323: トーゴー :2019/01/26(土) 11:14:41 HOST:i60-35-73-188.s41.a007.ap.plala.or.jp
銀河連合日本×神崎島 支援ネタ  ifルート~偉大なる元帥閣下の武威が半島を席捲しました


ヤルバーン飛来以降では最初に起こった大事件と言われる日韓戦争は、あまりにもあっけなく終わった。

ある日、日本の排他的経済水域に侵入した韓国軍艦船が突然自衛隊機に攻撃、その後韓国が日本に宣戦布告して北九州への侵攻を開始したのだ。
実際には強硬派の現場指揮官たちが結託して暴走し、政府もそれに喝采を上げる国内世論に突き上げられる形でそれを追認したという説が有力視されているが、ともかく韓国軍は突然日本を攻撃。当時韓国にいた日本人にすら襲い掛かった。
事前準備も折衝もなしに行われた暴挙に中国すら驚愕して動けない中、真っ先に動いたのは神崎島とヤルバーンであった。両者は韓国を非難すると共に被害者である日本を支持することを表明。日本大使館職員を含む韓国国内の日本人の緊急脱出がヤルバーンの全面協力の下行われ、当時北九州に滞在していた艦娘らが出撃。載せられるだけの陸兵を載せて全力出撃した韓国海軍は、戦艦6、空母3を中核とする日神連合艦隊に叩き潰され陸地を見ることなく(軍事的な意味ではなく物理的に)全滅した。

神崎島の参戦に、韓国政府は「敗戦国の死にぞこない共が云々」と喚いたが、迎撃に出たのが海外艦中心だったこともあり世界のネットでは


イギリス:ウォースパイトやネルソンは敗戦国の船じゃねーよ!

ロシア:タシュケントをディスりがって、極東軍に引き潰させてシベリア送りにすっぞコラ

フランス:ウチが敗戦国とか馬鹿にしているのか!?

イタリア:俺の心の嫁のアクィラが傷ついたらどうしてくれるんだ!


と非難轟々であった。

一方、韓国政府はアメリカに対し「米国には悪しき日帝の亡霊を叩き潰す義務がある!」と韓国側に立っての参戦と在韓米軍基地に逃げ込んだ日本人の引き渡しを要求したが、アメリカはこれを拒否。すると、在韓米軍基地を包囲していた韓国軍が基地への攻撃を開始した。これも現場の暴走だったようだが、激怒したアメリカは韓国に宣戦布告。元々動き始めていた在日米軍も正式に自衛隊と歩調を合わせて行動を開始した。

そして韓国海軍が蒸発した頃、沈黙を守っていた北朝鮮が動き出す。北朝鮮軍の活動が活発化していることを、韓国側は「我々の『義挙』に同胞が加わってくれるのだ!」と極めて自分に都合の良いように判断していたのだが(韓国以外では「単に巻き込まれたくないから国境線を封鎖しているだけだろう」という意見が多かった)、38度線への攻撃が始まったことでそれが大きな間違いであったことが分かった。
韓国軍のほぼ全てが釜山など南部に集中していたこともあり、スカスカの国境警備部隊は敵を防ぐどころか北朝鮮に寝返ろうとする将兵との同士討ちで大混乱となりあっさりと崩壊。首都ソウルはほぼ無抵抗で陥落した。北朝鮮の攻撃が始まった時点で大統領らは逃げ出していたので政府機能は生きていたが、軍主力は南から動けず各地で北朝鮮の工作員が攪乱を始めている状況ではどうしようもなかった。

中国では韓国が勝手に日本に喧嘩を売ったばかりか、北朝鮮がこちらに断りもなく韓国へ攻め込んだことが大きな問題となり、一部の軍部過激派が行動を起こそうとする。しかし、ロシアが北朝鮮の行動を評価する声明を発表したことでその声も小さくなっていき、結局中国がこの戦争に参戦することはなかった。

南部に集結した韓国軍主力は日米神の猛爆撃で一方的に戦力をすり減らし、別方面にいたためまだ残っていた韓国海軍の残存戦力も壊滅(この時、竹島もひっそりと奪還されている)。北から雪崩れ込んだ北朝鮮軍も各地で取り残された日本人やアメリカ人を救出しつつ快進撃を続け、韓国の大統領護衛部隊が大統領以下を手土産に北朝鮮に投降したことによって、極東における21世紀では初めての戦争は終わった。


