491 :ひゅうが:2012/01/15(日) 23:59:39

続けられるかわからないのでネタの設定というか空想じみたものを投稿しておきます。

――大日本宇宙帝国(笑)について

【領域】

大日本帝国は銀河中心核の高密度領域を除く領域、つまり地球側からみて内側から2番目に位置する「定規・白鳥座腕」およびその外側の「南十字・盾腕」をその領域としており、実効的な統治が及んでいる領域は長径2万1000光年、短径4000光年程度の領域におさまる。
これは、旧銀河連邦の統治領域のおよそ3分の2程度となる。

【位置関係】

帝都となる秋津洲星系は白鳥座腕に位置し、旧地球と銀河中心核を結ぶ直線の上の近くに存在。ちょうど白鳥座腕での領有領域の中央に位置し、5000光年ほど先には内郭ペルセウス腕へと通じるペルセウス回廊が存在する。ペルセウス腕をはるか6万光年以上を隔てた先にようやくゴールデンバウム朝銀河帝国の辺境領域(シリウス)が存在するが銀河中心部からのガンマ線バースト(宇宙嵐)対策に労力が必要なために踏破は現実的ではない。

自由惑星同盟の領有するサジタリウス腕とは南十字座腕側の腕の端において1本の回廊で繋がっており、サジタリウス回廊、あるいはエア回廊と称する。南十字座腕側においてはフェザーン回廊程度の幅を有するがサジタリウス腕側はイゼルローン回廊の2倍程度と狭い。実はもう一本サジタリウス腕に通じる回廊があるが自由惑星同盟による探査開発が進んでおらず使用は実用的ではない。

【国家制度】

地球時代より存続する皇室を元首とする立憲君主制。
立法機構については地球時代の名称を踏襲しているが、広大な領域を統治し銀河帝国からのいつかくる侵略に対処すべく領内を30ほどの州あるいは国に分けた連邦制を敷いている。各領は憲法や基本法類に従うほかは自治権が保障されているがその自由度は自由惑星同盟ほどではない。

【国民】

基本的に旧地球時代の日本列島とその周辺に居住していた人々に、13日戦争以後一体化を進めた同盟国や友邦類が同化し、宇宙進出後の積極的な自己の改変により形成された「同じ文化的特質と国民意識を共有する『ヒト(ホモサピエンス)』を基本にした生物種と電子的知性、あるいはそれらの統合体で構成されている。
このうち現実世界にて出生しそれを中心に思考を行うものを「第1種」とし、電子仮想空間にて出生あるいは個体としての中心を置いているものを「第2種」として「出生分類」としている。
甲種はあくまでも有機生命体を基本としており乙種は機械化その他により甲種より外れたものというように多様な「国民」を有する。

特筆すべきは電子知性体と通称される人工あるいは元ヒトの「国民」が数多く存在することである。しかし超光速通信や情報転送の限界から電子世界のみで生存するものは軍事用あるいは労働用のもの以外はあまり存在せず、移動用の「身体」を有するのが通例である。
早い話が、アンドロイドやバイオロイドと人工知性の両方の特徴を持つことになる。
もちろん肉体的ではない「死」も存在しており、その際には電脳化された国民と同様に自分の記憶やデータを引き継がせるかアーカイブ化(神社や図書館などに)することが多い。


【文化】

基本的に極東系と称される文化系統を基本とし、それに渡来文化を習合させたり外来文化をそのまま伝承するなど「ひとつの国の中に複数の文化圏のものが存続している」といわれる特異な文化的多様性を維持している。
中でも同国はシリウス戦役において多くの文化の保護に成功したことからさながら博物館じみたモザイク状の文化要素をみることができる。

【軍備】

銀河帝国成立時に大脱出を敢行したため、追撃を警戒し常に一定以上の軍備を維持していた。しかし、通行困難な回廊地帯に長期間にわたり要塞砲台や重防御陣地群が構築されたことから軍艦は回廊における迎撃戦闘を行う超大型・大火力型と航路警備用の大型長距離巡航型に二分化している。
近年は星系内における警備行動を行い、巡航型の艦に搭載される大型の艦載機と宙雷艇の中間に位置する高速艇が配備されつつある。
(軍の一部ではこの高速艇を用いた『航宙機動艇母艦』や高速艇改造の大型宙雷兵器を主力兵器として投入しようとする動きもある。)
また、要塞砲台から発展した「砲兵」にあたる大型機動砲群と、多数の要塞砲を装備し一定の移動能力を持つ「機動陣地」と称すべき存在もごく少数ではあるが存在している。

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最終更新:2012年01月26日 20:24