から周辺海域全体が大時化状態となっており、海中の海流も荒れ、
物理的に脱出不可能な状態となっています」

霧島「実際、緊急の走査線を引いた所・・・浜辺に不振な潜水ボートが発見され、その中に厳重に梱包されたヤマ・リザが見つかったとの事です」


長門「おお・・・」

大和「海外流出は避けられた、と言う訳ですか・・・」


霧島「しかしながら、肝心の犯人の姿は無く、依然として島内に潜伏しているとの事。島内全域で緊急調査及び点呼を行った所、不審な人物の姿は無し。調べていないのは、この学園のみとなります」

霧島「・・・つまり、この中に犯人が、居る筈です!!」

4人「「「「・・・」」」」

金剛「・・・・・」

霧島「・・・では、現場に残されていた遺留品から、犯人を見つけ出そうと思います。鳥海さん。アレを持ってきて下さい」

鳥海「はい」


すると鳥海が、布を被せた手押し車を押してきた。

霧島が布を取り払うと・・・・・。


5人「「「「「!?」」」」」


何と、部屋に残されていた金剛そっくりの肖像画がそこに有った。

270: 194 :2018/04/03(火) 17:27:18
霧島「・・・・・肖像画です。犯行声明によると、この絵は自らの先祖の素顔を描いた肖像画との事。つまり・・・、この中にそっくりな顔の持ち主が居るはずです。その者が、犯人です・・・」

4人「「「「・・・・・」」」」

金剛「・・・・・」※更に顔を俯かせる

霧島「名乗り出る人は居ませんか?・・・・・やはり、居ませんか。では、取調べを行います。早めに名乗り出た方が、身の為ですよ・・・」


かくして、犯人を見つけ出す為の調査が始まった。


霧島「まずは貴女です。立ち上がって、名前をフルネームで述べて下さい」

長門「・・・いや、名前は知ってるだろ」

霧島「あくまで形式上です。ご協力をお願いします」

長門「わ、わかった・・・。神崎 長門だ」

霧島「フム・・・」


長門の顔を隅々まで細かく見る霧島。そして・・・。


霧島「・・・・・違いますね。有難う御座います、座って下さい」

長門「あ、ああ・・・」

霧島「では、次は貴女です」

大和「・・・神崎 大和です」

霧島「・・・盗まれたヤマ・リザそっくりな顔をしてますね」

大和「そ、・・・・・そうですか?」


ヤマ・リザそっくりと言われて、一瞬ドキリとする大和。しかし・・・。


霧島「・・・やはり違いますね。疑ってすいませんでした。座って下さい」

大和「は、はい・・・」


疑いが晴れて、ホッとする大和。


霧島「さて・・・・・、次は貴女です」


最大の問題、扶桑である。


扶桑「か、神崎 扶桑です・・・」

霧島「フム・・・・・」


扶桑の顔を細かく見る霧島。長門や大和の時以上に、念入りに見ている。

しかし・・・。


霧島「・・・・・貴女も違いますね」

扶桑「・・・・・へ!?」


予想外の台詞に、驚く扶桑。


霧島「・・・・・良かったですね。扶桑さん」

扶桑「は、はい・・・・・」

金剛「・・・・・」


優しい笑顔を浮かべながら扶桑の肩を叩き、祝福する霧島。


※扶桑、初めて濡れ衣回避

271: 194 :2018/04/03(火) 17:27:55

霧島「さて、次は貴女です」

日向「・・・神崎 日向だ」

霧島「フム・・・・・。貴女も違いますね」

日向「そ、そうか・・・」

霧島「何かこう、手掛かりみたいなのはご存じ無いですか?」

日向「・・・手紙の文面からの推測だけど」

霧島「構いません。で、何か?」

日向「・・・何か英語交じりの日本語を話すんじゃないかな、と」

霧島「・・・ほう」

日向「・・・あ、発音自体は多分ネイティブな発音しているんじゃないかな、と思うんだが」

霧島「成程。有難う御座いました。座って下さい」

金剛「・・・・・」※「余計な事を言うなデース・・・」という顔をしている


霧島「・・・さて。最後は、貴女です」

金剛「・・・神崎 金剛です」

大和「・・・・・明らかに、意識して口調を変えてますね」ボソッ

3人「「「・・・・・」」」

霧島「ちょっとヅラを取って下さい。ちゃんと顔を上げて、正面見て下さい。・・・・・オイッ!!!ちゃんと正面見なさい!!!」

4人「「「「・・www」」」」


\デデーン/


全員、アウトー!


