967: 昭和玩具の人 :2019/02/07(木) 23:10:35 HOST:p3125028-ipngn20501hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
神崎島×銀河連合日本ネタ 艦娘“ふじ”と“あそ”

 敵対的な隣国が(色々問題はあるものの)現代の戦艦と称されるA・D・M級を就役させるという情報を得たことにより建造されることになった
「ふじ」型打撃護衛艦。この実質的に戦後初となる戦艦相当の艦を建造するにあたって、海自は神崎島工廠の支援を受けることとなった。

 こうして建造が開始された一番艦は神崎島工廠所属の建造妖精さん達の助けを借りて、僅か半年という非常識な期間で進水式を迎え、さらに半年後、二番艦が間もなく進水式を迎えるころ、「ふじ」と名付けられた一番艦は公試を迎えることとなる。

 だが公試を開始してからしばらくして、偶々通路ですれ違った隊員を見た一人の女性自衛官の呟きが、世界を揺るがした事件の発端となった。

「あれ、あんな子この艦に乗っていたかしら?」

近年の人員不足により、艦艇勤務に就く女性自衛官が増えてきており、「ふじ」もその例に漏れず、全乗員のおよそ一割ほどが女性である。
だが今廊下ですれ違った女性を、幹部自衛官である彼女は隊員名簿で見たことがなかったのだ。

不審に思った彼女はそのことを艦長に報告し、艦内一斉捜索が開始———される直前に、その女性は申し訳なさそうな表情で彼らの前に現れた。

「すみません。てっきり皆さん私のことを認識しているものだと思っていたので………」

長い黒髪を後ろで束ね、青い作業服に「ふじ」のパーソナルマークが入った帽子を被った、可愛らしい少女。それこそ海上自衛隊初の艦娘“ふじ”を、初めて確認した時であった。

海上自衛隊初の艦娘誕生!?―――

この一報は当然のとこながら全世界を揺るがし、ネット上では祝!人妻じゃない艦娘誕生!やら俺の嫁宣言する奴などお祭り騒ぎとなり、サーバーがあっという間にダウン。マスコミも混乱しており、様々な報道が飛び交う事態となる。その騒ぎは半年後、二番艦「あそ」の公試が開始して同じように艦娘が誕生すると、さらに過熱することになる———

なお、艦これ運営は海上自衛隊と本人達の許可を取り、“ふじ”と“あそ”を(本人のボイス付きで)正式実装すると発表。その性能は現代艦艇らしく非常に高性能で提督達は歓喜するが、ケッコンカッコカリが出来なかったり、表記上は護衛艦だがデータ上は駆逐艦扱い、でも資源消費は戦艦並みだったり、なによりその入手方法がイベント海域クリア(しかも超低確率)だったため阿鼻叫喚となるのだが、それはまた別の話である。

968: 昭和玩具の人 :2019/02/07(木) 23:11:49 HOST:p3125028-ipngn20501hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
艦娘“ふじ”

「護衛艦ふじです! どうぞよろしくお願いします」

海上自衛隊が建造した打撃護衛艦「ふじ」の公試中に発見された海自初の艦娘。長い黒髪を後ろで束ねており、高校生くらいの容姿をしている。
普段は海自公式の青い作業服に「ふじ」のロゴが入った帽子を被っている。

美人というよりは可愛い容姿だが、その場の空気に馴染んでしまい、彼女であると認識しづらくなるという特質がある。原因は不明だが、護衛艦「ふじ」はステルス性を意識した設計をしたため、その性能が反映されているのではないかといわれている(これは二番艦“あそ”も同様)。
そのため公試開始直後に誕生し、他の乗員達は廊下ですれ違ったり、食堂で一緒にご飯を食べたり(しかも談笑までしていた)していたにもかかわらず、彼女が誕生してたことに気付いていなかった。

「好きなことは銭湯に行ってお風呂上がりのコーヒー牛乳を飲むことです! あ、バナナ牛乳も捨てがたいですね!」

いざというときは真剣そのものだが、普段は極めて温厚。誰とでも分け隔てなく接し、困っている人、助けを求めている人を放っておけない性格
なので悩み事にも親身になって対応してくれる。艦娘だが神崎提督の妻ではない=フリーなので告白しようとする隊員が後を絶たないが、いつも本人が知らないうちに「ふじ」所属の女性自衛官達によって阻止されている。女性自衛官達との仲は非常に良好で、自由時間になるとよく女性居住区画でガールズトークをしているとのこと。外出時は女性自衛官達と遊びに出かけることもあるが、基本的に一人で行動することが多く、港ごとにある行きつけの銭湯(健康ランドとかではない)で入浴するのが趣味。温泉は特別な時に行くらしい。甘党。

