886: ひゅうが :2019/02/07(木) 00:08:30 HOST:i114-190-112-36.s41.a038.ap.plala.or.jp
ちょっとネタに走ってみた



ドイツ連邦共和国海軍 SK/C28(G) type2016 艦載砲

砲弾口径:280ミリ
砲口口径:200ミリ
砲身長:25.6m(砲弾換算90口径)

砲身重量:117トン
総重量:285トン(砲架込)

砲口修正速度(初速):1750m/s
砲弾重量:450㎏


【解説】――ドイツ海軍用に開発された280ミリ砲の対艦改良型
もともと280mmカノン砲用に維持されていた設備を転用した設備の限界にあわせて設計されたA・D・M級の主砲であったが、その優れた特性とは裏腹に艦そのものの設計ミスから実態はお寒いものであり、仮想敵国の日本をはじめ各国が戦艦建造に乗り出すと「どうみても大型モニター艦でしかない」という評価を受けるようになってしまった
そのため、空母護衛艦としての大量発注を行った中国人民解放軍および大韓民国軍からの威力増大の要望は極めて強く、ドイツ側での対応を要求されるに至る
かくてドイツ連邦軍は主砲威力のさらなる増大をめざし開発を開始した

しかしながら、製造設備の更新は時間がかかることから既存の設備を用いた威力増大策がとられることとなり、ドイツ側の技術者は――ドイツ面に落ちた

彼らが作ったのは、いわゆる口径漸減砲、「ゲルリッヒ砲」である
360ミリ以上の大口径砲のように砲弾重量増大による威力増大は、口径そのものが小さいために一定程度で断念し、初速の増大を図ったのである
本来ならばAPDSやAPFSDSなどにより初速を増大させるところを、砲身を設備限界まで延長しつつ砲弾そのものを砲口で成形することで疑似的なAPDS化し、かつ口径漸減砲とすることで強引な初速増大を図っている
この目的のために設計された特殊徹甲弾は重量確保のために同位体分離後のウラン238で構成されており、これを用いることによって神崎島の大和型戦艦の主装甲帯ですら余裕をもって貫くことが可能であると試算されていた

当然ながら砲身寿命は極めて短く、ドイツの冶金技術をもってしても安定的な砲撃を行える限界は180発であると判定されている
クレームに対しドイツ側は、「逆に考えるんだ。砲身を簡単に交換できるようにすればよい」と述べ、海上での砲身換装可能な輸送艦および設備を輸出することで回答としている

なお、砲弾がウラン238であることからドイツ本国でも大きな反対の声が起こったものの、原子炉使用前のウラン238を純粋に分離することによって放射能の問題はクリアされたとされ、かつ演習ではタングステンをふんだんに使用した演習弾を用いると回答されている

――だが、本砲への換装によってA・D・M級は単なる艦隊決戦用砲撃艦になり、売りとなったはずの遠距離での弾道特性は極度に悪化する「対艦近接砲撃艦」に成り下がるという悪口も生まれるようにさらに評価を二分させる結果ともなった
なお、本国仕様では本砲は採用されず、設備の新造を待って5万トン程度の新型戦艦を建造することが検討されているという

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最終更新:2019年02月10日 16:45