長門「・・・何だこの展開ww」スパーン

大和「何時もとは違う展開ですよ・・・ww」スパーン

日向「・・・え?いや、まさか!?ww」スパーン

扶桑「この流れ的には・・・ww」スパーン

金剛「本当お願いネ。本当お願いネ。本当お願いネ。本当お願いネ。本当お願いネ・・・」スパーン


霧島「・・・・・ちょっと、壇上に上がって貰えますか?」

金剛「・・・エ!?」

霧島「事件解決の為です。ご協力下さい」

金剛「・・・・・ハ、ハイ」

272: 194 :2018/04/03(火) 17:28:32
かくして、壇上に上がる羽目となる金剛。

しかしながら、その足取りは当然重い・・・。


金剛「・・・・・・・」

4人「「「「・・・・・」」」」

霧島「オイッ!!!早く上がりなさいっ!!!」

長門・大和・日向「・・・www」


\デデーン/


長門、大和、日向、アウトー!


長門「凄いな、この展開・・・・・www」スパーン

大和「もう展開が予想付かないですよ・・・www」スパーン

日向「今年は、去年とは違うぞ・・・www」スパーン

扶桑「・・・・・・・」※固唾を呑んで見守っている


霧島「何処からどう見ても、・・・・・貴女ですね。金剛お姉様」

金剛「・・・・・イヤ、似ているかどうかと言わレレバ、似ている、かも知れまセンガ・・・」

霧島「・・・・・・・・・残念です」

金剛「ヘッ!?」

霧島「・・・今年は貴女なんですよ。金剛お姉様」

長門「・・・うわぁ」

大和「ハッキリ言われましたよ・・・」


「嘘デショウ!?」という思いで、絶望の顔をする金剛。

更に霧島は続ける。

273: 194 :2018/04/03(火) 17:29:03
霧島「お姉様には・・・・・、色々と苦情が来ているんですよ。被害届が」

金剛「・・・何の、被害デスカー・・・・!?」

霧島「・・・『事ある毎に、神崎提督にベタベタくっつく』とか、『「提督を一番愛しているのは、私デース』」と言って、周りを不必要なまでに煽る』とか。それはもう、色々と」

金剛「・・・・・」


流石に思い当たる節が有るのか、反論出来ない金剛。


霧島「・・・この中に、苦情の有る人は居ますか?」

長門・大和・日向「「「・・・・・」」」

扶桑「アイス呂ーキックチャレンジを受けさせられました※笑ってはいけない鎮守府 夜間編その3を参照」

長門「!?」

大和・日向「「!!??」」

金剛「( ゚д゚)」

長門「・・・・・・・プッ」

大和・日向「「・・・・・ププッ」」


\デデーン/


長門、大和、日向、扶桑、アウトー!


長門「・・・・・扶桑、お前www」スパーン

大和「ここで仲間を売りますか・・・?www」スパーン

日向「というか、去年の事まだ根に持っていたのかwww」スパーン

扶桑「いや、でももう一緒ですってwこうなったら、逃れ様が無いですしwww」スパーン


扶桑のまさかの裏切りに、本気で頭を抱える金剛。

犯人に待ち受けるのは、当然制裁のビンタ。果たして、金剛の運命や如何に。

274: 194 :2018/04/03(火) 17:29:41
以上です。お待たせしました。皆さんお待ちかね(?)の霧島ビンタネタです。
前回のあとがきに書きましたが、三話に分けて描いていこうと思っています。予想以上に長くなりますので。
朝の時にやった伏線(と言う程大層な物ではないけど)を漸く回収。やっとこの展開に持って来れました。
果たして金剛はどうなってしまうのか。彼女の必死の粘りに、ご期待下さい。

276: 194 :2018/04/03(火) 18:00:21
すいません。誤字を発見。

273
長門、大和、金剛、日向、アウトー!

273
長門、大和、日向、扶桑、アウトー!

wiki掲載時に、修正お願いします。

277: 194 :2018/04/03(火) 18:09:12
あ、何故か抜けてた(汗)
wiki掲載は、自由です。

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最終更新:2018年04月06日 10:05