毎週金曜日は給養員の助けを借りて、全乗員用にカレーを作るのが習慣になっている。その時に作るのは甘口ビーフカレー。子供でも食べられるため、カレーフェスタでは大人気。

「状況を開始します! オールウエポンフリー!」

神崎島所属の艦娘同様、“ふじ”も普段は人間と全く変わらない(体内構成も含めて)が、艤装を展開することが可能。この時に展開する武装は護衛艦「ふじ」と同じで、威力等も変わりなく使用できる。だが彼女の本体(?)ともいえる「ふじ」が現役の艦艇だからか、艦そのものを召喚することは出来ない。ただ「ふじ」のシステムにアクセスすることは可能なため、艦を遠隔操作することが出来る。艤装内には公試を開始した時点の乗員数と同じ数の小さな妖精さんが入っており、乗員をデフォルメしたような容姿をしている。彼らは良く「ふじ」の乗員達と戯れ、甘いものを要求しているとか。

「状況終了! 私達の勝利です! 司令の采配、お見事でした!」

神崎島所属の艦娘達の関係は良好で、様々な任務に対応できることから、空母以外の艦娘達と話が合う。彼女はかつての戦争を戦ってきた艦娘達を尊敬しており、どの娘に対しても敬語を使っている。

969: 昭和玩具の人 :2019/02/07(木) 23:12:57 HOST:p3125028-ipngn20501hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
艦娘「あそ」

「護衛艦あそだよ。これからよろしくねー」

“ふじ”誕生から半年後、公試を開始した「あそ」艦内で誕生した艦娘。体形は“ふじ”と変わらないが、髪は焦げ茶色かつ勝気な印象があるため、判別は容易。普段は青い作業服に「あそ」のロゴが入った帽子を被っている。ポケットにはスキットルを必ず忍ばせており、手持ち無沙汰になると飲んでいる。

“ふじ”と同じくその場の空気に馴染んでしまう特質がある。だが“ふじ”誕生時の騒動から「あそ」でも誕生する可能性があると警戒していた乗員達により一日で発見されたが、それでも夜遅くで、何人か廊下ですれ違ったらしい。そのすれ違った乗員を事あるごとに弄っている。

「好きなものは芋焼酎かなー。あとは串焼きでもあれば完璧だね。ふじ姉もそう思わない?」

さばさばした性格で基本的に面倒くさがり屋だが、なんだかんだ面倒見がよく、乗員達からは(妹なのに)「あそ姉」、「姉御」、「お姉さま」など慕われている。親衛隊が出来ているらしく、告白しようと近づく者は「あそ」の乗員達によって排除されるとか。外出時は暇な乗員達とともに近所の居酒屋で飲みに出かけるが、たまに一人静かに飲むことも。“ふじ”と一緒に寄港した際は大抵二人で飲みに行っている。
酒にはめっぽう強く、酔っぱらうどころか顔を赤くした姿すら見たものは誰もいない。

毎週金曜日に作るカレーは辛口ポークカレー(隠し味に酒が入っているとか)。子供には辛すぎる大人の味。

「状況開始。さっさと終わらせようか」

艤装は艦番号を除き、“ふじ”と全く変わらない。「あそ」のシステムにアクセスし、遠隔操作が出来るが、「ふじ」には出来ない(“ふじ”は逆に「あそ」にアクセス出来ない)。戦闘配置時は基本的に艦橋上部にいることが多く、自身と「あそ」をリンクさせ、情報を共有することで戦闘をサポートしている。妖精さんも乗員数と同じぐらいいるが、全員“あそ”に似ており、飲んべぇ。そのため「あそ」には酒が大量に補給されているという噂がある。余談だが、“ふじ”、“あそ”の誕生により、海自は実質的にふじ型護衛艦を四隻取得したことになったため、三、四番艦の建造を諦めたのこと。

「状況終了。 お疲れ司令官。帰ったら一杯やらない?」

神崎島の艦娘達の仲は基本的に良好。特に飲兵衛組とは朝まで飲み明かすなど、関係者に軽い頭痛を与えている。紅茶にはブランデーを入れようとするため、金剛には良く怒られているが、さらりと受け流している。

970: 昭和玩具の人 :2019/02/07(木) 23:14:14 HOST:p3125028-ipngn20501hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
以上、ふじ型二隻に宿った艦娘ネタでした。再掲載はご自由にどうぞ。

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最終更新:2019年02月10日 16:53