そして、この戦争において大きな役割を果たした北朝鮮では、今日も指導者たちの会議が開かれる…

324: トーゴー :2019/01/26(土) 11:15:31 HOST:i60-35-73-188.s41.a007.ap.plala.or.jp

「…では南の占領地から徐々に撤兵し、南については国際社会に委ねるという当初の計画通りで宜しいですね?」
「「「「異議なし」」」」

 出席者たちは揃って賛意を示し、指導者たる同志元帥も無言で頷く。

「軍には今こそ半島を統一する好機!と妄言を吐く馬鹿がいるが…そんなことをすれば折角纏めたアメリカや日本からの支援が止まってしまう。何よりあんな連中の面倒など見られるか!」
「如何にも!南の連中のことだ。自分たちが戦争を始めさせたことも忘れて『我々統一朝鮮の力によって窮地から救われた日本は、我々に配慮する義務がある!』などと喚きだすに決まっている!5000万人の阿呆共を再教育など悪夢でしかない!」

 国際評価が地平線どころか海溝奥深くまで潜っているような連中と同じように扱われるのが嫌でたまらないのか、出席者は口々に韓国を非難する。

「しかし、流石は同志元帥です。南の連中が起こす暴挙を正確に予測され、事前にグレヴィッチからの支持を取り付けなさるとは…」

 ついでに独裁者をヨイショしておくことを忘れない幹部の鑑。

「大したことではない。民主主義などと小奇麗な看板を掲げて、何が正しいかを知らず知ろうともしない連中が、奔流のようにがむしゃらに国事を推し進める国が何をするか。予想するのは難しくないことだ」

 先代や先々代のように重々しく、しかし少しだけ頬を緩めながら答える元帥閣下。

「しかし日本人の返還はともかく、本当に核兵器と弾道弾の研究を停止してしまってよろしいのですか?」
「あんな馬鹿でかい宇宙船を宇宙の彼方から運んでくる連中なら、ステルス衛星兵器くらい持っているだろう?日本の気象衛星が撃墜された以上、あの連中が何も備えを用意しないとは考えられん。弾道ミサイルを撃った途端、すぐにレーザーで撃ち落とされても不思議ではない。運搬手段が使えんとなれば、核兵器を持っていても意味がない。連中なら核兵器以上の大量破壊兵器を持っているだろうしな」

 実際には日ヤ神に目を付けられるのが怖いだけだが、表面上は威厳たっぷりに持論を述べる元帥閣下。

「なるほど…流石は同志元帥。御見それいたしました」
「我々は南の連中の暴挙を止めた。そして核と弾道弾から手を引けば、アメリカも我々を悪の帝国扱いし続けることはできまい。アラブの連中のお陰で、民主主義などより鉄の統制が秩序と平和を生む場合があることも連中も分かったはずだ。実際に南の連中がその最悪の例を示したわけであるしな」
「同志元帥のおっしゃる通りかと」
「『自由の敵』などと貶めた指導者たちが、どれだけ安定と発展に尽くしていたか連中も思い知ったことでしょう」

 幹部たちが口々に同意する。

「幸い、あの神崎島の連中も我々やロシアへの隔意はないようだ。今後はロシアと歩調を合わせ、アメリカと日本との距離を縮めていこう…」

 そう言って元帥閣下が視線を向けたテレビでは、某ペンネーム鉄の男が某ロシア大好き女性声優とカチューシャをデュエットしている様が放送されていた。

325: トーゴー :2019/01/26(土) 11:16:36 HOST:i60-35-73-188.s41.a007.ap.plala.or.jp
 あ、前半部分文頭一文字開けするの忘れてた…

 北の元帥閣下は独裁者らしいマイナス方向の想像力を発揮し、ヤルバーンと神崎島を全力で過大評価しています。そしてどう考えても対抗が不可能なので、表向きはともあれ実質は土下座外交を選択しました。内心では自分の物理的政治的生命を惜しんでいるだけですが…独裁者が全力で保身に走った国政をしている国以下の行動をしている連中は本当に何なんでしょうね…。

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最終更新:2019年01月26日 13:26